JP2015091026A - 無線中継装置、無線システム、プログラムおよび方法 - Google Patents

無線中継装置、無線システム、プログラムおよび方法 Download PDF

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昭 小笠原
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Abstract

【課題】送信先の無線機器が無線信号を正しく受信できる確率をより高める必要があること。
【解決手段】無線信号を中継する無線中継装置は、無線信号を受信する受信部と、受信部が第1の無線信号を受信した場合に、第1の無線信号に含まれるデータを含む無線信号を、第1の無線信号の送信先と同じ送信先に、予め定められた送信間隔で予め定められた回数繰り返し送信する送信部とを備える。無線信号を中継する方法は、無線信号を受信する受信ステップと、受信ステップで第1の無線信号を受信した場合に、第1の無線信号に含まれるデータを含む無線信号を、第1の無線信号の送信先と同じ送信先に、予め定められた送信間隔で予め定められた回数繰り返し送信する送信ステップとを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、無線中継装置、無線システムおよびプログラムに関する。
カメラなどの電子機器間で無線通信を行う技術が知られている(特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2008−102337号公報
送信先の無線機器が無線信号を正しく受信できる確率をより高める必要がある。
第1の態様においては、無線信号を中継する無線中継装置であって、無線信号を受信する受信部と、受信部が第1の無線信号を受信した場合に、第1の無線信号に含まれるデータを含む無線信号を、第1の無線信号の送信先と同じ送信先に、予め定められた送信間隔で予め定められた回数繰り返し送信する送信部とを備える。
第2の態様においては、無線システムは、上記無線中継装置と、受信部によって受信される無線信号を送信する無線送信装置とを備える。
第3の態様においては、プログラムは、コンピュータを、上記無線中継装置として機能させる。
第4の態様においては、無線信号を中継する方法であって、無線信号を受信する受信ステップと、受信ステップで第1の無線信号を受信した場合に、第1の無線信号に含まれるデータを含む無線信号を、第1の無線信号の送信先と同じ送信先に、予め定められた送信間隔で予め定められた回数繰り返し送信する送信ステップとを備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一実施形態にかかるカメラシステム5の利用環境の一例を示す。 カメラ10、無線アダプタ20および無線リモコン30のブロック構成の一例を示す。 無線信号で伝送される1つのパケット300のパケットフォーマットの一例を示す。 レリーズボタン130が押し込まれた場合のコマンドの送信タイミングの一例を示す。 無線中継装置40により中継された無線信号の送信タイミングを示す。 無線中継装置40により中継される無線信号の送信タイミングの他の例を示す。 無線中継装置40における動作フローフローの一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態にかかるカメラシステム5の利用環境の一例を示す。無線システムの一例としてのカメラシステム5は、カメラ10a、カメラ10b、無線アダプタ20a、無線アダプタ20b、無線リモコン30、無線中継装置40a、無線中継装置40b、無線中継装置40cを備える。
無線アダプタ20aは、カメラ10aに装着される。無線アダプタ20aは、いわゆるカメラ用の無線アクセサリであり、カメラ10aに着脱可能である。無線アダプタ20aは、装着されたカメラ10aに無線通信機能を追加する。無線アダプタ20bは、カメラ10bに装着される。無線アダプタ20bは、いわゆるカメラ用の無線アクセサリであり、カメラ10bに着脱可能である。無線アダプタ20bは、装着されたカメラ10bに無線通信機能を追加する。なお、無線アダプタ20a、無線アダプタ20bは、それぞれ、カメラ10a、カメラ10bに内蔵されていてもよい。
本実施形態の説明において、無線中継装置40a、無線中継装置40bおよび無線中継装置40cを無線中継装置40と総称する場合がある。また、カメラ10aおよびカメラ10bをカメラ10と総称する場合がある。また、無線アダプタ20aおよび無線アダプタ20bを無線アダプタ20と総称する場合がある。
無線リモコン30、無線中継装置40、無線アダプタ20の各機器は、例えば2.4GHz帯の無線周波数帯を使用して、無線通信を行う。無線リモコン30は、カメラ10を制御する制御データを無線アダプタ20に無線信号で送信することにより、カメラ10を遠隔で制御する。例えば、無線リモコン30のレリーズボタン130が押し込まれた場合、無線リモコン30は、カメラ10に装着されている無線アダプタ20宛に撮影指示データを無線信号で送信する。
無線中継装置40は、受信した無線信号を中継する。無線リモコン30から送信された無線信号は、1以上の無線中継装置40に中継されて無線アダプタ20に受信される場合がある。また、無線リモコン30から送信された無線信号は、無線中継装置40に中継されることなく、無線アダプタ20で受信される場合がある。無線アダプタ20は、受信した無線信号に基づいて、制御データを抽出して、抽出した制御データをカメラ10に伝送する。カメラ10は、制御データに基づいて、例えば撮影動作等の要求された動作を行う。
無線リモコン30、無線中継装置40、カメラ10の各機器は、ノード間の通信方式に従って無線通信を行う。無線リモコン30、無線中継装置40および無線アダプタ20は、ネットワークトポロジを考慮することなく無線通信を行う。特に、無線中継装置40は、無線信号を受信した場合に、無線信号の送信先の通信経路上の位置を認識することなく、無線信号を転送する。また、無線中継装置40は、送信先に対応する特定の通信経路を認識せずに無線信号を転送する。
2.4GHz帯で10mW/MHzの出力で無線通信を行う場合、ノード間の無線信号の最大の到達距離は実用的には100m程度となる。しかし、カメラシステム5によれば、無線中継装置40が無線信号を中継するので、無線リモコン30がカメラ10と通信できる距離を実質的に延ばすことができる。
カメラシステム5において、無線リモコン30は、ACKを要求せずに無線アダプタ20に無線信号を送信する。無線アダプタ20は、無線信号を受信しても、ACKを送信しない。そのため、無線リモコン30はパケットが無線アダプタ20に到達したか否かを知ることができない。そこで、カメラシステム5では、ACKを要求しない代わりに、無線リモコン30は、同一のコマンドのパケットを予め定められた時間間隔で予め定められた回数繰り返し送信する。また、無線中継装置40もまた、無線リモコン30から受信した無線信号を、予め定められた時間間隔で予め定められた回数繰り返し転送する。したがって、カメラシステム5によれば、無線リモコン30が送信した無線信号が無線アダプタ20に到達する確率を高めることができる。
図2は、カメラ10、無線アダプタ20および無線リモコン30のブロック構成の一例を示す。カメラ10は、レンズ装置8、撮像部9、MPU12、メモリ14、表示部15、操作部材16、画像処理部17、通信IF11、メモリカード19を備える。
撮像部9は、レンズ装置8で結像した被写体光束を電気信号に変換する。撮像部9は、CMOS、CCD等の固体撮像素子を有する。例えば、撮像部9は、固体撮像素子の蓄積電荷から生成されるアナログ信号の撮像信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号としての画像データは、画像処理部17に出力される。画像処理部17は、揮発性の記憶媒体であるメモリ14をワークメモリとして利用して、画像データに画像処理を施す。例えば、画像処理部17は、ホワイトバランス補正、色補間処理、ガンマ補正等の種々の画像処理を施す。また、画像処理部17は、静止画としての画像データにJPEG等の符号化を施して圧縮する。また、画像処理部17は、動画としての画像データにMPEG等の符号化を施して圧縮する。画像処理部17により画像処理が施された画像データは、メモリカード19に記録される。
表示部15は、撮像により得られた画像データに基づいて画像を表示する。また、表示部15は、カメラ10の動作を設定する各種設定メニューを表示する。表示部15としては、液晶表示デバイスを例示することができる。操作部材16は、レリーズボタン等を含む。操作部材16で生じた操作信号はMPU12に出力され、MPU12においてユーザ操作が検出される。
通信IF11は、無線アダプタ20との間の信号の入出力を行う。通信IF11は、無線アダプタ20から取得した信号を、MPU12に供給する。
MPU12は、カメラ10の全体の制御を行う。MPU12は、通信IF11から取得した信号に基づいて、カメラ10の制御を行う。例えば、MPU12は、通信IF11から撮影指示信号を取得した場合に、撮像部9に撮像動作を行わせる。
無線アダプタ20は、通信IF21、無線モジュール28、MPU22、メモリ24、操作部材26および表示部25を備える。表示部25は、発光部を有する。
MPU22は、無線アダプタ20の全体の制御を行う。メモリ24は、揮発性の記憶媒体であり、RAMとして機能する。MPU22は、メモリ24を利用して各種の処理を行う。
無線アダプタ20が外部の無線装置にデータを送信する場合、MPU22は、送信データを含むパケットデータをメモリ24内に生成して、無線モジュール28に供給する。無線モジュール28は、外部の無線装置と無線通信する送受信部として機能する。無線モジュール28は、MPU22から供給されるパケットデータを変調してアンテナから外部空間に無線信号として送出する。MPU22は、操作部材26の一部としてのペアリングボタンの押下を検出すると、ペアリングを要求するパケットデータをメモリ24内に生成して、無線モジュール28からペアリングコマンドを無線信号で送信させる。
また、無線モジュール28は、アンテナで受信した無線信号を復調して処理し、得られたパケットデータをMPU22に供給する。MPU22は、ペアリングコマンドを送信させている間に他の無線機器からのペアリングコマンドのパケットを受信すると、受信したパケットの発信元アドレスを、ペアリング相手のアドレスとしてメモリ24内に記憶する。そして、MPU22は、表示部25が有する発光部を予め定められた発行パターンで発光させて、ペアリングが完了した旨をユーザへ通知する。
また、MPU22は、パケットデータに基づいて通信IF21を制御して、カメラ10へ信号を出力させる。例えば、MPU22は、自機宛の撮影コマンドのパケットを取得した場合、通信IF21を通じてカメラ10に撮影指示信号を送出する。
通信IF21は、カメラ10との間の信号の入出力を行う。具体的には、通信IF21は、カメラ10の通信IF11との間で信号の入出力を行う。通信IF21は、MPU12からの信号に基づいて、カメラ10への出力信号を生成して、カメラ10へ出力する。例えば、通信IF21は、撮影を指示する旨の撮影指示信号を生成して通信IF11へ出力する。また、通信IF21は、通信IF11からの出力信号を取得して、取得した出力信号に基づいて、MPU12への出力信号を生成してMPU12に供給してもよい。MPU22は、通信IF21からの出力信号に基づいてパケットを生成して、無線モジュール28を制御して他の無線機器へ無線信号で送信させてもよい。
無線リモコン30は、無線モジュール38、MPU32、メモリ34、操作部材36および表示部35を備える。表示部35は、例えば発光部を有する。
MPU32は、無線リモコン30の全体の制御を行う。メモリ34は、揮発性の記憶媒体であり、RAMとして機能する。MPU32は、メモリ34を利用して各種の処理を行う。
MPU32は、操作部材36からのユーザ操作等に基づきパケットデータをメモリ34内に生成して、無線モジュール38に供給する。無線モジュール38は、外部の無線装置と無線通信する送受信部として機能する。無線モジュール38は、MPU32から供給されるパケットデータを変調してアンテナから外部空間に無線信号として送出する。また、無線モジュール38は、アンテナで受信した無線信号を復調して処理し、得られたパケットデータをMPU32に供給する。
例えば、MPU32は、操作部材36の一部としてのペアリングボタンの押下を検出すると、ペアリングを要求するパケットデータをメモリ34内に生成して、無線モジュール38からペアリングコマンドを無線信号で送信させる。
MPU32は、ペアリングコマンドを送信させている間に他の無線機器からのペアリングコマンドのパケットを受信すると、受信したパケットの発信元アドレスを、ペアリング相手のアドレスとしてメモリ34内に記憶する。そして、MPU32は、表示部25が有する発光部を予め定められた発行パターンで発光させて、ペアリングが完了した旨をユーザへ通知する。
また、MPU32は、操作部材36の一部としてのレリーズボタン130の押下を検出すると、撮影を指示する制御データを含むパケットデータをメモリ34内に生成して、無線モジュール38から撮影を指示するパケットを無線信号で送信させる。
無線中継装置40は、無線モジュール48、MPU42、メモリ44、操作部材46および表示部45を備える。表示部45は、例えば発光部を有する。
MPU42は、無線中継装置40の全体の制御を行う。メモリ44は、揮発性の記憶媒体であり、RAMとして機能する。MPU42は、メモリ44を利用して各種の処理を行う。
無線モジュール48は、外部の無線装置と無線通信する送受信部として機能する。無線モジュール48は、MPU42から供給されるパケットデータを変調してアンテナから外部空間に無線信号として送出する。また、無線モジュール48は、アンテナで受信した無線信号を復調して処理し、得られたパケットデータをMPU42に供給する。
MPU42は、操作部材46の一部としてのペアリングボタンの押下を検出すると、ペアリングを要求するパケットデータをメモリ44内に生成して、無線モジュール48からペアリングコマンドを無線信号で送信させる。
MPU42は、ペアリングコマンドを送信させている間に他の無線機器からのペアリングコマンドのパケットを取得すると、受信したパケットの発信元アドレスを、ペアリング相手のアドレスとしてメモリ44内に記憶する。そして、MPU42は、表示部45が有する発光部を予め定められた発行パターンで発光させて、ペアリングが完了した旨をユーザへ通知する。
また、MPU42は、無線モジュール48からパケットデータを無線信号で受信すると、無線信号で受信したパケットデータから転送用のパケットデータをメモリ44内に生成して、転送用のパケットデータを無線モジュール48に無線信号で送信させる。このように、無線リモコン30とカメラ10との間で、無線中継装置40は、撮影コマンドのパケットを中継する。同様に、無線中継装置40は、他の無線中継装置40が送信した無線信号も中継する。
したがって、例えば、無線リモコン30が撮影コマンドのパケットを無線信号で送信した場合、無線リモコン30が送信した無線信号は、無線中継装置40を介さずに無線アダプタ20で直接受信される場合がある。また、無線リモコン30が送信した無線信号は、無線中継装置40aに中継されて無線アダプタ20で受信される場合がある。また、無線リモコン30が送信した無線信号は、無線中継装置40aおよび無線中継装置40bに中継されて無線アダプタ20で受信される場合がある。
図3は、無線信号で伝送される1つのパケット300のパケットフォーマットの一例を示す。無線アダプタ20、無線中継装置40および無線リモコン30の間で送受信されるパケットは、パケット300のフォーマットを持つ。
パケット300は、プリアンブル部310、同期部320、データ部370およびチェック部360を有する。データ部370は、データ長部330、ヘッダ部340および制御データ部350を含む。
プリアンブル部310は、パケットの先頭部のデータであり、受信側の無線機器においてキャリア検出やAGC(Auto Gain Control)、位相基準の検出に用いられる。受信側の無線機器は、プリアンブル部310を検出すると以降の信号の受信を可能にする。プリアンブル部310には、例えば0,0,0,0・・・のような固定ビットパターンが格納される。
同期部320には、プリアンブル部310に続くパケットの先頭部分に付加される同期用データが格納される。同期部320には、パケットの開始を検出するための予め定められたビットパターンが格納される。同期部320には、例えば同期語、SFD(Start Frame Delimiter)等と呼ばれるビットパターンが格納される。同期部320に格納されるビットパターンの長さは、例えば1バイトから2バイトである。通信方式によって予め標準となるパターンが定められているので、所定の受信期間内に受信側の無線機器で受信しデコードしたパターンが当該標準のパターンと一致する場合にのみ、受信側の無線機器において以降のデータ部370以降の信号の受信が有効になる。
データ長部330には、伝送されるデータ長を示すデータが格納される。例えば、データ長部330には、伝送されるデータのバイト数が格納される。受信側の無線機器は、同期部320を検出した後に、データ長部330で示された長さのデータをデコードして1つのパケットの受信を終了する。
ヘッダ部340には、発信元アドレス341、送信先アドレス342、パケットの通し番号を示すパケット番号343、許容転送回数344を示すデータが格納される。例えば、無線リモコン30が送信する無線信号においては、発信元アドレス341には無線リモコン30のアドレスが格納され、送信先アドレス342には無線アダプタ20のアドレスが格納される。また、パケット番号343には、無線リモコン30が無線信号を送信する毎にインクリメントされた値が格納される。許容転送回数344には、予め定められた値が格納される。無線中継装置40が無線信号を転送する場合、転送許容回数に格納された値を減じて転送する。なお、無線リモコン30が全ての無線アダプタ20に送信するパケットにおいては、送信先アドレス342には不定を示す値が格納される。送信先アドレス342を不定とする送信は、ブロードキャスト送信に該当する。
制御データ部350には、発信元の無線機器から送信先の無線機器に伝送されるデータが格納される。制御データ部350には、対象の無線機器に対する指示内容を示すコマンド情報351、当該指示が何回目の指示であるかを示すコマンド番号352、当該指示の繰り返し送信回数を示す繰り返し回数353、および、他の情報354を表すデータを含む。
チェック部360は、パケットの最後に位置する。チェック部360には、チェック用のデータが格納される。例えば、チェック部360には、CRCによる誤り検出データ生成アルゴリズムで生成された2バイトのデータが格納される。受信側の無線機器は、チェック部360のデータに基づいてエラー判定を行い、エラーを判定した場合には当該受信パケットを破棄する。
図4は、無線リモコン30のレリーズボタン130が押し込まれた場合のコマンドの送信タイミングの一例を示す。MPU32は、レリーズボタン130の押し込みを検出すると、撮影指示パケットをメモリ34に生成する。撮影指示パケットのヘッダの発信元アドレスには、無線リモコン30のアドレスが格納される。送信先アドレスにはペアリングされた無線アダプタ20のアドレスが格納される。また、MPU32は、制御データ部350のコマンド情報351に、撮影指示に割り当てられた値を格納する。
メモリ34には、これまでに撮影を指示した回数を示す撮影番号が記憶されている。MPU32は、メモリ34記憶されている撮影番号にインクリメントした値を、制御データ部350のコマンド番号352に格納する。メモリ34内の撮影番号は、インクリメントされた値に更新される。
続いて、MPU32は、メモリ34内の繰り返し回数カウンタを1に初期化する。MPU32は、撮影指示パケットの繰り返し回数353に繰り返しカウンタの値を格納して、無線モジュール38に無線信号で送信させる(撮影指示パケット401)。続いて、撮影指示パケット401を送信した後に予め定められた送信間隔の時間が経過すると、メモリ34内の繰り返しカウンタをインクリメントして、撮影指示パケットの繰り返し回数353に繰り返しカウンタの値を格納して、無線モジュール38に無線信号で送信させる(撮影指示パケット402)。
同様に、MPU32は、直前の無線信号を送信してから予め定められた送信時間が経過する毎に、メモリ34内の繰り返しカウンタをインクリメントして、撮影指示パケットの繰り返し回数353に繰り返しカウンタの値を格納して、無線モジュール38に無線信号で送信させる(撮影指示パケット403、撮影指示パケット404、撮影指示パケット405、撮影指示パケット406、撮影指示パケット407、撮影指示パケット408、撮影指示パケット409)。このように、MPU32は、繰り返しカウンタの値をインクリメントしながら、予め定められた9個の撮影指示パケットを予め定められた送信間隔で送信する。9個の撮影指示パケットの制御データ部350には、繰り返し回数353を除いて、同一のデータが含まれる。
ここで、MPU32は、送信間隔を漸増させて9個の撮影指示パケットを送信する。例えば、MPU32は、送信間隔を等比級数的に長くして、9個の撮影指示パケットを送信する。公比の値には、1を超える値を適用する。例えば、公比の値は1.5であってよい。
レリーズボタン130の押し込みが解除されると、MPU32は、撮影終了指示パケットをメモリ34に生成する。撮影終了指示パケットのヘッダの発信元アドレスには、無線リモコン30のアドレスが格納される。送信先アドレスにはペアリングされた無線アダプタ20のアドレスが格納される。また、MPU32は、制御データ部350のコマンド情報351に、撮影終了指示に割り当てられた値を格納する。MPU32は、メモリ34に記憶されている撮影番号を、制御データ部350のコマンド番号352に格納する。
続いて、MPU32は、メモリ34内の繰り返し回数カウンタを1に初期化する。MPU32は、撮影終了指示パケットの繰り返し回数353に繰り返しカウンタの値を格納して、無線モジュール38に無線信号で送信させる(撮影終了指示パケット411)。続いて、撮影終了指示パケット411を送信した後に予め定められた送信間隔の時間が経過すると、メモリ34内の繰り返しカウンタをインクリメントして、撮影終了指示パケットの繰り返し回数353に繰り返しカウンタの値を格納して、無線モジュール38に無線信号で送信させる(撮影終了指示パケット412)。
同様に、MPU32は、直前の無線信号を送信してから予め定められた送信時間が経過する毎に、メモリ34内の繰り返しカウンタをインクリメントして、撮影終了指示パケットの繰り返し回数353に繰り返しカウンタの値を格納して、無線モジュール38に無線信号で送信させる(撮影終了指示パケット413、撮影終了指示パケット414、撮影終了指示パケット415、撮影終了指示パケット416、撮影終了指示パケット417、撮影終了指示パケット418、撮影終了指示パケット419)。このように、MPU32は、繰り返しカウンタの値をインクリメントしながら、9個の撮影終了指示パケットを予め定められた送信間隔で送信する。9個の撮影終了指示パケットの制御データ部350には、繰り返し回数353を除いて、同一のデータが含まれる。
図5は、無線中継装置40により中継された無線信号の送信タイミングを示す。ここでは、無線中継装置40が、撮影指示パケット405、撮影指示パケット407、撮影指示パケット408、撮影終了指示パケット416、撮影終了指示パケット418および撮影終了指示パケット419の受信に成功した場合を示す。
MPU42は、撮影指示パケット405を受信すると、撮影指示パケット405に基づいて、転送用の撮影指示パケット501、撮影指示パケット502、撮影指示パケット503、撮影指示パケット504、撮影指示パケット505、撮影指示パケット506、撮影指示パケット507、撮影指示パケット508、撮影指示パケット509を生成する。
撮影指示パケット501のデータ部370は、ヘッダ部340の許容転送回数344と、制御データ部350の繰り返し回数353とを除いて、撮影指示パケット405のデータ部370と同じデータを持つ。MPU42は、撮影指示パケット501における許容転送回数344には、撮影指示パケット405の許容転送回数344の値をデクリメントした値を格納する。
MPU42は、メモリ44内の繰り返し回数カウンタを1に初期化する。MPU32は、撮影指示パケット501の繰り返し回数353に繰り返しカウンタの値を格納して、無線モジュール48に無線信号で送信させる。続いて、撮影指示パケット501を送信した後に予め定められた送信間隔の時間が経過すると、メモリ44内の繰り返しカウンタをインクリメントして、撮影指示パケットの繰り返し回数353に繰り返しカウンタの値を格納して、無線モジュール48に無線信号で送信させる(撮影指示パケット502)。
同様に、MPU42は、直前の無線信号を送信してから予め定められた送信時間が経過する毎に、メモリ44内の繰り返しカウンタをインクリメントして、撮影指示パケットの繰り返し回数353に繰り返しカウンタの値を格納して、無線モジュール48に無線信号で送信させる(撮影指示パケット503、撮影指示パケット504、撮影指示パケット505、撮影指示パケット506、撮影指示パケット507、撮影指示パケット508、撮影指示パケット509)。このように、MPU42は、繰り返しカウンタの値をインクリメントしながら、予め定められた9個の撮影指示パケットを予め定められた送信間隔で送信する。9個の撮影指示パケットの制御データには、繰り返し回数353を除いて、同一のデータが含まれる。
ここで、無線中継装置40は、撮影指示パケット405を受信した後に、撮影指示パケット407を受信する。撮影指示パケット407のコマンド情報351は、撮影指示パケット405のコマンド情報351と一致する。また、撮影指示パケット407のコマンド番号352は、撮影指示パケット405のコマンド番号352と一致する。そのため、MPU42は、撮影指示パケット407を破棄する。同様に、MPU42は、撮影指示パケット408を破棄する。このように、MPU42は、繰り返し送信を既に開始した後に、同じコマンド内容のパケットを受信した場合には、後に受信したパケットを破棄する。これにより、無線中継装置40によって繰り返し送信されるパケットが増大することを防止することができる。
MPU42は、撮影終了指示パケット416を受信すると、撮影終了指示パケット416に基づいて、転送用の撮影終了指示パケット511、撮影終了指示パケット512、撮影終了指示パケット513、撮影終了指示パケット514、撮影終了指示パケット515、撮影終了指示パケット516、撮影終了指示パケット517、撮影終了指示パケット518、撮影終了指示パケット519を生成する。
撮影終了指示パケット511のデータ部370は、ヘッダ部340の許容転送回数344と、制御データ部350の繰り返し回数353とを除いて、撮影終了指示パケット416のデータ部370と同じデータを持つ。MPU42は、撮影終了指示パケット511の許容転送回数344には、撮影終了指示パケット416の許容転送回数344の値をデクリメントした値を格納する。
MPU42は、メモリ44内の繰り返し回数カウンタを1に初期化する。MPU42は、撮影終了指示パケット511の繰り返し回数353に繰り返しカウンタの値を格納して、無線モジュール48に無線信号で送信させる。続いて、撮影終了指示パケット511を送信した後に予め定められた送信間隔の時間が経過すると、メモリ44内の繰り返しカウンタをインクリメントして、撮影終了指示パケット512の繰り返し回数353に繰り返しカウンタの値を格納して、無線モジュール48に無線信号で送信させる。
同様に、MPU42は、直前の無線信号を送信してから予め定められた送信時間が経過する毎に、メモリ44内の繰り返しカウンタをインクリメントして、撮影終了指示パケットの繰り返し回数353に繰り返しカウンタの値を格納して、無線モジュール48に無線信号で送信させる(撮影終了指示パケット513、撮影終了指示パケット514、撮影終了指示パケット515、撮影終了指示パケット516、撮影終了指示パケット517、撮影終了指示パケット518、撮影終了指示パケット519)。このように、MPU42は、繰り返しカウンタの値をインクリメントしながら、予め定められた9個の撮影終了指示パケットを予め定められた送信間隔で送信する。9個の撮影終了指示パケットの制御データには、繰り返し回数353を除いて、同一のデータが含まれる。
ここで、無線中継装置40は、撮影終了指示パケット416を受信した後に、撮影終了指示パケット418を受信している。撮影終了指示パケット418のコマンド情報351は、撮影終了指示パケット416のコマンド情報351と一致する。また、撮影終了指示パケット418のコマンド番号352は、撮影終了指示パケット416のコマンド番号352と一致する。そのため、MPU42は、撮影終了指示パケット418を破棄する。同様に、MPU42は、撮影終了指示パケット419を破棄する。このように、MPU42は、繰り返し送信を既に開始した後に、同じコマンド内容のパケットを受信した場合には、後に受信したパケットを破棄する。これにより、無線中継装置40によって繰り返し送信されるパケットが増大することを防止することができる。
図6は、無線中継装置40により中継される無線信号の送信タイミングの他の例を示す。ここでは、無線中継装置40は、撮影指示パケット407、撮影指示パケット408、撮影指示パケット409、撮影終了指示パケット413、撮影終了指示パケット416および撮影終了指示パケット418の受信に成功した場合を示す。
図5に関連して説明したように、MPU42は、撮影指示パケット407を受信すると、撮影指示パケット407に基づいて、転送用の撮影指示パケット601、撮影指示パケット602、撮影指示パケット603、撮影指示パケット604、撮影指示パケット605、撮影指示パケット606、撮影指示パケット607、撮影指示パケット608、撮影指示パケット609を生成して、予め定められた送信間隔で順次に送信する。また、MPU42は、撮影指示パケット407の後に受信した撮影指示パケット408および撮影指示パケット409を破棄する。
MPU42が撮影終了指示パケット413を受信したタイミングでは、一連の繰り返し送信のうち、撮影指示パケット609の送信が完了していない。MPU42は、撮影指示パケット609の送信が完了するまで、撮影終了指示パケット413に基づく送信を開始するのを待つ。
MPU42は、撮影指示パケット609の送信が完了すると、撮影終了指示パケット413に基づいて、転送用の撮影終了指示パケット611、撮影終了指示パケット612、撮影終了指示パケット613、撮影終了指示パケット614、撮影終了指示パケット615、撮影終了指示パケット616、撮影終了指示パケット617、撮影終了指示パケット618、撮影終了指示パケット619を生成して、予め定められた送信間隔で順次に送信する。また、MPU42は、撮影終了指示パケット413の後に受信した撮影終了指示パケット416および撮影終了指示パケット418を破棄する。
このように、MPU42は、1つの受信パケットに対する繰り返し送信が完了するまで、次の受信パケットに対する繰り返し送信の開始を待つ。これにより、先のパケットを送信先の無線機器に送信した後に、次のパケットを送信することができる。そのため、例えば無線リモコン30が撮影指示パケットと撮影終了指示パケットを順に送信した場合に、撮影終了指示パケットが無線アダプタ20に届いた後に撮影指示パケットが無線アダプタ20に届くことを防げる。
なお、先に受信したパケットに対する繰り返し送信が完了するまで後に受信したパケットの繰り返し送信をウェイトする処理は、同一の宛先の無線機器から受信したパケットについてのみ適用してよい。MPU42は、ある無線機器から受信したパケットの繰り返し送信が完了していなくても、他の無線機器から受信したパケットについては繰り返し送信を開始してよい。
図7は、無線中継装置40の動作フローの一例を示す。本フローは、MPU42が主体となって無線中継装置40の各部を制御することにより実行される。本フローは、無線中継装置40の電源がONになった後、コマンドパケットを処理するタスクで実行される。
なお、本フローが開始する前に、無線中継装置40と無線アダプタ20との間および無線中継装置40と無線リモコン30との間で既にペアリングが行われているものとする。メモリ44には、ペアリングされた無線アダプタ20のアドレスと、ペアリングされた無線リモコン30のアドレスとが、ペアリング済みの無線機器のアドレスとして記憶されている。
本フローが開始すると、MPU42は、コマンドのパケットを受信したか否かを判断する(ステップS702)。コマンドのパケットを受信した場合、MPU42は、受信したパケットの発信元および送信先がペアリング済みの無線機器であるか否かを判断する(ステップS704)。具体的には、MPU42は、受信したパケットのヘッダ部340の発信元アドレス341および送信先アドレス342が、いずれもペアリング済みの無線機器のアドレスとしてメモリ44に記憶されているか否かを判断する。受信したパケットの発信元および送信先がペアリング済みの無線機器でない場合は、ステップS702に移行する。
受信したパケットの発信元および送信先がペアリング済みの無線機器である場合、受信したパケットの許容転送回数344の値が1以上であるか否かを判断する(ステップS706)。許容転送回数344の値が1以上でない場合は、ステップS702に移行する。すなわち、MPU42は、受信したパケットを転送せずに破棄する。
許容転送回数344の値が0でない場合は、MPU42は、受信したパケット内の情報に基づいて、受信したパケットが繰り返し送信の対象となるパケットであるか否かを判断する(ステップS708)。例えば、MPU42は、受信したパケットが繰り返し送信されたパケットの1つである場合に、受信したパケットが繰り返し送信の対象となるパケットであると判断する。例えば、MPU42は、受信したパケットの繰り返し回数353の値が1以上である場合に、繰り返し送信されたパケットの1つであるか否かを判断する。また、MPU42は、受信したパケットのコマンド情報351の値が、繰り返し送信するべき予め定められた値である場合に、受信したパケットが繰り返し送信の対象となるパケットであると判断してもよい。
受信したパケットが繰り返し送信の対象となるパケットである場合、MPU42は、受信したパケットのコマンドが、無線中継装置40から繰り返し送信するパケットとして既に処理されているか否かを判断する(ステップS710)。ステップS712に関連して後述するように、無線中継装置40から繰り返し送信の対象となるパケットの発信元アドレス、コマンド情報351およびコマンド番号352の組み合わせである繰り返し処理済みコマンド情報が、メモリ44に記憶されている。MPU42は、受信したパケットのコマンド情報351およびコマンド番号352の組み合わせがメモリ44に記憶されているコマンド情報351およびコマンド番号352の組み合わせに一致する場合に、受信したパケットのコマンドが無線中継装置40から繰り返し送信するパケットとして既に処理されていると判断する。
受信したパケットのコマンドが無線中継装置40から繰り返し送信するパケットとして既に処理されている場合は、ステップS702に処理を移行する。すなわち、MPU42は、受信したパケットを転送せずに破棄する。受信したパケットのコマンドが、無線中継装置40から繰り返し送信するパケットとして処理されていない場合は、発信元アドレス、コマンド情報351およびコマンド番号352の組み合わせを繰り返し処理済みコマンド情報として、受信時刻に対応づけてメモリ44に記憶する(ステップS712)。
続いて、繰り返し送信が完了していないコマンドが存在するか否かを判断する(ステップS714)。ステップS718に関連して後述するように、無線中継装置40から繰り返し送信の処理に供されるコマンドのパケットデータは、メモリ44内のキューに格納されている。MPU42は、メモリ44内のキューにパケットデータが格納されておらず、かつ、現在繰り返し送信中のパケットが存在しない場合に、繰り返し送信が完了していないコマンドが存在しないと判断する。
繰り返し送信が完了していないコマンドが存在しない場合、MPU42は、受信したパケットのコマンドを繰り返し送信の対象として選択して、受信したパケットのパケットデータに基づいて無線モジュール48から繰り返し送信を開始させ(ステップS716)、ステップS702に進む。なお、ステップS716で送信されるパケットの繰り返し回数には、繰り返し送信毎にインクリメントされた値が格納される。また、ステップS716で送信される全パケットの許容転送回数344には、受信したパケットの許容転送回数344の値に対してデクリメントした値が格納される。
ステップS714の判断において、繰り返し送信が完了していないコマンドが存在すると判断した場合、MPU42は、受信したパケットのパケットデータを、繰り返し送信の処理に供されるコマンドのパケットデータとしてメモリ44内のキューに格納し(ステップS718)、ステップS702に進む。ステップS718では、受信したパケットのデータ部370がキューに格納される。
ステップS702の判断において、パケットを受信していないと判断した場合、MPU42は、メモリ44内のキューにパケットデータが存在するか否かを判断する(ステップS722)。メモリ44内のキューにパケットデータが存在しない場合は、ステップS702に進む。
メモリ44内のキューにパケットデータが存在する場合は、現在繰り返し送信中のパケットが存在するか否かを判断する(ステップS724)。現在繰り返し送信中のパケットが存在する場合は、ステップS702に進む。現在繰り返し送信中のパケットが存在しない場合は、メモリ44内のキューから、繰り返し送信の処理に供されるパケットデータを取得して(ステップS726)、ステップS716に進む。なお、MPU42は、キューに追加された順にパケットデータを取得する。キューから取得したパケットデータは、キューから削除される。ステップS716においては、ステップS726でキューから取得したパケットデータを繰り返し送信の対象として、当該パケットデータに基づいて繰り返し送信が開始される。ステップS716で送信されるパケットの繰り返し回数には、繰り返し送信毎にインクリメントされた値が格納される。また、ステップS716で送信されるパケットのヘッダ部340内の許容転送回数344には、キューから取得したパケットデータにおける許容転送回数344の値に対してデクリメントした値が格納される。
ステップS708の判断において、受信したパケットが繰り返し送信の対象となるパケットでないと判断した場合、受信したパケットがまだ転送していないパケットであるか否かを判断する(ステップS732)。ステップS734に関連して後述するように、無線中継装置40で既に転送したパケットの発信元アドレスおよびパケット番号の組み合わせは、転送済みパケット情報としてメモリ44内に記憶される。MPU42は、受信したパケットの発信元アドレスおよびパケット番号の組み合わせが、メモリ44内の転送済みパケット情報に記憶されている場合に、受信したパケットを既に転送したと判断する。受信したパケットを既に転送したと判断した場合、ステップS702に進む。すなわち、MPU42は、受信したパケットを破棄する。
ステップS732の判断において、受信したパケットを転送していないと判断した場合、受信したパケットの発信元アドレスおよびパケット番号の組み合わせを転送済みパケット情報として、パケットの受信時刻に対応づけてメモリ44内に記憶する(ステップS734)。続いて、MPU42は、受信したパケットの許容転送回数をデクリメントして送信し(ステップS736)、ステップS702に進む。
なお、MPU42は、メモリ44内に記憶されている転送済みパケット情報を定期的に検査して、現在時刻と受信時刻との差が予め定められた値より大きい転送済みパケット情報をメモリ44から削除する。また、MPU42は、メモリ44内に記憶されている繰り返し処理済みコマンド情報を、定期的に検査して、現在時刻と受信時刻との差が予め定められた値より大きい繰り返し処理済みコマンド情報をメモリ44から削除する。図7で説明したフローは、無線中継装置40の電源がオフになると中断されて、終了する。
本実施形態のカメラシステム5によれば、無線中継装置40が1つのパケットを受信した場合に、繰り返しパケットを中継送信するので、無線リモコン30が送信したパケットがカメラ10に届く確率を高めることができる。無線リモコン30が送信したパケットがカメラ10に届く確率について、以下に説明する。ここで簡単のため、ノード間で無線信号の通信が正しく送受信される確率が20%であり、無線リモコン30が10回の繰り返し送信を行うものとして説明する。10回の繰り返し送信で送信したパケットのうち1以上のパケットがノード間で正しく通信される確率は、約89%である。従って、無線リモコン30が送信したパケットがカメラ10に直接到達する場合、約89%の確率で通信が成功することになる。
ここで、無線リモコン30が送信したパケットが無線中継装置に中継されてカメラ10に送信される場合を考える。無線中継装置40が繰り返し送信を行わない場合、無線リモコン30が10回の繰り返し送信で送信したパケットのうち1以上のパケットがノード間で正しく通信される確率、すなわち無線中継装置40を介してカメラ10に到達する確率は、約34%にしかならない。このように、無線中継装置に中継されたパケットが正しく送信先に受信される確率は、ノード間で無線信号の通信が正しく送受信される確率が20%では、約34%に悪化する。
これに対し、カメラシステム5によれば、10回の繰り返し送信で送信したパケットのうち1以上のパケットがノード間で正しく通信される確率は約81%となる。つまり、無線リモコン30が送信したパケットがカメラ10に直接到達する場合に比べて、確率は、ほとんど悪化しない。このように、カメラシステム5によれば、無線中継装置40が繰り返し中継送信を行うので、無線リモコン30が送信した無線信号が無線アダプタ20に到達する確率を高めることができる。なお、カメラシステム5によれば、無線中継装置40が繰り返し中継送信を行うので、無線リモコン30が送信したパケットが無線アダプタ20に届くまでの遅延が大きくなる場合がある。そのため、カメラシステム5において適用する許容転送回数は、遅延を考慮して設定することが好ましい。一例として、無線中継装置40に繰り返し中継送信をさせる場合には、無線中継装置40に繰り返し中継送信をさせない場合より、許容転送回数を小さい値に設定してもよい。
上記の説明において、MPU42の動作として説明した処理は、MPU42がプログラムに従って無線中継装置40が有する各ハードウェアを制御することにより実現される。このように、本実施形態の無線中継装置40に関連して説明した処理は、プロセッサがプログラムに従って動作して各ハードウェアを制御することにより、プロセッサ、メモリ等を含む各ハードウェアとプログラムとが協働して動作することにより実現することができる。当該処理は、いわゆるコンピュータ装置によって実現することができる。コンピュータ装置は、上述した処理の実行を制御するプログラムをロードして、読み込んだプログラムに従って動作して、当該処理を実行してよい。コンピュータ装置は、当該プログラムを記憶しているコンピュータ読取可能な記録媒体から当該プログラムをロードすることができる。
なお、カメラ10は、撮像装置の一例である。カメラ10は、一眼レフレックスカメラ等のレンズ交換式カメラであってよい。レンズ交換式カメラにおいて、撮像装置は、レンズユニットとレンズユニットが装着されるカメラ本体とを有してよい。しかし、レンズ交換式カメラにおいて撮像装置とは、レンズユニットを有さないカメラ本体を含む概念である。また、カメラ10は、レンズ非交換式カメラであってもよい。カメラ10は、ビデオカメラであってよい。撮像装置としては、撮像機能付きの携帯電話機、撮像機能付きの携帯情報端末、スキャナ等、撮像機能を有する種々の電子機器であってよい。なお、無線アダプタ20の機能は、カメラ10に内蔵されていてよい。また、カメラ10は電子機器の一例である。無線リモコン30により制御する電子機器として、撮像機能を有しない種々の電子機器を適用の対象にできる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
5 カメラシステム、8 レンズ装置、9 撮像部、10 カメラ、11 通信IF、12 MPU、14 メモリ、15 表示部、16 操作部材、17 画像処理部、19 メモリカード
20 無線アダプタ、21 通信IF、22 MPU、24 メモリ、25 表示部、26 操作部材、28 無線モジュール
30 無線リモコン、32 MPU、34 メモリ、35 表示部、36 操作部材、38 無線モジュール、130 レリーズボタン
40 無線中継装置、42 MPU、44 メモリ、45 表示部、46 操作部材、48 無線モジュール
300 パケット、310 プリアンブル部、320 同期部、330 データ長部、340 ヘッダ部、341 発信元アドレス、342 送信先アドレス、343 パケット番号、344 許容転送回数、350 制御データ部、351 コマンド情報、352 コマンド番号、353 回数、354 情報、360 チェック部、370 データ部
401、402、403、404、405、406、407、408、409 撮影指示パケット
411、412、413、414、415、416、417、418、419 撮影終了指示パケット
501、502、503、504、505、506、507、508、509 撮影指示パケット
511、512、513、514、515、516、517、518、519 撮影終了指示パケット
601、602、603、604、605、606、607、608、609 撮影指示パケット
611、612、613、614、615、616、617、618、619 撮影終了指示パケット

Claims (13)

  1. 無線信号を中継する無線中継装置であって、
    前記無線信号を受信する受信部と、
    前記受信部が第1の無線信号を受信した場合に、前記第1の無線信号に含まれるデータを含む無線信号を、前記第1の無線信号の送信先と同じ送信先に、予め定められた送信間隔で予め定められた回数繰り返し送信する送信部と
    を備える無線中継装置。
  2. 前記送信部は、前記繰り返し送信する無線信号の前記送信間隔を、無線信号を送信する毎に増加させる
    請求項1に記載の無線中継装置。
  3. 前記受信部が受信する無線信号は、前記データを識別する識別情報を含み、
    前記受信部が受信した前記第1の無線信号に含まれる前記識別情報を記憶する記憶部
    をさらに備える請求項1または2に記載の無線中継装置。
  4. 前記記憶部に記憶されている前記識別情報と、前記第1の無線信号の後に前記受信部が受信した第2の無線信号に含まれるデータを識別する識別情報とが一致した場合に、前記第2の無線信号を破棄する破棄制御部
    をさらに備える請求項3に記載の無線中継装置。
  5. 前記記憶部に記憶されている前記識別情報と、前記第1の無線信号の後に前記受信部が受信した第2の無線信号に含まれるデータを識別する識別情報とが一致しない場合に、前記送信部は、前記第1の無線信号に含まれるデータを含む無線信号の前記繰り返し送信を完了した後に、前記第2の無線信号に含まれるデータを含む無線信号の繰り返し送信を開始する
    請求項3または4に記載の無線中継装置。
  6. 前記第1の無線信号の送信先と、前記第2の無線信号の送信先とが一致する場合に、前記送信部は、前記第1の無線信号に含まれるデータを含む無線信号の前記繰り返し送信を完了した後に、前記第2の無線信号に含まれるデータを含む無線信号の繰り返し送信を開始する
    請求項5に記載の無線中継装置。
  7. 前記第1の無線信号の送信先と、前記第2の無線信号の送信先とが異なる場合に、前記送信部は、前記第1の無線信号に含まれるデータを含む無線信号の前記繰り返し送信を完了する前に、前記第2の無線信号に含まれるデータを含む無線信号の繰り返し送信を開始する
    請求項6に記載の無線中継装置。
  8. 前記送信部は、無線信号の送信先からのACK情報を必要とせずに、前記予め定められた回数の繰り返し送信を行う
    請求項1から7のいずれか一項に記載の無線中継装置。
  9. 前記受信部が受信した前記第1の無線信号が、送信元によって繰り返し送信されたパケットである場合に、前記送信部は前記第1の無線信号に含まれるデータを含む無線信号の前記繰り返し送信を行う
    請求項1から8のいずれか一項に記載の無線中継装置。
  10. 前記受信部は、許容される転送回数を示す転送回数情報を含む無線信号を受信し、
    無線信号を転送すべきか否かを、前記転送回数情報に基づいて判断する判断部
    をさらに備え、
    前記送信部は、前記判断部が無線信号を転送すべきと判断したことを条件として、前記無線信号に含まれる転送回数を減少させて、前記予め定められた回数繰り返し送信する
    請求項1から9のいずれか一項に記載の無線中継装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の無線中継装置と、
    前記受信部によって受信される無線信号を送信する無線送信装置と
    を備える無線システム。
  12. コンピュータを、請求項1から10のいずれか一項に記載の無線中継装置として機能させるためのプログラム。
  13. 無線信号を中継する方法であって、
    前記無線信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで第1の無線信号を受信した場合に、前記第1の無線信号に含まれるデータを含む無線信号を、前記第1の無線信号の送信先と同じ送信先に、予め定められた送信間隔で予め定められた回数繰り返し送信する送信ステップと
    を備える方法。
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