JPWO2013114465A1 - 無線マルチホップ通信装置及び通信制御方法 - Google Patents

無線マルチホップ通信装置及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

無線マルチホップネットワークのフラッディング通信において、ネットワーク負荷を抑え、所定の終了時刻までに通信を終了させる。本発明の無線マルチホップ通信装置及びその通信制御方法は、フラッディング通信において、フラッディングパケットを中継する無線マルチホップ通信装置においてホップ数に応じた送信可能時間帯を設定し、送信可能時間帯にのみフラッディングパケットの送信を行うことにより、ネットワーク負荷を抑え、所定の終了時刻までに通信を終了させる。

Description

本発明は、無線マルチホップネットワークにおいてパケットの送受信および中継するノード(無線マルチホップ通信装置)とその通信制御方法に係り、特にパケットの転送技術に関する。
無線端末が無線マルチホップネットワークを構成し、センサデータなどを無線マルチホップネットワーク経由でセンターに設置されているサーバに送るセンサネットワークシステムがある。センサネットワークシステムでは無線端末からのセンサデータの収集だけでなく、サーバから複数の無線端末に対し同一のデータの配信、たとえばファームウェアデータなどを送る要求がある。この要求に対し、送信端末が送信したデータを受信した端末が再び同一のデータを送信し、これを繰り返すことで複数の無線端末に同一のデータを送るフラッディングと呼ばれる手法がある。例えば特許文献1に記載の技術では、受信端末において受信した電波強度に基づいて転送待ち時間を設定(電波強度が弱ければ転送待ち時間を短く、強ければ転送待ち時間を長く)し、転送待ち時間の間に別の無線端末が送信した同一パケットを受信した場合に転送を中止することにより、ネットワークにかける負荷を下げる方法が開示されている。
特開2005−341341号公報
特許文献1記載の技術では、フラッディング方法以外の通信についての記載がない。センサネットワークシステムでは無線端末が定期的にセンサデータを送信するため、センサデータを送信するのと、ファームウェアデータをフラッディング手法で送信するのとが混在する場合がある。その場合、フラッディング手法ではデータの送信が短時間に集中するためセンサデータが電波干渉により失われる可能性が高い。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、フラッディングに関するパケットを受信するパケット受信部と、ゲートウェイからのホップ数に基づくフラッディングに関するパケットの送信タイミングを記憶する送信可能時間記憶部と、受信したパケットに記憶されたホップ数に基づいて、記憶された送信タイミングに前記パケットを送信する。さらに、パケット送信タイミングとは、定期的に送信するセンサデータの送信タイミングの間に予め決められたタイミングであるとする。
本発明によれば、定期的なセンサデータの配信とフラッディングによるファームウェアデータの配信との電波干渉を防ぐことが可能となる。
センサネットワークシステムのシステム構成例 無線端末およびゲートウェイのハードウェア構成例 ゲートウェイおよび無線端末の処理部構成 フレームの構成例 送信タイミング処理部のフローチャート例 送信可能チェック処理のフローチャート例 送信可能時間テーブル例 送信タイミング処理部の受信処理のフローチャート例
以下、本発明の実施形態を説明する。図1にセンサネットワークシステムのシステム構成例を示す。ゲートウェイ101と無線端末102〜111は無線マルチホップネットワーク100を構成している。前記ゲートウェイ101および無線端末間で結ばれている線は直接通信可能であることを示している。ゲートウェイ101は外部ネットワーク112と接続され、データ収集サーバ113および時刻管理サーバ114と通信可能である。ここで外部ネットワーク112とは優先LANや光通信を使用した有線ネットワークでもよいし、携帯電話網のような無線ネットワークでもよい。無線端末102〜111はセンサデータなどのアプリケーションデータをパケットに分割し、データ収集サーバ113に送信する。アプリケーションデータはデータ長によっては1パケットの場合もあれば複数パケットの場合もあるが、1パケットとして説明を行う。ゲートウェイ101および無線端末102〜111は時刻管理サーバ114と時刻同期が取れているものとする。外部ネットワークに接続するサーバを前記2つのサーバに限定するものではない。また、収集サーバから配信データが送信されるとして説明する。収集サーバはゲートウェイ101を経由し無線マルチホップネットワーク100に接続しているすべての無線端末宛に送信する。無線端末によっては前記配信データが不要な場合もあるが、その場合は受信後、要か不要かの判断を行い破棄すればよい。
無線マルチホップネットワークの通信経路構築方法について説明する。センサネットワークにおいて、通信経路の構築は、IETF(Internet Engineering Task Force)のROLL(Routing Over Low power and Lossy networks) WGにて標準化が議論されているルーティングプロトコル、例えばRPL(IPv6 Routing Protocol for Low power and Lossy Networks)を使用することにより動的に経路を構築することができる。また、その他のプロトコルを使用してもよい。
図2に無線端末およびゲートウェイのハードウェア構成例を示す。201は無線端末の構成例であり、CPU203、無線通信部204、メモリ205、及びタイマ206が相互に接続され、無線通信部204にアンテナ202が接続された構成である。電源207は、無線端末201の各部に電源を供給している。電源は外部から供給されても良いし、バッテリとしてもよい。ゲートウェイ208は無線端末201の構成に加え、外部ネットワーク通信部209を備えている。外部ネットワーク通信部は収集サーバ113および時刻管理サーバ114と通信可能であればよく、有線LAN、光、などの有線ネットワーク用のインターフェースでもよいし、携帯電話モジュールなどの無線ネットワーク用のインターフェースでもよい。

本実施形態で説明する各機能は、CPU203がメモリ205に格納されたプログラムを実行することにより、上記端末上に具現化される。また、各機能の少なくとも一部をハードウェアによって実現しても良い。
各プログラムは、あらかじめ、上記メモリ205に格納されていても良いし、必要なときに、当該端末が利用可能な、着脱可能な記憶媒体または通信媒体(無線ネットワークを含む通信回線または通信回線上の搬送波)を介して、上記メモリ205に導入されてもよい。
図3にゲートウェイおよび無線端末の処理部構成を示す。ゲートウェイの処理部構成301を説明する。アプリケーション処理部302は、アプリケーションデータの処理を行う。アプリケーションデータはネットワーク処理部303を通じて送受信を行う。ネットワーク処理部303は送信時にはアプリケーションデータをネットワークを通じて通信可能にするヘッダーの付加などを行うパケット化を行い、受信時にはパケットからアプリケーションデータを取り出しアプリケーション処理部302に渡し、また、転送の必要性判定を行い転送処理を行う。さらに、パケットの送信時にはパケットにデータの宛先IDと送信元IDおよびデータ種別が付加を行う。前記宛先IDおよび送信元IDはIPアドレスとしてもよい。データ種別はIPのパケット番号やポート番号としてもよい。送信タイミング処理部304はネットワーク処理部から渡されたパケットが現在時刻において送信可能かどうかを判別し、送信可能であったらパケットを無線通信処理部305に渡し、送信を行う。送信タイミング処理部304は送信キューを持ち、ネットワーク処理部303はパケットを前記送信キューに格納することにより、パケットを送信タイミング処理部に渡す。前記送信キューには複数の種類があり、本実施の形態では即時送信キューと配信キューと収集キューを持つ。即時送信キューは、主にパケットの転送に用いられる。
配信キューには配信データのパケットの送信に用いられる。収集キューはセンサデータのパケットの送信に用いられる。キューの種類はアプリケーション種別や通信種別に応じて増やすことが可能であるが、本実施形態では前記3つのキューを用いて説明する。無線通信処理部305は、パケットの送信時には無線通信に必要なMACヘッダを付加し、無線通信部204から送信する。タイミング制御部は、フラッディングに関するパケットを受信し、受信したパケットに記憶されたホップ数に基づいて、送信可能テーブルに記憶された送信タイミングでパケットを送信する。また、送信可能時間記憶部は、ゲートウエイからのホップ数に基づき、フラッディングに関するパケットの送信タイミングを記憶し、タイミング制御部は、無線端末の送信可能時間記憶部にあらかじめ記憶されたゲートウエイからのホップ数に基づいて、パケットを送信しても良い。
さらに、タイミング制御部は、定期的にセンサデータを送信する。付加するMACヘッダはIEEE802.15.4d等で規定されるヘッダが使用可能である。受信時はMACヘッダを解釈し受信処理を行い、送信タイミング制御部にパケットを渡す。時刻管理処理部306は送信タイミング自端末が管理する時刻の同期処理を行いタイマ206に時刻を設定する。また現在時刻をタイマ206から取得する。ゲートウェイは時刻管理サーバ114とNTPなどの既知のプロトコルを用いて外部ネットワークを通じ時刻同期を行うか、GPS等の時刻デバイスを無線端末に接続し、時刻データを時刻デバイスから取得することで同期処理を行ってもよい。時刻管理処理は定められた時間毎に送信処理部304に時刻を通知する。送信タイミング処理部304は通知された時刻を用い送信処理を行う。送信処理については図6を用いて後ほど説明する。外部ネットワーク用処理部307は外部ネットワーク通信部209につながれた収集サーバ、時刻管理サーバとの通信処理を行う。前記通信処理とは外部ネットワーク通信部209の規格に合わせたMACヘッダの付加等による送受信処理のことである。
無線端末の処理部構成308についてはゲートウェイの処理部構成において、外部ネットワーク用通信処理部307が省かれている。また、時刻同期はゲートウェイとの同期がとれていればよく、ゲートウェイが送信した時刻データの入ったパケットを無線マルチホップネットワーク経由で受信することで行ってもよいし、GPS等の時刻デバイスを無線端末に接続し、時刻データを時刻デバイスから取得することで同期処理を行ってもよい。それ以外の処理部についてはゲートウェイと同様の処理を行う。
ユニキャスト通信の送信および受信の流れについて説明する。ユニキャスト通信とは特定のサーバ1台もしくは無線端末1台に対して行われる通信であり、本実施形態ではフラッディングとは区別する。区別の方法はパケットの宛先がユニキャストアドレスとなっているパケットをユニキャストと判別し、パケットの宛先がマルチキャストアドレスもしくはブロードキャストアドレスとなっているものの中で、事前に定めた特定のアドレスであるパケットをフラッディングとすることで区別可能である。
無線端末からのセンサデータの送信について説明する。無線端末201のアプリケーション処理部309により生成されたセンサデータはネットワーク処理部310に渡されパケット化される。パケット化されたセンサデータは送信タイミング処理部311の収集キューに入れる。送信タイミング処理部311は時刻管理処理部313から現在時刻を取得し、送信可否判定を行い、送信可であれば無線通信処理部312にパケットを渡し、無線通信処理部312は無線通信部204から送信を行う。
無線マルチホップネットワークでは無線端末が送信したパケットを別の無線端末が受信、転送することによりゲートウェイまでパケットを届ける。次に、受信処理および転送処理について説明する。
パケットを受信した無線端末は無線通信処理部312により受信処理を行い、送信タイミング制御部311にパケットを渡す。送信タイミング制御部はパケットをネットワーク処理部310に渡す。ネットワーク処理部310ではパケットが収集サーバのような特定のサーバもしくは無線端末宛のパケットであった場合、宛先が自端末であるかどうかの判定を行い、自端末であった場合はアプリケーション処理部309に渡す。自端末でなかった場合はパケットを再び送信タイミング制御部311の即時送信キューに格納する。送信タイミング処理部311は即時送信キューに入ったパケットを無線通信処理部312に渡しパケットは送信される。以上の処理によりパケットは転送される。
ゲートウェイでの送信処理、受信処理は無線端末と外部ネットワーク112との通信を除き同様である。外部ネットワーク112から無線端末へのパケットは外部ネットワーク通信処理部307で受信処理を行い、ネットワーク処理部302へと送られる。ネットワーク処理部302の処理は無線端末のネットワーク処理部302の処理と同様である。無線ネットワーク100からのパケットを外部ネットワーク112へパケットを転送する場合は、受信したパケットの宛先をネットワーク処理部302で調べ、宛先が外部ネットワーク112経由であればパケットを外部ネットワーク用通信処理部307へと送ることで転送する。
フラッディングについて説明する。まずゲートウェイでの受信処理および転送処理について説明する。収集サーバは配信データをパケット化(以下、フラッディングパケット)しゲートウェイに送り、ゲートウェイでは外部ネットワーク通信部307で前記パケットを受信処理をした後、ネットワーク処理部303に送る。ネットワーク処理部303ではフラッディングパケットであるかどうかの判定を行い、フラッディングパケットであればアプリケーション処理部302に配信データを渡すとともに、送信タイミング処理部311の配信キューにフラッディングパケットを格納する。送信タイミング処理部311は時刻管理処理部313から現在時刻を取得し、現在時刻が配信データを送信可能な時刻であれば、無線通信処理部312にフラッディングパケットを渡し、送信することで転送を行う。
次に、無線端末での受信処理および転送処理について説明する。ゲートウェイが転送したフラッディングパケットを受信した無線端末は無線通信処理部312でフラッディングパケットの処理を行った後、送信タイミング処理部311に渡す。送信タイミング処理部311は、フラッディングパケットをネットワーク処理部310に渡すとともに、自端末が転送するかどうかの判定を行い、転送すべきと判定した場合、配信キューにフラッディングパケットを入れる。転送すべきでないと判定した場合、フラッディングパケットは配信キューには入れない。送信タイミング処理部311は時刻管理処理部313から現在時刻を取得し、フラッディングパケットの送信可能時刻であれば配信キューに入っているフラッディングパケットを無線通信処理部312に送り、送信することで転送を行う。
送信タイミング処理部は送信可能時間の判定を行うが、送信可能時間について図4を用いて説明する。
まず、基本フレーム構成400を説明する。基本フレーム長401はある一定の時間(たとえば10分)として定義する。また、基本フレーム400は通信種別ごとのフレームの組み合わせになっており、本実施形態では配信フレーム402と収集フレーム403を組み合わせたフレーム構成としている。収集フレームではセンサデータの収集が行われ、配信フレームでは配信データの配信が行われる。さらに通信種別ごとのフレームをタイムスロットに分割することも可能である。タイムスロット長(たとえば100ミリ秒)はあらかじめ定まっているとする。本実施の形態ではタイムスロットに分割しているとして説明する。無線端末およびゲートウェイでは時刻同期がとれており、基本フレーム400および通信種別ごとのフレームも同期がとれているとする。
次に基本フレーム400の中の配信フレーム404について説明する。配信フレーム長402はあらかじめ定められた一定の長さ(たとえば1.4秒)であるとする。ここで、配信フレーム404の時間の中でフラッディングが終了していないと、収集フレームが始まり、センサデータのパケットと電波干渉が発生し、パケット損失につながる。よって、配信フレーム404をいくつかのタイムスロットを束ねた指定領域406〜410に区切る。指定領域406〜410はゲートウェイからのホップ数に応じた無線端末がフラッディングパケットを送信可能な時間帯であるとする。たとえば、指定領域406はゲートウェイが送信可能な時間帯。指定領域407はゲートウェイからのホップ数が1である無線端末が送信可能な時間帯、指定領域408はゲートウェイからのホップ数が2である無線端末が送信可能な時間帯、指定領域409はゲートウェイからのホップ数が3である無線端末が送信可能な時間帯、指定領域410はゲートウェイからのホップ数が4である無線端末が送信可能な時間帯とする。
ゲートウェイおよび無線端末の時刻管理処理部の時刻管理方法として、タイムスロット長を単位時間とし基本フレーム長をタイムスロット長で割った値を基本フレーム長として保持し、現在時刻を0〜基本フレーム長の時刻カウンタとしてもつことで現在時刻が基本フレーム内のどこであるか管理することが可能である。
また、図4に示すフレーム構成もカウンタで管理することが可能である。たとえば、時刻カウンタ0〜13を配信フレーム、時刻カウンタ14〜40を収集フレームのように時刻カウンタの幅とフレーム種別の組み合わせを記憶することにより、現在時刻がどのフレーム種別であるか判別が可能である。フレーム構成は送信タイミング制御部が記憶する。 また、無線端末のホップ数は無線マルチホップネットワークの通信経路を構築するルーティングプロトコルより取得し、送信タイミング制御部で保持するホップ数記憶部に記憶しておいてもよいし、ネットワーク処理部においてパケットにホップ数を記録する領域を追加し、転送処理を行うたびにカウントアップすることで受信パケットよりホップ数を取得することも可能である。受信パケットより取得する場合、ネットワーク処理部で取得したホップ数を送信タイミング制御部で保持するホップ数記憶部に記憶させる。以降、説明はルーティングプロトコルより取得し、あらかじめホップ数はホップ数記憶部に格納されているものとして説明する。
ゲートウェイの送信タイミング処理部304と無線端末の送信タイミング処理部は同じ処理を行う。前記処理をフローチャートを図5を用いて説明する。送信タイミング処理部304、311はそれぞれ時刻管理処理部306、313から現在時刻を取得し、まず即時送信キューにパケットがあるかチェックを行う(ステップ501)。即時送信キューにパケットがあれば(即時送信キューのパケットを受信した場合)(ステップ501でYES)ステップ507に進み、キューから当該パケットを削除し、パケット送信処理(ステップ508)を行う。パケット送信処理として無線通信処理部305にパケットを渡して終了する。即時送信キューにパケットがなかった場合(ステップ501でNO)、送信タイミング制御部が記憶しているフレーム構成と現在時刻の比較を行い、現在どのフレームであるかの判別を行う(ステップ502)。現在のフレーム用のキューにパケットがあるかチェックし(ステップ503)、パケットがなければ(ステップ503でNO)終了する。パケットがあるが(ステップ503でYES)、現在のフレームが配信フレームでなければ(ステップ504でNO)ステップ507に進む。パケットがあり、現在のフレームが配信フレームであれば(ステップ504でYES)送信可能チェック処理(ステップ505)を行う。送信可能チェック処理については図6を用いて後ほど説明する。送信可能チェック処理の結果送信可能であった場合(ステップ506でYES)ステップ508に進み、送信可能でなかった場合(ステップ506でNO)終了する。
次に、ステップ505で行った送信可能チェック処理を図6を用いて説明する。パケットに送信時刻が設定されているかのチェックを行う(ステップ601)送信時刻は、キューに格納されているパケットに付属情報として保持していればよい。パケットが最初にキューに格納されたときには送信時刻は設定されていない。送信時刻が設定されていない場合(ステップ601でNO)、送信可能時間テーブルを参照する(ステップ602)。送信可能時間テーブルを図7に示す。列70にはホップ数、列71は各ホップ数に対する送信可能時間帯である指定領域を格納する。行72はホップ数0、つまりゲートウェイの送信可能時間帯を格納し、行73〜75はゲートウェイからの各ホップ数の無線端末の送信可能時間帯を格納する。つまり、送信可能時間テーブルには、別途の方法で取得し記憶しているゲートウェイからのホップ数に基づいて、予め決められた前記フラッディングに関するパケットの送信タイミングが記憶されている。
さらに、パケット送信タイミングを、定期的に送信するセンサデータの送信タイミングの間に予め決められたタイミングとすることで、定期的なセンサデータの配信とフラッディングによるファームウェアデータの配信とのフレームが異なる。そのため、異なるタイミングで配信することが出来、電波干渉を防ぐことが可能となる。送信可能時間テーブルを参照し、自端末のホップ数に対応する送信可能時間帯と現在時刻を比較し、現在時刻が送信可能時間帯でなければ(ステップ603でNO)処理を終了し、送信可能時間帯であれば(ステップ603でYES)、同一ホップ数の無線端末の送信が電波干渉し、パケットが損失することを防ぐため、送信待ち時間を設定する。
送信待ち時間は現在時刻から送信可能時間帯を超えない時刻でランダムに決定すればよい。決定した待ち時間を足した時刻を送信時刻としてキューに格納されているパケットに設定する(ステップ604)。送信可能時間帯でなければ(ステップ603でNO)処理を終了する。パケットの送信時刻が設定されていれば(ステップ601でYESもしくはステップ604の後)、現在時刻が送信時刻かチェックする(ステップ606)送信時刻でなければ(ステップ606でNO)処理を終了する。送信時刻であれば(ステップ606でYES)パケットの送信回数をカウントアップする。パケットの送信回数とは、ホップ数に応じて同一パケットの送信回数を変化させることでパケットの到達率をあげることが可能である。よって、ホップ数に応じて最大送信回数を設定し、同一パケットを複数回送信することが可能である。最大送信回数の設定はホップ数と最大送信回数の組み合わせをテーブルで保持すればよい。パケットの送信回数は同一パケットに対しては1としてもよい。ステップ607で送信回数をカウントアップすると最大送信回数に達したかチェックする(ステップ608)。
最大送信回数に達していれば、当該パケットを配信キューから削除する(ステップ609)、最大送信回数に達していなければ再度送信するために待ち時間を設定する(ステップ610)。ステップ609もしくはステップ610の後に、パケットを送信可能に設定し(ステップ605)、送信可能チェック処理を終了する。
次に、無線端末の送信タイミング処理部の受信処理を図8に示す。パケットを受信すると送信タイミング処理部はパケットがフラッディングパケットかどうかのチェックを行い(ステップ801)、フラッディングパケットでなければ(ステップ801でNO)パケット受信処理(ステップ804)としてネットワーク処理部にパケットを渡す。
フラッディングパケットであれば(ステップ801でYES)、自端末がフラッディングパケットを中継するべきかどうかを判定し(ステップ802)、中継すべきであれば(ステップ802でYES)パケットを配信キューに格納する(ステップ803)。ステップ802で自端末がフラッディングパケットを中継すべきかどうかの判定には、無線マルチホップネットワークのトポロジー情報が使用できる。自端末をゲートウェイへの1ホップの経路として選んでいる無線端末がある状態、いわゆる親端末と呼ばれる状態になっている場合は、中継すると判定してよい。このように親端末だけがフラッディングパケットを中継することで、中継端末数を減らしながらも、すべての無線端末にフラッディングパケットを届けることが可能となる。
本実施形態ではパケットにシーケンス番号を付与し、重複受信のチェックと重複受信をした場合のパケットの破棄については説明を省略しているが、特許文献1記載の技術と同様に実施することが必要である。
また、本実施形態では中継する無線端末数を減らすために送信可能時間帯を図7に示すようにホップ数に応じて指定領域を設定しているが、無線通信帯域に余裕があり、中継する無線端末数を減らす必要がない場合などでは、ホップ数に応じた指定領域を必ず設定しなければならないわけではなく、指定領域をホップ数に非依存に設定してもよい。送信可能時間帯の指定領域を設定することで、終了時間は担保され、フラッディング以外の通信を妨害することはない。
本実施形態によって、フラッディングパケットとそれ以外のパケットの通信時間帯を分けることが可能となり、電波干渉によるパケット損失が減らすことができる。
101:ゲートウェイ、102〜111:無線端末、113:データ収集サーバ、114:時刻管理サーバ、202:アンテナ、203:CPU、204:無線通信部、205:メモリ、206:タイマ、207:電源

Claims (6)

  1. 複数のノードから受信したフラッディングに関するパケットを他の複数のノードに送信し、更に定期的にセンサデータをデータ収集サーバに向けて送信する無線マルチホップ通信装置であって、
    前記フラッディングに関するパケットを受信するタイミング制御部と、
    ゲートウエイからのホップ数に基づく前記フラッディングに関するパケットの送信タイミングを記憶する送信可能時間記憶部とを備え、
    前記タイミング制御部は、前記送信可能時間記憶部にあらかじめ記憶されたゲートウエイからのホップ数に基づく送信タイミングに前記パケットを送信する無線マルチホップ通信装置。
  2. 請求項1に記載の無線マルチホップ通信装置において、
    前記送信可能時間記憶部に記憶された、パケット送信タイミングとは、定期的に送信するセンサデータの送信タイミングの間に予め決められたタイミングである無線マルチホップ装置。
  3. 請求項1又は2に記載の無線マルチホップ通信装置において、
    更にパケット送信タイミングの時刻同期をする時刻管理処理部を備える無線マルチホップ装置。
  4. 複数のノードから受信したフラッディングに関するパケットを他の複数のノードに送信し、更に定期的にセンサデータをデータ収集サーバに向けて送信する無線マルチホップ通信装置における無線マルチホップ通信方法であって、
    前記無線マルチホップ通信装置は、前記フラッディングに関するパケットを受信するステップと、
    ゲートウエイからのホップ数に基づいて、決められた前記フラッディングに関するパケットの送信タイミングを記憶するステップと、
    受信した前記パケットに記憶された前記ホップ数に基づいて、前記記憶された送信タイミングに前記パケットを送信するステップと、
    を備える無線マルチホップ通信方法。
  5. 請求項4に記載の無線マルチホップ通信方法において、
    前記送信可能時間記憶部に記憶された、パケット送信タイミングとは、定期的に送信するセンサデータの送信タイミングの間に予め決められたタイミングである無線マルチホップ方法。
  6. 請求項4又は5に記載の無線マルチホップ通信方法において、
    更にパケット送信タイミングの時刻同期をするステップを備える無線マルチホップ方法。
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