JP2015093547A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の制御装置に関し、アイドルストップによる車両の減速エネルギをオルタネータの発電駆動に効果的に利用する。
【解決手段】ブレーキ操作によって車速が所定の低速域まで低下するとエンジン10の燃料噴射を中断させるアイドルストップを実行する制御部40を備えた車両1の制御装置であって、制御部40は、アイドルストップの開始から車両1が停止するまで、エンジン10と変速機12とを断接するクラッチ11を接続状態に維持する。
【選択図】図2
【解決手段】ブレーキ操作によって車速が所定の低速域まで低下するとエンジン10の燃料噴射を中断させるアイドルストップを実行する制御部40を備えた車両1の制御装置であって、制御部40は、アイドルストップの開始から車両1が停止するまで、エンジン10と変速機12とを断接するクラッチ11を接続状態に維持する。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両の制御装置に関し、特に、ブレーキ操作によって車速が所定の低速域まで低下するとエンジンの燃料噴射を中断させるアイドルストップ機能を備えた車両の制御装置に関する。
従来、燃費の向上を図るべく、運転者のブレーキ操作によって車速が所定の低速域まで低下すると、エンジンの燃料噴射を中断(エンジンを停止)させるアイドルストップ制御が知られている。また、アイドルストップ制御による車両減速中に運転者の再加速操作(チェンジ・オブ・マインド)を検知すると、エンジンの燃料噴射を再開してエンジンを再始動させる技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
一般的なアイドルストップ制御では、エンジンの燃料噴射を中断させると同時にクラッチが切断されるため、減速時の車両駆動系の回転力はエンジンに伝達されることなく遮断される。そのため、アイドルストップ制御中は、車両の減速エネルギによってオルタネータを発電駆動させる回生発電を効果的に行えない課題がある。
本発明の目的は、アイドルストップによる車両の減速エネルギをオルタネータの発電駆動に効果的に利用することができる車両の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の車両の制御装置は、ブレーキ操作によって車速が所定の低速域まで低下するとエンジンの燃料噴射を中断させるアイドルストップを実行する制御部を備えた車両の制御装置であって、前記制御部は、前記アイドルストップの開始から車両が停止するまで、前記エンジンと変速機とを断接するクラッチを接続状態に維持することを特徴とする。
また、前記制御部は、前記アイドルストップによる車両の減速中に加速操作を検知すると、前記クラッチを接続状態に維持しつつ、前記エンジンの燃料噴射を再開させるエンジン再始動制御を実行することが好ましい。
本発明の車両の制御装置によれば、アイドルストップによる車両の減速エネルギをオルタネータの発電駆動に効果的に利用することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る車両の制御装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
まず、図1に基づいて、本実施形態の制御装置が適用される車両1の全体構成から説明する。
エンジン10のクランクシャフト10aには、変速機12のインプットシャフト12aがクラッチ11を介して断接可能に接続されている。変速機12の図示しないアウトプットシャフトには、プロペラシャフト13及び、差動装置14を介して左右の駆動輪15L,Rが接続されている。
オルタネータ20は、クランクシャフト10aにベルト、プーリ等を介して接続されており、エンジン10の回転力で発電駆動する。オルタネータ20で発電される電力は、電気的に接続された車載バッテリ28に蓄電される。スタータモータ21は、図示しないワンウェイクラッチを介してクランクシャフト10aに取り付けられたリングギヤ16に接続されている。なお、オルタネータ20をスタータとして兼用させる場合は、このスタータモータ21を省略してもよい。
エンジン回転センサ30は、クランクシャフト10aの回転数を検出する。車速センサ31は、車両1の走行速度を検出する。アクセルペダルセンサ32は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量を検出する。ブレーキペダルセンサ33は、図示しないブレーキペダルの踏み込み量を検出する。シフトポジションセンサ34は、現在のシフトポジション(変速機12の変速段)を検出する。これら各種センサ30〜34で検出されるセンサ値は、電気的に接続された電子制御ユニット(以下、ECUと称する)40に入力される。
ECU40は、車両1の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え構成されている。また、ECU40は、図2に示すように、アイドルストップ制御部41と、停車時エンジン再始動制御部42と、減速時エンジン再始動制御部43とを一部の機能要素として有する。これら各機能要素は、本実施形態では一体のハードウェアであるECU40に含まれるものとして説明するが、これらのいずれか一部を別体のハードウェアに設けることもできる。
アイドルストップ制御部41は、運転者によるブレーキ操作がなされ、且つ、車速が所定の低速域(例えば、13km/h)まで低下すると、エンジン10の燃料噴射を中断(エンジン10を停止)させると共に、車両1が停車するまでクラッチ11を接続状態に維持させるアイドルストップ制御を実行する。なお、運転者によるブレーキ操作の有無は、ブレーキペダルセンサ33のセンサ値に基づいて判定すればよい。
停車時エンジン再始動制御部42は、アイドルストップ制御による車両1の停車中に運転者による発進操作がなされた場合に、クラッチ11を切断させ、スタータモータ21を駆動させると共に、エンジン10の燃料噴射を再開して、エンジン10を再始動させる停車時エンジン再始動制御を実行する。なお、運転者による発進操作の有無は、アクセルペダルセンサ32やシフトポジションセンサ34のセンサ値に基づいて判定すればよい。
減速時エンジン再始動制御部43は、アイドルストップ制御による車両1の減速中に運転者が再加速操作(チェンジ・オブ・マインド)を行った場合に、エンジン10を再始動させる減速時エンジン再始動制御を実行する。より詳しくは、運転者による再加速操作がなされた際に車速センサ31で検出された車速が、変速機12のシフトチェンジを必要としない車速を維持できている場合は、クラッチ11を接続状態で維持しつつ、スタータモータ21を駆動させると共に、エンジン10の燃料噴射を再開する。一方、運転者による再加速操作がなされた際に車速センサ31で検出された車速が、変速機12のシフトチェンジを必要とする車速まで低下している場合は、クラッチ11を切断する。そして、変速機12が現在の車速に応じた所望の変速段にシフトチェンジされた後に、スタータモータ21を駆動させると共に、エンジン10の燃料噴射を再開するように構成されている。
なお、スタータモータ21の駆動は必ずしも必須ではなく、エンジン10が燃料噴射のみで再始動できる回転数を維持している場合は、スタータモータ21の駆動を省略してもよい。
次に、図3,4に基づいて本実施形態の車両の制御装置による制御フローを説明する。なお、図3に示す制御は、エンジン10のイグニッションキー操作ONと同時にスタートする。
ステップ(以下、ステップを単にSと記載する)100では、運転者によるブレーキ操作がなされ、且つ車速が所定の低速域まで低下しているか否かが判定される。条件が成立した場合は、アイドルストップ制御を実行すべくS110に進む。一方、条件が不成立の場合はリターンされる。
S110では、アイドルストップ制御が開始される。すなわち、クラッチ11が接続状態で維持されると共に、エンジン10の燃料噴射が中断される。
S120では、アイドルストップ制御による車両1の減速中に、運転者が再加速操作(チェンジ・オブ・マインド)を行ったか否かが判定される。車両1の減速中に再加速操作がなされた場合は、減速時エンジン再始動制御に移行すべくS200に進む。一方、車両1の減速中に再加速操作がなされなかった場合(停車まで再加速操作がなされなかった場合)は、図4のS300に進む。
S200では、再加速操作時の車速が、変速機12のシフトチェンジを必要としない車速を維持できているか否かが判定される。変速機12のシフトチェンジが不要な場合は、S210に進み、クラッチ11が接続状態で維持され、スタータモータ21が駆動され、且つエンジン10の燃料噴射が再開される。一方、変速機12のシフトチェンジが必要な場合は、S220に進み、クラッチ11が切断され、S230で現在の車速に応じた変速機12のシフトチェンジが行われた後、S240でスタータモータ21が駆動され、且つエンジン10の燃料噴射が再開される。
S120で、再加速操作がなされなかった場合は、図4に示す停車時エンジン再始動制御に移行する。S300では、車両1の停車中に運転者による発進操作(シフト操作やアクセル操作)がなされたか否かが判定される。発進操作がなされた場合は、S310でスタータモータ21が駆動されると共に、エンジン10の燃料噴射が再開される。その後、上述の各制御ステップは、エンジン10のイグニッションキー操作OFFまで繰り返し実行される。
次に、本実施形態に係る車両の制御装置による作用効果を説明する。
本実施形態の車両の制御装置では、アイドルストップ制御の開始から車両1が停車するまで、クラッチ11は接続状態で維持される。すなわち、エンジン10の燃料噴射を中断しても、クラッチ11を介して伝達される減速エネルギによってエンジン10の回転が維持され、アイドルストップ制御中もオルタネータ20の発電駆動を効果的に継続できるように構成されている。
したがって、本実施形態の車両の制御装置によれば、アイドルストップ制御による車両1の減速エネルギをオルタネータ20の発電駆動に効果的に利用することが可能となり、回生発電量の向上を図ることができる。また、エンジン10の駆動力を用いたオルタネータ20の発電駆動量を低減することが可能となり、燃費の向上を図ることができる。また、オルタネータ20の負荷によって車両1の減速時におけるブレーキ装置の負担が低減されるため、ブレーキ装置の摩耗等を効果的に抑制することもできる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、車両1は駆動源としてエンジン10のみを備えるものとして説明したが、走行用モータ等を備えるハイブリッド車両であってもよい。
10 エンジン
11 クラッチ
12 変速機
13 プロペラシャフト
14 差動装置
15L,R 駆動輪
20 オルタネータ
21 スタータモータ
28 車載バッテリ
30 エンジン回転センサ
31 車速センサ
32 アクセルペダルセンサ
33 ブレーキペダルセンサ
34 シフトポジションセンサ
40 ECU
41 アイドルストップ制御部
42 停車時エンジン再始動制御部
43 減速時エンジン再始動制御部
11 クラッチ
12 変速機
13 プロペラシャフト
14 差動装置
15L,R 駆動輪
20 オルタネータ
21 スタータモータ
28 車載バッテリ
30 エンジン回転センサ
31 車速センサ
32 アクセルペダルセンサ
33 ブレーキペダルセンサ
34 シフトポジションセンサ
40 ECU
41 アイドルストップ制御部
42 停車時エンジン再始動制御部
43 減速時エンジン再始動制御部
Claims (2)
- ブレーキ操作によって車速が所定の低速域まで低下するとエンジンの燃料噴射を中断させるアイドルストップを実行する制御部を備えた車両の制御装置であって、
前記制御部は、前記アイドルストップの開始から車両が停止するまで、前記エンジンと変速機とを断接するクラッチを接続状態に維持する
ことを特徴とする車両の制御装置。 - 前記制御部は、前記アイドルストップによる車両の減速中に加速操作を検知すると、前記クラッチを接続状態に維持しつつ、前記エンジンの燃料噴射を再開させるエンジン再始動制御を実行する
請求項1に記載の車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013233200A JP2015093547A (ja) | 2013-11-11 | 2013-11-11 | 車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013233200A JP2015093547A (ja) | 2013-11-11 | 2013-11-11 | 車両の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015093547A true JP2015093547A (ja) | 2015-05-18 |
Family
ID=53196258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013233200A Pending JP2015093547A (ja) | 2013-11-11 | 2013-11-11 | 車両の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015093547A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018103744A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | スズキ株式会社 | ハイブリッド車両の駆動制御装置 |
-
2013
- 2013-11-11 JP JP2013233200A patent/JP2015093547A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018103744A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | スズキ株式会社 | ハイブリッド車両の駆動制御装置 |
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