JP2015094504A - 冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空気調和装置は、容量を変えることができる圧縮機と、室外熱交換器と、膨張弁と、室内熱交換器と、暖房運転制御部とを備える。暖房運転制御部は、暖房運転を行い、圧縮機の容量および膨張弁の開度を制御する。暖房運転は、室内熱交換器を冷媒の放熱器として機能させ、室外熱交換器を冷媒の蒸発器として機能させる運転である。また、暖房運転制御部は、湿り運転判定(S11)を行い、湿り運転であると判定された場合に強制的に圧縮機の容量を大きくする(S16)。
【選択図】図3
Description
本発明の一実施形態に係る冷凍装置である空気調和装置の冷媒回路を、図1に示す。空気調和装置1は、多室型空気調和装置であって、1つの室外機2に対して複数の室内機5a〜5dが並列に接続される構成である。空気調和装置1の冷媒回路は、主として圧縮機20、四路切換弁23、室外熱交換器25、膨張弁31〜34、室内熱交換器51〜54が順に接続されたものであり、蒸気圧縮式の冷凍サイクルとなっている。ここで、圧縮機20は、インバータによる回転数制御を行う容量可変のインバータ圧縮機である。また、冷媒回路を循環する冷媒として、ここでは、地球温暖化係数が小さい単一冷媒のR32(組成は、HFC−32が100%)が用いられている。
(2−1)冷房時の冷媒の流れ
次に空気調和装置1の動作の概略を説明する。冷房運転時は、四路切換弁23が図1において実線で示す状態に保持される。圧縮機20から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四路切換弁23を介して室外熱交換器25に流入し、外気と熱交換して凝縮・液化する。液化した冷媒は、膨張弁31〜34で減圧され、さらに室内熱交換器51〜54で室内空気と熱交換して蒸発する。冷媒の蒸発によって冷却された室内空気は、図示しない室内ファンによって室内空間へと吹き出され、室内空間を冷房する。また、室内熱交換器51〜54で蒸発して気化した冷媒は、ガス冷媒配管7を通って室外機2に戻り、四路切換弁23を経て圧縮機20に吸い込まれる。
暖房運転時は、四路切換弁23が図1において破線で示す状態に保持される。圧縮機20から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四路切換弁23を介して各室内機5a〜5dの室内熱交換器51〜54に流入し、室内空気と熱交換して凝縮・液化する。冷媒の凝縮によって加熱された室内空気は、室内ファンによって室内空間へと吹き出され、室内空間を暖房する。室内熱交換器51〜54において液化した冷媒は、液冷媒配管8を通って室外機2に戻る。室外機2に戻った冷媒は、膨張弁31〜34で減圧され、さらに室外熱交換器25で室外空気と熱交換して蒸発する。室外熱交換器25で蒸発して気化した冷媒は、四路切換弁23を経て圧縮機20に吸い込まれる。
図2は、空気調和装置1の制御ブロック図である。コントローラ40は、室外機2の電装品ボックス内の制御基板および室内機5a〜5dの電装品ボックス内の制御基板が結ばれて構成されている。コントローラ40は、メイン制御用のマイコンの他、室内ファンや室外ファン(図示せず)および圧縮機20を制御するためのモータ制御用マイコンも備えている。室内機側には、ユーザが操作入力するリモコンの指令を受け付ける受信部や、空調空気の吹出方向を変えるモータのドライバ、運転モードなどを表示する表示部などが配備されている。室外機側には、圧縮機20のインバータ制御などを行う圧縮機駆動制御部や、室外ファンのためのモータ制御部などが配備されている。
圧縮機保護制御部46は、圧縮機20や空気調和装置1に破損の恐れがある或いは寿命が大幅に縮む恐れがある状態になったときに、圧縮機20を停止させる。具体的には、推定された高圧冷媒の圧力(高圧)が高圧上限値を超えた場合、インバータ制御基板において過電流値が上限値を超えた場合、所定の電装品の温度が許容値を超えた場合などに、圧縮機20を停止させる。高圧を直接検知する圧力センサは配備していないため、高圧は、凝縮温度Tcから換算される。
冷房運転制御部42は、冷房運転中の圧縮機20の周波数や膨張弁31〜34の開度を制御する。冷房運転における制御については、従来どおりであるため、ここでは説明を省略する。
暖房運転制御部44は、停止状態から圧縮機20を起動して暖房運転を始めるときの起動制御、起動後の冷媒状態が安定した通常暖房運転状態における膨張弁31〜34の開度調整のための目標吐出管温度制御、通常暖房運転状態における圧縮機20の容量制御、室外熱交換器25に着いた霜を溶かすための除霜制御、湿り運転に対応するための湿り運転対応制御、などを行う。湿り運転対応制御は、湿り運転になっているか否かを判定する湿り運転判定処理や、長くは許容できない湿り運転に圧縮機20が陥っているときに湿り運転から脱却するための湿り運転脱却処理などを含んでいる。
通常暖房運転状態における目標吐出管温度制御は、吐出管温度センサ90が検知した吐出温度Toが目標吐出温度Tmに近づくように、膨張弁31〜34の開度を調整する制御である。目標吐出温度Tmは、室外熱交温度センサ95が検知する蒸発温度Teと、室内熱交温度センサ91〜94が検知する凝縮温度Tcとに基づいて設定される。目標吐出温度Tmは、通常の運転状態であれば、後述する吐出過熱度が10℃以上確保される値となる。
通常暖房運転状態における圧縮機20の容量制御は、各室内機5a〜5dからの要求に基づいて圧縮機20の周波数を上下させる制御である。具体的には、室内機5a〜5dの室内温度センサ61〜64が検知する室内温度と、リモコンで設定された設定温度との差に基づき、必要な圧縮機20の出力を決めて、周波数を変更する。
除霜制御は、霜を溶かすために一旦暖房運転を止め、冷房運転サイクルで冷媒を循環させる制御である。
湿り運転対応制御は、通常暖房運転において吐出過熱度(吐出SH)が確保できなくなったときに、上述の通常暖房運転状態における圧縮機20の容量制御を外れ、圧縮機20の周波数を強制的に大きくして容量アップさせる制御である。この湿り運転対応制御を、以下、図3のフローを参照しながら説明する。
(4−1)
空気調和装置1は、1つの室外機2に対して4つの室内機5a〜5dが並列に接続される装置である。このような多室型空気調和装置では、室外機2に対して必ず4つの室内機5a〜5dが接続されるとは限らず、2つの室内機5a,5bだけが接続されることも想定される。また、各室内機5a〜5dの室内熱交換器51〜54の大きさは一定とは限らず、容量の小さい室内機が接続させたり容量の大きな室内機が接続されたりすることも想定される。
空気調和装置1の暖房運転中の湿り運転判定において、吐出過熱度と吸入過熱度とが監視パラメータの候補になる。本実施形態では、圧縮機20に吸入される冷媒が湿っていても、その湿り度合いまで推算することが容易でないことから、吐出過熱度を監視対象として選択している。そして、その吐出過熱度が閾値(ここでは10℃)よりも小さいときに、湿り度合いの大きい冷媒が圧縮機20に吸入されてきていると判断し、許容できない湿り運転であると判定している(ステップS11)。
空気調和装置1では、暖房運転時に、湿り運転対応制御を行いつつ、膨張弁31〜34の開度を目標吐出管温度制御によって調節している。このため、湿り運転対応制御の湿り運転脱却処理が行われているときにも、最適な吸入圧力、吸入温度、吐出圧力および吐出温度に近い状態で冷凍回路内を冷媒が流れる冷凍サイクルが行われるようになり、運転効率が高い。
空気調和装置1の湿り運転脱却処理においては、圧縮機20の周波数を一度上げたあとも、2分経過後に湿り運転が継続していれば、さらに圧縮機20の周波数を上げている(ステップS15,S16参照)。これにより、圧縮機保護制御部46による圧縮機20の保護制御によって圧縮機20が止まってしまうことを、さらに遅らせて暖房運転を継続させることができている。
空気調和装置1の湿り運転脱却処理においては、ステップS17を設け、湿り運転が上限時間(本実施形態では10分)まで継続したとき、あるいは、圧縮機20の周波数が上限値に達したときに、圧縮機20を再起動させている(ステップS18)。これは、圧縮機20の容量を大きくすることを複数回繰り返していると、その圧縮機20の容量がいずれ上限容量に達する、ことが想定されるために設けられたステップ(処理)である。このステップS17,S18を設けていることにより、空気調和装置1では、圧縮機20や空気調和装置1の各部の保護(損傷抑制)が図られる。
(5−1)変形例A
上記実施形態では、4台の室内機5a〜5dを接続できる液管用およびガス管用の4対の接続ポートが室外機2に設けられ、室外機2に2台〜4台の室内機を接続可能な多室型の空気調和装置1に本発明を適用しているが、最大で5台の室内機を1つの室外機に接続可能な空気調和装置に本発明を適用することもできる。最大で3台の室内機を1つの室外機に接続可能な空気調和装置に対しても、本発明を適用することができる。
上記実施形態では、冷暖切替ができる空気調和装置1に本発明を適用しているが、他の冷凍装置、例えば、暖房専用の空気調和装置、ヒートポンプ式の床暖房装置や給湯装置、などに本発明を適用することも可能である。
20 圧縮機
25 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
31〜34 膨張弁
40 コントローラ(制御部)
44 暖房運転制御部
51〜54 室内熱交換器(利用側熱交換器)
Claims (7)
- 容量を変えることができる圧縮機(20)と、
熱源側熱交換器(25)と、
膨張弁(31〜34)と、
利用側熱交換器(51〜54)と、
前記利用側熱交換器を冷媒の放熱器として機能させ前記熱源側熱交換器を冷媒の蒸発器として機能させる第1運転を行い、前記圧縮機の容量および前記膨張弁の開度を制御する、制御部(40)と、
を備え、
前記制御部は、前記第1運転を行っているときに、所定量以上の液冷媒が前記圧縮機に吸い込まれる湿り運転となっているか否かを判定する湿り運転判定(S11)を行い、湿り運転であると判定された場合に強制的に前記圧縮機の容量を大きくする(S16)、
冷凍装置(1)。 - 前記制御部は、前記湿り運転判定において、前記圧縮機から吐出される冷媒の吐出過熱度が閾値を下回っているか否かを判定し、前記吐出過熱度が前記閾値を下回っているときに、前記湿り運転であると判定する(S11)、
請求項1に記載の冷凍装置。 - 前記制御部は、前記第1運転において、前記圧縮機から吐出される冷媒の温度である吐出温度が目標値に近づくように、前記膨張弁の開度を調整する、
請求項1又は2に記載の冷凍装置。 - 前記制御部は、前記湿り運転判定において前記湿り運転であると判定された場合に、所定時間経過後も前記湿り運転が継続していれば、前記圧縮機の容量をさらに大きくする(S15,S16)、
請求項1から3のいずれかに記載の冷凍装置。 - 前記制御部は、前記湿り運転判定において前記湿り運転であると判定された後、前記湿り運転が上限時間まで継続したとき、あるいは、前記圧縮機の容量が上限容量に達したときに、前記圧縮機を再起動させる(S17,S18)、
請求項4に記載の冷凍装置。 - 前記圧縮機および前記熱源側熱交換器に、複数の前記膨張弁および複数の前記利用側熱交換器が並列に接続され、接続後に冷媒充填が行われる、
請求項1から5のいずれかに記載の冷凍装置。 - 前記圧縮機、前記熱源側熱交換器、前記膨張弁および前記利用側熱交換器を循環する冷凍サイクルに、R32冷媒が充填される、
請求項1から6のいずれかに記載の冷凍装置。
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