JP2015094730A - 廃活性炭処理方法および廃活性炭処理システム - Google Patents
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Abstract
Description
つまり、原子力関連施設で発生する廃活性炭は、焼却され、焼却灰となり、固化されて処分される。
なお、このような廃活性炭は、液体に沈殿されてまたはペレット状などにされ、焼却処分までの間保管容器に保管される。
抜き出された廃活性炭は難燃性であるので単独で焼却処理することはできず、可燃性廃棄物と混合して混焼処理がなされていた。
このため、廃活性炭の保管スペースがひっ迫しており、廃活性炭の最終処分が課題となっている。
図1は、第1実施形態にかかる廃活性炭処理システムの構成図である。
図2は、第1実施形態の廃活性炭処理方法の手順を示すフローチャートである。
なお、図1に示される各種の部材は配管で廃液処理施設に適宜接続され、各工程で発生する廃液は廃液処理施設に移送されるが、配管および廃液処理施設の図示は省略する。
液体17は、廃活性炭11によって不純物が吸着された廃液または新たに付加された例えば水などである。
混合工程(S14)に最適な水分比率は、廃活性炭11の60〜70%程度である。
例えば、保管容器16が劣化している場合、取出工程(S13)で使用する取出手段33を、強い衝撃または外力が必要なものから衝撃の少ないものへの変更を最終決定する。
助燃剤12は、加熱によって融解し、常温で固化するものが好適に使用される。
これらのワックスまたは蝋などは、単体でまたは適宜組み合わされて利用される。
なお、助燃剤12は、原子力関連施設での使用が許可されるものであれば、上述の例に限定されない。
特に、粒径が小さい粉末の場合、長時間の保管によって水圧などで保管容器16の底部で硬化していることもある。
取出手段33は、モーノポンプ33a(33)に限定されず、例えば市販のドラムハンドリング機33b(33)(図3)やフォークリフト(図示せず)などを利用してもよい。
保管容器16から取り出された廃活性炭11は、加熱部21で融解された助燃剤12とともに混合部22に投入される。
混合工程(S14)において、廃活性炭11とともに混合されて廃活性炭11に含まれる水分を吸収する吸水剤28が投与される。
高分子ポリマーは、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム含むポリアクリル酸系、デンプン-アクリル酸グラウト系、カルボキシルメチルセルロース系、ポリビニルアルコール系などである。
吸水剤28は、水分量、粒子径または混合時間など混合体13の状態に合わせて適宜選択すればよい。
このような廃活性炭11の性質から、助燃剤12を供給しても助燃剤12だけが先行して燃焼し、燃え残りが発生してしまうことがある。
ただし、燃え残りの発生の恐れが低い場合は、吸水剤28を投与しなくてもよい。
そして、融解した助燃剤12、廃活性炭11および吸水剤28をヒータ32で加熱しながら混合し、スラッジ状の混合体13を生成する。
上述したように助燃剤12には、常温で固化するものを使用しているので、加熱を停止して放置すると混合体13ごと固化する。
成型体の形状は、焼却炉24の形状や体積、搬送のしやすさなどが考慮され、例えば、ペレット状、プレート状、球状および棒状などから適宜選択される。
焼却炉24は、原子力関連施設に特設されたもので、放射性物質を含む廃棄物を焼却する。
成型体は助燃剤12により十分容易に燃焼する場合もあり、この場合、焼却炉24は原子力関連施設内の可燃性廃棄物用の焼却炉であってもよい。
図3は、第2実施形態にかかる廃活性炭処理システムの構成図である。
このような廃活性炭11は、一般に液体17に沈殿したものに比べて燃焼しやすい。
このような場合、混合工程(S14)において、調整水18を給水して廃活性炭11の水分を調整する。
また、混合工程において、第1実施形態と同様に吸水剤28を投与することで難燃性の廃活性炭11の燃焼を促進することができる。
ただし、このような廃活性炭11であっても、モーノポンプ33aを利用することもできる。
図面においても、共通の構成または機能を有する部分は同一符号で示し、重複する説明を省略する。
図4は、第3実施形態にかかる廃活性炭処理システムの構成図である。
第3実施形態の廃活性炭11は、例えば第1実施形態のように液体17から抜き出した湿潤状態のものでも、乾燥状態でもよい。
また、廃活性炭処理システム10の混合部22には、融解した助燃剤12を供給する供給部26と、吸水剤28を投与する投与部27と、を備えてもよい。
また、作業員の吸水剤28などの投与ミスを低減させることができる。
供給部26は、助燃剤12を融解する加熱部21とともに留め具など(図示せず)で混合部22に固定される。
すなわち、廃活性炭11の大きさまたは形状によらず、第1実施形態とほとんど同様の手順で廃活性炭11を単独でも焼却処分することができる。
これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
Claims (15)
- 放射性物質を含む不純物を吸着した廃活性炭の燃焼を促進する助燃剤を融解する融解工程と、
融解した前記助燃剤および前記廃活性炭の混合体を生成する混合工程と、
前記混合体から固形の成型体を作成する成型工程と、
前記成型体を焼却する焼却工程と、を含むことを特徴とする廃活性炭処理方法。 - 前記助燃剤は、常温で固化することを特徴とする請求項1に記載の廃活性炭処理方法。
- 前記助燃剤は、石油ワックス、植物性ワックス、木蝋および白蝋から選ばれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の廃活性炭処理方法。
- 前記混合工程において、前記廃活性炭とともに混合されて前記廃活性炭に含まれる水分を吸収する吸水剤が投与されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の廃活性炭処理方法。
- 前記吸水剤は、高分子ポリマーであることを特徴とする請求項4に記載の廃活性炭処理方法。
- 前記廃活性炭の保管状態を確認して水分の調整および前記廃活性炭の保管容器からの取出手段の最終決定の少なくともいずれかを行う調整工程と、
前記取出手段で前記廃活性炭を前記保管容器から取り出す取出工程と、を含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の廃活性炭処理方法。 - 前記混合工程においてまたはその前処理として、前記廃活性炭に給水することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の廃活性炭処理方法。
- 前記取出工程において、前記保管容器を反転、回転、昇降および振動の少なくともいずれかを付与することを特徴とする請求項6に記載の廃活性炭処理方法。
- 前記取出工程において、保管された前記廃活性炭に対してボーリング、切断、攪拌の少なくともいずれかを行うことを特徴とする請求項6に記載の廃活性炭処理方法。
- 前記混合工程の前段に、前記廃活性炭を粉末化する粉砕工程を含むことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の廃活性炭処理方法。
- 前記廃活性炭は、粉末状、粒状、ペレット状、破砕状の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の廃活性炭処理方法。
- 放射性物質を含む不純物を吸着した廃活性炭の燃焼を促す助燃剤を融解する加熱部と、
融解した前記助燃剤および前記廃活性炭の混合体を生成する混合部と、
前記混合体から固形の成型体を作成する成型部と、
前記成型体を焼却する焼却炉と、を備えることを特徴とする廃活性炭処理システム。 - 前記混合部は、融解した前記助燃剤を供給する供給部を備えることを特徴とする請求項12に記載の廃活性炭処理システム。
- 前記混合部は、前記廃活性炭とともに混合されて前記廃活性炭に含まれる水分を吸収する吸水剤を投与する投与部を備えることを特徴とする請求項12または請求項13に記載の廃活性炭処理システム。
- 前記廃活性炭を粉末化する粉砕部を備えることを特徴とする請求項12から請求項14のいずれか1項に記載の廃活性炭処理システム。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170057596A (ko) * | 2015-11-17 | 2017-05-25 | (주)한국원자력 엔지니어링 | 가연성 방사성폐기물의 고화 처리방법 |
Citations (3)
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JPH10239494A (ja) * | 1997-02-21 | 1998-09-11 | Toshiba Corp | 活性炭スラッジの焼却処理方法 |
JP2008107233A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Ebara Corp | 原子力発電施設で使用した成形品の焼却処理方法 |
JP2013096737A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Ebara Corp | 活性炭を含む放射性廃棄物の固化方法 |
-
2013
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