JP2015087785A - 電子機器及び座標補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】指示器が傾斜した状態で使用された場合であっても、正確な位置入力を可能とすること。【解決手段】一実施形態に係る電子機器は、第1検出部と、第2検出部と、判定部と、補正部とを備える。上記第1検出部は、検出面に対してユーザの手が接触する第1位置を検出する。上記第2検出部は、上記検出面において指示器が指し示す第2位置を検出する。上記判定部は、上記検出面における上記第1位置の座標と、上記検出面における上記第2位置の座標とに基づいて、上記指示器の傾斜方向を判定する。上記補正部は、上記判定部が判定した上記傾斜方向に応じて上記第2位置の座標を補正する。【選択図】 図11

Description

本発明の実施形態は、電子機器及び座標補正方法に関する。
例えばペン型の指示器によりユーザが検出面上で指し示す位置を検出するデバイスを備えた電子機器がある。このようなデバイスは、デジタイザ等と呼ばれる。
例えば、指示器は磁界発生源を備え、デジタイザは磁界発生源からの磁界を検出する複数のループコイルを備える。デジタイザは、各ループコイルの検出結果に基づいて、指示器により指し示された位置の座標を算出する。
指示器が検出面に対して傾いている場合、各ループコイルにて検出される磁界に基づいて算出される座標と、指示器の先端が指す位置との間にズレが生じる。
特開平7−334291号公報 特開2002−73268号公報 特開平5−73203号公報
本発明が解決しようとする課題は、指示器が傾斜した状態で使用された場合であっても、正確な位置入力が可能な電子機器及び座標補正方法を提供することである。
一実施形態に係る電子機器は、第1検出部と、第2検出部と、判定部と、補正部とを備える。上記第1検出部は、検出面に対してユーザの手が接触する第1位置を検出する。上記第2検出部は、上記検出面において指示器が指し示す第2位置を検出する。上記判定部は、上記検出面における上記第1位置の座標と、上記検出面における上記第2位置の座標とに基づいて、上記指示器の傾斜方向を判定する。上記補正部は、上記判定部が判定した上記傾斜方向に応じて上記第2位置の座標を補正する。
一実施形態に係る電子機器の外観を示す斜視図。 上記電子機器が備えるディスプレイユニットを示す斜視図。 上記電子機器が備えるデジタイザによる位置検出手順を説明するための図。 上記デジタイザが検出した位置の補正を実現する要素を示すブロック図。 上記デジタイザの入力に用いられる指示器の方位角を説明するための図。 第1位置及び第2位置の座標の実測結果を示す図。 図6に示す実測結果に基づいて方位角を算出した結果を示す図。 上記デジタイザの入力に用いられる指示器の仰角を説明するための図。 上記電子機器の動作の流れを示すフローチャート。 図9における位置補正処理の流れを示すフローチャート。 第1位置、第2位置及び補正位置の関係を示す図。 上記実施形態の変形例を説明するためのフローチャート。
一実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
以下の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る電子機器1の外観を示す斜視図である。電子機器1は、平板状の筐体2にディスプレイユニット3が設けられたタブレット端末である。筐体2から露出するディスプレイユニット3の一面は、画像及び映像の表示面であるとともに、ユーザの操作を検出する検出面30でもある。
図2は、ディスプレイユニット3の構成を説明するための斜視図である。ディスプレイユニット3は、第1検出部としてのタッチパネル4と、LCD(Liquid Crystal Display)パネル5と、第2検出部としてのセンサボード6とを備える。タッチパネル4、LCDパネル5、及び、センサボード6は、略同じサイズの矩形平板状を成し、この順で積層配置される。すなわち、検出面30も矩形である。本実施形態においては、検出面30の短手方向と平行にX軸を定義し、検出面30の長手方向と平行にY軸を定義する。さらに、検出面30から下方に向けてZ軸を定義する。
タッチパネル4は、検出面30にユーザの手Hや指などの身体の一部が接触した際に、接触位置に応じた検出信号を出力する。タッチパネル4としては、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることができる。以下、検出面30に対するユーザの接触位置を、第1位置P1と呼ぶ。
LCDパネル5は、光源や導光板を有するバックライトユニット、バックライトユニットからの光の透過を制御する液晶モジュール、及び、プリズムシートや偏向シートなどの各種の光学シートを備える。
センサボード6は、検出面30において指示器10の先端が指し示す位置に応じた検出信号を出力する。以下、検出面30において指示器10の先端が指し示す位置を、第2位置P2と呼ぶ。
ディスプレイユニット3は、基板7と、信号プロセッサ8と、フレキシブルケーブル9a,9b,9cとをさらに備える。基板7には、信号プロセッサ8等が実装される。フレキシブルケーブル9aは、基板7とタッチパネル4とを電気的に接続する。フレキシブルケーブル9bは、LCDパネル5と基板7とを電気的に接続する。フレキシブルケーブル9cは、センサボード6と基板7とを電気的に接続する。
信号プロセッサ8は、タッチパネル4、LCDパネル5、及び、センサボード6を駆動するとともに、タッチパネル4及びセンサボード6から出力される検出信号を処理する。例えば信号プロセッサ8は、タッチパネル4から出力される検出信号に基づいて第1位置P1の座標を演算する。以下、第1位置P1のX座標をXh、第1位置P1のY座標をYhと呼ぶ。
また、信号プロセッサ8は、センサボード6から出力される検出信号に基づいて第2位置P2の座標を演算する。以下、第2位置P2のX座標をXp、第2位置P2のY座標をYpと呼ぶ。
本実施形態において、センサボード6は、信号プロセッサ8等とともに電磁誘導授受方式のデジタイザを構成する。すなわち、センサボード6は、X軸方向に配列された複数のループコイルC(図3参照)と、Y軸方向に配列された複数のループコイルCとを備える。
指示器10は、ペン型の形状を有する。指示器10は、磁界発生源として機能する共振回路11と、筆圧センサ12とを内部に備える。共振回路11は、コイル及びコンデンサ等を含む。筆圧センサ12は、指示器10のペン先に加えられる圧力を検出する。
上記のような構成のデジタイザによる位置検出の手順につき、図3(a)(b)の模式図を参照して説明する。図3(a)(b)においては、説明の簡略化のため、センサボード6に含まれる多数のループコイルCのうち、X軸方向に配列された3つのループコイルC(C1,C2,C3)のみを示している。また、図3(a)(b)の下方には、ループコイルCによる磁界の検出結果をグラフ化して示している。
基板7からフレキシブルケーブル9cを介してセンサボード6の各ループコイルCに電流を流すと、各ループコイルCから検出面30の全面に亘る磁界が発生する。この磁界を受けて共振回路11に誘導電圧が発生し、エネルギが蓄えられる。
各ループコイルCへの電流の供給を停止すると、共振回路11に蓄えられたエネルギにより、図3(a)(b)において破線で示すように共振回路11から磁界が発生する。この磁界により、指示器10の近傍に所在するループコイルCに誘導電圧が発生する。各ループコイルCに発生した誘導電圧は、例えば基板7に含まれる増幅回路で増幅され、検出信号として信号プロセッサ8に入力される。一般的にこれらの検出信号は、共振回路11の直下に所在するループコイルCに対応するものが最大となるように分布する。例えば図3(a)に示す例においては、共振回路11の直下に所在するループコイルC2の検出信号が最大となる。信号プロセッサ8は、X軸方向に配列された各ループコイルCからの検出信号の値と、予め定められた演算式とに基づき、指示器10の先端にて指し示される第2位置P2の座標Xpを算出する。
信号プロセッサ8は、第2位置P2の座標Ypについても、Y軸方向に配列された各ループコイルCを用いて、座標Xpと同様の手法により算出する。なお、共振回路11は、筆圧センサ12によって検出される筆圧に応じて共振周波数が変化するように構成される。信号プロセッサ8は、各ループコイルCの検出信号の変化に基づいてこの共振周波数を特定し、特定した共振周波数に基づいて筆圧の大きさを示す筆圧データを生成する。
このような手法で第2位置P2の座標(Xp,Yp)を演算するにあたっては、指示器10の傾きに起因して、実際に指示器10の先端が指し示す位置と、演算結果の座標とにズレが生じることがある。このズレは、特に検出面30の端部に指示器10の先端が位置する場合において顕著である。
検出面30の端部における上記ズレの発生について、図3(b)を用いて説明する。ループコイルC1がX軸方向の最端に配置されたコイルであり、共振回路11がループコイルC1の真上に位置し、指示器10が検出面30の外側に傾いている場合を想定する。この場合、共振回路11の直下に所在するループコイルC1の検出信号が最大となる。図3(b)においてループコイルC1の右側(検出面30の外側)にも共振回路11からの磁界が分布するが、この部分はセンサボード6によって検出することができない。したがって、図3(b)の例においては共振回路11が発生する磁界を正確に検出することができず、算出される座標(Xp,Yp)と指示器10の先端が指し示す座標とにズレが生じる。
上記のズレを防止する方法として、LCDパネル5による表示面(検出面30)の外側にもセンサボード6のループコイルCを配置することが考えられる。この方法を採用すれば、指示器10が検出面30の端部を指し示す場合であっても、共振回路11からの磁界を広く検出することができる。しかしながら、この方法を採用した場合、ループコイルCを増やした分だけ電子機器1が大型化してしまう。
なお、検出面30の端部に指示器10の先端が位置する場合であっても、図3(a)に示すように指示器10が検出面30の内側に向けて傾斜していれば、各ループコイルC1〜C3により共振回路11からの磁界を比較的良好に検出することが可能である。
本実施形態に係る電子機器1は、上記のズレを補正する機能を備える。図4は、当該補正に係る機能を実現する要素を説明するためのブロック図である。
本実施形態においては、検出面30に外周領域31と中央領域32とを定義する。外周領域31は、上記の座標のズレが生じ易い領域であり、例えば検出面30の4辺から所定距離の範囲に属する領域である。中央領域32は、検出面30において外周領域31を除いた領域である。外周領域31と中央領域32との境界は、例えば上記のズレの程度を評価するなどして定めればよい。
電子機器1は、電子機器1の各部を制御するシステムコントローラ20を筐体2の内部に備える。信号プロセッサ8は、基板7等を介してシステムコントローラ20に接続される。
信号プロセッサ8は、メモリ80を備える。メモリ80は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)にて構成され、信号プロセッサ8に実行させるためのコンピュータプログラム等を記憶する。メモリ80は、信号プロセッサ8による処理にて使用されるワークエリアとしても利用される。信号プロセッサ8は、メモリ80が記憶するコンピュータプログラムを実行することにより、ディスプレイユニット3に関する各種の機能を実現する。例えば信号プロセッサ8は、上記ズレの補正を行うにあたり、判定部81及び補正部82としての機能を実現する。
判定部81は、第1位置P1の座標(Xh,Yh)と第2位置P2の座標(Xp,Yp)とに基づいて指示器10の傾斜方向を判定する。
補正部82は、座標(Xp,Yp)の補正が必要な場合に、判定部81が判定した傾斜方向に応じて座標(Xp,Yp)を補正する。以下の説明においては、補正部82による補正後の座標を補正座標(Xp’,Yp’)と呼び、検出面30において補正座標(Xp’,Yp’)が示す位置を補正位置P2’と呼ぶ。
信号プロセッサ8は、デジタイザによる入力がオンされている間、周期的に座標(Xp,Yp)を演算してシステムコントローラ20に出力する。座標(Xp,Yp)が補正されている場合、信号プロセッサ8は、座標(Xp,Yp)に代えて補正座標(Xp’,Yp’)をシステムコントローラ20に出力する。
システムコントローラ20は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサと、ROM及びRAM等のメモリとを備える。プロセッサは、メモリ等が記憶するコンピュータプログラムを実行することにより、電子機器1のOS(Operating System)や各種のアプリケーションを実現する。信号プロセッサ8からシステムコントローラ20に入力される座標(Xp,Yp)或いは補正座標(Xp’,Yp’)は、上記のOSやアプリケーションにおける処理にて使用される。
本実施形態においては、上記の傾斜方向を、方位角θ及び仰角ρにて表す。方位角θは、検出面30と平行な面内において、予め定められた基準方向に対する指示器10の傾きを表す。仰角ρは、検出面30に対する指示器10の傾きを表す。
方位角θの判定方法につき、図5のモデル図を用いて説明する。当該モデル図は、検出面30をZ軸方向に見た場合における第1位置P1と第2位置P2の関係を表す。なお、方位角θの算出に用いる第1位置P1の座標(Xh,Yh)は、例えばタッチパネル4からの信号に基づいて多点認識される1又は複数の座標(Xh,Yh)のうちの任意の1つとすることができる。他の例として、第1位置P1の座標(Xh,Yh)は、上記1又は複数の座標(Xh,Yh)に基づいて推測されるユーザの手の検出面30に対する接触面積の重心位置としてもよい。
本実施形態においては、指示器10の軸Aが第1位置P1及び第2位置P2を結ぶ直線上に存在すると仮定する。さらに、Y軸と平行なX=Xpの直線から反時計回りに見た軸Aまでの角度を方位角θ(0≦θ≦2π)と定義する。すなわち、本実施形態における上記の基準方向は、Y軸方向である。
図5の例において、第1位置P1から第2位置P2までのX軸方向における距離Dxは(Xp−Xh)であり、負の値となる。第1位置P1から第2位置P2までのY軸方向における距離Dyは(Yp−Yh)であり、負の値となる。このように(Xp−Xh)及び(Yp−Yh)がいずれも負である象限において、方位角θは、以下の式(1)を用いて算出することができる。
θ=tan-1((Xp−Xh)/(Yp−Yh))・・・(1)
(Xp−Xh)及び(Yp−Yh)が負及び正の象限、正及び正の象限、正及び負の象限においても、上記式(1)の右辺にて求まる角度を利用して方位角θを求めることができる。
第1位置P1の座標(Xh,Yh)及び第2位置P2の座標(Xp,Yp)を実測した結果を、図6に示す。同図においては、実測結果の視認性の向上のために、検出面30内にグリッドを配置している。一連の文字を指示器10により筆記した被検者は、右利きの男性である。
図6に示す実測結果に基づいて方位角θを算出した結果を、図7に示す。文字は、検出面30の左側から右側に書き進めた。文字の書き始めにおいては、第1位置P1と第2位置P2が離れており、方位角θが30degから60degの範囲で推移した。文字を書き進めると、第1位置P1と第2位置P2が近づき、方位角θが0degから30degの範囲で推移した。
続いて、仰角ρの判定方法につき、図8のモデル図を用いて説明する。当該モデル図は、検出面30をX,Y,Z軸方向のそれぞれと交わる方向から見た場合における第1位置P1と第2位置P2の関係を表す。
第1位置P1から第2位置P2までの距離をDxyとし、第1位置P1からZ軸の負方向へZhの位置に指示器10の軸Aが所在すると仮定すると、仰角ρは、以下の式(2)を用いて算出することができる。
ρ=tan-1(Zh/Dxy)・・・(2)
なお、距離Dxyは、以下の式(3)を用いて算出することができる。
Dxy=((Xp−Xh)+(Yp−Yh)1/2・・・(3)
式(2)(3)から明らかなように、0≦ρ<π/2である。
Zhは、実質的に、指示器を10持ったユーザの手の検出面30からの高さに相当する。Zhは、予め定められた固定値とすることができる。また、Zhは、タッチパネル4の検出結果に基づいて動的に定めてもよい。例えば、パームリジェクト時におけるタッチパネル4の検出結果に基づいて類推されるユーザの手の検出面30への接触面積に基づき、Zhを定めてもよい。
電子機器1の具体的な動作につき、図9及び図10を参照して説明する。
電子機器1の起動時において、信号プロセッサ8は、図9のフローチャートに示す処理を繰り返し実行する。このフローチャートにおいて、先ず信号プロセッサ8は、システム側からデジタイザによる入力機能がオンされるまで待機する(ブロックB1)。システムコントローラ20は、OS或いはアプリケーションの動作においてデジタイザによる入力が必要となった場合、信号プロセッサ8にデジタイザによる入力機能のオンを指示するコマンドを送信する。
このコマンドを受けたとき(ブロックB1のYes)、信号プロセッサ8は、タッチパネル4及びセンサボード6を駆動する(ブロックB2)。さらに、信号プロセッサ8は、タッチパネル4及びセンサボード6から出力される信号に基づき、指示器10を持つユーザの手が検出面30に接触する第1位置P1の座標(Xh,Yh)、指示器10の先端が指し示す第2位置P2の座標(Xp,Yp)、及び、筆圧センサ12が検出する筆圧の大きさを示す筆圧データを取得する(ブロックB3)。
信号プロセッサ8は、ブロックB3にて取得した座標(Xh,Yh)、座標(Xp,Yp)及び筆圧データをメモリ80に保存する(ブロックB4)。既にメモリ80に座標(Xh,Yh)、座標(Xp,Yp)及び筆圧データが保存されている場合、信号プロセッサ8は、これらをブロックB3にて取得した座標(Xh,Yh)、座標(Xp,Yp)及び筆圧データにて更新する。
なお、ユーザが手を検出面30に接触させていない場合、信号プロセッサ8は、ブロックB3において座標(Xh,Yh)を取得することができない。この場合、ブロックB4において、信号プロセッサ8は、以前のブロックB4にて既にメモリ80に座標(Xh,Yh)が保存されているならば当該座標(Xh,Yh)を更新せずに維持する。
ブロックB4の後、信号プロセッサ8は、直前のブロックB3において座標(Xh,Yh)を取得できたか否かを判定する(ブロックB5)。
座標(Xh,Yh)を取得できていると判定した場合(ブロックB5のYes)、信号プロセッサ8は、図示せぬタイマを用いてタイムカウントを開始する(ブロックB6)。上記タイマは、例えば信号プロセッサ8が実現するソフトウェアタイマである。なお、既に上記タイマがタイムカウント中である場合、信号プロセッサ8は、ブロックB6において上記タイマのタイムカウントをリセットする。
ブロックB6の後、信号プロセッサ8は、ブロックB4にてメモリ80に保存した筆圧データが示す筆圧の大きさが、予め定められた閾値Eを超えるか否かを判定する(ブロックB7)。閾値Eは、指示器10の先端が検出面30に接触している場合の筆圧と、そうでない場合の筆圧とを隔てる。
筆圧データが示す筆圧の大きさが閾値E以下であると判定した場合(ブロックB7のNo)、すなわち指示器10の先端が検出面30に接触していない場合、信号プロセッサ8の処理は、ブロックB2に戻る。
ブロックB5において、直前のブロックB3にて座標(Xh,Yh)を取得できていないと判定した場合(ブロックB5のNo)、信号プロセッサ8は、ブロックB6を経ずに、ブロックB7を実行する。すなわち、上記タイマは、新たに座標(Xh,Yh)が取得されるまでタイムカウントを継続する。上記タイマのタイムカウントは、図9のフローチャートに示す処理が一旦完了し、再度実行される際にも維持される。
ブロックB7において、筆圧データが示す筆圧の大きさが閾値Eを超えると判定した場合(ブロックB7のYes)、信号プロセッサ8は、位置補正処理を実行する(ブロックB8)。
図10は、ブロックB8における位置補正処理の流れを示すフローチャートである。当該フローチャートに示す処理のうち、ブロックB82,B83の処理は信号プロセッサ8が判定部81として機能することにより実現され、その他の処理は信号プロセッサ8が補正部82として機能することにより実現される。
このフローチャートにおいて、先ず信号プロセッサ8は、上記タイマのカウント時間が予め定められた時間Teを経過しているか否かを判定する(ブロックB81)。時間Teは、座標(Xp,Yp)の補正を行うか否かを決めるための閾値であり、例えば30秒程度に設定する。
上記タイマのカウント時間が時間Teを経過していないと判定した場合(ブロックB81のNo)、信号プロセッサ8は、メモリ80に保存された座標(Xp,Yp)及び座標(Xh,Yh)に基づいて、図5を用いて説明した手法により方位角θを算出する(ブロックB82)。
さらに、信号プロセッサ8は、メモリ80に保存された座標(Xp,Yp)及び座標(Xh,Yh)に基づいて、図8を用いて説明した手法により仰角ρを算出する(ブロックB83)。
ブロックB83の後、信号プロセッサ8は、メモリ80に保存された座標(Xp,Yp)が外周領域31に属するか否かを判定する(ブロックB84)。
座標(Xp,Yp)が外周領域31に属すると判定した場合(ブロックB84のYes)、信号プロセッサ8は、補正が必要な方向に指示器10が傾いているか否かを判定する(ブロックB85)。図3を用いて説明したように、検出面30の端部(外周領域31)に指示器10の先端が位置する場合であっても指示器10が検出面30の内側に向けて傾斜していれば、ループコイルCにより共振回路11からの磁界を比較的良好に検出することが可能である。したがって、座標(Xp,Yp)と実際に指示器10の先端が指し示す位置とのズレが生じ難い。そこで、ブロックB84において信号プロセッサ8は、指示器10が検出面30の外側に傾いている場合に補正が必要であると判定し、指示器10が検出面30の内側に傾いている場合に補正が必要でないと判定する。
このような判定は、メモリ80に保存された座標(Xp,Yp)及び座標(Xh,Yh)を用いて行うことができる。例えば座標(Xp,Yp)が図4に示す検出面30の右辺に近い位置に所在するならば、(Xp−Xh)が負である場合に指示器10が検出面30の外側に傾いていることになり、(Xp−Xh)が正である場合に指示器10が検出面30の内側に傾いていることになる。また、座標(Xp,Yp)が図4に示す検出面30の左辺に近い位置に所在するならば、(Xp−Xh)が正である場合に指示器10が検出面30の外側に傾いていることになり、(Xp−Xh)が負である場合に指示器10が検出面30の内側に傾いていることになる。座標(Xp,Yp)が検出面30の上辺及び下辺の近傍に所在する場合においても(Yp−Yh)の正負に基づき同様の判定が可能である。
ブロックB85において補正が必要であると判定した場合(ブロックB85のYes)、信号プロセッサ8は、ブロックB82にて算出した方位角θと、ブロックB83にて算出した仰角ρとに基づいて補正データ(Xa,Ya)を生成する(ブロックB86)。信号プロセッサ8は、生成した補正データ(Xa,Ya)をメモリ80に保存する。補正データXaは座標Xpを補正するためのデータであり、補正データYaは座標Ypを補正するためのデータである。
ブロックB86の後、信号プロセッサ8は、メモリ80に保存された座標(Xp,Yp)を補正データ(Xa,Ya)に基づいて補正することにより、補正座標(Xp’,Yp’)を生成する(ブロックB87)。信号プロセッサ8は、生成した補正座標(Xp’,Yp’)をメモリ80に保存する。ブロックB87を以って、信号プロセッサ8は位置補正処理を終了する。
ブロックB81において上記タイマのカウント時間が時間Teを経過していると判定した場合(ブロックB81のYes)、補正計算の精度が劣化する虞がある。そのため、信号プロセッサ8は、ブロックB82以降の処理を経ずに、位置補正処理を終了する。
ブロックB84において座標(Xp,Yp)が外周領域31に属しないと判定した場合(ブロックB84のNo)、信号プロセッサ8は、ブロックB85以降の処理を経ずに、位置補正処理を終了する。
ブロックB85において補正が必要でないと判定した場合(ブロックB85のYes)、信号プロセッサ8は、ブロックB86以降の処理を経ずに、位置補正処理を終了する。
ブロックB86における補正データ(Xa,Ya)の生成方法の一例について説明する。例えば信号プロセッサ8は、ブロックB82,B83で算出した方位角θ及び仰角ρを予め定められた関数FX(θ,ρ)に代入し、演算することで補正データXaを生成する。また、信号プロセッサ8は、ブロックB82,B83で算出した方位角θ及び仰角ρを予め定められた関数FY(θ,ρ)に代入し、演算することで補正データYaを生成する。
関数FX(θ,ρ),FY(θ,ρ)は、例えば座標(Xp,Yp)と指示器10の先端が指し示す位置とのズレを予め実験的に評価し、その結果を踏まえて適切な補正データ(Xa,Ya)が算出されるように定める。一般的に上記のズレの方向及び大きさは、同機種の電子機器においても個体差がある。そこで、関数FX(θ,ρ),FY(θ,ρ)は、電子機器1ごとに定めることが好ましい。
検出面30の上下左右の各辺に対して異なる関数FX(θ,ρ),FY(θ,ρ)を定めてもよい。この場合、信号プロセッサ8は、上下左右の各辺のうち座標(Xp,Yp)に最も近い一辺の関数FX(θ,ρ),FY(θ,ρ)を用いて補正データ(Xa,Ya)を算出する。
続いて、ブロックB87における補正座標(Xp’,Yp’)の生成方法の一例につき、図11のモデル図を用いて説明する。当該モデル図は、検出面30をZ軸方向に見た場合における第1位置P1、第2位置P2及び補正位置P2’の関係を表す。
図11から明らかなように、補正座標Xp’は座標Xpと補正データXaとを加算することにより算出され、補正座標Yp’は座標Ypと補正データYaとを加算することにより算出される。信号プロセッサ8は、ブロックB87において当該加算により補正座標(Xp’,Yp’)を生成する。
図9のフローチャートの説明に戻る。ブロックB8における位置補正処理の後、信号プロセッサ8は、位置データを生成する(ブロックB9)。直前の位置補正処理において補正座標(Xp’,Yp’)が算出されている場合、上記位置データは、当該位置補正処理のブロックB87にてメモリ80に保存された補正座標(Xp’,Yp’)と、直前のブロックB84にてメモリ80に保存された筆圧データとで構成される。直前の位置補正処理において補正座標(Xp’,Yp’)が算出されていない場合、上記位置データは、直前のブロックB84にてメモリ80に保存された座標(Xp,Yp)及び筆圧データで構成される。
信号プロセッサ8は、ブロックB9にて生成した位置データをシステムコントローラ20に送信する(ブロックB10)。ブロックB10を以って、信号プロセッサ8は、図9のフローチャートに示す処理を終了する。
図9のフローチャートに示す処理が繰り返されることにより、デジタイザによる入力機能がオンされている間、信号プロセッサ8からシステムコントローラ20へと周期的に位置データが出力される。システムコントローラ20は、これらの位置データに基づき、各種の処理を実行する。例えばシステムコントローラ20は、位置データにて示される座標を示すポインタや、順次入力される位置データにて示される座標を繋ぐ線分をLCDパネル5に表示させる。
以上説明したように、本実施形態に係る電子機器1は、指示器10が検出面30において指し示す座標(Xp,Yp)を指示器10の傾斜方向に応じて補正する。したがって、指示器10が傾斜した状態で使用された場合であっても、正確な位置入力が可能となる。
また、本実施形態に係る電子機器1は、タッチパネル4により検出される第1位置P1の座標(Xh,Yh)と、センサボード6により検出される第2位置P2の座標(Xp,Yp)とに基づいて指示器10の傾斜方向を判定する。すなわち、指示器10の傾斜方向を判定するための特別なデバイスを電子機器1や指示器10に設ける必要がない。そのため、電子機器1の薄型化やコスト低減が可能となる。
また、本実施形態に係る電子機器1は、上述したズレが生じ易い外周領域31に対して上記の補正を実行し、中央領域32に対しては上記の補正を実行しない。このように補正の対象領域を限定することにより、補正に係る処理負担を軽減できる。
また、本実施形態に係る電子機器1は、直前に座標(Xh,Yh)が検出されてからの経過時間が時間Teを超える場合には、座標(Xp,Yp)を補正しない。これにより、補正精度の劣化を防ぐことができる。
(変形例)
いくつかの変形例について説明する。
上記実施形態では、タブレット端末である電子機器1を例示した。しかしながら、ノートブックタイプのPCやスマートフォン等の他の電子機器に上記実施形態と同様の構成を適用することもできる。
上記実施形態では、方位角θ及び仰角ρを用いて座標(Xp,Yp)を補正する場合を例示した。しかしながら、当該補正は、方位角θ及び仰角ρのいずれか一方を用いて行ってもよい。
上記実施形態では、検出面30の外周領域31に座標(Xp,Yp)が所在する場合に限って上記の補正を実行する場合を例示した。しかしながら、当該補正は、検出面30の全領域に亘って実行してもよい。
上記実施形態では、関数FX(θ,ρ),FY(θ,ρ)により補正データ(Xa,Ya)を生成する場合を例示した。しかしながら、補正データ(Xa,Ya)は他の方法により取得されてもよい。例えば補正データ(Xa,Ya)は、予め定められたテーブルから取得されてもよい。このテーブルは、例えば方位角θ及び仰角ρの角度範囲ごとに補正データ(Xa,Ya)を定めるものである。このようなテーブルを検出面30の上下左右の各辺に対して個別に用意し、上下左右の各辺のうち座標(Xp,Yp)に最も近い一辺に対応するテーブルを用いて補正データ(Xa,Ya)を算出してもよい。
ユーザが指示器10により位置を入力する際に、指示器10の傾斜方向の変化が小さいならば、順次検出される座標(Xp,Yp)を同一の補正データ(Xa,Ya)を用いて補正してもよい。当該変形例の一形態につき、図12を用いて説明する。
図12は当該変形例に係る位置補正処理を示すフローチャートであり、ブロックB100を追加した点で図9のフローチャートと異なる。信号プロセッサ8は、ブロックB85の後、差分θdが閾値θe未満であるか否かを判定する(ブロックB100)。差分θdは、今回の位置補正処理のブロックB82にて算出した方位角θ1と、前回の位置補正処理において補正に使用された補正データ(Xa,Ya)の生成に用いられた方位角θ0との差分(|θ1−θ0|)である。閾値θeは、補正データ(Xa,Ya)の再計算が必要な場合とそうでない場合とを隔てる。一例として、閾値θeは30degである。
差分θdが閾値θe未満でない場合(ブロックB100のNo)、信号プロセッサ8は、上記実施形態と同じく補正データ(Xa,Ya)を生成し(ブロックB86)、生成した補正データ(Xa,Ya)を用いて座標(Xp,Yp)を補正する(ブロックB87)。
一方、差分θdが閾値θe未満である場合(ブロックB100のYes)、信号プロセッサ8は、ブロックB86を経ずにブロックB87を実行する。このブロックB87において、信号プロセッサ8は、前回の位置補正処理にて使用された補正データ(Xa,Ya)を用いて座標(Xp,Yp)を補正する。
なお、当該変形例では方位角θの差分に基づいて補正データ(Xa,Ya)生成の要否を判定する例を説明したが、仰角ρの差分に基づいて補正データ(Xa,Ya)生成の要否を判定してもよい。また、方位角θの差分と仰角ρの差分の双方に基づいて補正データ(Xa,Ya)生成の要否を判定してもよい。
上記実施形態及び図12を用いて説明した変形例では、信号プロセッサ8が判定部81及び補正部82としての機能を実現する場合を説明した。しかしながら、判定部81及び補正部82としての機能は、システムコントローラ20にて実現されてもよい。また、判定部81及び補正部82としての機能を備えるICを信号プロセッサ8やシステムコントローラ20と別に設けてもよい。
判定部81及び補正部82を実現させるためのコンピュータプログラムは、電子機器に予めインストールされた状態で譲渡されてもよいし、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。また、このコンピュータプログラムは、ネットワークを介して電子機器にダウンロードされてもよい。
ブロックB1〜B10,B81〜B87,B100に係る処理は、必ずしも図9、図10及び図12のフローチャートに示す順番に限定されず、適宜その順番が変更されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…電子機器、3…ディスプレイユニット、4…タッチパネル、6…センサボード、8…信号プロセッサ、10…指示器、11…共振回路、12…筆圧センサ、30…検出面、31…外周領域、81…判定部、82…補正部、P1…第1位置、P2…第2位置、P2’…補正位置、θ…方位角、ρ…仰角、A…軸、Xa,Ya…補正データ。

Claims (12)

  1. 検出面に対してユーザの手が接触する第1位置を検出する第1検出部と、
    前記検出面において指示器が指し示す第2位置を検出する第2検出部と、
    前記検出面における前記第1位置の座標と、前記検出面における前記第2位置の座標とに基づいて、前記指示器の傾斜方向を判定する判定部と、
    前記判定部が判定した前記傾斜方向に応じて前記第2位置の座標を補正する補正部と、
    を備える電子機器。
  2. 前記傾斜方向は、前記検出面と平行な面内において、予め定められた基準方向に対する前記指示器の傾きを表す方位角、及び、前記検出面に対する前記指示器の傾きを表す仰角の少なくとも一方を含む、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記補正部は、前記第2位置の座標が前記検出面の外周領域に属する場合に、前記傾斜方向に応じて前記第2位置の座標を補正する、
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記補正部は、前記第1検出部により前記第1位置が検出されてから予め定められた時間が経過した場合、前記第2位置の座標を補正しない、
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記補正部は、前記第2位置の座標を補正するための補正データを前記傾斜方向に応じて生成し、当該補正データを用いて前記第2位置の座標を補正する、
    請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記補正部は、前記第2検出部により新たに検出された前記第2位置の座標に基づき前記判定部が判定した前記傾斜方向と、前記第2検出部により前記新たに検出された第2位置よりも過去に検出された前記第2位置の座標に基づき前記判定部が判定した前記傾斜方向との差分が予め定められた閾値未満である場合、前記過去に検出された前記第2位置の座標の補正に用いた前記補正データを、前記新たに検出された第2位置の座標の補正に用いる、
    請求項5に記載の電子機器。
  7. 検出面に対してユーザの手が接触する第1位置を検出することと、
    前記検出面において指示器が指し示す第2位置を検出することと、
    前記検出面における前記第1位置の座標と、前記検出面における前記第2位置の座標とに基づいて、前記指示器の傾斜方向を判定することと、
    前記傾斜方向に応じて前記第2位置の座標を補正することと、
    を備える座標補正方法。
  8. 前記傾斜方向は、前記検出面と平行な面内において、予め定められた基準方向に対する前記指示器の傾きを表す方位角、及び、前記検出面に対する前記指示器の傾きを表す仰角の少なくとも一方を含む、
    請求項7に記載の座標補正方法。
  9. 前記補正することは、前記第2位置の座標が前記検出面の外周領域に属する場合に、前記傾斜方向に応じて前記第2位置の座標を補正することを含む、
    請求項7又は8に記載の座標補正方法。
  10. 前記第1位置が検出されてから予め定められた時間が経過した場合、前記第2位置の座標を補正しない、
    請求項7乃至9のうちいずれか1項に記載の座標補正方法。
  11. 前記補正することは、前記第2位置の座標を補正するための補正データを前記傾斜方向に応じて生成し、当該補正データを用いて前記第2位置の座標を補正することを含む、
    請求項7乃至10のうちいずれか1項に記載の座標補正方法。
  12. 前記補正することは、新たに検出された前記第2位置の座標に基づき判定された前記傾斜方向と、前記新たに検出された第2位置よりも過去に検出された前記第2位置の座標に基づき判定された前記傾斜方向との差分が予め定められた閾値未満である場合、前記過去に検出された前記第2位置の座標の補正に用いた前記補正データを、前記新たに検出された第2位置の座標の補正に用いることを含む、
    請求項11に記載の座標補正方法。
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