JP2015089659A - 吐出ヘッド回復方法、液滴吐出装置および画像形成装置 - Google Patents
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従来一般的な構成の液体吐出ヘッドは、液滴を吐出するノズル、ノズルの周りに形成されている撥水膜、ノズルが連通する個別液室(加圧液室、吐出室、圧力室、液体流路などとも称される)、個別液室の液体を加圧する圧力(エネルギー)を発生する圧力発生手段(発熱抵抗体などの電気熱変換素子、圧電素子、静電型アクチュエータなど)と、個別液室に液体を供給する相対的に容積の大きな共通液室とを備えて、圧力発生手段で発生させる圧力で個別液室内の液体を加圧することによってノズルから液滴を吐出させる。
1)ノズルから比較的強い空吐出駆動により、ノズルに連通する液室内の気泡を除去する回復方法
2)ヘッドにキャップ部材を当接させて、キャップ部材に接続された、例えばチュービングポンプ等の作用による吸引作用で、ノズルからインクを排出し、ノズルに連通する液室内の気泡の除去を行ってから、ワイピングする回復方法
3)ヘッドよりも上流側、例えばカートリッジ側からの加圧により、ノズルに連通する液室内の気泡をノズルから排出する回復方法。
シリアル方式のインクジェット記録装置では、一般的な構成として、装置本体に対して相対的に移動するキャリッジの中に、ヘッドタンクと記録ヘッドが備えられている。ヘッドタンクには、収容するインク量に応じて動作するフィルムがあり、このフィルムに追随して動作する変位レバーを、本体側に備えた位置センサ(例えばフォトセンサ等で構成される)を用いて検出する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例であるインクジェット記録装置の概略構成を示す側面方向からの断面図である。また、図2は、そのインクジェット記録装置における記録部の要部平面図である。
この液体吐出ヘッドは、流路部材(個別液室基板)1と、この流路部材1の下面に接合した振動板10と、流路部材1の上面に接合したノズルプレート2とを有し、これらによって液滴(液体の滴)を吐出するノズル3が連通する加圧液室(個別流路)5を形成している。各加圧液室5には、振動板10に設けた連通部10a、流路部材1に形成した連通部7及び流体抵抗部6を介して、共通液室8からインク(記録液)が供給される。
メンテナンスが開始されると、図5のフローチャートに示すように、まず第1ステップ(S1〜S5)の処理が行なわれる。すなわち、大気開放弁187を開けて、密閉された状態からヘッドタンク135内の負圧を解除した後に、ヘッドタンク内に設けられた電極ピン165で検知するまで、送液ポンプ124でインクを送液してから、大気開放弁187を閉じる。電極ピン165は、2本の電極間のインピーダンスの変化を検知するものであり、インク液面が上昇しインクに浸かると、インピーダンスの変化から、制御部160がインク有りと判断し、送液ポンプ124のインク送液を停止する構成となっている。
加圧用正転送液時間は、送液ポンプ124の送液速度に応じて、所定の送液量になるように、加圧用正転送液時間を決めればよい。
加圧用正転送液時間[秒]=送液量[ml]÷送液速度[ml/秒]…(式1)
本実施形態では、加圧による回復の後に、適切な後処理(負圧形成工程)を行うことで、ノズルからの吐出を可能な状態に移行させるようにしている。
加圧メンテナンスを実施した後は、ヘッドやヘッドタンクに正圧が付与されており、ノズル面にインクが染み出している可能性があるので、適切な滴速度と滴体積による印字吐出を行うことが難しい。そこで、ワイピングにより、ノズル面に染み出したインクを除去し、ノズルにメニスカスを形成してから、空吐出を行うことで、適正な負圧となるまでインクを排出する。
加圧メンテナンス実施後、吸引キャップ182に連通した吸引ポンプ185を用いて、ノズルからインクを吸引し、ヘッドタンク135内に負圧を形成する。その後、吸引キャップ182を下降し、ワイピングにより、ノズルにメニスカスを形成した後、空吐出を行うことで、混色したインクの排出と、適正負圧の形成を行う。具体的な処理手順は図13のフローに示すとおりである。
加圧メンテナンス実施後、吸引キャップ182を下降し、ワイピングにより、ノズルにメニスカスを形成した後、送液ポンプの逆転送液により負圧を形成してから、空吐出を行い、適正負圧を形成する。具体的な処理手順は図14のフローに示すとおりである。このフローのS55〜S58が、送液ポンプの逆転送液により負圧を形成する処理である。
続いて、この負圧形成位置を記憶するために、第5ステップ(S118〜S123)の処理が実施される。これは、変位レバーの検知開始位置「2」へキャリッジ133を移動する。この後、再度キャリッジの移動を開始し、終了位置に移動するまでの間に、位置センサ162にて変位レバー161を検知した位置を、負圧形成位置として記憶する。
ただ、必要に応じて、ユーザーの指示により学習可能なように、記録装置が備える操作パネル(図示せず)から実行できるようにしてもよい。
なお、図15のフローチャートでは吸引と空吐出の両方を含む制御フローであるが、少なくともどちらか一つで行ってもかまわない。
5 加圧液室
10 振動板
11 圧電素子
110 インクカートリッジ(メインタック)
124 送液ポンプ
133 キャリッジ
134 記録ヘッド
135 ヘッドタンク(サブタンク)
160 制御部
161 変位レバー
162 位置センサ
182 キャップ部材
185 吸引ポンプ
187 大気開放弁
Claims (6)
- ノズルから液滴を吐出する吐出ヘッドと、該吐出ヘッドに付設されるヘッドタンクと、該ヘッドタンク内に収納した液体の量に応じて変位する変位レバーと、該変位レバーの位置を検知する位置検知手段と、液滴吐出装置が搭載される本体装置のメインタンクと前記ヘッドタンクとの間で正転送液又は逆転送液が可能な送液ポンプとを備える液滴吐出装置における吐出ヘッド回復方法おいて、
前記吐出ヘッドの回復動作実施時に、前記変位レバーの初期位置を記憶した後、前記ヘッドタンクから前記メインタンクに所定量の液体を逆転送液し、
続いて、前記変位レバーが前記初期位置に到達するまで、前記メインタンクから前記ヘッドタンクに液体を正転送液し、該正転送液の開始から前記変位レバーが前記初期位置に到達するまでの送液時間を記録し、
前記送液時間と前記逆転送液時の所定量から正転送液速度を算出し、
該正転送液速度に基づいて、加圧による前記吐出ヘッド回復動作のための加圧用正転送液時間を決定し、該加圧用正転送液時間だけ前記吐出ヘッドに液体を送液加圧して前記ノズルから液体を排出させることを特徴とする吐出ヘッド回復方法。 - 前記加圧用正転送液時間だけ前記吐出ヘッドに液体を送液加圧した後に、負圧形成工程を実施することを特徴とする、請求項1に記載の吐出ヘッド回復方法。
- 前記逆転送液時の所定量が、吸引動作により吸引した際の前記変位レバーの変位量と、前記吐出ヘッドからの空吐出に応じて前記変位レバーが変位した量の、少なくとも一方を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の吐出ヘッド回復方法。
- 前記変位レバーが、前記ヘッドタンクの一面を封止してタンク内に収納した液体の量に応じて変位するフィルムに追随して変位するものであり、
前記回復動作のための加圧用正転送液が、前記フィルムが塑性変形を起こさない領域での加圧であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吐出ヘッド回復方法。 - ノズルから液滴を吐出する吐出ヘッドと、該吐出ヘッドに付設されるヘッドタンクと、該ヘッドタンク内に収納した液体の量に応じて変位する変位レバーと、該変位レバーの位置を検知する位置検知手段と、当該液滴吐出装置が搭載される本体装置のメインタンクと前記ヘッドタンクとの間で正転送液又は逆転送液が可能な送液ポンプとを備え、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の回復方法で前記吐出ヘッドの回復動作を実施することを特徴とする液滴吐出装置。 - 液滴吐出装置を具備し、該液滴吐出装置の吐出ヘッドの回復動作を、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回復方法で実施することを特徴とする画像形成装置。
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