JP2015086998A - アクチュエーター - Google Patents

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Koji Kawada
晃司 川田
賢治 江頭
Kenji Egashira
賢治 江頭
圭介 社本
Keisuke Shamoto
圭介 社本
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Abstract

【課題】回転軸2と支持部材6の間の摩擦力を低減してモーターMの負荷を抑えつつも、支持部材6を安定的に支持して回転軸2の共振を効果的に抑制する。
【解決手段】支持部材6は、ガイドレール5(ガイド部材)に係合するガイド係合部64と、回転軸2に接して回転軸2を支持する軸接触部62とを有しており、X方向(軸方向)において、ガイド係合部64が軸接触部62よりも長い(L2>L1)。したがって、狭い軸接触部62で支持部材6を回転軸2に接させて、回転軸2と支持部材6の間の摩擦力を低減できるとともに、広いガイド係合部64で支持部材6をガイドレール5にしっかりと係合させて、支持部材6を安定的に支持できる。
【選択図】図5

Description

この発明は、軸方向に延びる回転軸に取り付けられた移動体を、回転軸の回転に応じて軸方向へ移動させるアクチュエーターに関する。
従来、ボールネジに螺合するナットにスライダーを取り付けて、ナットおよびスライダーをボールネジの回転に応じてボールネジの軸方向へ移動させるアクチュエーターが広く用いられている。かかるアクチュエーターでは、ボールネジの回転数(1秒あたりの回転数)がボールネジの固有振動数に一致すると、ボールネジが共振して、騒音やボールネジの破損といった問題が生じるおそれがあることが知られている。
そこで、特許文献1では、サポートブラケットによってボールネジを支持することで、ボールネジの共振の発生が抑制されている。このサポートブラケットは、ガイドブロックおよびサポートブッシュを有し、ボールネジに沿って設けられたレールにガイドブロックで係合しつつ、サポートブッシュによりボールネジを支持する。
特開平8−98455号公報
ちなみに、特許文献1のサポートブラケットのような支持部材によってボールネジのような回転軸を支持する構成では、支持部材が回転軸に接するため、回転する回転軸と支持部材の間には摩擦力が働く。一方、回転軸を回転させる駆動源の負荷を抑えるという観点からは、回転軸と支持部材の間の摩擦力は小さい方が好適である。そこで、回転軸の軸方向に支持部材を小型化することで、回転軸と支持部材とが接触する部分を狭くして、これらの間の摩擦力を低減することが考えられる。しかしながら、回転軸の軸方向に支持部材を小型化すると、レールのようなガイド部材に支持部材が係合する部分が狭くなって、支持部材の支持が不安定になり、その結果、回転軸の共振を効果的に抑制できないおそれがあった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、回転軸と支持部材の間の摩擦力を低減して駆動源の負荷を抑えつつも、支持部材を安定的に支持して回転軸の共振を効果的に抑制することができる技術の提供を目的とする。
本発明にかかるアクチュエーターは、上記目的を達成するために、軸方向に延びる回転軸と、回転軸を回転させる駆動源と、回転軸に取り付けられて回転軸の回転に応じて軸方向へ移動する移動体と、回転軸を受ける軸受部材と、回転軸に沿って設けられて軸方向に延びるガイド部材と、ガイド部材に係合しつつガイド部材に沿って移動可能であり、移動体と軸受部材の間で回転軸を支持する支持部材とを備え、支持部材は、ガイド部材に係合するガイド係合部と、回転軸に接して回転軸を支持する軸接触部とを有し、軸方向において、ガイド係合部が軸接触部より長い。
このように構成された本発明(アクチュエーター)では、支持部材は、ガイド部材に係合するガイド係合部と、回転軸に接して回転軸を支持する軸接触部とを有しており、軸方向において、ガイド係合部が軸接触部よりも長い。つまり、支持部材は、比較的狭い軸接触部で回転軸に接しつつ、比較的広いガイド係合部でガイド部材に係合する。したがって、狭い軸接触部で支持部材を回転軸に接させて、回転軸と支持部材の間の摩擦力を低減できるとともに、広いガイド係合部で支持部材をガイド部材にしっかりと係合させて、支持部材を安定的に支持できる。その結果、回転軸と支持部材の間の摩擦力を低減して駆動源の負荷を抑えつつも、支持部材を安定的に支持して回転軸の共振を効果的に抑制することが可能となっている。
また、移動体と軸受部材の間で軸方向に並ぶ複数の支持部材を備えるように、アクチュエーターを構成しても良い。このように複数の支持部材で回転軸を支持した構成では、複数の支持部材のそれぞれについて回転軸との間の摩擦力が生じる。そのため、個々の支持部材について摩擦力を低減して、駆動源の負荷を抑えることが求められる。ただし、摩擦力の低減のみならず、支持部材を安定的に支持して回転軸の共振を効果的に抑制することも併せて求められる。そこで、本発明を適用することが極めて好適となる。
また、軸方向に直交する幅方向における回転軸の両側のそれぞれにガイド部材を備え、回転軸に沿って隣り合う2個の支持部材は、互いに異なるガイド部材にそれぞれのガイド係合部で係合するように、アクチュエーターを構成しても良い。
この際、2個の支持部材のうち、一方の支持部材のガイド係合部は、軸接触部に対して他方の支持部材側へ突出する突出部分を有し、他方の支持部材のガイド係合部は、軸接触部に対して一方の支持部材側へ突出する突出部分を有し、一方の支持部材のガイド係合部の突出部分は、幅方向において他方の支持部材から外れ、他方の支持部材のガイド係合部の突出部分は、幅方向において一方の支持部材から外れており、2個の支持部材が互いに近づいた際、一方の支持部材のガイド係合部の突出部分が他方の支持部材の軸接触部に軸方向において重複するとともに、他方の支持部材のガイド係合部の突出部分が一方の支持部材の軸接触部に軸方向において重複するように、アクチュエーターを構成しても良い。
かかる構成では、回転軸に沿って隣り合う2個の支持部材が互いに近づいた際には、一方の支持部材のガイド係合部の突出部分が他方の支持部材の軸接触部に軸方向において重複するとともに、他方の支持部材のガイド係合部の突出部分が一方の支持部材の軸接触部に軸方向において重複する。つまり、隣り合う2個の支持部材を軸方向において重複させることができる。そのため、これら支持部材を軸方向にコンパクトに収めることができ、移動体のストロークの長尺化を図ることができる。
また、複数の支持部材のそれぞれを、互いに異なる停止位置で停止させる停止手段をさらに備え、複数の支持部材のそれぞれは、停止位置から軸受部材側の可動範囲で軸方向へ移動可能であり、移動体が前記停止位置に対して可動範囲の反対側を移動している間は停止手段によって停止位置に停止され、移動体が可動範囲に進入している間は移動体に伴って可動範囲を移動するように、アクチュエーターを構成しても良い。
かかる構成では、支持部材は、停止位置で停止して回転軸を支持できる一方、移動体の移動の妨げとならないように、停止位置から軸受部材側の可動範囲で軸方向へ移動できる。つまり、移動体が停止位置に対して可動範囲の反対側を移動している間は、支持部材は停止位置に停止して回転軸を支持する。一方、移動体が可動範囲に進入している間は、支持部材は移動体に伴って移動して、可動範囲における移動体の移動を妨げない。こうして、移動体の移動を妨げることなく、支持部材によって回転軸を支持して回転軸の振動を抑えることができる。しかも、本発明を適用することで、回転軸と支持部材の間の摩擦力を低減して駆動源の負荷を抑えつつも、支持部材を安定的に支持して回転軸の共振を効果的に抑制することができる。
この際、停止手段は、軸方向に隣り合う停止位置の支持部材と軸受部材との回転軸に沿った間隔よりも、軸方向に隣り合う支持部材どうしの回転軸に沿った間隔を長く規定するように、アクチュエーターを構成しても良い。つまり、複数の支持部材で回転軸を支持した上記構成では、軸受部材とこれに隣り合う支持部材によって、回転軸は実質的に固定支持されることとなるため、この支持部材に対して軸受部材より反対側では、このような固定支持によって回転軸がしっかりと支持される。そのため、軸方向に隣り合う停止位置の支持部材と軸受部材との回転軸に沿った間隔よりも、軸方向に隣り合う支持部材どうしの回転軸に沿った間隔を長く規定しても、回転軸の共振を抑制することが可能である。特に、このように規定することによって、停止位置で停止する支持部材どうしの間隔を広くとることができ、例えば、支持部材の個数を抑えつつ移動体のストロークの長尺化を図るといった設計が容易になる。
また、移動体は、支持部材の被係合部に係脱可能に係合する係合部を有し、可動範囲の外側から停止位置を通過すると、停止位置で停止する支持部材を係合部に係合させた後に、係合部に係合する支持部材を伴って可動範囲を移動する一方、可動範囲の内側から停止位置を通過すると、停止手段によって停止位置に停止されて係合部から外された支持部材を停止位置に残して、可動範囲の外側を移動するように、アクチュエーターを構成しても良い。かかる構成では、支持部材を可動範囲で移動体に伴って移動させる動作と、支持部材を移動体から外して停止位置に停止させる動作とを、移動体の係合部と支持部材の被係合部とを係脱させることで簡便に実行できる。
また、移動体の係合部および支持部材の被係合部のうち、少なくとも一方は他方へ向けて弾性力により付勢されているように、アクチュエーターを構成しても良い。かかる構成では、移動体の係合部と支持部材の被係合部との係脱の際には、係合部と被係合部との間に働く応力に応じてこれらの少なくとも一方が弾性的に変位する。そのため、移動体の係合部と支持部材の被係合部との係脱をスムーズに行うことができる。
また、被係合部は、回転自在なローラーであるように、アクチュエーターを構成しても良い。かかる構成では、移動体の係合部と支持部材の被係合部との係脱の際には、係合部と被係合部との間に働く応力に応じて被係合部(ローラー)が回転する。そのため、移動体の係合部と支持部材の被係合部との係脱をスムーズに行うことができる。
また、軸受部材に近づく移動体を、移動体と軸受部材の間の支持部材と軸受部材との間に隙間を空けた状態で停止させる移動規制手段をさらに備えるように、アクチュエーターを構成しても良い。このような構成では、移動体と軸受部材の間に設けられた支持部材が、移動体の移動に伴って軸受部材に衝突することが回避されている。したがって、本発明のように支持部材の軸接触部を狭く構成したために、例えば軸接触部の強度が大きくない場合であっても、軸接触部が軸受部材の衝突により破損するといったことを抑制できる。
また、複数の支持部材のそれぞれを、移動体に連動させて支持部材を軸方向へ移動させる連動手段をさらに備えるように、アクチュエーターを構成しても良い。かかる構成に対しても、本発明を適用することで、回転軸と支持部材の間の摩擦力を低減して駆動源の負荷を抑えつつも、支持部材を安定的に支持して回転軸の共振を効果的に抑制することができる。
この際、連動手段は、軸方向に隣り合う支持部材と軸受部材との回転軸に沿った間隔よりも、軸方向に隣り合う支持部材どうしの回転軸に沿った間隔を長く規定するように、アクチュエーターを構成しても良い。つまり、複数の支持部材で回転軸を支持した上記構成では、軸受部材とこれに隣り合う支持部材によって、回転軸は実質的に固定支持されることとなるため、この支持部材に対して軸受部材より反対側では、このような固定支持によって回転軸がしっかりと支持される。そのため、軸方向に隣り合う支持部材と軸受部材との回転軸に沿った間隔よりも、軸方向に隣り合う支持部材どうしの回転軸に沿った間隔を長く規定しても、回転軸の共振を抑制することが可能である。特に、このように規定することによって、支持部材どうしの間隔を広くとることができ、例えば、支持部材の個数を抑えつつ移動体のストロークの長尺化を図るといった設計が容易になる。
この発明によれば、回転軸と支持部材の間の摩擦力を低減して駆動源の負荷を抑えつつも、支持部材を安定的に支持して回転軸の共振を効果的に抑制することができる。
本発明を適用したアクチュエーターを例示する斜視図である。 図1に例示したアクチュエーターの平面図である。 支持部材およびその周辺の構成を例示する斜視図である。 支持部材およびその周辺の構成を例示する平面図である。 支持部材およびその周辺の構成を例示する部分断面図である。 移動体およびその周辺の構成を例示する斜視図である。 移動体およびその周辺の構成を例示する部分断面図である。 アクチュエーターの動作を模式的に例示する動作説明図である。 移動体に支持部材を連動させる連動機構を模式的に例示する図である。
図1は、本発明を適用したアクチュエーターを例示する斜視図である。図2は、図1に例示したアクチュエーターの平面図である。両図および以下の図では、アクチュエーターの長手方向をX方向とし、アクチュエーターの幅方向をY方向(X方向に直交する)とし、アクチュエーターの厚み方向をZ方向(X方向およびY方向に直交する)とするXYZ直交座標軸を適宜示す。また、各座標軸の矢印側を正側と適宜称し、各座標軸の矢印の反対側を負側と適宜称する。
このアクチュエーター1は、単一の回転軸2と、回転軸2の回転に伴って移動する移動体3とを備えた単軸ロボットである。アクチュエーター1は、例えばステンレス鋼等の合金鋼あるいはアルミニウム等の金属(軽金属)で構成された筐体10を備える。筐体10は、X方向に長尺な形状を有しており、X方向の両側に開口する。さらに、筐体10は、Z方向正側にも開口している。これによって、アクチュエーター1の構成部品を、Z方向から開口を介して筐体10に取り付けることができ、アクチュエーター1の組立の容易化が図られている。
回転軸2は、X方向に平行な軸方向へ直線状に延びるネジであり、筐体10のY方向の中央に配置されている。アクチュエーター1は、筐体10のX方向の両端部にそれぞれ固定された2個の軸受部材4を備えており、回転軸2のX方向の各端部は、軸受部材4によって回転可能に支持されている。さらに、アクチュエーター1は、X方向正側における筐体10の端部に固定されたモーターMを備えており、X方向正側の軸受部材4は、モーターMと回転軸2とを相互に結合する。したがって、モーターMで回転軸2を駆動することで、回転軸2をその中心線の周りで回転させることができる。
移動体3は、ナットによって回転軸2に螺合しており、回転軸2の回転に伴って回転軸2に沿ってX方向へ移動する。この移動体3の移動は、回転軸2に平行に配置されたガイドレール5によって案内される。つまり、筐体10では、回転軸2のY方向の両側それぞれにガイドレール5が固定されており、移動体3は、Y方向の両端部でガイドレール5に係合しつつ、ガイドレール5に沿ってX方向へ移動する。
また、アクチュエーター1は、回転軸2に係合しつつ回転軸2を支持する支持部材6を備える。具体的には、筐体10内では、X方向において両端の軸受部材4それぞれと移動体3との間に、2個の支持部材6が設けられている。こうして、移動体3よりもX方向正側およびX方向負側のそれぞれにおいて、2個の支持部材6が回転軸2に沿って並ぶ。各支持部材6は、回転軸2を支持しつつ回転軸2に沿って移動可能であり、例えば図1および図2の移動体3よりX方向正側に示すように移動体3に連結された状態で、移動体3に伴って移動する。ただし、支持部材6の可動範囲は、支持部材6毎に異なっている。この点について、移動体3よりX方向正側に設けられた支持部材6と、移動体3よりX方向負側に設けられた支持部材6とについて、それぞれ説明する。
まず、移動体3よりX方向正側に設けられた2個の支持部材6について説明する。アクチュエーター1は、回転軸2のY方向負側においてX方向に並ぶ2個のストッパー7を備える。これらストッパー7は、X方向において互いに異なる停止位置Ps(1)、Ps(2)に各支持部材6を停止させるために、停止位置Ps(1)、Ps(2)に対して配置されている。なお、停止位置Ps(1)はX方向正側に位置し、停止位置Ps(2)はX方向負側に位置する。
停止位置Ps(1)に対応するストッパー7は、2個の支持部材6のうちX方向正側の支持部材6の可動範囲を停止位置Ps(1)からX方向正側に制限する。したがって、X方向正側の支持部材6は、停止位置Ps(1)からX方向正側の可動範囲(停止位置Ps(1)を含む)では移動体3に伴って移動できるが、移動体3が当該可動範囲よりX方向負側へ出ると、移動体3から外れて停止位置Ps(1)に停止する。また、停止位置Ps(2)に対応するストッパー7は、2個の支持部材6のうちX方向負側の支持部材6の可動範囲を停止位置Ps(2)からX方向正側に制限する。したがって、X方向負側の支持部材6は、停止位置Ps(2)からX方向正側の可動範囲(停止位置Ps(2)を含む)では移動体3に伴って移動できるが、移動体3が当該可動範囲よりX方向負側へ出ると、移動体3から外れて停止位置Ps(2)に停止する。
かかる構成では、各支持部材6は、停止位置Ps(1)、Ps(2)で停止して移動体3を支持できる一方、移動体3の移動の妨げとならないように、停止位置Ps(1)、Ps(2)から軸受部材4側の可動範囲でX方向へ移動できる。つまり、移動体3が停止位置Ps(1)、Ps(2)に対して可動範囲の反対側を移動している間は、支持部材6は停止位置Ps(1)、Ps(2)に停止して回転軸2を支持する。一方、移動体3が可動範囲に進入している間は、支持部材6は移動体3に伴って移動して、可動範囲における移動体3の移動を妨げない。こうして、移動体3の移動を妨げることなく、支持部材6によって回転軸2を支持して回転軸2の振動を抑えることができる。
次に、移動体3よりX方向負側に設けられた2個の支持部材6について説明する。アクチュエーター1は、回転軸2のY方向正側においてX方向に並ぶ2個のストッパー7を備える。これらストッパー7は、X方向において互いに異なる停止位置Ps(3)、Ps(4)に各支持部材6を停止させるために、停止位置Ps(3)、Ps(4)に対して配置されている。なお、停止位置Ps(3)はX方向負側に位置し、停止位置Ps(4)はX方向正側に位置する。
停止位置Ps(3)に対応するストッパー7は、2個の支持部材6のうちX方向負側の支持部材6の可動範囲を停止位置Ps(3)からX方向負側に制限する。したがって、X方向負側の支持部材6は、停止位置Ps(3)からX方向負側の可動範囲(停止位置Ps(3)を含む)では移動体3に伴って移動できるが、移動体3が当該可動範囲よりX方向正側へ出ると、移動体3から外れて停止位置Ps(3)に停止する。また、停止位置Ps(4)に対応するストッパー7は、2個の支持部材6のうちX方向正側の支持部材6の可動範囲を停止位置Ps(4)からX方向負側に制限する。したがって、X方向正側の支持部材6は、停止位置Ps(4)からX方向負側の可動範囲(停止位置Ps(4)を含む)では移動体3に伴って移動できるが、移動体3が当該可動範囲よりX方向正側へ出ると、移動体3から外れて停止位置Ps(4)に停止する。
かかる構成では、各支持部材6は、停止位置Ps(3)、Ps(4)で停止して移動体3を支持できる一方、移動体3の移動の妨げとならないように、停止位置Ps(3)、Ps(4)から軸受部材4側の可動範囲でX方向へ移動できる。こうして、移動体3の移動を妨げることなく、支持部材6によって回転軸2を支持して回転軸2の振動を抑えることができる。
このように移動体3は、支持部材6を適宜伴いつつ、回転軸2に沿って移動できる。アクチュエーター1は、このような移動体3の移動範囲を制限するためにストッパー8を備える。このストッパー8は、筐体10のX方向の両端部それぞれに設けられており、軸受部材4より内側で筐体10に固定されている。したがって、X方向の端部まで移動してきた移動体3は、ストッパー8に当接して停止する。
以上がアクチュエーター1の概要である。続いては、支持部材6の詳細構成について説明する。なお、4個の支持部材6は、概ね同様の構成を具備するため、ここでは、移動体3のX方向負側に設けられた2個の支持部材6のうち、X方向負側に設けられた支持部材6で代表して説明する。
図3は、支持部材およびその周辺の構成を例示する斜視図である。図4は、支持部材およびその周辺の構成を例示する平面図である。なお、図4では、部材60に隠れて見えない部材64が一点鎖線で示されている。図5は、支持部材およびその周辺の構成を例示する部分断面図であり、回転軸2の中心線を通るZX断面を例示する。
支持部材6は、フレーム60に対して軸接触部62およびガイド係合部64を取り付けた概略構成を具備する。フレーム60は、例えばステンレス鋼等の合金鋼あるいはアルミニウム等の金属(軽金属)で構成され、Z方向正側およびY方向の両側から回転軸2を囲む軸対向部601と、Z方向正側からガイドレール5に対向するガイド対向部602とを有する。そして、軸接触部62は、フレーム60の軸対向部601のZ方向負側に固定され、ガイド係合部64は、フレーム60のガイド対向部602の負側に固定されている。
軸接触部62は、X方向の両側から軸対向部601にネジ止めされた2個の分割ブッシュ622により構成されている。各分割ブッシュ622は、一対の半円部材624で構成されており、各半円部材624は、樹脂で構成されており、半円状に切り欠けられた接触部分624aを有する。こうして対を成す2個の半円部材624は、接触部分624aで回転軸2に接触しつつ、Z方向の両側から回転軸2に係合する。このように、軸接触部62は、2個の分割ブッシュ622それぞれの接触部分624aで回転軸2に接触しつつ、回転軸2に沿ってX方向へ移動可能となっている。ちなみに、分割ブッシュ622と回転軸2の間には若干のクリアランス(遊び)が設けられている。
このように構成された軸接触部62は、回転軸2に沿ってX方向に長さL1を有する。ここで、長さL1は、軸接触部62が回転軸2に接触する接触部分624aが設けられた範囲のX方向における両端間の距離として求めることができる。したがって、ここの例では、長さL1は、X方向正側の分割ブッシュ622が回転軸2に接触する接触部分624aのX方向正側の端と、X方向負側の分割ブッシュ622が回転軸2に接触する接触部分624aのX方向負側の端とのX方向における距離として求めることができる。
ガイド係合部64は、X方向に平行に延びる溝状に切り欠けられた係合部分64aを有し、係合部分64aでガイドレール5に係合する。こうして、ガイド係合部64は、係合部分64aでガイドレール5に係合しつつ、ガイドレール5に沿ってX方向へ移動可能となっている。このように構成されたガイド係合部64は、回転軸2に沿ってX方向に長さL1より長い長さL2を有する(L2>L1)。ここで、長さL2は、ガイド係合部64がガイドレール5に係合する係合部分64aが設けられた範囲のX方向における両端間の距離として求められる。したがって、ここの例では、長さL2は、X方向における係合部分64aの両端間の距離として求められる。
つまり、ガイド係合部64は、回転軸2の軸方向(X方向)に軸接触部62よりも長く、軸接触部62に対してX方向の正側に突出する突出部分64bを有する。これに対応して、ガイド係合部64が取り付けられたガイド対向部602は、軸接触部62が取り付けられた軸対向部601よりもX方向に長く、軸対向部601に対してX方向の正側に突出する突出部分602bを有する。なお、ここの例では、ガイド対向部602は、ガイド係合部64よりもX方向に若干長い。
このように支持部材6は、ガイド係合部64でガイドレール5に係合しつつ、軸接触部62で回転軸2を支持する。この際、ガイド係合部64はガイドレール5に沿ってX方向へ移動可能であり、軸接触部62は回転軸2に沿ってX方向へ移動可能である。したがって、支持部材6は、全体としてX方向へ移動可能となっている。
さらに、支持部材6は、Y方向に平行な回転中心の周りで回転可能なローラー66を、軸対向部601のZ方向正側の端部に有する。かかるローラー66は、バネ等の弾性部材によってZ方向正側に付勢されており、支持部材6を移動体3に係合するために用いられる。また、支持部材6は、軸対向部601に対してZ方向負側に突出した当接部603を有する。かかる当接部603は、ストッパー7に当接することで、支持部材6を移動体3から分離するために用いられる。
続いては、移動体3の詳細構成と併せて支持部材6について説明する。図6は、移動体およびその周辺の構成を例示する斜視図である。図7は、移動体およびその周辺の構成を例示する部分断面図であり、回転軸2の中心線を通るZX断面を例示する。図6および図7では、移動体3がX方向正側の2個の支持部材6に係合した状態が例示されている。
移動体3は、X方向およびY方向に平行な平面を有する矩形状のテーブル30と、テーブル30のZ方向下側に固定されて回転軸2に螺合するナット31とを有する。ちなみに、回転軸2とナット31とでボールネジが構成されている。さらに、移動体3は、支持部材6のローラー66に係脱自在に係合するフック32を備える。フック32は、テーブル30に対してX方向の両側に設けられており、テーブル30に対してX方向に突出しつつ回転軸2のZ方向上側に位置している。移動体3を構成するテーブル30、ナット31およびフック32は、例えばステンレス鋼等の合金鋼あるいはアルミニウム等の金属(軽金属)で構成されている。
そして、移動体3の各フック32は、最大2個の支持部材6に一括して係合することができる。この際、フック32に係合する2個の支持部材6は、互いに違いに配置されており、X方向において部分的に重複して収まるように構成されている。移動体3よりX方向正側の2個の支持部材6で代表して、この点について説明する。
2個の支持部材6は、それぞれの突出部分64b、602bを互いに向けて突出させた状態でX方向に対向する。すなわち、一方の支持部材6の突出部分64b、602bは、他方の支持部材6側へ突出するとともに、他方の支持部材6の突出部分64b、602bは、一方の支持部材6側へ突出する。この際、2個の支持部材6は、互いに異なるガイドレール5に係合しつつX方向に相互に対向しており、各支持部材6の突出部分64b、602bは、Y方向に相互に外れている。すなわち、一方の支持部材6の突出部分64b、602bは、Y方向において他方の支持部材6から外れるとともに、他方の支持部材6の突出部分64b、602bは、Y方向において一方の支持部材6から外れる。したがって、2個の支持部材6が近づいた際には、一方の支持部材6の突出部分64b、602bは、他方の支持部材6の軸接触部62、軸対向部601にX方向において重複するとともに、他方の支持部材6の突出部分64b、602bは、一方の支持部材6の軸接触部62、軸対向部601にX方向において重複する。こうして、2個の支持部材6は、X方向において互いに部分的に重複しつつフック32へ係合することができる。
図8は、アクチュエーターの動作を模式的に例示する動作説明図である。ステップ1〜ステップ5を順に追って、移動体3がX方向負側の端部からX方向正側の端部まで移動する場合について説明する。ステップ1では、移動体3は、その移動範囲のX方向負側に位置しており、その移動範囲においてX方向正側の軸受部材4から最も遠ざかった位置にある。この際、移動体3よりX方向負側の2個の支持部材6はいずれも移動体3に係合しており、移動体3よりX方向正側の2個の支持部材6はストッパー7に当接してそれぞれの停止位置Ps(1)、Ps(2)に停止している。
ステップ1に示す状態においては、軸受部材4、当該軸受部材4から最も遠ざかった移動体3、および当該軸受部材4と移動体3との間の支持部材6について、それぞれの間の回転軸2に沿った間隔C1、C2、C3が、回転軸2の最高回転数に対して所定の条件を満たす。ここで、最高回転数はアクチュエーター1を使用するにあたって許容される回転軸2の回転数の最高値であり、一般的にアクチュエーターのカタログ、仕様書あるいは取扱説明書等に定められている。このように最高回転数が定められているため、実際の使用においては、回転軸2は最高回転数以下で回転する。したがって、回転軸2にて生じ得る振動モードにおいては、節の間の距離が、回転軸2の最高回転数の回転に共振する回転軸2の基本振動の半波長よりも長くなる。これに対して、間隔C1、C2、C3はいずれも、回転軸2の最高回転数の回転に共振する回転軸2の基本振動の半波長よりも短く設定されている。したがって、軸受部材4、支持部材6および移動体3によって回転軸2の振動を抑え込んで、騒音や回転軸2の破損を抑制することが可能となっている。
さらに、間隔C1、C2、C3の相互の関係も設定されており、具体的には、間隔C2および間隔C3は、間隔C1よりも長く設定されている。この際、間隔C2、C3については、これらが互いに等しくても、一方が他方より長くても構わない。
ちなみに、間隔C1は、互いに隣り合う軸受部材4と支持部材6との回転軸2に沿った間隔である。かかる間隔C1は、軸受部材4が回転軸2に接触する部分が設けられた範囲の支持部材6側の端と、支持部材6が回転軸2に接触する接触部分624aが設けられた範囲の軸受部材4側の端(長さL1の軸受部材4側の端)との回転軸2に沿った距離として求めることができる。間隔C2は、互いに隣り合う2個の支持部材6の回転軸2に沿った間隔である。かかる間隔C2は、一方支持部材6が回転軸2に接触する接触部分624aが設けられた範囲の他方支持部材6側の端(長さL1の他方支持部材6側の端)と、他方支持部材6が回転軸2に接触する接触部分624aが設けられた範囲の一方支持部材6側の端(長さL1の一方支持部材6側の端)との回転軸2に沿った距離として求めることができる。間隔C3は、互いに隣り合う支持部材6と移動体3との回転軸2に沿った間隔である。かかる間隔C3は、支持部材6が回転軸2に接触する接触部分624aが設けられた範囲の移動体3側の端(長さL1の移動体3側の端)と、移動体3(のナット31)が回転軸2に接触する部分が設けられた範囲の支持部材6側の端との回転軸2に沿った距離として求めることができる。
ステップ1の状態からモーターMの駆動を受けて回転軸2が回転を開始し、移動体3がX方向正側へ向けて移動を開始すると、移動体3よりX方向負側の2個の支持部材6は移動体3に伴ってX方向正側へ移動する。続いて、ステップ2に示すように、移動体3が停止位置Ps(3)をX方向正側へ向けて通過する過程で、移動体3に係合する2個の支持部材6のうちX方向負側の支持部材6(の当接部603)が停止位置Ps(3)に対応するストッパー7に当接する。なお、これら支持部材6のうち、X方向負側の支持部材6の当接部603は、X方向正側の支持部材6の当接部603よりもストッパー7側に突出しており、停止位置Ps(3)に対応するストッパー7に当接する一方、X方向正側の支持部材6は当該ストッパー7に当接せずに当該ストッパー7を通過する。したがって、ステップ3に示すように、X方向負側の支持部材6が移動体3から外れて停止位置Ps(3)に停止する一方、X方向正側の支持部材6は移動体3に伴って移動する。
ステップ3に示すように、移動体3が停止位置Ps(2)に停止する支持部材6に衝突すると、当該支持部材6は移動体3に係合して移動体3に伴って移動する。また、ステップ4に示すように、移動体3が停止位置Ps(4)をX方向正側へ向けて通過する過程で、移動体3に係合する支持部材6(の当接部603)が停止位置Ps(4)に対応するストッパー7に当接する。したがって、ステップ5に示すように、この支持部材6は、移動体3から外れて停止位置Ps(3)に停止する。続いて、ステップ5に示すように、移動体3が停止位置Ps(1)に停止する支持部材6に衝突すると、当該支持部材6は移動体3に係合して移動体3に伴って移動し、移動体3はストッパー8に当接することで停止する。なお、移動体3がストッパー8に当接した状態において移動体3に係合する軸受部材4と軸受部材4との間に隙間Δが開くように、ストッパー8は設けられている。
また、上記とは逆に、移動体3がX方向負側の端部からX方向正側の端部まで移動する場合には、ステップ5〜1がこの順番で実行される。この際、ステップ5に示す状態においては、軸受部材4、当該軸受部材4から最も遠ざかった移動体3、および当該軸受部材4と移動体3との間の支持部材6について、それぞれの間の回転軸2に沿った間隔C4、C5、C6が、上述の間隔C1、C2、C3と同様の条件を満たしている。つまり、間隔C1、C2、C3はいずれも、回転軸2の最高回転数の回転に共振する回転軸2の基本振動の半波長よりも短く設定されており、軸受部材4、支持部材6および移動体3によって回転軸2の振動を抑え込んで、騒音や回転軸2の破損を抑制することが可能となっている。さらに、間隔C4、C5、C6の相互の関係も設定されており、具体的には、間隔C5および間隔C6は、間隔C4よりも長く設定されている。なお、間隔C5、C6については、これらが互いに等しくても、一方が他方より長くても構わない。そして、かかる状態から、ステップ4〜1が順に実行されつつ、移動体3がX方向負側へ向けて移動する。
以上に説明したように、本実施形態のアクチュエーター1では、支持部材6は、ガイドレール5(ガイド部材)に係合するガイド係合部64と、回転軸2に接して回転軸2を支持する軸接触部62とを有しており、X方向(軸方向)において、ガイド係合部64が軸接触部62よりも長い(L2>L1)。つまり、支持部材6は、比較的狭い軸接触部62で回転軸2に接しつつ、比較的広いガイド係合部64でガイドレール5に係合する。したがって、狭い軸接触部62で支持部材6を回転軸2に接させて、回転軸2と支持部材6の間の摩擦力を低減できるとともに、広いガイド係合部64で支持部材6をガイドレール5にしっかりと係合させて、支持部材6を安定的に支持できる。その結果、回転軸2と支持部材6の間の摩擦力を低減してモーターM(駆動源)の負荷を抑えつつも、支持部材6を安定的に支持して回転軸2の共振を効果的に抑制することが可能となっている。
ところで、上記アクチュエーター1では、移動体3と軸受部材4の間でX方向に並ぶ複数(2個)の支持部材6が具備されている。このように複数の支持部材6で回転軸2を支持した構成では、複数の支持部材6のそれぞれについて回転軸2との間の摩擦力が生じる。そのため、個々の支持部材6について摩擦力を低減して、モーターMの負荷を抑えることが求められる。ただし、摩擦力の低減のみならず、支持部材6を安定的に支持して回転軸2の共振を効果的に抑制することも併せて求められる。そこで、本実施形態に示したように、発明を適用することが極めて好適となる。
ちなみに、回転軸2に沿って隣り合う2個の支持部材6が互いに近づいた際には、一方の支持部材6のガイド係合部64の突出部分602bが他方の支持部材6の軸接触部62にX方向において重複するとともに、他方の支持部材6のガイド係合部64の突出部分602bが一方の支持部材6の軸接触部62にX方向において重複する。つまり、隣り合う2個の支持部材6をX方向において重複させることができる。そのため、これら支持部材6を軸方向にコンパクトに収めることができ、移動体3のストロークの長尺化を図ることができる。
また、本実施形態では、X方向に隣り合う停止位置Ps(1)、Ps(3)の支持部材6と軸受部材4との回転軸2に沿った間隔C1、C4よりも、X方向に隣り合う支持部材6どうしの回転軸2に沿った間隔C2、C5が長い。つまり、複数(2個)の支持部材6で回転軸2を支持した上記構成では、軸受部材4とこれに隣り合う支持部材6によって、回転軸2は実質的に固定支持されることとなるため、この支持部材6に対して軸受部材4より反対側では、このような固定支持によって回転軸2がしっかりと支持される。そのため、X向に隣り合う停止位置の支持部材6と軸受部材4との回転軸2に沿った間隔C1、C4よりも、X向に隣り合う支持部材6どうしの回転軸2に沿った間隔C2、C5を長く規定しても、回転軸2の共振を抑制することが可能である。特に、このように規定することによって、停止位置で停止する支持部材6どうしの間隔を広くとることができ、例えば、支持部材6の個数を抑えつつ移動体3のストロークの長尺化を図るといった設計が容易になる。
また、本実施形態では、移動体3は、支持部材6のローラー66(被係合部)に係脱可能に係合するフック32(係合部)を有する。そして、移動体3は、一方側から停止位置を通過すると、停止位置で停止する支持部材6をフック32に係合させた後に、フック32に係合する支持部材6を伴って移動する一方、他方側から停止位置を通過すると、ストッパー7(停止手段)によって停止位置に停止されてフック32から外された支持部材6を停止位置に残して、移動する。かかる構成では、支持部材6を移動体3に伴って移動させる動作と、支持部材6を移動体3から外して停止位置に停止させる動作とを、移動体3のフック32と支持部材6のローラー66とを係脱させることで簡便に実行できる。
この際、移動体3のフック32と支持部材6のローラー66とが接した状態において、ローラー66がフック32へ向けて弾性力により付勢されている。かかる構成では、移動体3のフック32と支持部材6のローラー66との係脱の際には、フック32とローラー66との間に働く応力に応じてローラー66が弾性的に変位する(具体的には、フック32の先端でZ方向負側に突出した突起から受ける応力によってローラー66が弾性的に変位する)。そのため、移動体3のフック32と支持部材6のローラー66との係脱をスムーズに行うことができる。
また、支持部材6は、回転自在なローラー66によって移動体3のフック32に係合する。かかる構成では、移動体3のフック32と支持部材6のローラー66との係脱の際には、フック32とローラー66との間に働く応力に応じてローラー66が回転する。そのため、移動体3のフック32と支持部材6のローラー66との係脱をスムーズに行うことができる。
また、本実施形態では、軸受部材4に近づく移動体3移動体を、移動体3に係合する支持部材6と軸受部材4との間に隙間Δを空けた状態で停止させるストッパー8(移動規制手段)が具備されている。このような構成では、移動体3と軸受部材4の間に設けられた支持部材6が、移動体3の移動に伴って軸受部材4に衝突することが回避されている。したがって、本発明のように支持部材6の軸接触部62を狭く構成したために、例えば軸接触部62の強度が大きくない場合であっても、軸接触部62が軸受部材4の衝突により破損するといったことを抑制できる。
また、本実施形態では、移動体3の移動の案内および支持部材6の移動の案内の両方が共通のガイドレール5により実行されている。したがって、移動体3および支持部材6のそれぞれに、移動を案内するための部材を設ける必要が無く、アクチュエーター1の構成の簡素化を図ることが可能となっている。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、ストッパー7によって支持部材6を停止位置Ps(1)〜Ps(4)に適宜停止させていた。しかしながら、移動体3に連動させて支持部材6を移動させるように構成したアクチュエーター1に対しても、本発明を適用することができる。
図9は、移動体に支持部材を連動させる連動機構を模式的に例示する図である。図9では、移動体3がその移動範囲におけるX方向負側の端に位置して、X方向正側の軸受部材4から最も遠ざかった状態が例示されている。この変形例は、ストッパー7を排した点および連動機構9を設けた点で上記実施形態と異なり、その他の点では上記実施形態と概ね共通する。したがって、ここでは異なる点を中心に説明することとし、共通する点は相当符号を付して説明を適宜省略する。なお、本変形例においても、上記実施形態と共通する構成を備えることで同様の効果が奏されることは言うまでもない。
この変形例においても、アクチュエーター1においては、支持部材6が移動体3と各軸受部材4との間に2個ずつ、合計4個設けられている。そして、連動機構9は、4個の支持部材6のうち、外側の2個の支持部材6と、内側の2個の支持部材6のそれぞれに対して、同様の構成を個別に具備する。そこで、図9では、外側の2個の支持部材6に対して設けられた構成を上段に示し、内側の2個の支持部材6に対して設けられた構成を下段に示している。
まず、図9の上段に示した、外側の2個の支持部材6に対して連動機構9が備える構成について説明する。連動機構9の同構成によれば、移動体3がその移動範囲の端に位置した状態において、移動体3に対して逆側の端に位置する軸受部材4と移動体3との間にある支持部材6は、当該軸受部材4と移動体3との距離に対して、当該軸受部材4から約3分の1の距離の位置に配置される。そして、移動体3に連動して、外側の2個の支持部材6が移動される。
具体的には、連動機構9は、両軸受部材4それぞれの外側に配置された滑車91と、これら滑車91に架け渡されたベルト92とを備える。ベルト92の両端は、互いに異なる支持部材6に取り付けられており、一方支持部材6が他方支持部材6へ向けて移動すると、他方支持部材6はベルト92を介して一方支持部材6に引っ張られて、一方支持部材6と同じ側に同じ距離だけ移動する。
また、連動機構9は、各支持部材6に回転自在に取り付けられた滑車93と、これら滑車93に架け渡されたベルト94と、ベルト94を筐体10に固定する固定具95とを備える。したがって、移動体3がX方向へ移動すると、移動体3の移動側と逆側にある支持部材6は、移動体3にベルト94を介して引っ張られて、移動体3と同じ側に移動する。これと同時に、上述の滑車91およびベルト92の機能により、移動体3の移動側にある支持部材6は、移動体3と同じ側に移動する。ちなみに、2個の支持部材6が移動体3の約3分の1の速度で移動するように、滑車91と滑車93の比が設定されている。
以上が、図9の上段に示した、外側の2個の支持部材6に対して連動機構9が備える構成である。また、図9の下段に示した、内側の2個の支持部材6に対して連動機構9が備える構成も、移動体3がその移動範囲の端に位置した状態における支持部材6の位置と支持部材6の移動速度を除いて、基本的に同様の構成を具備する。つまり、移動体3がその移動範囲の端に位置した状態においては、移動体3に対して逆側の端に位置する軸受部材4と移動体3との間にある支持部材6は、当該軸受部材4と移動体3との距離に対して、当該軸受部材4から約3分の2の距離の位置に配置される。また、2個の支持部材6が移動体3の約3分の2の速度で移動するように、滑車91と滑車93の比が設定されている。
そして、移動体3がその移動範囲の端に位置して、移動体3と逆側の端にある軸受部材4から最も遠ざかった状態において、X方向に隣り合う当該軸受部材4と支持部材6との間の間隔C11、X方向に隣り合う支持部材6どうしの間隔C12、およびX方向に隣り合う支持部材6と移動体3との間隔C13はいずれも、回転軸2の最高回転数の回転に共振する回転軸2の基本振動の半波長よりも短く設定されている。さらに、間隔C11、C12、C13の相互の関係も設定されており、具体的には、間隔C12および間隔C13は、間隔C11よりも長く設定されている。この際、間隔C12、C13については、これらが互いに等しくても、一方が他方より長くても構わない。そして、間隔C11、C12、C13の大小関係は、移動体3が端からの移動を開始した後も、少なくとも当該端から所定範囲においては維持される。ちなみに、間隔C11、C12、C13はそれぞれ、上述の間隔C1、C2、C3と同様にして求めることができる。
かかる連動機構9を備えた構成では、移動体3に連動して、支持部材6が移動する。つまり、移動体3が一方の軸受部材4に対して遠ざかると、移動体3と当該軸受部材4の間の支持部材6は当該軸受部材4に対して遠ざかり、移動体3が一方の軸受部材4に対して近づくと、移動体3と軸受部材4の間の支持部材6は当該軸受部材4に対して近づく。この際、外側の2個の支持部材6は、移動体3の移動速度の概ね3分の1の速度で移動し、内側の2個の支持部材6は、移動体3の移動速度の概ね3分の2の速度で移動する。
そして、図9に示す変形例においても、支持部材6は、ガイドレール5(ガイド部材)に係合するガイド係合部64と、回転軸2に接して回転軸2を支持する軸接触部62とを有しており、X方向(軸方向)において、ガイド係合部64が軸接触部62よりも長い(L2>L1)。その結果、回転軸2と支持部材6の間の摩擦力を低減してモーターM(駆動源)の負荷を抑えつつも、支持部材6を安定的に支持して回転軸2の共振を効果的に抑制することが可能となっている。
また、この変形例では、連動機構9は、X方向に隣り合う支持部材6と軸受部材4との回転軸2に沿った間隔よりも、X方向に隣り合う支持部材6どうしの回転軸2に沿った間隔を長く規定している。つまり、複数(2個)の支持部材6で回転軸2を支持した上記構成では、軸受部材4とこれに隣り合う支持部材6によって、回転軸2は実質的に固定支持されることとなるため、この支持部材6に対して軸受部材4より反対側では、このような固定支持によって回転軸2回転軸がしっかりと支持される。そのため、X方向に隣り合う支持部材6と軸受部材4との回転軸2に沿った間隔よりも、X方向に隣り合う支持部材6どうしの回転軸2に沿った間隔を長く規定しても、回転軸2の共振を抑制することが可能である。特に、このように規定することによって、支持部材6どうしの間隔を広くとることができ、例えば、支持部材6の個数を抑えつつ移動体3のストロークの長尺化を図るといった設計が容易になる。
もちろん、図9に示した以外の変形を行うことも可能である。そこで、支持部材6の具体的構成についても種々の変形を行うことができる。例えば、上記実施形態では、ガイド係合部64の突出部分64bは、軸接触部62に対してX方向の一方側にのみ突出していた。しかしながら、ガイド係合部64の突出部分64bを、軸接触部62に対してX方向の両側に突出させて、T字状に構成しても構わない。
あるいは、上記実施形態では、軸接触部62とガイド係合部64とをフレーム60を介して相互に取り付けていた。しかしながら、フレーム60を介さずに、例えばネジ止め等によって軸接触部62とガイド係合部64とを取り付けたり、軸接触部62とガイド係合部64とを一体的に構成したりしても構わない。
また、軸接触部62やガイド係合部64の具体的構成についても上記の構成に限られない。したがって、軸接触部62を1個あるいは3個以上の分割ブッシュ622で構成しても良いし、軸接触部62を分割ブッシュ622以外の部品で構成しても構わない。
また、上記実施形態では、移動体3のフック32と支持部材6のローラー66とが接した状態において、ローラー66がフック32へ向けて弾性力により付勢されていた。しかしながら、フック32がローラー66へ向けて弾性力により付勢されるように構成しても構わない。
また、上記実施形態では、移動体3にフック32が設けられ、支持部材6にローラー66が設けられていた。しかしながら、移動体3にローラー66が設けられ、支持部材6にフック32が設けられても構わない。
また、図1に示したアクチュエーター1において、移動体3と支持部材6とを連結させる構成も、上述のフック32とローラー66によるものに限られず、例えば磁力等によって吸着する構成でも構わない。
また、上記間隔C1〜C6の相互の大小関係は上記の内容に限られない。したがって、間隔C1が間隔C2あるいは間隔C3以上であっても構わないし、間隔C4が間隔C5あるいは間隔C6以上であっても構わない。同様に、間隔C11が間隔C12あるいは間隔C13以上であっても構わない。
また、軸受部材4と移動体3の間に設ける支持部材6の個数は2個に限られず、1個あるいは3個以上でも構わない。
また、連動機構9が支持部材6を連動させるための具体的構成も上記の構成に限られず、支持部材6の位置や移動速度も適宜変更することができる。
1…アクチュエーター
2…回転軸
3…移動体
32…フック
4…軸受部材
5…ガイドレール
6…支持部材
60…フレーム
601…軸対向部
602…ガイド対向部
602b…突出部分
603…当接部
62…軸接触部
622…分割ブッシュ
624…半円部材
624a…接触部分
64…ガイド係合部
64a…係合部分
64b…突出部分
66…ローラー
7…ストッパー
8…ストッパー
9…連動機構
Ps(1), Ps(2) ,Ps(3), Ps(4)…停止位置
M…モーター
X…軸方向
Y…幅方向

Claims (12)

  1. 軸方向に延びる回転軸と、
    前記回転軸を回転させる駆動源と、
    前記回転軸に取り付けられて前記回転軸の回転に応じて前記軸方向へ移動する移動体と、
    前記回転軸を受ける軸受部材と、
    前記回転軸に沿って設けられて前記軸方向に延びるガイド部材と、
    前記ガイド部材に係合しつつ前記ガイド部材に沿って移動可能であり、前記移動体と前記軸受部材の間で前記回転軸を支持する支持部材と
    を備え、
    前記支持部材は、前記ガイド部材に係合するガイド係合部と、前記回転軸に接して前記回転軸を支持する軸接触部とを有し、
    前記軸方向において、前記ガイド係合部が前記軸接触部より長いアクチュエーター。
  2. 前記移動体と前記軸受部材の間で前記軸方向に並ぶ複数の前記支持部材を備えた請求項1に記載のアクチュエーター。
  3. 前記軸方向に直交する幅方向における前記回転軸の両側のそれぞれに前記ガイド部材を備え、
    前記回転軸に沿って隣り合う2個の前記支持部材は、互いに異なる前記ガイド部材にそれぞれの前記ガイド係合部で係合する請求項2に記載のアクチュエーター。
  4. 前記2個の支持部材のうち、一方の前記支持部材の前記ガイド係合部は、前記軸接触部に対して他方の前記支持部材側へ突出する突出部分を有し、他方の前記支持部材の前記ガイド係合部は、前記軸接触部に対して一方の前記支持部材側へ突出する突出部分を有し、
    一方の前記支持部材の前記ガイド係合部の前記突出部分は、前記幅方向において他方の前記支持部材から外れ、他方の前記支持部材の前記ガイド係合部の前記突出部分は、前記幅方向において一方の前記支持部材から外れており、
    前記2個の支持部材が互いに近づいた際、一方の前記支持部材の前記ガイド係合部の前記突出部分が他方の前記支持部材の前記軸接触部に前記軸方向において重複するとともに、他方の前記支持部材の前記ガイド係合部の前記突出部分が一方の前記支持部材の前記軸接触部に前記軸方向において重複する請求項3に記載のアクチュエーター。
  5. 前記複数の支持部材のそれぞれを、互いに異なる停止位置で停止させる停止手段をさらに備え、
    前記複数の支持部材のそれぞれは、前記停止位置から前記軸受部材側の可動範囲で前記軸方向へ移動可能であり、前記移動体が前記停止位置に対して前記可動範囲の反対側を移動している間は前記停止手段によって前記停止位置に停止され、前記移動体が前記可動範囲に進入している間は前記移動体に伴って前記可動範囲を移動する請求項2ないし4のいずれか一項に記載のアクチュエーター。
  6. 前記停止手段は、前記軸方向に隣り合う前記停止位置の前記支持部材と前記軸受部材との前記回転軸に沿った間隔よりも、前記軸方向に隣り合う前記支持部材どうしの前記回転軸に沿った間隔を長く規定する請求項5に記載のアクチュエーター。
  7. 前記移動体は、前記支持部材の被係合部に係脱可能に係合する係合部を有し、前記可動範囲の外側から前記停止位置を通過すると、前記停止位置で停止する前記支持部材を前記係合部に係合させた後に、前記係合部に係合する前記支持部材を伴って前記可動範囲を移動する一方、前記可動範囲の内側から前記停止位置を通過すると、前記停止手段によって前記停止位置に停止されて前記係合部から外された前記支持部材を前記停止位置に残して、前記可動範囲の外側を移動する請求項5または6に記載のアクチュエーター。
  8. 前記移動体の前記係合部および前記支持部材の前記被係合部のうち、少なくとも一方は他方へ向けて弾性力により付勢されている請求項7に記載のアクチュエーター。
  9. 前記被係合部は、回転自在なローラーである請求項7または8に記載のアクチュエーター。
  10. 前記軸受部材に近づく前記移動体を、前記移動体と前記軸受部材の間の前記支持部材と前記軸受部材との間に隙間を空けた状態で停止させる移動規制手段をさらに備えた請求項5ないし9のいずれか一項に記載のアクチュエーター。
  11. 前記複数の支持部材のそれぞれを、前記移動体に連動させて前記支持部材を前記軸方向へ移動させる連動手段をさらに備える請求項2ないし4のいずれか一項に記載のアクチュエーター。
  12. 前記連動手段は、前記軸方向に隣り合う前記支持部材と前記軸受部材との前記回転軸に沿った間隔よりも、前記軸方向に隣り合う前記支持部材どうしの前記回転軸に沿った間隔を長く規定する請求項11に記載のアクチュエーター。
JP2013228542A 2013-11-01 2013-11-01 アクチュエーター Pending JP2015086998A (ja)

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