JP2015089080A - 無線マルチホップ通信ポーリングシステムおよびスロット数の決定方法 - Google Patents
無線マルチホップ通信ポーリングシステムおよびスロット数の決定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015089080A JP2015089080A JP2013228429A JP2013228429A JP2015089080A JP 2015089080 A JP2015089080 A JP 2015089080A JP 2013228429 A JP2013228429 A JP 2013228429A JP 2013228429 A JP2013228429 A JP 2013228429A JP 2015089080 A JP2015089080 A JP 2015089080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polling
- wireless communication
- communication
- communication terminal
- packet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】通信帯域を効率よく利用した優先制御通信が可能なシステムを提供する。
【解決手段】ゲートウェイまたはデータ収集サーバが、ポーリングパケットとポーリング応答パケットにそれぞれ優先度の高低をつけ、ゲートウェイが無線通信端末に対してポーリングを行う際に、前回ポーリングを行った無線通信端末のホップ数と、今回ポーリングを行う無線通信端末のホップ数から、優先度の低い通信が優先度の高い通信を待機するスロット数と、次回ポーリングを開始するまでの時間とを決定し、優先度の低い通信を行う無線通信端末は、自身の通信を行う前に優先度の高い通信の発生を検知するための待機時間を設け、優先度の高い通信を行う無線通信端末は、自身の通信を行う前に優先リクエストパケットを周囲に送信することで、優先度の高い通信と優先度の低い通信を短い通信時間で同時に扱う。
【選択図】図1
【解決手段】ゲートウェイまたはデータ収集サーバが、ポーリングパケットとポーリング応答パケットにそれぞれ優先度の高低をつけ、ゲートウェイが無線通信端末に対してポーリングを行う際に、前回ポーリングを行った無線通信端末のホップ数と、今回ポーリングを行う無線通信端末のホップ数から、優先度の低い通信が優先度の高い通信を待機するスロット数と、次回ポーリングを開始するまでの時間とを決定し、優先度の低い通信を行う無線通信端末は、自身の通信を行う前に優先度の高い通信の発生を検知するための待機時間を設け、優先度の高い通信を行う無線通信端末は、自身の通信を行う前に優先リクエストパケットを周囲に送信することで、優先度の高い通信と優先度の低い通信を短い通信時間で同時に扱う。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の無線通信端末が計測したデータを、サーバがポーリングにより収集する無線マルチホップ通信ポーリングシステムおよびスロット数の決定方法に関する。
近年、多数の無線センサーノードを利用して、ポーリング通信によりセンサーデータの収集および機器の制御を行うことが注目を集めている。このとき、上位機器からのポーリング通信と、センサ機器からのポーリング応答との2つの通信が発生する。しかし、無線による通信は、干渉が発生する。このため、両者の干渉を回避することが必要である。
特許文献1に記載の技術は、優先的に通信すべきパケットとそれ以外の通信時間をあらかじめ分けることで、2つの通信を両立させている。
しかし、特許文献1に記載された技術では、優先度の高い通信が発生していない状態でも、常に優先的に通信すべきパケットの通信時間を確保する。このため、通信帯域の利用効率が悪い。
そこで、本発明は、優先度の異なる2つのパケットを取り扱う場合において、優先的に通信を行う必要がある場合にのみ、優先度の高い通信のための時間を確保し、通信対象端末のホップ数に応じて通信スロット数を可変とする。これによって、通信帯域の効率的な利用を可能とする。
上述した課題は、通信を行うタイミングがポーリングにより制御される複数の無線通信端末と、無線通信端末に対して定期的にポーリングを行いデータ収集を行うゲートウェイと、ゲートウェイから収集したデータを蓄積保管するデータ収集サーバと、を含む無線マルチホップ通信ポーリングシステムにおいて、ゲートウェイまたはデータ収集サーバは、ポーリングパケットとポーリング応答パケットとにそれぞれ優先度の高低をつけ、ゲートウェイは、無線通信端末に対してポーリングを行う際に、前回ポーリングを行った無線通信端末のホップ数と、今回ポーリングを行う無線通信端末のホップ数から、優先度の低い通信が優先度の高い通信を待機するスロット数と、次回ポーリングを開始するまでの時間とを決定し、優先度の低い通信を行う無線通信端末は、自身の通信を行う前に優先度の高い通信の発生を検知するための待機時間を設け、優先度の高い通信を行う無線通信端末は、自身の通信を行う前に優先リクエストパケットを送信し、優先度の高い通信と優先度の低い通信とを短い通信時間で同時に扱う無線マルチホップ通信ポーリングシステムにより、達成できる。
また、通信を行うタイミングがポーリングにより制御される複数の無線通信端末と、無線通信端末に対して定期的にポーリングを行いデータ収集を行うゲートウェイと、ゲートウェイから収集したデータを蓄積保管するデータ収集サーバとからなる無線マルチホップ通信ポーリングシステムにおけるスロット数の決定方法において、ゲートウェイにおいて、無線通信端末に対してポーリングを行う際に、前回ポーリングを行った無線通信端末のホップ数と、今回ポーリングを行う無線通信端末のホップ数とを比較するステップと、ホップ数が大きい方に合わせたスロット数を決定するステップと、前回ポーリングを行った無線通信端末のホップ数と、今回ポーリングを行う無線通信端末のホップ数とから、優先度の低い通信が優先度の高い通信を待機するスロット数を決定するステップとホップ数が大きい方に合わせたスロット数と優先度の低い通信が優先度の高い通信を待機するスロット数とを足し合わせて今回のポーリングに使用するスロット数に設定するステップと、を含むスロット数の決定方法により、達成できる。
本発明によれば、無線マルチホップ通信ポーリングシステムにおいて、通信帯域を効率よく利用した優先制御通信が実現できる。
以降、本発明を実施の形態について、実施例を用い、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1を参照して、データ収集向け無線マルチホップ通信ポーリングシステムの構成を説明する。図1において、無線マルチホップ通信ポーリングシステム100は、データ収集サーバ30と、ネットワーク40と、ゲートウェイ20と、無線通信端末10と、を含んで構成されている。
無線マルチホップ通信ポーリングシステム100は、無線通信端末10が後述するセンサ部15により定期的に計測した定期収集情報について、データ収集サーバ30がネットワーク40と、ゲートウェイ20とを介して、無線通信により各無線通信端末10から情報取得を行うシステムである。
無線通信端末10は、ゲートウェイ20からの情報取得要求(ポーリングパケット)を受信すると、無線通信により定期的に計測した定期収集情報を送信する。無線通信端末10は、他の無線通信端末10およびゲートウェイ20が送信した無線通信をさらに他の無線通信端末10に中継する。ゲートウェイ20は、各無線通信端末10から定期収集情報を取得するために、周期的に各無線通信端末10にポーリングパケットを送信する。ゲートウェイ20は、無線通信端末10がポーリングパケットの応答として送信した定期収集情報を受信して、蓄積管理する。ネットワーク40は、ゲートウェイ20とデータ収集サーバ30との通信を無線または有線で接続する。ネットワーク40は、Ethernet(登録商標)またはInternetである。データ収集サーバ30は、ネットワーク40を介して、ゲートウェイ20が管理している無線端末10の定期収集情報を受信して、蓄積管理する。
図1において、無線通信端末10間の実線での接続は、無線により直接通信が可能な通信経路として利用されていることを示す。一方、破線での接続は、無線により直接通信可能であるが、通信経路として利用されていないことを示す。
ここでは、無線通信端末10同士、無線通信端末10とゲートウェイ20における無線通信として、特定小電力無線などに代表される低速な無線通信としている。しかし、IEEE802.11a/b/g/nなどに代表される無線LAN規格またはIEEE802.15.4、Bluetooth(登録商標)、UWBなどの無線方式であっても構わない。
図2を参照して、データ収集サーバ、ゲートウェイおよび無線通信端末の構成を説明する。図2において、データ収集サーバ30は、主記憶31と、CPU32と、入出力装置33と、補助記憶34と、通信I/F35と、を有している。主記憶31は、機器設定311と、パケット通信312と、収集値313と、機器情報324と、を格納する。
機器設定311は、無線通信端末10やゲートウェイ20に対してノード情報を設定する。機器設定311は、ゲートウェイ20に対しては定期収集の開始または中止、頻度などのパラメータを設定する。機器設定311は、プログラムである。
パケット通信312は、無線通信端末10、ゲートウェイ20、データ収集サーバ30が、ネットワーク40または無線通信用アンテナ27、17から得られたパケットをそれぞれ通信I/F35、25、無線処理26を介して受信して、次の宛先にパケットを中継する。パケット通信312は、パケットのデータの種類に応じて、収集値313、ルーティング215を更新する。パケット通信312は、プログラムであり、その動作フローを図11〜図13で後述する。
収集値313は、ゲートウェイ20が収集した無線通信端末10の情報を時系列ごとに管理するデータベースである。収集値313は、その構成を図3Aで後述する。機器情報314は、無線通信端末10やゲートウェイ20の機器情報を管理するデータベースである。機器情報314は、その構成を図3Bで後述する。
ゲートウェイ20は、主記憶21と、CPU22と、表示部23と、補助記憶24と、通信I/F25と、無線処理26と、無線通信用アンテナ27と、を有している。主記憶装置21は、パケット通信211と、定期収集212と、タイミング制御213と、収集値214と、ルーティング215と、ノード情報216と、パケットキュー217と、を格納する。
パケット通信211は、データ収集サーバ30のパケット通信312と同じである。定期収集212は、無線通信端末10が計測しているセンサ情報などを定期的に収集する。定期収集212は、プログラムであり、その動作フローを図8〜図10で後述する。
タイミング制御213は、ゲートウェイ20、無線通信端末10がパケット通信を実行する際に、パケットの送信タイミングをスロットと呼ばれる通信単位で制御する。タイミング制御213は、その動作フローを図14で後述する。収集値214は、データ収集サーバ30の収集値313と同じである。ルーティング215は、無線通信端末10と通信を行うための通信経路の情報を管理するデータベースであり、その構成を図4Aで後述する。
ノード情報216は、無線通信端末10またはゲートウェイ20の固有のノードIDなどの情報を管理するデータベースである。ノード情報216は、その構成を図4Bで後述する。パケットキュー217は、ゲートウェイ20、無線通信端末10が送信するパケットを一時保管するデータベースである。パケットキュー217は、その構成を図5Bで後述する。
無線通信端末10は、主記憶11と、CPU12と、表示部13と、補助記憶14と、センサ部15と、無線処理16と、無線通信用アンテナ17と、を有している。主記憶11は、定期計測111と、パケット通信112と、タイミング制御113と、計測値114と、ノード情報115と、パケットキュー116と、を格納する。
定期計測111は、一定時間ごとにセンサ部15から得られたデータを計測値114に保存する。定期計測111は、プログラムである。パケット通信112は、データ収集サーバ30のパケット通信312と同じである。タイミング制御113は、ゲートウェイ20のタイミング制御213と同じである。
計測値114は、センサ部15から得られたデータと、その時の時刻を管理するデータベースである。計測値114は、その構成例を図5Aで後述する。ノード情報115は、ゲートウェイ20のノード情報216と同じである。パケットキュー116は、ゲートウェイ20のパケットキュー217と同じである。
なお、表示部23、13は、定期収集情報、ノード情報、故障情報を表示する部位である。表示部23、13は、液晶ディスプレイまたはLEDである。しかし、表示部23、13がなくても動作には影響はない。
図3Aを参照して、収集値データベースを説明する。図3Aにおいて、収集値データベース313、214は、無線通信端末10からのデータの収集、管理を行う。収集値データベース313、214は、ネットワークID、定期収集番号、ノードID3131、ポーリング通信3132、収集値[kw]3133、収集時刻3134が記憶されている。収集値データベース314、214は、ネットワークID、定期収集番号の値により一意に決まるテーブルにより、各情報を管理している。
ノードID欄3131のノードIDは、無線通信端末10を各ネットワークIDにおいて一意に特定する識別子である。ポーリング通信欄3132のポーリング通信は、無線通信端末10に対して行ったポーリング通信が成功、失敗、未実施のいずれであるかを表す識別子である。収集値欄3133の定期収集値は、無線通信端末10がセンサ部15により取得した情報である。ここでは、各家庭における電力使用量を表す数値である。収集時刻欄3134の定期収集時刻は、無線通信端末10がセンサ部15により情報を取得した時刻を表す数値である。
ここで、収集値欄3133で記憶する値は、温度や湿度情報、水やガスの使用量などである場合や、それらを複数記憶しても構わない。ネットワークIDとは、データ収集サーバ30が1つのゲートウェイ20と複数の無線通信端末10から構成されるネットワークを複数管理しているため、それぞれのネットワークを識別する識別子である。定期収集番号は、データ収集サーバではネットワークIDが示す各ネットワークに対して、すべての無線通信端末10から順番に定期収集値を取得するため、それが何回目の定期収集であるかを示す識別子である。
図3Bを参照して、機器情報データベースの構成を説明する図3Bにおいて、機器情報データベース314は、無線通信端末10、ゲートウェイ20の機器情報を管理する。機器情報データベース314は、ノードID3141と、無線MACアドレス3142と、IPアドレス3143と、サブネットマスク3144と、を記憶する。機器情報データベース314は、ネットワークIDの値により一意に決まるテーブルにより、各情報を管理している。
ノードID欄3141のノードIDは、収集値データベース313のノードIDと同じである。無線MACアドレス欄3142の無線MACアドレスは、通信機器に一意に割り振られる識別子である。無線MACアドレスは、IEEEなどが定める識別子である。IPアドレス欄3143のIPアドレスは、ネットワーク通信において、通信機器に対して付与されるIPアドレスである。サブネットマスク欄3144のサブネットマスクは、IPネットワーク通信に必要なサブネットマスクである。
図4Aを参照して、ルーティングデータベースの構成を説明する。図4Aにおいて、ルーティングデータベース215は、ゲートウェイが無線端末10と通信を行う際の通信経路を記憶する。ルーティングデータベース215は、ネットワークIDの値により一意に決まるテーブルにより、各情報を管理している。ルーティングデータベース215は、送信ノードID2151と、宛先ノードID2152と、次の中継先ノードID2153と、を含む。
送信ノードIP欄2151の送信ノードIPは、パケットを送信するノードのIPアドレスを表す。宛先ノードIP欄2152の宛先ノードIPは、パケットの最終的な受信を行うノードのIPアドレスを表す。次の中継先ノードIP欄2153の次の中継先ノードIPは、送信ノードIPアドレスが示すノードから宛先ノードIPが示すノードへの通信が直接行えない場合に、送信ノードIPが示すノードが通信の中継先として選択するノードのIPアドレスを表す。
図4Bを参照して、ノード情報データベースの構成を説明する。図4Bにおいて、ノード情報データベース216、115は、無線通信端末10、ゲートウェイ20が自身の機器情報を管理する。ノード情報データベース216、115は、ノードID、ネットワークID、無線MACアドレス、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、サーバIPアドレスを記憶している。
項目欄2161は、ノード情報に関わる各項目を識別する。値欄2162は、項目欄2161に対応するID、アドレスなどの数値を表す
図5Aを参照して、計測値データベースの構成を説明する。図5Aにおいて、計測値データベース114は、無線通信端末10がセンサ部25により定期的に取得したデータを保存する。計測値データベース114は、計測値1141、計測時刻1142を記憶している。
計測値欄1141の計測値は、収集値データベース313の収集値3133と同じである。計測時刻欄1142の計測時刻は、収集値データベース313の収集時刻3134と同じである。
項目欄2161は、ノード情報に関わる各項目を識別する。値欄2162は、項目欄2161に対応するID、アドレスなどの数値を表す
図5Aを参照して、計測値データベースの構成を説明する。図5Aにおいて、計測値データベース114は、無線通信端末10がセンサ部25により定期的に取得したデータを保存する。計測値データベース114は、計測値1141、計測時刻1142を記憶している。
計測値欄1141の計測値は、収集値データベース313の収集値3133と同じである。計測時刻欄1142の計測時刻は、収集値データベース313の収集時刻3134と同じである。
図5Bを参照して、パケットキューデータベースの構成を説明する。図5Bにおいて、パケットキューデータベース217、116は、ゲートウェイ20、無線通信端末10が送信するパケットを送信タイミングになるまで保存する。パケットキューデータベース217、116は、パケット種類2171と、優先コード2172と、を含んで構成されている。パケットキューデータベース217、116において、パケット種類欄2171のパケット種類は、ゲートウェイ20、無線通信端末10が送信するパケットの種類を表す。優先コード欄2172の優先コードは、ゲートウェイ20、無線通信端末10が送信するパケットの優先度を表す。ゲートウェイ20、無線通信端末10がパケットを送信するタイミングになった際に、優先度の高いコードを持つパケットがパケットキュー217、116から取り出される。
ここで、優先コードでポーリングパケット52を優先度の高いパケット、ポーリング応答パケット53を優先度の低いパケットとする。これによって、ポーリングパケット52に無線通信端末10への端末動作に関わる制御情報を入れる場合にも、制御情報の通信遅延を抑えながら、ポーリングパケット52とポーリング応答パケット53が同一の通信フレーム内で通信が可能となる。以下、優先コードは、優先度が高い場合に1、低い場合に0を指定する。
図6を参照して、通信で利用されるパケットのフォーマットを説明する。なお、これらのフォーマットのパケットを利用した通信の詳細は、図8〜図14のフローチャートで後述する。
図6(a)は、共通ヘッダのフォーマットである。図6(a)において、共通ヘッダ51は、無線通信端末10、ゲートウェイ20、データ収集サーバ30がやり取りするパケットにおいて、共通して利用されるIPのヘッダ情報である。共通ヘッダ51は、ネットワークID511と、送信ノードIP512と、宛先ノードIP513と、ルーティング情報長514と、中継先ノードIP515と、優先コード516と、パケット識別コード517と、から構成される。
ネットワークID511は、データ収集サーバ40が1つのゲートウェイ20と複数の無線通信端末10から構成されるネットワークを複数管理しているため、それぞれのネットワークを識別する識別子である。送信ノードIP512は、パケットを最初に送信したノードのIPアドレスを表す。宛先ノードIP513は、パケットを最終的に受信するノードのIPアドレスを表す。ルーティング情報長514は、パケットが送信ノードIPから宛先ノードIP604まで転送される際の、通信経路の長さを表す。中継先ノードIP515は、送信ノードIP512が示すノードから宛先ノードIP513が示すノードへの通信が直接行えない場合に、通信の中継先として選択するノードのIPアドレスを表す。中継先ノードIP515は、中継先のノードからさらに中継を行う場合には、次の中継先ノードIP515を通信経路の順に従って必要な数だけ入れる。
宛先ノードIP513は、パケットを最終的に受信するノードのIPアドレスを表す。優先コード518は、2つ以上の無線通信が競合するような場合において、優先度が高い通信を先に通信させるための、優先度の高低を表す識別子である。パケット識別コード519とは、パケットの種類を表す。
図6(b)は、ポーリングパケットのフォーマットである。図6(b)において、ポーリングパケット52は、データ収集サーバ30が、無線通信端末10の定期収集値を取得するために、無線通信端末10に対してポーリングを行うパケットである。ポーリングパケット52は、共通ヘッダ51と、ポーリングコード522と、待機スロット数523と、から構成される。
ポーリングコード522は、ポーリングパケット52を受けた無線通信端末10の動作を指定するための情報を表す。ポーリングコード522は、(1)無線通信端末10が収集した最新の計測値をポーリング応答に入れること、(2)過去に渡り複数の計測値を応答させること、(3)センサ部による計測の停止および再開などの制御指示を可能とするデータを表す情報を入れてもよい。待機スロット数523は、ポーリングパケット52を受けた無線通信端末10が、ポーリング応答パケット53を送信するまでに待機するスロット数を表す。
図6(c)は、ポーリング応答パケットのフォーマットである。図6(c)において、ポーリング応答パケット53は、ポーリングパケット52を受信した無線通信端末10が、ゲートウェイ20に対して計測値などの情報を送信する際のパケットである。ポーリング応答パケット53は、共通ヘッダ51と、ポーリング応答データコード532と、ポーリング応答データ長533と、ポーリング応答データ534と、から構成される。
ポーリング応答データコード532は、ポーリング応答データ534の種類を表す情報である。ポーリング応答データ長533は、ポーリング応答データ534の長さを表す情報である。ポーリング応答データ534は、無線通信端末10の計測値1241、計測時刻1242などのデータを表す情報である。
図6(d)は、優先リクエストパケットのフォーマットである。図6(d)において、優先リクエストパケット54は、無線通信端末10が優先度の高いパケットを送信する前に送信する。優先リクエストパケット54を受信した無線通信端末10は、自身が送信するパケットがある場合には送信待機させる。優先リクエストパケット54は、共通ヘッダ51から構成される。
優先リクエストパケット54では、自身のパケットが優先度の高い通信であることを周辺の無線通信端末10に対して通知する。このため、共通ヘッダ51内の宛先ノードIP513は、ブロードキャストアドレスを指定する。
図7を参照して、通信フレームのスロット数決定を説明する。通信フレームのスロット数決定において、ゲートウェイ200は、無線通信端末10をポーリングする順序によって、通信フレームのスロット数を変化させる。
図7において、通信フレームのスロット数決定は、ポーリング順序61と、ホップ数62と、待機スロット数63と、合計スロット数64と、を含んで構成されている。
図7において、通信フレームのスロット数決定は、ポーリング順序61と、ホップ数62と、待機スロット数63と、合計スロット数64と、を含んで構成されている。
ポーリング順序欄のポーリング順序61は、無線通信端末10をポーリングする順番を表す。ホップ数欄のホップ数62は、同列のポーリング順序61でポーリング対象となった無線通信端末10と通信を行うために必要なホップ数を表す。待機スロット数欄の待機スロット数63は、同列のポーリング順序61でポーリング対象となった無線通信端末10にゲートウェイ20が送信するポーリングパケット52と、前列のポーリング順序61でポーリング対象となった無線通信端末10が送信するポーリング応答パケット53が、互いの通信が無線の干渉範囲内にある場合、優先度が低い方の通信が待機するのに必要なスロット数を表す。
合計スロット数欄の合計スロット数64は、同列のホップ数62と一つ前のポーリング順序のホップ数62とを比較して、大きい方のホップ数と待機スロット数63を足し合わせた数字である。合計スロット数64は、同列のポーリング順序61でのポーリング処理における通信フレームのスロット数を表す。
図8を参照して、定期収集の処理を説明する。図8において、定期収集212は、ゲートウェイ20が、無線通信端末10がセンサ部25から取得している計測値を、ある一定間隔で各端末にポーリング処理を行うことで定期的に計測値を収集するプログラムである。
定期収集212は、定期収集番号をリセットする(S10)。定期収集212は、定期収集番号をインクリメントする(S11)。定期収集212は、無線通信端末10から計測値を取得するため、無線通信端末10から1つの端末を選択して、ポーリングパケット52を送信するポーリング処理を行う(S12)。ポーリング処理については図9で後述する。現在の定期収集番号において、すべての無線通信端末10にポーリング処理を行うまで、定期収集212は、ポーリング処理を繰り返す(S13)。最後に、定期収集212は、一定時間待機して(S14)、次の定期収集番号による定期収集を行うためにステップ11に遷移する。
図9を参照して、ポーリング処理を説明する。図9において、ポーリング処理S12は、ポーリング対象となる端末を決定し、フレームに必要なスロット数を計算してポーリングパケット52を送信する定期収集プログラム212のサブルーチンである。
図9において、定期収集212は、ポーリングの対象となる無線通信端末10を決定する(S120)。定期収集212は、通信フレームのスロット数を決定する(S121)。定期収集212は、決定したスロット数をタイムアウトの時間としてセットする(S122)。定期収集212は、ステップ120で決定した無線通信端末10に対してポーリングパケットを送信する(S123)。定期収集212は、ステップ122でセットしたタイムアウトまでポーリング応答パケットを受信待機して(S124)、リターンする。なお、定期収集212は、受信待機期間中に、ポーリング応答パケットを受信する場合と、受信しない場合がある。
ここで、ステップ120のポーリング対象端末決定は、(1)ポーリング未実施の端末からランダムに選択する、(2)前回の定期収集番号においてポーリングが失敗した端末から先に選択する、(3)ステップ121を全ての組み合わせにおいて計算し、通信フレームのスロット数を最小にする、などがある。
図10を参照して、通信フレームのスロット数決定処理を説明する。図10において、通信フレームのスロット数決定S121は、前回のポーリング対象となった無線通信端末10のホップ数と、今回のポーリング対象となる無線通信端末10のホップ数の情報から、通信フレームのスロット数を決定するプログラムである。通信フレームのスロット数決定S121は、ポーリング処理S12のサブルーチンである。
図10において、定期収集212は、前回の処理でポーリングパケット52を送信しているか確認を行う(S1210)。ポーリングをしていた場合(YES)、定期収集212は、前回のポーリング対象となった無線通信端末10のホップ数と、今回のポーリング対象となる無線通信端末10のホップ数を比較する(S1211)。前回のホップ数が大きい場合(YES)、定期収集212は、前回のポーリング対象となった無線通信端末10のホップ数分のスロットを設定する(S1212)。定期収集212は、優先度が高いパケットが通過するまでの待機スロット数を計算する(S1213)。定期収集212は、ステップ1212とステップ1213のスロット数を足し合わせたスロット数を今回の通信フレームのスロット数に設定して(S1214)、リターンする。
ステップ1211において今回のポーリングに必要なホップ数が等しいか大きい場合(NO)、定期収集212は、今回のポーリングのホップ数分のスロット数を設定して(S1215)、ステップ1213に遷移する。また、ステップ1210において、前回ポーリングをしていない場合(NO)、今回のポーリングのホップ数分のスロットのみを設定して(S1216)、リターンする。
図11を参照して、パケット通信処理を説明する。パケット通信処理は、ゲートウェイ20、無線通信端末10における、パケットを受信した際に、パケットの宛先と種類に対応した処理である。
パケットを受信したゲートウェイ20または無線通信端末10は、パケットのネットワークIDと自端末のネットワークが同じであるか確認を行う(S20)。YESのとき、ゲートウェイ20または無線通信端末10は、宛先が自端末であるかの確認を行う(S21)。YESのとき、ゲートウェイ20または無線通信端末10は、自端末が最終宛先であるかを確認する(S22)。最終宛先が自端末である場合(YES)、ゲートウェイ20または無線通信端末10は、パケット内のパケット識別コードを確認する(S23)。
パケット内の識別コードが00の場合、ゲートウェイ20または無線通信端末10は、ポーリングパケット52の受信を行い(S24)、終了する。ステップ23でパケット内の識別コードが01の場合、ゲートウェイ20または無線通信端末10は、ポーリング応答パケット53の受信を行い(S25)、終了する。ステップ23でパケット内の識別コードが10の場合、ゲートウェイ20または無線通信端末10は、優先リクエストパケットの受信を行い(S26)、終了する。
ステップ20でネットワークIDが違う場合、ゲートウェイ20または無線通信端末10は、終了する。ステップ21で宛先が自端末でないとき、ゲートウェイ20または無線通信端末10は、終了する。ステップ22にて最終宛先が自端末でない場合、ゲートウェイ20または無線通信端末10は、パケット内のルーティング情報を確認し、次の中継端末に対してパケット中継処理を行って(S27)、終了する。
図12Aを参照して、ポーリングパケット受信処理を説明する。図12Aにおいて、ポーリングパケット受信S24は、無線通信端末10が受信したポーリングパケット52内のポーリングコード522の指示を実行し、実行結果をポーリング応答パケット53に記載してパケットキュー116に入れ、無線通信端末10が受信したポーリングパケット52内の待機スロット数523分の時間待機を行う、パケット通信処理のサブルーチンである。
図12Aにおいて、無線通信端末10は、受信したポーリングパケット52内のポーリングコード523の指示を実行する(S240)。無線通信端末10は、実行結果をポーリング応答パケット53に記載してパケットキュー116に入れる(S241)。無線通信端末10は、受信したポーリングパケット52内の待機スロット数523分の時間待機して(S242)、リターンする。
図12Bを参照して、ポーリング応答パケット受信処理を説明する。図12Bにおいて、ポーリング応答パケット受信S25は、ゲートウェイ20がポーリング応答パケット53を受信した場合に、ポーリング応答パケット53内の情報をもとに収集値データベース224を更新するパケット通信処理のサブルーチンである。
図12Bにおいて、ゲートウェイ20は、ポーリング応答パケット53内の情報をもとに収集値データベース224を更新して(S250)、リターンする。
図13Aを参照して、優先リクエストパケット受信処理を説明する。図13Aにおいて、優先リクエストパケット受信S26は、無線通信端末10が優先リクエストパケット54を受信した際に、優先リクエストパケットの受信待機中である場合、次のスロットまで待機を行う処理である。
図13Aにおいて、優先リクエストパケット54を受信した無線通信端末10は、優先リクエストパケットの受信待機中か判定する(S260)。YESのとき、無線通信端末10は、次のスロットまで待機して(S261)、リターンする。ステップ260でNOのとき、無線通信端末10は、そのままリターンする。
図13Bを参照して、中継パケット受信処理を説明する。図13Bにおいて、中継パケット受信S27は、無線通信端末10が受信したパケットのルーティング情報から、次の宛先に対して受信したパケットを送信する処理である。
図13Bにおいて、無線通信端末10は、受信したパケットのルーティング情報から次の宛先のIPを確認し、次の宛先のIPを受信したパケットの宛先ノードIP513に設定する(S270)。無線通信端末10は、ステップ270で新しく宛先を設定したパケットをパケットキューに入れ(S271)、リターンする。
図14を参照して、タイミング制御処理を説明する。図14において、タイミング制御213(113)は、ゲートウェイ20、無線通信端末10がパケットを送信するタイミングを制御する。
図14において、ゲートウェイ20、無線通信端末10は、スロットの先頭であるか確認する(S30)。スロットの先頭である場合(YES)、ゲートウェイ20、無線通信端末10は、パケットキューにパケットがあるか確認する(S31)。パケットキューにパケットがある場合(YES)、ゲートウェイ20、無線通信端末10は、パケットキューの中で優先度が一番高いパケットをパケットキューから取り出す(S32)。ゲートウェイ20、無線通信端末10は、取り出したパケットの優先コードを確認する(S33)。
ステップ33で確認した優先コードが0の場合、ゲートウェイ20、無線通信端末10は、優先リクエストパケットの受信待機を行う(S34)。ゲートウェイ20、無線通信端末10は、優先リクエストパケットの受信を判定する(S35)。優先リクエストパケットを受信しなかった場合、ゲートウェイ20、無線通信端末10は、パケットキューから取り出したパケットを送信して(S36)、終了する。
ステップ33で確認した優先コードが1の場合、ゲートウェイ20、無線通信端末10は、優先リクエストパケットの送信を行い(S37)、ステップ36に遷移する。ステップ30またはステップ31でNOのとき、ならびにステップ35でYESのとき、ゲートウェイ20、無線通信端末10は、終了する。
図15を参照して、無線マルチホップ通信ポーリングシステムにおけるデータ収集を説明する。図15において、ゲートウェイ20−1は、定期収集212によりポーリング対象をノードID 13の無線通信端末10に決定する(S400)。ゲートウェイ20−1は、優先コードを1にセットする(S401)。ゲートウェイ20−1は、端末10−1へ、優先リクエストパケット54の送信を行う(S402)。
ゲートウェイ20−1は、端末10−1へ、ポーリングパケット53の送信を行う(S403)。ポーリングパケット52を受信したノードID11の無線通信端末10−1は、パケット中継をするため、端末10−4へ、優先リクエストパケット54の送信を行い(S404)。無線通信端末10−1は、次の宛先であるノードID12の無線通信端末10−4にポーリングパケット52の送信を行う(S405)。同様に、ポーリングパケット53を受信したノードID12の無線通信端末10−4は、端末10−8へ、優先リクエストパケット54の送信を行う(S406)。無線通信端末10−4は、最終宛先であるノードID13の無線通信端末10−8に、ポーリングパケット52の送信を行う(S407)。
ポーリングパケット52が最終宛先であるノードID13の無線通信端末10−8に届いた次のスロットで、ゲートウェイ20−1は、次のポーリング対象をノードID12の無線通信端末10に決定する(S408)。ゲートウェイ20−1は、優先コードを0にセットする(S409)。ゲートウェイ20−1は、優先リクエストパケット54の送信を行う(S410)。ゲートウェイ20−1は、ポーリングパケット52の送信を行う(S411)。このとき、ポーリングパケット52を最終宛先として受信したノードID13の無線通信端末10−8は、ゲートウェイ20を最終宛先にする(S412)。無線通信端末10−8は、優先度コードを0にセットする(S413)。無線通信端末10−8は、優先リクエストパケットの受信待ちを行う(S414)。無線通信端末10−8は、ポーリング応答パケット53を送信する(S415)。ポーリング応答パケット53を受信したノードID12の無線通信端末10−4は、優先リクエストパケットの受信待ちを行う(S416)。無線通信端末10−4は、ノードID11の無線通信端末10−1が送信する優先リクエストパケット54を受信する(S417)。ノードID11の無線通信端末10−1は、続けてノードID12の無線通信端末10にポーリングパケット52を送信する(S418)。ノードID12の無線通信端末10−4は、優先リクエストパケット54を送信したノードID11の無線通信端末10の通信を優先させた後、自身の送信する予定であったポーリング応答パケット53をノードID11の無線通信端末10−1に送信する(S419)。ポーリング応答パケット53を受信したノードID11の無線通信端末10−1は、パケットを中継するため、優先リクエストパケットの受信待機を行う(S420)。無線通信端末10−8は、最終宛先であるゲートウェイ20−1にポーリング応答パケット53を送信する(S421)。ポーリング応答パケット53を受信したゲートウェイ20−1は、ポーリング応答パケット53内のポーリング応答データ534をもとに収集値データベース214を更新する(S422)。
本実施例によれば、無線マルチホップ通信ポーリングシステムにおいて、通信帯域を効率よく利用した優先制御通信が実現できる。
10…無線通信端末、11…主記憶、12…CPU、13…表示部、14…補助記憶、15…センサ部、16…無線処理、17…無線通信用アンテナ、20…ゲートウェイ、21…主記憶、22…CPU、23…表示部、24…補助記憶、25…通信I/F、26…無線処理、27…無線通信用アンテナ、30…データ収集サーバ、31…主記憶、32…CPU、33…入出力装置、34…補助記憶、35…通信I/F、40…ネットワーク、51…共通ヘッダ、52…ポーリングパケット、53…ポーリング応答パケット、54…優先リクエストパケット、61…ポーリング順序、62…ホップ数、63…待機スロット数、64…合計スロット数。
Claims (3)
- 通信を行うタイミングがポーリングにより制御される複数の無線通信端末と、前記無線通信端末に対して定期的にポーリングを行いデータ収集を行うゲートウェイと、前記ゲートウェイから収集したデータを蓄積保管するデータ収集サーバと、を含む無線マルチホップ通信ポーリングシステムにおいて、
前記ゲートウェイまたは前記データ収集サーバは、ポーリングパケットとポーリング応答パケットとにそれぞれ優先度の高低をつけ、
前記ゲートウェイは、前記無線通信端末に対してポーリングを行う際に、前回ポーリングを行った前記無線通信端末のホップ数と、今回ポーリングを行う前記無線通信端末のホップ数から、優先度の低い通信が優先度の高い通信を待機するスロット数と、次回ポーリングを開始するまでの時間とを決定し、
前記優先度の低い通信を行う前記無線通信端末は、自身の通信を行う前に優先度の高い通信の発生を検知するための待機時間を設け、
前記優先度の高い通信を行う前記無線通信端末は、自身の通信を行う前に優先リクエストパケットを送信し、
優先度の高い通信と優先度の低い通信とを短い通信時間で同時に扱うことを特徴とする無線マルチホップ通信ポーリングシステム。 - 請求項1に記載の無線マルチホップ通信ポーリングシステムであって、
前記優先度の高い通信を行う前記無線通信端末は、前記優先リクエストパケットをブロードキャストすることを特徴とする無線マルチホップ通信ポーリングシステム。 - 通信を行うタイミングがポーリングにより制御される複数の無線通信端末と、前記無線通信端末に対して定期的にポーリングを行いデータ収集を行うゲートウェイと、前記ゲートウェイから収集したデータを蓄積保管するデータ収集サーバとからなる無線マルチホップ通信ポーリングシステムにおけるスロット数の決定方法において、
前記ゲートウェイにおいて、
前記無線通信端末に対してポーリングを行う際に、前回ポーリングを行った前記無線通信端末のホップ数と、今回ポーリングを行う前記無線通信端末のホップ数とを比較するステップと、
ホップ数が大きい方に合わせたスロット数を決定するステップと、
前回ポーリングを行った前記無線通信端末のホップ数と、今回ポーリングを行う前記無線通信端末のホップ数とから、優先度の低い通信が優先度の高い通信を待機するスロット数を決定するステップと
前記ホップ数が大きい方に合わせたスロット数と前記優先度の低い通信が優先度の高い通信を待機するスロット数とを足し合わせて今回のポーリングに使用するスロット数に設定するステップと、
を含むスロット数の決定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013228429A JP2015089080A (ja) | 2013-11-01 | 2013-11-01 | 無線マルチホップ通信ポーリングシステムおよびスロット数の決定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013228429A JP2015089080A (ja) | 2013-11-01 | 2013-11-01 | 無線マルチホップ通信ポーリングシステムおよびスロット数の決定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015089080A true JP2015089080A (ja) | 2015-05-07 |
Family
ID=53051396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013228429A Pending JP2015089080A (ja) | 2013-11-01 | 2013-11-01 | 無線マルチホップ通信ポーリングシステムおよびスロット数の決定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015089080A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017078028A1 (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-11 | PicoCELA株式会社 | ネットワークシステム、ノード、フレーム通信方法及びプログラム |
-
2013
- 2013-11-01 JP JP2013228429A patent/JP2015089080A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017078028A1 (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-11 | PicoCELA株式会社 | ネットワークシステム、ノード、フレーム通信方法及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3193536B1 (en) | Method for managing a proxy table in a wireless network using proxy devices | |
CN105959921B (zh) | 网络控制器、节点设备及应用其网格网络系统 | |
CN103703844B (zh) | 用于覆盖独立单播调度的动态公共广播调度参数 | |
CN105340229B (zh) | 对通信网络中的帧mtu进行动态调整的方法和装置 | |
WO2013158589A1 (en) | Establishing a mesh network | |
US20170353926A1 (en) | Sleeping and wake-up methods and apparatuses of master-slave network, and power saving system of master-slave network | |
US11683669B2 (en) | Wireless sensor system, wireless terminal device, communication control method and communication control program | |
KR20100029860A (ko) | 무선통신장치 및 무선통신방법 | |
US11197224B1 (en) | Systems and methods for routing messages through wireless networks | |
CN108134986B (zh) | 报文传输方法及装置 | |
JP2014155133A (ja) | ネットワークシステム及びネットワークシステムの通信方法 | |
JP2016218660A (ja) | センサ情報伝送装置、センサ、センサ情報伝送システム、センサ情報伝送方法およびセンサ情報伝送プログラム | |
US20160050040A1 (en) | Radio communication system and radio communication method | |
TW201709766A (zh) | 無線本局、無線支局、無線通信系統以及無線通信方法 | |
JP2015089080A (ja) | 無線マルチホップ通信ポーリングシステムおよびスロット数の決定方法 | |
WO2015015562A1 (ja) | 無線式データ収集システムおよび無線式データ収集方法 | |
JP2013183201A (ja) | 計測情報収集システム、無線ノード、無線ノードの通信方法及びプログラム | |
JP2016201605A (ja) | 無線通信端末、無線通信システム | |
JP6086630B2 (ja) | 無線通信システムおよび通信端末装置 | |
JP5980821B2 (ja) | 制御装置及び通信制御方法 | |
JP2022047579A (ja) | 無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法及びプログラム | |
JP5784523B2 (ja) | 制御装置及び通信制御方法 | |
WO2018181367A1 (ja) | 装置、制御システム、装置の制御方法及びプログラム | |
JP2013192106A (ja) | 通信システム、通信制御方法、ノード装置、ノード装置制御方法、及び、ノード装置制御プログラム | |
JPWO2013114465A1 (ja) | 無線マルチホップ通信装置及び通信制御方法 |