JP2015090366A - 最適化された角状部を有する時計用アンクルレバー - Google Patents

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Abstract

【課題】レバー脱進機の角状部及び剣先の安全機能を組み合わせることによって、安全デバイスの設計を改善する。
【解決手段】所定の振り石半径ROの振り石12を備えかつ所定の旋回半径に亘って振動するテンプを含む時計用脱進機機構のためのアンクルレバー1であって、このアンクルレバー1は、このタイプの振り石12と協働する2つの角状部2A、2Bを有する。これら角状部2A、2Bは、アンクルレバー1の枢軸Dを通過する正中面に関して互いに対称であり、またこれら角状部2A、2Bはそれぞれ、旋回半径と振り石半径ROとの合計以上である第1の曲率半径RC1に亘る、凹状内側外形を含み、凹状内側外形は、旋回半径と振り石半径ROとの差以下である第2の曲率半径RC2に亘る凸状外側外形に隣接する。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定の半径の振り石を備えかつ所定の旋回半径に亘って振動するテンプを有する時計用脱進機機構のためのアンクルレバーに関し、上記アンクルレバーは、開口部の各側に、このタイプの振り石と協働する第1の角状部及び第2の角状部を有する。
本発明はまた、所定の振り石半径の振り石を備え、かつテンプの枢軸の周りで所定の旋回半径に亘って振動するテンプにも関する。
本発明はまた、テンプの枢軸の周りで枢動しかつ所定の旋回半径に所定の半径の振り石を備えるテンプと、上記タイプのアンクルレバーとを有する脱進機機構にも関する。
本発明は、また少なくとも1つのこのような脱進機機構を含む機械式時計ムーブメントにも関する。
本発明はまた、少なくとも1つのこのタイプの機械式時計ムーブメントを含む腕時計にも関する。
本発明は、時計用脱進機機構の分野に関する。
脱進機、特にスイスレバー式脱進機を備える腕時計では、脱進機の機能は、腕時計が受けるいずれの衝撃に関係なく維持されなければならない。脱進機は剛性でなければならず、また腕時計の全ての位置における軸方向及び径方向の衝撃に耐えられなければならない。これを達成するために、脱進機用安全デバイスと呼ばれる機械要素は、回転又は振動要素の移動距離を制限することによって、動作を中断させるか又は腕時計を停止させ得るいずれの危険な位置を回避する。
特にスイスレバー式脱進機では、これらの安全機能は少なくとも角状部と剣先とによって保証されている。このシステムの信頼性及び堅牢性は証明されているものの、複数の別個の構成部品を必要とし、これによって製造コスト及び低品質化のリスクが上昇する。角状部と剣先とを2つの別個の高さに配設するため、十分な分離が必要となり、これはムーブメントの高さ、従って腕時計の最終的な厚さに大きく影響する。
WALDによる特許文献1は、正中面に関して対称な、それぞれ凹状内側外形及び凸状外側外形を有する2つの角状部を有する、アンクルレバーを開示している。
フランス特許第206876号
本発明は、それがスイスレバー式、イングリッシュレバー式、ピンパレット式又は同様の脱進機のいずれであるかに関わらず、レバー脱進機の角状部及び剣先の安全機能を組み合わせることによって、安全デバイスの設計を改善することを提案する。
本発明は角状部の設計を最適化することによって、テンプの振動の補弧中のアンクルフォークの偶発的な運動を防止するように設計された剣先にこれまで付与されてきた安全機能を保証する。本発明によるアンクルレバーは、剣先をもたないレバーである。
本発明によるアンクルレバーは、「蟹爪(crab claws)」として知られる角状部の特定の形状により、ある1つの高さにあり、単独で全ての安全機能を実行する。
本発明により、これ以降ある1つの高さに作製でき、かつ考えられる全ての製造技術を使用できるアンクルレバーだけでなく、テンプも簡素化することができるが、それはレバーから剣先がなくなることによって安全振り座が必要なくなるためである。振り石を備える振り座又は場合によってはアームのみが、必要なものとして残る。このようにしてテンプの厚さを削減できる。
この目的のために、本発明は、所定の半径の振り石を備えかつ所定の旋回半径に亘って振動するテンプを含む時計用脱進機機構のためのアンクルレバーに関し、上記アンクルレバーは、開口部の各側に、このタイプの振り石と協働する第1の角状部及び第2の角状部を有する。このアンクルレバーは:上記角状部が、アンクルレバーの枢軸を通る正中面に関して互いに対称な外形を有し;また上記角状部がそれぞれ、上記開口部の境界を形成する、上記旋回半径と上記振り石半径との合計以上の第1の曲率半径を有する第1の円柱形セクタの周を巡る凹状内側外形を有し;上記凹状内側外形が、上記旋回半径と上記振り石半径との差以下の第2の曲率半径を有する第2の円柱形セクタの周を巡る凸状外側外形に隣接することを特徴とする。
本発明は、また所定の振り石半径の振り石を備え、かつテンプの枢軸の周りで所定の旋回半径に亘って振動するテンプにも関し、このテンプは上記振り石を備える単一の振り座を有する。
本発明はまた、テンプの枢軸の周りで枢動しかつ所定の旋回半径に亘る所定の半径の振り石を備えるテンプと、上記タイプのアンクルレバーとを有する脱進機機構にも関する。
本発明はまた、少なくとも1つのこのような脱進機機構を有する機械式時計ムーブメントにも関する。
本発明はまた、少なくとも1つのこのタイプの機械式時計ムーブメントを有する腕時計にも関する。
本発明の他の特徴及び利点は、添付した図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
図1は、剣先をもたないアンクルレバー及び安全振り座をもたないテンプを有する本発明による脱進機機構の、テンプの枢軸及びアンクルレバーの枢軸を通る平面における概略部分断面図である。 図2は、本発明による最適化された角状部を有する剣先をもたないアンクルレバーの一端の、2つの傾斜停止部材の間の対称なロック位置における概略部分平面図である。 図3は、図2のアンクルレバーの、時計回り方向の振動中に停止部材に対して当接する位置における図2と同様の図である。 図4は、図3のアンクルレバーの、反時計回り方向の振動中に停止部材に対して当接する位置における図3と同様の図である。 図5は、本発明による最適化された角状部を有する剣先をもたないスイスレバーの、反時計回り方向の振動中に停止部材に対して当接する位置における概略平面図である。 図6は、本発明による最適化された角状部を有し、振り石の移動距離を制限する外側リングを有する剣先をもたないスイスレバーの、反時計回り方向の振動中に停止部材に対して当接する位置における概略平面図である。 図7は、本発明による最適化された角状部を有し、振り石の移動距離を制限する外側リングを有し、天真の通路としてサイズ設定されたノッチを更に有し、剣先をもたないスイスレバーの、反時計回り方向の振動中に停止部材に対して当接する位置における概略平面図である。 図8は、剣先をもたないアンクルレバー及び安全振り座を有するテンプを有する本発明による脱進機機構の、テンプの枢軸及びアンクルレバーの枢軸を通る平面における詳細な概略部分断面図である。 図9は、図8の機構の概略部分平面図である。 図10は、本発明による脱進機機構を有するムーブメントを含む腕時計のブロック図である。
本発明は、時計用脱進機機構の分野に関する。
本発明は、レバー脱進機の角状部及び剣先の安全機能を組み合わせることによって、安全デバイスの設計を改善する。好ましくかつ一般的な、ただし非限定的な例であるスイスレバーについて、本発明をより詳細に説明する。
本発明は、時計用脱進機機構10のためのアンクルレバー1、特にスイスレバーに関し、上記時計用脱進機機構10は、所定の振り石半径ROの振り石12を備えるテンプ11を含み、上記テンプ11は所定の旋回半径RGに亘って振動する。
本発明によるアンクルレバー1は、好ましくはこれらのパラメータに応じた所定の振り石半径RO及び所定の旋回半径RGを有する所定のタイプのテンプに関して考案されている。
アンクルレバー1は開口部3の各側に、このタイプの振り石12と協働する第1の角状部2A及び第2の角状部2Bを含む。
開口部3のサイズ設定はテンプ11との協働に応じて、またアンクルレバーの枢軸Dに対するアンクルレバーのヘッドのレバーアームLにも応じて行われる。
アンクルレバー1がこのアンクルレバーの枢軸Dの周りで枢動する際、角状部2A、2Bはそれぞれ円形の軌跡を描く。
本発明によると、図2に見られるように、第1の角状部2A及び第2の角状部2Bは、アンクルレバーの枢軸Dを通過する正中面Pに関して互いに対称な外形を有する。第1の角状部2A及び第2の角状部2Bはそれぞれ:
−開口部3の境界を画定しかつ第1の曲率半径RC1を有する第1の円柱形セクタ21の周を巡る凹状内側外形20(この第1の曲率半径RC1は、旋回半径RGと振り石半径ROとの合計以上である)を含み;
−この凹状内側外形20は、第2の曲率半径RC2を有する第2の円柱形セクタ26の周を巡る凸状外側外形25に隣接する(この第2の曲率半径RC2は、旋回半径RGと振り石半径ROとの差以下であり;この第2の円柱形セクタ26は開口部3に対向して配置されている)。
特定の実施形態では、第1の曲率半径RC1は、旋回半径RG、振り石半径RO及び角状部のクリアランスECの合計以上であり、第2の曲率半径RC2は、旋回半径RGと、振り石半径ROと角状部のクリアランスECとの合計との差以下である。好ましくは角状部のクリアランスECは0.050mm以下である。
従って凹状内側外形20及び凸状外側外形25は互いに対して、アンクルレバーの枢軸Dに対して平行な、旋回半径RGに等しい半径を有する円柱が、角状部のクリアランスの範囲内において、一方の角状部2A、2Bの凸状外側外形25A、25Bと、他方の角状部2B、2Aの凹状内側外形20B、20Aとの間の組み合わせによって得られる外形の振り石半径ROの値の距離にあるように配設され、これにより、凹状内側外形20及び凸状外側外形25が、図2に見られるように枢軸D1が正中面Pにおいて脱進機機構10の対称ロック位置にあるこのタイプのテンプ11の振り石12の軌跡15又は16に接する。
こうして、テンプ11の振動の第1の部分では、この凹状内側外形20が、衝撃を受けた場合のアンクルレバー1のいずれの乗り上げを防止し、テンプ11の振動の残りの部分に対応する第2の部分では、上記凸状外側外形25が、衝撃を受けた場合のアンクルレバー1のいずれの乗り上げを防止する。
図3は、このタイプのアンクルレバー1の、時計回り方向の振動中に脱進機機構10の制限子13Bに対して当接する位置における図であり、振り石12の軌跡15を点線で示している。同様に図4は、同じアンクルレバー1の、反時計回り方向の振動中に脱進機機構10の制限子13Aに対して当接する位置における図であり、振り石12の軌跡16を点線で示している。
アンクルレバー1は好ましくは、アンクルレバーの枢軸Dに最も近い外側外形25A;25Bの端部に、このタイプの振り石12のための停止部材を形成するよう配設される運動領域の端部19A、19Bを有する。
図2〜4に示すように、好ましい実施形態では、各角状部2A、2Bの凹状内側外形20は、対向する各角状部2B、2Aの凹状内側外形の中央OB、OAにセンタリングされ、これら中央OB、OAは、上述の角状部2A、2Bの凸状外側外形25の中心にもなる。
図6はスイスレバー1を示し、このスイスレバー1は、角状部2A、2Bの周りに、振り石の移動距離を制限する外側リング17を含み、この外側リング17は、第1の角状部2Aの凸状外側外形25Aに対面する第1の内側制限表面17Aと、第2の角状部2Bの凸状外側外形25Bに対面する第2の内側制限表面17Bとを含む。この変形例の特定の実施形態では、外側リング17と凸状外側外形25A、25Bとの間の空間は、振り石半径ROと、0.100mm以下の径方向遊びJとの和の2倍に等しい。この変形例では、特に振り石2が一方の角状部の遠位端を離れて対向する角状部に再接合する際に衝撃が発生した場合の安全性が更に向上する。
図7はスイスレバーを示し、これは図6のレバーの変形例であり、凹状内側外形20A、20Bそれぞれの上に、上記タイプのテンプ11の天真110の通路としてサイズ設定されたノッチ18A、18Bを有する。これらのノッチは、図2〜5に示したもの等のその他のレバーの変形例においても作製してもよい。
これらの様々な実施形態では、本発明によるアンクルレバー1は好ましくは平坦であり、剣先をもたない。
本発明はまた、所定の振り石半径ROの振り石12を備え、かつテンプの枢軸D1の周りで所定の旋回半径RGに亘って振動する、テンプ11にも関する。本発明によると、テンプ11は、振り石12を支持する単一の振り座を含む。このテンプ11は、上述のタイプのアンクルレバー1と協働するのに適している。
特定の実施形態では、振り石12を支持する単一の振り座は、テンプ11の天輪で形成される。
本発明は更に、テンプの枢軸D1の周りで枢動しかつ所定の旋回半径RGに亘る所定の半径ROの振り石12を備えるテンプ11と、本発明によるアンクルレバー1とを含む、脱進機機構10にも関する。
有利には、テンプ11は振り石12を支持する単一の振り座を含む。より詳細には、振り石12を支持する単一の振り座は、テンプ11の天輪で形成される。
図9は、前記制限子13A、13Bが脱進機機構のバー111上の隆起部分によって形成される変形例を示し、上記により、本発明のこの有利の実施形態の構成部品の総数は大いに削減される。
図5に示すように、角状部2は有利には、アンクルレバー1の慣性及び不均衡を低減するための凹部29及び/又はチャンバを有する。
本発明はまた、少なくとも1つのこのタイプの脱進機機構10を含む機械式時計ムーブメント30にも関する。
本発明はまた、少なくとも1つのこのような機械式時計ムーブメント30を含む時計40、特に腕時計にも関する。
本発明は以下の数多くの利点を有する:
−従来のアンクルレバーの剣先の省略;
−上記剣先と連動する安全振り座の省略;
−組み立て作業の省略による、低品質化のリスク及びコストの削減;
−脱進機機構全体の高さの削減(アンクルレバーについて2つではなく1つの高さ、アンクルについて2又は3つではなく1つの高さを用いる)、及びこれに伴うムーブメント全体の高さの削減;
−打抜き加工、又はDRIE、シリコン/Ni−LIGA若しくは同様の製造技術、又はプラスチックの射出成形によるアンクルレバーの製造を可能とする形状及び寸法に関する自由度;
−テンプの振り石を天輪のアームに直接圧入することで、振り座の組み付けが不要となること;
−あらゆる位置において安全機能が保証されること;並びに
−いずれのタイプのレバー脱進機、特にスイスレバー脱進機に適用可能であること。
1 アンクルレバー
2A 第1の角状部
2B 第2の角状部
3 開口部
10 時計用脱進機機構
11 テンプ
12 振り石
13A 制限子
13B 制限子
15 振り石の軌跡
16 振り石の軌跡
17 外側リング
17A 第1の内側制限表面
17B 第2の内側制限表面
18A ノッチ
18B ノッチ
19A 運動領域の端部
19B 運動領域の端部
20 凹状内側外形
20A 第1の角状部の凹状内側外形
20B 第2の角状部の凹状内側外形
21 第1の円柱形セクタ
25 凸状外側外形
25A 第1の角状部の凸状外側外形
25B 第2の角状部の凸状外側外形
26 第2の円柱形セクタ
29 凹部
30 機械式時計ムーブメント
40 腕時計
110 天真
111 バー
D アンクルレバーの枢軸
D1 テンプの枢軸
EC 角状部のクリアランス
J 径方向遊び
OA 凹状内側外形の中央
OB 凹状内側外形の中央
P 正中面
RO 振り石半径
RC1 第1の曲率半径
RC2 第2の曲率半径
RG 旋回半径

Claims (17)

  1. 所定の振り石半径(RO)の振り石(12)を備えかつ所定の旋回半径(RG)に亘って振動するテンプ(11)を含む時計用脱進機機構(10)のためのアンクルレバー(1)であって、
    前記アンクルレバー(1)は開口部(3)の各側に、前記振り石(12)と協働する第1の角状部(2A)及び第2の角状部(2B)を含む、アンクルレバー(1)において、
    前記第1の角状部(2A)及び前記第2の角状部(2B)は、アンクルレバーの枢軸(D)を通過する正中面(P)に関して互いに対称な外形を有し;
    前記第1の角状部(2A)及び前記第2の角状部(2B)は、それぞれ前記開口部(3)の境界を画定しかつ前記旋回半径(RG)と前記振り石半径(RO)との合計以上である第1の曲率半径(RC1)を有する第1の円柱形セクタ(21)の周を巡る凹状内側外形(20)を有し;
    前記凹状内側外形(20)は、前記旋回半径(RG)と前記振り石半径(RO)との差以下である第2の曲率半径(RC2)を有し、前記開口部(3)に対向して配置される第2の円柱形セクタ(26)の周を巡る凸状外側外形(25)に隣接する
    ことを特徴とする、アンクルレバー(1)。
  2. 前記第1の曲率半径(RC1)は、前記旋回半径(RG)、前記振り石半径(RO)及び角状部のクリアランス(EC)の合計以上であること、並びに
    前記第2の曲率半径(RC2)は、前記旋回半径(RG)と、前記振り石半径(RO)と前記角状部のクリアランス(EC)との合計との差以下であること
    を特徴とする、請求項1に記載のアンクルレバー(1)。
  3. 前記角状部のクリアランス(EC)は0.050mm以下であることを特徴とする、請求項2に記載のアンクルレバー(1)。
  4. 各前記角状部(2A;2B)の前記凹状内側外形(20)は、対向する各前記角状部(2B;2A)の前記凹状内側外形の中央(OB;OA)にセンタリングされ、
    前記中央(OB;OA)は、頭書の前記角状部(2A;2B)の前記凸状外側外形(25)の中心にもなる
    ことを特徴とする、請求項1に記載のアンクルレバー(1)。
  5. 前記レバーは、前記角状部(2A;2B)の周りに、前記振り石の移動距離を制限する外側リング(17)を含み、
    前記外側リング(17)は、前記第1の角状部(2A)の前記凸状外側外形(25A)に対面する第1の内側制限表面(17A)と、前記第2の角状部(2B)の前記凸状外側外形(25B)に対面する第2の内側制限表面(17B)とを含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載のアンクルレバー(1)。
  6. 前記外側リング(17)と前記凸状外側外形(25A;25B)との間の空間は、前記振り石半径(RO)と、0.100mm以下の径方向遊び(J)との和の2倍に等しいことを特徴とする、請求項5に記載のアンクルレバー(1)。
  7. 前記レバーは前記凹状内側外形(20A;20B)それぞれの上に、上記テンプ(11)の天真(110)の通路としてサイズ設定されたノッチ(18A;18B)を含むことを特徴とする、請求項1に記載のアンクルレバー(1)。
  8. 前記レバーは、前記アンクルレバーの枢軸(D)に最も近い前記外側外形(25A;25B)の端部に、前記振り石(12)のための停止部材を形成するよう配設されている運動領域の端部(19A;19B)を含むことを特徴とする、請求項1に記載のアンクルレバー(1)。
  9. 前記レバーはスイスレバーであることを特徴とする、請求項1に記載のアンクルレバー(1)。
  10. 前記アンクルレバーは平坦であり、剣先をもたないことを特徴とする、請求項1に記載のアンクルレバー(1)。
  11. 所定の振り石半径(RO)の振り石(12)を備え、かつテンプの枢軸(D1)の周りで所定の旋回半径(RG)に亘って振動する、テンプ(11)であって、
    前記テンプ(11)は、前記振り石(12)を支持する単一の振り座を含むことを特徴とする、テンプ(11)。
  12. 前記振り石(12)を支持する前記単一の振り座は、前記テンプ(11)の天輪で形成されることを特徴とする、請求項11に記載のテンプ(11)。
  13. 所定の振り石半径(RO)の振り石(12)を備えかつテンプの枢軸(D1)の周りで所定の旋回半径(RG)に亘って振動するテンプ(11)を含む、脱進機機構(10)であって、
    前記振り石(12)は、請求項1に記載のアンクルレバー(1)と協働することを特徴とする、脱進機機構(10)。
  14. 前記テンプ(11)は、前記振り石(12)を支持する単一の振り座を含むことを特徴とする、請求項13に記載の脱進機機構(10)。
  15. 前記振り石(12)を支持する前記単一の振り座は、前記テンプ(11)の天輪で形成されていることを特徴とする、請求項14に記載の脱進機機構(10)。
  16. 請求項13に記載の脱進機機構(10)を少なくとも1つ含む、機械式時計ムーブメント(30)。
  17. 請求項16に記載の機械式時計ムーブメント(30)を少なくとも1つ含む、腕時計(40)。
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