JP2015087505A - 車両用計器装置および車両用警告ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者が車両からの警告を容易に把握できる車両用計器装置および車両用警告ユニットを提供する。
【解決手段】車両用計器装置1は、光源2と、警告を行うときに光源2を点灯させる又は光源2の点灯色を変化させる制御手段と、を備える。光源2は、点灯時において、車両のカウル4に設けられた、光源2からの光を運転者側に拡散反射する拡散反射部5に向けて光を出射する。また、車両用警告ユニットは、車両用計器装置1と、拡散反射部5と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用計器装置および車両用警告ユニットに関する。
車両に搭載される装置の中には、車両周囲の情報や車両自体の情報に基づき警告を発する装置がある。
例えば特許文献1に開示された運転支援装置は、車両前方を撮像する撮像装置と、車両のウインドシールドの下方に配置された複数の微小光源と、各微小光源の明滅を制御する制御部とを備える。制御部は、撮像装置から得た映像データに基づき、微小光源のいずれを点灯させるかを決定し、点灯による光をウインドシールドに反射させてその反射光を運転者に視認させ、点灯している微小光源の虚像の位置によって運転者に車両前方の情報を提供するようにしている。
特開2009−123093号公報
しかし、特許文献1に記載されている運転支援装置は、ウインドシールドの前方の景色に重ね合わせて表示される虚像によって情報を運転者に提供するため、例えば、太陽光直下等の外光が強い環境下では、情報が視認しづらくなる。そのため、運転者が車両からの警告を容易に把握できない場合があった。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、運転者が車両からの警告を容易に把握できる車両用計器装置および車両用警告ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る車両用計器装置は、
光源と、警告を行うときに前記光源を点灯させる又は前記光源の点灯色を変化させる制御手段と、を備える車両用計器装置であって、
前記光源は、点灯時において、車両のカウルに設けられた、当該光源からの光を運転者側に拡散反射する拡散反射部に向けて光を出射する、
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る車両用警告ユニットは、前記車両用計器装置と、前記拡散反射部と、を備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、運転者が車両からの警告を容易に把握できる。
本発明の車両用計器装置の一実施形態に係る概略構成図であり、図3に示すA−A線概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る光源部分の拡大説明図である。 本発明の一実施形態に係る警告表示状態の説明図である。 本発明の一実施形態に係る車両用計器装置の概略ブロック図である。 本発明の他の一実施形態に係る光源部分の拡大説明図である。 本発明の車両用計器装置の他の一実施形態に係る概略構成図である。 本発明の車両用計器装置のさらに他の一実施形態に係る概略構成図である。 本発明の車両用計器装置の他の一実施形態に係る概略構成図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る車両用計器装置を図1〜図4を参照して説明する。なお、以下の説明では、車両用計器装置1を正面視したときの(つまり、ユーザー(運転者)が車両用計器装置1を正面から見て警告情報の存在を確認する場合の)手前側を「表」といい、奥側を「裏」という。
この実施形態にかかる車両用計器装置1は、例えば二輪車等の車両に搭載され、速度計やエンジン回転計などの複数の計器を組み合わせた計器装置(コンビネーションメータ)であって、車両速度やエンジン回転数などを運転者に報知するのに加えて、拡散反射部で拡散反射させた光で運転者に警告情報の存在を視認させるものである。これにより、運転者が車両からの警告を容易に把握できる。
車両用計器装置1は、運転者に警告を行う場合に、制御手段3により、光源2を所定の点灯色で点灯させる(あるいは点滅発光させる)ことで、表示光Lを風防用のカウル4に設けた拡散反射部5に向け出射し、拡散反射部5で運転者側に拡散反射させることで、運転者に警告情報の存在を視認させるものである。拡散反射部5と車両用計器装置1とで車両用警告ユニットは構成されている
運転者への警告情報は、例えば、赤外線カメラによる道路上の障害物(例えば前方車両、後方からの接近車両)の存在の情報、ウインカーの消灯忘れの情報、予め設定した車両速度やエンジン回転数に近づいていることや超えたことの情報などを挙げることができる。
まず、車両用計器装置1の構成について説明する。
車両用計器装置1は、二輪車に搭載され、速度計などの計器ユニット6と、警告を行うための光を発する光源2と、を備える。また、計器ユニット6は、制御手段3(図4参照)を備える。制御手段3は、計器ユニット6の動作を制御すると共に、所定の警告を行うときに光源2を点灯させたり、点灯色を変化させたり、点滅発光させる。
計器ユニット6は、二輪車の車両速度やエンジン回転数などの車両情報を表示する計器を複数組み合わせたものであるが、各計器は、検出する車両情報が異なるだけで、同一構造であるので、エンジン回転計(タコメータ)部分を例に説明する。
計器ユニット6は、図1に示すように、表側から順に、ケース7、指針8、文字板9および回路基板10を備える。なお、図1では、後に説明する導光部材12等の詳細構造は省略している。
回路基板10は、ガラスエポキシ樹脂(GFRP:Glass Fiber Reinforced Plastics)からなる絶縁性を有する板状の基材に各種の配線がプリントされて構成される。図1に示すように、回路基板10の裏側には例えばステッピングモータからなる駆動部11が実装され、表側には光源2が実装されている。また、図示しないが制御手段3も回路基板10の適宜の位置に実装されている。
文字板9は、回路基板10の表側に位置し、例えばポリカーボネート(Polycarbonate)樹脂からなる透明に形成された板材に、遮光性の印刷層が形成されてなる。文字板9には、指針8の指示対象であって計測量を報知する指標となる指標部(目盛、数値等からなる)が設けられ、指針8の指示値の目安となる。
指針8は、文字板9の表側に位置し、文字板9に形成された指標部を指示する。指針8は、駆動部11の回転軸に連結されており、駆動部11の動力によって回転される。駆動部11は、制御手段3の制御のもとで計測量(エンジン回転数)に応じて回転軸を回転させるため、これに伴って指標部を指示する指針8も文字板9上で回転する。運転者は、指針8と指標部とを対比判読し、計測量を認識する。
ケース7は、上ケース7aと下ケース7bとで構成され、前述の指針8、文字板9及び回路基板10等を内部に収容する。したがって、回路基板10に実装されている光源2もケース7内に収容されている。また、ケース7内には、所定の樹脂で形成され、回路基板10を保持する保持部材 7cが配置されている。保持部材7cは、下ケース7bの表側に位置する。下ケース7bは、所定の樹脂で形成され、遮光性を有する。上ケース7aは、保持部材7cの表側に位置し、下ケース7bと連結される。上ケース7aは、PMMA(Polymethyl Methacrylate)樹脂等で形成され、透光性を有する。上ケース7aは、無色もしくは暗色系スモーク色で形成されている。上ケース7aと下ケース7bとの間には、弾性変形可能なパッキンP(図2参照)が介在しており、各部材を内部に収容する略密閉状のケース7が構成されている。
このケース7で光源2を覆うことで、防水および防塵が図られ、特に屋根などがない二輪車において光源2の雨水などからの保護が図られている。
光源2は、例えばLED(Light Emitting Diode)から構成されている。光源2は、単数で1つの色調(点灯色)の光を発してもよいし、複数あり、各々が異なる色調(点灯色)の光を発してもよい。また、三原色の光源の組み合わせにより色調を変えるようにしても良い。
制御手段3は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有するマイクロコンピュータからなる。制御手段3は、車両用計器装置1が搭載された車両の車両ECU(Electronic Control Unit)20(図4参照)から車両に関する各種情報を取得し、取得した情報に基づいて、警告する必要があるか否かを判別する。そして、警告する必要があると判別した場合、警告内容に応じて、光源2を点灯(点滅も含む)させたり、点灯色を変更したり、光源2の点灯間隔を変化させたりする。例えば、制御手段3は、車両ECU20のうちエンジンECUからエンジン回転数を示す情報を取得し、エンジン回転数が予め定められた値を超えていた場合は、光源2を所定の色(例えば、赤色)で点灯(または点滅させる)。なお、車両ECU20側で警告が必要であるかを判別し、制御手段3は、車両ECU20から警告が必要である旨の情報を取得したことに応じて、光源2を発光制御してもよい。また、制御手段3は、前述のように駆動部11を駆動し、指針8を計測量に応じて回転させる。
制御手段3が取得する警告情報としては、車両周囲の情報と車両自体の情報とがある。
車両周囲の情報としては、例えば、車両の前方に障害物があること、車両の後方から接近する車両があること等である。これらの情報は、例えば赤外線カメラによる道路上の前方の障害物の画像情報や後方からの接近車両などの撮影情報をそれぞれ画像処理することにより得られる。
また、車両自体の情報としては、例えば、ウインカーの消灯忘れの情報、車両速度が所定値(例えば、法定速度)を超えた(または近づいた)ことを知らせる情報、エンジン回転数が所定値を超えた(または近づいた)ことを知らせる情報等である。これら所定値は、予め制御手段3に記憶されており、制御手段3は、車両ECU20側から取得した、車両速度、エンジン回転数と比較することで、これらの警告の必要があるかを判別する。
光源2から発せられる表示光Lは、例えば、図2に示すように、計器ユニット6のケース7の上ケース7aと一体的に形成された導光部材12を介してケース7の外側に導光される。また、導光部材12は、ケース7の外側への導光に加えて、左右方向(計器ユニット6の左右方向で車両の横方向)に広げて出射する。導光部材12が上ケース7aと一体的に形成されることにより、防水・防塵構造を新たに設けなくとも済む。そのため、防水・防塵構造を考慮しても組み付けの構造が複雑化することを回避できる。このように上ケース7aと一体的に形成された導光部材12によれば、簡単な構造にて導光構造を実現できる。
導光部材12は、図2に示すように、光源2から表側に発せられる表示光Lを、計器ユニット6の前方側(運転者から見ての前方側)に導き、さらに、前方側から表側に導光して出射するように、断面形状が略S字状に形成してある。
また、導光部材12は、光を集光/拡散するため、光源2からの光の入射面、または出射面が、例えば半円状の溝を並設した形状や半円状の突条 を並設した形状などの凹凸形状(図示せず)に形成される。これにより、導光部材12から出射する表示光Lは、左右方向(横方向)に拡散されて出射される。この導光して出射される表示光Lは、導光部材12で車両の前後方向を中心とした左右対称の2箇所に出射される。
このような導光部材12により、光源2から発する表示光Lの方向(表側や前方側)にかかわらず、出射方向を所定の方向に変えて左右対称の2箇所に横方向に広げて出射することができる。
光源2から導光部材12を介して出射される表示光Lは、車両に搭乗した運転者から見て計器ユニット6の前方に設けられる風防用のカウル4の背面(運転者側の面)の2箇所の拡散反射部5(図3参照)に向けて出射される。
風防用のカウル4は、例えばポリカーボネート樹脂からなり、車両前方に配置され、計器ユニット6やハンドルなどにおいて、運転の妨げとなる要因、例えば風雨の影響をなくすためのものである。カウル4は、暗色系のスモークもしくは暗色系の不透過材で形成され、拡散反射部5に出射される光が車両の前方に突き抜けることを防止し、他者、特に対向車の搭乗者への表示光Lの影響を回避する。
拡散反射部5は、光源2からの表示光Lを運転者側に拡散反射するもので、表面が拡散反射面としてある。この拡散反射面は、例えば表面にシボによる凹凸が形成されたり、ダイヤカットなどの凹凸が形成されている。拡散反射面は、他の表面加工や表面処理であっても良く、光源2からの表示光Lを拡散し反射することができるものであれば良い。また、拡散反射部5を蒸着等により鏡面としても良い。
拡散反射部5で拡散反射された表示光Lは、直接運転者に視認される。この拡散反射された表示光Lは、図3に示すように、カウル4の背面と計器ユニット6との間を照明することで警告表示として運転者に視認される。
このように構成した車両用計器装置1による運転者への警告について説明する。
道路上の障害物、例えば前方車両の存在を警告する場合には、制御手段3は、車両に搭載した赤外線カメラからの画像情報を取得し、公知の画像処理により前方車両の存在を検知する。制御手段3は、検知した前方車両の存在に基づき、光源2の点灯もしくは、点滅発光を行う。これにより光源2から出射された表示光Lは、導光部材12に導かれ、カウル4の背面側に位置する拡散反射部5に到達する。拡散反射部5は表面が拡散反射面としてあるので、光源2からの表示光Lが拡散されて反射され、広い照射面で点灯もしくは点滅発光した状態となる。これにより、運転者は、カウル4の背面の拡散反射部5の点灯状態の広い照射面の表示光Lもしくは、点滅発光した状態の広い照射面の表示光L(警告表示)を直接視認することができ、警告情報の存在を知ることができる。
そして、この車両用計器装置1で、道路上の障害物の存在の警告情報の表示を、予め光源2の点灯もしくは、点滅発光の何れかとし、その場合の色調を予め定めておき、例えば赤色の点滅としておくことで、運転者は、警告情報が道路上の障害物の存在であるかを知ることができる。
また、警告情報の表示例として、例えば二輪車でのウインカーの消灯忘れを警告する場合には、制御手段3は、ウインカーのON動作と連動させて光源2を点灯(点滅も含む)させる。これにより、上述したのと同様に、光源2からの表示光Lは、拡散反射部5で反射し、運転者に視認される。これにより、運転者は、カウル4の背面の拡散反射部5の点灯状態の広い照射面の表示光L(警告表示)もしくは、点滅発光した状態の広い照射面の表示光L(警告表示)を直接視認することができ、警告情報の存在を知ることができる。
そして、この車両用計器装置1では、ウインカーの消灯忘れの警告情報の表示を、予め光源2の点灯もしくは、点滅発光の何れかとし、その場合の色調を予め定めておき、例えば黄色の点滅としておくことで、運転者は、警告情報がウインカーの消灯忘れであるかを知ることができる。
なお、警告情報の表示は、表示すべき種類に応じて色調(点灯色)を変えたり、点灯と点滅発光、点滅発光の点滅周期を変えることを組合わせることで、複数の異なる警告情報を区別して表示することができる。
このような車両用計器装置1によれば、計器ユニット6とは別に、カウル4の背面の拡散反射部5に光源2からの表示光Lを出射して、運転者側に拡散反射させて警告情報の存在を表示するようにしたので、広い照射面積を確保して太陽光の直下等、外光が強い環境下であっても確実に反射した表示光Lの点灯や点滅発光、点灯色の変更や点滅発光の周期の変更から運転者が直接視認して警告情報の存在を知ることができる。これにより、運転者が車両からの警告を容易に把握できる。
また、光源2や制御手段3を計器ユニット6の回路基板10に実装してケース7で覆ってあるので、防水性や防塵性を確保することができ、二輪車でも支障なく搭載することができる。
さらに、光源2からの表示光Lを導光部材12を介して拡散反射部5に出射することで、導光部材12により光を屈折させたり、反射させて導光することができ、回路基板10への光源2の実装方向にかかわらず、光源2から拡散反射部5への表示光Lの出射方向を自由に設定することができる。
次に、この発明の車両用計器装置の他の実施形態について、図5により説明する。なお、既に説明した実施形態と同一部分には同一記号を記し、重複する説明は省略する。
この車両用計器装置1では、光源2からの表示光Lを計器ユニット6のケース7外に出射するための導光部材12Aの構成が異なる。この導光部材12Aは、計器ユニット6のケース7の上ケース7aと一体的に形成され、ケース7の外側への表示光Lの導光に加えて左右方向(計器ユニット6の左右方向で車両の横方向)に広げて出射する。導光部材12Aは、図5に示すように、光源2から回路基板10と平行に前方(運転者からみて前方)に出射される表示光Lを、ケース7の外側に導光し、拡散反射部5に向けて出射するように、断面形状が略直角台形状に形成してある。導光部材12Aにも、光を集光/拡散するため、光源2からの表示光Lの入射面、または出射面が、例えば半円状の溝を並設した形状や半円状の突条を並設した形状などの凹凸形状(図示せず)に形成される。これにより、導光部材12Aから出射する光は、左右方向(横方向)に広げられて出射される。この導光して出射される表示光Lは、導光部材12Aで車両の前後方向を中心とした左右対称の2箇所に出射される。
このような導光部材12Aにより、光源2から発する表示光Lの方向が回路基板10と平行な方向(例えば、運転者からみて前方向)であっても、出射方向を所定の方向に変えて左右対称の2箇所に横方向に広げて出射することができる。
なお、この車両用計器装置1は、導光部材12A以外の構成は、既に説明した上記の実施の形態と同一である。
このような導光部材12Aを備えた車両用計器装置1によれば、カウル4の背面の拡散反射部5に光源2からの表示光Lを出射して、運転者側に拡散反射させて警告情報の存在を表示することができる。また、表示光Lは、広い照射面積を確保して表示することができ、これにより、運転者は、太陽光の直下等、外光が強い環境下であっても確実に反射した表示光Lの点灯や点滅発光、点灯色の変更や点滅発光の周期の変更から直接視認して警告情報の存在を知ることができる。
また、光源2や制御手段3を計器ユニット6の回路基板10に実装してケース7で覆ってあるので、防水性や防塵性を確保することができ、二輪車でも支障なく搭載することができる。
さらに、光源2からの表示光Lを導光部材12Aを介して拡散反射部5に出射することで、導光部材12Aにより表示光Lを屈折させたり、反射させて導光することができ、回路基板10への光源2の実装方向にかかわらず、光源2から拡散反射部5への表示光Lの出射方向を自由に設定することができる。
次に、この発明の車両用計器装置のさらに他の実施形態について、図6により説明する。なお、既に説明した各実施形態と同一部分には同一記号を記し、重複する説明は省略する。
この車両用計器装置1では、拡散反射部5での反射効率を高めることで、運転者の視認性を高めたものである。
車両用計器装置1では、既に説明したように、拡散反射部5で拡散反射された表示光Lは、カウル4の背面と計器ユニット6との間を照明することで、直接運転者に視認される。この表示光Lは、拡散反射部5に入射する光と拡散反射して出射する光の光軸のなす角度を鈍角とすることで反射損失を抑えている。
そこで、この車両用計器装置1では、図6に示すように、光源2から拡散反射部5に出射される表示光Lの光軸と拡散反射される表示光Lの光軸のなす角度を鈍角とするように、例えば、断面形状が略L字状に成形した導光部材12Bを用いる。この導光部材12Bは、例えば、ケース7とは別体に成形され、上ケース7aと下ケース7bとの間に挟まれて略密閉状態で固定される。導光部材12Bは、入射光と反射光との光軸のなす角度が鈍角となるように導光するのに加え、左右方向(計器ユニット6の左右方向で車両の横方向)に広げて出射する。この導光して出射される表示光Lは、導光部材12Bで車両の前後方向を中心とした左右対称の2箇所に出射される。なお、導光部材12Bは、ケース7の上ケース7aと一体に形成してもよい。
この導光部材12Bにより、拡散反射部5に単に光源2からの表示光Lを入射する場合に比べて反射損失を抑えることができ、運転者は表示光Lを確実に視認することができる。これにより、運転者が車両からの警告を容易に把握できる。
なお、この車両用計器装置1は、導光部材12Bを用いて光源からの表示光Lの入射角を調整して設定する以外の構成は、既に説明した上記の実施の形態と同一である。
このような導光部材12Bを備えた車両用計器装置1によれば、カウル4の背面の拡散反射部5に光源2からの入射光と拡散反射部5で拡散反射される表示光Lの光軸のなす角度を鈍角とすることで、反射損失を抑えて拡散反射させることができる。これにより、運転者に確実に警告情報の存在を視認させることができる。また、反射効率が高く広い照射面積の表示光Lとなり、太陽光の直下等の外光が強い環境下であっても確実に表示光Lの点灯や点滅発光、点灯色の変更や点滅発光の周期の変更から運転者が警告情報の存在を知ることができる。
また、導光部材12Bをケース7に挟んで固定してケース7内を略密閉状態にでき、光源2や制御手段3を計器ユニット6の回路基板10に実装してケース7で覆ってあるので、防水性や防塵性を確保することができ、二輪車でも支障なく搭載することができる。
次に、この発明の車両用計器装置のさらに他の実施形態について、図7により説明する。なお、既に説明した各実施形態と同一部分には同一記号を記し、重複する説明は省略する。
この車両用計器装置1では、光源2から発せられる表示光Lの光軸方向が異なり、拡散反射部5に入射する表示光Lと拡散反射部5で反射する表示光Lの光軸のなす角度を鈍角とする導光部材12Cの形状が変えてある。
この車両用計器装置1では、回路基板10に実装された光源2から発せられる光の光軸は、回路基板10と垂直な表側の方向とされている。導光部材12Cは、光源2から表側に出射される表示光Lをの表示光Lの光軸と拡散反射部5で反射する表示光Lの光軸のなす角度が鈍角となるように、例えば断面形状が略S字状に形成されている。導光部材12Cは、例えば、ケース7とは別体に成形され、上ケース7aと下ケース7bとの間に挟まれて略密閉状態で固定される。導光部材12Cは、入射光と反射光との光軸のなす角度が鈍角となるように導光するのに加え、左右方向(計器ユニット6の左右方向で車両の横方向)に広げて出射する。この導光して出射される表示光Lは、導光部材12Cで車両の前後方向を中心とした左右対称の2箇所に出射される。なお、導光部材12Cは、ケース7の上ケース7aと一体に形成してもよい。
この導光部材12Cにより、拡散反射部5に単に光源2からの表示光Lを入射する場合に比べて反射損失を抑えることができ、運転者は表示光Lを確実に視認することができる。これにより、運転者が車両からの警告を容易に把握できる。
なお、この車両用計器装置1は、導光部材12Cを用いて光源からの表示光Lの入射角を調整して鈍角に設定する以外の構成は、既に説明した上記の実施の形態と同一である。
このような導光部材12Cを備えた車両用計器装置1によれば、カウル4の背面の拡散反射部5に光源2からの入射光と拡散反射部5で拡散反射される表示光Lの光軸のなす角度を鈍角とすることで、反射損失を抑えて拡散反射させることができる。これにより、運転者に確実に警告情報の存在を視認させることができる。また、反射効率が高く広い照射面積の表示光Lとなり、太陽光の直下等の外光が強い環境下であっても確実に表示光Lの点灯や点滅発光、点灯色の変更や点滅発光の周期の変更から運転者が警告情報の存在を知ることができる。
また、導光部材12Cをケース7に挟んで固定してあり、ケース7内を略密閉状態にでき、光源2や制御手段3を計器ユニット6の回路基板10に実装してケース7で覆ってあるので、防水性や防塵性を確保することができ、二輪車でも支障なく搭載することができる。
次に、この発明の車両用計器装置の他の実施形態について、図8により説明する。なお、既に説明した各実施形態と同一部分には同一記号を記し、重複する説明は省略する。
この車両用計器装置1では、拡散反射部5での反射効率を一層高めるため、拡散反射部5で全反射させるものである。
そこで、この車両用計器装置1では、カウル4の背面に別体に成形した突出部材14が取り付けてあり、突出部材14に拡散反射部5が設けられる。この突出部材14は、拡散反射部5での法線に対して表示光Lの入射角と反射角がほぼ同一となるように、横断面形状が略3角形状とされて底辺部分がカウル4の背面に取り付けられて運転者側に突き出している。突出部材14の1つの辺部分に拡散反射部5が設けられ、光源2と運転者の視線方向との間に配置され、拡散反射部5で全反射させる。これにより、表示光Lを効率よく反射させることができ、運転者は強い表示光Lで確実に警告情報の存在を視認することができる。なお、突出部材14は、カウル4とは別体に成形したものをカウル4に取り付けたり、カウル4と一体に成形したもののいずれでも良い。また、突出部材14に一体に拡散反射部5を設けても良く、別体したものを設けても良い。
なお、この車両用計器装置1は、突出部材14に拡散反射部5を設けて光源からの表示光Lの入射角と反射角を調整して全反射させる以外の構成は、既に説明した上記の実施の形態と同一である。
このような突出部材14を介して全反射させる拡散反射部5を備えた車両用計器装置1によれば、カウル4の背面の拡散反射部5に光源2からの表示光Lを出射して、運転者側に全反射により高効率で拡散反射させて警告情報の存在を表示することができる。また、反射効率が高く広い照射面積の表示光Lとなり、太陽光の直下等の外光が強い環境下であっても確実に表示光Lの点灯や点滅発光、点灯色の変更や点滅発光の周期の変更から運転者が警告情報の存在を知ることができる。
なお、上記実施の形態では、車両用計器装置1を構成する制御手段3を計器ユニット6のメータ用の制御部と兼用して、光源2の点灯、点滅発光などを制御するようにしたが、別に用意した制御手段を回路基板10などに実装するようにしても良い。
また、光源2からの光を運転者側に拡散反射させる拡散反射部5は、必ずしも計器ユニット6の前方のカウル4の背面でなくとも良く、運転者側から視認できるカウル4の背面であれば良い。
また、導光部材12、12A、12B、12Cの形状は、上記の形状に限らず、光源2からの表示光Lを、ケース7の外側の所定の方向に導光できるものであれば良い。また、導光部材を、ケース7と別に成形した場合には、上下のケースの間に挟み込んで固定する場合に限らず、他の固定方法でも良く、光源2からの表示光Lを、所定の方向に導光できるものであれば良い。
また、計器ユニット6はコンビネーションメータでなくとも良く、他のメータであっても良い。
光源2は、LED光源を用いる場合に限らず、他の光源であっても良く、3色の光源を組合わせることで、色調を変えるようにすることもできる。
さらに、カウル4の背面の拡散反射部5に光源2から出射される光を左右別々とし、点灯、点滅発光などの制御を制御手段3で行うようにし、ウインカーの消灯忘れが左右のいずれであるかを警告表示できるようにしたり、前方の障害物が車両の左右のいずれ側であるかを警告表示できるようにしても良い。
1 車両用計器装置
2 光源
3 制御手段
4 カウル
5 拡散反射部
6 計器ユニット
7 ケース
7a 上ケース
7b 下ケース
8 指針
9 文字板
10 回路基板
11 駆動部
12 導光部材
12A 導光部材
12B 導光部材
12C 導光部材
14 突出部材

Claims (5)

  1. 光源と、警告を行うときに前記光源を点灯させる又は前記光源の点灯色を変化させる制御手段と、を備える車両用計器装置であって、
    前記光源は、点灯時において、車両のカウルに設けられた、当該光源からの光を運転者側に拡散反射する拡散反射部に向けて光を出射する、
    ことを特徴とする車両用計器装置。
  2. 前記光源からの光は、導光部材を介して導光されて前記拡散反射部に向けて出射される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用計器装置。
  3. 前記導光部材で導光して前記拡散反射部に向けて出射される光の光軸と、前記拡散反射部で拡散反射して前記運転者側に拡散反射する光の光軸とのなす角が鈍角をなす、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用計器装置。
  4. 前記導光部材は、前記車両用計器装置が備えるケースの透明部分と一体に成形して構成される、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の車両用計器装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両用計器装置と、前記拡散反射部と、を備える、
    ことを特徴とする車両用警告ユニット。
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