JP2015096077A - 動物飼料組成物およびその製造方法 - Google Patents

動物飼料組成物およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】熱に不安定な添加剤を飼料に添加できるように、意図的に付加される熱源、たとえば蒸気が存在しない状態で、動物飼料を製造する方法を提供する。
【解決手段】結合剤と飼料粉(feed meal)を約10℃〜約70℃の温度で混合してマッシュ(mash)を調製し、マッシュを押出機に通して動物飼料製品を成形し、そして動物飼料製品を乾燥させる。ある態様において、飼料粉、マッシュおよび最終製品の温度を70℃以下に維持する。
【選択図】なし

Description

[0001] 飼料利用率を改善し、飼料の密度を高め、かつ取扱い特性を改善するために、
ペレット化法が1920年代半ばに米国飼料業界に導入された。ほぼ1930年以前は幾
つかの異なるタイプのペレット製造機が利用されていた。1920年代末にフラットダイ
ペレット製造機およびリングダイペレットミルが初めて開発された。フラットダイ装置は
ある用途には今でも用いられているが、リングダイペレットミルがすぐに好まれるデザイ
ンとなり、直ちに動物飼料業界で採用され、現在でもなお選択されているペレット製造機
の形態である。リングダイペレットミル自体に加えて、コンディショナー、冷却機/乾燥
機、および関連の加工装置を含めた補助装置が開発された。
[0002] 初期のペレット化法は、飼料成分を混合し、それらをそれ以上処理せずにペレ
ット化することを伴なっていた;その理論的根拠は、飼料に熱を加えるのを避けることに
よりビタミンおよびタンパク質に対する変化を防ぐことであった。しかし、1930年代
後期に、幾つかのプロセッサーは、動物飼料のペレット成形用混合物をペレット押出機に
導入する前にコンディショナーに通すことにより混合物に水および蒸気を付与し始めた。
蒸気の付加は生産率を改善し、ダイの摩耗を減らし、かつペレットの品質を改善した。そ
の後、業界はすぐにペレット成形に際してスチームコンディショニングを採用し、これが
現在までペレット化法に不可欠な部分となっている。
[0003] スチームコンディショニングに際しては、一般に多数のパドルまたはピックが
取り付けられた回転軸を備えた円筒形の管からなるコンディショナーを通って飼料マッシ
ュが運ばれるのに伴って、飼料マッシュに生蒸気が注入される。蒸気による飼料粉のコン
ディショニングは、飼料粉またはマッシュを圧縮してペレットにするための前提条件であ
る。蒸気からの熱および水は飼料粉粒子、たとえばタンパク質および炭水化物中の結合剤
を活性化し、それらを柔らかくし、粒子の表面に凝集特性をもたらす作用をする。ダイを
通してマッシュを圧縮すると、粒子は圧密され、互いに積み重なってペレットを形成する
。凝縮する蒸気はもちろんマッシュの温度および含水率を高める。さらに、蒸気は飼料マ
ッシュ中へ直接注入されるので、ボイラーを処理するために使用する化学物質はFDAが
承認したものでなければならない。
[0004] 1960年代以来のペレット化法の研究の焦点はスチームコンディショニング
操作の改善に向けられ、滞留時間の延長およびマッシュをコンディショニングする温度の
上昇が強調された。より最近の進展のひとつは、より高い温度およびより長いコンディシ
ョニング時間の採用を提供してペレットの耐久性を改善しかつ生産率を高めるために、コ
ンディショナーおよびペレット化ダイキャビティーを加圧する加圧ペレット化システムで
あった。しかし、高い温度および長いコンディショニング時間の採用は、実質的に熱に感
受性または不安定ないずれかの成分を含有させることとは逆方向に向かう;これらの成分
も完全な動物飼料中に望ましい場合がある。
[0005] したがって当技術分野で要求されているのは、熱に不安定な添加剤を飼料に添
加できるように、意図的に付加される熱源、たとえば蒸気が存在しない状態で、動物飼料
を製造する方法である。さらに、蒸気注入を採用しない方法および装置は操作がより経済
的な可能性がある;それらの方法は蒸気産生のためのボイラーを必要としないからである
。ボイラーがなければ、装置の特定の化学処理にFDAの承認を求める必要性が除かれる
[0006] 本発明は、動物飼料製品の製造方法であって、結合剤と飼料粉(feed m
eal)を約10℃〜約70℃の温度で混合してマッシュ(mash)を調製し、マッシ
ュを押出機に通して動物飼料製品を成形し、そして動物飼料製品を乾燥させることを含む
方法に関する。ある態様において、飼料粉、マッシュおよび最終製品の温度を70℃以下
に維持する。
[0007] 本発明はまた、本発明の方法を用いて製造された動物飼料製品に関する。
[0008] 本発明は動物飼料製品の製造方法に関する。本明細書中で用いる動物飼料製品
は、動物、特に哺乳動物用の飼料製品またはおやつ(treat)である。飼料製品はイ
ヌ、ネコ、および家畜、たとえば限定ではないが雌ウシ、ブタ、ウマ、雄ウシなどのため
のものであってもよい。特定の態様において、飼料製品は家庭内ペット、たとえばイヌま
たはネコのためのものである。
[0009] 本発明は飼料製品の形状に依存せず、あるいはそれによって限定されないので
、本発明の方法により製造される飼料製品は希望するいかなる形状であってもよい。たと
えば、飼料は中実または中空ペレットであってもよい。飼料は他の形状、たとえばベーコ
ンのストリップまたは揚げたトルティーヤ(tortilla)チップに似たストリップ
であってもよい。本明細書中で用いる“ストリップ”の形状の飼料製品は、限定ではない
が三角形、長方形、正方形または円形などいずれかの形状の平らな飼料製品を意味するた
めに用いられる。
[0010] 飼料製品は、液状結合剤と混合した飼料粉からなる。動物飼料業界で用いられ
るいかなる飼料粉も本発明の目的のために使用できる。必須ではないが本発明に用いる飼
料粉中に存在してもよい飼料粉の成分の例には、トウモロコシ、すりつぶしたトウモロコ
シ、コーンミール、米、小麦、小麦ミッド(wheat midd)、大麦、燕麦、他の
植物繊維、大豆、大豆粉、バイオ燃料生産に由来するあらゆる穀粒粉、乳清、乳清粉、カ
ゼイン、卵、綿実粉、動物脂肪、植物油、魚油、家禽肉粉、牛肉、豚肉、ラッカセイ殻、
オレンジ外皮、てん菜パルプおよびモロコシを含めることができるが、これらに限定され
ない。飼料粉添加剤の成分の例には、吸湿性の溶質または成分、たとえば塩類、糖類およ
びオリゴ糖、糖アルコール、プロピレングリコール、シロップ、遊離アミノ酸、ならびに
加水分解したタンパク質材料(たとえば、鶏肉、レバー、小麦グルテン、カゼインなど)
または加水分解した炭水化物ポリマー(たとえば、デンプン、ゴム、小麦粉、繊維および
キトサン)を含めることができるが、これらに限定されない。特定の態様において、飼料
粉は約40%〜約70%の砕いたトウモロコシ、約10%〜約30%の大豆粉、約1%〜
約30%の家禽肉粉、および約1%〜約30%のラッカセイ殻を含み、残りの部分があれ
ばそれは種々の飼料粉成分、たとえば限定ではないが動物脂肪からなる。
[0011] 本発明方法は、飼料粉に添加される結合剤の使用を含む。本発明における結合
剤は、多糖類、ゴムまたは大豆タンパク質結合剤であってもよい。結合剤の具体例にはア
ルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、グアーゴ
ム、キサンタンゴム、マルトデキストリン、アルファ化デンプンが含まれるが、これらに
限定されない。
[0012] 一般に結合剤は乾燥粉末状であり、結合剤を飼料粉と混合する前に水をこの乾
燥粉末と混合する。本明細書中で用いる“液状結合剤”は、水と混合してある結合剤であ
る。1態様において、飼料粉と混合する前に、液状結合剤は20%(w/w)未満の固形
分をもち、すなわち80%を超える含水率をもつことができる。他の特定の態様において
、液状結合剤は飼料粉と混合する前に18%、16%、14%、12%、10%、9%、
8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%、0.5%未満の固形分をもつ。さら
に他の特定の態様において、液状結合剤は飼料粉と混合する前に約18%〜約16%、約
16%〜約14%、約14%〜約12%、約12%〜約10%、約10%〜約9%、約9
%〜約8%、約8%〜約7%、約7%〜約6%、約6%〜約5%、約5%〜約4%、約4
%〜約3%、約3%〜約2%、約2%〜約1%、約1%〜約0.5%の固形分をもつ。水
と乾燥形態の結合剤の混合は、乾燥結合剤と水が適切に混合されるいかなる温度において
であってもよい。1態様において、水と粉末状結合剤を約17℃〜約26℃の温度、すな
わち室温で混合する。特定の1態様において、液状結合剤は適切な混合の後、ゲルの形状
である。
[0013] 本発明の方法では、飼料粉と結合剤を約10℃〜約70℃の温度で混合してマ
ッシュを調製する。1態様において、飼料粉と結合剤を約17℃〜約26℃の温度、すな
わち室温で混合する。マッシュは液状結合剤の含水率からもたらされる含水率をもつであ
ろう。1態様において、マッシュの含水率は全成分の約5%〜約70%(w/w)である
。より特定の態様において、マッシュの含水率は全成分の約10%〜約60%(w/w)
である。より特定の態様において、マッシュの含水率は全成分の約20%〜約40%(w
/w)である。よりさらに特定の態様において、マッシュの含水率は全成分の約20%〜
約35%(w/w)である。他の特定の態様において、マッシュの含水率は約20%、2
1%、22%、23%、24%、25%、27%、28%、29%、30%、31%、3
2%、33%、34%または35%である。よりさらに特定の態様において、マッシュの
含水率は全成分のほぼ約20%〜約22%、約22%〜約24%、約24%〜約26%、
約26%〜約28%、約28%〜約30%、約30%〜約32%、約32%〜約34%、
約33%〜約35%(w/w)である。
[0014] 液状結合剤と飼料粉を混合した後、結合剤(乾燥形態の)の濃度は明らかに低
下するであろう。特定の態様において、マッシュ中の液状結合剤の濃度は全成分の約0.
1%〜約10%(w/w)である。他の態様において、マッシュ中の液状結合剤の濃度は
全成分の約0.1%〜約5%(w/w)である。
[0015] 結合剤と飼料粉を混合してマッシュを調製すると、マッシュを押出機に通して
動物飼料製品を成形する。本明細書中で用いる押出機という用語は、マッシュを成形、付
形または再付形する機械または装置を意味するために用いられる。押出機はマッシュをよ
り小さなピース、たとえば限定ではないがペレットおよびストリップに成形、付形または
再付形することもできる。押出機はマッシュを単純に付形し、場合により、再付形された
マッシュをさらに加工するための追加ステーション、たとえば比較的大きな飼料製品ピー
スをより小さな飼料製品ピースに破断するための切断ステーションへ送ることができる。
飼料のための押出装置は当技術分野で周知であり、ローラーおよびダイ押出機、一軸スク
リュー押出機、二軸スクリュー押出機、ペレタイザー、エキスパンダーなどが含まれるが
、これらに限定されない。厳密ではないが、理想的には押出機の特定部分の温度を70℃
以下に維持すべきである。しかし、押出機の特定部分、たとえばダイの温度が押出しに際
して70℃を超える可能性もあり、これは成形されたマッシュまたは飼料製品の温度を上
昇させる場合がある。これらの場合、マッシュまたは飼料製品の温度を上昇させるのは押
出プロセス自体であって、蒸気注入などのような外部熱の意図的な付加ではない。したが
って本発明の1態様は、飼料粉、マッシュまたは成形された飼料製品の温度を70℃より
高い温度に上昇させる意図的に付加した熱源、たとえば蒸気が存在しない状態で、動物飼
料を成形する方法に関する。飼料密度に影響を及ぼすために、押出しに際して押出機に空
気を注入してもよく、注入しなくてもよい。
[0016] 押出機を通った後、成形された動物飼料製品を乾燥させる。一般に、成形され
た飼料製品を70℃以下の温度で乾燥させる。特定の1態様において、成形された飼料製
品を約60℃の温度で乾燥させる。飼料製品を周囲温度で、乾燥装置の空気なしに乾燥さ
せてもよい。あるいは、乾燥装置、たとえば限定ではないがガスもしくは電気オーブンま
たは電子オーブンを用いて飼料製品を乾燥させてもよい。当業者は成形された飼料製品を
乾燥させるための乾燥条件、たとえば時間、温度またはパワー(電子オーブンの場合)を
設定できるであろう。
[0017] 本発明はまた、本発明の方法を用いて製造された動物飼料製品に関する。飼料
製品は中空または中実ペレットであってもよく、あるいはそれらは他のいかなる形状であ
ってもよい。1態様において、最終飼料製品は約0.01%〜約35%の含水率をもち、
これは乾燥範囲と中間水分範囲の両方を含む。他の態様において、最終飼料製品は約5l
bs/ft〜約40lbs/ftの密度をもつ。より特定の態様において、最終飼料
製品は約20lbs/ft〜約30lbs/ftの密度をもつ。飼料製品は特定した
温度および湿度で特定の水分活性(a)をもつこともできる。“水分活性”は当技術分
野で周知であり、一般に試料(この場合は飼料)の真上の蒸気圧を同温の純水の蒸気圧で
割ったものであると定義される。たとえば、本発明の飼料製品は、24℃および種々の相
対湿度で0.2〜0.9の範囲のaを示すことができる。aはもちろん、本発明の飼
料製品が平衡状態で到達した、飼料製品の相対水蒸気圧または環境の相対湿度の尺度であ
る。
[0018] 本発明の方法により、デンプンが存在する場合にはそれがアルファ化していな
い飼料製品が得られる。これらの飼料製品は、デンプンが存在する場合にアルファ化デン
プンを全く含まないという必要はない。特定の態様において、デンプンが存在する場合に
最終飼料製品におけるアルファ化デンプンのレベルは30%未満である。他の態様におい
て、デンプンが存在する場合に最終飼料製品におけるアルファ化デンプンのレベルは20
%未満である。さらに他の態様において、デンプンが存在する場合に最終飼料製品におけ
るアルファ化デンプンのレベルは10%未満である。よりさらに他の態様において、最終
飼料製品におけるアルファ化デンプンのレベルは9%未満、8%未満、7%未満、6%未
満、5%未満、4%未満、3%未満、2%未満、1%未満である。デンプンのアルファ化
度は当業者に既知の多様な方法で分析できる。たとえば、示差走査熱量測定(DSC)を
用いて、飼料製品におけるアルファ化デンプンのレベルを評価することができる。DSC
法は、飼料製品のアルファ化開始転移温度(T)、ピークアルファ化温度(T)およ
びアルファ化エンタルピー(△H)を評価することができる。本発明の飼料製品のT
および/または△Hを同一処方の未処理混合物と迅速に比較して、飼料製品のアルフ
ァ化度を求めることができる。
[0019] 本発明の方法により製造された動物飼料製品は、卓越した耐久性をも示す。耐
久性は簡単な測定であり、一般にブレンダー内で混合した後に特定のふるいを通過するペ
レットの質量のパーセントである。たとえば、100gの飼料製品をブレンダーに入れ、
たとえば“撹拌”速度設定で10分間ブレンドすることができる。ブレンドされたペレッ
トまたは飼料製品を次いでたとえば4メッシュのスクリーンに通し、ふるい分け後に残留
するペレットの質量を測定することができる。耐久性は、残留質量を出発材料の質量で割
ったものである。
[0020] さらに、動物飼料製品は飼料粉および液状結合剤のほかに追加成分を含むこと
ができる。追加成分には不活性成分、たとえば膨脹剤、増量剤、保存剤、着香剤、嗜好剤
(palatant)、加工助剤などが含まれるが、これらに限定されない。
[0021] ここに提示する例は本発明の対象の特定の態様を説明するためのものであり、
本発明の範囲を限定するためのものではない。
実施例
[0022] 実施例1
[0023] 65%の砕いたトウモロコシ(w/w)、20%の大豆粉、5%の家禽肉粉お
よび10%のラッカセイ殻を合わせて、室温で約10〜15分間混合することにより、乾
燥粉を製造した。29.25lbsの水を0.75lbsのアルギン酸ナトリウム粉末と
混合することにより、液状結合剤を別個に調製した。水と粉末状結合剤を、粉末が溶解し
て結合剤が均一なゲルになるまで室温で混合した(約2.5時間)。
[0024] 液状結合剤(合計30lbs)と混合粉(合計100lbs)を室温で約15
〜20分間互いに混合して、マッシュを調製した。この時点でマッシュの含水率は約22
.5%であった(29.25lbsの水/130lbsの全成分)。液状結合剤の形成中
、および/またはマッシュの形成中に、水の添加によりマッシュの水分レベルを調整して
もよい。
[0025] 実施例2
[0026] 60%の砕いたトウモロコシ(w/w)、20%の大豆粉、15%の家禽肉粉
および5%のラッカセイ殻を合わせて、室温で約10〜15分間混合することにより、乾
燥粉を製造した。29.25lbsの水を0.75lbsのアルギン酸ナトリウム粉末と
混合することにより、液状結合剤を別個に調製した。水と粉末状結合剤を、粉末が溶解し
て結合剤が均一なゲルになるまで室温で混合した(約2.5時間)。
[0027] 液状結合剤(合計30lbs)と混合粉(合計100lbs)を室温で約15
〜20分間互いに混合して、マッシュを調製した。この時点でマッシュの含水率は約22
.5%であった(29.25lbsの水/130lbsの全成分)。液状結合剤の形成中
、および/またはマッシュの形成中に、水の添加によりマッシュの水分レベルを調整して
もよい。
[0028] 実施例3
[0029] 含水率を約30%に調整した実施例1の混合マッシュを、二軸スクリュー押出
機(TX−52,Wenger)により、約80k/時間の供給速度および約18rpm
の供給スクリュー速度および全バレル内の温度約25℃で押し出した。押出機に用いた2
つのダイは直径7.9mmであり、3つの孔および直径6.4mmのピンを備えていた。
押出スクリュー速度は約200rpmであった。この速度および約30%の水分レベルで
、何ら外部熱源を付加せずに押出機のヘッドの温度は約63℃に上昇した。
[0030] 実施例4
[0031] 含水率を約35%に調整した実施例2の混合マッシュを、二軸スクリュー押出
機(TX−52)により、約80kg/時間の供給速度および約200rpmの供給スク
リュー速度および全バレル内の温度58℃以下で押し出した。押出機に用いた2つのダイ
は直径7.9mmであり、3つの孔および直径2.2mmのピンを備えていた。この速度
および約25%の水分レベルで、何ら外部熱源を付加せずに押出機のヘッドの温度は約6
0℃以下に維持された。
[0032] ペレットを約60℃の温度で約65分間乾燥させた。この実施例で製造された
中空ペレットは約30lbs/ft〜約32lbs/ftの密度をもち、約0.25
の水分活性をもっていた。これらのペレットはアルファ化デンプンを含有しないと思われ
た。

Claims (21)

  1. a)液状結合剤と飼料粉を約10℃〜約70℃の温度で混合して飼料マッシュを調製し

    b)マッシュを押出機に通して動物飼料製品を成形し、そして
    c)動物飼料製品を乾燥させる
    ことを含む方法。
  2. 押出機が動物飼料ペレットを成形するためのペレタイザーである、請求項1に記載の方
    法。
  3. ペレットが中空である、請求項2に記載の方法。
  4. 押出機が動物飼料ストリップを成形するためのプレスである、請求項1に記載の方法。
  5. マッシュの含水率が全成分の約5%〜約70%(w/w)である、請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の方法。
  6. マッシュの含水率が全成分の約10%〜約60%(w/w)である、請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の方法。
  7. マッシュの含水率が全成分の約20%〜約40%(w/w)である、請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載の方法。
  8. マッシュ中の液状結合剤の濃度が全成分の約0.1%〜約10%(w/w)である、請
    求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. マッシュ中の液状結合剤の濃度が全成分の約0.1%〜約5%(w/w)である、請求
    項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 液状結合剤が多糖類、ゴムまたは大豆タンパク質結合剤である、請求項1〜9のいずれ
    か1項に記載の方法。
  11. 液状結合剤が、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロースナ
    トリウム、グアーゴム、キサンタンゴム、マルトデキストリン、アルファ化デンプンおよ
    び大豆タンパク質結合剤からなる群から選択される、請求項10に記載の方法。
  12. 液状結合剤と飼料粉を約17℃〜約26℃の温度で混合する、請求項1〜11のいずれ
    か1項に記載の方法。
  13. 押出機の温度は、マッシュが押出機を通る前に約10℃〜約70℃の温度である、請求
    項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 押し出された動物飼料製品を約70℃より低い温度で乾燥させる、請求項1〜13のい
    ずれか1項に記載の方法。
  15. 飼料粉がトウモロコシ、大豆粉、家禽肉粉およびラッカセイ殻を含む、請求項1〜14
    のいずれか1項に記載の方法。
  16. 飼料粉がさらに吸湿性成分を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 飼料粉がさらに膨脹剤を含む、請求項15または16に記載の方法。
  18. 請求項1に記載の方法により製造された動物飼料製品。
  19. 動物飼料製品がトウモロコシ、大豆粉、家禽肉粉およびラッカセイ殻を含む、請求項1
    8に記載の動物飼料製品。
  20. 動物飼料製品が、約0.01%〜約35%の最終含水率、0.20〜0.90のa
    有し、動物飼料製品が約5lbs/ft〜約40lbs/ftの密度を有する、請求
    項18または19に記載の動物飼料製品。
  21. 請求項1に記載の方法により製造された動物用おやつ。
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