JP2015081165A - フィルムロールの皺対策構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻き取りの芯となる芯部材にフィルムが巻かれてフィルムロールが構成され、該フィルムロールの端面に、当該両端面に外力が加わるのを抑制する平板状の保護板が被せられて成るフィルムロールの皺対策構造において、フィルムロールのフィルム部に重力に対する床面からの抗力が働くのを抑制することにより、フィルムロールの端面に皺が出来るのを抑制する。【解決手段】芯部材11は中空のパイプから成り、芯部材11の中空部内に保護板21を貫通したキャップ22を挿入された状態で、保護板21がフィルムロール10の端面に被せられる。芯部材11と保護板21とに挟まれる部分で、且つキャップ22の周囲には、フィルムロール10の重力を支える強度を備えたスペーサ23を設け、フィルムロール10に重力に対する抗力が生じる状態に置かれたとき、該抗力はスペーサ23を介して保護板21から芯部材11に伝達される。【選択図】図3

Description

本発明は、菓子袋や、食品、日用品等の包装材に加工されるフィルムがロール状に巻かれたフィルムロールの皺対策構造に関する。
印刷用フィルムを印刷工程に運搬するためのフィルムロールにおいて運搬時にフィルムに出来る皺が問題となっている。皺の原因は、フィルムがロール状に巻かれて成るフィルムロールの端面角部が床面等によって圧迫されることによる場合が多い。即ち、フィルムロールは、その端面角部を下にして床面上を転がして運搬されることがあり、フィルムロールの当該角部が圧迫されて、当該角部に皺が出来てしまう。そこで、そのような状況でも皺が出来ないように工夫が成されている。下記特許文献1では、図5(A)に示すように、フィルムロールFの端面に設けられる硬質の保護板PとフィルムロールFの端面との間に段ボール、発泡性プラスチック等の緩衝材Cを介挿し、更に、図5(B)に示すように、保護板Pの外周縁部の緩衝材C側部分に所定の空間Sを形成するようにしている。こうすることにより、図6(A)、(B)に示すように、フィルムロールFが、その端面角部を下にして床面上を転がして運搬されても、当該角部には緩衝材Cや所定の空間Sがあるため、フィルムロールFの端面角部には重力に対する床面からの抗力が伝わらず皺も出来ない。
特許第4130406号公報
しかし、繰り返し使用によって緩衝材Cが潰れてその緩衝機能を果たさなくなると、図6(A)の場合のフィルムロールFの端面角部、若しくは図6(B)の場合の空間S分だけ内径側に移動されたフィルムロールFの端面のA部に、重力に対する床面からの抗力が伝わり、当該部分に皺が出来てしまう。
このような問題に鑑み本発明の課題は、フィルムロールのフィルム部に重力に対する床面からの抗力が働くのを抑制することにより、フィルムロールの端面に皺が出来るのを抑制することにある。
本発明の第1発明は、巻き取りの芯となる芯部材にフィルムが巻かれてフィルムロールが構成され、該フィルムロールの端面に、当該端面に外力が加わるのを抑制する平板状の保護板が被せられて成るフィルムロールの皺対策構造であって、前記保護板を被せられたフィルムロールが前記保護板の板面から重力に対する抗力を受ける状態に置かれたとき、該抗力が前記フィルムロールに伝わることを回避し、前記芯部材に集中的に伝える構成を備えることを特徴とする。
第1発明によれば、保護板からの抗力は芯部材に伝え、フィルムロールに伝わることを回避する構成を備えるため、フィルムロールの端面に皺ができるのを抑制することができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記芯部材は中空のパイプから成り、該芯部材の中空部内に保護板の中心から伸びる突起部を挿入された状態で、前記保護板が前記フィルムロールの端面に被せられ、前記芯部材と前記保護板とに挟まれる部分で、且つ前記突起部の周囲には、前記フィルムロールの重力を支える強度を備えたスペーサを設け、前記フィルムロールに重力に対する抗力が生じる状態に置かれたとき、該抗力は前記スペーサを介して前記保護板から前記芯部材に伝達されることを特徴とする。
第2発明によれば、保護板からの抗力はスペーサを介して芯部材に伝達され、フィルムロールでは受けないため、フィルムロールの端面に皺ができるのを抑制することができる。
本発明の第3発明は、上記第2発明において、前記フィルムロールと前記保護板との間で、且つ前記スペーサの周囲には、前記フィルムロールに加わる外力を和らげる緩衝材が介挿されていることを特徴とする。
第3発明によれば、フィルムロールと保護板との間には緩衝材が介挿されているため、何らかの原因で、フィルムロールと保護板とが接近することがあっても、その接近する動きが緩衝材の圧縮変形によって吸収されて、フィルムロールと保護板とが当接することは抑制され、フィルムロールの端面に皺ができるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態の正面図である。 上記実施形態の下部の分解斜視図である。 図2のIII−III断面図である。 上記実施形態の荷造り状態における斜視図である。 本発明における従来技術を説明するため説明図である。 図5と同様の従来技術の作用を説明するため説明図である。
図1〜4は、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、菓子袋に加工されるフィルムがロール状に巻かれたフィルムロールに本発明を適用した例である。
フィルムロール10は、中空のパイプから成る芯部材11を巻き取りの芯としてフィルム12が巻かれて構成されている。
フィルムロール10の運搬時には、フィルムロール10の両端面に皺が出来るのを抑制するための皺対策構造体20が取り付けられる。皺対策構造体20として、まずフィルムロール10の両端面に外力が加わるのを抑制する平板状の保護板21がそれぞれ被せられている。各保護板21は、フィルムロール10の外径と同程度の直径の円板とされており、樹脂、木材などによって構成されている。保護板21の円形の中心部には貫通孔21aが穿設され、この貫通孔21aを介して芯部材11の中空部内にキャップ22の軸部22a(本発明の突起部に相当)を挿入することによって、フィルムロール10の端面に保護板21が被せられている。キャップ22は軸部22aの端部にフランジ部22bを一体に備えており、キャップ22の軸部22aが保護板21及び芯部材11に挿入されたとき、キャップ22のフランジ部22bが保護板21の貫通孔21aの周りに形成された凹部21bに嵌合されて、キャップ22が芯部材11の中空部内に入り過ぎないようにされると共に、挿入されたキャップ22が保護板21の板面から突出しないようにされている。
フィルムロール10の端面に保護板21が被せられた状態において、芯部材11と保護板21とに挟まれる部分で、且つキャップ22の軸部22aの周囲には、フィルムロール10の重力を支える強度を備えたスペーサ23が設けられている。スペーサ23は、芯部材11と同径、同肉厚、同材料から成り、高さは肉厚と同程度とされている。従って、フィルムロール10が床面に置かれたとき、フィルムロール10の重力は全てスペーサ23で受けて保護板21に伝達されることになる。換言すると、その重力に対する床面からの抗力はスペーサ23を介して保護板21から芯部材11に伝達され、フィルムロール10には伝達されない。なお、スペーサ23を構成する材料は、フィルムロール10の重力を支える強度を備えるように構成できるものであれば良く、プラスチックス、金属等でも良い。
フィルムロール10と保護板21との間で、且つスペーサ23の周囲には、フィルムロール10に加わる外力を和らげる段ボール当板24(本発明の緩衝材に相当)が介挿されている。段ボール当板24は、段ボール製であるが、発泡プラスチックでも良い。また、段ボール当板24は、フィルムロール10と保護板21との間の空間を埋めるように、その内径にスペーサ23の外径が嵌まる大きさのドーナツ形状とされている。従って、フィルムロール10の両端面に段ボール当板24を介して保護板21が被せられたとき、それらは全体として一つの円柱形状を成す。
以上の保護板21、キャップ22、スペーサ23、及び段ボール当板24によって、皺対策構造体20が構成されている。
フィルムロール10を運搬するときは、図4のように荷造りされている。即ち、上述のようにフィルムロール10の両端面に皺対策構造体20を被せて、フィルムロール10の外周に汚れ防止用の保護シート31を巻き付け、その上からベルト32を巻いてそれらを一体化している。ベルト32は、芯部材11の中空部内とフィルムロール10の外周部との間に巻き付けられ、フィルムロール10の外周上では略等間隔となる3箇所で巻き付けられている。フィルムロール10の外周上におけるベルト32の巻き付け個所は、4箇所以上とされても良い。また、ベルト32の巻き付けに代えて、皺対策構造体20を含めてフィルムロール10の両端部に対応する外周部分を粘着テープで巻いて、フィルムロール10と皺対策構造体20とを一体化するようにしても良い。
以上の実施形態によれば、フィルムロール10の重力に対する保護板21からの抗力はスペーサ23を介して芯部材11に伝達され、フィルムロール10のフィルム12部分では受けない。そのため、フィルムロール10の端面に皺ができるのを抑制することができる。
また、フィルムロール10と保護板21との間には段ボール当板24が介挿されているため、何らかの原因で、フィルムロール10と保護板21とが接近することがあっても、その接近する動きが段ボール当板24の圧縮変形によって吸収されて、フィルムロール10と保護板21とが当接することは抑制され、フィルムロール10の端面に皺ができるのを抑制することができる。フィルムロール10と保護板21とが接近する現象は、次の場合に生じる。第1に、図4に基づいて説明したように、フィルムロール10がベルト32によって強く巻き付けられて保護板21が変形した場合、第2に、図6のように保護板21の外周縁部を下にして床面上にフィルムロール10を傾けて置いたとき、キャップ22による芯部材11の支持が弱く、保護板21に対してフィルムロール10が傾いた場合、第3に、芯部材11に対するフィルム12の巻き付け強度が弱く、保護板21からの抗力をスペーサ23経由で芯部材11が受けて、芯部材11がフィルムロール10から抜けるように軸方向に押された場合である。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、
1.上記実施形態では、芯部材11と保護板21との間に別体のスペーサ23を設けたが、スペーサ23は、芯部材11と一体、又は保護板21と一体、若しくはキャップ22と一体としても良い。
2.上記実施形態では、皺対策構造体20をフィルムロール10の両端面に設けたが、下方となる端面のみに設けても良い。
3.フィルムの用途は菓子袋用フィルムに限定されない。フィルムロールとされたとき、その端面に外力を受けて座屈が生じ、フィルムに皺を生じさせる軟質の包装フィルムなら何でも良い。
10 フィルムロール
11 芯部材
12 フィルム
20 皺対策構造体
21 保護板
22 キャップ
22a 軸部(突起部)
23 スペーサ
24 段ボール当板(緩衝材)
31 保護シート
32 ベルト

Claims (3)

  1. 巻き取りの芯となる芯部材にフィルムが巻かれてフィルムロールが構成され、該フィルムロールの端面に、当該端面に外力が加わるのを抑制する平板状の保護板が被せられて成るフィルムロールの皺対策構造であって、
    前記保護板を被せられたフィルムロールが前記保護板の板面から重力に対する抗力を受ける状態に置かれたとき、該抗力が前記フィルムロールに伝わることを回避し、前記芯部材に集中的に伝える構成を備えることを特徴とするフィルムロールの皺対策構造。
  2. 請求項1において、
    前記芯部材は中空のパイプから成り、
    該芯部材の中空部内に保護板の中心から伸びる突起部を挿入された状態で、前記保護板が前記フィルムロールの端面に被せられ、
    前記芯部材と前記保護板とに挟まれる部分で、且つ前記突起部の周囲には、前記フィルムロールの重力を支える強度を備えたスペーサを設け、前記フィルムロールに重力に対する抗力が生じる状態に置かれたとき、該抗力は前記スペーサを介して前記保護板から前記芯部材に伝達されることを特徴とするフィルムロールの皺対策構造。
  3. 請求項2において、
    前記フィルムロールと前記保護板との間で、且つ前記スペーサの周囲には、前記フィルムロールに加わる外力を和らげる緩衝材が介挿されていることを特徴とするフィルムロールの皺対策構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2976978B1 (ja) * 1998-12-25 1999-11-10 日本電気株式会社 電子部品収納用リ―ル
JP4130406B2 (ja) * 2003-12-26 2008-08-06 有限会社真生包装 ウェブロール端面支持構造

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