JP2008057446A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】NOx放出のための添加燃料のすり抜け防止と消費量の低減を図る。
【解決手段】内燃機関の排気通路内に下流側に向けて順に電気加熱式HC吸着触媒12と、燃料添加弁15と、NOx吸蔵触媒14とを配置する。NOx吸蔵触媒14からNOxを放出すべきときにはHC吸着触媒12を電気加熱してHC吸着触媒12に吸着されているHCを蒸発させると共に、不足分を燃料添加弁15から添加する。
【選択図】図9

Description

本発明は内燃機関の排気浄化装置に関する。
流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中に含まれるNOxを吸蔵し流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比又はリッチになると吸蔵したNOxを放出するNOx吸蔵触媒を機関排気通路内に配置し、このNOx吸蔵触媒からNOxを放出させるために微粒子状の燃料を排気ガス中に添加する燃料添加弁をNOx吸蔵触媒上流の機関排気通路内に配置し、燃料添加弁とNOx吸蔵触媒との間にHC吸着酸化触媒を配置した内燃機関が公知である(特許文献1を参照)。この内燃機関ではNOx吸蔵触媒からNOxを放出すべきときに燃料添加弁から添加された燃料を一旦HC吸着酸化触媒に吸着させ、次いでHC吸着酸化触媒に吸着した燃料を徐々に蒸発させてNOx吸蔵触媒に流入する排気ガスの空燃比を長時間に亘り理論空燃比又はリッチに維持するようにしている。
国際公開WO2005/054637 A1
しかしながらこの内燃機関ではHC吸着酸化触媒の温度が低いときには吸着した燃料が十分に蒸発しないために排気ガスの空燃比が理論空燃比又はリッチにならず、一方このとき排気ガスの空燃比を理論空燃比又はリッチにすべく燃料添加弁からの燃料添加量を増大すると今度は一部の添加燃料がNOx吸蔵触媒をすり抜けて大気中に排出されてしまうという問題を生ずる。
上記問題点を解決するために本発明によれば、流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中に含まれるNOxを吸蔵し流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比又はリッチになると吸蔵したNOxを放出するNOx吸蔵触媒を機関排気通路内に配置し、NOx吸蔵触媒からNOxを放出させるために微粒子状の燃料を排気ガス中に添加する燃料添加弁をNOx吸蔵触媒上流の機関排気通路内に配置した内燃機関の排気浄化装置において、燃料添加弁上流の機関排気通路内に電気加熱式HC吸着触媒を配置し、NOx吸蔵触媒からNOxを放出すべきときにはHC吸着触媒を電気加熱してHC吸着触媒に吸着されているHCを蒸発させると共に、不足分を燃料添加弁から添加するようにしている。
NOx吸蔵触媒からNOxを放出すべきときにNOx吸蔵触媒に流入する排気ガスの空燃比を確実に理論空燃比又はリッチにすることができると共に、燃料添加弁から添加すべき燃料量を低減することができる。
図1に圧縮着火式内燃機関の全体図を示す。
図1を参照すると、1は機関本体、2は各気筒の燃焼室、3は各燃焼室2内に夫々燃料を噴射するための電子制御式燃料噴射弁、4は吸気マニホルド、5は排気マニホルドを夫々示す。吸気マニホルド4は吸気ダクト6を介して排気ターボチャージャ7のコンプレッサ7aの出口に連結され、コンプレッサ7aの入口は吸入空気量を検出するためのエアーフローメータ8を介してエアクリーナ9に連結される。吸気ダクト6内にはステップモータにより駆動されるスロットル弁10が配置され、更に吸気ダクト6周りには吸気ダクト6内を流れる吸入空気を冷却するための冷却装置11が配置される。図1に示される実施例では機関冷却水が冷却装置11内に導かれ、機関冷却水によって吸入空気が冷却される。
一方、排気マニホルド5は排気ターボチャージャ7の排気タービン7bの入口に連結され、排気タービン7bの出口は電気加熱式HC吸着触媒12の入口に連結される。またこの電気加熱式HC吸着触媒12の出口は排気管13を介してNOx吸蔵触媒14に連結され、この排気管13内にはミスト状の、即ち微粒子状の燃料を排気ガス中に添加するための燃料添加弁15が取付けられる。本発明による実施例ではこの燃料は軽油からなる。
排気マニホルド5と吸気マニホルド4とは排気ガス再循環(以下、EGRと称す)通路16を介して互いに連結され、EGR通路16内には電子制御式EGR制御弁17が配置される。また、EGR通路16周りにはEGR通路16内を流れるEGRガスを冷却するための冷却装置18が配置される。図1に示される実施例では機関冷却水が冷却装置18内に導かれ、機関冷却水によってEGRガスが冷却される。一方、各燃料噴射弁3は燃料供給管19を介してコモンレール20に連結される。このコモンレール20内へは電子制御式の吐出量可変な燃料ポンプ21から燃料が供給され、コモンレール20内に供給された燃料は各燃料供給管19を介して燃料噴射弁3に供給される。
電子制御ユニット30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35および出力ポート36を具備する。電気加熱式HC吸着触媒12にはHC吸着触媒12の温度の検出するための温度センサ22が配置されこの温度センサ22の出力信号は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。また、NOx吸蔵触媒14にはNOx吸蔵触媒14の前後差圧を検出するための差圧センサ23が取付けられており、この差圧センサ23の出力信号は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。
アクセルペダル40にはアクセルペダル40の踏込み量Lに比例した出力電圧を発生する負荷センサ41が接続され、負荷センサ41の出力電圧は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。更に入力ポート35にはクランクシャフトが例えば15°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ42が接続される。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38を介して燃料噴射弁3、スロットル弁10駆動用ステップモータ、電気加熱式HC吸着触媒12、燃料添加弁15、EGR制御弁17および燃料ポンプ21に接続される。
図2に圧縮着火式内燃機関の別の実施例を示す。この実施例では電気加熱式HC吸着触媒12に供給されるHCの量を増量するために排気マニホルド5内にHC供給弁24が配置されている。
まず初めに図1および図2に示されるNOx吸蔵触媒14について説明すると、これらNOx吸蔵触媒14は三次元網目構造のモノリス担体或いはペレット状担体上に担持されているか、又はハニカム構造をなすパティキュレートフィルタ上に担持されている。このようにNOx吸蔵触媒14は種々の担体上に担持させることができるが、以下NOx吸蔵触媒14をパティキュレートフィルタ上に担持した場合について説明する。
図3(A)および(B)はNOx吸蔵触媒14を担持したパティキュレートフィルタ14aの構造を示している。なお、図3(A)はパティキュレートフィルタ14aの正面図を示しており、図3(B)はパティキュレートフィルタ14aの側面断面図を示している。図3(A)および(B)に示されるようにパティキュレートフィルタ14aはハニカム構造をなしており、互いに平行をなして延びる複数個の排気流通路60,61を具備する。これら排気流通路は下流端が栓62により閉塞された排気ガス流入通路60と、上流端が栓63により閉塞された排気ガス流出通路61とにより構成される。なお、図3(A)においてハッチングを付した部分は栓63を示している。従って排気ガス流入通路60および排気ガス流出通路61は薄肉の隔壁64を介して交互に配置される。云い換えると排気ガス流入通路60および排気ガス流出通路61は各排気ガス流入通路60が4つの排気ガス流出通路61によって包囲され、各排気ガス流出通路61が4つの排気ガス流入通路60によって包囲されるように配置される。
パティキュレートフィルタ14aは例えばコージライトのような多孔質材料から形成されており、従って排気ガス流入通路60内に流入した排気ガスは図3(B)において矢印で示されるように周囲の隔壁64内を通って隣接する排気ガス流出通路61内に流出する。
このようにNOx吸蔵触媒14をパティキュレートフィルタ14a上に担持させた場合には、各排気ガス流入通路60および各排気ガス流出通路61の周壁面、即ち各隔壁64の両側表面上および隔壁64内の細孔内壁面上には例えばアルミナからなる触媒担体が担持されており、図4(A)および(B)はこの触媒担体45の表面部分の断面を図解的に示している。図4(A)および(B)に示されるように触媒担体45の表面上には貴金属触媒46が分散して担持されており、更に触媒担体45の表面上にはNOx吸収剤47の層が形成されている。
本発明による実施例では貴金属触媒46として白金Ptが用いられており、NOx吸収剤47を構成する成分としては例えばカリウムK、ナトリウムNa、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つが用いられている。
機関吸気通路、燃焼室2およびNOx吸蔵触媒14上流の排気通路内に供給された空気および燃料(炭化水素)の比を排気ガスの空燃比と称すると、NOx吸収剤47は排気ガスの空燃比がリーンのときにはNOxを吸収し、排気ガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOxを放出するNOxの吸放出作用を行う。
即ち、NOx吸収剤47を構成する成分としてバリウムBaを用いた場合を例にとって説明すると、排気ガスの空燃比がリーンのとき、即ち排気ガス中の酸素濃度が高いときには排気ガス中に含まれるNOは図4(A)に示されるように白金Pt46上において酸化されてNO2となり、次いでNOx吸収剤47内に吸収されて酸化バリウムBaOと結合しながら硝酸イオンNO3 -の形でNOx吸収剤47内に拡散する。このようにしてNOxがNOx吸収剤47内に吸収される。排気ガス中の酸素濃度が高い限り白金Pt46の表面でNO2が生成され、NOx吸収剤47のNOx吸収能力が飽和しない限りNO2がNOx吸収剤47内に吸収されて硝酸イオンNO3 -が生成される。
これに対し、排気ガスの空燃比がリッチ或いは理論空燃比にされると排気ガス中の酸素濃度が低下するために反応が逆方向(NO3 -→NO2)に進み、斯くして図4(B)に示されるようにNOx吸収剤47内の硝酸イオンNO3 -がNO2の形でNOx吸収剤47から放出される。次いで放出されたNOxは排気ガス中に含まれる未燃HC,COによって還元される。
このように排気ガスの空燃比がリーンであるとき、即ちリーン空燃比のもとで燃焼が行われているときには排気ガス中のNOxがNOx吸収剤47内に吸収される。しかしながらリーン空燃比のもとでの燃焼が継続して行われるとその間にNOx吸収剤47のNOx吸収能力が飽和してしまい、斯くしてNOx吸収剤47によりNOxを吸収できなくなってしまう。そこで本発明による実施例ではNOx吸収剤47の吸収能力が飽和する前にNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比を一時的にリッチにし、それによってNOx吸収剤47からNOxを放出させるようにしている。
ところで排気ガス中にはSOxが含まれており、NOx吸収剤47にはNOxばかりでなくSOxも吸収される。このNOx吸収剤47へのSOxの吸収メカニズムはNOxの吸収メカニズムと同じであると考えられる。
即ち、NOxの吸収メカニズムを説明したときと同様に担体上に白金PtおよびバリウムBaを担持させた場合を例にとって説明すると、前述したように流入排気ガスの空燃比がリーンのときには酸素O2がO2 -又はO2-の形で白金Ptの表面に付着しており、流入排気ガス中のSO2は白金Ptの表面でO2 -又はO2-と反応してSO3となる。次いで生成されたSO3の一部は白金Pt上で更に酸化されつつ吸収剤内に吸収されて酸化バリウムBaOと結合しながら、硫酸イオンSO4 2-の形で吸収剤内に拡散し、安定した硫酸塩BaSO4を生成する。
しかしながらこの硫酸塩BaSO4は安定していて分解しづらく、単に流入排気ガスの空燃比をリッチにしただけでは硫酸塩BaSO4は分解されずにそのまま残る。従ってNOx吸収剤47内には時間が経過するにつれて硫酸塩BaSO4が増大することになり、斯くして時間が経過するにつれてNOx吸収剤47が吸収しうるNOx量が低下することになる。ところがNOx吸蔵触媒14の温度を600℃まで上昇させた状態でNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするとNOx吸収剤47からSOxが放出される。従って本発明による実施例ではNOx吸収剤47からSOxを放出すべきときにはNOx吸蔵触媒14の温度をほぼ600°以上のSOx放出温度まで上昇させた状態でNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするようにしている。
さて、本発明ではNOx吸収剤47からNOx或いはSOxを放出すべきときには燃料添加弁15からミスト状、即ち微粒子状の燃料が添加される。ところがこのように添加された燃料が微粒子状をなしていると添加された一部の燃料がNOx吸蔵触媒14をすり抜けてしまい、このようにNOx吸蔵触媒14をすり抜ける燃料量は添加される燃料量が増大するほど多くなる。この場合、NOx吸蔵触媒14をすり抜ける燃料量が多くなると燃費が悪化するのでNOx吸蔵触媒14をすり抜ける燃料量には限界値が存在する。そこで本発明では燃料添加弁15からの燃料添加量を、NOx吸蔵触媒14をすり抜ける燃料量が限界値以下となる最大許容燃料添加量を越えないように制御している。
ところがこのように燃料添加弁15からの燃料添加量が最大許容燃料添加量を越えないように制御されるとNOxを放出すべきときにNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにしえない場合が発生する。そこで本発明ではこのように燃料添加弁15からの燃料添加量が最大許容燃料添加量を越えないように制御されている場合でも、NOxを放出すべきときにNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにしうるように燃料添加弁15の上流に電気加熱式HC吸着触媒12が設けられている。次にこの電気加熱式HC吸着触媒12の一例について説明する。
図5(A)は電気加熱式HC吸着触媒12の断面図を示しており、図5(B)は電気加熱式HC吸着触媒12の側面断面図を示している。図5(A)および(B)を参照すると電気加熱式HC吸着触媒12は中心電極70と、外筒71と、波形薄板と平板とを同心円状に交互に巻設することにより形成されたヒータ72からなる。この電気加熱式HC吸着触媒12では中心電極70と外筒71間に電圧が印加されると波形薄板と平板との接触部が発熱する、即ちヒータ72が発熱する。
波形薄板および平板上には例えばゼオライトのような細孔構造をもつ比表面積の大きな材料からなるHC吸着剤が担持されており、機関から排出された排気ガス中に含まれる未燃HCはこのHC吸着剤に吸着される。図6に示されるようにこのHC吸着剤に吸着されうる、即ち電気加熱式HC吸着触媒12に吸着されうる最大HC吸着量Wmaxは電気加熱式HC吸着触媒12の温度TCが高くなるにつれて減少する。
図7にNOxおよびSOxの放出制御のタイムチャートを示す。図7を参照すると本発明による実施例ではNOx吸蔵触媒14に吸蔵されているNOx量ΣNOXが許容値NXに達する毎にNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比A/Fが一時的にリッチにされ、それによってNOx吸蔵触媒14からNOxが放出される。更に、本発明による実施例では図7に示されるようにNOx吸蔵触媒14に吸蔵されているSOx量ΣSOXが許容値SXに達したときにはNOx吸蔵触媒14の温度TがSOx放出温度TXまで上昇せしめられ、NOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比がリッチとされる。なお、図7には示していないが本発明による実施例ではパティキュレートフィルタ14a上に堆積した粒子状物質の量が許容量を越えたときには、即ち差圧センサ23により検出されたパティキュレートフィルタ14aの前後差圧が許容値を越えたときには排気ガスの空燃比がリーンのもとでパティキュレートフィルタ14aの温度を上昇させ、それによって堆積した粒子状物質を酸化除去するようにしている。
次に図8から図10を参照しつつ本発明によるNOxおよびSOxの放出制御について説明する。
図8(A)はNOx吸蔵触媒14からNOxを放出すべくNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするのに単位時間当り必要なHC量、即ち燃料量Qoを示している。図8(A)からわかるようにこの燃料量Qoは燃焼室内における燃焼混合気の平均空燃比(A/F)mが大きくなるほど増大する。なお、この燃料量Qoは排気ガス量、即ち吸入空気量の関数でもある。この燃料量Qoは平均空燃比(A/F)mおよび吸入空気量の関数の形で予めROM32内に記憶されている。
図8(B)はNOx吸蔵触媒14をすり抜ける添加燃料量が限界値以下となる最大許容燃料添加量Qmを示しており、前述したように燃料添加弁15からの添加燃料量はこの最大許容燃料添加量Qmを越えないように制御される。図8(B)に示されるようにこの最大許容燃料添加量Qmは排気ガス量、即ち吸入空気量Gaが増大するにつれて減少する。この最大許容燃料添加量Qmも予めROM32内に記憶されている。
図8(C)は縦軸にHC量或いは燃料量Qをとり、横軸に吸入空気量Gaをとって、図8(A)に示される燃料量Qoと図8(B)に示される最大許容燃料添加量Qmとの関係を示している。なお、図8(C)における燃料量Qoは燃焼室内における燃焼混合気の平均空燃比(A/F)mが図8(A)においてXで示される空燃比であるときの値を示している。
さて図8(C)において吸入空気量GaがYで示される量であるときを考えると、このとき燃料添加弁15から最大許容燃料添加量Qmを添加したとしてもNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするためにはHC量又は燃料量がWpだけ不足することになる。そこで本発明では不足しているHC量Wpを電気加熱式HC吸着触媒12から蒸発させたHCによって補うようにしている。逆の言い方をすると、NOx吸蔵触媒14からNOxを放出すべきときにはHC吸着触媒12を電気加熱してHC吸着触媒12に吸着されているHCを蒸発させ、NOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするのに不足している不足燃料分を燃料添加弁15から添加するようにしている。なお、このとき燃料添加弁15から添加される不足燃料分は最大許容燃料添加量Qmを越えないように制御される。
図9はNOx吸蔵触媒14からNOxを放出すべき指令が発せられたときのNOx放出処理のタイムチャートを示している。
図9に示されるようにNOx放出処理指令が発せられたときにHC吸着触媒12に吸着されているHC吸着量Wが目標HC吸着量Wxよりも低いときにはHC吸着触媒12に供給されるHC量が増大せしめられる。この目標HC吸着量Wxは図6に示される最大HC吸着量Wmaxとすることもできるし、不足しているHC量Wpから推定される要求HC吸着量とすることもできる。HC吸着触媒12に供給されるHCの増大作用は、図1に示される実施例では膨張行程末期又は排気行程中に燃料噴射弁3から噴射される追加の燃料によって、図2に示される実施例ではHC供給弁24から供給されるHC、即ち燃料によって行われる。このようなHCの増大作用が行われると図9に示されるようにHC吸着触媒12のHC吸着量Wは急速に増大する。
HC吸着量Wが目標HC吸着量Wxに達するとHC吸着触媒12のヒータ72がオンとされ、斯くして図9に示されるようにHC吸着触媒12の温度TCが上昇を開始する。次いでHC吸着触媒12の温度TCがHC蒸発開始温度TVを越えるとHC吸着触媒12からのHCの蒸発作用が開始され、斯くして図9に示されるように時間を経過するにつれて単位時間当りのHC蒸発量Wpが徐々に増大する。
即ち、本発明では、NOx吸蔵触媒14からNOxを放出すべきときにHC吸着触媒12のHC吸着量が目標HC吸着量Wxに達していないときにはHC吸着触媒12へのHC供給量を増大し、HC吸着触媒12のHC吸着量が目標HC吸着量Wxに達した後に電気加熱作用によるHC吸着触媒12からのHC蒸発作用を開始させるようにしている。
一方、図9にはQoと(Wp+Qm)との関係が示されている。単位時間当りのHC蒸発量Wpと単位時間当りの最大許容燃料添加量Qmとの和(Wp+Qm)がNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするのに単位時間当り必要な燃料量Qoを越えれば燃料添加弁15から燃料を添加することによってNOx吸蔵触媒14をすり抜ける添加燃料量を限界値以下に維持しつつNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにすることができる。従って本発明では図9に示されるように単位時間当りのHC蒸発量Wpと単位時間当りの最大許容燃料添加量Qmとの和(Wp+Qm)がNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするのに単位時間当り必要な燃料量Qoを越えた後に燃料添加弁15から燃料をパルス状に添加するようにしている。
即ち、別の言い方をすると、本発明ではNOx吸蔵触媒14からNOxを放出すべきときには、NOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチとするのに必要な燃料添加弁15からの燃料添加量が最大許容燃料添加量Qm以下となるまでHC吸着触媒12からのHC蒸発量が増大するのを待ち、NOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチとするのに必要な燃料添加弁15からの燃料添加量が最大許容燃料添加量Qm以下となった後に燃料添加弁15から燃料を添加するようにしている。
なお、図9に示されるようにHC吸着触媒12は燃料添加弁15から燃料が添加されるまで電気加熱され、燃料添加弁15からの燃料の添加が完了すると電気加熱作用が停止される。
図10はNOx吸蔵触媒14からSOxを放出すべき指令が発せられたときのSOx放出処理のタイムチャートを示している。
図10に示されるようにSOx放出処理指令が発せられたときにHC吸着触媒12に吸着されているHC吸着量Wが目標HC吸着量Wxよりも低いときにはHC吸着触媒12に供給されるHC量が増大せしめられる。このHCの増大作用が行われると図10に示されるようにHC吸着触媒のHC吸着量Wは急速に増大する。
HC吸着量Wが目標HC吸着量Wxに達するとHC吸着触媒12のヒータ72がオンとされ、斯くして図10に示されるようにHC吸着触媒12の温度TCが上昇を開始する。次いでHC吸着触媒12の温度TCがHC蒸発開始温度TVを越えるとHC吸着触媒12からのHCの蒸発作用が開始され、斯くして図10に示されるように時間を経過するにつれて単位時間当りのHC蒸発量Wpが徐々に増大する。
即ち、本発明では、NOx吸蔵触媒14からSOxを放出すべきときにHC吸着触媒12のHC吸着量が目標HC吸着量Wxに達していないときにもHC吸着触媒12へのHC供給量を増大し、HC吸着触媒12のHC吸着量が目標HC吸着量Wxに達した後に電気加熱作用によるHC吸着触媒12からのHC蒸発作用を開始させるようにしている。
一方、図10にもQoと(Wp+Qm)との関係が示されている。図9を参照しつつ説明したように単位時間当りのHC蒸発量Wpと単位時間当りの最大許容燃料添加量Qmとの和(Wp+Qm)がNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするのに単位時間当り必要な燃料量Qoを越えれば燃料添加弁15から燃料を添加することによってNOx吸蔵触媒14をすり抜ける添加燃料量を限界値以下に維持しつつNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにすることができる。
従って、NOx吸蔵触媒14からSOxを放出させる場合にも図10に示されるように単位時間当りのHC蒸発量Wpと単位時間当りの最大許容燃料添加量Qmとの和(Wp+Qm)がNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするのに単位時間当り必要な燃料量Qoを越えた後に燃料添加弁15からの燃料の添加作用を開始させるようにしている。
また、NOx吸蔵触媒14からSOxを放出させるのに要する時間はNOx吸蔵触媒14からNOxを放出させるのに要する時間に比べてかなり長く、SOx放出時には長時間に亘ってNOx吸蔵触媒14をすり抜ける添加燃料量を限界値以下に維持しつつNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチに維持する必要がある。そこで本発明ではSOx放出時に長時間に亘ってNOx吸蔵触媒14をすり抜ける添加燃料量を限界値以下に維持しつつNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチに維持するためにヒータ72のオン・オフ作用を繰返すことによりHC蒸発量Wpを制御するようにしている。
即ち、SOx放出時にはNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチとするのに必要な燃料添加弁15からの燃料添加量が最大許容燃料添加量Qm以下となった後、NOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチとするのに必要な燃料添加弁15からの燃料添加量が最大許容燃料添加量Qm以下に維持されるようにHC吸着触媒12の温度TCを電気加熱により制御するようにしている。
なお、図10に示されるSOx放出処理方法はNOx放出処理に対しても用いることができる。
図11はHC吸着触媒12に吸着されるHC吸着量の算出ルーチンを示している。
図11を参照するとまず初めにステップ100においてNOx吸着触媒12に単位時間当り吸着されるHC吸着量ΔWが算出される。このHC吸着量ΔWは要求トルクTQおよび機関回転数Nの関数として図12(A)に示すマップの形で予めROM32内に記憶されている。次いでステップ101ではNOx吸着触媒12から単位時間当り蒸発するHC蒸発量Wpが算出される。このHC蒸発量Wpは吸入空気量GaおよびHC吸着触媒12の温度TCの関数として図12(B)に示すマップの形で予めROM32内に記憶されている。
次いでステップ102では次式に基づいて現在HC吸着触媒12に吸着しているHC吸着量Wが算出される。
W←W+ΔW−Wp
次いでステップ103ではHC吸着量Wが目標HC吸着量Wxを越えたか否かが判別され、W>Wmaxのときにはステップ104に進んでHC吸着量Wが目標HC吸着量Wxとされる。
図13はNOx放出処理およびSOx放出処理の指令を発するためのルーチンを示している。
図13を参照するとまず初めにステップ200においてNOx吸蔵触媒14に単位時間当り吸蔵されるNOx量NOXAが算出される。このNOx量NOXAは要求トルクTQおよび機関回転数Nの関数として図14(A)に示すマップの形で予めROM32内に記憶されている。次いでステップ201ではこのNOXAがNOx吸蔵触媒14に吸蔵されているNOx量ΣNOXに加算される。次いでステップ202では吸蔵NOx量ΣNOXが許容値NXを越えたか否かが判別され、ΣNOX>NXとなったときにはステップ203に進んでNOx放出処理をすべき指令が発せられる。この指令が発せられると図15に示すNOx放出処理が実行される。
次いでステップ204ではNOx吸蔵触媒14に単位時間当り吸蔵されるSOx量SOXZが算出される。このSOx量SOXZは要求トルクTQおよび機関回転数Nの関数として図14(B)に示すようなマップの形で予めROM32内に記憶されている。次いでステップ205ではこのSOXZがNOx吸蔵触媒14に吸蔵されているSOx量ΣSOXに加算される。次いでステップ206では吸蔵SOx量ΣSOXが許容値SXを越えたか否かが判別され、ΣSOX>SXとなったときにはステップ207に進んでNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比がリーンのもとでNOx吸蔵触媒14の温度TCをSOx放出温度TXまで上昇させる昇温制御が行われる。次いでステップ208では昇温制御が完了したか否かが判別され、昇温制御が完了したときにはステップ209に進んでSOx放出処理をすべき指令が発せられる。この指令が発せられると図16および図17に示すSOx放出処理が実行される。
次に図15に示すNOx放出処理について説明する。
図15を参照するとまず初めにステップ300においてHC吸着量Wが目標HC吸着量Wxよりも微少量αだけ小さい基準値(Wx−α)よりも大きいか否かが判別される。W≦Wx−αのときにはステップ301に進んでHC吸着触媒12へのHCの供給量が増大せしめられる。次いでステップ302ではHC吸着量WにHC増量による吸着量増大分Wadが加算され、ステップ300に戻る。
一方、ステップ300においてW>Wx−αであると判別されたときにはステップ303に進んでHC吸着触媒12のヒータ72がオンとされる。次いでステップ304ではHC吸着触媒12の温度TCがHC蒸発開始温度TVを越えるまで待つ。TC>TVになるとステップ305に進んで図12(B)に示すマップから単位時間当りのHC蒸発量Wpが算出される。次いでステップ306ではNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするために単位時間当り必要な燃料量Qoが算出され、次いでステップ307では単位時間当りの最大許容燃料添加量Qmが算出される。
次いでステップ308ではHC蒸発量Wpと最大許容燃料添加量Qmとの和(Wp+Qm)が燃料量Qoを越えたか否かが判別される。Wp+Qm≦Qoのときにはステップ305に戻る。一方、Wp+Qm>Qoになるとステップ309に進んで図9に示されるように燃料添加弁15から燃料がパルス状に供給される。次いでステップ310ではヒータ72がオフとされ、ΣNOXがクリアされる。
次に図16および図17に示すSOx放出処理について説明する。
図16および図17を参照するとまず初めにステップ400においてHC吸着量Wが目標HC吸着量Wxよりも微少量αだけ小さい基準値(Wx−α)よりも大きいか否かが判別される。W≦Wx−αのときにはステップ401に進んでHC吸着触媒12へのHCの供給量が増大せしめられる。次いでステップ402ではHC吸着量WにHC増量による吸着量増大分Wadが加算され、ステップ400に戻る。
一方、ステップ400においてW>Wx−αであると判別されたときにはステップ403に進んでHC吸着触媒12のヒータ72がオンとされる。次いでステップ404ではHC吸着触媒12の温度TCがHC蒸発開始温度TVを越えるまで待つ。TC>TVになるとステップ405に進んで図12(B)に示すマップから単位時間当りのHC蒸発量Wpが算出される。次いでステップ406ではNOx吸蔵触媒14に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするために単位時間当り必要な燃料量Qoが算出され、次いでステップ407では単位時間当りの最大許容燃料添加量Qmが算出される。
次いでステップ408では燃料添加を実行すべきであることを示す実行フラグがセットされているか否かが判別される。実行フラグがセットされていないときにはステップ409に進んでHC蒸発量Wpと最大許容燃料添加量Qmとの和(Wp+Qm)が燃料量Qoを越えたか否かが判別される。Wp+Qm≦Qoのときにはステップ405に戻る。一方、Wp+Qm>Qoになるとステップ410に進んで実行フラグがセットされ、次いでステップ411に進む。実行フラグがセットされると次の処理サイクルからはステップ408からステップ411にジャンプする。
ステップ411からステップ414では燃料量Qoに小さな値α1を加算した下限値(Qo+α1)と燃料量Qoに小さな値α2(>α1)を加算した上限値(Qo+α2)との間に(Wp+Qm)を維持するようにヒータ72がオン・オフ制御される。即ち、ステップ411においてWp+Qm>Qo+α2であると判断されるとステップ412に進んでヒータ72がオフとされ、次いでステップ415に進む。一方、ステップ411においてWp+Qm≦Qo+α2であると判断されたときにはステップ413に進み、ステップ413においてWp+Qm<Qo+α1であると判別されたときにはステップ414に進んでヒータ72がオンとされる。次いでステップ415に進む。
ステップ415では図10に示されるように燃料添加弁15から燃料が連続パルスの形で供給される。このときの各パルス状の燃料量は最大許容燃料添加量Qmを越えないように制御される。次いでステップ416ではSOx放出が完了したか否かが判別され、SOx放出が完了していないときにはステップ405に戻る。これに対し、SOx放出が完了したときにはステップ417に進んで実行フラグがリセットされ、ΣSOXおよびΣNOXがクリアされる。
圧縮着火式内燃機関の全体図である。 圧縮着火式内燃機関の別の実施例を示す全体図である。 パティキュレートフィルタの構造を示す図である。 NOx吸蔵触媒の触媒担体の表面部分の断面図である。 電気加熱式HC吸着触媒の構造を示す図である。 最大NOx吸着量Wmaxを示す図である。 NOxおよびSOxの放出処理を示すタイムチャートである。 NOx吸蔵触媒に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするのに単位時間当り必要とされる燃料量Qoと最大許容燃料添加量Qmとを示す図である。 NOx放出処理を示すタイムチャートである。 SOx放出処理を示すタイムチャートである。 HC吸着量Wを算出するためのフローチャートである。 HC吸着量ΔWおよびHC蒸発量Wpのマップを示す図である。 NOx放出処理およびSOx放出処理の指令を発するためのフローチャートである。 吸蔵NOx量NOXAおよび吸蔵SOx量SOXZのマップを示す図である。 NOx放出処理を実行するためのフローチャートである。 SOx放出処理を実行するためのフローチャートである。 SOx放出処理を実行するためのフローチャートである。
符号の説明
4 吸気マニホルド
5 排気マニホルド
7 排気ターボチャージャ
12 電気加熱式HC吸着触媒
14 NOx吸蔵触媒
15 燃料添加弁

Claims (7)

  1. 流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中に含まれるNOxを吸蔵し流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比又はリッチになると吸蔵したNOxを放出するNOx吸蔵触媒を機関排気通路内に配置し、該NOx吸蔵触媒からNOxを放出させるために微粒子状の燃料を排気ガス中に添加する燃料添加弁を該NOx吸蔵触媒上流の機関排気通路内に配置した内燃機関の排気浄化装置において、上記燃料添加弁上流の機関排気通路内に電気加熱式HC吸着触媒を配置し、上記NOx吸蔵触媒からNOxを放出すべきときには該HC吸着触媒を電気加熱してHC吸着触媒に吸着されているHCを蒸発させると共に、不足分を上記燃料添加弁から添加するようにした内燃機関の排気浄化装置。
  2. 上記燃料添加弁から燃料が添加されたときに上記NOx吸蔵触媒をすり抜ける燃料量が限界値以下となる最大許容燃料添加量が予め求められており、燃料添加弁から添加される不足分は該最大許容燃料添加量を越えないように制御される請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 上記NOx吸蔵触媒からNOxを放出すべきときには、NOx吸蔵触媒に流入する排気ガスの空燃比をリッチとするのに必要な燃料添加弁からの燃料添加量が上記最大許容燃料添加量以下となるまで上記HC吸着触媒からのHC蒸発量が増大するのを待ち、NOx吸蔵触媒に流入する排気ガスの空燃比をリッチとするのに必要な燃料添加弁からの燃料添加量が該最大許容燃料添加量以下となった後に燃料添加弁から燃料を添加するようにした請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 上記HC吸着触媒は燃料添加弁から燃料が添加されるまで電気加熱され、燃料添加弁からの燃料の添加が完了すると電気加熱作用が停止される請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. NOx吸蔵触媒に流入する排気ガスの空燃比をリッチとするのに必要な燃料添加弁からの燃料添加量が上記最大許容燃料添加量以下となった後、NOx吸蔵触媒に流入する排気ガスの空燃比をリッチとするのに必要な燃料添加弁からの燃料添加量が上記最大許容燃料添加量以下に維持されるようにHC吸着触媒の温度を電気加熱により制御するようにした請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 上記HC吸着触媒の温度の電気加熱制御はNOx吸蔵触媒からSOxを放出すべきときに行われる請求項5に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. NOx吸蔵触媒からNOx又はSOxを放出すべきときにHC吸着触媒のHC吸着量が目標HC吸着量に達していないときにはHC吸着触媒へのHC供給量を増大し、HC吸着触媒のHC吸着量が目標HC吸着量に達した後に電気加熱作用によるHC吸着触媒からのHC蒸発作用を開始させるようにした請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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