JP2015081517A - エンジンのバルブ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】抜け止め突起と抜け止め溝との間を効率的に潤滑する。
【解決手段】 バルブステムの一端に傘部を備えたバルブ部材と、バルブステムの他端側に配置されるコッタと、コッタの外周に配置されバルブスプリングを支持するリテーナと、コッタの内面に形成された周方向への複数の抜け止め突起と、バルブステムの外面に形成され複数の前記抜け止め突起がそれぞれ入り込む周方向への複数の抜け止め溝と、コッタの内面に形成された連通溝とを備え、連通溝は、複数の抜け止め突起のうちの一の抜け止め突起を軸方向へ横断する一の連通溝と、一の抜け止め突起に隣接する他の抜け止め突起を軸方向へ横断する他の連通溝とを備え、一の連通溝と他の連通溝とは、周方向にずれた位置に設けられているバルブ構造とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、エンジンのバルブ構造に関する。
エンジンの吸排気弁としては、それぞれ軸状のバルブステムの一端に弁体部である傘部が設けられたバルブ(以下、「バルブ部材」と称する。)が用いられる。バルブ部材は、バルブスプリングによって、傘部が弁孔を閉じる方向に付勢されている。傘部が弁孔に接離することによって、吸排気弁は開閉する。
バルブステムの他端、すなわち、傘部を設けた側の反対側の端部であるステムエンドに、カムの作用によって押圧力が作用することにより、バルブ部材はバルブスプリングの付勢力に抗してシリンダ内の燃焼室側へ押圧され、吸気弁や排気弁を開弁する。また、押圧力が弱まれば、バルブ部材はバルブスプリングの付勢力によって移動し、吸気弁や排気弁を閉弁する。
バルブ部材は、ステムエンドの近傍に、コッタを介して円環状のリテーナを装着する。また、バルブステムは、シリンダに形成されたバルブ挿通孔に挿通され、シリンダに対して軸方向へ進退自在である。
バルブスプリングは、その下端、すなわち、燃焼室に近い側の端部がシリンダに支持され、その上端、すなわち、シリンダヘッド側の端部はリテーナに支持されている。
コッタは、その外面が円錐面となっている2つ割りの分割コレットである。このコッタが、同じく円錐面で構成されるリテーナの内面と、バルブステムの外面とにそれぞれ接触する。これにより、コッタとリテーナとは一体に軸周り回転する。また、コッタの内面には周方向に沿って抜け止め突起が設けられており、この抜け止め突起がバルブステムの外面に形成された周方向の抜け止め溝に入り込んで、コッタとリテーナとが軸方向へ抜けるのが防止されている。
なお、バルブステムは、バルブステム外面とコッタ内面との密着によりコッタ及びリテーナに対して軸周り相対回転不能とされている場合と、バルブステム外面とコッタ内周面とが密着せずコッタ及びリテーナに対して軸周り相対回転可能に支持されている場合とがある。
特許文献1には、コッタの内面に、バルブステムの軸方向に沿ってオイルを流下させるオイル流下溝を設けた技術が開示されている。
特開2008−267296号公報
上記特許文献1によれば、コッタ内のオイル流下溝を通じて、ステムエンド側から傘部側へとオイルを流下させることができる。
しかし、このオイル流下溝は、コッタの他端側端部と一端側端部とを直線状に結ぶように設けられている。このため、オイルは、オイル流下溝内をコッタの他端側から一端側へと直線状に通り抜けてしまい、抜け止め突起と抜け止め溝との間には、充分なオイルを供給できない場合がある。
そこで、この発明の課題は、コッタ側の抜け止め突起とバルブステム側の抜け止め溝との間を効率的に潤滑することである。
上記の課題を解決するために、この発明は、バルブステムの一端に傘部を備えたバルブ部材と、前記バルブステムの他端側に配置されるコッタと、前記コッタの外周に配置されバルブスプリングを支持するリテーナと、前記コッタの内面に形成された環状の複数の抜け止め突起と、前記バルブステムの外面に形成され複数の前記抜け止め突起がそれぞれ入り込む環状の複数の抜け止め溝と、前記コッタの内面に形成された連通溝とを備え、前記連通溝は、前記複数の抜け止め突起のうちの一の抜け止め突起を軸方向へ横断する一の連通溝と、前記一の抜け止め突起に隣接する他の抜け止め突起を軸方向へ横断する他の連通溝とを備え、前記一の連通溝と前記他の連通溝とは、周方向にずれた位置に設けられていることを特徴とするバルブ構造を採用した。
このとき、前記一の連通溝と前記他の連通溝とは、バルブステムの他端に近い側が遠い側よりも、その溝の流路の断面積が大きくなるように形成されている構成を採用することができる。
また、前記連通溝は、前記バルブステムの軸方向に沿って少なくとも3箇所設けられて、その3箇所の連通溝は前記抜け止め突起間に形成された凹溝を介して繋がっており、
前記3箇所の連通溝が、軸方向に沿って順に周方向へ120度ずつずれた位置に設けられている構成を採用することができる。
さらに、前記コッタは、2つ割りの分割コレットが前記リテーナによって外径側から内径側に締め付けられて前記バルブステムに取り付けられ、前記分割コレット同士の押圧力は、その分割コレットの内面が前記バルブステムの外面に加える押圧力よりも大きくされている構成を採用することができる。
この発明によれば、コッタの内面に、複数の抜け止め突起のうちの一の抜け止め突起を軸方向へ横断する一の連通溝と、一の抜け止め突起に隣接する他の抜け止め突起を軸方向へ横断する他の連通溝を設け、さらに、その一の連通溝と他の連通溝の位置を周方向へずらしたので、一の連通溝と他の連通溝とを通じて、各抜け止め溝、抜け止め突起間に円滑にオイルが供給される。このため、コッタの抜け止め突起とバルブステムの抜け止め溝との間を効率的に潤滑することができる。
この発明の一実施形態のエンジンのバルブ構造を表す正面断面図である。 バルブステムとコッタ、リテーナの要部を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。 バルブステムの要部拡大斜視図である。 (a)はバルブステムとコッタ、リテーナの詳細を示す切断斜視図、(b)は装着前のコッタの平面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。この実施形態は、自動車用エンジンのバルブ構造である。図面では、この発明に直接関係する部材、手段のみを示し、他の部材等については図示省略している。
図1に示すように、シリンダ1には、燃焼室2に通じるポート(吸気ポート)3と、この吸気ポート3の弁孔4を開閉するバルブ5(以下「バルブ部材5」と称する。)が設けられている。吸気ポート3内には、その吸気ポート3内に燃料を噴射する燃料噴射装置(図示せず)が設けられ、吸気ポート3内の吸入空気に燃料を噴射し混合気を形成する。以下、この吸気ポート3を例にエンジンのバルブ構造について説明するが、排気ポートにおいても同様の構造を採用する。なお、エンジンは、燃料噴射装置を吸気ポート3内に設けるものに限らず、燃焼室2内に設けられて、燃焼室2内の吸入空気に燃料を噴射し混合気を形成する、筒内直接噴射式エンジンであってもよい。
バルブやその周囲のシリンダ等の基本的な構成は、従来例と同様である。すなわち、バルブ構造は、バルブ部材5と、そのバルブ部材5を弁孔4の閉弁方向に付勢する弾性部材6(以下、「バルブスプリング6」と称する。)とを備える。バルブ部材5は、軸状のバルブステム5bの一端に、弁孔4に接離する弁体部として機能する傘部5aが設けられている。また、バルブステム5bの他端5cは、シリンダヘッド側へ伸びている。
バルブステム5bは、筒状のバルブステムガイド等を介して、シリンダ1に形成されたバルブ挿通孔に挿通され、シリンダ1に対して軸方向へ進退自在である。
また、バルブスプリング6は、その下端がシリンダ1に支持され、その上端は、円環状部材からなるリテーナ7の外周部の下面で支持されている。リテーナ7の内周部には、コッタ8を介してバルブステム5bが挿通される。
コッタ8は、その外面が円錐面となっている2つ割りの分割コレットである。このコッタ8が、同じく円錐面で構成されるリテーナ7の内面と、バルブステム5bの外面とにそれぞれ面接触する。
このとき、コッタ8の内面には抜け止め突起9が設けられており、この抜け止め突起9が、バルブステム5bの外面に形成された抜け止め凹部10に入り込んで軸方向への抜け止め機能を発揮する。
ステムエンドであるバルブステム5bの他端5c側には、シリンダヘッドに嵌め込み固定されたバルブリフタ(図示せず)が配置されている。このバルブリフタにカムが当接することにより、押圧力をバルブ部材5へと伝達する。
なお、カムを備えるカムシャフトへの動力の伝達は、カムシャフト側に設けたスプロケットとクランクシャフト側に設けたスプロケットとの間をタイミングチェーン等で連結することにより行われている。
コッタ8の内面には、周方向に沿って伸びる複数の抜け止め突起9が設けられている。この実施形態では、抜け止め突起9は、バルブステム5bの軸方向に沿って他端5c側から傘部5a側である一端側に向かって順に、第一抜け止め突起9a、第二抜け止め突起9b、第三抜け止め突起9cと、合計3つが等間隔に設けられている。全ての抜け止め突起9は、それぞれ周方向全周に亘る環状の突起である。なお、第一抜け止め突起9a、第二抜け止め突起9b、第三抜け止め突起9c間の幅及び互いの間隔は、バルブの仕様に応じて適宜設定できる。
バルブステム5bの外面には、複数の抜け止め突起9がそれぞれ入り込む周方向への複数の抜け止め溝10が設けられている。この実施形態では、抜け止め溝10は、バルブステム5bの軸方向に沿って他端5c側から傘部5a側に向かって順に、第一抜け止め溝10a、第二抜け止め溝10b、第三抜け止め溝10cと、合計3つが等間隔に設けられている。全ての抜け止め溝10は、それぞれ周方向全周に亘る環状の溝である。
第一抜け止め突起9aが対応する第一抜け止め溝10aに、第二抜け止め突起9bが対応する第二抜け止め溝10bに、第三抜け止め突起9cが対応する第三抜け止め溝10cにそれぞれ入り込むことで、コッタ8とリテーナ7とは、バルブステム5bに対して軸方向他端5c側へ抜けるのが防止される3ビード仕様である。
なお、コッタ8側の第一抜け止め突起9a、第二抜け止め突起9b、第三抜け止め突起9cの間はそれぞれ凹溝14となっており、他端5c側から傘部5a側に向かって順に、第一凹溝14a、第二凹溝14bが形成されている。また、バルブステム5b側の第一抜け止め溝10a、第二抜け止め溝10b、第三抜け止め溝10c間はそれぞれ突条13となっており、他端5c側から傘部5a側に向かって順に第一突条13a、第二突条13bが形成されている。
このため、第一抜け止め突起9a、第二抜け止め突起9b、第三抜け止め突起9cが、それぞれ対応する第一抜け止め溝10a、第二抜け止め溝10b、第三抜け止め溝10cに入り込めば、同時に、第一突条13a、第二突条13bが、それぞれ第一凹溝14a、第二凹溝14bに入り込んで互いに噛み合うことになる。
コッタ8とリテーナ7とは、コッタ8の外面の円錐面11が、リテーナ7の内面の円錐面12と面接触し、コッタ8とリテーナ7とは一体に軸周り回転する状態である。コッタ8とリテーナ7とは軸周り相対回転不能である。
なお、バルブステム5bは、コッタ8及びリテーナ7に対して軸周り相対回転可能に支持されている。コッタ8を構成する2つ割りの分割コレットは、バルブステム5bへの装着前の状態で、それぞれバルブステム5bの軸心を挟んで両側の分割面8a,8b(図4(b)の角度α参照)同士が同一面上になく、分割コレットの両側の分割面8a,8b同士は、その平面視において、バルブステム5bの軸心を中心として、180度よりもやや小さい角度に設定されている。
そして、2つの分割コレットがリテーナ7によって外径側から内径側に締め付けられて弾性変形すると、両分割面8a,8bの面方向同士が、バルブステム5bの軸心を中心とする180度の位置関係となり、すなわち、同一面上に位置するようになる(図1(b)参照)。これにより、2つの分割コレットの各分割面8a,8b同士が面接触し、コッタ8がバルブステム5bの外面を過度に押圧することなく、バルブステム5bとコッタ8との相対回転を許容するようになっている。
すなわち、コッタ8は、2つ割りの分割コレットが、リテーナ7によって外径側から内径側に締め付けられてバルブステム5bに取り付けられ、分割コレット同士の接触部の押圧力は、その分割コレットの内面がバルブステム5bの外面に加える押圧力よりも大きくされている。
コッタ8の内面には、軸方向へ伸びる連通溝が設けられている。連通溝は、複数の抜け止め突起9のうちの第一抜け止め突起9aを軸方向へ横断する第一連通溝20aと、第一抜け止め突起9aに隣接する第二抜け止め突起9bを軸方向へ横断する第二連通溝20bと、第二抜け止め突起9bに隣接する第三抜け止め突起9cを軸方向へ横断する第三連通溝20cとを備える。
第一連通溝20aの他端5c側の端部はコッタ8の端面側に向かって開放されており、第一連通溝20a内の空間はシリンダ1内の空間に臨んでいる。また、第三連通溝20aの傘部5a側の端部はコッタ8の端面側に向かって開放されており、第三連通溝20a内の空間はシリンダ1内の空間に臨んでいる。
第一連通溝20a、第二連通溝20b、第三連通溝20cは、互いに抜け止め突起9間に形成された凹溝14を介して繋がっている。第一連通溝20aと第二連通溝20bとは、第一凹溝14aを介して繋がっており、第二連通溝20bと第三連通溝20cとは、第二凹溝14bを介して繋がっている。
なお、この実施形態では、抜け止め突起9を軸方向に沿って3つ設け、そのそれぞれに連通溝20を一つずつ設けたが、連通溝20の数は、コッタ8に形成された抜け止め突起9の段数等に応じて自由に設定できる。例えば、抜け止め突起9の段数が2段であれば、各抜け止め突起9にそれぞれ連通溝20を一つずつ設けて、連通溝20の数を合計2つとしてもよいし、また、抜け止め突起9の段数が4段であれば、各抜け止め突起9にそれぞれ連通溝20を一つずつ設けて、連通溝20の数を合計4つとしてもよい。さらに、1つの抜け止め突起9に対して、周方向に沿って複数の連通溝20を設けてもよい。
これらの連通溝20を設けたことにより、シリンダヘッド側から供給されるオイルは、図2に矢印で示すように、第一連通溝20a、第一凹溝14a、第二連通溝20b、第二凹溝14b、第三連通溝20cを経由して、傘部5a側に流下する。このため、抜け止め突起9と抜け止め溝10との間を効率的に潤滑することができる。
流路が、連通溝20と凹溝14とを交互に通過し、その流れ方向が軸方向、周方向へと交互に階段状に変化することも、円滑なオイルの流通に寄与している。
また、バルブステム5bが軸周りに回転することにより、凹溝14内のオイルはその回転時の慣性により、流路に沿ってその移動が促進される。また、バルブ部材5が軸方向へ移動することにより、連通溝20内のオイルはその軸方向移動の慣性により、流路に沿ってその移動が促進される。
このとき、連通溝20は、バルブステム5bの他端5cに近い側が遠い側よりも、その溝の流路の断面積が大きくなるように形成されていることが望ましい。この実施形態では、第一連通溝20a、第二連通溝20b、第三連通溝20cの順に、徐々に溝幅が小さくなるように設定されている。このため、他端5c側から傘部5a側に向かって流路が先細りとなって、傘部5a側にオイルが誘導されやすい。
連通溝20の流路の断面積が、バルブステム5bの他端5cに近い側が遠い側よりも大きくなるようにするためには、例えば、第一連通溝20a、第二連通溝20b、第三連通溝20cの順に、徐々に溝の深さが浅くなるように設定してもよい。また、各連通溝間の溝幅の差異と溝の深さの差異を併用して、流路の断面積の差異を設定してもよい。
また、この実施形態では、連通溝は、バルブステム5bの他端5cに近い側から遠い側に向かって、軸方向に沿って順に周方向へ120度ずつずれた位置に設けられている。すなわち、第一連通溝20a、第二連通溝20b、第三連通溝20cの順に、周方向へ平面視反時計回りに120度ずつずれた位置に設けられている。
このため、全ての隣り合う連通溝20間の周方向距離、すなわち、一つの連通溝20を出たオイルが次なる連通溝20に至るまでの周方向への移動距離が均等となり、円滑なオイルの誘導が可能である。
ただし、連通溝20を設ける方位は、求められる潤滑の程度に応じて自由に設定できる。例えば、第一連通溝20a、第二連通溝20b、第三連通溝20cの順に、周方向へ平面視時計回りに120度ずつずれた位置に設けてもよい。また、例えば、第一連通溝20a、第二連通溝20b、第三連通溝20cの順に、周方向へ180度ずつずれた位置に設けてもよい。
なお、この実施形態では、バルブステム5bは、コッタ8及びリテーナ7に対して軸周り相対回転可能な構造を採用したが、バルブステム5bを、コッタ8及びリテーナ7に対して軸周り相対回転不能に支持する構造においても、この発明の連通溝を採用することができる。
また、この実施形態では、バルブ部材5を軸方向へ進退運動させる動弁装置として、ステムエンド側のバルブリフタにカムが当接することにより、押圧力をバルブ部材5へと伝達する構造としたが、その他にも、例えば、カムの作用によりロッカーアームを揺動させることにより、押圧力をバルブ部材5へと伝達する構造等、他の動弁装置を採用してもよい。
1 シリンダ
2 燃焼室
3 ポート
4 弁孔
5 バルブ部材(バルブ)
5a 傘部
5b バルブステム
5c ステムエンド(他端)
6 バルブスプリング
7 リテーナ
8 コッタ
9 抜け止め突起
9a 第一抜け止め突起
9b 第二抜け止め突起
9c 第三抜け止め突起
10 抜け止め溝
10a 第一抜け止め溝
10b 第二抜け止め溝
10c 第三抜け止め溝
11,12 円錐面
13 突条
13a 第一突条
13b 第二突条
14 凹溝
14a 第一凹溝
14b 第二凹溝
20,20a,20b,20c 連通溝

Claims (4)

  1. バルブステムの一端に傘部を備えたバルブ部材と、
    前記バルブステムの他端側に配置されるコッタと、
    前記コッタの外周に配置されバルブスプリングを支持するリテーナと、
    前記コッタの内面に形成された環状の複数の抜け止め突起と、
    前記バルブステムの外面に形成され複数の前記抜け止め突起がそれぞれ入り込む環状の複数の抜け止め溝と、
    前記コッタの内面に形成された連通溝とを備え、
    前記連通溝は、
    前記複数の抜け止め突起のうちの一の抜け止め突起を軸方向へ横断する一の連通溝と、
    前記一の抜け止め突起に隣接する他の抜け止め突起を軸方向へ横断する他の連通溝とを備え、
    前記一の連通溝と前記他の連通溝とは、周方向にずれた位置に設けられていることを特徴とするバルブ構造。
  2. 前記一の連通溝と前記他の連通溝とは、バルブステムの他端に近い側が遠い側よりも、その溝の流路の断面積が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバルブ構造。
  3. 前記連通溝は、前記バルブステムの軸方向に沿って少なくとも3箇所設けられて、その3箇所の連通溝は前記抜け止め突起間に形成された凹溝を介して繋がっており、
    前記3箇所の連通溝が、軸方向に沿って順に周方向へ120度ずつずれた位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバルブ構造。
  4. 前記コッタは、2つ割りの分割コレットが前記リテーナによって外径側から内径側に締め付けられて前記バルブステムに取り付けられ、
    前記分割コレット同士の押圧力は、その分割コレットの内面が前記バルブステムの外面に加える押圧力よりも大きくされていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のバルブ構造。
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