JP2015085908A - 車両用窓 - Google Patents

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Abstract

【課題】換気機能付きであって、換気部の存在が乗客にとって一目で判り、乗客が半着席した状態でも容易に換気部を開閉操作でき、換気部による窓外枠や車両構体の窓用開口部の構造複雑を回避でき、窓としての意匠的効果にも優れる車両用窓を提供する。
【解決手段】窓本体1の窓ガラス10に開口部10aが形成され、開口部10aに手動操作で開閉可能な換気用小窓3が装着されてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両の如き軌道車両の側面に設けられる車両用窓、特に換気機能付きの車両用窓に関する。
従来、鉄道車両の側窓には固定窓が多用されているが、固定窓では、車内の空調温度が高過ぎる場合や低過ぎる場合に乗客は我慢を強いられる上、悪天候や事故等によって停電して長時間停車する事態に陥った際、空調の停止で車内が換気されないため、気分が悪くなったり体調不良を訴える乗客が出てくることが避けられない。
そこで、近年においては、新幹線等の高速走行車両を除いて、旅客車両の側窓の一部に下降窓(特許文献1,2)や上段下降式の二段窓を採用することも多くなっている。前者の下降窓は、窓本体が窓外枠の両側に設けたガイド溝に昇降自在に嵌合すると共に、窓外枠の下部に戸袋を備えており、窓本体の上縁に設けた手掛け部に手指を掛けて該窓本体を押し下げ、その下部を戸袋に入り込ませることで、窓上部が開放するようになっている。また、後者の上段下降式の二段窓は、上段側の下降窓部と下段側の固定窓部とで構成されており、下降窓部の上縁左右両側に取り付けた掛止レバーを両手の指で押し下げて窓枠に対する掛止を解除し、その状態で該下降窓部を下降操作させることで窓上部が開放するようになっている。
特開平9−109881号公報(図1) 特開2003−291806号公報(図1)
しかしながら、通常の旅客車両における前記下降窓の手掛け部や二段窓の掛止レバーは荷棚に近い位置になるため、乗客にとって窓を下降して開放できることが判りにくい上、位置的に開閉操作しにくく、着席している乗客の場合は立ち上がって操作する必要があり、特に広幅の窓になると更に操作しにくいという難点があった。
本発明は、上述の事情に鑑みて、車両用窓として、換気機能付きであって、その換気部の存在が乗客にとって一目で判る上、乗客が半着席した状態でも容易に換気部を開閉操作でき、また該換気部による窓外枠や車両構体の窓用開口部の構造複雑を回避でき、窓としての意匠的効果にも優れるものを提供することを目的としている。
上記目的を達成するための手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明に係る車両用窓は、窓本体1の窓ガラス10に開口部10aが形成され、この開口部10aに手動操作で開閉可能な換気用小窓3が装着されてなる構成としている。
請求項2の発明は、上記請求項1の車両用窓において、換気用小窓3は、窓ガラス10の開口部10aに嵌着した小窓枠31に、開閉板体30が該窓ガラス10に沿う閉鎖姿勢と車内側へ傾斜状態に張出する開放姿勢とに転換可能に嵌装されてなるものとしている。
請求項3の発明は、上記請求項1又は2の車両用窓において、窓本体1が下降開放式もしくは上昇開放式の昇降窓であり、その開放状態において窓面に露呈する窓ガラス10の領域に換気用小窓3を有してなるものとしている。
請求項4の発明は、上記請求項3の車両用窓において、換気用小窓3の小窓枠31の車内側に昇降窓用の手掛け部15が形成されてなるものとしている。
請求項5の発明は、上記請求項1〜4のいずれかの車両用窓において、開閉板体30が透明性材料からなるものとしている。
次に、本発明の効果について、図面を参照して説明する。まず、請求項1の発明に係る車両用窓では、窓本体1の窓ガラス10の開口部10aに換気用小窓3を備えており、その位置が窓ガラス10の上縁よりも低位になるため、乗客は該換気用小窓3の存在を一目で認識できる。従って、車内の空調温度が高過ぎたり、逆に低過ぎたり、また何らかの要因で停電して長時間停車する事態に陥ったりした場合に、乗客自ら換気用小窓3を開放し、車内に外気を取り入れて換気できる上、位置的に乗客が半着席した状態でも該換気用小窓3の開閉操作を容易に行える。加えて、換気用小窓3は窓本体1の窓ガラス10自体に設けられるものであり、窓本体1を組み付ける窓外枠2及び車両構体4の窓用開口部には該換気用小窓3用としての各別な取付構造が不要であるから、窓外枠2及び車両構体4の構造複雑化とそれに伴う組付け施工の手間増大を回避できる。更に、この車両用窓は、窓ガラス10面に換気用小窓3が存在する独特な形態で、外観体裁もよく、窓としての高い意匠的効果が得られる。
請求項2の発明によれば、換気用小窓3の開閉板体30が該窓ガラス10に沿う閉鎖姿勢から車内側へ傾動して傾斜状態の開放姿勢に転換するから、その開放姿勢で換気用小窓3の略幅全体で外気を取り入れることができて高い換気効率が得られることに加え、車外へ手を出したりゴミ等を投棄することが難しくなるという利点がある。
請求項3の発明によれば、窓本体1が下降開放式もしくは上昇開放式の昇降窓であり、その開放状態において窓面に露呈する窓ガラス10の領域に換気用小窓3を有するから、窓本体1の昇降による窓上部又は窓下部の開放による換気と、換気用小窓3の開放による換気とを乗客が任意に選択できると共に、両方の開放によって換気効率を更に高めることも可能である。
請求項4の発明によれば、窓本体1が下降開放式もしくは上昇開放式の昇降窓である構成において、小窓枠31の車内側に昇降窓用の手掛け部15を有するから、窓本体1の昇降に際して該手掛け部15によって容易に昇降操作できる。
請求項5の発明によれば、換気用小窓3の開閉板体30が透明性材料からなるため、該換気用小窓3による視野の妨げが少なく、窓本体1の全体で車外の展望が得られるという利点がある。
本発明の第一実施形態に係る車両用窓の車内側からの正面図である。 同車両用窓の窓外枠に対する取付状態を示し、(a)は図1のX−X線における中間二か所を省略した矢視断面図、(b)は(a)で省略した下側中間一か所の同X−X線における矢視断面図である。 同車両用窓の窓外枠に対する取付状態を図1のY−Y線における矢視方向で示す横断平面図である。 同車両用窓の換気用小窓を示し、(a)は閉鎖姿勢の縦断側面図、(b)は開放姿勢の縦断側面図である。 同換気用小窓の開閉に伴う同弾発バネの接点間の距離変化を示す模式図である。 同換気用小窓の小窓枠に昇降窓の昇降操作用手掛け部を設けた状態を示す要部の縦断側面図である。 本発明の第二実施形態に係る車両用窓の車内側からの正面図である。 同車両用窓における換気用小窓を示し、(a)は閉鎖姿勢の縦断側面図、(b)は開放姿勢の縦断側面図である。
以下に、本発明に係る車両用窓の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。なお、図1〜図6は第一実施形態、図7及び図8は第2実施形態を示すが、両実施形態において共通する構成部分には形状の異同に関わらず同一符号を付している。
第一実施形態の車両用窓は、図1に示すように、窓外枠2に矩形の窓本体1が昇降可能に嵌装された下降開放式の昇降窓であり、該窓本体1の窓ガラス10のやや上部側に横長矩形の換気用小窓3が設けられている。また、窓外枠2の下位には戸袋24が連設され、窓本体1と窓外枠2及び戸袋24とで、全体として昇降窓ユニットを構成している。そして、この昇降窓は、窓本体1を下降させることにより、その下部が戸袋24に入り込む形で、窓本体1の上枠11及び換気用小窓3が図示仮想線で示す位置になる状態を下降限として、窓上部が開放するようになっている。
窓本体1は、図2及び図3に示すように、車内外に突出する手掛け部11aを一体形成したアルミ押出型材からなる上枠11と、車内外両面にモヘアタイプシール材14を貼着したアルミ押出型材からなる下枠12と、硬質ゴム成形物からなる左右側枠13,13とで構成される矩形枠内に、窓ガラス10が嵌装されてなる。そして、該窓本体1の左右側枠13,13が窓外枠2の左右側枠23,23に設けた昇降ガイド溝25に摺動自在に嵌合している。また、下枠12は下向きに開放した溝部12aを備え、該溝部12aの左右方向中央位置に嵌着された係止部材16の係止ピン16aが車内側へ突出すると共に、該下枠12の左右両端部が窓外枠2の左右側枠23,23に嵌装したバランサー26に係着されている。
窓外枠2の上枠21は、車内側枠材21a及び車外側枠材21bと縦断面h字状の取付用枠材21cとからなり、取付用枠材21cを介して車内側枠材21aと車外側枠材21bがねじ止め連結されると共に、車両構体4の角筒状上枠41に対して該取付用枠材21cをねじ止め固定している。また、下枠22は、車内側枠材22a及び車外側枠材22bからなり、車内側枠材22aが戸袋24の車内側上枠材24aの上縁に嵌合すると共に、車外側枠材22bが戸袋24の車外側上枠材24bにねじ止め固定されている。更に、左右の各側枠23は、車内側枠材23a及び車外側枠材23bと横断面Z字状の取付用枠材23cとで構成され、取付用枠材23cを介して車内側枠材23aと車外側枠材23bがねじ止め連結されると共に、車両構体4の角筒状側枠43に対して該取付用枠材23cをねじ止め固定している。一方、戸袋24は、その縦断面逆h字状をなす下枠材24cにおいて、車両構体4の角筒状下枠42にねじ止め固定されている。なお、窓外枠2及び戸袋24を構成する各枠材は、いずれもアルミ押出型材からなる。
戸袋24内には、車内側上部の左右方向中央位置に、窓本体1を昇降上限の窓閉鎖位置で保持するための窓下がり止め機構7を備えている。この窓下がり止め機構7は、ばね力によって支持方向に付勢された回動支持板71の係止凹部72に、窓本体1側の係止部材16の係止ピン16aを係合することで、窓本体1を昇降上限で支承して保持すると共に、該窓本体1の下降操作に伴う負荷が所定値を越えた際に該回動支持板71がばね力に抗して回動し、これに伴って係止ピン16aの係合が外れて該窓本体1を下降可能とするものである。また、戸袋24の下部の左右両側には、窓本体1を昇降下限で支承するゴム製受け材27が下枠材24cに止着されている。そして、戸袋24の車内側上枠材24aと下枠材24cとの間には点検用扉28が設けられると共に、車外側上枠材24bと下枠材24cとの間には幕板29が張設されており、下枠材24cの左右方向中央には排水パイプ24dが固着されている。
窓本体1の窓ガラス10に設けた換気用小窓3は、図2(b)と図3及び図4で示すように、該窓ガラス10の開口部10aに横長矩形の小窓枠31が接着層aを介して固着され、この小窓枠31に透明ガラス板からなる開閉板体30が下縁側で枢支されて車内側へ内倒し可能に嵌装されてなる。
換気用小窓3の開閉板体30は、その車内側面の上部側の左右方向中央部に、球状の摘み32が車外側から該開閉板体30に貫通させた取付ネジ32a及び座板32bを介して止着されると共に、下縁側が保持枠材33の溝部33aにシール剤sを介して嵌着されている。なお、開閉板体30と取付ネジ32aの板状頭部及び座板32bとの間にもシール剤sが介在している。そして、保持枠材33は、アルミ押出型材からなり、下端から車外側へ斜め下向きに突出する環状枢支部33bと、車内側の側面下部に位置するバネ受け溝33cとが、それぞれ全長にわたって形成されている。
小窓枠31は、各々断面L字形の2枠材を断面Z字状に係合した上枠31a及び左右側枠31b,31bと、断面略Y字形で車内外幅が広い下枠31cとで構成されている。そして、上枠31a及び左右側枠31b,31bの車内側面にはクッションを兼ねた封止ゴム材34が嵌着されている。また、小窓枠31の左右両側では、図3に示すように、各側枠31bと窓ガラス10の開口縁との間にスペーサー35が介装されている。なお、上枠31a及び左右側枠31b,31bの各2枠材と下枠31cは、いずれもアルミ押出型材からなる。
小窓枠31の下枠31cは、車外側と車内側の両立ち上げ壁部311,312間で上向き開放する溝部313を構成し、該溝部313内の車外側寄りの位置に、開閉板体30の保持枠材33が環状枢支部33bに挿嵌した枢軸37を介して傾動可能に枢着されている。また、該下枠31cの車内側立ち上げ壁部312には、上端で上向きに開放したストッパー取付溝312aと、内面側の中間高さに位置して凹陥したバネ受け溝312bとが、それぞれ全長にわたって形成されており、そのストッパー取付溝312aにストッパーゴム36が嵌着されている。
しかして、小窓枠31に嵌装した開閉板体30における保持枠材33のバネ受け溝33cと、該小窓枠31の下枠31cのバネ受け溝312bとの間には、弾発バネ5が介装されている。そして、開閉板体30は、該弾発バネ5の弾発力により、図4(a)の如く窓ガラス10に沿って直立して外面側周辺部を小窓枠31の封止ゴム材34に密接した閉鎖姿勢と、図4(b)の如く車内側へ内倒れして内面側下部を小窓枠31のストッパーゴム36に当接した開放姿勢との、両姿勢で安定に自己保持される。
すなわち、小窓枠31側の枢支溝部311bと開閉板体30側の支点凸部33cとの嵌合による枢支点をO、弾発バネ5の小窓枠31側のバネ受け溝312bに対する接点をF、該弾発バネ5の開閉板体30側のバネ受け溝33dに対する接点をPとして、図5に示すように、枢支点Oと接点Pとの距離は開閉板体30の傾動姿勢に関わらず一定になるが、接点Fと接点Pとの距離は変化する。ここで、開閉板体30の閉鎖姿勢での該接点PをPs、同開放姿勢での該接点PをPo、閉鎖姿勢と開放姿勢の中間における該接点PをPmとすれば、枢支点Oと接点Fを結ぶ直線(図示一点鎖線)に対して接点Psは上位、同じく接点Poは下位になるから、接点Ps−F間の距離L1及び接点Po−F間の距離L2よりも両姿勢の移行区間である接点Pm−F間の距離L3は短くなる。つまり、L1>L3,L2>L3であり、閉鎖姿勢及び開放姿勢に対して両姿勢の移行区間では弾発バネ5が弾発力に抗して更に圧縮されることになるから、該弾発バネ5を強制的に圧縮させる力を加えない限りは両姿勢の転換を生じない。
なお、弾発バネ5としては、開閉板体30側のバネ受け溝33cと小窓枠31側のバネ受け溝312bとの間に配置して弾発付勢し得るものであれば,特に形態的な制約はなく、バネ鋼線を様々な形に折曲加工した線条バネや平板状又は湾曲状の板バネ等、種々のバネ材を使用できる。また、両バネ受け溝33c,312b間に介在させる弾発バネ5の数と配置間隔についても、種々設定できる。
図6は、小窓枠31の下枠31cにおける車内側立ち上げ壁部312の外面に、縦断面L字形をなす昇降窓用の手掛け部15をねじ止めした構成を示している。この場合、該手掛け部15に手を掛けて窓本体1を昇降操作できるから、該窓本体1の上枠11における手掛け部11a〔図2(a)参照〕を省略しても差し支えない。
上記構成の車両用窓では、窓本体1の窓ガラス10に換気用小窓3を備え、その位置は自ずと窓ガラス10の上縁よりも低位になるから、乗客が該換気用小窓3の存在を一目で認識できる。従って、車内の空調温度が乗客にとって高過ぎたり、逆に低過ぎたり、また何らかの要因で停電して長時間停車する事態に陥ったりした場合に、乗客自ら換気用小窓3の開閉板体30の摘み32を掴んで手前に引けば、該開閉板体30が内倒れして開放姿勢になるから、該換気用小窓3を通して車内に外気を取り入れて換気できる。また、換気用小窓3は、位置的に乗客が半着席した状態でも開閉操作を容易に行えるという利点もある。加えて、換気用小窓3は窓本体1の窓ガラス10自体に設けられ、窓本体1を組み付ける窓外枠2側および車両構体4側には該換気用小窓3用としての各別な取付構造が不要であるから、該換気用小窓3を設けることによる窓外枠2および車両構体4の窓用開口部の構造複雑化とそれによる組付け施工の手間増大も回避される。更に、この車両用窓は、窓ガラス10面に換気用小窓3が存在する独特な形態であって、且つ図1から明らかなように外観体裁もよいから、窓としての高い意匠的効果が得られる。
このような換気用小窓3は、上記第一実施形態のような下降開放式の昇降窓の窓ガラス10に限らず、逆に窓本体を上昇させることで窓下部が開放する上昇開放式の昇降窓の窓ガラス、上段又は下段が昇降可能な二段窓における固定側の窓ガラス、固定窓や引き窓の窓ガラス等にも、同様に設けることができる。なお、上昇開放式の昇降窓でも、換気用小窓3は窓本体の窓ガラスにおける開放状態で窓面に露呈する領域に設けることは言うまでもない。
しかして、第一実施形態で例示した下降開放式や上昇開放式の昇降窓における窓本体1の窓ガラス10に換気用小窓3を設けた場合、窓本体1の昇降による窓上部又は窓下部の開放による換気と、換気用小窓3の開放による換気とを乗客が任意に選択できると共に、両方の開放によって換気効率を更に高めることも可能である。また、これら昇降窓において、図6で例示したように、小窓枠31に該昇降窓用の手掛け部15を設ければ、該手掛け部15によって窓本体1を容易に昇降操作できるから、従来の上昇開放式の昇降窓における窓本体の上縁部に設けていた手掛け部や、下降開放式の昇降窓における窓本体の下縁部左右両側に設けていたレバー式ロック装置を省略できる上、これらが窓本体の上縁部や下縁部に存在することによる操作の困難性を解消できるという利点がある。
一方、換気用小窓3としては、第一実施形態で例示したように開閉板体30が車内側へ倒れて開放する内倒し方式以外に、逆に車外側へ倒れて開放する外倒し方式、枢支側を上にして車内側へはね出して開放する内はね方式、逆に車外側へはね出して開放する外はね方式、横にスライドさせて開放する引き窓方式、車内側へ扉状に開いて開放する扉方式等、種々の開閉方式を採用できる。ただし、引き窓方式では換気用小窓3の左右幅に対して開放時の左右幅が1/2以下になるため、換気効率が悪いという難点がある。一方、特に内倒し方式や内はね方式として、開閉板体30が窓ガラス10に沿う閉鎖姿勢から車内側へ傾斜状態に張出した開放姿勢に転換する構成では、その開放姿勢で換気用小窓3の略幅全体で外気を取り入れることができ、もって高い換気効率が得られることに加え、開閉板体30が車内側へ傾斜してせり出す開放姿勢であるため、車外へ手を出したりゴミ等を投棄することが難しくなるという利点もある。
更に、第一実施形態のように、小窓枠31と開閉板体30との間に弾発バネ5を介装し、この弾発バネ5の小窓枠31側の接点Fと開閉板体30側の接点Pとの距離が、開閉板体30の閉鎖姿勢及び開放姿勢に対して両姿勢の移行区間で短くなるように設定すれば、該弾発バネ5の弾発力により、開閉板体30が閉鎖姿勢及び開放姿勢において自己保持されるから、両姿勢の各々において開閉板体30を小窓枠31に掛止させる各別な掛止機構および掛止・解除操作を要さず、それだけ製作コストが低減されると共に開閉板体30の開閉操作も容易となる。
第二実施形態の車両用窓は、図7に示すように、窓本体1が矩形の窓枠20に窓ガラス10を嵌装された固定窓であり、その窓ガラス10のやや上部側に横長矩形の換気用小窓3が設けられている。
この換気用小窓3は、図8で示すように、該窓ガラス10の開口部10aに横長矩形の小窓枠31が接着層aを介して固着され、前記第一実施形態と同様に、該小窓枠31に透明ガラス板からなる開閉板体30が下縁側で枢支されて車内側へ内倒し可能に嵌装されているが、小窓枠31に対して該開閉板体30をロックするための手動ロック機構6を備えている。そして、開閉板体30は、その下縁側が保持枠材33の溝部33aにシール剤sを介して嵌着されているが、該保持枠材33が枢軸37を介して小窓枠31の下枠31aに傾動可能に枢着されると共に、車内側面上部の左右方向中央位置に、手動ロック機構6のレバー保持枠60がクッション層61を介して複数箇所で貫通ボルト8aとナット8bによって取り付けられている。なお、開閉板体30の車外側面にはボルト止めのための裏板9aがクッション層9bを介して当接されている。
また、小窓枠31は、四周が断面L字形のアルミ押出型材にて構成される矩形の外枠部38に、矩形の内枠部39が内嵌してボルト止めされてなる。そして、上枠31a及び左右側枠31b,31bは、いずれも内枠部39が断面L字形のアルミ押出型材にて構成され、前記第一実施形態と同様に、各々の車内側に臨む面にクッションを兼ねた封止ゴム材34が嵌着されている。また、下枠31cは、内枠部39が断面略U字形のアルミ押出型材からなり、前記第一実施形態と同様に、車内側立ち上げ壁部312の上端のストッパー取付溝312aにストッパーゴム36が嵌着されている。
手動ロック機構6のレバー保持枠60は、左右側壁60b、60b間に枢軸62が橋架されており、この枢軸62に縦断面略Z字状をなす操作レバー63が上端部の左右両側で回動自在に枢着されると共に、該枢軸62の中間部には前壁部60aと操作レバー63の上部との間を弾発付勢するコイルスプリング64が嵌装されている。そして、操作レバー63は、下部側がレバー保持枠60の下側に垂下して幅広の手掛け部63aをなすと共に、上端部には枢軸62よりも後部側(車外側)に位置して上方へ突出する掛止突片63bを備えている。この掛止突片63bは、先端の後面側がアール状曲面になっている。
一方、小窓枠31の上枠31aの下面には、掛止部材65がボルト止めされている。この掛止部材65は、後端が垂直で、下面側が前方(車内方向)へ登り勾配の傾斜面をなしており、図8(a)で示すように、開閉板体30が窓ガラス10に沿って直立して外面側周辺部を小窓枠31の封止ゴム材34に密接した閉鎖姿勢において、操作レバー63の掛止突片63bが後端に係合するようになっている。そして、閉鎖姿勢の該操作レバー63は、レバー保持枠60側に設けたストッパー片60cに当接して定姿勢に保たれる。
しかして、閉鎖姿勢の開閉板体30を開放操作するには、操作レバー63の手掛け部63aを図8(a)の仮想線で示すように手前に引けばよい。この操作により、操作レバー63がコイルスプリング64の付勢に抗して図示の反時計回りに回動し、これに伴って掛止突片63bが掛止部材65から外れてロック解除され、そのまま開閉板体30が内倒れして図8(b)で示す開放姿勢に転換する。かくして開放姿勢に転換した開閉板体30は、その自重とレバー保持枠60及び操作レバー63を含む手動ロック機構6部分の重量負荷により、該開放姿勢で安定に保持される。また、この開放姿勢から閉鎖姿勢に戻すには、開閉板体30を小窓枠31側へ押し付けるだけでよく、この押し付けに伴い、操作レバー63が掛止突片63bの後面側のアール状曲面と掛止部材65の傾斜面との摺接による誘導作用で図示の時計回りに回動し、掛止突片63bの先端が掛止部材65の後端位置を越えた時点で、該掛止突片63bが掛止部材65に係合し、開閉板体30は図8(a)で示す閉鎖姿勢でロックされる。
この第二実施形態の車両用窓では、前記第一実施形態と同様に換気用小窓3による換気を行えると共に、換気用小窓3の開閉板体30を閉鎖姿勢からレバー操作で容易にロック解除して開放姿勢に転換でき、また開放姿勢の開閉板体30を車外側へ押し付けるだけで簡単に閉鎖姿勢に戻すことができるという利点がある。なお、このようなレバー操作でロック解除する手動ロック機構6としては、第二実施形態として例示したものに限らず、作動及び掛止方式が種々異なるものを採用可能である。
本発明においては、換気用小窓3の開閉板体30として、金属板や半透明ないし不透明な合成樹脂板も使用可能である。しかるに、実施形態で例示した透明ガラス板のような透明性材料(透明性合成樹脂を含む)からなる開閉板体30を採用すれば、該換気用小窓3による視野の妨げが少なく、窓本体1の全体で車外の展望が得られるという利点がある。
その他、本発明の車両用窓は、窓本体1の窓枠や窓外枠の形状及び連結構造、車両構体4に対する取付構造、換気用小窓3の形態と小窓枠31の構造、小窓枠31に対する開閉板体30の取付構造、摘み32や操作レバー63の形状、小窓枠31に設ける昇降窓用の手掛け部15の形状等、細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。
1 窓本体
10 窓ガラス
10a 開口部
15 手掛け部
3 換気用小窓
30 開閉板体
31 小窓枠
上記目的を達成するための手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明に係る車両用窓は、窓本体1の窓ガラス10に開口部10aが形成され、この開口部10aに手動操作で開閉可能な換気用小窓3が装着されてなる構成において、窓本体1が下降開放式もしくは上昇開放式の昇降窓であり、その開放状態において窓面に露呈する窓ガラス10の領域に換気用小窓3を有してなるものとしている。
請求項の発明は、上記請求項1又は2に記載の車両用窓において、換気用小窓3の小窓枠31の車内側に昇降窓用の手掛け部15が形成されてなるものとしている。
請求項の発明は、上記請求項2又は3に記載の車両用窓において、開閉板体30が透明性材料からなるものとしている。
次に、本発明の効果について、図面を参照して説明する。まず、請求項1の発明に係る車両用窓では、窓本体1の窓ガラス10の開口部10aに換気用小窓3を備えており、その位置が窓ガラス10の上縁よりも低位になるため、乗客は該換気用小窓3の存在を一目で認識できる。従って、車内の空調温度が高過ぎたり、逆に低過ぎたり、また何らかの要因で停電して長時間停車する事態に陥ったりした場合に、乗客自ら換気用小窓3を開放し、車内に外気を取り入れて換気できる上、位置的に乗客が半着席した状態でも該換気用小窓3の開閉操作を容易に行える。加えて、換気用小窓3は窓本体1の窓ガラス10自体に設けられるものであり、窓本体1を組み付ける窓外枠2及び車両構体4の窓用開口部には該換気用小窓3用としての各別な取付構造が不要であるから、窓外枠2及び車両構体4の構造複雑化とそれに伴う組付け施工の手間増大を回避できる。更に、この車両用窓は、窓ガラス10面に換気用小窓3が存在する独特な形態で、外観体裁もよく、窓としての高い意匠的効果が得られる。
更に本発明によれば、窓本体1が下降開放式もしくは上昇開放式の昇降窓であり、その開放状態において窓面に露呈する窓ガラス10の領域に換気用小窓3を有するから、窓本体1の昇降による窓上部又は窓下部の開放による換気と、換気用小窓3の開放による換気とを乗客が任意に選択できると共に、両方の開放によって換気効率を更に高めることも可能である。
請求項の発明によれば、窓本体1が下降開放式もしくは上昇開放式の昇降窓である構成において、小窓枠31の車内側に昇降窓用の手掛け部15を有するから、窓本体1の昇降に際して該手掛け部15によって容易に昇降操作できる。
請求項の発明によれば、換気用小窓3の開閉板体30が透明性材料からなるため、該換気用小窓3による視野の妨げが少なく、窓本体1の全体で車外の展望が得られるという利点がある。

Claims (5)

  1. 窓本体の窓ガラスに開口部が形成され、この開口部に手動操作で開閉可能な換気用小窓が装着されてなる車両用窓。
  2. 前記換気用小窓は、前記窓ガラスの開口部に嵌着した小窓枠に、開閉板体が該窓ガラスに沿う閉鎖姿勢と車内側へ傾斜状態に張出する開放姿勢とに転換可能に嵌装されてなる請求項1に記載の車両用窓。
  3. 前記窓本体が下降開放式もしくは上昇開放式の昇降窓であり、その開放状態において窓面に露呈する前記窓ガラスの領域に前記換気用小窓を有してなる請求項1又は2に記載の車両用窓。
  4. 前記換気用小窓の小窓枠の車内側に昇降窓用の手掛け部が形成されてなる請求項3に記載の車両用窓。
  5. 前記開閉板体が透明性材料からなる請求項1〜4のいずれかに記載の車両用窓。
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