JP2015093063A - 歯科検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】検査者が単独で検査及び記録を行うことを可能とし、検査の効率化及びコストダウンを図ることができる。
【解決手段】歯科検査装置10であって、プローブ20の測定位置及び測定された検査データを入力する入力装置11と、入力装置11により入力された検査データを処理する演算装置12と、演算装置12により処理された検査データを表示する表示装置13とを備え、入力装置11が検査者Dの足によって操作可能な入力部111を有する。
【選択図】図1
【解決手段】歯科検査装置10であって、プローブ20の測定位置及び測定された検査データを入力する入力装置11と、入力装置11により入力された検査データを処理する演算装置12と、演算装置12により処理された検査データを表示する表示装置13とを備え、入力装置11が検査者Dの足によって操作可能な入力部111を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、歯科検査装置、特に、足を用いて検査結果を入力する歯科検査装置に関する。
歯科検査例えば歯周病検査において、検査者は、歯周病検査を受ける被検査者の口腔内の歯と歯茎の境目の溝である歯周ポケットの深さをプローブという針状の器具を使って測定する。検査者は、その際、一方の手にプローブを、他方の手にデンタルミラーを持っており、両手が塞がっている状態となっている。したがって、一般的に、検査者はその測定結果などの情報を別の記録者(歯科助手など)へ口頭で伝え、記録者が専用紙若しくはコンピュータに記録することで検査を行っている。
専従の記録者を置くことによって検査結果を円滑に記録でき、ひいては検査全体を効率的に行うことができるが、その一方で人件費によるコストの増大を招いていた。このため、検査者自身が記録を行うことで記録者を不要とする手段として、検査者が検査結果を音声入力することによって記録する歯科検査装置が開示されている(例えば、特許文献1)。しかし、検査者が発声する点では記録者への口頭による伝達と同じであり、検査結果が検査の進行と同時に被検査者の耳に届くため、被検査者へ精神的な負担が高まり、時には円滑な検査に支障を来すという問題があった。特に、音声入力の場合、マイクに向かって発声するため、ややもすれば人である記録者に向かって伝達するよりも大きな声になりがちである。
これに対し、検査者が単独で検査と記録を行えば記録者を不要とすることができるのはもちろんである。しかし、検査対象が被検査者の口腔内であるため、検査を行う際には衛生面の配慮が必要であり、検査者は衛生用の手袋を手にはめて検査を行っている。したがって、検査者が記録しようとすると、両手のプローブとデンタルミラーを一旦収容場所に置いたうえで衛生用の手袋を脱ぎ、筆記用具等を手にとり測定結果を記録紙に記入したり、キーボードをたたいてコンピュータに入力したりする必要がある。そして、手袋をはめ直して検査に復帰することとなるが、この一連の行為を繰り返し行うことは極めて不効率である。さらには、その煩わしさに起因して、被検査者の体液や場合によっては血液が付着した手袋をしたまま筆記用具やキーボードに触れ、そのまま検査に復帰するようなことがあると、検査環境や被検査者に衛生上の問題を来すおそれが生じる。
本発明は、上記した課題に基づいてなされたものであり、衛生上の問題を生じることなく、かつ、被検査者に余計な精神的負担をかけず、検査者が単独で検査及び記録を行うことを可能とし、検査の効率化及びコストダウンを図ることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の歯科検査装置は、以下のような解決手段を提供する。
(1)本発明の第1の態様は、歯科検査装置であって、プローブの測定位置及び測定された検査データを入力する入力装置と、入力装置により入力された検査データを処理する演算装置と、演算装置により処理された検査データを表示する表示装置とを備え、入力装置が検査者の足によって操作可能な入力部を有することを特徴とする。
(2)上記(1)において、検査データは歯周ポケットの深さに係るデータであってもよい。
(3)上記(1)又は(2)において、入力部はテンキー状に配列された複数の入力キーを有し、検査者が検査データの数値に応じて複数の入力キーのうち該当する入力キーを足でクリックすることにより、検査データが測定位置ごとに入力されるようにしてもよい。
(4)上記(1)又は(2)において、入力部は標準値に対応するニュートラルの入力キー並びに標準値に増減を加えるプラス及びマイナスの2つの入力キーを有し、検査者が検査データの数値に応じて標準値との差分に対応する回数だけプラス又はマイナスの入力キーを足でクリックすることにより、検査データが測定位置ごとに入力されるようにしてもよい。
(5)上記(1)又は(2)において、入力部は標準値に対応するニュートラルの位置並びに標準値に増減を加えるプラス及びマイナスの2つの位置をとるスティックレバーを有し、検査者が検査データの数値に応じて標準値との差分に対応する回数だけスティックレバーをプラス又はマイナスの位置に足で傾斜させることにより、検査データが測定位置ごとに入力されるようにしてもよい。
(6)上記(1)ないし(5)のいずれか1つにおいて、入力装置を撮像する撮像装置をさらに備え、表示装置が、検査者がその足元を見なくてもよいように、入力装置の映像を表示するようにしてもよい。
(7)上記(1)ないし(6)のいずれか1つにおいて、入力装置が抗菌カバーによって覆われているようにしてもよい。
本発明によれば、衛生上の問題を生じることなく、かつ、被検査者に余計な精神的負担をかけず、検査者が単独で検査及び記録を行うことを可能とし、検査の効率化及びコストダウンを図ることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る歯科検査装置10を用いて検査している様子を模式的に示す図、図2は、図1の歯科検査装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、歯科検査装置10は、検査結果の入力装置11、入力された検査結果を演算する演算装置12、及び演算装置12により処理された検査データを表示する表示装置13を備えている。歯科検査装置10の本体を構成する演算装置12と表示装置13は検査者Dの脇に置かれており、入力装置11は検査者Dの足で入力可能なように足元に置かれている。入力装置11は歯科検査装置10の内部に設けられた演算装置12に接続されている(配線については、不図示)。被検査者Sは、基台2上に設けられた被検査者用椅子3に座るようになっており、被検査者Sの脇には補助ユニット1が設けられている。補助ユニット1は被検査者Sが検査中や検査後にうがいをするスピットン7を設けた支持体4と、支持体4から延在する支柱5の先端に設けられた照明装置6などを備えている。なお、本明細書では、説明の便宜上、歯科検査装置10、被検査者用椅子3及び補助ユニット1を分離して図示のうえ説明しているが、これらは歯科用ユニットとして一体的に構成されてももちろん差し支えない。
図1は、本発明に係る歯科検査装置10を用いて検査している様子を模式的に示す図、図2は、図1の歯科検査装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、歯科検査装置10は、検査結果の入力装置11、入力された検査結果を演算する演算装置12、及び演算装置12により処理された検査データを表示する表示装置13を備えている。歯科検査装置10の本体を構成する演算装置12と表示装置13は検査者Dの脇に置かれており、入力装置11は検査者Dの足で入力可能なように足元に置かれている。入力装置11は歯科検査装置10の内部に設けられた演算装置12に接続されている(配線については、不図示)。被検査者Sは、基台2上に設けられた被検査者用椅子3に座るようになっており、被検査者Sの脇には補助ユニット1が設けられている。補助ユニット1は被検査者Sが検査中や検査後にうがいをするスピットン7を設けた支持体4と、支持体4から延在する支柱5の先端に設けられた照明装置6などを備えている。なお、本明細書では、説明の便宜上、歯科検査装置10、被検査者用椅子3及び補助ユニット1を分離して図示のうえ説明しているが、これらは歯科用ユニットとして一体的に構成されてももちろん差し支えない。
図1では、歯科検査の一例として、歯周ポケットを検査しているところを示しており、検査者Dは右手にプローブ20を、左手にデンタルミラー21を持ち、被検査者用椅子3の背もたれを倒して仰臥位になっている被検査者Sの口腔内を検査している。検査結果は、図2に示すように、入力装置11を足で操作することによりプローブ20の測定位置及び測定された検査データを入力する。演算装置12は、入力装置11により入力された検査データを処理し、表示装置13は、演算装置12により処理された検査データを表示する。
ここで、歯周病は、一般に細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患といわれており、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)や歯肉などの歯周組織が破壊され、最終的には歯が抜け落ちてしまう細菌感染症である。
通常、歯周病の検査は、プロービング検査によって行われる。プロービング検査は、プローブ20という先端に目盛りがついている器具を使って被検査者Sの口腔内の歯と歯茎の間に生じる歯周ポケットの深度を各歯につき歯の周りを状況に応じて1箇所、4箇所又は6箇所測定する。なお、正常な成人は、親知らずまで含めると口腔内に32本の歯があり、全歯に対して最大192箇所の測定が必要となる。この場合、プローブ20の先端には、目盛りが刻まれており、その目盛りにより歯周ポケットの深さを目視で読取り、検査者Dは被検査者Sの各歯の状態を測定する。歯周病の検査値は、1mm単位で測定を行う。なお、歯周ポケットは、数値が高いほど歯を支えている骨が溶けている事を意味し、歯周ポケットは2mmまでは正常である。さらに、歯周ポケット測定の時に、歯茎の出血の有無を検査する。この時、歯茎に出血があるということは、歯肉が炎症を起こしており、歯周病とみなされる。
その後、歯の動揺度の検査、すなわち歯のぐらつき具合をピンセット等で歯を動かし、揺れぐあいを測定する。健常な歯は動くことはないが、歯周病の進行に伴い、歯に動揺が生じる。
最後に、歯周病の原因となる歯の周囲の汚れ(プラーク)の付着状況を測定する。プラークの測定の際には、例えば歯垢染めだし液を綿棒等で歯に塗ることで歯垢が赤く染まり、歯垢の磨き残しがあるか確認できる。そして、被検査者Sに正しい歯磨き指導を行う。
上述した各種検査のうち、プロ―ビング検査を中心に以下説明する。
入力装置11は、検査者Dの足によって操作可能な入力部111を有しており、検査時の歯周ポケットの深さを測定する数値を入力する。本実施形態では、入力部111は入力キー111a〜lから構成されている。例えば、被検査者Sのある歯について検査結果が「4mm」であったとすると、検査者Dは、テンキーのうち「4」のキー111dを足の親指でクリックする。誤って「1」のキー111gをクリックしたことが表示装置13の画面から判明したときは、Backキー111kをクリックして「1」の数値を消去し、改めて「4」のキー111dをクリックする。誤っていなければ、Enterキー111lをクリックする。入力装置11と演算装置12との接続は、有線、無線のいずれでもあってよい。さらに、入力装置11の底面にゴムや樹脂製部材を設けてもよい。これによって、足の操作により入力装置11が滑るのを防ぐ効果が得られる。さらに、テンキーの中央のキー(例えば「5」のキー111e)に突起部を設けてもよい。これによって、足元を見なくても、突起部により入力部111の中央をより簡単に把握することが可能となる。
また、入力装置11は、抗菌カバー30によって覆われてもよい。抗菌カバー30は、プラスチックに抗菌剤を添加して成形する方法と、通常のプラスチック成形体の表面を抗菌性塗膜で被覆する方法がある。抗菌剤の適用されるプラスチックには、PVC、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリスチレン、ABS、PET、ポリアミドシリコーン樹脂などがある。また、抗菌材の材料としては、例えば、無機系では、銀ゼオライトやチオサルファイト銀錯体、有機系では、ニトリル誘導体、イミダゾール誘導体、トリアジン誘導体、フェノールエーテル誘導体、ピロール誘導体等があげられる。入力装置11に抗菌カバー30を設けることで雑菌の繁殖を防ぎ、装置を清潔に保つことができる。
表示装置13は、例えば予めパソコン内にインストールされた、歯周病検査用の専用アプリケーションの画面を表示させ、被検査者Sの検査時のデータが後述する演算装置12を介して、入力装置11から入力される数値を表示する。
演算装置12は、入力装置により入力された検査データを処理する。例えば、図3に示すように、演算装置12は、検査者Dが検査データの数値に応じて複数の入力キー111a〜jのうち該当する入力キーを足でクリックするとその入力キーが示す検査データの数値を取り込み、表示データに変換して表示装置13へ出力する。表示装置13に示される画面の例については、後述する。
図4を参照しつつ、本発明に係る歯科検査装置を用いた歯科検査の全体の流れを説明する。図4に示すように、歯科検査装置10の電源を起動させると、内部にある入力装置11、演算装置12、表示装置13が併せて起動される(ステップS101)。
次に、歯科検査装置10の起動後、パソコンに予めインストールされている歯周病検査に必要なデータが格納されている専用アプリケーションを起動させる(ステップS102)。上記操作をもって、歯周病検査における歯科検査装置10の準備が完了する。
次に、歯周病検査が開始(ステップS103)されると、検査者Dによって、被検査者Sの口腔内の歯と歯茎の隙間の歯周ポケットの深さをプローブ20によって、測定をする。そして、検査者Dは被検査者Sの口腔内の各歯についての歯周ポケットの深さを測定し、その値を自分の足によって操作可能な入力装置11より入力する(ステップS104)。入力されたデータは、ただちに表示装置13に表示され、その入力値が正しければ、例えばEnterキーを押し(テップS105“YES”)次の歯の測定に進む。また、入力後の入力値に異なっていた場合には、Backキーを押し(テップS105“NO”)、再度ステップS105に戻り、測定値の入力キーを押し直す。同様に順次各歯の検査を行い、全ての歯の測定が終わると検査が終了する(ステップS106)。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、入力装置11の入力部112の構成が第1の実施形態の入力部111と異なる点以外は、第1の実施形態と同様である。第2の実施形態では、図5に示すように、入力装置11は、入力部112として、プラスキー112a及びマイナスキー112bの2つの入力キーを有する。この場合、検査者Dが検査データの数値に応じて標準値を予め設定し、標準値との差分に対応する回数だけプラスキー112a又はマイナスキー112bの入力キーを足でクリックすることにより、測定位置毎に入力される検査データを取り込むことができる。もちろん、検査データは表示データに変換して表示装置に出力してもよい。本実施形態では、Setキー112cを設けて、過去の歯周病検査によって得られた被検査者Sの平均データから予め基準となる数値を設定(例えば歯周ポケットの深さ2mm)し、その基準値をベースとしてプラスキー112a又はマイナスキー112bの入力キーをクリックして増減を加えることで、作業の効率化を図ることができる。Enterキー112d及びBackキー112eは、第1の実施形態の対応する各キーと同様のものである。
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、入力装置11の入力部112の構成が第1の実施形態の入力部111と異なる点以外は、第1の実施形態と同様である。第2の実施形態では、図5に示すように、入力装置11は、入力部112として、プラスキー112a及びマイナスキー112bの2つの入力キーを有する。この場合、検査者Dが検査データの数値に応じて標準値を予め設定し、標準値との差分に対応する回数だけプラスキー112a又はマイナスキー112bの入力キーを足でクリックすることにより、測定位置毎に入力される検査データを取り込むことができる。もちろん、検査データは表示データに変換して表示装置に出力してもよい。本実施形態では、Setキー112cを設けて、過去の歯周病検査によって得られた被検査者Sの平均データから予め基準となる数値を設定(例えば歯周ポケットの深さ2mm)し、その基準値をベースとしてプラスキー112a又はマイナスキー112bの入力キーをクリックして増減を加えることで、作業の効率化を図ることができる。Enterキー112d及びBackキー112eは、第1の実施形態の対応する各キーと同様のものである。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、入力装置11の入力部113の構成が第2の実施形態の入力部112と異なる点以外は、第2の実施形態と同様である。第3の実施形態では、図6に示すように、演算装置12は、入力部が標準値に対応するニュートラルの位置並びに標準値に増減を加えるプラス及びマイナスの2つの位置をとるスティックレバー113aを有し、検査者Dが検査データの数値に応じて、上述した基準値との差分に対応する回数だけスティックレバー113aをプラス又はマイナスの位置に足で傾斜させることにより、増減を加えることで検査データを入力する。なお、このスティックレバー113aは、動作後は中央の位置に復帰するようになっている。Setキー113b、Enterキー113c及びBackキー113dは、第1及び/又は第2の実施形態の対応する各キーと同様のものである。
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、入力装置11の入力部113の構成が第2の実施形態の入力部112と異なる点以外は、第2の実施形態と同様である。第3の実施形態では、図6に示すように、演算装置12は、入力部が標準値に対応するニュートラルの位置並びに標準値に増減を加えるプラス及びマイナスの2つの位置をとるスティックレバー113aを有し、検査者Dが検査データの数値に応じて、上述した基準値との差分に対応する回数だけスティックレバー113aをプラス又はマイナスの位置に足で傾斜させることにより、増減を加えることで検査データを入力する。なお、このスティックレバー113aは、動作後は中央の位置に復帰するようになっている。Setキー113b、Enterキー113c及びBackキー113dは、第1及び/又は第2の実施形態の対応する各キーと同様のものである。
<第4の実施形態>
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、上述した第1ないし第3の実施形態に撮像装置14を追加したものである。図7では、入力部111を有する第1の実施形態に係る入力装置11を図示しているが、これに限定する趣旨ではなく、入力装置11は入力部112を有する第2の実施形態又は入力部113を有する第3の実施形態に係るものであってもよい。第4の実施形態では、図7に示すように、演算装置12は、歯科検査装置10が撮像装置14を有する場合、撮像装置14により撮像された入力装置11の映像をモニタとして表示装置13に出力する。撮像装置14は、例えば入力装置11の上方に備えられたカメラ14aであり、撮像装置14によって入力装置11及び足が映し出されることにより、検査者Dは足の位置を表示装置13を、見ながら調節でき、検査時の入力ミスを防ぐことができる。なお、本実施形態では、入力装置11に撮像装置14を設けたが、別途外付けとして撮像装置14を設けてもよい。撮像装置14は歯科検査装置10の起動に併せて起動される。
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、上述した第1ないし第3の実施形態に撮像装置14を追加したものである。図7では、入力部111を有する第1の実施形態に係る入力装置11を図示しているが、これに限定する趣旨ではなく、入力装置11は入力部112を有する第2の実施形態又は入力部113を有する第3の実施形態に係るものであってもよい。第4の実施形態では、図7に示すように、演算装置12は、歯科検査装置10が撮像装置14を有する場合、撮像装置14により撮像された入力装置11の映像をモニタとして表示装置13に出力する。撮像装置14は、例えば入力装置11の上方に備えられたカメラ14aであり、撮像装置14によって入力装置11及び足が映し出されることにより、検査者Dは足の位置を表示装置13を、見ながら調節でき、検査時の入力ミスを防ぐことができる。なお、本実施形態では、入力装置11に撮像装置14を設けたが、別途外付けとして撮像装置14を設けてもよい。撮像装置14は歯科検査装置10の起動に併せて起動される。
最後に、第4の実施形態に係る表示装置13の画面の一例について、図8を参照しつつ説明する。図8は、撮像装置14が設けられた第4の実施形態の場合における画面の一例を示しているが、撮像装置14によって撮像された映像が表示されない点を除き、第1ないし第3の実施形態における表示装置13の画面も同様である。図8に示すように、例えば画面の下部には、被検査者Sの歯周病の検査項目によって、そのデータを入力する画面があり、上から、プラーク、歯の位置、歯周ポケットの深さの欄が表示される。
プラークについては、上述したとおり、歯の周囲の汚れであり、プラークの付着状況が表示される。横向きの三角が黒塗りの場合、歯と歯の間にプラークが付着されていることを意味し、縦向きの三角が黒塗りの場合、歯と歯の外側、内側又は下側にプラークが付着されることを意味する。
歯の位置については、画面左上に表示されるように、前歯から奥歯にかけて順番に1番から数え、通常は、7番から8番まで存在する。前歯を基準に左上、右上、左下、右下と4つに区切り順番に検査を行う。
ポケットの深さについては、上述した通り、被検査者Sの歯と歯茎の境にある溝の深さをプローブ20によりミリ単位で測定し、入力装置11を用いて入力する。なお、入力画面は、例えば、選択された項目とそれについての測定部位の部分が点滅状態で表示される。この点滅表示は、入力装置11によって数値が決定されると点灯状態の結果表示に順次変わり、その歯の測定が終了すると自動的に次の歯の該当項目と測定部位の点滅表示に変わるようになっている。
さらに、画面の上部右側に撮像装置14によって映し出される入力装置11及び足が表示装置13に表示される。撮像装置14によって、入力装置11及び足が映し出され、入力操作ができることにより、検査者Dは足元を見ることなく検査時の入力ミスを防ぐことができる。
以上説明した各実施形態によれば、歯周病検査の入力を足によって行うため、検査者Dをして単独で検査及び記録を可能ならしめるため、衛生上の問題を生じることなく、記録者を不要とし、コストを抑えることができる。また、記録による作業を手入力で行わないため、検査の作業効率が上昇する。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またそのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 補助ユニット
2 基台
3 被検査者用椅子
4 支持体
5 支柱
6 照明装置
7 スピットン
10 歯科検査装置
11 入力装置
111 入力部(第1の実施形態)
111a〜l 入力キー
112 入力部(第2の実施形態)
112a〜e 入力キー
113 入力部(第3の実施形態)
113a スティックレバー
113b〜d 入力キー
12 演算装置
13 表示装置
14 撮像装置
20 プローブ
21 デンタルミラー
30 抗菌カバー
D 検査者
S 被検査者
2 基台
3 被検査者用椅子
4 支持体
5 支柱
6 照明装置
7 スピットン
10 歯科検査装置
11 入力装置
111 入力部(第1の実施形態)
111a〜l 入力キー
112 入力部(第2の実施形態)
112a〜e 入力キー
113 入力部(第3の実施形態)
113a スティックレバー
113b〜d 入力キー
12 演算装置
13 表示装置
14 撮像装置
20 プローブ
21 デンタルミラー
30 抗菌カバー
D 検査者
S 被検査者
Claims (7)
- 歯科検査装置であって、
プローブの測定位置及び測定された検査データを入力する入力装置と、
前記入力装置により入力された前記検査データを処理する演算装置と、
前記演算装置により処理された前記検査データを表示する表示装置とを備え、
前記入力装置が検査者の足によって操作可能な入力部を有することを特徴とする歯科検査装置。 - 前記検査データが歯周ポケットの深さに係るデータであることを特徴とする請求項1に記載の歯科検査装置。
- 前記入力部がテンキー状に配列された複数の入力キーを有し、
前記検査者が前記検査データの数値に応じて前記複数の入力キーのうち該当する入力キーを足でクリックすることにより、前記検査データが前記測定位置ごとに入力されることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科検査装置。 - 前記入力部が標準値に対応するニュートラルの入力キー並びに前記標準値に増減を加えるプラス及びマイナスの2つの入力キーを有し、
前記検査者が前記検査データの数値に応じて前記標準値との差分に対応する回数だけ前記プラス又は前記マイナスの入力キーを足でクリックすることにより、前記検査データが前記測定位置ごとに入力されることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科検査装置。 - 前記入力部が標準値に対応するニュートラルの位置並びに前記標準値に増減を加えるプラス及びマイナスの2つの位置をとるスティックレバーを有し、
前記検査者が前記検査データの数値に応じて前記標準値との差分に対応する回数だけ前記スティックレバーをプラス又はマイナスの位置に足で傾斜させることにより、前記検査データが前記測定位置ごとに入力されることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科検査装置。 - 前記入力装置を撮像する撮像装置をさらに備え、
前記表示装置が、前記検査者がその足元を見なくてもよいように、前記入力装置の映像を表示することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の歯科検査装置。 - 前記入力装置が抗菌カバーによって覆われていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の歯科検査装置。
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WO2018186373A1 (ja) * | 2017-04-03 | 2018-10-11 | 株式会社テクロック | 測定ソリューションサービス提供システム |
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2013
- 2013-11-12 JP JP2013234232A patent/JP2015093063A/ja active Pending
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