JP2015097456A - 可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この立軸用スライド装置は,可動コイル型リニアモータを内蔵し,ベッドをマグネットヨークに構成して高さと幅を小さく形成し,アクチュエータを構成する可動テーブルにエア吸引用の先端ノズルと後端ノズルを連結し,高精度で高タクトに作動する。
【解決手段】ベッド2は,長尺の矩形板状の基板部3,それに平行に対向して隔置されて基板部3より短く幅小の矩形板状の対向板部4,及び基板部3と対向板部4とを固定する側板部5から形成されている。長手方向に延びる通し孔21,22,23を有する可動テーブル1は,長手方向に延びるテーブル本体11,その下側に固定された先端ノズル12及び上側に固定された後端ノズル13から構成され,直動案内ユニット14とストロークロータリブッシング17によってベッド2に往復移動自在に案内される。
【選択図】図2

Description

この発明は,半導体製造装置,組立装置,測定・検査装置,試験装置,工作機械等の各種装置に使用される可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置に関する。
近年,リニアモータを内蔵したスライド装置は,半導体製造装置,組立装置,測定装置等の各種装置に益々多用途にわたって使用されている。スライド装置は,装置そのものを小形にしてコンパクトでシンプルに構成され,高推力があり,高精度で,耐久性・安全性を有し,使い勝手がよく,しかも消費電力が小さく,安価であることが求められている。また,立軸用スライド装置としては,縦軸駆動のため,可動テーブル部分を軽量化することが求められている。更に,リニアモータを内装したスライド装置では,小形でありながら,従来のスライド装置よりもテーブルのストローク長さが長く,種々の使用用途にも対応可能で応用範囲が広い使い勝手のよいものが要望されている。
本出願人は,先に各種のリニアモータを内装したスライド装置を開発して特許出願した。該スライド装置は,可動コイル型リニアモータを内蔵し,ベッドを断面角形フック状に形成し,断面高さが小さく形成され幅も小さく形成されて断面寸法が最もコンパクトに形成され,使用用途に合わせてベッドの長さを種々に設定して種々のストローク長さが得られ,使い勝手が良いものであった。ベッドは,長尺の矩形板状の基板部,基板部に所定間隔で平行に対向配置され且つ基板部より幅小の矩形板状の上板部,及び基板部と上板部との一方の側部を一体構造に構成する側壁部から構成されている。更に,上記スライド装置は,上板部と基板部との対向する内側面がマグネットヨークの対向面に形成されており,該対向面から延出している領域の基板部の側部に長手方向に沿って直動案内ユニットの軌道レールが配設され,基板部上を移動するテーブルに直動案内ユニットのスライダが固定されている(例えば,特許文献1参照)。
特開2009−219300号公報
ところで,上記の可動コイル型リニアモータを内蔵したスライド装置は,コア形のコイルステーを電機子コイルに使用し,コの字形のベッドと一体構造のマグネットヨークを使用しているので,テーブルを水平置きでは運転速度が遅い半導体の検査装置等に適したものである。しかしながら,上記スライド装置は,立軸タイプのものに使用すると,可動テーブルが大型であり,その自重が重く,縦軸使用ではリニアモータでの推力が不足し,可動テーブルを高精度,高タクトで駆動するのには問題があった。
この発明の目的は,駆動部のリニアモータを可動コイル型に構成したものであり,例えば,8軸を1セットとして基台に2セット配設する実装機のノズルヘッド部を構成するのに適しており,立型用即ち立軸用に配設される可動テーブルの高さを8mm以下に構成し,可動テーブルの案内を一対の直動案内ユニットでガイドするように構成し,また,ベッドをマグネットヨークの機能を持たせてコンパクトにシンプルに構成し,該ベッドに界磁マグネットを設け,それに応じて可動テーブルに電機子組立体をコンパクトにシンプルに構成し,更に,可動テーブルをテーブル本体,その下側に先端ノズル及び上側に後端ノズルから構成し,ベッドを基板部,それに対向する対向板部及び両者を固定する側板部から構成し,対向板部に対向する領域以外の基板部をカバーで覆い,可動テーブルを高推力で高精度に駆動可能にし,使い勝手がよく,耐久性・安全性に富み,しかも消費電力が小さくて安価でなるように構成したことを特徴とする可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置を提供することである。
この発明は,互いに対向する板状のマグネットヨークを構成する長尺でなる板状のベッド,前記ベッドの長手方向に直動案内ユニットを介して往復移動自在な可動テーブル,前記マグネットヨークの対向面における長手方向に交互に極性が異なり且つ対向する前記極性が反対極性にそれぞれ配設された複数のマグネットから構成された界磁マグネット,前記界磁マグネット間の空隙に位置し且つ前記可動テーブルに固定されたコイル基板に配設された複数の電機子コイルを備えた電機子組立体を有し,前記電機子組立体を流れる電流と前記界磁マグネットに生じる磁束との電磁相互作用で前記ベッドに対して前記可動テーブルを往復移動させる可動コイル型リニアモータを内蔵したスライド装置において,
前記可動テーブルは,長手方向に延びる第1通し孔が形成されたテーブル本体,前記テーブル本体の下側に連結されて前記第1通し孔に連通する第2通し孔を備えた筒状先端ノズル,及び前記テーブル本体の上側に連結されて前記第1通し孔に連通する第3通し孔を備えた筒状後端ノズルを有し,一方の前記直動案内ユニットは前記ベッドに固定された軌道レールと前記可動テーブルに固定されて前記軌道レール上を往復移動するスライダから構成されており,他方の前記直動案内ユニットは,前記可動テーブルに固定された前記後端ノズルを構成する軌道軸と前記軌道軸を移動自在に案内する前記ベッドに固定された外筒から構成されていることを特徴とする可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置に関する。
また,この立軸用スライド装置には,前記ベッドの下端部に固定されて前記先端ノズルが嵌挿するスプリングストッパと前記テーブル本体との間に配設されて前記可動テーブルを上限位置へと付勢するスプリングが設けられている。更に,前記後端ノズルは,前記軌道軸が前記外筒に嵌挿して案内支持され,前記先端ノズルは,前記ベッドに固定された前記スプリングストッパに設けたワッシャに嵌挿して案内支持される。
この立軸用スライド装置において,前記他方の直動案内ユニットは,往復有限動作を行なうストロークロータリブッシングに構成されており,前記ストロークロータリブッシングが前記後端ノズルの前記軌道軸,前記軌道軸を移動自在に案内する前記外筒,前記外筒の両端内周面に固定された止め輪,及び前記止め輪間を転動する転動体と該転動体を保持する保持器によって構成されており,前記外筒の前記内周面と前記軌道軸の外周面とは,前記転動体の軌道面にそれぞれ構成している。
また,この立軸用スライド装置は,前記テーブル本体の前記第1通し孔,前記先端ノズルの前記第2通し孔,及び前記後端ノズルの前記第3通し孔が同一径の空孔に形成されており,これらの通し孔は,機器吸着用のエア通孔に構成されているものである。
また,前記ベッドは,互いに対向する前記マグネットヨークの一方を構成する長尺の矩形板状の基板部,前記マグネットヨークの他方を構成して前記基板部に所定の間隔を有して平行に対向配置され且つ前記基板部よりも短尺で幅小の矩形板状の対向板部,及び前記基板部の取付け基準面となって前記基板部と前記対向板部との一方の側部に固定された側板部から構成されている。
また,前記対向板部に対向する部分以外の前記基板部の部分は,前記基板部に対して所定間隔で固設されて前記対向板部と面一に配設されるカバーで覆われており,前記基板部に対向する前記対向板部の平面が前記リニアモータの取付け基準面に形成されて前記基板部の前記取付け基準面から前記カバーの外側平面までが当該装置の幅寸法に構成されている。
更に,前記外筒に対向する前記ベッドの前記基板部の部分と前記カバーの部分には,逃げ孔が形成されると共に,それぞれの前記逃げ孔に嵌入した前記外筒の部分は,前記基板部と前記カバーとの厚さ寸法内に収まる平面に形成されている。
また,この立軸用スライド装置は,前記可動テーブルを構成する前記テーブル本体の長手方向一端面には前記先端ノズルがねじ止めされており,前記テーブル本体の長手方向他端面には前記後端ノズルがねじ止めされており,前記テーブル本体と前記先端ノズルと前記後端ノズルとが前記可動テーブルとして一体化されている。
また,この立軸用スライド装置では,前記可動テーブルを構成する前記先端ノズルと前記後端ノズルは,前記ベッドの前記長手方向の端面から突出入して往復移動するように構成されているものである。
また,前記可動テーブルは,前記ベッドに固定されたストッパによって往復移動の上限と下限が規制されているものである。
また,この立軸用スライド装置では,前記可動テーブルの長手方向に配設された6個の前記電機子コイルに対して対向した前記ベッドの長手方向に配設された前記マグネットが24個配設されており,或いは,前記可動テーブルの長手方向に配設された9個の前記電機子コイルに対して対向した前記ベッドの長手方向に配設された前記マグネットが32個配設されるように構成することもできる。
この立軸用スライド装置では,上記のスライド装置は厚さ方向に複数個(例えば,8個)積層して配設されており,それぞれの前記可動テーブルがアクチュエータをそれぞれ構成しているものである。
この可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置は,上記のように,可動テーブルをテーブル本体,その上下端面に設けた軸状先端ノズルと軸状後端ノズルから構成して,該可動テーブルをマグネットヨークを構成するベッドに一対の直動案内ユニットによって摺動自在に案内支持したので,極めて高精度で高タクトに可動テーブルをリニアモータによってベッド上で往復作動でき,可動テーブルを軽量でスリムなアクチュエータに構成することができる。また,ベッドは,互いに対向するマグネットヨークの一方を構成する基板部,他方のマグネットヨークを構成する対向板部,及び前記基板部と前記対向板部との一方の側部に一体構造に構成される側板部から構成したので,ベッドの断面高さや幅も小さく形成でき,断面寸法が薄くコンパクトに形成でき,使用用途に合わせてベッドの長さを種々に設定することによって,スライド装置そのものを薄型に構成することができる。更に,当該スライド装置は,複数個,例えば,8個を積層してもコンパクトに構成できて所定のスペース内に組み込むことができ,テーブルのストローク長さを種々に構成することができ,使い勝手が良いものになっている。また,可動テーブルをベッドに対して一対の直動案内ユニットで往復移動可能に形成したので,可動テーブルをベッドに対して安定して高精度に往復移動させることでできる。
この発明による可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置の一実施例を示す斜視図である。 図1のスライド装置の正面図である。 図2のスライド装置の側面図である。 図2のスライド装置のA−A断面を示す断面図である。 図2のスライド装置のB−B断面を示す断面図である。 図2のスライド装置における可動テーブルを示す裏面図である。 図6の可動テーブルにおける電機子組立体を示す平面図である。 図2のスライド装置から可動テーブルの一部を破断してスライド装置を示す正面図である。 図1のスライド装置におけるベッドを示し,(A)は正面図,及び(B)は(A)のC−C断面を示す断面図である。 図1のスライド装置におけるテーブルを示し,(A)は正面図,(B)は(A)のD−D断面を示す断面図,及び(C)は(A)の右側端面図である。 図1のスライド装置における後端ノズルを支持するストロークロータリブッシングを示し,(A)は後端ノズルを往復移動支持するストロークロータリブッシングを断面で示す後端ノズルの平面図,(B)は(A)の側面図,及び(C)は(A)のE−E断面を示す断面図である。 図1のスライド装置における先端ノズルを示し,(A)は正面図,及び(B)は(A)のF−F断面を示す断面図である。 図1のスライド装置におけるストロークロータリブッシングを支持するブラケットを示し,(A)は正面図,(B)は側面図,及び(C)は端面図である。 図1のスライド装置におけるベッドに取り付けられるカバーを示し,(A)は正面図,(B)は側面図,及び(C)は端面図である。 図1のスライド装置を複数個(8軸)積層して組み付け設置したアクチュエータの一例を示す斜視図である。
以下,図面を参照して,この発明による可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置の一実施例を説明する。この立軸用スライド装置は,半導体製造装置,組立装置,測定・検査装置,試験装置,工作機械等の各種装置にアクチュエータとして組み込んで使用され,アクチュエータの可動テーブルを種々のストローク長さに構成でき,使い勝手がよいものになっている。
この可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置20は,図1〜図5に示すように,概して,互いに対向する板状のマグネットヨークを構成する長尺でなる板状のベース板でなるベッド2,ベッド2の長手方向に一対の直動案内ユニット(14,17)を介して往復移動自在な可動テーブル1,マグネットヨークの対向面における長手方向に交互に極性が異なり且つ対向する極性が反対極性にそれぞれ配設された複数個のマグネット7から構成された一対の界磁マグネット6,界磁マグネット6間の空隙53(図5)に位置し且つ可動テーブル1に固定されたコイルスティを兼ねるコイル基板10に配設された複数個の電機子コイル9を備えた電機子組立体8を有する。可動コイル型リニアモータ54(図5)は,対向配設された界磁マグネット6,及び界磁マグネット6 間で可動な電機子組立体8から構成されており,電機子組立体8を流れる電流と界磁マグネット6に生じる磁束との電磁相互作用によってベッド2に対して可動テーブル1を往復移動させることができる。この立軸用スライド装置20の外形寸法は,例えば,長さが133mm,幅が43.5mm,及び厚さが7.9mmに形成されている。また,この立軸用スライド装置20におけるベッド2の外形寸法は,例えば,幅が42.5mm,長さが157mm,及び厚みが7.9mmに形成されている。ベッド2の板厚は,上下面(後述の基板部3,対向板部4)で1.2mmであり,背面(後述の側板部)で2mmに形成されている。可動コイル型のリニアモータ54は,駆動方法としては,例えば,三相駆動方式を採用している。
立軸用スライド装置20の実施例では,例えば,図7に示すように,可動テーブル1の長手方向に配設された9個の電機子コイル9に対して,図8に示すように,電機子コイル9に対向したマグネット7がベッド2に32個(片側16個)配設されたコイル9個仕様に形成されており,例えば,最大出力7.5Nで定格推力1.5Nに形成されている。場合によっては,図示していないが,可動テーブル1に長手方向に配設された6個の電機子コイル9に対して,対向したマグネット7がベッド2に24個配設した構成コイル6個仕様に形成でき,例えば,最大出力5Nで,定格推力1Nに形成することができる。使用されているマグネット7のサイズは,例えば,長さが14mm,幅が6mm,厚みが1mmに形成されている。マグネット7は,取付け治具等によりフック形状のベッド2のマグネットヨーク間即ち隙間53に入れ込んでマグネットヨークのベッド2に接着固定されている。界磁マグネット6は,磁極が矩形板状に形成され,対向配設されたマグネットヨーク(基板部3,対向板部4)の内側の対向面に,ベッド2の長手方向の略全長に渡って矩形板状の長辺が長手方向に直交する方向で極性が交互に異なる磁極が隣接してそれぞれ並設され且つ互いに対向する磁極の極性が反対極性とされた多数のマグネット7の磁極が配設されて構成されている。電機子組立体8は,可動テーブル1に支持されて界磁マグネット6間に形成される空隙53内に複数個の扁平のコアレスの電機子コイル8が長手方向と直交する方向に且つコア部が界磁マグネット6の磁極に対向する方向にして長手方向に沿って隣接して並設されて構成されている。電機子コイル8は,U,V,W相の三相通電方式であり,各相の電流が供給される複数個の捲線コイルが一組として構成され,界磁マグネット6のマグネット7の磁極に対応している。
この発明による立軸用スライド装置20は,特に,可動テーブル1が長手方向に延びる第1通し孔21が形成されたテーブル本体11,テーブル本体11の下側に連結されて第1通し孔21に連通する第2通し孔22を備えて先端に吸込み口43を形成した中空軸状の先端ノズル12,及びテーブル本体11の上側に連結されて第1通し孔21に連通する第3通し孔23を備えて上端部に吸込み口44を形成した中空軸状の後端ノズル13から構成されると共に,一対の直動案内ユニット(14,17)によって可動テーブル1がベッド2に対して往復移動可能に支持されていることに特徴を有している。一方の直動案内ユニット14は,ベッド2に固定された軌道レール15と可動テーブル1に固定されて軌道レール15上を往復移動するスライダ16から構成されている。一対のスライダ16は,テーブル本体11に形成された取付け孔72に挿通されたねじ(図示せず)によってテーブル本体11に直列に固定されている。また,他方の直動案内ユニットは具体的にはストロークロータリブッシング17であって,ストロークロータリブッシング17は,可動テーブル1に固定された後端ノズル13を構成する軌道軸13Lと,軌道軸13Lを往復移動自在に案内する外筒18とから構成されている。外筒18は,ベッド2に固定されたブラケット19に設けた取付け孔49(図13)に通したねじ66(図5)でブラケット19に固定されている。
また,ベッド2は,対向する一対のマグネットヨークを構成するように磁性材から形成されている。ベッド2は,特に,図4及び図5に示すように,一方のマグネットヨークを構成する矩形板状の基板部3,基板部3に対向して他方のマグネットヨークを構成し且つ基板部3よりも短尺で幅小の矩形板状の上板部である対向板部4,及び基板部3の取付け基準面37となって基板部3と対向板部4との一方の側部と一体構造に構成される側板部5から長手方向に直交する断面で見て角形フック形状に形成されている。更に,基板部3には,その上端にL形に曲がった基板上部3Pが後端ノズル13,モータコード26及びモータコード26を通す領域の切欠き部73を除いて,上面側を覆うために形成されている。ベッド2における基板部3と側板部5は,研削加工されて研削面が取付け基準面37に形成されている。対向板部4は,基板部3の長手方向側部に予め決められた所定の間隔の隙間即ち空隙53を有して平行に対向配置されており,基板部3よりも長手方向に短く且つ幅方向に小さく形成されている。可動テーブル1は,対向板部4の長手方向側方に沿って基板部3上を対向して往復移動するように配設構成されている。可動テーブル1のテーブル本体11には,取付けねじ孔71が形成されており,コイル基板10の取付け孔74に通したねじ67によってコイル基板10がテーブル本体11に固定されている。基板部3と対向板部4との空隙53には,可動テーブル1に固定されたコイル基板10が位置して往復移動自在に配設されている。また,可動テーブル1が対向する基板部3の長手方向端部には直動案内ユニット14の軌道レール15が固定されている。コイル基板10には,コアレス構造の電機子コイル9が配設されている。電機子コイル9のコイルピッチは,例えば,8mmに構成され,また,コイル基板10の厚みは,例えば,2.0mmの薄型に形成されている。
また,可動テーブル1は,図2に示すように,ベッド2に対して直動案内ユニット14と直動案内ユニット(17)であるストロークロータリブッシング17とによって2点で支えられてベッド1上を往復移動できるように構成されている。即ち,直動案内ユニットを構成するストロークロータリブッシング17は,例えば,図11に示すように,概して,転動体にボール60を使用しており,外筒18よりも短い真鍮製の保持器65によって構成されており,後端ノズル13の軌道軸13L,軌道軸13Lを往復移動自在に案内する外筒18,外筒18の両端内周面に固定されて保持器65のストッパに構成する止め輪64,及び止め輪64間を転動する転動体のボール60と該ボール60を保持する保持器65によって有限直動案内するように構成されている。外筒18は,ベッド2に固定されたブラケット19に固定支持されている。また,この立軸用スライド装置20には,ベッド2の下端部に固定されて先端ノズル12が挿通するスプリングストッパ30とテーブル本体11との間に配設されて可動テーブル1を上限位置へと付勢するスプリング24が設けられている。言い換えれば,スプリング24は,先端ノズル12の外側に嵌合して,可動テーブル1を支えるばねとして機能している。また,この立軸用スライド装置20では,可動テーブル1を構成する先端ノズル12と後端ノズル13は,ベッド2の長手方向の端面57から突出入して往復移動させるように構成されている。また,可動テーブル1は,ベッド2に固定されたストッパ31,即ち,ゴム等から成るメカストッパによって往復移動の下限が規制されている。従って,可動テーブル1を上限に付勢するスプリング24は,そのばね力を上記ストッパに当てることによって,可動テーブル1の縦軸往復動作時の自重をキャンセルするように構成されている。
また,可動テーブル1は,2連のスライダ16と軌道レール15から成る直動案内ユニット14と,ストロークロータリブッシング17から成る直動案内ユニットによって,ベッド2上を上下方向に往復移動するように構成されている。直動案内ユニット14は,図2では2連のスライダ16が直列に並んで摺動移動する軌道レール15と軌道レール15上を往復移動する2連のスライダ16から成る。軌道レール1はベッド2に固定され,スライダ16は可動テーブル1に固定されている。また,図11に示すように,立型で上方に位置する後端ノズル13は,直動案内ユニットであるストロークロータリブッシング17を構成する外筒18に嵌挿して案内支持され,また,立型で下方に位置する先端ノズル12は,ベッド2に固定されたスプリングストッパ30に設けたワッシャ34に嵌挿して案内支持されるものである。言い換えれば,後端ノズル13は,丸軸であってその外径が外筒18であるストロークロータリブッシング17の軌道面として機能し,後端ノズル13が外筒18のストロークロータリブッシング17を往復移動できることになる。ストロークロータリブッシング17は,後端ノズル13の軌道軸13Lと外筒18から構成されている。後端ノズル13で構成される軌道軸13Lは,例えば,軸の外径がφ4,長さが60.8mmに形成されている。後端ノズル13は,可動テーブル2に雄ねじ42をテーブル本体11の端面56の取付けねじ孔40にガスケット35を介在して螺入することによって固定される。また,後端ノズル13の先端の取付けねじ孔68には,例えば,客先でエア配管部品等の機器を固定する。後端ノズル13の外形には,例えば,3mmの2面幅部の平らな平面59が形成されており,テーブル本体11に後端ノズル13を固定するための工具等の挟み部として機能する。また,直動案内ユニットを構成するストロークロータリブッシング17の外筒18は,例えば,外径がφ8.6であり,平らな平面58の二面幅が7.9mmに形成されており,可動テーブル1の厚み7.9mmと一致させて形成されている。また,外筒18には,その両端にねじ孔48を2箇所設け,ブラケット19の取付け孔49に通したねじ(図示せず)を螺入して,外筒18をブラケット19に固定する。
立軸用スライド装置20において,可動テーブル1を構成するテーブル本体11の第1通し孔21,先端ノズル12の第2通し孔22,及び後端ノズル13の第3通し孔23は,同一径の中空孔に形成されている。これらの第1通し孔21,第2通し孔22,及び第3通し孔23は,例えば,実装機の機器吸着用のエア通孔を構成できるものである。先端ノズル12と後端ノズル13は,例えば,ノズル外径がφ4であり,中空径がφ2に形成されている。また,対向板部4以外の基板部3に対向する部分は,基板部3に対して所定間隔で固設されたカバー25で覆われており,基板部3に対向する対向板部4の平面がリニアモータ54の基準面に形成され,基板部3の基準面からカバー25の外側平面までが当該スライド装置20の幅寸法に構成されている。カバー25は,ベッド2の基板部3に対向した対向板部4以外の基板部3の部分を覆うカバー本体部25Bと,カバー本体部25Bとベッド2の基板部3との間の空隙53を覆うカバー側面部25Sから断面L形に形成されている。カバー25は,リニアモータ54の界磁マグネット6間の空隙53(図4),リニアエンコーダ(図示せず),可動テーブル1,第1直動案内ユニット14等の内部に異物が侵入しないように配設されている。カバー25は,ステンレス材等で防錆された矩形板状で成り,ブラケット19やスプリングストッパ30の上面に形成したねじ孔61に取付けねじにより固着されている。
また,スライド装置20を構成するベッド2には,異物の侵入を防止するため,ベッド2を構成する基板部3の縁部をL字状に曲げた基板上部3Pと基板側部3Sで,基板部3とカバー25との上端間と側端間を塞ぎ,ベッド2を構成する対向板部4の下端部をL字状に曲げた対向板下部4Uで基板部3と対向板部4との下端間を塞いでいる。カバー25は,その取付け孔52にねじを通してベッド2の基板部3に設けたカバー固定用支柱29に所定の間隔を有して固定されている。また,カバー25は,小さい方のマグネットヨークを構成する対向板部4の領域を除いたベッド2の基板部3の領域を隔置して対向板部4と同一面になって覆うように形成されている。立軸用スライド装置20は,概して矩形形状に形成されており,ベッド2にカバー25を取り付けた状態では,テーブル本体11の下側に先端ノズル12と上側に後端ノズル13が突出した状態に形成されている。また,立軸用スライド装置20は,電機子組立体8に電流を供給するため,コイル基板10に設けられたコネクタ69の端子46に接続されたFPC(Flexible Printed Circuits) 28を通じて供給される。FPC28は,ベッド2に設けた基板ブラケット36に設けたコネクタ70に連結され,コネクタ70には,合成樹脂チューブ45で保護された単芯電線47が接続され,単芯電線47は電流を供給する電源に接続されている。また,可動テーブル1の裏面には,リニアスケール33が取り付けられている。また,ベッド2には,可動テーブル1に信号を発したり受信するため,エンコーダヘッド(図示せず)が設けられており,可動テーブル1の位置を制御したり認識するための上記エンコーダヘッドに接続するエンコーダコード27(図1)が設けられている。
また,立軸用スライド装置20は,直動案内ユニットを構成するストロークロータリブッシング17の外筒18に対向するベース板であるベッド2の基板部3の部分,及びカバー25の部分には,ストロークロータリブッシング17の外筒18の外周面の2つの平面58が干渉しないように,長方形の孔である逃げ孔50,51に形成されている。カバー23に形成された逃げ孔50とベッド2に形成された逃げ孔51とに嵌入したストロークロータリブッシング17の外筒18の部分の寸法は,基板部3とカバー25との厚さ寸法内に収まる2平面58に形成され,ほぼ面一に構成されている。また,立軸用スライド装置20は,可動テーブル1を構成するテーブル本体11の長手方向一端面即ち下端面55に先端ノズル12がねじ止めして一体化され,また,テーブル本体11の長手方向他端面即ち上端面56に後端ノズル13がねじ止めして一体化されている。具体的には,先端ノズル12の端部に形成された雄ねじ41(図12)がテーブル本体11の下端面55に形成された取付けねじ孔39に螺入され,また,後端ノズル13の端部に形成された雄ねじ42(図11)がテーブル本体11の上端面56に形成された取付けねじ孔40に螺入されることによって,テーブル本体11に先端ノズル12と後端ノズル13とがねじ止めされて一体化されている。
この立軸用スライド装置20については,案内部の平行調整は,まず,直動案内ユニット14のスライダ16を可動テーブル1にねじ固定した後に,可動テーブル1をストロークさせ,可動テーブル1のベッド2に対する摺動状態をみながら,ストロークロータリブッシング17の固定用ブラケット19をベッド2にねじ固定する。直動案内ユニット14のスライダ16は,例えば,レール幅が3mmのものが2連直列に使用されている。直動案内ユニット14を使用することで,可動テーブル1がローリング方向に回転しないように,直動案内ユニット14が回り止めとして機能している。直動案内ユニットを構成するストロークロータリブッシング17は,可動テーブル1の撓みと振動防止のため,後端ノズル13の軌道軸を丸軸に形成し,該丸軸で案内している。可動テーブル1のストロークは,ストロークロータリブッシング17によって,例えば,12mmに設定構成されている。
この立軸用スライド装置20では,可動テーブル1には,電機子組立体8が固定されている。可動テーブル1は,例えば,その質量が電機子組立体8を含めて170gに構成され,軽量化が図られている。可動テーブル1を構成するテーブル本体11は,アルミ製である。テーブル本体11の下側に取り付けられた先端ノズル12は,鋼製(S45C)であってニッケルメッキが施されている。また,テーブル本体11の上側に取り付けられた後端ノズル13は,ストロークロータリブッシング17の軌道面を構成し,鋼製(高炭素クロム軸受鋼)である。また,ベッド2は,磁性材から成り,マグネットヨークを構成しており,プレス成型した基板部3,対向板部4及び側板部5を構成する板金は,それらの縁部が互いに凹凸嵌合して互いに溶接部38でスポット溶接して断面角形フック形状に固定されている。また,スライド装置20は,断面高さが小さく断面寸法を最もコンパクトに形成し,高推力を発揮できるものになっており,滑らかな摺動が可能になり,高速・高応答に対応可能になっている。
この立軸用スライド装置は,例えば,図15に示すように,8.5mm間隔で,複数個(図15では8個)が積層して配設されてアクチュエータを構成しており,該アクチュエータは,例えば,半導体製造装置等の実装機の機台63に取付板62を介して取り付けられ,実装機の吸着ヘッドを作動するアクチュエータとして使用されるものである。
この発明による可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置は,半導体製造装置,組立装置,測定・検査装置,試験装置,位置決めテーブル,スライドテーブル等の各種装置にアクチュエータとして組み込んで好ましいものである。
1 可動テーブル
2 ベッド
3 基板部
4 対向板部
5 側板部
6 界磁マグネット
7 マグネット
8 電機子組立体
9 電機子コイル
10 コイル基板
11 テーブル本体
12 先端ノズル
13 後端ノズル
13L 軌道軸
14 直動案内ユニット
15 軌道レール
16 スライダ
17 ストロークロータリブッシング
18 外筒
20 スライド装置
21 第1通し孔
22 第2通し孔
23 第3通し孔
24 スプリング
25 カバー
30 スプリングストッパ
31 ストッパ
50,51 逃げ孔
53 空隙
54 リニアモータ
55,56 端面
60 ボール(転動体)
64 止め輪
65 保持器

Claims (13)

  1. 互いに対向する板状のマグネットヨークを構成する長尺でなる板状のベッド,前記ベッドの長手方向に直動案内ユニットを介して往復移動自在な可動テーブル,前記マグネットヨークの対向面における長手方向に交互に極性が異なり且つ対向する前記極性が反対極性にそれぞれ配設された複数のマグネットから構成された界磁マグネット,前記界磁マグネット間の空隙に位置し且つ前記可動テーブルに固定されたコイル基板に配設された複数の電機子コイルを備えた電機子組立体を有し,前記電機子組立体を流れる電流と前記界磁マグネットに生じる磁束との電磁相互作用で前記ベッドに対して前記可動テーブルを往復移動させる可動コイル型リニアモータを内蔵したスライド装置において,
    前記可動テーブルは,長手方向に延びる第1通し孔が形成されたテーブル本体,前記テーブル本体の下側に連結されて前記第1通し孔に連通する第2通し孔を備えた筒状先端ノズル,及び前記テーブル本体の上側に連結されて前記第1通し孔に連通する第3通し孔を備えた筒状後端ノズルを有し,
    一方の前記直動案内ユニットは前記ベッドに固定された軌道レールと前記可動テーブルに固定されて前記軌道レール上を往復移動するスライダから構成されており,
    他方の前記直動案内ユニットは,前記可動テーブルに固定された前記後端ノズルを構成する軌道軸と前記軌道軸を移動自在に案内する前記ベッドに固定された外筒から構成されていることを特徴とする可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置。
  2. 前記ベッドの下端部に固定されて前記先端ノズルが嵌挿するスプリングストッパと前記テーブル本体との間に配設されて前記可動テーブルを上限位置へと付勢するスプリングが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置。
  3. 前記後端ノズルは,前記軌道軸が前記外筒に嵌挿して案内支持され,前記先端ノズルは,前記ベッドに固定された前記スプリングストッパに設けたワッシャに嵌挿して案内支持されることを特徴とする請求項2に記載の可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置。
  4. 前記他方の直動案内ユニットは,往復有限動作を行なうストロークロータリブッシングに構成されており,前記ストロークロータリブッシングが前記後端ノズルの前記軌道軸,前記軌道軸を移動自在に案内する前記外筒,前記外筒の両端内周面に固定された止め輪,及び前記止め輪間を転動する転動体と該転動体を保持する保持器によって構成されており,前記外筒の前記内周面と前記軌道軸の外周面とは,前記転動体の軌道面にそれぞれ構成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置。
  5. 前記テーブル本体の前記第1通し孔,前記先端ノズルの前記第2通し孔,及び前記後端ノズルの前記第3通し孔は,同一径の空孔に形成されて機器吸着用のエア通孔を構成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置。
  6. 前記ベッドは,互いに対向する前記マグネットヨークの一方を構成する長尺の矩形板状の基板部,前記マグネットヨークの他方を構成して前記基板部に所定の間隔を有して平行に対向配置され且つ前記基板部よりも短尺で幅小の矩形板状の対向板部,及び前記基板部の取付け基準面となって前記基板部と前記対向板部との一方の側部に固定された側板部から構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置。
  7. 前記対向板部に対向する部分以外の前記基板部の部分は,前記基板部に対して所定間隔で固設されて前記対向板部と面一に配設されるカバーで覆われており,前記基板部に対向する前記対向板部の平面が前記リニアモータの取付け基準面に形成されて前記基板部の前記取付け基準面から前記カバーの外側平面までが当該装置の幅寸法に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置。
  8. 前記外筒に対向する前記ベッドの前記基板部の部分と前記カバーの部分には,逃げ孔が形成されると共に,それぞれの前記逃げ孔に嵌入した前記外筒の部分は,前記基板部と前記カバーとの厚さ寸法内に収まる平面に形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置。
  9. 前記可動テーブルを構成する前記テーブル本体の長手方向一端面には前記先端ノズルがねじ止めされており,前記テーブル本体の長手方向他端面には前記後端ノズルがねじ止めされており,前記テーブル本体と前記先端ノズルと前記後端ノズルとが前記可動テーブルとして一体化されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置。
  10. 前記可動テーブルを構成する前記先端ノズルと前記後端ノズルは,前記ベッドの前記長手方向の端面から突出入して往復移動することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置。
  11. 前記可動テーブルは,前記ベッドに固定されたストッパによって往復移動の上限と下限が規制されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置。
  12. 前記可動テーブルの長手方向に配設された6個の前記電機子コイルに対して対向した前記ベッドの長手方向に配設された前記マグネットが24個配設されており,或いは前記可動テーブルの長手方向に配設された9個の前記電機子コイルに対して対向した前記ベッドの長手方向に配設された前記マグネットが32個配設されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置。
  13. 当該スライド装置は厚さ方向に複数個積層して配設されており,それぞれの前記可動テーブルがアクチュエータを構成することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の可動コイル型リニアモータを内蔵した立軸用スライド装置。
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