JP2015096800A - 内部で補強された高寿命な排熱回収ボイラ装置 - Google Patents

内部で補強された高寿命な排熱回収ボイラ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内部で補強された高寿命な排熱回収ボイラを提供する。【解決手段】排熱回収ボイラ(HRSG)は第1のケーシングを備え、この第1のケーシングは少なくとも1つのダクトを取り囲む内面を有しており、このダクト内を、ガス流軸線に沿ってガスが流れる。各ダクトは、ダクト形成部材によって形成されており、これらのダクト形成部材は、互いに離間しているとともに第1のケーシングの内面内を延在している。複数の補強部材は、ガス流軸線に沿って細長く形成されている。補強部材の各々は2つのダクト形成部材の間に位置している。補強部材及びダクト形成部材は、実質的に同程度の熱膨張係数を有する。【選択図】図1

Description

本願は、排熱回収ボイラ、及び係る装置に関連する配管に関する。
発電所は排熱回収ボイラ(HRSGs)を備えるガスタービンを使用しており、この排熱回収ボイラは、発電のため又は処理過程で使用するための蒸気を発生させるために、排ガスタービン内の熱エネルギを使用する。HRSGの事例及びHRSGの使用事例は、米国特許出願公開2013/0180228号明細書、米国特許出願公開2013/0180696号明細書、米国特許出願公開2012/0240871号明細書、米国特許出願公開2011/0048010号明細書、米国特許第7353654号明細書、米国特許第6957630号明細書、米国特許第5924389号明細書に記載されている。HRSGは、定常状態条件での通常運転中、非常に高温で稼働するものであり、HRSGの吸入領域は、HRSGの排出口から排出する流体の温度よりも大幅に高い温度で稼働している。さらに、HRSGの外部の周辺温度に比べて、HRSGの内部には大幅な温度差が存在することが多い。
高温ケーシング付きHRSGsのために利用される現行技術は、運転を始めて1年から2年後に様々な問題を生じることが多い。例えば、高温ケーシング付きHRSGsは外部を補強した設計を採用しており、この設計は、補強部材とHRSGの吸入配管のケーシングとの間の不具合、又は補強材とHRSGのメインケーシングとの間の不具合を示す。このような不具合の事例は、特定の構造体の亀裂を含む。ケーシングと外部補強部材等の別の外部要素との間での、変形又は歪みも生じる。HRSGの壁部に取り付けられる筋交いも、変形し又は亀裂が生じ得る。さらに、HRSGにおける隣接する壁部間の接続部を覆っているケーシングにも亀裂が生じ、これによりHRSG内の高温ガスが大気中に漏れることが可能となってしまう。このような問題を解決するため、HRSGは、稼働し始めて最初の数年内に、補修のために停止されることをしばしば要求される。
米国特許出願公開2013/0180228号明細書 米国特許出願公開2013/0180696号明細書 米国特許出願公開2012/0240871号明細書 米国特許出願公開2011/0048010号明細書 米国特許第7353654号明細書 米国特許第6957630号明細書 米国特許第5924389号明細書
本明細書で示された態様によれば、第1のケーシングを備えるHRGSが提供され、この第1のケーシングは、少なくとも1つの第1のダクトを取り囲む内面を有しており、この第1のダクト内を、ガス流軸線に沿ってガスが流れる。各第1のダクトは、ダクト形成部材によって形成されており、これらのダクト形成部材は、互いに離間しているとともに第1のケーシングの内面内を延在している。ガス流軸線に沿って細長く形成された複数の補強部材も、第1のケーシング内に含まれ得る。これらの補強部材の各々は、上記内面内に位置するとともに、2つのダクト形成部材の間に位置する。補強部材とダクト形成部材とは、実質的に同程度の熱膨張係数を有する。
本明細書で示された別の態様によれば、垂直型HRSGは第1のモジュールを備え、この第1のモジュールは、少なくとも1つの第1のダクトを取り囲む第1のケーシングを有しており、この第1のダクト内をガス流軸線に沿ってガスが通流する。第1のケーシングは、第1のダクト形成部材と複数の第1の補強部材とを有する。各第1のダクトは、ケーシング内を延在するダクト形成部材が離間することで形成されている。第1の補強部材は、互いに離間した第1のダクト形成部材の間に位置する。第1の補強部材は、ガス流軸線に沿って細長く形成されている。第1の補強部材及び第1のダクト形成部材の全ては、実質的に同程度の熱膨張係数を有する。
本明細書で示された別の態様によれば、垂直型HRSGは筐体を備え、この筐体は、頂部とこの頂部の反対に位置する底部とを含む外面を有し、頂部は上側開口部を形成しており、底部は下側開口部を形成している。外面は、第1の側面、第2の側面、第3の側面、及び第4の側面も有する。第1の側面は、頂部から底部に向かって延在し、第2の側面及び第3の側面の間に位置する。第2の側面は、頂部から底部に向かって延在し、第1の側面及び第4の側面の間に位置する。第3の側面は、頂部から底部に向かって延在し、第1の側面及び第4の側面の間に位置する。第4の側面は、頂部から底部に向かって延在し、第2の側面及び第3の側面の間に位置する。これにより、第4の側面は第1の側面に面し、第2の側面は第3の側面に面する。複数のダクト形成部材は、筐体内を延在している。ダクト形成部材は、筐体内を延在しているとともに、筐体内に形成された少なくとも1つのダクトを形成しており、この少なくとも1つのダクト内を、筐体の底部から筐体の頂部に向かって延在するガス流軸線に沿ってガスが通流する。複数の内部補強部材は、筐体内にある。内部補強部材の各々は、ガス流軸線に沿って細長く形成されており、2つのダクト形成部材の間に位置する。内部補強部材とダクト形成部材とは、実質的に同程度の熱膨張係数を有する。
上述の特徴及びその他の特徴は、下述する図面及び詳細な説明によって典型的に示されている。
図面に示されているのは典型的な実施形態であって、同じ構成要素には同じ番号が付与されている。
図1は、HRSGの第1の典型的な実施形態の斜視図であって、HRSGを支持するため、HRSGの外周の少なくとも一部の周囲に位置する構造用鋼部材は図1には示されていない。 図2は、HRSGの第1の典型的な実施形態の斜視図であって、HRSGの建設における第1段階が完成した状態である。 図3は、HRSGの第1の典型的な実施形態の断片的な上面図であって、この状態では、HRSGの補強部材とHRSGのダクト形成部材とを示すために、HRSGの一部分が切り取られている。 図4は、HRSGの第1の典型的な実施形態の断片的な斜視図であって、この状態では、HRSGの補強部材とHRSGのダクト形成部材とを示すために、HRSGの一部分が切り取られている。
本明細書で開示された発明の実施形態における、その他の詳細、対象、及び利点は、典型的な実施形態としての下記説明とこれに関連する典型的な方法から明らかとなる。
本明細書で開示されているのは排熱回収ボイラ(HRSG)であり、このHRSGは、HRSGの構成要素における金属温度の差及びこの結果としての熱膨張の差が考慮されて、その設計及び建設においてこれらの差が最小化されるように構成されている。これは、HRSGsの設計及び建設で用いられる、現行の検討事項、従来の検討事項に対して全く異なるものである。例えば、現行の設計検討ガイドラインでは、ダクト板材、外部の補強部材、又はHRSGのその他の構成要素が受ける、金属温度の差及びこの結果としての熱膨張の差に起因する応力は無視されており、且つHRSG内の熱条件に起因する温度差の結果として生じ得る応力は、結果的に慣習的にはHRSGの設計及び建設において無視される。この現行の慣習的なガイドラインとは異なり、HRSGsを設計及び建設する際に、温度差の結果として生じ得る応力は無視されるべきではないということが、現実的且つ革新的な取り組みを通じて究明されている。熱応力の差は、HRSGsの設計及び建設における主たる要因とされ、HRSGは、HRSG内の温度差の結果として生じ得る応力に対応するように構成され得る。HRSG内の熱的条件の差に起因した応力を主たる要因として設計の選択をすることによって、HRSGでは、従来のHRSGの設計よりも多数回長い負荷サイクルが可能になる。例えば、HRSGのある実施形態では、従来のHRSGの設計よりも多数回長い負荷サイクルが期待される。
図1から図4に示された垂直型HRSG100の典型的な実施形態を参照すると、HRSGは第1のケーシング100aを有し、この第1のケーシング100aは、メインケーシングと見なされて、吸入ダクト100bと排出ダクト100cとの間に位置する。図1から図4に示されたHRSGの実施形態は、内部で補強された高温ケーシングHRSGとして構成されており、第1のケーシング100aは、内部で補強された高温ケーシングとして構成されている。内部で補強された高寿命なHRSGの実施形態は、以下、「ISESHRSG」と呼ばれる。
排出ダクト100cは、ISESHRSGの実施形態では煙突と見なされる。タービンからの高温ガスは、吸入ダクト100bを介してISESHRSG内に収容される。高温ガスは、吸入ダクトを通って第1のケーシング100a内に流入し、排出ダクト100cの排出口を介してISESHRSGの外部であって大気中に排出される。吸入ダクト100bは、例えば燃焼タービン等のタービンの排出口に、又は高温ガスを排出することができる、プラントの別のプロセスユニットの排出口に連通して接続される。1つ又は複数の導管は、吸入ダクト100bを、タービンに又はプラントの1つ又は複数のユニットに接続することができ、このタービン又はユニットはISESHRSGに高温ガスを供給する。ISESHRSGの吸入ダクト100bによって収容された高温ガスは、例えば500℃〜600℃の比較的高温であり、例えば100℃〜200℃の低温でISESHRSGの排出口から排出される。例えば、高温ガスは、吸入ダクト100b内に550℃、575℃又は600℃で収容され、排出ダクト100cから大気中(例えば、ISESHRSGのプラント又はISESHRSGの外部の大気中)に、150℃、175℃又は200℃で排出される。別の方法として、ISESHRSGの排出ダクト100cから排出されたガスは、大気中に排出されるのではなく、更なるプロセスのため又は排出されたガスを利用するため、別の装置(図示されず)に供給される。
ISESHRSG100は、ISESHRSGが、筐体を有する第1のケーシングを備えるように構成されており、この筐体は少なくとも1つの第1のダクトを取り囲む内面を有しており、ガスは、この第1のダクト内をガス流軸線102に沿って流れる。ガス流軸線102はy軸に沿って延在する垂直な軸線であって、これによりガスは、1つ又は複数の第1のダクト305を通って垂直に、ISESHRSGの下部セクションから、この下部セクションの上方に位置するISESHRSGの上部セクションに流れる。図1から図4において特定されたx軸のx、y軸のy、z軸のzは、y軸が垂直な高さ方向を規定し、z軸が深さ方向を規定し、x軸が長さ方向を規定するように構成されていると理解されるべきである。
図2から最もよく理解されるように、第1のケーシング100aは、この第1のケーシング100aを形成するように相互接続された複数のモジュールから構成される。各モジュール400は、例えば頂部、底部、この頂部から底部に延在する第1の側面部、第2の側面部、第3の側面部及び第4の側面部を有する構造体としての箱型の形状であって、これにより第1の側面部は、第2の側面部及び第3の側面部の間にあって、第4の側面部に面している。各モジュールの頂部及び底部は一般的に開口しており、これにより、ガスは、第1のケーシング100aの一のモジュールから第1のケーシング100aの別のモジュール内へ流動可能である。各モジュールの頂部及び底部それ自体は、概して環状の形状である頂部面と、概して環状の形状である底部面とを有している。
図3及び図4から最もよく理解されるように、相互接続された複数のモジュール400は、相互接続されたフランジ205、ダクト形成部材201、及び補強部材203の母材を形成しており、これらの部材は全て、HRSGの第1のケーシング100aの筐体内にあって、熱膨張による影響を均等に受け又は実質的に均等に受け(例えば、互いに対して±5%の範囲内の影響を受け)、この熱膨張は、ISESHRSGの1つ又は複数のダクト305を高温ガスが通流する結果として、このガスの熱による膨張によって生じるものである。ダクト形成部材201は、内側に延在する部分201aを有しており、この部分201aは、ケーシングの一方の内面からケーシングの他方の内面に延在しており、これにより圧力下でケーシング側壁を一体に結合するとともに風及び地震の負荷をリンク部207に伝達し、リンク部207が取り付けられた構造用鋼部材に上述の負荷を効率的に伝達するように機能する。
各モジュールは、上部フランジ205及び下部フランジ205によって形成される。モジュールは互いに相互接続されており、これにより一のモジュールの下部フランジは、このモジュールの直下に位置するモジュールの上部フランジに取り付けられる。モジュールの上部フランジは、このモジュールの直上に位置するモジュールの下部フランジに取り付けられる。直に隣接するモジュールは、互いに直接的に接触するか、又はこれらの直に隣接するモジュールの間に位置する別のモジュールを有することなく互いに直接的に隣接するモジュールであると理解されるべきである。互いに直に隣接するモジュールの両側面はエッジを有しており、このエッジは、互いに直接的に接触するか、又はこれらの直に隣接する両側面の間に別の側面が存在しないように位置する。
ISESHRSGは、高温ガスが通流する1つの第1のダクト305だけを有するように構成されているか、高温ガスが通流する複数の第1のダクト305を有してもよい。各第1のダクト305は、ダクト形成部材201によって形成されており、このダクト形成部材201は、互いに離間して第1のケーシングの内側で延在している。ガス流軸線102に沿って細長く形成された複数の補強部材203は、第1のケーシング内に含まれる。補強部材203の各々は、第1のケーシングによって形成された筐体の内側に位置しているとともに、2つのダクト形成部材201の間であって、少なくともこれら2つのダクト形成部材201によって形成された第1のダクト305に隣接して位置している。補強部材及びダクト形成部材は、実質的に同程度の熱膨張係数を有する材料から構成されている。例えば、ダクト形成部材201を構成する材料(例えば、特定の等級やタイプの鋼材やその他の金属)の熱膨張係数は、補強部材203を構成する材料(例えば、特定の等級やタイプの鋼材、合金、その他のタイプの金属)の熱膨張係数に比べて一致するか5%以内である。別の事例では、補強部材及びダクト形成部材は、実質的に同程度の熱膨張係数を有する材料から構成されており、その際、ダクト形成部材201を構成する材料(例えば、特定の等級やタイプの鋼材やその他の金属)の熱膨張係数は、補強部材203を構成する材料(例えば、特定の等級やタイプの鋼材、合金、その他のタイプの金属)の熱膨張係数の0.5%から3.0%の間の差異を有する。補強部材203の熱膨張係数の90%から110%の間となる熱膨張係数を有するダクト形成部材は、実質的に同程度の熱膨張係数値についての更に別の事例である。
幾つかの実施形態において、補強部材はもっぱら第1のケーシングの筐体の内部にあって、第1のケーシングは、補強部材及びダクト形成部材が第1のケーシングの筐体内に形成された1つ又は複数の第1のダクト305を支持し且つ形成するために必要とされる全てとなるように、構成されている。しばしば筋交いを使用する従来型のHRSG設計とは対照的に、ISESHRSGの実施形態では、1つ又は複数の第1のダクト305内に延在する筋交いがないように構成されている。補強部材203は、ダクト形成部材201の間に、第1のダクト305の外周を囲むように位置している。補強部材203は、金属製の、平板材、梁材、棒材、ロッド、又はその他の構造物である。ダクト形成部材201も金属製であり、金属製の、管板材、平板材、組立部材又はその他の構造物であり、ケーシング内に1つ又は複数のダクトを少なくとも部分的に形成するために、第1のケーシング内を延在している。補強部材201の金属は、ダクト形成部材201を形成する金属の熱膨張係数に実質的に同程度の熱膨張係数を有している(例えば、熱膨張係数は一致するか又は5%以内である)。ダクト形成部材201は、ダクト形成部材201の本体部内に、開口211、隙間、又はその他のタイプの間隙を形成するように構成されている。開口211は、ダクトを通る所望のガス流を容易にするか、又はダクト形成部材201によって形成されたダクト内を流れるガスからの所望の熱伝達を容易にするように構成されている。ダクト形成部材201は別の間隙を有してもよく、この間隙は、ISESHRSGのダクトを貫通させるための、ドリル加工又は開口部形成機構によって、ダクト形成部材201に形成される。例えば、開口はダクト形成部材201内にドリル加工されており、このダクト形成部材201は、ISESHRSGのダクトを通って延在する熱交換器用の管類を収容するようなサイズに設定されており、これにより熱交換器は、ISESHRSGを通流するガスから熱交換器の管内の流体に熱を伝達するために使用される。このような熱交換器の例は蒸発器であり、この蒸発器は、ISESHRSGを通流するガスからの熱を利用して水を蒸気に蒸発させ、このような蒸気を、発電プラントの蒸気ドラムに供給するか又はその他工業的に利用するために蒸気ドラムに供給する。
異なるダクト形成部材に形成された開口は、異なるダクト形成部材の開口が互いに整列するように位置しており、これにより管は、ISESHRSGのダクトを通って水平に延在しており、ISESHRSGの一方の側面から他方の側面に通過している。各ダクト形成部材は、互いに垂直方向で離間して形成された複数の開口を有しており、これにより垂直方向で離間した多数列の、HRSGを通流するための熱交換器導管のセットが可能になり、ISESHRSGを通流するガスから上記導管内の流体に熱を伝達する。例えば、ダクト形成部材201は、そこに形成された少なくとも3つの開口を有しており、これらの開口の各々は、ダクト形成部材の長さ方向又は高さ方向に沿って互いに離間しており、これにより第1の開口は、上部開口と下部開口との間に位置する。開口211はダクト形成部材内に形成されており、ダクト形成部材201内で開口211を整列するか、又はダクト形成部材201内で開口211の母材を構造化しており、これによりISESHRSGのダクト内に、所望のガス流又は所望の熱伝達グラフを容易に形成する。
フランジ205の各々は、モジュール400のダクト形成部材によって形成された少なくとも1つのダクトの全周に亘り延在しており、モジュール400の上部及び下部フランジ205の各々は内部フランジであって、この内部フランジは、複数のダクト形成部材201、複数の内部補強部材203、及び複数のリンク部207に取り付けられ、このリンク部207は、ISESHRSGに隣接して位置する構造用鋼部材に取り付けるためモジュール400から延在する。各内部フランジ205は、細長く形成された平板、梁材、又はその他の組立部材から構成されており、これらの部材は、環状の構造体を形成するために互いに相互接続される。各内部フランジ205において相互接続された構成要素は、締結部品、溶接、又はその他の相互接続機構によって一体に固定され、これにより内部フランジ205の環状の構造体を形成する。内部フランジ205は、ダクト形成部材の熱膨張係数に実質的に同程度の熱膨張係数を有する材料から形成されている(例えば、内部フランジ205の熱膨張係数は、補強部材203の熱膨張係数と一致するか±5%の差異であり、ダクト形成部材201の熱膨張係数と一致するか±5%の差異である)。
リンク部207の各々は、ダクト形成部材201の少なくとも1つと、モジュール400の下側内部環状フランジ及び上側内部環状フランジの1つとに接続されている。リンク部207は、第1のケーシングの、直に隣接する2つの面のみで第1のケーシングの外面から延在しており、第1のケーシングの、直に隣接する2つの面に隣接する構造用鋼部材に取り付ける。例えば、リンク部207は、第1のケーシングの、隣接する後側面及び左側面から延在しており、これらの面に隣接する構造用鋼部材に取り付ける。別の例として、リンク部207は、第1のケーシングの、前側面及び左側面からのみ延在しており、第1のケーシングのこれらの面に隣接する構造用鋼部材に取り付ける。さらに別の例として、リンク部207は、第1のケーシングの、後側面及び右側面からのみ延在しており、これらの面に隣接する構造用鋼部材に取り付ける。リンク部207が取り付けられる構造用鋼部材は、ISESHRSGの1つ又は複数のダクトを通流する高温ガスの温度、内部ダクト形成部材201の温度、及び内部補強部材203の温度よりも著しく低い。例えば、構造用鋼部材は、ISESHRSGが位置する敷地周辺の外気温と一致するか概して一致するものであって、その一方で、ISESHRSGを通流する高温ガス、フランジ205、補強部材203、及びダクト形成部材201の温度は150℃から550℃の範囲となる。
HRSGの1つ又は複数のダクト305内に熱を維持することを助けるため、断熱材は、モジュール400と構造用鋼部材との間に位置しており、これにより熱の効率的な利用が実現される。リンク部207は、1つ又は複数のダクト305を形成する筐体とISESHRSGを支持するための構造用鋼支持部材を含む外枠との間に位置する、断熱材の層を通って延在する。
リンク部207が、ISESHRSGの直に隣接する2つの側面のみから、これら2つの側面に隣接する構造用鋼部材に接続するために延在していると、ISESHRSGの別の側面は熱負荷の下で膨張することが可能になり、このことはISESHRSGが受ける熱応力を実質的に減少させる結果を生じる。この熱応力は、ISESHRSG内の熱的条件に起因してISESHRSGの構成要素が膨張する結果として生じる。ISESHRSGの実施形態によって実現されたように熱応力が減少することで、例えば内部フランジ、内部補強部材、及び内部ダクト部材等のISESHRSGの構成要素は、外部補強要素によって提供される筋交いや支持部材を使用することなく、ISESHRSGの負荷を支持することが可能になる。
第1のケーシング100aの各モジュール400は、垂直型ISESHRSGの構成要素と見なされる。各モジュール400は、少なくとも1つの第1のダクト305を取り囲む第1のケーシングを有しており、ガスはガス流軸線102に沿って第1のダクト305内を通流する。モジュール400の第1のケーシングは、第1のダクト形成部材を有している。各第1のダクト305は、ケーシング内を延在する第1のダクト形成部材201が離間されることで形成される。複数の第1の補強部材203は、互いに離間した第1のダクト形成部材201の間に位置しているとともに、ガス流軸線102に沿って細長く形成されている。例えば、補強部材は垂直方向に細長く形成されている。第1の補強部材及び第1のダクト形成部材の全ては、実質的に同程度の熱膨張係数を有している(例えばダクト形成部材201の熱膨張係数は、補強部材203の熱膨張係数の±10%又は±5%の差異となる)。各モジュール400は、少なくとも1つの第1のダクト305内に延在している筋交いがないように構成されている。
各モジュール400は、上側環状フランジ205及び下側環状フランジ205を有する。上側環状フランジは、第1のモジュールの第1のダクト形成部材の上端部と第1のモジュールの第1の補強部材の上端部とに取り付けられている。下側環状フランジは、第1のダクト形成部材の下端部と第1の補強部材の下端部とに取り付けられている。各モジュール400は、当該モジュール400に隣接して位置する構造用鋼部材に接続するため、複数のリンク部207を有している。リンク部の各々は、第1のダクト形成部材201の1つと、下側環状フランジ205及び上側環状フランジ205の1つとに接続される。
各モジュールはケーシングを有しており、このケーシングは、上部開口を形成する頂部環状面と、下部開口を形成する底部環状面と、頂部面と底部面との間の第1の側面と、頂部面と底部面との間の第2の側面と、頂部面と底部面との間の第3の側面と、頂部面と底部面との間の第4の側面とを有する。リンク部207は、第1のケーシングの第1及び第2の側面の膨張を抑制するために、第1のケーシングの第1及び第2の側面のみから延在しており、これにより、第1のモジュールにおける熱的条件に起因する第1のケーシングの膨張は、第1のケーシングの第3及び第4の側面における自由膨張によって実質的に生じるような、第1のケーシングの膨張という結果となる。
図1から図4によって理解されるように、ISESHRSGの実施形態は、筐体を有する垂直型ISESHRSGであって、この筐体は、頂部と、頂部の反対側の底部と、第1の側面と、第2の側面と、第3の側面と、第4の側面とを有する。第1の側面は、頂部から底部に延在しているとともに、第2の側面と第3の側面との間に位置している。第2の側面は、頂部から底部に延在しているとともに、第1の側面と第4の側面との間に位置している。第3の側面は、頂部から底部に延在しているとともに、第1の側面と第4の側面との間に位置している。第4の側面は、頂部から底部に延在しているとともに、第2の側面と第3の側面との間に位置している。これにより、第4の側面は第1の側面に面しており、第2の側面は第3の側面に面している。複数のダクト形成部材201は、筐体内で延在している。ダクト形成部材201は、筐体内で延在していて、筐体内に形成された少なくとも1つのダクトを形成するものであり、ガスは、筐体の底部から筐体の頂部に向けて延在するガス流軸線102に沿って、少なくとも1つのダクトを通流する。複数の内部補強部材203は筐体内に位置している。内部補強部材203の各々は、ガス流軸線102に沿って細長く形成されており、2つのダクト形成部材201の間に位置している。内部補強部材とダクト形成部材とは、実質的に同程度の熱膨張係数を有している(例えば、ダクト形成部材201の熱膨張係数は、補強部材203の熱膨張係数の±10%又は±5%の差異となる)。
複数のリンク部207の各々は、ダクト形成部材201の各々1つに取り付けられてそこから延在しているものであって、当該筐体の第1及び第2の側面に隣接する構造用鋼部材に取り付けるために、筐体の第1の側面及び筐体の第2の側面の1つから延在している。リンク部207は、筐体の第1及び第2の側面のみから延在し、これにより、筐体内の熱的条件に起因する筐体の膨張は、リンク部207及びこれらのリンク部207が取り付けられている構造用鋼材によって拘束されていない、筐体の第3及び第4の側面の膨張によって実質的に生じるような、筐体の膨張という結果となる。リンク部207は、筐体の第1及び第2の側面に隣接する第1及び第2の構造用鋼支持部材301,303に取り付けるように構成されており、これにより、筐体内の熱的条件に起因する筐体の膨張は、筐体の第3及び第4の側面だけ膨張するという結果を生じる。
幾つかの実施形態において、モジュール400は相互接続されており、これにより、最底部のモジュール400は吸入ダクト100bに接続されており、最頂部のモジュール400はISESHRSGの排出ダクト100cに接続されている。最上部のモジュール400は、上部支持部材209に取り付けられる上部フランジを有しており、この上部支持部材209は、最上部のモジュールを、鋼製支持部材405によって支持されている鋼製梁材403に接続する。上部支持部材209は、フランジ型の屋根梁であって、この梁は、幅広のフランジコラム、又はISESHRSGのフレームにおける別のタイプの鋼製梁材403及び鋼製支持部材405によって支持されている。別の構造体は、鋼製梁材403及び支持部材405に取り付けられており、外側のハウジング又はHRSGのための外枠を形成する。第1及び第2の構造用鋼支持部材301,303は、ISESHRSGにおける直に隣接する2つの側面に位置しており、ISESHRSGを支持するため、ISESHRSGを垂直に維持することを助けるために構成されている。第1及び第2の構造用鋼支持部材301,303は、ISESHRSGを支持する外部フレームの一部であるか、又はISESHRSGの外側にあってHRSGの外面に隣接する別個の鋼製構造部材である。第1及び第2の構造用鋼支持部材301,303は、生産拠点の基幹システムに取り付けられる。
リンク部207は、モジュール400から、これら第1及び第2の構造用鋼支持部材301,303に延在する。リンク部207はモジュールにおける異なるフランジに取り付けられ、これにより、リンク部207は予め規定されたスペースを有している。例えば、リンク部207の第1の列は、下部モジュールの下部フランジ205に取り付けられ、当該リンク部の第1の列の直上のリンク部207の第2の列は、下部モジュールの直上に位置するモジュールの上部フランジに取り付けられ、これにより、2つのモジュールの高さに等しい距離が、上部の第2の列から下部の第1の列に間隔を有する。リンク部の第2の列におけるリンク部207は、下部モジュールの上部フランジと上部モジュールの下部フランジとの両方に接続されるとともに、下部及び上部モジュール両方のダクト形成部材に接続される。リンク部207の各々はフランジ205に取り付けられ、このフランジ205は、リンク部207が上部及び下部モジュールのダクト形成部材に取り付けられる場所に隣接して位置する。直に隣接するモジュールのフランジとこれらのモジュールのダクト形成部材とに取り付けるため、追加的なモジュールは、リンク部において同じスペースを利用する母材に相互接続される。例えば、モジュールの母材は相互接続され、これによりリンク部207の第3の列は、リンク部の第2の列の上方に位置するとともに、第2の列から2つのモジュールの高さ分だけ離間されている。
更に別の実施形態において、リンク部207の母材とモジュール400の母材とは異なって構成されている。例えば、リンク部207は、各モジュールの各フランジ205に取り付けられるとともに、当該リンク部が取り付けられるこれらモジュールのダクト形成部材201にも取り付けられる。各リンク部207は、少なくとも1つの各ダクト形成部材201と上述の実施形態における各フランジの1つとに取り付けられる。
リンク部207は、第1のケーシング100aにおいて直に隣接する2つの側面に隣接する構造用鋼部材に取り付けるために構成されている。例えば、ケーシングの後側面及び左側面又はケーシングの後側面及び右側面は、第1及び第2の構造用鋼支持部材301,303に取り付けるため、上記側面から延在するリンク部207を有する。直に隣接するこれらの2つの側面だけが、ISESHRSGを支持するために構造用鋼部材に取り付けるための、当該側面から延在する上述のリンク部を有する。リンク部207は、金属製梁材又は金属製の組立部材である。例えば、リンク部207は堅固な鋼製梁材又は鋼製組立部材である。リンク部207は、構造用鋼部材への堅固な取り付けを提供し、これにより、ダクト形成部材とISESHRSGのモジュールのフランジとが、リンク部が延在する上述の2つの側面の方へ膨張することを、妨げるか又は少なくとも実質的に拘束することができる。延在するリンク部を有さない第1のケーシング100aの別の2つの側面が上述のように拘束されることはなく、これにより、第1のケーシングが、HRSGの1つ又は複数のダクト305内で生じる熱的条件によって、ISESHRSGにおける上述の2つの非拘束側面について容易に膨張することを可能にする。これらの2つの方向でのISESHRSGの膨張は、ISESHRSGの別の2つの側面に隣接する構造用鋼部材にリンク部207を取り付けることによって、ISESHRSGが垂直に保持されることを可能にする。さらに、ISESHRSGの構成要素の全てが実質的に同じ熱膨張係数を有するため、構成要素の全ては、上述の非拘束側面の方向に同程度に膨張し、これにより、ISESHRSG構造体が亀裂や歪みを受けることなく、ISESHRSGを通流するガスの熱的条件に基づいてISESHRSG構造体は膨張することが可能となる。上述の亀裂や歪みは、これらの構成要素が受ける異なる熱的条件に起因して、実質的に異なる比率で構成要素が膨張することによって生じる。
垂直型ISESHRSGとして構成されるとき、ISESHRSGにおける拘束されていない側面の膨張は、HRSGの底部(例えば、最高温のガスを収容するISESHRSGの吸入ダクト100bに最も近接して位置する、ISESHRSGの第1のケーシング100aの下部)が、(排出ダクト100cに近接する)HRSGの上部よりも大きな程度で外方に自由に膨張することを、可能にする。膨張率の複雑な変化は、ISESHRSGにおいてより少なく膨張した上部からISESHRSGの最底部における正確な支持を損なうことなく、容易に適合されるので、このことは、ISESHRSGにおける拘束されていない側面の、改良された構造的な完全性へ貢献する。
ISESHRSGの実施形態は、吸入ダクト100bを有し、この吸入ダクト100bは、内部で補強された高温ケーシングの筐体内に形成された、1つ又は複数のダクトを有するように組み立てられている。吸入ダクト100bは、モジュール400に類似する、相互接続された多数のモジュールによって形成された筐体を有する。吸入ダクト100b又は吸入ダクトのモジュールは、ISESHRSGの構成要素と見なされる。吸入ダクトのモジュールは、第1のケーシング100aのモジュールと同じように構造化されているものの、僅かに異なる形状或いは配列を有しており、又は高温ガスが通流し得る異なる形状のダクトを形成する。吸入ダクト100bのモジュールは、ダクト形成部材の上端部に接続される内部フランジと、ダクト形成部材の下端部に取り付けられる内部フランジとを有する。吸入ダクトの各モジュールは、筐体を形成するため、直に隣接する吸入ダクトモジュールに接続される。例えば、1つのモジュールにおける上側内部フランジは、吸入ダクト100bの直に隣接するモジュールの、下側内部フランジに直接接続される。内部フランジの各々は、環状の構造体である。吸入ダクトの吸入端部は、1つ又は複数の源からの高温ガスを収容するために形成された開口と、第1のケーシング100aに接続される排出端部とを有し、これにより高温ガスは、吸入ダクト100bから、第1のケーシング100aの1つ又は複数のダクト305に通流する。内部補強部材、内部フランジ、及び吸入ダクト100b又は吸入ダクトモジュールのダクト形成部材は、実質的に同程度の熱膨張係数を有する(例えば、ダクト形成部材、内部フランジ、及び内部補強部材の熱膨張係数は、±10%又は±5%の差異となる)。
例えば堅固な鋼製梁材又はその他の鋼製部材等のリンク部材は、吸入ダクト100bを支持する構造用鋼支持部材等の構造用鋼部材に取り付けるため、吸入ダクト100bの、フランジ及びダクト形成部材に取り付けられる。上述のリンク部材は、本明細書に記載されたリンク部207と同様に、負荷を構造用鋼部材に伝達することが理解される。このリンク部材は、吸入ダクト100bにおいて直に隣接する2つの側面からだけ延在しており、これにより吸入ダクト100bの別の側面は、吸入ダクト100b内の熱的条件による膨張が、吸入ダクト100bにおいて拘束されていない側面についてだけ又は実質的にこの側面(例えば、構造用鋼部材に取り付けるために延在するリンク部207が存在しない吸入ダクトの側面)についてだけ生じるように構成されている。断熱材は、筐体の外面と構造用鋼部材の外枠との間に位置しており、これにより、吸入ダクト100bの高温ケーシングの筐体内に形成された1つ又は複数のダクトを通流する高温ガスの熱の効率的な利用を保証する。吸入ダクトモジュールから延在するリンク部材は、構造用鋼部材に取り付けるため、上述の断熱材を貫通して延在する。
従来型のHRSGは、このHRSGを再始動して更に使用する前に亀裂及び構造的な歪みを修正するため、始動後1年から2年以内に停止されなければならない。このことは、HRSGのオペレーターに、多大なコスト及び不便を掛けることになる。ISESHRSGの実施形態は、このような亀裂及び歪みを回避するように構成されており、これにより、始動後1年から2年以内の停止は回避される。よって、ISESHRSGの実施形態は、1つ又は複数のISESHRSGの実施形態を利用するプラントのオペレーターに、相当なコスト抑制を提供する。さらに、ISESHRSGの実施形態は、ISESHRSGを通流するガスの温度が異なることに起因する熱応力を主たる要因として構成されており、これにより、ISESHRSGの実施形態における負荷サイクルは、従来型のHRSGの負荷サイクルよりも(例えば、少なくとも4回から5回長い)多数回長い負荷サイクルを有するように構成されている。
異なる設計基準から成るため、ISESHRSGの実施形態には様々な変更がされ得ると理解されるべきである。例えば、ダクト形成部材及び補強部材の大きさ及び形状は、多くの好適な大きさ及び形状のいずれかである。別の実施例では、ISESHRSGの吸入口からHRSGの排出口に流れるガスのためのダクトを取り囲む、モジュールの筐体又はISESHRSGの筐体の大きさ及び形状は、高温ガスを排出するタービン又はその他のユニットからの、ISESHRSGによって収容され得る多くの可能な流量のうちいずれかの流量で高温ガスに適合するような、多数の大きさのうちのいずれかの大きさである。ISESHRSG筐体の外面は、従来型のHRSGの外面には標準的に存在する補強部材が存在しないように構成されている。例えば、ISESHRSGの実施形態は、ISESHRSGによって収容される高温ガスが通流する1つ又は複数のダクトを取り囲むISESHRSG筐体の外面に、補強フィン又は補強リブを有しない。さらに別の実施例では、ISESHRSGは、蒸発器又は別のタイプの熱交換器がISESHRSGの実施形態における筐体又は1つ又は複数のダクトを貫通するように構成されており、これによりISESHRSGを通って流れる高温ガスからの熱は流体に伝達される。例えば、水は、上述の蒸発器によって熱せられ、これにより、ISESHRSGの実施形態を利用するプラントの別の工程での使用のため、水を蒸発させて、水を蒸気に変換させる。熱交換器は、ISESHRSGに取り付けられているか、ISESHRSGに隣接して支持されている。さらに別の実施例では、ダクト形成部材、補強部材、及びフランジが、ISESHRSGの吸入ダクト100bを形成するモジュールを形成するために利用され、且つリンク部材は、ISESHRSGの吸入ダクト100bを支持するための構造用鋼部材に取り付けるために、吸入ダクトの2つの側面のみから延在する、ということが検討される。
本発明は様々な典型的な実施形態に関連して説明されているが、本発明の範囲を逸脱しないで、様々な変更が成され得るとともにその構成要素を等価なものに置換し得ることは、当業者によって理解される。さらに、多くの修正は、基本的な本発明の範囲を逸脱しないで、本発明の示唆する特定の状況又は材料に適合するようになされる。よって、本発明は、本発明を実施するために検討された最良の形態として開示された特定の実施形態に限定されることなく、本発明は、添付の特許請求の範囲内に属する全ての実施形態を含む。

Claims (20)

  1. 少なくとも1つの第1のダクトを取り囲む内面を有する第1のケーシングであって、ガス流軸線に沿った前記第1のダクト内をガスが流れ、各第1のダクトが、互いに離間され且つ前記第1のケーシングの内面内へ延在するダクト形成部材によって形成されている第1のケーシングと、
    前記ガス流軸線に沿って細長く形成された複数の補強部材であって、各々が、前記内面内に位置するとともに2つの前記ダクト形成部材の間に位置する補強部材と、を備える排熱回収ボイラであって、
    前記補強部材と前記ダクト形成部材とが、実質的に同程度の熱膨張係数を有することを特徴とする、排熱回収ボイラ。
  2. 前記補強部材は、前記第1のケーシングの内面内だけに位置しており、
    前記第1のダクト内へ延在する筋交いを有しない、請求項1記載の排熱回収ボイラ。
  3. 前記ガスを収容するための吸入ダクトと、
    排出ダクトと、を備え、
    前記第1のケーシングは、前記吸入ダクトと前記排出ダクトとの間に位置している、請求項1記載の排熱回収ボイラ。
  4. 前記第1のケーシングは複数のモジュールを備え、
    該複数のモジュールの各々は、少なくとも1つの別のモジュールに取り付けられており、
    前記複数のモジュールの各々は、
    複数の前記ダクト形成部材と、
    複数の前記補強部材と、
    前記モジュールの前記ダクト形成部材の上端部及び前記モジュールの前記補強部材の上端部に取り付けられた上側環状フランジと、
    前記ダクト形成部材の下端部及び前記補強部材の下端部に取り付けられた下側環状フランジと、を有している、請求項1記載の排熱回収ボイラ。
  5. 前記複数のモジュールの各々は複数のリンク部を備え、
    該複数のリンク部の各々は、前記ダクト形成部材の少なくとも1つと、前記下側環状フランジ及び前記上側環状フランジのうちの1つとに接続されており、
    前記リンク部は、前記第1のケーシングにおいて直に隣接する2つの側面のみで、前記第1のケーシングの外面から延在して、前記第1のケーシングにおいて直に隣接する前記2つの側面に隣接する構造用鋼部材に取り付けられる、請求項4記載の排熱回収ボイラ。
  6. 前記排熱回収ボイラは垂直型の排熱回収ボイラであり、
    前記ガス流軸線は垂直方向の軸線であり、これにより前記ガスは、前記各第1のダクトを通って垂直に流れ、
    前記ダクト形成部材及び前記補強部材は金属製の構造体である、請求項1記載の排熱回収ボイラ。
  7. 前記ダクト形成部材の熱膨張係数は、前記補強部材の熱膨張係数と一致するか、又は
    前記ダクト形成部材の熱膨張係数は、前記補強部材熱膨張係数の90%から110%の間にある、請求項1記載の排熱回収ボイラ。
  8. 少なくとも1つの第1のダクトを取り囲む第1のケーシングを有する第1のモジュールであって、ガス流軸線に沿った前記第1のダクトをガスが通流する第1のモジュールを備える、垂直型排熱回収ボイラの構成要素であって、
    前記第1のケーシングは、
    第1のダクト形成部材であって、各第1のダクトは、前記ケーシング内へ延在する第1のダクト形成部材が互いに離間することで形成されている、第1のダクト形成部材と、
    互いに離間した前記第1のダクト形成部材の間に位置する複数の第1の補強部材であって、前記ガス流軸線に沿って細長く形成された第1の補強部材と、を有し、
    前記第1の補強部材と前記第1のダクト形成部材とが全て、実質的に同程度の熱膨張係数を有することを特徴とする、垂直型排熱回収ボイラの構成要素。
  9. 前記少なくとも1つの第1のダクト内へ延在する筋交いを有しない、請求項8記載の垂直型排熱回収ボイラの構成要素。
  10. 吸入ダクトと、
    排出ダクトと、を備え、
    前記第1のケーシングは前記吸入ダクトと前記排出ダクトとの間に位置している、請求項8記載の垂直型排熱回収ボイラの構成要素。
  11. 前記第1のモジュールは、
    前記第1のモジュールの前記第1のダクト形成部材の上端部及び前記第1のモジュールの前記第1の補強部材の上端部に取り付けられた上側環状フランジと、
    前記第1のダクト形成部材の下端部及び前記第1の補強部材の下端部に取り付けられた下側環状フランジと、を備える、請求項8記載の垂直型排熱回収ボイラの構成要素。
  12. 前記第1のモジュールは、
    前記垂直型排熱回収ボイラの構成要素に隣接して位置する構造用鋼部材に接続するための複数のリンク部を備え、
    該複数のリンク部の各々は、前記第1のダクト形成部材の少なくとも1つと、前記下側環状フランジ及び前記上側環状フランジのうちの1つとに接続されている、請求項11記載の垂直型排熱回収ボイラの構成要素。
  13. 前記第1のケーシングは、
    上側開口を有する頂部面と、
    下側開口を有する底部面と、
    前記頂部面及び前記底部面の間に位置する第1の側面と、
    前記頂部面及び前記底部面の間に位置する第2の側面と、
    前記頂部面及び前記底部面の間に位置する第3の側面と、
    前記頂部面及び前記底部面の間に位置する第4の側面と、を備え、
    前記第1のモジュールにおける熱的条件に起因する前記第1のケーシングの膨張が、前記第1のケーシングの前記第3及び第4の側面における膨張により前記第1のケーシングの膨張が実質的に生ずる結果となるように、前記リンク部は、前記第1のケーシングにおける前記第1及び第2の側面の膨張を抑制するために、前記第1のケーシングにおける前記第1及び第2の側面のみから延在している、請求項12記載の垂直型排熱回収ボイラの構成要素。
  14. 前記第1のダクト形成部材の熱膨張係数は、前記第1の補強部材の熱膨張係数と一致するか、又は
    前記第1のダクト形成部材の熱膨張係数は、前記第1の補強部材熱膨張係数の90%から110%の間にある、請求項8記載の垂直型排熱回収ボイラの構成要素。
  15. 頂部及び該頂部の反対に位置する底部を有する外面を有する筐体であって、前記頂部は上側開口を形成し且つ前記底部は下側開口を形成し、前記外面は、第1の側面と、第2の側面と、第3の側面と、第4の側面とを有し、前記第1の側面は、前記頂部から前記底部に延在するとともに前記第2の側面及び前記第3の側面の間に位置しており、前記第2の側面は、前記頂部から前記底部に延在するとともに前記第1の側面及び前記第4の側面の間に位置しており、前記第3の側面は、前記頂部から前記底部に延在するとともに前記第1の側面及び前記第4の側面の間に位置しており、前記第4の側面は、前記頂部から前記底部に延在するとともに前記第2の側面及び前記第3の側面の間に位置しており、これにより、前記第4の側面は前記第1の側面に面しており、前記第2の側面は前記第3の側面に面している、筐体と、
    前記筐体内を延在する複数のダクト形成部材であって、前記ダクト形成部材は、前記筐体内を延在しており且つ前記筐体内に形成された少なくとも1つのダクトを形成しており、前記筐体の前記底部から前記筐体の前記頂部に延在するガス流軸線に沿って、ガスが前記少なくとも1つのダクト内を通流する、複数のダクト形成部材と、
    前記筐体内の複数の内部補強部材であって、該内部補強部材の各々は、前記ガス流軸線に沿って細長く形成されており且つ2つの前記ダクト形成部材間に位置しており、
    前記内部補強部材と前記ダクト形成部材とが、実質的に同程度の熱膨張係数を有することを特徴とする、垂直型排熱回収ボイラ。
  16. 複数のリンク部を備え、
    該リンク部の各々は、前記複数のダクト形成部材の各々1つに取り付けられており、且つ前記ダクト形成部材から延在して、前記筐体の前記第1の側面及び前記筐体の前記第2の側面の1つから延在しており、前記筐体の前記第1及び第2の側面に隣接する構造用鋼部材に取り付けられる、請求項15記載の垂直型排熱回収ボイラ。
  17. 前記リンク部は、前記筐体内の熱的条件に起因する前記筐体の膨張が、前記筐体の前記第3及び第4の側面における膨張により前記筐体の膨張が実質的に生じる結果となるように、前記筐体における前記第1及び第2の側面のみから延在している、請求項16記載の垂直型排熱回収ボイラ。
  18. 前記リンク部は、前記筐体内の熱的条件に起因する前記筐体の膨張が、前記筐体の前記第3及び第4の側面の膨張のみという結果を生ずるように、前記筐体の前記第1及び第2の側面に隣接する構造用鋼部材に取り付けるために構成されており、
    前記ダクト形成部材の熱膨張係数は、前記内部補強部材の熱膨張係数の90%から110%の間の値となる、請求項17記載の垂直型排熱回収ボイラ。
  19. 複数のリンク部であって、該リンク部の各々は、前記複数のダクト形成部材の各々1つに取り付けられており、且つ前記ダクト形成部材から延在して、前記筐体の前記第1の側面及び前記筐体の前記第2の側面の1つから延在して、前記筐体の前記第1及び第2の側面に隣接する構造用鋼部材に取り付けられ、前記リンク部が、前記筐体内の熱的条件に起因する前記筐体の膨張が、前記筐体の前記第3及び第4の側面における膨張により前記筐体の膨張が実質的に生じる結果となるように、前記筐体における前記第1及び第2の側面のみから延在している、複数のリンク部と、
    複数の内部フランジであって、該内部フランジの各々は、前記ダクト形成部材によって形成された少なくとも1つのダクトの全周に亘り延在し、前記内部フランジの各々は、複数の前記ダクト形成部材と、複数の前記内部補強部材と、複数の前記リンク部とに取り付けられる、複数の内部フランジと、を備え、
    前記リンク部の各々は、前記ダクト形成部材の少なくとも各々2つに取り付けられる場所に隣接して、該ダクト形成部材に取り付けられている、請求項15記載の垂直型排熱回収ボイラ。
  20. 前記内部フランジの各々は、環状の構造体を形成するために、互いに相互接続された細長く形成された平板を備え、
    前記フランジの各々は、前記ダクト形成部材の熱膨張係数と実質的に同程度の熱膨張係数を有する材料から形成されている、請求項19記載の垂直型排熱回収ボイラ。
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