JP2015086798A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リッチ制御が実行される機会を確保し、それによりNOxを良好に浄化する。
【解決手段】機関排気通路内にNOx吸蔵触媒14が配置される。リッチ制御実行条件が成立していると判別されたときにNOx吸蔵触媒からNOx又はSOxを放出するためにリッチ制御が行われる。リッチ制御実行条件が不成立と判別されたときには、機関出力一定のもとで変速機25のギア位置が変更されたと仮定したときにリッチ制御実行条件が成立するギア位置が目標ギア位置として求められる。指示器27によりギア位置を目標ギア位置に変更すべきとの指示が車両操作者に対し表示される。車両操作者によりギア位置が目標ギア位置に変更されそれによりリッチ制御実行条件が成立したと判別されたときに、リッチ制御が実行される。
【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の排気浄化装置に関する。
流入する排気ガスの空燃比がリーンのときに排気ガス中のNOxを吸蔵し、流入する排気ガスの空燃比がリッチになると吸蔵しているNOxを放出して還元するNOx吸蔵触媒を機関排気通路内に配置し、NOx吸蔵触媒からNOx又はSOxを放出するために、燃焼行程又は排気行程に燃焼室内に追加の燃料を噴射することによりNOx吸蔵触媒に流入する排気ガスの空燃比を一時的にリッチに切り換えるリッチ制御を行う、内燃機関の排気浄化装置が知られている。
ところが、例えばトルクがかなり低いときにリッチ制御を行うと、リッチ制御によりトルクTRQが大幅に変動し、ドライバビリティが悪化するおそれがある。また、機関回転数がかなり高いときにリッチ制御を行うと、NOx吸蔵触媒に流入する排気ガスの空燃比をリッチに切り換えるのに多量の追加の燃料が必要になるおそれがあり、あるいはNOx吸蔵触媒からNOx又はSOxを確実に放出するのが困難になる。
そこで、リッチ制御を実行すべきときに機関運転状態に基づきリッチ制御実行条件が成立しているか否かを判別し、リッチ制御実行条件が成立していると判別されたときにはリッチ制御を許容し、リッチ制御実行条件が不成立と判別されたときにはリッチ制御を禁止する、内燃機関の排気浄化装置が公知である(特許文献1参照)。
特開2007−154771号公報
しかしながら、上述の排気浄化装置では、リッチ制御実行条件が成立するか否かは機関運転状態に依存し、機関運転状態は車両操作者の操作に依存する。したがって、長時間に亘りリッチ制御実行条件が成立せず、すなわちリッチ制御を実行する機会が減少するおそれがある。その結果、NOx吸蔵触媒からNOx又はSOxが長時間に亘り放出されず、NOxを良好に浄化できないおそれがある。
本発明によれば、流入する排気ガスの空燃比がリーンのときに排気ガス中のNOxを吸蔵し、流入する排気ガスの空燃比がリッチになると吸蔵しているNOxを放出して還元するNOx吸蔵触媒を機関排気通路内に配置し、NOx吸蔵触媒からNOx又はSOxを放出するために、燃焼行程又は排気行程に燃焼室内に追加の燃料を噴射することによりNOx吸蔵触媒に流入する排気ガスの空燃比を一時的にリッチに切り換えるリッチ制御を行うリッチ制御手段を備え、リッチ制御を実行すべきときに機関運転状態に基づきリッチ制御実行条件が成立しているか否かを判別し、リッチ制御実行条件が成立していると判別されたときにはリッチ制御を実行し、リッチ制御実行条件が不成立と判別されたときにはリッチ制御を禁止する、内燃機関の排気浄化装置において、車両操作者によりギア位置が変更される変速機と、変速機のギア位置の変更に関する指示を車両操作者に対して表示する指示器とを備え、リッチ制御を実行すべきときにリッチ制御実行条件が不成立と判別されたときには、機関出力一定のもとでギア位置が変更されたと仮定したときにリッチ制御実行条件が成立するギア位置を求め、指示器を制御してギア位置を該求められたギア位置に変更すべきとの指示を車両操作者に対し表示し、車両操作者によりギア位置が該求められたギア位置に変更されそれによりリッチ制御実行条件が成立したと判別されたときに、リッチ制御を実行する、内燃機関の排気浄化装置が提供される。
好ましくは、機関運転状態がリッチ制御許容領域内にあるときにリッチ制御実行条件が成立していると判断され、機関運転状態がリッチ制御許容領域外にあるときにリッチ制御実行条件が不成立であると判断される。
好ましくは、機関運転状態が機関負荷及び機関回転数により表される。
好ましくは、機関運転状態がリッチ制御許容領域内にありかつ変速機のギア位置があらかじめ定められた設定ギア位置範囲内にあるときにリッチ制御実行条件が成立していると判断され、機関運転状態がリッチ制御許容領域外にあるか又は変速機のギア位置が設定ギア位置範囲外にあるときにリッチ制御実行条件が不成立であると判断される。
好ましくは、機関運転状態がリッチ制御許容領域内にありかつNOx吸蔵触媒の温度があらかじめ定められた設定温度範囲内にあるときにリッチ制御実行条件が成立していると判断され、機関運転状態がリッチ制御許容領域外にあるか又はNOx吸蔵触媒の温度が設定温度範囲外にあるときにリッチ制御実行条件が不成立であると判断される。
好ましくは、機関運転状態がリッチ制御許容領域内にありかつ車速があらかじめ定められた設定車速範囲内にあるときにリッチ制御実行条件が成立していると判断され、機関運転状態がリッチ制御許容領域外にあるか又は車速が設定車速範囲外にあるときにリッチ制御実行条件が不成立であると判断される。
好ましくは、リッチ制御が行われているときに機関出力一定のもとでギア位置が変更されたと仮定したときにリッチ制御実行条件が成立するか否かが判別され、リッチ制御実行条件が不成立であると判別されたときには指示器を制御してギア位置を変更すべきでないとの指示を車両操作者に対し表示する。
リッチ制御が実行される機会を確保することができ、したがってNOxを良好に浄化することができる。
図1は内燃機関の全体図である。 図2は指示器の全体図である。 図3(A)及び3(B)は指示器の表示パターンを示す図である。 図4はNOx吸蔵触媒の表面部分の断面図である。 図5は追加の燃料の噴射を説明する図である。 図6はNOx放出のためのリッチ制御を説明するタイムチャートである。 図7はNOx排出量NOXAのマップを示す図である。 図8はSOx放出のためのリッチ制御を説明するタイムチャートである。 図9はSOx排出量SOXAのマップを示す図である。 図10はリッチ制御許容領域AAを示す図である。 図11はギア位置が変更されたときの機関運転状態の変化を説明する図である。 図12はギア位置が変更されたときの機関運転状態の変化を説明する図である。 図13はフラグXNの制御ルーチンを示すフローチャートである。 図14はフラグXSの制御ルーチンを示すフローチャートである。 図15は排気浄化制御ルーチンを示すフローチャートである。 図16は指示器制御ルーチンを示すフローチャートである。 図17(A),17(B),17(C)は本発明による別の実施例における指示器の表示パターンを示す図である。 図18はギア位置が変更されたときの機関運転状態の変化を説明する図である。 図19は本発明による別の実施例における指示器制御ルーチンを示すフローチャートである。
図1を参照すると、1は圧縮着火式内燃機関の本体、2は各気筒の燃焼室、3は各燃焼室2内にそれぞれ燃料を噴射するための電子制御式燃料噴射弁、4は吸気マニホルド、5は排気マニホルドをそれぞれ示す。吸気マニホルド4は吸気ダクト6を介して排気ターボチャージャ7のコンプレッサ7aの出口に連結され、コンプレッサ7aの入口は吸気導入管8を介してエアクリーナ9に連結される。吸気ダクト6内には電気制御式スロットル弁10が配置され、更に吸気ダクト6周りには吸気ダクト6内を流れる吸入空気を冷却するための冷却装置11が配置される。また、吸気導入管8内には吸入空気量検出器12が配置される。
一方、排気マニホルド5は排気ターボチャージャ7の排気タービン7bの入口に連結され、排気タービン7bの出口は排気管13を介してNOx吸蔵触媒14に連結される。NOx吸蔵触媒14の出口は排気ガス中の粒子状物質を捕集するためのパティキュレートフィルタ15に連結される。パティキュレートフィルタ15にはパティキュレートフィルタ15の前後差圧を検出する差圧センサ16が取り付けられる。
排気マニホルド5と吸気マニホルド4とは排気ガス再循環(以下、EGRと称す)通路17を介して互いに連結され、EGR通路17内には電子制御式EGR制御弁18が配置される。また、EGR通路17周りにはEGR通路17内を流れるEGRガスを冷却するための冷却装置19が配置される。一方、各燃料噴射弁3は燃料供給管20を介してコモンレール21に連結され、このコモンレール21は電子制御式の吐出量可変な燃料ポンプ22を介して燃料タンク23に連結される。燃料タンク23内に貯蔵されている燃料は燃料ポンプ22によってコモンレール21内に供給され、コモンレール21内に供給された燃料は各燃料供給管20を介して燃料噴射弁3に供給される。なお、別の実施例では内燃機関1は火花点火式内燃機関から構成される。この場合、燃料タンク23内の燃料はガソリン、CNG、水素などである。
内燃機関1の出力軸(図示しない)は変速機25に連結される。図1に示される例では変速機25は手動変速機から構成され、変速機25のギア位置は車両操作者がシフトレバー26を操作することにより変更される。別の例では、変速機25は手動モードを備えた自動変速機から構成される。この手動モードでは車両操作者がシフトレバーを操作することによりギア位置が変更される。更に、変速機25のギア位置に関する指示を車両操作者に対して表示する指示器27が設けられる。
電子制御ユニット30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35及び出力ポート36を具備する。図1に示されるように吸入空気量検出器12及び差圧センサ16の出力信号はそれぞれ対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。アクセルペダル40にはアクセルペダル40の踏み込み量Lに比例した出力電圧を発生する負荷センサ41が接続され、負荷センサ41の出力電圧は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。更に入力ポート35にはクランクシャフトが例えば15°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ42が接続される。CPU34ではクランク角センサ42からの出力パルスに基づいて機関回転数Nが算出される。また、シフトレバー26の位置、すなわち変速機25のギア位置を表す信号が入力ポート35に入力される。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38を介して燃料噴射弁3、スロットル弁10の駆動用アクチュエータ、EGR制御弁18、燃料ポンプ22、及び指示器27に接続される。
図2は指示器27の一例を示している。指示器27は上向き矢印の形のランプ27aと下向き矢印の形のランプ27bとを備える。本発明による実施例ではギア位置を変更すべきとの指示が指示器27により車両操作者に対して表示される。シフトアップすなわちギア位置を高速段に変更すべきとの指示を表示するときには図3(A)に示されるように上向きランプ27aが例えば緑色に点灯又は点滅され、下向きランプ27bが消灯される。その結果、車両操作者にシフトアップが促される。一方、シフトダウンすなわちギア位置を低速段に変更すべきとの指示を表示するときには図3(B)に示されるように下向きランプ27bが例えば緑色に点灯又は点滅され、上向きランプ27aが消灯される。その結果、車両操作者にシフトダウンが促される。なお、図2はランプ27a,27bが消灯している場合を示しており、このときギア位置に関する指示は表示されていない。このように本発明による実施例では、指示器27は光によりギア位置に関する指示を車両操作者に対して表示する。別の実施例では、指示器27は音、振動などにより指示を表示する。更に別の実施例では指示器27はギア位置に関する指示に加えて、現在のギア位置も表示する。
一方、図1に示されるNOx吸蔵触媒14の基体上には例えばアルミナからなる触媒担体が担持されており、図4はこの触媒担体45の表面部分の断面を図解的に示している。図4に示されるように触媒担体45の表面上には貴金属触媒46が分散して担持されており、更に触媒担体45の表面上にはNOx吸収剤47の層が形成されている。
図4に示される例では貴金属触媒46として白金Ptが用いられており、NOx吸収剤47を構成する成分としては例えばカリウムK、ナトリウムNa、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つが用いられている。
機関吸気通路、燃焼室2及びNOx吸蔵触媒14上流の排気通路内に供給された空気及び燃料(炭化水素)の比を排気ガスの空燃比と称すると、NOx吸収剤47は排気ガスの空燃比がリーンのときにはNOxを吸収し、排気ガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOxを放出する。
すなわち、NOx吸収剤47を構成する成分としてバリウムBaを用いた場合を例にとって説明すると、排気ガスの空燃比がリーンのとき、すなわち排気ガス中の酸素濃度が高いときには排気ガス中に含まれるNOは図4に示されるように白金Pt46上において酸化されてNOとなり、次いでNOx吸収剤47内に吸収されて炭酸バリウムBaCOと結合しながら硝酸イオンNO の形でNOx吸収剤47内に拡散する。このようにしてNOxがNOx吸収剤47内に吸収される。排気ガス中の酸素濃度が高い限り白金Pt46の表面でNOが生成され、NOx吸収剤47のNOx吸収能力が飽和しない限りNOがNOx吸収剤47内に吸収されて硝酸イオンNO が生成される。
これに対し、排気ガスの空燃比がリーンからリッチあるいは理論空燃比に切り換えられると排気ガス中の酸素濃度が低下するために反応が逆方向(NO →NO)に進み、斯くしてNOx吸収剤47内の硝酸イオンNO がNOの形でNOx吸収剤47から放出される。次いで放出されたNOxは排気ガス中に含まれるHC,COによって還元される。
なお、NOxがNOx吸収剤47に一時的に吸着される場合もある。したがって、吸収及び吸着の双方を含む用語として吸蔵という用語を用いると、NOx吸蔵触媒14は流入する排気ガスの空燃比がリーンのときに排気ガス中のNOxを吸蔵し、流入する排気ガスの空燃比がリッチになると吸蔵しているNOxを放出して還元するということになる。
さて、機関本体1では酸素過剰のもとで燃焼が行なわれている。したがって、NOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比がリーンであるので、このとき排気ガス中のNOxはNOx吸蔵触媒14内に吸蔵される。しかしながら、機関運転時間が長くなるとNOx吸蔵触媒14に吸蔵されているNOx量が多くなり、ついにはNOx吸蔵触媒14がNOxを吸蔵できなくなってしまう。
そこで本発明による実施例では、NOx吸蔵触媒14からNOxを放出するために、NOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比を一時的にリッチに切り換えるようにしている。この場合、図5に示されるように、圧縮上死点(TDC)周りで噴射される主燃料Qmとは別に、燃焼行程又は排気行程に追加の燃料Qaが燃料噴射弁3から燃焼室2内に噴射される。
この制御をNOx放出のためのリッチ制御と称すると、図6に示されるようにNOx吸蔵触媒14に吸蔵されたNOx量NOXが許容量MAXNを越えたときにNOx放出のためのリッチ制御が行なわれる。その結果、NOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比(A/F)inが一時的にリッチに切り換えられ、NOx吸蔵量NOXが減少される。本発明による実施例では、NOx吸蔵量NOXは例えば機関から排出されるNOx量から算出される。すなわち、機関から単位時間当り排出されるNOx排出量NOXAがアクセルペダル40の踏み込み量Lおよび機関回転数Nの関数として図7に示すようなマップの形で予めROM32内に記憶されており、このNOx排出量NOXAを繰り返し積算することによってNOx吸蔵量NOXが算出される。
ところで、排気ガス中にはSOxすなわちSOが含まれており、このSOがNOx吸蔵触媒14に流入するとこのSOは白金Pt46において酸化されてSOとなる。次いでこのSOはNOx吸収剤47内に吸収されて炭酸バリウムBaCOと結合しながら、硫酸イオンSO 2−の形でNOx吸収剤47内に拡散し、安定した硫酸塩BaSOを生成する。しかしながらNOx吸収剤47が強い塩基性を有するためにこの硫酸塩BaSOは安定していて分解しづらく、排気ガスの空燃比を単にリッチにしただけでは硫酸塩BaSOは分解されずにそのまま残る。したがってNOx吸収剤47内には時間が経過するにつれて硫酸塩BaSOが増大することになり、斯くして時間が経過するにつれてNOx吸収剤47が吸収しうるNOx量が低下することになる。
一方、NOx吸蔵触媒14の温度を600℃以上のSOx放出温度まで上昇させた状態でNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするとNOx吸収剤47からSOxが放出される。
そこで本発明による実施例では、NOx吸蔵触媒14からSOxを放出するために、燃焼行程又は排気行程に燃焼室2内に追加の燃料QAを噴射することによりNOx吸蔵触媒14の温度をSOx放出温度以上に維持しつつNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比を一時的にリッチに切り換えるようにしている。
この制御をSOx放出のためのリッチ制御と称すると、図8に示されるようにNOx吸蔵触媒14に吸蔵されたSOx量SOXが許容量MAXSを越えたときにSOx放出のためのリッチ制御が行なわれる。その結果、NOx吸蔵触媒14の温度がSOx放出温度TS以上まで高められると共にNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比(A/F)inが一時的にリッチに切り換えられ、SOx吸蔵量SOXが減少される。本発明による実施例では、SOx吸蔵量SOXは例えば機関から排出されるSOx量から算出される。すなわち、機関から単位時間当り排出されるSOx排出量SOXAがアクセルペダル40の踏み込み量Lおよび機関回転数Nの関数として図9に示すようなマップの形で予めROM32内に記憶されており、このSOx排出量SOXAを繰り返し積算することによってSOx吸蔵量SOXが算出される。
さて、本発明による実施例では、NOx放出又はSOx放出のためのリッチ制御を実行すべきときに機関運転状態に基づきリッチ制御実行条件が成立しているか否かが判別され、リッチ制御実行条件が成立していると判別されたときにリッチ制御が実行され、リッチ制御実行条件が不成立と判別されたときにリッチ制御が禁止される。
具体的には、リッチ制御実行条件は第1の実行条件及び第2の実行条件から構成される。まず、第1の実行条件が成立しているか否かが判別される。第1の実行条件が成立していると判別されたときに、第2の実行条件が成立しているか否かが判別される。第2の実行条件が成立していると判別されたときに、NOx放出又はSOx放出のためのリッチ制御が実行される。第1の実行条件又は第2の実行条件が不成立のときにはNOx放出又はSOx放出のためのリッチ制御は実行されない。
本発明による実施例では、NOx吸蔵触媒14の温度TCがあらかじめ定められた設定温度範囲内にありかつ車速があらかじめ定められた設定車速範囲内にあるときに第1の実行条件が成立していると判別され、NOx吸蔵触媒14の温度TCが設定温度範囲外にあるか又は車速が設定車速範囲外にあるときに第1の実行条件が不成立であると判別される。また、機関運転状態があらかじめ定められたリッチ制御許容領域内にありかつ変速機25のギア位置があらかじめ定められた設定ギア位置範囲内にあるときに第2の実行条件が成立していると判別され、機関運転状態がリッチ制御許容領域外にありかつ変速機25のギア位置が設定ギア位置範囲外にあるときに第2の実行条件が不成立であると判別される。本発明による実施例では機関運転状態は機関負荷を表すトルクTRQ及び機関回転数Nの組み合わせにより表される。図10はリッチ制御許容領域AAの一例を示している。
このようにすると、NOx吸蔵触媒14からNOx及びSOxを確実に放出することができる。しかも、このときドライバビリティが低下するのが抑制され、追加の燃料Qaの消費量が低減され、NOx吸蔵触媒14が熱により損傷するのが抑制される。
ところが、リッチ制御実行条件、特に第2の実行条件が成立するか否かは機関運転状態に依存するので、リッチ制御実行条件が長時間に亘り成立しないおそれがある。その結果、リッチ制御を実行する機会が減少するおそれがある。
そこで本発明による実施例では、リッチ制御を実行すべきときに第2の実行条件が不成立と判別されたときには、機関出力一定のもとでギア位置が変更されたと仮定したときに第2の実行条件が成立するギア位置が目標ギア位置として求められる。このことを図11を参照しながら説明する。
図11において、点Pはギア位置がN速段にあるときの機関運転状態を表している。この場合、点Pはリッチ制御許容領域AA外にあり、したがって第2の実行条件が不成立である。この状態において、機関出力一定のもとでシフトアップが行われるとすなわちギア位置が(N+1)速段に変更されると、機関運転状態が点PUに変更される。この点PUはリッチ制御許容領域AA外にあり、したがって第2の実行条件は不成立のままである。これに対し、機関出力一定のもとでシフトダウンが行なわれるとすなわちギア位置が(N−1)速段に変更されると、機関運転状態が点PDに変更される。点PDはリッチ制御許容領域AA内にあり、したがって(N−1)速段が設定ギア位置範囲内にあることを条件として第2の実行条件が成立する。その結果、リッチ制御実行条件が成立する。そこで、図11に示される例では(N−1)速段が目標ギア位置として求められる。
目標ギア位置が求められると、指示器27によりギア位置を目標ギア位置に変更すべきとの指示が車両操作者に対し表示される。次いで、車両操作者がギア位置を目標ギア位置に変更すると、第2の実行条件が成立し、したがってリッチ制御実行条件が成立する。このため、リッチ制御が実行される。その結果、リッチ制御が実行される機会が確保され、NOxを良好に浄化することができる。
したがって、概念的に言うと、リッチ制御を実行すべきときにリッチ制御実行条件が不成立と判別されたときには、機関出力一定のもとでギア位置が変更されたと仮定したときにリッチ制御実行条件が成立するギア位置を求め、指示器を制御してギア位置を求められたギア位置に変更すべきとの指示を車両操作者に対し表示し、車両操作者によりギア位置が求められたギア位置に変更されそれによりリッチ制御実行条件が成立したと判別されたときに、リッチ制御を実行する、ということになる。
ギア位置が変更された後の機関運転状態すなわちトルクTRQ及び機関回転数Nの組み合わせは例えば変更前の機関運転状態、変更前のギア位置でのギア比、及び変更後のギア位置でのギア比から算出される。すなわち、ギア位置変更前のギア比、トルク及び機関回転数をそれぞれR1,TRQ1,N1で表し、ギア位置変更後のギア比、トルク及び機関回転数をそれぞれR2,TRQ2,N2で表すと、ギア位置変更後のトルクTRQ2及び機関回転数N2はそれぞれ(R1/R2)・TRQ1及び(R2/R1)・N1で表される。
なお、図12に示される例では、点PD及び点PUはいずれもリッチ制御許容領域AA外にある。したがって、シフトダウンが行なわれてもシフトアップが行なわれても第2の実行条件は不成立のままである。このように目標ギア位置を求めることができない場合もある。この場合には指示器27による指示の表示は行なわれない。
図13はフラグXNを制御するルーチンを示している。このルーチンは一定時間毎の割り込みによって実行される。
図13を参照すると、ステップ100では図7に示すマップから単位時間当りのNOx排出量NOXAが算出され、NOx排出量NOXAを積算することによってNOx吸蔵量NOXが算出される(NOX=NOX+NOXA)。次いでステップ101ではNOx吸蔵量NOXが許容値MAXNを越えたか否かが判別される。NOX≦MAXNのときには処理サイクルを終了する。NOX>MAXNになるとステップ101からステップ102に進み、フラグXNがセットされる(XN=1)。このフラグXNはNOx放出のためのリッチ制御を実行すべきときにセットされ(XN=1)、それ以外はリセットされる(XN=0)。
図14はフラグXSを制御するルーチンを示している。このルーチンは一定時間毎の割り込みによって実行される。
図14を参照すると、ステップ200では図9に示すマップから単位時間当りのSOx排出量SOXAが算出され、SOx排出量SOXAを積算することによってSOx吸蔵量SOXが算出される(SOX=SOX+SOXA)。次いでステップ201ではSOx吸蔵量SOXが許容値MAXSを越えたか否かが判別される。SOX≦MAXSのときには処理サイクルを終了する。SOX>MAXSになるとステップ201からステップ202に進み、フラグXSがセットされる(XS=1)。このフラグXSはSOx放出のためのリッチ制御を実行すべきときにセットされ(XS=1)、それ以外はリセットされる(XS=0)。
図15は排気浄化制御を実行するためのルーチンを示している。このルーチンは一定時間毎の割り込みによって実行される。
図15を参照すると、ステップ300ではフラグXSがセットされているか否かが判別される。フラグXSがリセットされている(XS=0)とき、すなわちSOx放出のためのリッチ制御を行うべきでないときには次いでステップ301に進み、フラグXNがセットされているか否かが判別される。フラグXNがリセットされている(XN=0)とき、すなわちNOx放出のためのリッチ制御を行うべきでないときには処理サイクルを終了する。フラグXNがセットされている(XN=1)とき、すなわちNOx放出のためのリッチ制御を行うべきときには次いでステップ302に進み、第1の実行条件が成立しているか否かが判別される。第1の実行条件が不成立であると判別されたときには処理サイクルを終了する。第1の実行条件が成立していると判別されたときには次いでステップ303に進み、第2の実行条件が成立しているか否かが判別される。第2の実行条件が成立していると判別されたときには次いでステップ304に進み、NOx放出のためのリッチ制御が行われる。続くステップ305ではNOx放出のためのリッチ制御を終了すべきか否かが判別される。NOx放出のためのリッチ制御を終了すべきでないと判別されたときには処理サイクルを終了する。リッチ制御を終了すべきと判別されたときにはステップ306に進み、フラグXNがリセットされ(XN=0)、NOx吸蔵量NOXがクリアされる(NOX=0)。
一方、ステップ300においてフラグXSがセットされている(XS=1)とき、すなわちSOx放出のためのリッチ制御を行うべきときには次いでステップ307に進み、第1の実行条件が成立しているか否かが判別される。第1の実行条件が不成立であると判別されたときには処理サイクルを終了する。第1の実行条件が成立していると判別されたときには次いでステップ308に進み、第2の実行条件が成立しているか否かが判別される。第2の実行条件が成立していると判別されたときには次いでステップ309に進み、SOx放出のためのリッチ制御が行われる。続くステップ310ではSOx放出のためのリッチ制御を終了すべきか否かが判別される。SOx放出のためのリッチ制御を終了すべきでないと判別されたときには処理サイクルを終了する。リッチ制御を終了すべきと判別されたときにはステップ311に進み、フラグXSがリセットされ(XS=0)、SOx吸蔵量NOXがクリアされる(SOX=0)。次いでステップ306に進み、フラグXNがリセットされ(XN=0)、NOx吸蔵量NOXがクリアされる(NOX=0)。このようにしているのは、SOx放出のためのリッチ制御が行なわれるとNOx吸蔵触媒14からNOxが放出されるからである。
一方、ステップ303又はステップ308において第2の実行条件が不成立であると判別されたときには次いでステップ312に進み、目標ギア位置GPTが算出される。続くステップ313では目標ギア位置GPTを算出できたか否かが判別される。目標ギア位置GPTを算出できなかったときには処理サイクルを終了する。目標ギア位置GPTを算出できたときには次いでステップ314に進み、変速機25のギア位置を目標ギア位置GPTに変更すべきとの指示が指示器27により表示される。車両操作者が指示器27に表示された指示に従ってギア位置を目標ギア位置GPTに変更すると第1の実行条件及び第2の実行条件が成立する。その結果、NOx放出又はSOx放出のためのリッチ制御が開始される。
図16は指示器27の制御を実行するためのルーチンを示している。このルーチンは一定時間毎の割り込みによって実行される。
図16を参照すると、ステップ400では変速機25のギア位置を変更すべきとの指示を指示器27が表示しているか否かが判別される。指示器27が指示を表示していないときには処理サイクルを終了する。指示器27が指示を表示しているときには次いでステップ401に進み、現在のギア位置GPが目標ギア位置GPTに一致しているか否かが判別される。現在のギア位置GPが目標ギア位置GPTに一致していないときには処理サイクルを終了する。現在のギア位置GPが目標ギア位置GPTに一致しているときには次いでステッ402に進み、指示器27による指示の表示が停止される。
次に、本発明による別の実施例を説明する。
本発明による別の実施例では、指示器27は、変速機25のギア位置を変更すべきとの指示に加えて、ギア位置を変更すべきでないとの指示を表示する。すなわち、シフトアップをすべきでないとの指示を表示するときには図17(A)に示されるように上向きランプ27aが例えば赤色に点灯又は点滅され、下向きランプ27bが消灯される。一方、シフトダウンをすべきでないとの指示を表示するときには図17(B)に示されるように下向きランプ27bが例えば赤色に点灯又は点滅され、上向きランプ27aが消灯される。シフトアップ及びシフトダウンの両方をすべきでないとの指示を表示するときには図17(C)に示されるように上向きランプ27a及び下向きランプ27bが例えば赤色に点灯又は点滅される。
さて、リッチ制御が行われているときに変速機25のギア位置が変更されると、機関運転状態が変更される。この場合、変更された機関運転状態がリッチ制御許容領域AA外であるおそれがある。すなわち、図18に示される例では、機関運転状態を表す点Qがリッチ制御許容領域AA内にあるときにシフトダウンが行われると、機関運転状態が点QDに変更される。この点QDはリッチ制御許容領域AA外にあり、したがって第2の実行条件が不成立になる。リッチ制御中にギア位置が設定ギア位置範囲外に変更された場合も第2の実行条件が不成立になる。このようにリッチ制御中にリッチ制御実行条件が不成立になるとリッチ制御が中断されてしまう。
そこで本発明による別の実施例では、NOx放出又はSOx放出のためのリッチ制御が行われているときに機関出力一定のもとでギア位置が変更されたと仮定したときにリッチ制御実行条件が成立するか否かが判別され、リッチ制御実行条件が不成立であると判別されたときには指示器27によりギア位置を変更すべきでないとの指示が車両操作者に対し表示される。その結果、車両操作者がギア位置を変更しなければ、リッチ制御実行条件が成立した状態が維持され、したがってリッチ制御が継続される。
図19は本発明による別の実施例において指示器27の制御を実行するためのルーチンを示している。このルーチンは一定時間毎の割り込みによって実行される。
図19を参照すると、ステップ500では現在リッチ制御が行われているか否かが判別される。リッチ制御が行われていないときには処理サイクルを終了する。リッチ制御が行われているときには次いでステップ501に進み、機関出力一定のもとでシフトアップが行われたと仮定したときの機関運転状態EOCUが推定される。続くステップ502では機関出力一定のもとでシフトアップが行われたと仮定したときに第2の実行条件が不成立であるか否かが、シフトアップが行われたと仮定したときの機関運転状態EOCU及びギア位置に基づいて判別される。シフトアップが行われても第2の実行条件が成立し続けると判別されたときには次いでステップ504にジャンプする。シフトアップが行われると第2の実行条件が不成立になると判別されたときには次いでステップ503に進み、シフトアップをすべきでないとの指示が指示器27により表示される。次いでステップ504に進む。
ステップ504では、機関出力一定のもとでシフトダウンが行われたと仮定したときの機関運転状態EOCDが推定される。続くステップ505では機関出力一定のもとでシフトダウンが行われたと仮定したときに第2の実行条件が不成立であるか否かが、シフトダウンが行われたと仮定したときの機関運転状態EOCD及びギア位置に基づいて判別される。シフトダウンが行われても第2の実行条件が成立し続けると判別されたときには処理サイクルを終了する。シフトダウンが行われると第2の実行条件が不成立になると判別されたときには次いでステップ506に進み、シフトダウンをすべきでないとの指示が指示器27により表示される。
1 機関本体
2 燃焼室
3 燃料噴射弁
13 排気管
14 NOx吸蔵触媒
25 変速機
26 シフトレバー
27 指示器

Claims (7)

  1. 流入する排気ガスの空燃比がリーンのときに排気ガス中のNOxを吸蔵し、流入する排気ガスの空燃比がリッチになると吸蔵しているNOxを放出して還元するNOx吸蔵触媒を機関排気通路内に配置し、NOx吸蔵触媒からNOx又はSOxを放出するために、燃焼行程又は排気行程に燃焼室内に追加の燃料を噴射することによりNOx吸蔵触媒に流入する排気ガスの空燃比を一時的にリッチに切り換えるリッチ制御を行うリッチ制御手段を備え、リッチ制御を実行すべきときに機関運転状態に基づきリッチ制御実行条件が成立しているか否かを判別し、リッチ制御実行条件が成立していると判別されたときにはリッチ制御を実行し、リッチ制御実行条件が不成立と判別されたときにはリッチ制御を禁止する、内燃機関の排気浄化装置において、車両操作者によりギア位置が変更される変速機と、変速機のギア位置の変更に関する指示を車両操作者に対して表示する指示器とを備え、リッチ制御を実行すべきときにリッチ制御実行条件が不成立と判別されたときには、機関出力一定のもとでギア位置が変更されたと仮定したときにリッチ制御実行条件が成立するギア位置を求め、指示器を制御してギア位置を該求められたギア位置に変更すべきとの指示を車両操作者に対し表示し、車両操作者によりギア位置が該求められたギア位置に変更されそれによりリッチ制御実行条件が成立したと判別されたときに、リッチ制御を実行する、内燃機関の排気浄化装置。
  2. 機関運転状態がリッチ制御許容領域内にあるときにリッチ制御実行条件が成立していると判断され、機関運転状態がリッチ制御許容領域外にあるときにリッチ制御実行条件が不成立であると判断される、請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 機関運転状態が機関負荷及び機関回転数により表される、請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 機関運転状態がリッチ制御許容領域内にありかつ変速機のギア位置があらかじめ定められた設定ギア位置範囲内にあるときにリッチ制御実行条件が成立していると判断され、機関運転状態がリッチ制御許容領域外にあるか又は変速機のギア位置が設定ギア位置範囲外にあるときにリッチ制御実行条件が不成立であると判断される、請求項2又は3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 機関運転状態がリッチ制御許容領域内にありかつNOx吸蔵触媒の温度があらかじめ定められた設定温度範囲内にあるときにリッチ制御実行条件が成立していると判断され、機関運転状態がリッチ制御許容領域外にあるか又はNOx吸蔵触媒の温度が設定温度範囲外にあるときにリッチ制御実行条件が不成立であると判断される、請求項2から4までのいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 機関運転状態がリッチ制御許容領域内にありかつ車速があらかじめ定められた設定車速範囲内にあるときにリッチ制御実行条件が成立していると判断され、機関運転状態がリッチ制御許容領域外にあるか又は車速が設定車速範囲外にあるときにリッチ制御実行条件が不成立であると判断される、請求項2から5までのいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. リッチ制御が行われているときに機関出力一定のもとでギア位置が変更されたと仮定したときにリッチ制御実行条件が成立するか否かが判別され、リッチ制御実行条件が不成立であると判別されたときには指示器を制御してギア位置を変更すべきでないとの指示を車両操作者に対し表示する、請求項1から6までのいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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