JP2015082280A5 - - Google Patents

Description

静電容量方式のタッチパネルの一種に、投影型静電容量（Projected Capacitive）方式のタッチパネルがある（例えば、下記の特許文献１〜４）。投影型静電容量方式のタッチパネルは、タッチセンサを内蔵したタッチスクリーンの前面側に、数ｍｍ厚程度のガラス板等からなる保護板が設けられていてもタッチの検出が可能であり、堅牢性に優れる点、手袋装着時でもタッチを検出可能である点、および可動部がなく長寿命である点などの利点を有している。

特許文献２に開示のタッチパネルを構成するタッチスクリーンでは、列方向に延在する検出用列配線および行方向に延在する検出用行配線が、それぞれ列方向または行方向に対し４５°で傾斜した傾斜部分をもつジグザグパターンの金属配線で形成されている。特許文献２のタッチスクリーンによれば、検出用配線間の寄生容量を増大させずに配線密度を高め、タッチの検出感度を向上させることが可能である。

列方向束配線２０のそれぞれは、複数の検出用列配線２からなる矩形状のパターンである。同じ列方向束配線２０に属する検出用列配線２は、接続用配線４などによって電気的に共通に接続されている。同様に、行方向束配線３０のそれぞれは複数の検出用行配線３からなる矩形状のパターンである。同じ行方向束配線３０に属する検出用行配線３は、接続用配線５などによって電気的に共通に接続されている。

したがって、自己容量検出方式のタッチパネル１００の場合、図１に示した検出処理回路１３は、スイッチ回路１２により選択された列方向束配線２０と指示体との間に形成される静電容量、および、スイッチ回路１２により選択された行方向束配線３０と指示体との間に形成される静電容量を検出し、その検出結果に基づいて指示体のタッチ座標を算出する回路となる。

図５（ａ）は、列配線ブロック領域ＢＣ１，ＢＣ２を構成する繰り返しパターンＰＣを示す図であり、図５（ｂ）は、列配線ブロック領域ＢＲ１，ＢＲ２を構成する繰り返しパターンＰＣを示す図である。図５（ａ）のように、繰り返しパターンＰＣは、検出用列配線２と第１のフローティング配線３Ｆとが、列方向および行方向に交互に並ぶパターンである。図５（ｂ）のように、繰り返しパターンＰＲは、検出用行配線３と第２のフローティング配線２Ｆとが、列方向および行方向に交互に配置されたパターンである。このように、繰り返しパターンＰＣ，ＰＲは、検出用列配線２と同層の配線と検出用行配線３と同層の配線とが交互に配置されたパターンである。ここで、繰り返しパターンＰＣ，ＰＲの繰り返しピッチは互いに等しいものとし、その値をＰとする。

図４では、列配線ブロック領域ＢＣ１，ＢＣ２および行配線ブロック領域ＢＲ１，ＢＲ２の上側に補間領域ＣＣ１、下側に補間領域ＣＣ２、左側に補間領域ＣＲ１、右側に補間領域ＣＲ２を配置した例を示している。補間領域ＣＣ１，ＣＣ２（第１の補間領域）は、列配線ブロック領域ＢＣ１，ＢＣ２と共に列方向束配線２０を構成しており、検出用列配線２の列方向への電気的接続を維持するために設けられる。補間領域ＣＲ１，ＣＲ２（第２の補間領域）は、行配線ブロック領域ＢＲ１，ＢＲ２と共に行方向束配線３０を構成しており、検出用行配線３の行方向への電気的接続を維持するために設けられる。

Claims (2)

1. 前記第１の補間領域の一部には、前記第２フローティング配線が配設されており、
   前記第２の補間領域の一部には、前記第１フローティング配線が配置されている
   請求項１に記載のタッチスクリーン。
2. 前記第１の補間領域の前記検出用列配線は、斜め方向に隣り合う前記列配線ブロック領域の前記検出用列配線の間を電気的に接続させるのに必要な箇所以外は、前記第２フローティング配線に置き換えられおり、
   前記第２の補間領域の前記検出用行配線は、斜め方向に隣り合う前記行配線ブロック領域の前記検出用行配線の間を電気的に接続させるのに必要な箇所以外は、前記第１フローティング配線に置き換えられている
   請求項２に記載のタッチスクリーン。