JP2015086572A - 庇 - Google Patents

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Abstract

【課題】見栄えを低下させずに前縁板の樋溝の容積を大きく設定できるようにする。
【解決手段】庇板2の前端縁に沿って上面開口の樋溝51を有する前縁板5が装着されている。前記前縁板5は、樋溝51の溝底53上に庇板2の前端縁に固定される支持板部50が樋溝51の全長にわたって突設されている。溝底53は支持板部50より前側の前底部54aと支持板部50の後側の後底部54bとからなる。樋溝51は支持板部50により前底部54a上の前溝部52aと後底部54b上の後溝部52bとに区分けされる。支持板部50の下部位置には前溝部52aと後溝部52bとを連通させる連通孔56が形成されている。
【選択図】図6

Description

この発明は、建物の外壁面より前方へ張り出すように設けられる庇に関し、この発明は特に、庇板の前端縁に沿って上面開口の樋溝を有する前縁板が取り付けられてなる庇に関する。
従来、その種の庇として、図8に示すように、押出成形により形成された複数本の中空の板材を幅方向に連ねて庇板9が構成されたものがある。前記庇板9は、幅方向の中間に位置する複数本の中空の板材(以下「中間板材」という。)91と、両側に位置する2本の中空の板材(以下「側板材」という。)92,93とで構成されている。各中間板材91および側板材92,93は、図示していないが、隣の板材と側端面を突き合わせるようにして連結することが可能な連結部をそれぞれ備えている。庇板9の後端部は、建物の外壁面に取り付けられた長手状の保持具100により全幅にわたって保持されている(例えば、特許文献1参照)。
庇板9の前端縁には前縁板96が全幅にわたって装着されている。この前縁板96は、庇板9を構成する全ての中間板材91および側板材92,93の前端面に突き当ててビス止めされる。前縁板96には全幅にわたる上面開口の樋溝97が形成されている。樋溝97は両側端が開放されており、各開放端面を塞ぎ板98a,98bにより塞いでいる。各塞ぎ板98a,98bには樋溝97内に溜まった雨水を外部へ放出するための開口部99が設けてある。
特許第3854626号公報
上記した構成の庇において、庇板9の上面を流下する雨水は、庇板9の前端において前縁板96の樋溝97に流れ込む。樋溝97に溜まった雨水は各塞ぎ板98a,98bの開口部99より外部へ放出される。しかし、降水量が多い場合、樋溝97に流れ込んだ雨水は樋溝97の随所から溢れ出るおそれがある。また、張出し量の大きい庇では、降水量がそれ程でなくても、庇板9の上面を流下する雨水は前端部に近づくにつれて多くなるため、樋溝97に流れ込んだ雨水が同様に樋溝97から溢れ出るおそれがある。その種の溢水を防止するには、樋溝97の溝幅と溝深さの少なくとも一方を大きくして樋溝97の容積を大きくする必要があるが、樋溝97の溝幅や溝深さを大きくすると、前縁板96が庇板9の前端縁より前方へ大きく突き出たり、下方へ大きく出っ張ったりして、前縁板96の大きさが殊更目立ち、庇の見栄えを低下させる。
この発明は、上記した問題に着目してなされたもので、見栄えを低下させずに前縁板の樋溝の容積を大きく設定できる庇を提供することを目的とする。
この発明による庇は、庇板の前端縁に沿って上面開口の樋溝を有する前縁板が装着されて成るものであって、前記前縁板は、樋溝の溝底上に庇板の前端縁に固定される支持板部が樋溝の全長にわたって突設されている。前記溝底は前記支持板部より前側の前底部と支持板部の後側の後底部とからなり、前記樋溝は前記支持板部により前底部上の前溝部と後底部上の後溝部とに区分けされるとともに、前記支持板部の下部位置に前溝部と後溝部とを連通させる連通孔が形成されている。
上記した構成の庇では、前縁板の前溝部に相当する部分のみが庇板の前端縁より突出し、後溝部に相当する部分は庇板の前端部の下面に位置するので、前縁板が庇板の前端縁より前方へ大きく突き出たり、下方へ大きく出っ張ったりするのが抑えられ、見栄えを低下させずに樋溝の容積を大きく設定できる。庇板の上面を流下する雨水は、庇板の前端において前縁板の樋溝の前溝部に流れ込んで溜まるが、前溝部は支持板部の連通孔を介して後溝部に連通しているので、前溝部に溜まった雨水が連通孔を通って後溝部へ流出し、その流出量だけ前溝部の液面が下がる。その結果、たとえ降水量が多くても、また、庇の張出し量が大きくても、樋溝から雨水が簡単に溢れ出るようなことはない。
この発明の好ましい実施態様においては、前記前縁板は、前記前底部の前端に上向きに一体形成された前板部と前記後底部の後端に上向きに一体形成された後板部とを備えている。前記後板部は上端縁が庇板の下面に達する高さに形成され、前記前板部は上端縁が後板部の上端縁を越える高さに形成されている。
この実施態様によると、雨水の液面が後板部の上端縁に達するまで雨水は前溝部と後溝部とに分かれて溜められるので、雨水が簡単に樋溝から溢れ出ることはない。
この発明の他の好ましい実施態様においては、前記前縁板は、両側の開放端面がそれぞれ塞ぎ板により塞がれるとともに、前記前溝部に連通する竪樋が連設されている。
この実施態様によると、前縁板の前溝部に流入して溜まった雨水は竪樋により外部へ導出されるので、雨水が両側端の塞ぎ板より溢れ出ることはない。
この発明によると、前縁板の前溝部に流れ込んで溜まった雨水は連通孔を通って後溝部へ流出されるので、その流出量だけ前溝部の液面が下がる結果、たとえ降水量が多くても、また、庇の張出し量が大きくても、樋溝から雨水が簡単に溢れることがない。また、前縁板の前溝部に相当する部分のみが庇板の前端縁より突出し、後溝部に相当する部分は庇板の前端部の下面に位置するので、前縁板が庇板の前端縁より前方へ大きく突き出たり、下方へ大きく出っ張ったりするのが抑えられ、見栄えを低下させずに樋溝の容積を大きく設定できる。
この発明の一実施例である庇の中間部分を省略した平面図である。 図1の庇の側面図である。 庇板の中間部分を省略した正面図である。 中間板材と側板材との連結方法を示す正面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 他の実施例の塞ぎ板が用いられた庇の側面図である。 従来の庇の斜視図である。
図1および図2は、この発明の一実施例である庇1の外観を示している。図示例の庇1は、建物の外壁面10から前方へ張り出すように設置される庇板2と、建物の外壁面10に固着され庇板2を前下がりの姿勢で庇板2の後端部を保持する保持具4と、庇板2の前端縁に沿って全幅にわたって装着される前縁板5とで構成されている。庇板2を構成する各中間板材3および各側板材31,32と前縁板5とはアルミニウムの押出成形により形成されている。なお、図2において、48は保持具4の両側端面に装着される目隠し用の端板、8は前縁板5の後述する樋溝51の両側の開口端面を塞ぐ塞ぎ板である。
庇板2は、図1および図3に示すように、側端面を互いに突き合わせるようにして幅方向へ連結される複数の中間板材3と、両側位置の中間板材3a,3bの外側端面に内側端面を突き合わせるようにして幅方向へ連結される側板材31,32とで構成されている。各中間板材3および各側板材31,32は、上下に対向する上板部21と下板部22との間が全長にわたって中空になっている。
各中間板材3の内部には、左右対称位置に2箇所づつ補強のためのリブ33a,33bが設けられている。また、内側のリブ33aには必要に応じて鉄板製の補強板(図示せず)を縦向きにして挿入することが可能な取付溝34が長さ方向に沿って形成されている。前記補強板は、長さ方向の強度を保つためのもので、中間板材3の厚さおよび長さに応じた幅および長さのものが用いられる。なお、図3において、38はリブ33a,33bに一体形成されたビス止め孔であり、後述する前縁板5を庇板2の前端面にビス止めするのに用いられる。
各中間板材3は、一方の側端部に第1の連結部6を、他方の側端部に第2の連結部7を、それぞれ有している。第1の連結部6と第2の連結部7とは側端面を突き合わせるように互いに連結することが可能である。
また、各側板材31,32のうち、一方の側板材31は内側端部に第2の連結部7を有し、他方の側板材32は内側端部に第1の連結部6を有している。中間板材3の第1の連結部6は他の中間板材3または側板材31の第2の連結部7と互いに連結することが可能である。中間板材3の第2の連結部7は他の中間板材3または側板材32の第1の連結部6と互いに連結することが可能である。
図4は、一側位置の中間板材3aの第1の連結部6の構成と一方の側板材31の第2の連結部7の構成とを示している。なお、中間板材3の第2の連結部7は上記の側板材31の第2の連結部7と同様の構成のものであり、また、他方の側板材31の第1の連結部6は上記の中間板材3の第1の連結部6と同様の構成のものであり、ここでは説明を省略する。
第1の連結部6は、上板部21の側端縁を下方へ直角に折り曲げて形成された嵌合片61と、嵌合片61の下端部を斜め上方へ折り返して形成された係合片62と、係合片62の先端部を折り曲げて形成された当接部63とを一連に備えたものである。
第2の連結部7は、下板部22の側端縁を上方へ直角に折り曲げて形成された嵌合片71と、嵌合片71の上端部を斜め下方へ折り返して形成された係合片72と、係合片72の先端部を折り曲げて形成された当接部73とを一連に備えたものである。
中間板材3aの第1の連結部6と側板材31の第2の連結部7とを連結するには、図4(1)に示すように、中間板材3aと側板材31とを上下にずらせかつ側縁部分を重ねた状態に位置決めした後、図4(2)に示すように、中間板材3aを押し下げるか、側板材31を押し上げるかして、第1の連結部6の嵌合片61と第2の連結部7の嵌合片71とを嵌合させると、図4(3)に示すように、双方の係合片62,72は先端の当接部63,73が突き当たった状態で係合する。なお、図4(3)に示す係合状態で中間板材3aまたは側板材31を上記と反対方向へ押圧すると、係合状態が外れて中間板材3aと側板材31とが分離する。
各側板材31,32の外側端部には、上面開口の樋溝部35がそれぞれ全長にわたって形成されている。この樋溝部35は、庇板2の両側より溢れ出た雨水を流入させて前縁板5の後述する樋溝51まで導く。図示例の樋溝部35は下板部22の側端縁を上板部21の位置まで上方へ直角に折り曲げて形成されているが、このような形状に限定されるものではない。
図5は、庇板2の後端部を全幅にわたって保持する保持具4の構成を示している。図示例の保持具4は、建物の外壁面10に沿ってアンカーボルト110により止め固定される背板部41と、背板部41の前面のほぼ中央部に保持溝40を挟んで上下に対向するように庇板2の全幅に対応する長さに一体形成される一対の保持板部42,43とを備えている。背板部41および保持板部42,43はアルミニウムの押出成形により一体に形成されており、各保持板部42,43は庇板2が前下がりの姿勢となるようにやや下向きになっている。背板部41には、上側の保持板部42の上方位置と上下の保持板部42,43の間とに、アンカーボルト110が挿入されるボルト挿通孔41aがそれぞれ一定間隔毎に横一列に設けられている。
前記保持溝40は、庇板2を構成する各中間板材3および各側板材31,32の後端部を前方より差し込むことが可能な溝幅を有し、前面が全長にわたって開放されている。上側の保持板部42はわずかに上開きとなるように、また、下側の保持板部43はわずかに下開きとなるように、それぞれ背板部41の前面より突出しており、上下の保持板部42,43間の保持溝40は、溝底から溝開口に向けて次第に広がった溝形状になっている。
保持具4は、庇板2の後端部を上方および下方より覆って後述するボルト46Aおよびナット46Bなどが外部から見えないようにするための上カバー44および下カバー45を備えている。上カバー44や下カバー45はアルミニウムの押出型材である。なお、保持具4の両側端面は目隠し用の端板48により塞がれている(図1および図2)。
上下の各保持板部42,43には、長さ方向に沿う複数の対向する位置に、各保持板部42,43を上下に貫通するボルト止め孔42a,43aがそれぞれ形成されるとともに、庇板2を構成する各側板材31,32および各中間板材3の後端部であって保持板部42,43の各ボルト止め孔42a,43aに対応する位置に、ボルト止め孔42a,43aに連通するボルト通し孔36,37が各板材の上板部21および下板部22を貫通して形成されている。
前記のボルト46Aは、上側の保持板部42の上方よりボルト止め孔42aへ挿入され、上側の保持板部42のボルト止め孔42a、側板材31,32または中間板材3のボルト通し孔36,37、および下側の保持板部43のボルト止め孔43aを一連に貫通する。下側の保持板部43の下方へ突出したボルト46Aの先端部にはナット46Bがネジ込まれて締め付けられる。
各保持板部42,43は可撓性を有し、ボルト46Aおよびナット46Bによる内向きの締付力が作用したとき、内側へわずかに撓んで弾性変形するようにその厚みや突出長さが設定されている。ナット46Bを締め付けた状態のとき、上下の保持板部42,43は内側へわずかに撓んで弾性変形するもので、各保持板部42,43は庇板2を構成する側板材31,32や中間板材3の上板部21および下板部22にかなり広範囲にわたり接触して各板材を挟持する。
なお、図5において、111は上カバー44の上端縁と建物の外壁面10との間に庇板2の全幅にわたって嵌め込まれるコーキング材、112は上カバー44の下端縁と庇板2の上面との間に庇板2の全幅にわたって嵌め込まれるコーキング材である。これらのコーキング材111,112によって雨水の浸入が阻止される。また、47は前記端板48,49をビス止めするために上下の各カバー44,45に設けられたビス止め孔である。
図6は、庇板2の前端縁に沿って全幅にわたって装着される前縁板5を示している。この前縁板5は、全長にわたる上面開口の樋溝51を有しており、樋溝51の溝底53上に庇板2の前端面にビス止めにより固定される支持板部50が樋溝51の全長にわたって突設されている。樋溝51の溝底53は支持板部50より前側の前底部54aと支持板部50より後側の後底部54bとからなり、樋溝51は支持板部50によって前底部54a上の前溝部52aと後底部54b上の後溝部52bとに区分されている。
前溝部52aの上面の開口面は庇板2の上面の前端の下方に位置し、庇板2の上面を流下してきた雨水が前溝部52aに流れ込むようになっている。支持板部50は、上端部の複数個所が庇板2の前端面にビス57によりそれぞれ止め固定されている。各ビス57は、支持板部50に形成されたビス通し孔(図示せず)へ挿入され、庇板2を構成する各中間板材3および各側板材31,32に一体に形成されている前記のビス止め孔38にネジ込まれる。
支持板部50と庇板2の前端面との間には、各中間板材3および各側板材31,32の中空内部を流下してきた雨水と、両側板材31,32の樋溝部35を流下してきた雨水とを流出させる隙間55が形成されている。この隙間55は後溝部52bの上方に位置しており、中間板材3および側板材31,32の中空内部を流下してきた雨水と、側板材31,32の樋溝部35を流下してきた雨水とが隙間55から後溝部52bに流れ込むようになっている。
前底部54aの前端部には上向きの前板部58が、後底部54bの後端部には上向きの後板部59が、それぞれ溝底53と一連に形成されている。後板部59は、下方への出っ張りを目立たなくするために、後底部54bに対して鈍角α(実施例ではα=147度)に形成されている。後板部59は上端縁が庇板2の下面に達する高さに形成されている。前板部58は、前方への突き出しを目立たなくするために、前底部54aに対して直角に近い鈍角β(例えばβ=100度)に形成されている。前板部58は上端縁が後板部59の上端縁を越える高さに設定されている。
支持板部50の下端部には前溝部52aと後溝部52bとを連通させる複数個の連通孔56が一定間隔毎に形成されている。前溝部52aに溜まる雨水と後溝部52bに溜まる雨水とは、液面の高い方から低い方へ流れ込むもので、これにより樋溝51からの溢水が抑えられている。前溝部52aおよび後溝部52bより成る樋溝51の両側端は塞ぎ板8により塞がれ、樋溝51の前底部54aには前溝部52aと連通する竪樋11が連設されている。
なお、この実施例の塞ぎ板8は、図2に示すように、樋溝51に溜まった雨水が塞ぎ板8より溢れ出ないように樋溝51の上面の開口面にまで達する高さのものを用いているが、図7に示すように、樋溝51に溜まった雨水が過剰なときには両端部より溢れさせて放出し得るように高さの低い溢水部81を設けてもよい。
また、この実施例では、側板材31,32の樋溝部35は庇板2の前端において隙間55を介して前縁板5の後溝部52bと連通させているが、支持板部50の両側端部を側板材31,32の樋溝部35に相当する幅だけに切り欠いて樋溝部35の前端を開放することもできる。
上記した構成の庇では、前縁板5の前溝部52aに相当する部分のみが庇板2の前端縁より突出し、後溝部52bに相当する部分が庇板2の前端部の下面に位置するので、前縁板5が庇板2の前端縁より前方へ大きく突き出たり、下方へ大きく出っ張ったりするのが抑えられており、見栄えが低下することなく樋溝51の容積が大きくなっている。
上記した構成の庇1において、庇板2の上面を流下してきた雨水は前端より前縁板5の樋溝51の前溝部52aに流れ込み、中間板材3および側板材31,32の中空内部を流下してきた雨水は各板材の前端より前縁板5の樋溝51の後溝部52bに流れ込む。また、両側板材31,32の樋溝部35に流れ込んだ雨水は樋溝部35を流下し、前端より前縁板5の樋溝51の後溝部52bに流れ込む。
前溝部52aへの雨水の流入量は後溝部52bへの雨水の流入量より多いが、前溝部52aと後溝部52bとは連通孔56により連通しているので、前溝部52aの水位と後溝部52bの水位とが同じになるように、前溝部52aに溜まった雨水は連通孔56より後溝部52bへ流出し、その流出量だけ前溝部52aの液面が下がり、前溝部52aより雨水が溢れ出るのが抑えられる。
また、庇板2を構成する両側板材31,32の外側端部に樋溝部35が設けられているので、庇板2の両側より溢れ出た雨水は樋溝部35に流れ込み、庇板2の下面に雨水が回り込んで随所で滴下することもない。
なお、上記の実施例では、庇板2は複数本の中空の板材3,31,32を幅方向に連ねて構成されたものであるが、この発明に係る前縁板5は、そのような構造の庇板に限らず、一枚ものの庇板など、種々の庇板に用いることができることはいうまでもない。
また、上記の実施例では、樋溝51を構成する前溝部52aと後溝部52bとに雨水が流入するように構成されているが、いずれか一方(例えば前溝部52a)にのみ雨水が流入するように構成してもよい。
1 庇
2 庇板
5 前縁板
8 端板
50 支持板部
51 樋溝
52a 前溝部
52b 後溝部
53 溝底
54a 前底部
54b 後底部
56 連通孔

Claims (3)

  1. 庇板の前端縁に沿って上面開口の樋溝を有する前縁板が装着されて成る庇において、前記前縁板は、樋溝の溝底上に庇板の前端縁に固定される支持板部が樋溝の全長にわたって突設されており、前記溝底は前記支持板部より前側の前底部と支持板部の後側の後底部とからなり、前記樋溝は前記支持板部により前底部上の前溝部と後底部上の後溝部とに区分されるとともに、前記支持板部の下部位置に前溝部と後溝部とを連通させる連通孔が形成されて成る庇。
  2. 前記前縁板は、前記前底部の前端に上向きに一体形成された前板部と、前記後底部の後端に上向きに一体形成された後板部とを備え、前記後板部は上端縁が庇板の下面に達する高さに形成され、前記前板部は上端縁が後板部の上端縁を越える高さに形成されている請求項1に記載された庇。
  3. 前記前縁板は、両側の開放端面がそれぞれ塞ぎ板により塞がれるとともに、前記前溝部に連通する竪樋が連設されている請求項1または2に記載された庇。
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