JP2015082098A - 顕微鏡を制御する制御装置、容器ホルダー、顕微鏡システム、制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】容器に関する観察記録の管理を従来よりも容易にすること。
【解決手段】容器ホルダーに取り付けられた複数の容器を模した容器画像を含むテンプレート画像が表示される。操作者による操作部の操作に応じてテンプレート画像に含まれているいずれかの容器画像が指定される。観察記録部403は指定された容器画像に対して視覚的に識別可能な目印を付与する。
【選択図】図4
【解決手段】容器ホルダーに取り付けられた複数の容器を模した容器画像を含むテンプレート画像が表示される。操作者による操作部の操作に応じてテンプレート画像に含まれているいずれかの容器画像が指定される。観察記録部403は指定された容器画像に対して視覚的に識別可能な目印を付与する。
【選択図】図4
Description
本発明は、顕微鏡を用いた観察記録を容易にする技術に関する。
生物標本を観察するための容器としてプレパラートやディッシュ、ウェルがよく使用される。とりわけ、複数の円形のウェルをたとえば縦に2個、横に3個ずつ並べてひとまとまりにした長方形状のマルチウェルプレートは、各ウェルにおいて異なる条件で細胞を培養して観察する際に有用である。顕微鏡の操作者(ユーザー)は、観察したい細胞の入ったウェルを目視で確認し、そのウェルが顕微鏡の対物レンズの光軸と一致するように手動または電動でマルチウェルプレートの搭載されたステージを移動させる。しかしながら、顕微鏡の主要部がカバーで覆われている暗室型顕微鏡や、インターネット経由で遠隔地の顕微鏡を操作するリモート顕微鏡システムでは、ユーザーが直接的に標本を見ることができない。
特許文献1によれば、ステージ上のプレパラートを模擬した図を作成し、その中に観察中のサンプルの拡大像を表示する技術が開示されている。特許文献2によれば、容器を一定位置に固定して載置可能な容器ホルダーを、容器の種類に応じて複数種類用意し、その容器ホルダーを載せ替えるとその種別を自動で認識してその容器ホルダーの輪郭画像を表示する技術が開示されている。さらに、特許文献2によれば、標本画像と容器ホルダーの輪郭画像とを合成して作成されたマクロ観察画像においてポインタで指定された位置に対して観察光学系の光軸が一致するようにステージを移動させることも記載されている。このように容器ホルダーの輪郭画像に対して標本画像を貼り付けることで、暗室型顕微鏡やリモート顕微鏡システムであってもどの容器にどの標本が入っているかをユーザーは理解できるようになる。
複数の円形容器が並んだマルチウェルプレートや、切片を複数枚並べたプレパラートでは、顕微鏡での観察後に、ある特定の部分に対してのみ他機器での観察や分析が行われたり、ある試薬が投下されたりする。たとえば、低倍率の顕微鏡で複数のウェルを観察した後で、特定のウェルの細胞のみを取り出して高倍率で観察可能な顕微鏡で詳細な観察が実行されたりする。また、その細胞のみを培養して実験が行われたりもする。ユーザーは、容器中の特定の位置をノートに手書きでメモするなどして、容器ホルダーにセットされているどの容器にどのような標本が配置され、どのような培養条件が使用されたかを記録していた。しかし、これは非常に煩雑な作業であった。
そこで、本発明は、容器に関する観察記録の管理を従来よりも容易にすることを目的とする。
本発明は、たとえば、
対物レンズの光軸に対して直交した方向に試料を移動可能なステージと、前記試料を収容する容器を当該ステージに対して支持する容器ホルダーとを有する顕微鏡を制御する制御装置であって、
前記容器ホルダーに取り付けられた複数の容器を模した容器画像を含むテンプレート画像を表示する表示手段と、
操作者により操作可能な操作手段と、
前記テンプレート画像において前記操作手段により指定された容器画像に対して視覚的に識別可能な目印を付与し、前記表示手段に当該目印を表示させる目印付与手段と、
を有することを特徴とする制御装置を提供する。
対物レンズの光軸に対して直交した方向に試料を移動可能なステージと、前記試料を収容する容器を当該ステージに対して支持する容器ホルダーとを有する顕微鏡を制御する制御装置であって、
前記容器ホルダーに取り付けられた複数の容器を模した容器画像を含むテンプレート画像を表示する表示手段と、
操作者により操作可能な操作手段と、
前記テンプレート画像において前記操作手段により指定された容器画像に対して視覚的に識別可能な目印を付与し、前記表示手段に当該目印を表示させる目印付与手段と、
を有することを特徴とする制御装置を提供する。
本発明によれば、テンプレート画像において操作手段により指定された容器画像に対して視覚的に識別可能な目印が付与されて表示されるため、ユーザーは容器に関する観察記録の管理が容易になる。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
図1(A)および図1(B)は顕微鏡システムの中核をなす顕微鏡1の斜視図である。図1(A)が示すように顕微鏡1は、筐体自体を暗室として利用するため、ユーザーが暗室を用意する必要がない。ユーザー(操作者)は、上面カバー190を開けると、透過照明光学系5の下方に配置されたXYステージ6にアクセス可能となる。XYステージ6は対物レンズの光軸方向に対して直交方向に移動するステージである。上面カバー190を閉じることで、暗室が形成される。ユーザーは前面カバー191を開けることでフィルタターレット14に搭載されたフィルタキューブ(カラーフィルタなど)を交換できる。
図2は、顕微鏡システム100を構成する主要部を示すブロック図である。顕微鏡1は図2に示す制御装置2によって制御される。制御装置2は、たとえば、制御プログラムをインストールされた情報処理装置(パーソナルコンピュータ:PC)である。つまりPCが顕微鏡1の制御装置2として機能してもよい。このように顕微鏡システム100は、顕微鏡1と制御装置2とを有している。
顕微鏡1は、試料3のモノクロ画像、カラー画像および蛍光画像を取得することができる顕微鏡であるが、このうち1つの画像のみを取得する顕微鏡であってもよい。XYステージ6には試料3を保持するための容器ユニット7が固定される。試料3は標本、サンプル、検体またはワークと呼ばれることもある。容器ユニット7は、プレパラート、ディッシュまたはウェル等の容器とこの容器を支持する容器ホルダーとを有している。透過照明光源4が出力された照明光はコンデンサレンズなどを含む透過照明光学系5を介して試料3に照射される。透過照明光学系5には遮光用のメカシャッターが設けられていてもよい。透過照明光源4からの照明光は、試料3のモノクロ画像やカラー画像を取得する際に使用される。試料3について蛍光観察を実行する際は、蛍光落射照明光源8から励起光が出力される。励起光は、コンデンサレンズや蛍光落射照明光学系9および励起フィルタ10を通過する。蛍光落射照明光学系9には遮光用のメカシャッターが設けられていてもよい。励起フィルタ10は、蛍光落射照明光源8から出力された光のうち励起光となる波長成分のみを透過させる波長選択性フィルタである。励起光はさらにダイクロックミラー11で反射され、対物レンズユニット12の対物レンズを通過して試料3に照射される。ダイクロックミラー11も波長選択性のミラーであり、励起光を反射するが、試料3に添加された蛍光試薬(蛍光染料や蛍光色素とも呼ばれる)が発光する蛍光については透過する。対物レンズユニット12は、モータ13によって回転する電動レボルバと、電動レボルバに搭載された複数の対物レンズとを有している。フィルタターレット14は、4つの開口を有し、そのうち3つの開口には励起フィルタ10、ダイクロイックミラー11、吸収フィルタ16を有するそれぞれ異なるフィルタキューブが取り付けられているが、残りの1つの開口は何も取り付けられていない。フィルタの取り付けられていない開口は、明視野画像を取得する際に使用される。フィルタターレット14は、モータ15によって回転する。吸収フィルタ16は、試料3からの光のうち必要な波長成分のみを透過させる波長選択性フィルタである。結像光学系17は、試料3を撮影装置18の撮影面に結像させるレンズである。カラーフィルタ24は、たとえば、液晶チューナブルフィルタであり、透過波長を切り替えることにより順にR、G、Bの画像を取得、これらを画像処理部19で合成することでカラー画像を作成する。なお、カラーフィルタとしては上述した液晶チューナブルフィルタに限られず、異なる透過波長のフィルタを機械的に切り替えるカラーフィルタターレットを配置してもよい。画像処理部19は、撮影装置18から出力される画像信号を増幅してA/D変換し、さらにシェーディング補正を行ったりするなど、様々な画像処理を行う。制御部20は、制御装置2からの指示にしたがって顕微鏡1の各部を制御する。たとえば、制御部20は、モータ群21を制御してXYステージ6をX軸方向またはY軸方向へ移動させたり、モータ22を制御してZステージと呼ばれることもある対物レンズユニット12をZ軸方向に移動させたりする。試料3に対して対物レンズユニット12をZ軸方向に相対的に移動させることで合焦位置が変化し、オートフォーカスが実行される。XYステージ6およびZステージは手動調整機構を有していてもよい。ここで、Z軸方向は対物レンズの光軸方向であり、X軸方向およびY軸方向はZ軸方向に直交した方向である。通信部23は、制御装置2からの指示を受信したり、制御部20からの情報や画像データを制御装置2へ送信したりするユニットである。制御部20は、たとえば、マイクロプロセッサやCPU、LSI、FPGA、ASICなどで構成される。つまり、制御部20は、ソフトウエアとその実行手段で実現されてもよいし、ハードウエアのみで実現されてもよいし、前者と後者との混在によって実現されてもよい。
制御装置2においてCPU30は、記憶装置31に記憶された制御プログラムを実行して顕微鏡1を制御したり、通信インタフェース32を通じて受信した画像データを表示部34に表示させたりする。通信部23および通信インタフェース32は、USBやIEEE1394、LANなどの一般的な通信プロトコルで接続されていてもよいし、専用の通信プロトコルで接続されていてもよい。記憶装置31は、ROM、RAMなどのメモリやハードディスク記憶装置などを含んでいる。記憶装置31には、SSDなどの半導体記憶装置や光ディスク、磁気ディスクがふくまれてもよい。またコンシューマ用のデジタルカメラで使用されているようなメモリカードであってもよい。操作部33は、操作者により操作可能な操作手段の一例であり、キーボードやポインティングデバイスなどの入力装置である。表示部34は、顕微鏡1を制御するための制御パラメータを設定するユーザーインタフェース(UI)や観察結果(静止画または動画)を表示するUIを提供する。
顕微鏡システム100はZスタック画像の撮影やタイムラプス撮影を実行できる。Zスタックとは試料3とレンズとの間における光軸方向(Z軸方向)の距離を変化させながら試料3を撮影して複数枚の画像(Zスタック画像)を取得する技術である。つまり、Zスタック画像とは、Zステージを少しずつ移動させることで合焦位置をずらしながら各合焦位置において取得された試料3の複数の画像(レイヤー画像/スライス画像)をいう。微生物などの試料3は観察中にX軸方向やY軸方向だけでなくZ軸方向にも移動する。よって、Z軸方向に少量ずつ合焦位置をずらして複数の画像を取得することで、試料3に合焦した画像を取得しやすくなる。なお、1回のZスタックによって取得される画像の枚数をZスタック数またはZスタック枚数と呼ぶことにする。つまり、Zスタック数Nzは、Zスタック画像を構成している画像の枚数を示している。タイムラプス撮影とは、一定時間ごとに1枚または複数枚の画像を取得する撮影方法をいう。微生物などの試料3は観察中に成長したり変化したりする。そのため、その経過を知る上でタイムラプス撮影は有効である。本実施形態は、基本的に、Zスタックとタイムラプス撮影とを組み合わせて実行する。つまり、顕微鏡1は、一定時間ごとに到来する各撮影タイミングでZスタックを実行する。なお、タイムラプス撮影の開始から終了までの全工程において取得された画像の枚数をトータル撮影枚数Ntと呼ぶことにする。
[Zスタック画像]
操作部33を通じてZスタック画像の取得(つまりZスタックの実行)が指示されると、CPU30は、Zスタックの実行を顕微鏡1の制御部20に指示する。この際に、CPU30は、操作部33を通じてユーザーにより設定された制御パラメータ(たとえば、露光時間、Zスタック数Nz、トータル撮影枚数Nt、撮影開始時刻、光源の種類、フィルタ、対物レンズのタイプ(形状や作動距離など)、Zステージの移動範囲Wなど)も制御部20に送信される。制御部20は、制御パラメータにしたがって露光時間などを撮影装置18に設定するとともに、Zステージ(対物レンズユニット12)を撮影開始位置に移動させるためにモータ13を制御する。制御部20は、撮影開始時刻になると光源を点灯させて撮影を開始する。制御部20は、移動範囲WをZスタック数Nz撮影枚数で除算して一回の移動距離である移動ピッチPを求め、それに応じてモータ13を駆動してZステージを移動させる。つまり、1枚の画像を取得するたびに移動ピッチPだけZステージが移動する。撮影枚数がZスタック数Nzに一致するまでZステージの移動と撮影とが繰り返し実行される。これにより、指定された枚数(Zスタック数Nz)の画像が取得される。制御部20は、各画像を撮影したときの制御パラメータ(撮影時刻、対物レンズ、ZステージのZ位置)を含むメタデータを作成して各画像に添付する。ZステージのZ位置は、実質的に、対物レンズと試料3との間の距離を示しており、Z位置を示す位置データは距離を示す距離データに相当する。制御部20は、画像を取得するたびに通信部23を通じて当該画像を制御装置2に送信してもよいし、または、Zスタック数Nz分の複数の画像の取得が完了するたびにこれらの画像を一括して制御装置2に送信してもよい。なお、制御部20は、メタデータとしてZ位置を示す位置データ(距離データ)を各画像に付与してもよいが、制御パラメータに基づいてCPU30がこのようなメタデータを作成してもよい。顕微鏡1に設定した制御パラメータには移動範囲および移動ピッチの情報が含まれているため、CPU30は移動範囲を移動ピッチで除算することによって各画像のZ位置を求めることができる。CPU30は、通信インタフェース32を通じて受信した複数のレイヤー画像を記憶装置31に記憶する。このように、記憶装置31は、顕微鏡1において対物レンズと試料3との間の距離を変えながら当該試料を撮影して取得された複数の画像と、各画像を取得したときの対物レンズの光軸方向における位置を示す位置データとを関連付けて記憶する記憶手段として機能する。この複数のレイヤー画像がZスタック画像である。CPU30は、操作部33からの指示に応じてZスタック画像から3次元画像を構築して表示部34に表示してもよい。
操作部33を通じてZスタック画像の取得(つまりZスタックの実行)が指示されると、CPU30は、Zスタックの実行を顕微鏡1の制御部20に指示する。この際に、CPU30は、操作部33を通じてユーザーにより設定された制御パラメータ(たとえば、露光時間、Zスタック数Nz、トータル撮影枚数Nt、撮影開始時刻、光源の種類、フィルタ、対物レンズのタイプ(形状や作動距離など)、Zステージの移動範囲Wなど)も制御部20に送信される。制御部20は、制御パラメータにしたがって露光時間などを撮影装置18に設定するとともに、Zステージ(対物レンズユニット12)を撮影開始位置に移動させるためにモータ13を制御する。制御部20は、撮影開始時刻になると光源を点灯させて撮影を開始する。制御部20は、移動範囲WをZスタック数Nz撮影枚数で除算して一回の移動距離である移動ピッチPを求め、それに応じてモータ13を駆動してZステージを移動させる。つまり、1枚の画像を取得するたびに移動ピッチPだけZステージが移動する。撮影枚数がZスタック数Nzに一致するまでZステージの移動と撮影とが繰り返し実行される。これにより、指定された枚数(Zスタック数Nz)の画像が取得される。制御部20は、各画像を撮影したときの制御パラメータ(撮影時刻、対物レンズ、ZステージのZ位置)を含むメタデータを作成して各画像に添付する。ZステージのZ位置は、実質的に、対物レンズと試料3との間の距離を示しており、Z位置を示す位置データは距離を示す距離データに相当する。制御部20は、画像を取得するたびに通信部23を通じて当該画像を制御装置2に送信してもよいし、または、Zスタック数Nz分の複数の画像の取得が完了するたびにこれらの画像を一括して制御装置2に送信してもよい。なお、制御部20は、メタデータとしてZ位置を示す位置データ(距離データ)を各画像に付与してもよいが、制御パラメータに基づいてCPU30がこのようなメタデータを作成してもよい。顕微鏡1に設定した制御パラメータには移動範囲および移動ピッチの情報が含まれているため、CPU30は移動範囲を移動ピッチで除算することによって各画像のZ位置を求めることができる。CPU30は、通信インタフェース32を通じて受信した複数のレイヤー画像を記憶装置31に記憶する。このように、記憶装置31は、顕微鏡1において対物レンズと試料3との間の距離を変えながら当該試料を撮影して取得された複数の画像と、各画像を取得したときの対物レンズの光軸方向における位置を示す位置データとを関連付けて記憶する記憶手段として機能する。この複数のレイヤー画像がZスタック画像である。CPU30は、操作部33からの指示に応じてZスタック画像から3次元画像を構築して表示部34に表示してもよい。
図3はZスタック画像の一例を示す図である。このZスタック画像は、6枚のレイヤー画像から構成されている。各レイヤー画像のメタデータにはZステージのZ位置が書き込まれている。
[観察記録の管理]
本実施形態では観察記録の管理を容易にするために、表示部34は容器ホルダーに取り付けられた複数の容器を模した容器画像を含むテンプレート画像を表示する。さらにCPU30はテンプレート画像においてユーザーにより指定された容器画像に対して視覚的に識別可能な目印を付与する。たとえば、ユーザーは複数の容器のうち試薬を投入した容器の容器画像に目印を付与する。このようにCPU30は目印付与手段として機能する。以下、本発明の様々な特徴について説明する。
本実施形態では観察記録の管理を容易にするために、表示部34は容器ホルダーに取り付けられた複数の容器を模した容器画像を含むテンプレート画像を表示する。さらにCPU30はテンプレート画像においてユーザーにより指定された容器画像に対して視覚的に識別可能な目印を付与する。たとえば、ユーザーは複数の容器のうち試薬を投入した容器の容器画像に目印を付与する。このようにCPU30は目印付与手段として機能する。以下、本発明の様々な特徴について説明する。
図4はCPU30が実現する各種機能を示すブロック図である。以下では図4を参照しながら本実施形態について説明する。撮像制御部401は予めユーザーにより設定された制御パラメータを用いて顕微鏡1を制御し試料3を撮影する。撮像制御部401は顕微鏡1から受け取った画像信号から画像データ431を作成して記憶装置31に記憶する。表示制御部402はユーザーインタフェースの表示を制御する。観察記録部403は、テンプレート画像において操作部33により指定された容器画像に対して視覚的に識別可能な目印を付与し、表示制御部402を通じて表示部34に当該目印を表示させる。このように観察記録部403は目印付与手段として機能する。ここでh、観察記録部403はテンプレートデータ433に基づきテンプレート画像をレンダリングし、目印の指定やメモなどを付与してナビゲーション画像434を作成する。なお、メモや制御パラメータなどはメタデータ432としてナビゲーション画像434に付与されてもよい。移動制御部404はXYステージ6や対物レンズユニット12(Zステージ)を移動させるための制御信号を顕微鏡1に送信するユニットである。対物レンズ制御部408は、複数の対物レンズを搭載したレボルバを回転させることで、種類受付部406によって受け付けられたタイプ(種類)の対物レンズを観察用の対物レンズとして設定するユニットである。光軸位置決定部405は、XYステージ6の座標に基づきテンプレート画像における対物レンズの光軸の位置を求める。表示制御部402は、求められた対物レンズの光軸の位置を十字線等によりテンプレート画像に重ね合わせて表示する。衝突判定部407はテンプレートデータ433から求められる容器や培養装置の位置と、対物レンズのスペックデータから求められる対物レンズの先端の位置とから容器や培養装置と対物レンズとが衝突するかどうかを判定する。警告出力部409は、容器や培養装置と対物レンズとが衝突しそうになると警告を表示したり、音声出力したりするユニットである。
図1および図2に示した顕微鏡1のXYステージ6は対物レンズユニット12の対物レンズの光軸に対して垂直方向(すなわちXY方向)に移動可能である。制御部20はXYステージ6の座標を検知して管理している。XYステージ6は、容器の種別に応じた容器ホルダーを載置する。よって、CPU30は、容器ホルダーおよび容器に応じた画像を表示部34に表示させることで、ユーザーにどのような容器が顕微鏡1に搭載されているかを視覚的に把握させることができる。
図5は表示部34に表示されるユーザーインタフェースの一例を示す図である。表示制御部402によって表示されるユーザーインタフェース500には、顕微鏡1によって試料3を撮影して取得された標本画像(視野画像)を表示する標本画像表示領域501に加え、ナビゲーション画像表示領域502とコメント入力領域503が設けられている。表示制御部402は、ポインティングデバイスなどの操作部33の操作に連動してポインタ504を移動して表示する。
図5によれば、CPU30の撮像制御部401はXYステージの座標データを顕微鏡1から受け取る。光軸位置決定部405はこの座標データに基づき現在の観察位置(観察視野)の中心位置を求める。表示制御部402は、求められた中心位置の座標データに基づき現在の観察位置(観察視野)の中心を示す十字線505をテンプレート画像に重ね合わせて表示する。ここではXYステージを電動ステージとして説明するが、座標検知機能付きの手動ステージであっても構わない。
顕微鏡用の容器ホルダーは、容器そのもの他、容器を収納して温度・湿度を管理できる培養装置を載置可能なものであってもよい。容器としては様々な種類のものがある。たとえば、プレパラートは、10umから100um程度に薄くスライスされた標本を観察するための容器であり、ガラススライドとカバーガラスとを有している。ディッシュは、円形で底の浅い容器である。マルチウェルプレートは、ディッシュと同じような円形の容器(ウェル)を複数並べたものである。プレパラートは標本切片を観察するものであり、ディッシュ、マルチウェルは培養中の細胞を観察するために使用されることが多い。
図6は、96個の穴(ウェル)を有するマルチウェルプレートを模したテンプレート画像600である。図7はテンプレート画像600を元に作成されたナビゲーション画像700を示した図である。テンプレート画像600はテンプレートデータ433として記憶装置31に記憶されている。表示制御部402は、テンプレートデータ433を読み出して画像に展開し、ユーザーが現在観察している座標位置に十字線505を表示する。表示制御部402は、XYステージ6が移動できない範囲を外周部701として示している。また、表示制御部402は、XYステージ6の可動範囲は矩形702によって示す。つまり矩形702内の位置であれば対物レンズの光軸をその位置に移動させることができる。XYステージ6の可動範囲は対物レンズの作動距離と容器ホルダーの種類とに応じて決定される。つまり、XYステージ6の可動範囲はテンプレートデータの情報と対物レンズの種類(形状、作動距離)との情報で決まる。つまり、テンプレートデータ433は、複数の対物レンズの種類ごとの可動範囲を示すデータを含んでいる。表示制御部402は、種類受付部406によって受け付けられた対物レンズ識別情報に対応する可動範囲をテンプレートデータ433によって特定し、可動範囲を示す矩形702をテンプレート画像に重ね合わせて表示する。
観察記録部403は、ポインタ504でナビゲーション画像700におけるいずれかのウェルの画像(ウェル画像)が指定されたことを検知し、そのウェル画像に色を塗る。観察記録部403は、右クリック等を検知すると色を選択するためのメニュー画面を表示制御部402を通じて表示させ、操作部33を通じて色の指定を受け付ける。つまり、ユーザーは自身の意図にしたがって各ウェル画像を異なる色で塗ることができるため、色分けによって各ウェルを管理することが可能となる。たとえば水色の穴を明日もう一度観察し、緑の穴の細胞を別の培養装置に移して培養する、というように観察予定を示す目印として色分けを利用する。小四角703は、ティーチング機能によって登録されている観察ポイントを示している。ティーチング機能とは、予め複数のXY座標(地点)を登録し、順番にその地点へ観察位置を移動して観察や撮影を実行することをユーザーに教える機能である。大四角704は、過去に標本を撮影して取得されたマクロ画像が登録されているウェルを示している。表示制御部402は、小四角703をたとえば紫色で表示し、大四角704をたとえばオレンジ色で表示しもよい。もちろんこれらは他の色であってもよい。これらの色はユーザーによって指定されてもよいし、ユーザーによってカスタマイズできない固定の色であってもよい。
図6や図7が示すようにテンプレート画像600やナビゲーション画像700にはマルチウェルプレートに付与されている番地に対応した英数字が含まれている。これはナビゲーション画像700において番地を確認することで、顕微鏡1にセットされているマルチウェルプレートの該当する番地のウェルを容易に観察できるようにするためである。
ポインタ504によってナビゲーション画像700におけるいずれかの位置が指定されたことを検知すると、移動制御部404は顕微鏡1の制御部20に制御信号を送信する。制御部20は、受信した制御信号にしたがってXYステージ6を移動させ、指定された位置に観察位置を移動させてもよい。また、操作部33のキーボードによって直接的に入力された番地に観察位置を移動させるような制御信号を移動制御部404が制御部20に発行してもよい。制御部20は制御信号によって指定されたXY座標にXYステージ6を移動させる。これにより観察位置(対物レンズの光軸)が指定番地に対応したウェルの中心に移動する。なお、操作部33がクリックされたときはそのときのポインタ504が指し示す位置へ観察位置を移動させるよう移動制御部404が制御信号を発行してもよい。一方、移動制御部404はダブルクリックを検知すると、そのときのポインタ504が指し示す位置に対応するウェルまたはその位置に対して最も近い番地のウェルの中心へ観察位置を移動させてもよい。また、制御部20は制御信号によって指定されたXY座標が現在のXY座標よりも所定距離以上離れた位置である場合、対物レンズをZ軸方向にステージから退避する方向に所定量移動させてから、XYステージ6を移動させてもよい。これにより、XYステージ6にマルチウェルプレートやプレパラートが傾いて設置されてしまった場合でも、対物レンズがこれらのサンプルに衝突してしまうことを未然に防止できる。また、制御部20は、このような対物レンズの退避動作を長距離移動時に限定することで、ユーザーの操作感を損なうことなく、長距離移動時の衝突防止を両立できる。もちろん、短距離移動時も上述した退避動作を行ってもよいことは云うまでもない。
図8は3枚のプレパラート801を載置可能なプレパラートホルダー800の一例を示す図である。プレパラート801上の複数の領域を区別するために番地情報802が視覚的に付与されている。
上述したマルチウェルプレートの例ではテンプレート画像に各ウェルの位置を識別するための番地が各ウェル画像に対応付けて付与されていた。マルチウェルプレートにも各ウェルの番地情報が印刷されていたり、彫刻されていたりしてもよい。一方、プレパラートには通常そのような番地は設けられていない。マルチウェルプレートでは各容器が空間的に分離されているが、プレパラートホルダーは各領域が空間的に分離されていないために領域の区分はあいまいであった。そこで、図8に示すようにプレパラートホルダー800に番地情報802を印刷、彫刻、または貼付によって付与しておくことで、領域の区分を明確にしてもよい。
図9はプレパラートホルダー800を模したテンプレート画像900を示す図である。テンプレート画像900には3つのプレパラートを模した3つのプレパラート画像901と番地情報902が付与されている。また、各番地によって識別される領域を視覚的にさらに明確にするために、プレパラート画像901には縦横に領域区別線(分割線903)が配置されている。つまり、表示制御部402は、プレパラートホルダー800用のテンプレートデータ433にしたがって各プレパラート画像901を複数の領域に分割する分割線903を表示する。
図10はテンプレート画像900から作成されたナビゲーション画像1000を示している。現在の顕微鏡1による観察位置は十字線505によって示されている。また、観察記録部403は、ポインタ504によっていずれかの領域が選択されると、その領域に観察目的や実験内容を区別するための目印を付与する。この例でも色分けにより各領域を区別している。色分けは一例にすぎず、視覚的に識別可能なマーク(形状の異なる図形や図柄の異なるアイコンなど)が使用されてもよい。観察記録部403は、テンプレート画像において、複数の領域のうち操作部33により指定された領域の色を変更することで目印を当該領域に付与する。また、観察記録部403は、各領域の位置を示す位置データと、各領域に付与されている目印を示す目印データとを関連付けてメタデータ432を作成し、記憶装置31に記憶させる。
表示制御部402は、ナビゲーション画像1000にもプレパラートホルダー800の番地情報802に対応した番地情報1002を付与して表示する。これにより、ユーザーはプレパラートに標本を載置する際に目視にて標本の番地を容易に確認することができる。ユーザーは観察時にナビゲーション画像に表示された番地を操作部33を通じて指定することでXYステージ6を移動させ、該当する番地に観察位置を移動させることができる。また、XYステージ6が手動で操作するステージであっても、ユーザーは、ナビゲーション画像を参考にしてその番地に観察位置(対物レンズの光軸位置)を移動させることができる。ナビゲーション画像1000にも興味関心のある領域に目印を付与することで、たとえば他の高倍率の顕微鏡での観察時などにナビゲーション画像を利用してどの領域がどのような実験に使用されているかを容易に把握することができる。
図11は3つのディッシュを保持可能なディッシュホルダーを模したテンプレート画像1100を示す図である。表示制御部402は、テンプレートデータ433に基づき3つのディッシュを模したディッシュ画像1101を表示部34に表示する。各ディッシュ画像1101の中心に付与された十字マークはディッシュの中心を示している。
図12はテンプレート画像1100から作成されたナビゲーション画像1200を示す図である。表示制御部402は、テンプレート画像1100に観察位置を示す十字線505などを重ね合わせてナビゲーション画像1200を作成し、表示部34に表示する。このようにナビゲーション画像1200においても観察位置を示す十字線505が示される。また、観察記録部403は、操作部33からの指示に応じて各ディッシュ画像1201に上述したように色分け等による目印やコメントを付与する。なお、番地情報(A,B,C,…)は必須ではない。ディッシュではディッシュの中心部に細胞が集中していることが多いため、領域を区分して番地を描画しなくともよい。もちろん、3つのディッシュを区別するために番地情報が付与されてもよい。
観察記録部403はナビゲーション画像700、1000、1200をjpeg,tiffといった一般的な画像フォーマットのファイルを作成して記憶装置31に記憶してもよい。このように汎用性の高いフォーマットでファイルを作成することで、印刷したりや他機器で表示したりすることが容易となる。観察記録部403はメタデータ432を作成してナビゲーション画像434の画像ファイルに挿入してもよい。メタデータ432としては、たとえば、ナビゲーション画像中に色が塗られている番地、各番地に対してユーザーが入力したコメント文字列、ティーチング位置やマクロ画像、観察時の顕微鏡設定パラメータ(カメラや照明、対物レンズの種類、XYZ位置といった情報)などがありうる。顕微鏡1にて再度ナビゲーション画像434の画像ファイルを開くと、CPU30はメタデータ432を読み出してこれらの設定を復元してもよい。たとえば、移動制御部404は、メタデータ432において指定されている観察位置の番地に基づきXYステージ6を移動させる。また、撮像制御部401はカメラや照明の制御パラメータをメタデータ432から抽出して顕微鏡1の制御部20に設定する。また、対物レンズ制御部408は、メタデータ432から抽出した対物レンズの種類に応じてレボルバを回転させ、当該種類の対物レンズを光学系の光軸に配置させる。また、移動制御部404はZ位置(基準位置)についてもメタデータ432から読み出し、制御部20にZ位置を指定する。これによりユーザーはナビゲーション画像を保存した時に使用していた観察条件と同一の条件で観察を行うことができる。
さらに、他の顕微鏡システムでも顕微鏡1の容器ホルダーを載置可能であって、顕微鏡1で作成された画像ファイルのメタデータ432の読み込みに対応していてもよい。画像ファイルは、ネットワークや可搬型メモリなどを通じて顕微鏡1から他の顕微鏡システムに転送される。他の顕微鏡システムも顕微鏡1と同様の制御系を有しており、画像ファイルに基づきナビゲーション画像434を表示したり、画像ファイルのメタデータ432にしたがってティーチング位置へXYステージを移動したりするなど観察設定パラメータを再現したり、メタデータ432から抽出したマクロ画像を表示したりしてもよい。そのため、低廉な顕微鏡1にて観察すべき標本やその位置を決めて高価な顕微鏡での観察を行うことも可能となる。顕微鏡1にて分析・解析対象となるウェルの穴を定めてその穴の細胞を取り出して分析装置にかけたり、投薬装置で試薬を投入したり、といった使い方が可能になる。
XYステージ6が電動ステージであれば、容器ホルダーの種類を変更することによって、XYステージ6の可動範囲を変更してもよい。図13はマルチウェルプレートと培養装置とがXYステージ6上に載置されているときのナビゲーション画像1300の一例を示す図である。培養装置はマルチウェルプレートの外周部に設けられる。培養装置が大きければ、マルチウェルプレートの外周部では対物レンズが培養装置に衝突することがある。そこで、衝突を回避するため、XYステージ6の移動可能範囲1302を培養装置がない場合の矩形の移動可能範囲702(図7)と比較して狭くしてもよい。
これを実現するため、衝突判定部407は、種類受付部406で受け付けられた種類の対物レンズが容器ホルダーによって使用可能な対物レンズの種類かどうかをテンプレートデータ433に基づいて判定する。容器ホルダーの種類は、操作部33から入力されてもよいし、容器ホルダーに付与されている識別媒体(バーコード、RFID、ホール素子、画像パターンなど)をリーダーで読み取ることで特定されてもよい。衝突判定部407は特定された種類識別情報に対応したテンプレートデータ433から使用可能な種類を示す対物レンズ識別情報を読み出す。このように、記憶装置31には容器ホルダーの種類ごとに当該容器ホルダーに対して接触せずに使用可能な対物レンズの種類を示す情報が記憶されている。衝突判定部407が、種類受付部406により受け付けられた種類(形状や作動距離など)が、XYステージ6に支持されている容器ホルダーによって使用可能な対物レンズの種類でないと判定すると、警告出力部409および対物レンズ制御部408、移動制御部404の少なくとも1つに警告信号を出力する。たとえば、警告信号を受信すると、警告出力部409は、衝突警告メッセージを表示部34に表示させたり、衝突警告音を出力したりする。対物レンズ制御部408は、たとえば、警告信号を受信すると、警告信号によって指定された種類の対物レンズの使用を禁止する。たとえば、当該種類の対物レンズがレボルバによって光軸位置に移動しないよう対物レンズ制御部408がレボルバの回転を制御してもよい。また、移動制御部404は、警告信号を受信すると、警告信号によって特定された領域にはXYステージ6を移動させないよう、XYステージ6を制御する。
衝突判定部407は、Z方向についても同様に衝突判定と衝突回避制御を実行してもよい。たとえば、1mm以上の厚みを持ったウェルプレートは、プレート底から対物レンズの先端までの距離(作動距離)が100um程度の高倍率レンズでは観察できない。衝突判定部407は、容器ホルダーの種類によって特定されるテンプレートデータ433から、対物レンズの種類ごとの移動可能範囲を示すデータを読み出す。衝突判定部407は、種類受付部406によって受け付けられた種類に対応した移動可能範囲を示すデータに基づき、Zステージである対物レンズユニット12のZ位置が移動可能範囲を逸脱しないように対物レンズユニット12のZ位置を制御してもよい。移動可能範囲は、上限位置と下限位置とによって定義可能である。このように移動可能範囲を制限することで、短作動距離のレンズを使用禁止したり、選択時に警告したりすることが可能となる。
容器ホルダーの種類に応じて標本が存在する高さ位置が異なる。たとえば、100um程度の厚みのカバーガラスで封止されたプレパラートと、1mm以上の厚みをもったプラスティック底のマルチウェルプレートとでは、標本が存在する高さ位置は異なる。そのため、容器ホルダーの種類が変更されたことを検知すると移動制御部404は、容器ホルダーの種類に応じて移動可能範囲を変更するとともに、容器ホルダーの種類に応じて基準位置(観察の初期位置)を変更してもよい。移動制御部404は、容器ホルダーの種類に対応したテンプレートデータ433を読み出し、読み出したテンプレートデータ433に予め含まれている基準位置のデータを制御部20に指定する。
以上で説明したように本実施形態によれば、観察記録部403は、テンプレート画像において操作部33により指定された容器画像に対して視覚的に識別可能な目印を付与し、表示部34に当該目印を表示させる。これにより、ユーザーは容器に関する観察記録を容易に管理できるようになる。
表示部34は、対物レンズの光軸の位置をテンプレート画像に重ね合わせて表示してもよい。たとえば、十字線505をテンプレート画像にオーバーレイして表示することで、ユーザーはどの容器が観察対象となっているかを容易に把握できる。なお、対物レンズの光軸の位置(観察位置)は、たとえば、その時点でのXYステージ6の座標を示す制御パラメータを顕微鏡1の制御部20から取得することで決定される。
容器としては、ウェルやディッシュ、プレパラートを一例として用いたが、もちろん他の外形や名称の容器であっても本発明は適用可能である。
図9や図10などを用いて説明したように、表示部34は、プレパラートを模したプレパラート画像を複数の領域に分割する分割線903を表示してもよい。また、各領域の位置を区別するために、プレパラート本体だけでなく、テンプレート画像(プレパラート画像)においても番地などが付与されてもよい。これにより、プレパラートであってもあたかも複数の容器(領域)があるかのように取り扱うことができ、観察記録を記載しやすくなろう。
観察記録部403は、テンプレート画像において、複数の領域のうち操作部33により指定された領域の色を変更することで目印を付与してもよい。色分けによって視覚的に各領域を区別しやすくなろう。ユーザーは色分けによって観察目的や実験目的、試薬の違い、実験条件の違い、試料の違いなどを容易に認識できよう。
また、記憶装置31は、操作部33を通じて入力されたメモを操作部33により指定された領域と関連付けて記憶してもよい。メモを残すことで、各領域の意味を文章的に把握することが可能となる。
観察記録部403は、テンプレート画像において、複数の容器のうち操作部33により指定された容器画像(ウェルやディッシュの画像)の色を変更することで目印を当該容器画像に付与してもよい。色分けによって視覚的に各容器を区別しやすくなろう。ユーザーは色分けによって観察目的や実験目的、試薬の違い、実験条件の違い、試料の違いなどを容易に認識できよう。なお、ユーザーが操作部33を通じて各色の意味または意図を示すコメントを入力すると、表示部34は、容器画像に付与された各色の意味または意図を示すコメントを表示してもよい。コメントを残すことで、各色の意味を文章的に把握することが可能となる。記憶装置31は、各容器画像の位置を示す位置データと、各容器画像に付与されている目印を示す目印データとを関連付けて記憶してもよい。このような関連付はメタデータ432によって保存されてもよいし、データベースに保存されてもよい。
記憶装置31は、操作部33を通じて入力されたメモを操作部33により指定された容器画像と関連付けて記憶していてもよい。表示部34は、操作部33によりいずれかの容器画像が指定されると、当該容器画像に関連付けて記憶されているメモを記憶装置31から読み出して表示することができる。たとえば、CPU30は、過去に実験した内容を回顧するために記憶装置31から容器画像とメモのデータとを読み出して表示部34に表示させてもよい。
上述したように容器または容器ホルダーに番地などの識別情報を付与することで、XYステージ6の移動制御にも有利となる。たとえば、移動制御部404は、テンプレート画像において操作部33により番地が指定(クリック操作など)されたり、入力(キーボード入力など)されたりすると、当該番地に対応した位置に対物レンズの光軸が一致するようにXYステージ6を移動させてもよい。これにより、観察したい位置に対して即座にXYステージ6を移動させることが可能となる。たとえば、顕微鏡1と制御装置2とがネットワークを介して接続されている場合には、ユーザーは手動でXYステージ6を移動させることができないが、本実施形態であれば簡単な操作により観察位置を設定できるようになる。これはXYステージ6や対物レンズユニット12含む主要部が暗室内に配置される暗室型顕微鏡にも当てはまる効果である。
上述したように表示部34は、テンプレート画像において各容器画像の番地を示す番地情報を表示することで、ユーザーは各容器の位置を視覚的に認識しやすくなろう。
記憶装置31は、テンプレート画像に目印をオーバーレイして作成した観察画像(ナビゲーション画像)の画像データを保存してもよい。これは制御装置2とは異なる他の情報処理装置(コンピュータ)で観察記録を検討する際に有利であろう。また、観察記録部403は、目印の付与された容器画像の位置を示す番地、コメント、顕微鏡1により取得された試料画像、顕微鏡1に設定されている制御パラメータのうち少なくとも一つを画像データのメタデータ432として記憶装置31に保存してもよい。メタデータ432はナビゲーション画像434とともに1つの画像ファイルにまとめられるため、データの管理上の利便性が向上するだけでなく、他の顕微鏡で当該画像ファイルを表示させて、当該他の顕微鏡に制御パラメータを設定する際にもユーザーの負担を軽減できよう。
観察記録部403は、テンプレート画像において、複数の容器のうち試薬を投入された容器を模した容器画像と試薬を投入されていない容器を模した容器画像とではそれぞれ異なった目印を付与してもよい。これにより試薬の有無を視覚的に把握しやすくなろう。
移動制御部404は、これまで使用されていた種類の容器ホルダーから別の種類の容器ホルダーに交換されると、交換後の別の種類の容器ホルダーに設定されている移動可能範囲内で対物レンズを移動させてもよい。なお、移動制御部404は、ユーザーによって操作部を通じて指定された種類の容器ホルダーの移動可能範囲内で対物レンズを移動させてもよい。ここで、移動可能範囲は、Z軸方向の移動範囲である。これにより容器ホルダーを交換したときに対物レンズが容器ホルダーや容器に衝突する可能性を削減できよう。また、対物レンズの種類を変更するためユーザーにより指定された対物レンズの種類が、XYステージ6に支持されている容器ホルダーによって使用可能な対物レンズの種類でなければ、警告が出力されてもよいし、当該種類の対物レンズの使用が禁止されてもよい。これにより、対物レンズの種類変更にともなう対物レンズと容器等との衝突確率を削減できよう。
ところで、記憶装置31は、容器ホルダーの種類ごとに対物レンズの光軸方向における初期位置を記憶していてもよい。これは、たとえばデータベースやメタデータ432によって保持される。移動制御部は、容器ホルダーが交換されたときに対物レンズユニット12を移動させて対物レンズユニット12の合焦位置を初期位置(基準合焦位置)に合わせてもよい。容器が異なれば試料の存在する位置が異なるため、容器に応じて初期の合焦位置を調整することで、ユーザーは試料3に対してピントの合った画像を容易に取得しやすくなろう。
移動制御部404は、XYステージ6に支持されている容器の種類が変更されると、変更後の容器の種類に設定されている移動可能範囲内でXYステージ6を移動させることが望ましい。移動可能範囲は、X軸方向およびY軸方向の移動範囲である。容器の種類に依存して対物レンズの移動範囲は異なる。たとえば、培養装置が取り付けられた容器ホルダーが存在すると、対物レンズが培養装置と衝突しないようにすることが望ましい。よって、XYステージ6の移動範囲を制限することで、対物レンズが培養装置や容器ホルダーの外周部と接触しにくくなる。
本実施形態では、顕微鏡用の容器ホルダーについても提供する。容器ホルダーは、それぞれ試料3を収容可能な複数の容器と、複数の容器が固定される固定部材とを有し、固定部材における各容器の位置を識別するための番地情報が固定部材に付与されていてもよい。図8を用いて説明したようにプレパラートを保持するプレパラートホルダー800には各領域を識別するための番地情報が印刷、彫刻または貼付されていてもよい。もちろん、ディッシュホルダーやマルチウェルプレートにも各ディッシュや各ウェルを識別するための番地情報が固定部材に印刷、彫刻または貼付されていてもよい。
各容器ホルダーは、容器ホルダーの種類を示す種類情報を保持する媒体をさらに有していてもよい。媒体は、たとえば、バーコードを印刷した紙、樹脂、磁気テープ、RFID、ホール素子などである。顕微鏡1に媒体から情報を読み取るリーダーを設置することで、容易に容器ホルダーの種類を特定できるようになろう。
このように本実施形態では、番地付けや容器の外形図の表示により様々な種類の容器においても容易に標本位置に容易に位置決め可能な顕微鏡が実現でき、目印によって興味のある観察位置を記憶、図示することができるであろう。また、ナビゲーション画像434の画像ファイルの保存/読出とメタデータ432によって撮影設定が保存・再現可能となる。これは、異なる時刻、異なる機器においても興味のある観察位置を再現させやすくなる。さらに容器ホルダーを切り替えると外形図が変化する他、その容器に応じたXYステージ6や対物レンズユニット12の移動可能範囲が設定されるため、衝突やピントずれを避けやすくなろう。
Claims (30)
- 対物レンズの光軸に対して直交した方向に試料を移動可能なステージと、前記試料を収容する容器を当該ステージに対して支持する容器ホルダーとを有する顕微鏡を制御する制御装置であって、
前記容器ホルダーに取り付けられた複数の容器を模した容器画像を含むテンプレート画像を表示する表示手段と、
操作者により操作可能な操作手段と、
前記テンプレート画像において前記操作手段により指定された容器画像に対して視覚的に識別可能な目印を付与し、前記表示手段に当該目印を表示させる目印付与手段と、
を有することを特徴とする制御装置。 - 前記表示手段は、前記対物レンズの光軸の位置を前記テンプレート画像に重ね合わせて表示することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- 前記ステージを移動させるための制御信号を前記顕微鏡に送信する移動制御手段と、
前記ステージの座標に基づき前記テンプレート画像における前記対物レンズの光軸の位置を決定する決定手段と、
を有し、
前記表示手段は、前記決定手段により決定された前記対物レンズの光軸の位置を前記テンプレート画像に重ね合わせて表示することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。 - 前記容器はウェルであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記容器はディッシュであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記容器はプレパラートであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記表示手段は、前記プレパラートを模したプレパラート画像を複数の領域に分割する分割線を表示し、
前記目印付与手段は、前記テンプレート画像において、前記複数の領域のうち前記操作手段により指定された領域の色を変更することで前記目印を当該領域に付与することを特徴とする請求項6に記載の制御装置。 - 各領域の位置を示す位置データと、各領域に付与されている目印を示す目印データとを関連付けて記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
- 前記記憶手段は、前記操作手段を通じて入力されたメモを前記操作手段により指定された領域と関連付けて記憶することを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
- 前記目印付与手段は、前記テンプレート画像において、複数の容器のうち前記操作手段により指定された容器画像の色を変更することで前記目印を当該容器画像に付与することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記表示手段は、前記容器画像に付与された各色の意味または意図を示すコメントを表示することを特徴とする請求項10に記載の制御装置。
- 各容器画像の位置を示す位置データと、各容器画像に付与されている目印を示す目印データとを関連付けて記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記記憶手段は、前記操作手段を通じて入力されたメモを前記操作手段により指定された容器画像と関連付けて記憶し、
前記表示手段は、前記操作手段によりいずれかの容器画像が指定されると、当該容器画像に関連付けて記憶されているメモを前記記憶手段から読み出して表示することを特徴とする請求項12に記載の制御装置。 - 前記移動制御手段は、前記テンプレート画像において前記操作手段により番地が指定または入力されると、当該番地に対応した位置に前記対物レンズの光軸が一致するように前記ステージを移動させることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
- 前記表示手段は、前記テンプレート画像において各容器画像の番地を示す番地情報を表示することを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記テンプレート画像に前記目印をオーバーレイして作成した観察画像の画像データを保存する保存手段をさらに有することを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記保存手段は、前記目印の付与された容器画像の位置を示す番地、コメント、前記顕微鏡により取得された試料画像、前記顕微鏡に設定されている制御パラメータのうち少なくとも一つを前記画像データのメタデータとして保存することを特徴とする請求項16に記載の制御装置。
- 前記目印付与手段は、前記テンプレート画像において、前記複数の容器のうち試薬を投入された容器を模した容器画像と試薬を投入されていない容器を模した容器画像とではそれぞれ異なった目印を付与することを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記容器を前記ステージに対して支持する容器ホルダーの種類ごとに設定された前記対物レンズの光軸方向における移動可能範囲を記憶した記憶手段と、
前記対物レンズと前記試料との間の距離を変更するために前記ステージに対して相対的に前記対物レンズを光軸方向へ移動させる移動制御手段と
をさらに有し、
前記移動制御手段は、前記操作手段を通じて指定された容器ホルダーに設定されている移動可能範囲、または、操作者により交換された容器ホルダーに設定されている移動可能範囲内で前記対物レンズを移動させることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記移動可能範囲は、前記容器ホルダーの種類と前記対物レンズの種類との組み合わせごとに記憶されていることを特徴とする請求項19に記載の制御装置。
- 前記記憶手段は、前記容器ホルダーの種類ごとに前記対物レンズの光軸方向における初期位置を記憶していることを特徴とする請求項19または20に記載の制御装置。
- 前記記憶手段は、容器ホルダーの種類ごとに当該容器ホルダーに対して接触せずに使用可能な対物レンズの種類を記憶しており、
前記制御装置は、さらに、
前記操作手段を通じて対物レンズの種類の指定を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けられた対物レンズの種類が、前記ステージに支持されている容器ホルダーによって使用可能な対物レンズかどうかを、前記記憶手段に記憶されている情報に基づき判定する判定手段と、
前記受付手段により受け付けられた対物レンズの種類が、前記ステージに支持されている容器ホルダーによって使用可能な対物レンズでなければ、警告を出力する出力手段、または、当該対物レンズの使用を禁止する禁止手段と
を有することを特徴とする請求項19ないし21のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記試料を収容する容器の種類ごとに設定された前記対物レンズの光軸に対して直交した方向における対物レンズの移動可能範囲を記憶した記憶手段と、
前記ステージを前記対物レンズの光軸方向に対して直交方向へ移動させる移動制御手段と
をさらに有し、
前記移動制御手段は、前記ステージに支持されている容器の種類が変更されると、変更後の容器の種類に設定されている移動可能範囲内で前記ステージを移動させることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記表示手段は、前記容器ホルダーが変更されると、変更後の容器ホルダーに対応したテンプレート画像を読み出して表示することを特徴とする請求項1ないし23のいずれか1項に記載の制御装置。
- 顕微鏡用の容器ホルダーであって、
それぞれ試料を収容可能な複数の容器と、
前記複数の容器が固定される固定部材と、
を有し、前記固定部材における各容器の位置を識別するための番地情報が前記固定部材に付与されていることを特徴とする容器ホルダー。 - 前記容器ホルダーの種類を示す種類情報を保持する媒体をさらに有することを特徴とする請求項25に記載の容器ホルダー。
- 顕微鏡システムであって、
顕微鏡と、
前記顕微鏡を制御する請求項1ないし24のいずれか1項に記載の制御装置と
を有することを特徴とする顕微鏡システム。 - さらに請求項25または26に記載の容器ホルダーを有することを特徴とする請求項27に記載の顕微鏡システム。
- 対物レンズの光軸に対して直交した方向に試料を移動可能なステージと、前記試料を収容する容器を当該ステージに対して支持する容器ホルダーとを有する顕微鏡を制御する制御方法であって、
前記容器ホルダーに取り付けられた複数の容器を模した容器画像を含むテンプレート画像を表示手段に表示する表示工程と、
前記テンプレート画像において操作者により指定された容器画像に対して視覚的に識別可能な目印を付与し、前記表示手段に当該目印を表示させる目印付与工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - 請求項1ないし24のいずれか1項に記載の制御装置の各手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
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