JP2015081468A - 鋳物柵及びその柵における支柱と横桟との取付部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の課題は、鋳物柵において、部品点数を可能な限り増加させず、横桟の角度ごとに在庫する必要のない鋳物柵及びその柵における支柱と横桟との取付部材を提供することである。また、鋳物柵の設置工事における負担を極力軽減することである。
【解決手段】
本発明は、鋳物柵に用いる支柱と横桟との接続部材であって、開口した端部と本体と底部を有する筒形状を呈し、前記開口した端部は横桟を受け入れ可能であり、前記底部は、支柱の側面に倣う曲面部を有し、その曲面部の中央に支柱と接続するためのボルトを通すボルト孔を設けたことを特徴とする鋳物柵に用いる接続部材。
【選択図】 図1

Description

本発明は、設置しようとする道路形状に対応可能な鋳物製の支柱を使用した鋳物柵及びその鋳物柵における支柱と横桟との取付部材に関するものである。
従来は、パイプ状の支柱に、これよりも細いパイプ状の複数の横桟を取り付けた、道路用柵が用いられていた。道路用柵とは歩道と車道の境目を仕切るものであり、車道側から歩道側への車の飛び出しを防いで歩行者を保護するとともに、歩行者の車道側への飛び出しを防ぐものである。また、必ずしも道路用として用いられるばかりでなく例えば、歩行者が川や湖などへの転落防止を目的として設置される場合がある。従って、その柵には、一定以上の強度が必要で、特に支柱においてその強度が求められる。
このように、危険な場所への侵入防止用としても用いられているので、一定の強度を必要とするために、上記のようなパイプ状の支柱に、これよりも細いパイプ状の複数の横桟を取り付けた柵よりも鋳物製の支柱を使用した柵が用いられる。また、デザインの自由度からも鋳物製の支柱を使用した柵が用いられている。この鋳物製の支柱はその製造上厚肉となり支柱に求められる強度の面で好ましいものである。
この鋳物製の支柱を用いた鋳物柵はその横桟を受けるための受け部が支柱と一体となって鋳造されている。従って、この鋳物柵を設置する場所は、直線道路であれば鋳物製の支柱に対して一定の方向にその受け部が鋳造されたものを使用すれば、当該鋳物柵を設置することが可能である。しかしながら、その屈曲している道路状態、すなわち道路がカーブしている場合であれば、そのカーブしている道路に沿うように支柱に対して横桟を受けるための受け部を一体としたものを用意しなければならない。
従って、直線以外の道路であって屈曲率の異なる様々なカーブに対応するためには、その受け部の取り付け角度の異なる支柱を相当数用意しなければならず、在庫の管理およびその在庫場所を確保することが容易ではない。また、その道路の形状に合わせた支柱を新たに鋳造することもできるが、納期が遅延する恐れがある。
更に、仮に様々な角度の取り付け部を有する支柱をそれぞれ用意したとしても、あらかじめ用意した上記様々な角度の受け部を有する支柱が、それを設置しようとする屈曲した道路に沿うように設置できるとは限らず、その道路のカーブに倣った鋳物柵の設置ができない場合がある。
これを解決するものとして、特開平11−293966号公報に、互いに着脱自在に連結可能な上部連結部2並びに下部連結部3を備えた所定長さの第1筒部材1と、該筒部材1の下部連結部3に着脱自在に連結されて実質的な脚管となる第2筒部材4と、前記第1筒部材1に着脱自在に取付けられる一対の受け金具5a、5bとによってポールAが形成されており、前記受け金具5a、5bは、第1筒部材1の外周所定位置に回動可能に挿入されるリング部6と、該リング部6に形成されてパイプBのフック7を受け入れる係合部8とによって構成されている組立フェンスの構造なる公知技術が記載されている。
上記公知技術においては、取り付け部の構成として、リング部6を支柱に取り付けこれが回動可能とすることで、任意の角度に横桟を取り付けるという構成であるが、鋳物柵に応用できるものではない。すなわち、回動可能とするためには、リング部66に嵌合する支柱(ポールA)の精度を厳格にしなければならないが、そのためにはその嵌合部分を機械加工しなければならず、また、構成が複雑であることから製造コストが増大してしまう。また、部品点数が多いこともまた製造コストが増大する要因となる。さらに、上記の構造では鋳物柵に設置工事における作業者に過大な負担を強いてしまうという問題がある。
特開平11−293966号
本発明は前記の問題に鑑みてなされたものであり、その課題は、鋳物柵において、部品点数を可能な限り増加させず、横桟の角度ごとに在庫する必要のない鋳物柵及びその柵における支柱と横桟との取付部材を提供することである。また、鋳物柵の設置工事における負担を極力軽減することである。
前記の課題を解決するため、本発明は、鋳物柵に用いる支柱と横桟との接続部材であって、開口した端部と本体と底部を有する筒形状を呈し、前記開口した端部は横桟を受け入れ可能であり、前記底部は、支柱の側面に倣う曲面部を有し、その曲面部の中央に支柱と接続するためのボルトを通すボルト孔を設けたことを特徴とする鋳物柵に用いる接続部材である。
本発明によれば、道路のカーブの形状を把握した現場の作業者がその形状に沿うように、鋳物柵における支柱にタップ孔を設ければ、任意の位置及び角度に横桟と接続するための受け部に相当する接続部材をその支柱に配置することができる。例えば、その道の屈曲部分の形状が平面視においてほぼ110度の角度であれば、110度になるように、支柱にそれぞれタップ孔をあける。それらのタップ孔にそれぞれ接続部材あてがい、その接続部材における開口した端部からボルトを挿入し、支柱に固定する。このように、作業者が、鋳物柵を設置しようとする現場において、その道路のカーブしている形状を確認した後に、支柱における所定の位置にタップ孔をあけ、それに接続部材を取り付けた後にその接続部に横桟を取り付ければ、道路の形状に倣うように柵を設置することができる。なお、タップ孔とは、めねじを有する孔のことであることは云うまでもない。
また、道路のカーブの曲率をあらかじめ把握している場合においては現場で支柱にタップ孔をあけるのではなく、あらかじめ工場でタップ孔をあけて支柱に接続部材を取り付けた状態で出荷することも可能である。このようにすれば、さまざまな形状の支柱を在庫しておく必要が無く、また、新しく鋳造するのに比べて短納期で鋳物柵を設置することができる。
本発明は、前記接続部材の内部であってボルト孔の同心円上に短円筒状の座部を有することを特徴とする鋳物柵に用いる接続部材である。接続部材の内部であってボルト孔の同心円上に短円筒状の座部を有するので、接続部材の開口した端部からボルトを挿入して支柱と接続した際に、ボルトが的確な位置に配置され、確実に支柱に接続部材を配置することができる。従って長期にわたって、支柱に接続部材を固定することができる。
また、本発明は、筒形状の側面部に横桟を固定するためのめねじ孔を設けたことを特徴とする鋳物柵に用いる接続部材である。上記のように接続部材を支柱に取り付け、横桟を接続部材に取り付けた後に、当該めねじ孔にねじを取り付けることにより、横桟を確実に固定することができる。
また、本発明は、端部に、突起部を設け、かつその本体の内部において突起部における空所よりも大きな内部空所を設け、前記突起部の空所に横桟を挿入したときに、当該横桟を前記突起部で支持しつつ、前記横桟の端部は本体の内部空所において、振れることを特徴とするものである。
前記突起部における空所は横桟の径と同様であり横桟を受け入れ可能に支持しつつ、その内部空所においては、前記空所よりも大であるために前記横桟が上下左右に振れることが可能である。従って、その振れた位置において、横桟を傾斜した位置で固定することができる。よって、例えば、柵を設置する地形が若干上下して横桟がずれたとしても、横桟が振れることによってそのずれを吸収することができる。
表面処理を施したことを特徴とする上記記載の鋳物柵に用いる接続部材である。防錆効果を得るためである。
また、本発明は、少なくとの2以上の支柱と複数の横桟からなる鋳物柵であって、当該支柱と横桟を上記の接続部材によって接続したことを特徴とする鋳物柵である。上記のとおり、本発明における接続部材を用いた鋳物柵は、現場での簡易な作業により敷地の形状に合わせて設置することができるために、横桟の角度ごとあるいは数ごとに支柱をあらかじめ用意する必要が無く鋳物柵のコストを大幅に削減することができる。
本発明は以上のように構成され、かつ、作用するものであるから、鋳物柵において、支柱と横桟の間に本発明に係る接続部材を配置するので、従来の支柱に対して接続部材をボルトで固定することで、部品点数を可能な限り増加させないものであるとともに、作業者が鋳物柵の設置しようとする現場において、その道路の形状を確認したうえで支柱にタップ孔を加工して横桟を取り付けるので、横桟の角度ごとに在庫する必要のない鋳物柵及びその柵における支柱と横桟との取付部材を提供するので、在庫数を劇的に削減することができる。また、鋳物柵の設置工事における負担を極力軽減することができる。
図1は、接続部材の斜視図である。図2は、接続部材の側面図である。図3は、接続部材の正面図である。図4は、図1接続部材のIV−IV線断面図である。図5は、実施例1の鋳物柵の斜視図である。図6は、図5のVI−VI線断面図である。図7は、図5のVII−VII線断面図である。図8は、図5のVIII−VIII線断面図である。図9は、実施例2の鋳物柵の斜視図である。
接続部材10は、開口した端部11を有するほぼ有底筒状を呈し、その開口した端部11は、後述する横桟60を受け入れることができる。接続部材10における本体12は、底部13から端部11に向かってほぼ縮径するテーパー状を呈している。また、その本体12の内部においてもまた底部13から端部11に向かって、若干縮径するテーパー状を呈している。従ってその本体12の肉厚は、ほぼ一定である。
底部13に支柱55との接続のためのボルト孔14が開けられている。さらに前記底部13は、例えば円柱状の支柱55の側面55aである曲面に倣うように凹曲面状を呈し、前記ボルト孔14はその底に設けられている。従って、その凹曲面の形状は、接続部材10を取り付ける支柱55が円柱状であれはその側面55aは一定の曲率を有する曲面であるからそれに倣うように構成する。このような構成を有する接続部材10は、鋳造により比較的安価に製造することができる。
端部11に突起部11aを配置している。突起部11aは端部11において環状を呈し、開口した端部11の中心方向すなわち径方向に端部11から突起したものである。また、その突起部11aの空所11bの径11b(r)は、本体12の内部空所12bの径12b(R)よりも小である。尚、本体12の内部空所12bも本体12が筒形状であることから、円筒状の内部形状を呈するものである。また、本体12の内部空所12bから滑らかな曲面11cを介してその突起部11aに接続している。このような突起部11aの空所11bに、後述する横桟60を挿入した場合において、その横桟60の径は空所11bの径11b(r)とほぼ同様であることから、その突起部11aで前記横桟60を支える構成となり、その本体12の内部において、内部空所12bを有するために、横桟60の傾斜を許容することができる。すなわち、その突起部11aを支点として、横桟60は、その本体12の内部空所12bにおいて上下左右に振れることが可能である(図8参照)。従って、仮に第1の支柱55において設置した横桟の一方の先端部をその接続部材10を挿入した場合において、次の第2の支柱55′に、当該横桟60の他の先端部を取り付ける場合に当該横桟60が傾斜することで、横桟60の支柱55′への取り付け位置が若干ずれていたとしても、そのずれを吸収することができる。
座部15は、支柱55との接続のために、接続部材10の内部において平坦なほぼ短円筒状を呈するものである。又、前記ボルト孔14と同心円状を呈している。後述する支柱55との接続のためにボルト20と当該座部15とが接するために、ボルト20を締め付けると接続部10と支柱55がボルト20によって確実に固定することができる。
接続部材10における本体12に横桟固定孔16を設けている。この横桟固定孔16はタップ加工されており、当該横桟固定孔16において、図示しないおねじをねじ止めすれば、当該おねじが前記横桟60と接することにより、当該横桟60を接続部10に固定することができる。
第1の実施例における鋳物支柱を用いた鋳物柵50について、支柱55については、鋳造したものであって、その内部は中空のほぼ円筒状である。また、横桟60はパイプ材であり、中空のほぼ円筒状である。これはパイプ材でも好ましい。例えば、支柱55から支柱55′、あるいは支柱55″へは支柱55を中心として屈曲しており、この形状に倣うように、支柱55、55′55″を複数設置する(図5参照)。
支柱55は、図6のとおりその砕石56を地中に埋設してコンクリート57で固定したものであり、その固定方法は従来周知である。図5によれば、第1の支柱55を挟んで第2の支柱55′及び第3の支柱55″のなす、その挟み角がおよそ110度程度である。この場合は第1に支柱55にそれぞれ平面視110度になるように接続部材10を取り付けるタップ孔58をあける。もっとも道路の屈曲している角度によって110度に限られず任意に設置することができる。なお、支柱55の径と接続部材10の関係から、支柱に取り付けられた接続部材10同士が干渉しない角度が限度であることは云うまでもない。従って、支柱55の径が比較的大であれば、接続部材10同士の挟み角をより小さくすることができる。
上記のとおり支柱55に開けられたタップ孔58に接続部材10をあてがい、接続部材10におけるボルト孔14にボルト20を通して支柱55における当該タップ孔58にねじ止めする。接続部材10における底部13は、支柱の側面55aに沿うように、凹曲面状を呈しているために、ボルト20で固定すれば、支柱55と接続部材10を隙間なく取り付けることができる。従って、その底部13の凹曲面状の曲率は支柱55の側面55aの曲率に倣うものである(図7参照)。
このように支柱55、55′、55″にそれぞれ接続部材10を取り付ける。これまでの工程について、予め設置する道路の形状を把握している場合には、その道路の形状に応じた角度になるように工場において支柱55に接続部材10を取り付けても好ましい。また、実際の現場においてタップ孔58をあけることもできる。従って、いずれもタップ孔58をあけていない鋳物製の支柱55を在庫すれば足り、しかも支柱55は従来に比べて、デザイン別に在庫しておくだけであり、従来のような支柱と受け部材が、一体として鋳造されているものではないので、接続部材に相当するその受け部材の角度ごとに在庫する必要が無い。よってこの支柱の管理に忙殺されることなく、また、接続部材を取り付けるためのタップ加工も容易なので短納期で設置することができる。尚、支柱55′、55″については、一方にしか接続部材10を取り付けていないが、両側面に取り付けられることは云うまでもない。
上記のとおり接続部10を取りつけた支柱55に対して横桟60を取り付ける。横桟60はすでに述べたようにパイプ状のものであり、突起部11aに接するように挿入される。すでに述べたとおり突起部11aの空所11bにおける径11b(r)は、本体12の内部空所12bにおける径12b(R)よりもその径が小である。よって、横桟60を突起部11aの空所11bに挿入した場合において、その横桟60の径は空所11bにおける径11b(r)の大きさとほぼ同様であることから、その突起部11aで前記横桟60を支える構成となり、その本体12の内部空所12aにおいて、横桟60はその本体12の内部空所12b内において上下左右いずれの方向にも振れることが可能である(図8参照)。従って、仮に第1の支柱55において設置した横桟60の一方の先端部をその接続部材10を挿入した場合において、次の第2の支柱55′に、当該横桟60の他の先端部を取り付ける場合にその位置が若干傾いてずれていたとしても、そのずれを吸収することができる。
第2の実施例の鋳物柵70については鋳物製の支柱75に取り付ける横桟を2本とし、その2本の横桟80に複数の縦桟85を取り付けたものである。横桟80はパイプ材であり、中空のほぼ円筒状である。また、縦桟85についても、パイプ材であり、中空のほぼ円筒状である。支柱65についても鋳造したものであって、その内部は中空のほぼ円筒状である。上記接続部材10において、これを例えば道路のカーブにおいて、それに倣うように支柱75、75′75″を複数配置する。尚、支柱75′、75″については、一方にしか接続部材10を取り付けていないが、支柱75′、75″の両側面に取り付けられることは云うまでもない。
支柱75の路面に対する固定方法は実施例1と同様に従来周知の方法である。図9によれば、第1の支柱75を挟んで第2の支柱75′及び第3の支柱75″のなす、その挟み角がおよそ110度程度である。この場合は第1に支柱75の側面75aにそれぞれ平面視110度になるように接続部材10、10を取り付けるタップ孔をあける。また、第2の支柱75′および第3の支柱75″においてもタップ孔をあける。
取り付け方法は上記のとおり支柱75に開けられたタップ孔に接続部材10をあてがい、当該接続部材10におけるボルト孔にボルトを通して支柱におけるタップ孔とねじ止めして接続部材を固定する点について、実施例1と同様であるので図示しない。また、接続部材10における底部13は、支柱75の側面75aに沿うように、凹曲面状を呈しているために、上記ボルトで固定すれば、隙間なく取り付けることができる。従ってその底部13の凹曲面状の曲率は支柱75の側面75aの曲率に倣うものである。また、実施例1と同様に支柱75に取り付けた接続部材10同士が干渉しない限り、接続部同士の挟み角を上記よりも小さくすることができ、この角度に限られないのは云うまでもない。従って、支柱75の径が比較的大であれば、その接続部材10同士の挟み角をより小さくすることができることは云うまでもない。
実施例2についても予め設置する道路の形状を把握している場合には工場で接続部材を取り付けても好ましい。また、実際の現場においてタップ孔をあけることもできる。従って、いずれもタップ孔をあけていない鋳物製の支柱を在庫すれば足り、しかも支柱は従来に比べて、デザイン別に在庫しておくだけであり、従来のような支柱と受け部材が、一体として鋳造されているものではないので、その受け部材の角度ごとに在庫する必要が無い。よってこの支柱の管理に忙殺されることなく、また、タップ加工も容易なので短納期で設置することができる。
実施例1と同様に、実施例2においても、接続部材10に対して横桟60、80を傾斜して配置することが可能であり、その傾斜した状態で横桟固定孔16においてねじ止めすれば、多少の誤差を吸収することができる(図8参照)。又、接続部材は道路用に限られず、一定の区画を仕切るために、本発明の接続部材を使用した鋳物柵を使用できることは云うまでもない。
実施例1の柵50及び実施例2の柵70について、いずれも塗装などの表面処理をすることが好ましい。例えば柵50、70にカチオン塗装を施した後に、下塗りとして、変性エポキシ樹脂を塗布し、中塗りとして、エポキシ樹脂を塗布し、さらに、上塗りとしてポリウレタン塗装をして防錆効果を高めることができる。また、下塗りとして、変性エポキシ樹脂を塗布し、上塗りとして速乾アクリルウレタン樹脂を塗布することができる。さらには、同様に下塗りとして、変性エポキシ樹脂を塗布し、中塗り、上塗りともにフッ素樹脂を塗布することあるいは、中塗り、上塗りともフッ素セラミック変性樹脂を塗布することで、防錆効果を高めることができる。尚、接続部材10においても同様である。
接続部材の斜視図。 接続部材の側面図。 接続部材の正面図。 図1接続部材のIV−IV線断面図。 実施例1の鋳物柵の斜視図。 図5のVI−VI線断面図。 図5のVII−VII線断面図。 図5のVIII−VIII線断面図。 実施例2の鋳物柵の斜視図。
10、接続部材
11、端部
11a、突起部
11b、空所
12、本体
12b、内部空所
13、底部
14、ボルト孔
15、座部
16、横桟固定孔
20、ボルト
50、70、柵
55、75、支柱
60、80、横桟
85、縦桟

Claims (6)

  1. 鋳物柵に用いる支柱と横桟との接続部材であって、開口した端部と本体と底部を有する筒形状を呈し、前記開口した端部は横桟を受け入れ可能であり、前記底部は、支柱の側面に倣う曲面部を有し、その曲面部の中央に支柱と接続するためのボルトを通すボルト孔を設けたことを特徴とする鋳物柵に用いる接続部材。
  2. 接続部材の内部であってボルト孔の同心円状に短円筒状の座部を有することを特徴とする請求項1記載の鋳物柵に用いる接続部材.
  3. 筒形状の側面部に横桟を固定するためのめねじ孔を設けたことを特徴とする請求項1または2いずれか1項記載の鋳物柵に用いる接続部材
  4. 開口した端部に、空所を有する突起部を設け、かつその筒部の内部において突起部における空所よりも大きな内部空所を設け、前記突起部の空所に横桟を挿入したときに、当該横桟を前記突起部で支持しつつ、前記横桟の端部は筒部の内部空所において、振れることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の鋳物柵に用いる接続部材。
    ものである。
  5. 表面処理を施したことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の鋳物柵に用いる接続部材。
  6. 少なくとの2以上の支柱と2以上の横桟からなる鋳物柵であって、当該支柱と横桟を前記請求項1〜5いずれか1項記載の接続部材によって接続したことを特徴とする鋳物柵。
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