JP2015090730A - Led点灯装置 - Google Patents

Led点灯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015090730A
JP2015090730A JP2013228940A JP2013228940A JP2015090730A JP 2015090730 A JP2015090730 A JP 2015090730A JP 2013228940 A JP2013228940 A JP 2013228940A JP 2013228940 A JP2013228940 A JP 2013228940A JP 2015090730 A JP2015090730 A JP 2015090730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
led lighting
output
lighting device
control means
drive frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013228940A
Other languages
English (en)
Inventor
充弘 門田
Michihiro Kadota
充弘 門田
庄司 浩幸
Hiroyuki Shoji
浩幸 庄司
古矢 幸生
Yukio Furuya
幸生 古矢
古城 卓也
Takuya Kojo
卓也 古城
菅原 浩一
Koichi Sugawara
浩一 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2013228940A priority Critical patent/JP2015090730A/ja
Publication of JP2015090730A publication Critical patent/JP2015090730A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/30Driver circuits
    • H05B45/37Converter circuits
    • H05B45/3725Switched mode power supply [SMPS]
    • H05B45/39Circuits containing inverter bridges
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/30Driver circuits
    • H05B45/32Pulse-control circuits
    • H05B45/327Burst dimming
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/30Driver circuits
    • H05B45/37Converter circuits
    • H05B45/3725Switched mode power supply [SMPS]
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/30Driver circuits
    • H05B45/37Converter circuits
    • H05B45/3725Switched mode power supply [SMPS]
    • H05B45/382Switched mode power supply [SMPS] with galvanic isolation between input and output

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】ディジタル制御によってLED点灯装置の低コスト化を実現しつつ,連続的かつ高精度な調光を実現する。【解決手段】直流電源電圧を変換してLED負荷に給電する電力変換回路と,第1制御手段と第2制御手段によって前記電力変換回路の出力を制御する制御装置を備え,前記第1制御手段の操作量は,離散的に可変される前記電力変換回路の駆動周波数であり,前記制御装置は,前記第1制御手段により前記出力が定格値より大きくなるような前記駆動周波数を設定し,前記駆動周波数を固定した状態で前記第2制御手段の操作量を可変することで前記出力を目標値に制御することを特徴とするLED点灯装置。【選択図】 図1

Description

本発明は,発光ダイオード(以下,LED:Light Emitting Diode)の点灯装置に関する。
LEDは,環境性に優れた光源として,様々な分野で利用されている。また,住宅やオフィスの照明装置において,蛍光ランプなどの従来光源からLEDへの置き換えが進んでいる。
LED点灯装置は,電源電圧を変換してLED負荷に給電する電力変換回路と,これを制御してLEDに流れる電流(以下では,単に電力変換回路の出力と記す)を制御する制御装置とを備える。出力を可変する(特に,定格値から減少させる)ことで,LEDを調光することも,制御装置の役割である。LED点灯装置の主な課題として,低コスト化,高効率化,小型化といった基本性能に関するものや,広範囲かつ高精度の調光といった高機能化に関するものがある。
LED点灯装置として,特開2009−273324号公報(特許文献1)に記載のスイッチング電源装置を用いることが考えられる。このスイッチング電源装置の電力変換回路部は,スイッチング素子と,トランス1次巻線とコンデンサによる共振回路とを備え,高効率かつ低ノイズという利点を有する。
このような電力変換回路の制御方式として,スイッチング素子の駆動周波数を操作量として,電力変換回路の出力を制御する方式がある。また,スイッチング素子の駆動期間と,停止期間とを周期的に繰り返し,駆動期間のデューティ(以下,間欠デューティと記す)を操作量とする方式(この方式は,間欠制御またはバースト制御として知られているもので,以下では,間欠制御と記す)もある。
特許文献1では,これら2つの制御方式及び操作量について言及している。例えば,制御装置部は,出力が所望の一定値となるように駆動周波数を可変する。また,出力が所定値より小さいとき,または,トランスの一次側に入力される電圧が所定電圧値より高いときは,駆動周波数を最大値に制御し,かつ,出力が所望の一定値となるように間欠デューティを可変する。これらの方式は,負荷変動による効率低下を抑制する点と,ノイズをさらに低減する点で有効である。
特開2009−273324号公報
LED点灯装置を低コスト化する方法として,制御装置に安価なマイクロ・コンピュータ(以下,マイコンと記す)を適用すること,すなわち,ディジタル制御化が考えられる。このとき,電力変換回路が備えるスイッチング素子のオン・オフタイミング信号を,マイコンが生成する。この信号の周波数,すなわち,電力変換回路の駆動周波数は,離散的に可変されることになり,その分解能は,マイコンのクロック周波数に依存する。安価なマイコンであるほど,クロック周波数が低く,駆動周波数の分解能も低くなる。
駆動周波数のみによって出力を制御する場合,分解能不足によって連続的な調光ができなくなる。また,電力変換回路の周波数特性(駆動周波数と出力の関係)を正確に把握しておくことは難しいため,出力を定格値(調光する前の値であり,最大値と捉えてもよい)とする駆動周波数を設定できないこともあり得る。特に,駆動周波数の変化に対する出力の変化が大きい場合,すなわち,電力変換回路の周波数特性の感度が高い場合において,これらの問題は深刻となる。例えば,駆動周波数の分解能が約1kHzであったとする。また,電力変換回路の周波数特性として,出力を定格値から下限値まで減少させるための,駆動周波数の変化分が10kHzであったとする。この条件では,出力制御の分解能は約10階調であり,連続的な調光ができるとは言えない。
上記の問題を解決するために,間欠制御を利用することが考えられる。厳密に言えば,マイコンを利用する場合,間欠デューティもまた,マイコンのクロック周波数の影響を受け,離散的に可変される。しかし,間欠制御の周波数は500Hz〜数kHzであり,駆動周波数の数10〜数100kHzに比べて十分低いため,間欠デューティはほとんど連続量と見なすことができる。したがって,分解能の問題は発生しない。
間欠デューティを操作量とする場合,駆動周波数を可変する必要はなく,固定値とすべきとも考えられる。しかし,上記説明の通り,電力変換回路の周波数特性を正確に把握しておくことは難しいため,駆動周波数を完全に固定することもまた難しい。したがって,駆動周波数による制御と間欠制御を併用することが必要となる。このとき,駆動周波数と間欠デューティの2つの操作量が存在するため,これらが干渉し,制御が不安定になり精度の高い調光を行うことが難しい。
なお,ディジタル制御に必要な演算装置として,上記のマイコンだけでなく,DSP(Digital Signal Processor)などを用いてもよい。
本発明は,低コスト化を実現しつつ,連続的かつ高精度な調光を実現できるLED点灯装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために,例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが,その一例を挙げるならば,直流電源電圧を変換してLED負荷に給電する電力変換回路と,第1制御手段と第2制御手段によって前記電力変換回路の出力を制御する制御装置を備え,前記第1制御手段の操作量は,離散的に可変される前記電力変換回路の駆動周波数であり,前記制御装置は,前記第1制御手段により前記出力が定格値より大きくなるような前記駆動周波数を設定し,前記駆動周波数を固定した状態で前記第2制御手段の操作量を可変することで前記出力を目標値に制御することを特徴とする。
本発明によれば,低コスト化を実現しつつ,連続的かつ高精度な調光を実現できるLED点灯装置を提供することができる。
本発明におけるLED点灯装置である。 本発明において,間欠制御を用いる場合のスイッチング素子のオン・オフタイミング信号である。 本発明の実施例1において,制御装置が電力変換回路の出力を制御するときの動作を,駆動周波数を横軸として説明したグラフである。 本発明の実施例1において,制御装置が電力変換回路の出力を制御するときの動作を,間欠デューティを横軸として説明したグラフである。 本発明の実施例2における,制御装置の動作タイミングチャートである。 本発明の実施例3において,起動後に周波数特性が変動する場合に,制御装置が電力変換回路の出力を制御するときの動作を,駆動周波数を横軸として説明したグラフである。 本発明の実施例3において,間欠デューティの許容範囲を設ける場合のグラフである。 本発明の実施例3における,制御装置の動作タイミングチャートである。 本発明における電力変換回路の一例である。 図9に示す電力変換回路を用いる場合のスイッチング素子のオン・オフタイミング信号である。 出力電圧を可変できる直流電源装置を用いる場合のLED点灯装置である。
以下,本発明の実施例について,図面を用いて説明する。
図1は,実施例1におけるLED点灯装置1である。
図1のLED点灯装置1は,直流電源100の電圧を変換してLED負荷101に給電する電力変換回路102と,第1制御手段と第2制御手段によって電力変換回路102の出力を制御する制御装置103とを備える。直流電源100には,スイッチング電源装置においてよく用いられる力率改善回路(PFC回路とも呼ばれる)の出力にあたる直流電圧を用いてもよい。また,交流電源電圧を整流及び平滑した直流電圧を用いてもよい。LED負荷101について,LEDの個数や接続形態は問わず,また,保護用素子などを内蔵したLEDモジュールを含んでもよい。
図1の電力変換回路102は,少なくとも1個のスイッチング素子を備えたインバータ104,コイル105,コンデンサ106,トランス107,整流回路108,コンデンサ109,出力検出手段110を備えた共振型の電力変換回路である。ただし,他種の電力変換回路を用いてもよい。スイッチング素子として,図1ではMOSFETとしたが,IGBTなど他種の素子を用いてもよい。
インバータ104は,スイッチング素子の駆動によって,直流電源100の直流電圧から交流電圧を生成する。この交流電圧は,コイル105,コンデンサ106,トランス107から構成される共振回路を介して,トランス107の1次側から2次側へと伝達される。整流回路108は,トランス107の2次巻線に発生した交流電圧を整流し,直流電圧を生成する。整流回路108の方式によっては,トランス107がセンタータップされた2つの2次巻線を備えることもある。整流回路108が生成する直流電圧が,コンデンサ109と,これと並列に接続されたLED負荷101に供給される。
出力検出手段110について,図1ではLED負荷101に流れる電流を検出するものとした。出力検出手段110によって検出された電力変換回路102の出力は,制御装置103において適宜フィルタ処理またはA/D変換処理された後,制御に用いられる。特に,上記の間欠制御を用いる場合,検出した出力の平均値を求める処理,すなわち,交流成分を除去する処理がよく用いられる。
制御装置103は,第1制御手段と第2制御手段によって電力変換回路102の出力を制御する。具体的には,出力を検出し,これを目標値と一致させるように,電力変換回路102が備えるスイッチング素子のオン・オフタイミング信号を生成したり,直流電源100の電圧が可変であれば,これを可変したりする。
第1制御手段の操作量は,電力変換回路102の駆動周波数(図面では記号fsで表記することがある),すなわち,上記のオン・オフタイミング信号の周波数である。図1の電力変換回路102は,コイル105,コンデンサ106,トランス107の巻線からなる共振回路を備える。駆動周波数を変化させると,インバータ104が生成する交流電圧の周波数もそれに従って変化する。共振回路のインピーダンスが変化することで,トランス107を介して整流回路108へと伝達される電力が変化し,結果として電力変換回路102の出力が可変される。すなわち,電力変換回路102は周波数特性を有する。駆動周波数は,以下で説明する理由から,離散的に可変される。
第2制御手段の操作量は,間欠デューティ(図面では記号Bdで表記することがある)である。図2は,間欠制御を用いる場合のスイッチング素子のオン・オフタイミング信号である。間欠制御では,電力変換回路102のスイッチング素子の駆動期間と,停止期間とを周期的に繰り返す。間欠デューティとは,間欠周期における駆動期間の割合である。直感的に理解できるように,間欠デューティが大きいほど,出力も大きくなる。
制御装置103は,マイコンやDSPなどによってディジタル制御を行う。以降では,マイコンを用いるとして説明する。マイコンによるディジタル制御を導入することで,LED点灯装置1を低コスト化できる。マイコンは,出力の目標値と検出値にもとづいて駆動周波数,間欠デューティをそれぞれ演算し,オン・オフタイミング信号を生成する。マイコンを利用する場合,駆動周波数は離散的に可変されることになり,その分解能はマイコンのクロック周波数に依存する。安価なマイコンであるほど,クロック周波数が低く,駆動周波数の分解能は小さくなる。厳密に言えば,間欠デューティもまた,離散的に可変される。しかし,間欠制御の周波数は駆動周波数に比べて十分低いため,間欠デューティはほとんど連続量と見なすことができる。
図3と図4は,制御装置103が電力変換回路102の出力を制御するときの動作を,それぞれ駆動周波数と間欠デューティを横軸として説明したグラフである。なお,図3,図4とも,縦軸は電力変換回路102の出力である。図3と図4には,動作点(a)〜(c)を示したが,これらはそれぞれ対応関係にある。
図3には,電力変換回路102の周波数特性を点線で示した。図3の周波数特性は,間欠デューティが100%であることを想定した上での特性である。周波数特性は,コイル105,コンデンサ106,トランス107からなる共振回路のパラメータと,直流電源100及びLED負荷101の電圧によって決まる。一般的には,図3のように,駆動周波数が高いほど,出力が小さくなる領域を利用する。
上記説明の通り,駆動周波数は離散的に可変される。間欠デューティを100%に固定すると,実際に選択できる動作点は,図3の周波数特性(点線)上に丸印でプロットした点に限られる。マイコンのクロック周波数が低いほど,選択できる駆動周波数の間隔は広くなり,分解能は低下する。なお,分解能を改善する方法として,周波数特性の傾きを緩やかにすることも考えられるが,効率改善,広範な負荷条件への対応も考えると,傾きを急にせざるを得ない。本発明は,このような場合を想定したものである。
図4は,駆動周波数を図3の設定値に固定した場合の,間欠デューティと出力の関係を示したものである。上記説明の通り,間欠デューティを減少させることで,出力を減少させることができる。また,間欠デューティはほとんど連続量と見なせば,出力を連続的に可変することができ,動作点を図4に示した線上の任意の点に制御できる。なお,図4では,間欠デューティを減少させると出力が直線的に減少すると仮定したが,必ずしも直線的になるとは限らない。
出力を定格値に制御する方法について説明する。図3では,間欠デューティ100%の場合,出力を定格値と一致させるような駆動周波数を設定することはできない。そこで,図3のように,制御装置103は,出力が定格値より大きくなるような駆動周波数を設定する。図3では,出力が定格値より大きくなるような駆動周波数は,複数存在する。その中でも,図3のように,出力が定格値より大きくなる条件を満たす中で,最も高い駆動周波数を設定することが望ましい。これによって,間欠制御の駆動期間おける電力変換回路102の電圧や電流を最小限に抑制でき,装置の高効率化や小型化を実現できる。このとき,制御装置103の動作点は,図3と図4において点(a)に位置する。
次に,駆動周波数を設定した値に固定した状態で,第2制御手段の操作量である間欠デューティを可変することで出力を定格値に制御する。図4のように,間欠デューティを100%より小さな値へと減少させれば,出力が定格値と一致するように制御できる。すなわち,駆動周波数を可変するだけでは如何にしても残ってしまう制御誤差を,間欠デューティを可変させることでゼロにすることができる。制御装置103の動作点は,図3と図4において点(a)から点(b)に移動する。
出力を定格値より小さい値に制御する場合,すなわち,LED負荷101を調光する場合について説明する。この場合も,駆動周波数を固定し,間欠デューティを減少させることによって,出力を目標値に制御すればよい。図4に示したように,間欠デューティの調整によって,出力を制御範囲内の任意の目標値に制御可能である。例えば,出力を制御範囲の下限値に制御する場合,制御装置103の動作点は,図3と図4において点(b)から点(c)に移動する。出力を変化させる際に,駆動周波数を固定しているため,2つの制御手段が干渉し,制御が不安定になることはない。
以上から,本実施例によって,ディジタル制御によってLED点灯装置1の低コスト化を実現しつつ,連続的かつ高精度な調光を実現できる。
本実施例では,実施例1で示した効果を持つだけでなく,部品ばらつきへの耐性を持つLED点灯装置1について説明する。LED点灯装置1の構成は,実施例1で示した図1と同一である。本実施例では,実施例1と比べて,制御装置103の機能が追加される。
実施例1にて,制御装置103は,出力が定格値より大きくなるような駆動周波数を設定することを説明した。図3に示した電力変換回路102の周波数特性が事前に把握できるのであれば,駆動周波数もまた事前に設定することができる。このとき,制御装置103が,装置の起動後において,駆動周波数を操作せずに済む。
しかし,実際には,コイル105やコンデンサ106といった部品の定数ばらつきや,LED負荷101の電圧ばらつきが原因で,周波数特性を正しく把握できるとは限らない。このばらつきを考慮せずに,駆動周波数を事前に固定したとすると,最悪の場合,間欠デューティを100%にしても,出力が定格値より小さくなるかもしれない。
そこで,制御装置103は,起動後の所定期間において,間欠デューティを固定し,駆動周波数を可変して実施例1にて示した設定値を探索する。図5は,この期間を設ける場合の,制御装置103の動作タイミングチャートである。起動後に駆動周波数を可変する期間は,図5において期間(1)と表記されている。駆動周波数を可変する間,間欠デューティを固定することによって,2つの制御手段が干渉(2つの操作量が干渉)することを防ぎ,安定した動作を実現できる。
この期間において駆動周波数を設定値に導くまでのアルゴリズムには,複数の方式が考えられる。図3の周波数特性から,駆動周波数が高いほど,電力変換回路102の出力は低くなる。そこで,図5には,出力を検出しながら駆動周波数を徐々に低くしていき,出力が定格値を超えた時点で本期間(1)を終了させる方式を示した。より具体的には,駆動周波数を一段階低くして,一定時間が経過した時点で出力を定格値と比較する。出力が定格値より大きければ,その時点で駆動周波数の探索を終了する。出力が定格値より小さければ,駆動周波数をさらに一段階低くする。この方式は,出力を徐々に増大させることで,電力変換回路102に発生する電圧や電流が過渡的に過大となることを防ぐ,ソフトスタート機能も兼ねる。これ以外の方式としては,駆動周波数を可変させて出力のフィードバック制御を行い,一定の時間が経過し,かつ,出力が定格値を超えた時点で本期間(1)を終了させる方式も考えられる。
図5の期間(2)では,駆動周波数を固定して間欠制御によって出力を制御する。また,図5には,期間(3)として,出力の目標値が定格値より小さい値に変更される場合の,制御装置103の動作についても示した。実施例1でも説明したように,駆動周波数を固定して間欠デューティを小さくすることで,出力を目標値まで制御できる。
なお,図5では,起動後に一旦出力を定格値に制御することを想定して,間欠デューティの初期値を100%とした。ただし,必ずしも100%である必要はなく,余裕を取って90%程度としてもよい。また,明るさ半分の調光状態で起動する場合,間欠デューティの初期値を50%にしてもよい。図4の特性から,間欠デューティが100%のときに出力が定格値より大きくなる駆動周波数において,間欠デューティが50%のときに出力がどれくらいの大きさになるかを把握できる。装置起動後,間欠デューティを50%に固定したまま,出力がその値より大きくなるまで駆動周波数を徐々に低くすればよい。
以上,本実施例によって,部品ばらつきへの耐性を持つLED点灯装置1を実現できる。
本実施例では,実施例1や実施例2で示した効果を持つだけでなく,装置動作中における部品定数の変動への耐性を持つLED点灯装置1について説明する。LED点灯装置1の構成は,実施例1で示した図1と同一である。本実施例では,実施例1や実施例2と比べて,制御装置103の機能が追加される。
コイル105やコンデンサ106といった部品の定数や,LED負荷101の電圧は,装置の起動後においても,周囲温度の変化が主な原因で変化し得る。これによって,電力変換回路102の周波数特性が変動する。
図6は,図3のうち,動作点(a)や(b)の周りを拡大したものである。図6では,起動後に周波数特性が変動することを想定し,元の周波数特性A(図3に示したもの)と,変動後の周波数特性Bの,2つの周波数特性を示した。ここで,周波数特性の変動前において出力を定格値に制御していたとすると,動作点は(b)に存在する。仮に,この状態で間欠デューティを100%にすると,動作点は(a)に移る。すなわち,間欠デューティを100%から減少させることで,出力を定格値に制御していた。
周波数特性が図6のようにAからBへと変動した後について考える。仮に,この状態で間欠デューティを100%にすると,動作点は(a)ではなく(a)’に移る。この場合も,間欠デューティを制御することで,出力を定格値に維持する,すなわち,動作点を(b)に維持することはできる。しかし,間欠デューティをより小さな値にしなければならない。このように,間欠デューティが100%のときに,出力が定格値より大きくなり過ぎる場合,間欠制御の駆動期間において電力変換回路102に発生する電圧や電流が過大になってしまう。
この問題を避けるべく,実施例1では,望ましい駆動周波数の設定法として,出力が定格値より大きくなり,かつ,最も低い駆動周波数を設定することを説明した。上記の場合では,周波数特性が変動することで,駆動周波数の望ましい設定が維持されなくなったと言える。このような場合,駆動周波数の設定値を修正することが望ましい。図6にて,出力を定格値に制御するための望ましい動作点は,元の周波数特性では点(b)で間違いないが,変動後の周波数特性では点(e)に移る。よって,駆動周波数を1段階だけ高く修正すればよい。修正後の設定値において,間欠デューティ100%の状態では動作点は(d)にあり,間欠デューティを小さくすることで動作点を(e)に移し,出力を定格値に制御する。
これを実現するために,間欠デューティに対して,出力の目標値に応じた許容範囲を定義しておく。図6にて,周波数特性がAからBへと変動する間に,間欠デューティは減少していく。出力を定格値に制御するのであれば,間欠デューティは100%に近い値を取るはずであることから,例えば許容下限値を80%に設定する。間欠デューティが80%より小さくなった場合,駆動周波数の設定値をより高い値へと修正する。
図7は,図4に間欠デューティの許容上限値と許容下限値を破線で加えたものである。各破線に囲まれた範囲が,間欠デューティの許容範囲である。出力が大きいほど,許容上限値と許容下限値もそれぞれ大きくすることが望ましい。上記の場合では,周波数特性が変動するにつれて,動作点が図7の(b)から左に移動していく。すなわち,間欠デューティを減少させながら出力を定格値に維持する。動作点が許容下限値に達すると,駆動周波数の設定値が修正され,間欠デューティは許容範囲内に戻る。駆動周波数を修正するとき,間欠デューティを固定することで,2つの操作量の干渉(2つの制御手段の干渉)を回避できる。
図8は,このときの制御装置103の動作のタイミングチャートである。図8では,出力を定格値に制御した状態である,期間(2)以降の動作を記載した。期間(2)において,制御装置103は,間欠デューティを減少させながら出力を定格値に維持している。間欠デューティが許容下限値に達した時点で,期間(4)に移行し,間欠デューティを固定した状態で駆動周波数の設定値を修正する。このとき,間欠デューティによる制御をせずに,駆動周波数を増大させたことで,一時的に出力が減少する。その後の期間(2)’では,再び駆動周波数を固定し,間欠デューティを可変(増大)することで,出力を定格値に制御する。
なお,間欠デューティが許容範囲の上限値より大きくなった場合,駆動周波数の設定値をより低い値へと修正することになる。
以上,本実施例によって,装置動作中における部品定数の変動への耐性を持つLED点灯装置1を実現できる。
最後に,全ての実施例に共通する補足事項として,電力変換回路102の具体例を説明する。図9は,電力変換回路102のうち,特にインバータ104,トランス107,整流回路108の一例を詳細に表したものである。図9では,制御装置103と電流検出手段110を省略した。図9のインバータ104は,スイッチング素子である2個のMOSFET111と112を備えたSEPP(Singleーended Push Pull)インバータである。MOSFET111と112を相補駆動することで,直流電圧を交流電圧に変換し,後段の共振回路に出力する。トランス107は,2個の2次巻線を備え,一方の2次巻線の巻き終わりと他方の2次巻線の巻き始めが接続された,センタータップ型のトランスである。整流回路108は,2個のダイオード113と114を備える。
図10は,電力変換回路102として図9を用いる場合の,スイッチング素子(MOSFET111と112)のオン・オフタイミング信号である。間欠制御の駆動期間では,MOSFET111と112を交互にオンさせる。このとき,MOSFET111と112が同時にオンにならないように,MOSFET111と112をともにオフにするデッドタイムを設けてもよい。間欠制御の停止期間では,MOSFET111と112をともにオフにする。
図11は,直流電源100として,出力電圧を可変できる直流電源装置115を用いる場合のLED点灯装置1である。上記の力率改善回路も,直流電源装置115の一例である。直感的に分かるように,電力変換回路102の駆動周波数が同じ条件であれば,直流電源100の電圧が高いほど,電力変換回路102の出力は大きくなる。制御装置103は,第2制御手段の操作量として,直流電源100の電圧(図11ではVdcとした)を用いる。
1 LED点灯装置
100 直流電源
101 LED負荷
102 電力変換回路
103 制御装置
104 インバータ
105 コイル
106 コンデンサ (109も同様)
107 トランス
108 整流回路
110 出力検出手段
111、112 MOSFET
113、114 ダイオード
115 直流電源装置
Bd 間欠デューティ
Fs 駆動周波数
Vdc 直流電源電圧

Claims (9)

  1. 直流電源電圧を変換してLED負荷に給電する電力変換回路と,第1制御手段と第2制御手段によって前記電力変換回路の出力を制御する制御装置を備え,
    前記第1制御手段の操作量は,離散的に可変される前記電力変換回路の駆動周波数であり,
    前記制御装置は,前記第1制御手段により前記出力が定格値より大きくなるような前記駆動周波数を設定し,前記駆動周波数を固定した状態で前記第2制御手段の操作量を可変することで前記出力を目標値に制御することを特徴とするLED点灯装置。
  2. 請求項1に記載のLED点灯装置において,
    前記制御装置は,前記出力が定格値より大きくなる前記駆動周波数の中で最も高い前記駆動周波数を設定することを特徴とするLED点灯装置。
  3. 請求項1又は2に記載のLED点灯装置において,
    前記制御装置は,起動後の所定期間において,前記第2制御手段の操作量を固定し,前記駆動周波数を可変して,前記出力が定格値より大きくなるような前記駆動周波数の設定値を探索することを特徴とするLED点灯装置。
  4. 請求項3に記載のLED点灯装置において,
    前記制御装置は,起動後の所定期間において,前記駆動周波数を徐々に低くして,前記出力が定格値より大きくなった時点で,前記所定期間を終了させることを特徴とするLED点灯装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のLED点灯装置において,
    前記制御装置は,前記第2制御手段の操作量に対して前記出力の目標値に応じた許容範囲を定義しており,前記第2制御手段の操作量が前記許容範囲から外れたとき,前記第2制御手段の操作量を固定して,前記駆動周波数を可変することを特徴とするLED点灯装置。
  6. 請求項5に記載のLED点灯装置において,
    前記制御装置は,前記第2制御手段の操作量が前記許容範囲の下限値より小さくなったとき,前記駆動周波数を高くし,前記第2制御手段の操作量が前記許容範囲の上限値より大きくなったとき,前記駆動周波数を低くすることを特徴とするLED点灯装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のLED点灯装置において,
    前記第2制御手段の操作量は,前記電力変換回路を間欠制御するときの間欠デューティであることを特徴とするLED点灯装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のLED点灯装置において,
    前記第2制御手段の操作量は,前記直流電源電圧であることを特徴とするLED点灯装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のLED点灯装置において,
    前記電力変換回路は,少なくとも1個のスイッチング素子を備え,該スイッチング素子の駆動によって前記直流電源電圧から第1交流電圧を生成するインバータと,
    該インバータの出力端に接続され,コイルとコンデンサとトランスを備える共振回路と,
    前記トランスの2次巻線に発生する第2交流電圧を整流して直流負荷電圧を生成する整流回路を備える共振型の電力変換回路であることを特徴とするLED点灯装置。
JP2013228940A 2013-11-05 2013-11-05 Led点灯装置 Pending JP2015090730A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013228940A JP2015090730A (ja) 2013-11-05 2013-11-05 Led点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013228940A JP2015090730A (ja) 2013-11-05 2013-11-05 Led点灯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015090730A true JP2015090730A (ja) 2015-05-11

Family

ID=53194176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013228940A Pending JP2015090730A (ja) 2013-11-05 2013-11-05 Led点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015090730A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002044943A (ja) * 2000-07-26 2002-02-08 Matsushita Electric Works Ltd 電源装置
JP2008283818A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Nanao Corp スイッチング電源装置
JP2009273324A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Panasonic Electric Works Co Ltd スイッチング電源装置
JP2009268945A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Panasonic Electric Works Co Ltd 高圧発生装置及び静電霧化装置
JP2013506952A (ja) * 2009-09-30 2013-02-28 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ Ledドライバの調光

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002044943A (ja) * 2000-07-26 2002-02-08 Matsushita Electric Works Ltd 電源装置
JP2008283818A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Nanao Corp スイッチング電源装置
JP2009268945A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Panasonic Electric Works Co Ltd 高圧発生装置及び静電霧化装置
JP2009273324A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Panasonic Electric Works Co Ltd スイッチング電源装置
JP2013506952A (ja) * 2009-09-30 2013-02-28 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ Ledドライバの調光

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9113519B2 (en) LED driving apparatus and LED lighting apparatus
CN106028496B (zh) Led点亮装置以及led照明装置
US9781804B2 (en) Light regulating apparatus with feed forward compensation and light regulating method thereof
JP2012227051A (ja) 点灯装置及び照明器具
JP2013135509A (ja) スイッチング電源装置および発光ダイオード照明装置
AU2006239627A1 (en) Parameterizable digital PFC (power factor correlation)
US8525429B2 (en) Method for controlling gas discharge lamps
US9066395B2 (en) Power supply device and control circuit thereof
TW201603641A (zh) 具備多級驅動階段和電壓/負載調整率控制之發光二極體照明裝置
US10251227B2 (en) Clocked electronic energy converter
US20110133669A1 (en) Light emitting diode driving device
JP2020014325A (ja) 点灯装置、照明器具
JP2015207423A (ja) 点灯装置およびそれを用いた照明器具
KR20150050120A (ko) 발광 다이오드 구동 장치
JP2012152053A (ja) スイッチング電源装置、及びled照明装置
US20150351175A1 (en) Feedback circuit, control circuit, and power supply apparatus including the same
JP2019029351A (ja) 照明システム
US10069398B2 (en) Non-isolated power supply device
JP2019075218A (ja) 調光機能付き照明用電源装置
JP5918615B2 (ja) Ledドライバ装置、led照明装置、及び、テレビジョン受像機
KR20140070126A (ko) 조명 구동 장치 및 조명 구동 방법
JP2012221991A (ja) 電源回路、照明用スイッチング電源装置および照明装置
JP4289422B2 (ja) 交流電源装置及び交流電源装置用集積回路
JP6527741B2 (ja) Led点灯装置
JP2015090730A (ja) Led点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161018

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170116

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170123

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170523