JP2015090822A - ケーブル結線構造及びそれを用いたコネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コネクタへのケーブル結線構造であって、コネクタは、コンタクトと、当該コンタクトに直接又は間接的にケーブルの芯線を弾性結線するための結線弾性部材と、前記芯線の結線前の状態において当該結線弾性部材を反付勢方向に開放規制している開放部材とを有し、前記芯線をコンタクトと結線弾性部材の間に挿入し、前記開放部材の開放規制を解除すると芯線が結線弾性部材によりコネクタに結線されるものであることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
しかし、このようなソーラーパネル等の設置現場においてターミナルとケーブルの芯線とを専用圧着工具等を用いて結線する作業では、ターミナルと専用工具を持ち歩く必要があり、特に高所作業になるとターミナルや専用工具を落としてしまう等、現場作業性に問題があった。
ここでコネクタとは、例えばソーラーパネル等のケーブル接続等に用いられる中継コネクタのみならず、ケーブルを電気接続するための各種コネクタが含まれる。
本明細書にて結線と表現したのは、ケーブルの芯線が抜け落ちないように電気接続することをいう。
また、開放規制とは芯線が結線される前の状態に開放されていることをいう。
さらに具体的な例として、弾性片は門構えロ字形状に切り欠いた芯線挿入部を形成してあり、前記ロ字形状の開口上辺部に結線部を形成してあり、前記開放部材は前記芯線挿入部に沿って両側から一対の立設片を立設し、前記結線部を仮受けしてあり、ケーブルの芯線を前記一対の立設片の間から挿入し、前記仮受けされていた結線部の規制を解除すると、弾性片が弾性復帰し結線されるものであってもよい。
この場合に結線部を有する弾性片を開放部材の立設片に仮受けした状態にしたものを採用すると、弾性片をドライバー等の一般工具を用いて立設片から持ち上げ、外すだけで結線できる。
図2は結線金具の部分を外観図として示し、図3は結線金具の構成例を示す。
本実施例は、ソケットターミナルの例であり、製作性,ハウジングへの組立性を考慮して3つの部品で構成した例となっているが、これらを1つの金具として一体的に形成してもよく、またさらに分解してもよい。
本実施例は、結線弾性部材11に開放部材13を組み込み、この開放部材13と結線弾性部材11との間にコンタクト12を差し込み連結した例になっている。
このように弾性片11bをベース部11aの裏側から折り返すように立設すると、弾性片の上下方向弾性変形量を大きくとることができる。
弾性片11bは、ロ字形状に部分的に切り欠いて芯線挿入部11cを形成してある。
これにより、弾性片11bは門構え状になり、開口部の上辺端部がケーブルの芯線にくい込む結線部11dとなる。
また、弾性片11bは図3において前後方向の剛性アップを目的に左右端部が後方に折り曲げた形状になっている。
結線部11dの上方には、図4(b)に示すようにドライバー2の先で弾性片11bの上下操作可能になるように左右方向長孔形状の操作部11eを設けてある。
したがって、左右一対の立設片13bの間隔は芯線挿入部11cの左右開口幅より小さく設定されている。
本実施例では、立設片13bの前方に延在させた弾性補助接点部13eを有する例となっているが、これは必ずしも必要でない。
この際に立設片13bの上部を弾性片11bの結線部11dが乗りこえるように差し込む。
次にコンタクト12の連結部12aの後端を結線弾性部材11のベース部11aと開放部材13の基部13aとの間に差し込み、開放部材13の基部13aの左右端部を左右の爪部12bに保持する。
この際にコンタクト12の連結部12aに設けた係止孔12dと、結線弾性部材11のベース部11aに設けたランス11fが相互に係止する。
また、開放部材13の基部13aの後端に設けた引掛部13fが弾性片11bの芯線挿入部11cの開口部の左右端部に干渉するとともに、基部13aに設けた係止孔13dとコンタクト12の連結部12aに設けたランス12cとが相互に係止する。
この結線金具を図1に示すようなハウジング20に組み込むには、コンタクト12のソケット部12eをランス12fにてハウジング20側にランス係止し、コンタクト12の連結部12aに前記結線弾性部材11と開放部材13を組み込む。
蓋体30には、ケーブルの挿入部31とゴム材等のシール片32を有する。
ケーブル1の芯線1aを図1(a)に示すように、蓋体30の挿入部31から差し込むと、芯線1aが図2(a),(b)に示すように左右の立設片13bの間に挿入される。
この時は、図1(a),図2(a)に示すように、弾性片11bの結線部11dが立設片13bの上部に設けた凹部状の接点受け部13cに仮受けされた開放状態に規制されている。
これにより、図1(b),図2(b)に示すように芯線1aがコンタクト12のソケット部12e側まで差し込まれる。
本実施例では、芯線1aが開放部材13の弾性補助接点部13eに弾性接触するようなっている。
図1(b)に示すように確認窓部22から芯線1aが差し込まれたことを確認し、図1(b)に矢印で表したようにドライバー等の工具の先で操作部11eを後方に押しやり、結線部11dを立設片13bの接点受け部13cから外す。
すると、図1(c),図2(c)に示すようにその弾性復帰力にて結線部11dが芯線1aの側部にくい込み、芯線1aが抜けない状態に結線される。
本実施例では、この結線部11dが開放部材13の基部13aを介してコンタクト12の連結部12aと芯線1aを挟持結線した例を示すが、直接的にコンタクト12側の連結部12aと結線部11dとで芯線1aを挟持してもよい。
図5に示すようにカバー部材は、上カバー部材40と下カバー部材41とが左右の一方にて45(45a,45b)相互に枢着してあり、他方のロック爪46(46a,46b)にて相互に係止するようになっている。
その断面図を図4(a)に示す。
上カバー部材40と下カバー部材41とでハウジング20を覆い、下カバー部材41に設けた係止部43と上カバー部材40に設けたスプリング44にてケーブル1の被覆部を保持し、上カバー部材40が確認窓部22を塞ぐ。
ケーブル1を取り外す際には、図4(b)に示すように上カバー部材40を開き、確認窓部22からドライバー2を挿入し、その先端部2aを操作部11eに差し込み、確認窓部22の開口端部を支点にして弾性片11bを持ち上げ、接点受け部13cに仮受けさせる。
これにより結線部11dが開放され、ケーブル1の芯線1aを取り外すことができる。
図5(e)には、プラグコネクタ50のプラグコンタクト51と接続した例を示し、ソーラーパネルのケーブル中継用であり、ソケットハウジング部20aの周囲にOリングを設けた例になっている。
本発明に係るケーブルの結線構造は本実施例に限られず、各種コネクタへの結線構造に適用できる。
1a 芯線
11 結線弾性部材
11a ベース部
11b 弾性片
11c 芯線挿入部
11d 結線部
11e 操作部
12 コンタクト
12a 連結部
13 開放部材
13b 立設片
13c 接点受け部
Claims (5)
- コネクタへのケーブル結線構造であって、
コネクタは、コンタクトと、当該コンタクトに直接又は間接的にケーブルの芯線を弾性結線するための結線弾性部材と、前記芯線の結線前の状態において当該結線弾性部材を反付勢方向に開放規制している開放部材とを有し、
前記芯線をコンタクトと結線弾性部材の間に挿入し、前記開放部材の開放規制を解除すると芯線が結線弾性部材によりコネクタに結線されるものであることを特徴とするケーブル結線構造。 - 前記結線弾性部材は弾性片を有し、
弾性片はケーブルの芯線が挿入される芯線挿入部と、当該芯線挿入部を形成した端部に結線部を形成してあり、
前記開放部材は芯線の結線前において前記弾性片を反付勢方向に開放規制するものであることを特徴とする請求項1記載のケーブル結線構造。 - 前記開放部材は芯線の結線前において前記弾性片を反付勢方向に仮受けするための立設片を有することを特徴とする請求項2記載のケーブル結線構造。
- 前記弾性片は門構えロ字形状に切り欠いた芯線挿入部を形成してあり、
前記ロ字形状の開口上辺部に結線部を形成してあり、
前記開放部材は前記芯線挿入部に沿って両側から一対の立設片を立設し、前記結線部を仮受けしてあり、
ケーブルの芯線を前記一対の立設片の間から挿入し、前記仮受けされていた結線部の規制を解除すると弾性片が弾性復帰し結線するものであることを特徴とする請求項3記載のケーブル結線構造。 - 請求項1〜4のいずれかのケーブル結線構造からなることを特徴とするコネクタ。
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JP2017041376A (ja) * | 2015-08-20 | 2017-02-23 | Smk株式会社 | ケーブルコネクタの防水構造及びそれを用いた防水コネクタ |
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JPH0729755U (ja) * | 1993-10-29 | 1995-06-02 | 株式会社エンパイヤ | 電線速結端子台 |
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