JP2015079669A - 集電体用コート剤組成物 - Google Patents
集電体用コート剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015079669A JP2015079669A JP2013216596A JP2013216596A JP2015079669A JP 2015079669 A JP2015079669 A JP 2015079669A JP 2013216596 A JP2013216596 A JP 2013216596A JP 2013216596 A JP2013216596 A JP 2013216596A JP 2015079669 A JP2015079669 A JP 2015079669A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage device
- current collector
- power storage
- group
- collector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
Abstract
Description
本発明は、上記の蓄電デバイス集電体用コート剤組成物でコートした蓄電デバイス集電体(例えば、電池、電気二重層キャパシタ集電体等)、及び上記蓄電デバイス集電体を含む蓄電デバイス(例えば、電池、電気二重層キャパシタ等)に関する。
本発明における活性水素基と結合し得る基を有する高分子は、分子内に活性水素基と結合し得る基を有する。活性水素基と結合し得る基は、活性水素基と双極子相互作用や水素結合を形成したり、化学反応を起こして共有結合を形成することができる基である。
また、活性水素基と化学反応を起こして共有結合を形成し得る基として、エポキシ基やオキセタニル基のようなオキシラン環式基、エピスルフィド基、アジリジン基、エチレンイミン基、エステル基(エステル交換反応によって架橋する)、イソシアナト基等の基、無水カルボン酸、アルコキシシラン、金属アルコキシド、金属キレートから誘導される基等を例示することができるが、これらに限定されない。
本発明における(B)導電剤は、導電性を有する粒子若しくはフィラー、又はイオン性を有する液体であり得る。
本発明においては、(C)架橋剤を配合することにより、導電性コート層の強度を上げたり、コート層やコート層と集電体の界面の耐電気分解性を向上させることができる。架橋剤として、ポリカルボン酸やポリスルホン酸等の酸が挙げられる。
本発明における第三級アルコールとして、炭素原子数4〜15の第三級アルコールを使用することができ、炭素原子数4〜10の第三級アルコールが好ましい。具体的には、tert-ブチルアルコール、tert-アミルアルコール、2−メチル−4−フェニルブタン−2−オール、2,3,4−トリメチル−3−ペンタノール、3−エチル−3−ペンタノール、3−メチル−3−ペンタノール等を例示できる。中でもtert-ブチルアルコールが反応性の観点で好ましい。
本発明のコート剤組成物は、(E)活性水素基を有する無機粒子を含むことができる。活性水素基を有する無機粒子における無機粒子は、特に制限されず、公知の無機粒子を使用することができる。具体的には、シリカ、カオリン、ムライト、チタニア、酸化スズ、ベーマイト、γ−アルミナ、α−アルミナ、ベリリア、水酸化鉄(Fe(OH)2)、水酸化マンガン、水酸化マグネシウム、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、ジルコニア、ハイドロキシアパタイト、チタン酸バリウム、炭酸ストロンチウム、蛍石、フェライト、酸化亜鉛等を挙げることができる。これら無機粒子は、その等電点が適用する蓄電デバイス集電体表面に存在する活性水素基の等電点に近い方が好ましい。例えば、リチウムイオン二次電池の集電体や電気二重層型キャパシタの集電体に一般的に用いられているアルミニウムに対しては、対応する酸化物であるアルミナや水酸化物であるベーマイトの等電点のpHである7.7〜9.1の近くに等電点のpHがある無機粒子の使用が好ましい。無機粒子の等電点のpHは1.8〜14の間が好ましく、さらに好ましくは4.5〜14の間であり、さらに好ましくは6〜11の範囲であり、7〜10の範囲であるものが特に好ましい。各種無機粒子の等電点のpHとして、シリカ(pH約1.8)、カオリン(pH約5.1)、ムライト(pH約6.3)、チタニア;アナターゼ(pH約6.2)、酸化スズ(pH約6.9)、ベーマイト(pH約7.7)、γ−アルミナ(pH約7.9)、α−アルミナ(pH約9.1)、ベリリア(pH約10.1)、水酸化鉄;Fe(OH)2(pH約12.0)、水酸化マンガン(pH約12.0)、水酸化マグネシウム(pH約12.4)等を例示することができる。等電点はJIS R1638「ファインセラミック粉末の等電点測定方法」で規定した方法で測定した数値を用いることができる。このような無機粒子は、単独でも、2種以上を併用してもよく、表面の活性水素基を活性化させるために200℃程度の高温で1時間程度乾燥させたものが好ましい。これらは粉で使用しても良いし、シリカゾルやアルミゾルのような水分散コロイドの形で使用してもよい。粒子の大きさは比表面積が表面の活性水素基の量に比例するため小さい方が好ましく、0.001〜1μmの範囲が好ましく、さらに好ましくは0.005〜0.5μmの範囲である。また、導電剤の接触による導通の妨げにならないように、導電剤の粒子の大きさや導電剤同士の2次凝集による凝集粒子の大きさよりも無機粒子の大きさは小さい方がよい。このような無機粒子は、単独で、又は2種以上を併用してもよい。
本発明のコート剤組成物は、さらに、シランカップリング剤やチタンカップリング剤等のカップリング剤を含むことができる。このようなカップリング剤としては、具体的にはフッ素系のシランカップリング剤として、(トリデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロオクチル)トリエトキシシラン、エポキシ変性シランカップリング剤として信越化学工業株式会社製カップリング剤(商品名:KBM−403)、オキセタン変性シランカップリング剤として東亞合成株式会社製カップリング剤(商品名:TESOX)、あるいは、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤や、トリエタノールアミンチタネート、チタニウムアセチルアセトネート、チタニウムエチルアセトアセテート、チタニウムラクテート、チタニウムラクテートアンモニウム塩、テトラステアリルチタネート、イソプロピルトリクミルフェニルチタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネート、ジクミルフェニルオキシアセテートチタネート、イソプロピルトリオクタイノルチタネート、イソプロピルジメタクリイソステアロイルチタネート、チタニウムラクテートエチルエステル、オクチレングリコールチタネート、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、トリイソステアリルイソプロピルチタネート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネート、テトラ(2−エチルヘキシル)チタネート、ブチルチタネートダイマー、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネート、イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェート)チタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジ−トリデシル)ホスファイトチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)エチレンチタネート、テトラ−i−プロピルチタネート、テトラ−n−ブチルチタネート、ジイソステアロイルエチレンチタネート等のチタン系カップリング剤を挙げることができる。これらの化合物は、単独で、又は2種以上を併用してもよい。
本発明のコート剤組成物は、液性を調整するために、各種溶媒を含むことができる。溶媒としては、炭化水素(プロパン、n−ブタン、n−ペンタン、イソヘキサン、シクロヘキサン、n−オクタン、イソオクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、アミルベンゼン、テレビン油、ピネン等)、ハロゲン系炭化水素(塩化メチル、クロロホルム、四塩化炭素、塩化エチレン、臭化メチル、臭化エチル、クロロベンゼン、クロロブロモメタン、ブロモベンゼン、フルオロジクロロメタン、ジクロロジフルオロメタン、ジフルオロクロロエタン等)、第三級アルコール以外のアルコール(メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−アミルアルコール、イソアミルアルコール、n−ヘキサノール、n−ヘプタノール、2−オクタノール、n−ドデカノール、ノナノール、シクロヘキサノール、グリシドール等)、エーテル、アセタール(エチルエーテル、ジクロロエチルエーテル、イソプロピルエーテル、n−ブチルエーテル、ジイソアミルエーテル、メチルフェニルエーテル、エチルベンジルエーテル、フラン、フルフラール、2−メチルフラン、シネオール、メチラール)、ケトン(アセトン、メチルエチルケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチル−n−アミルケトン、ジイソブチルケトン、ホロン、イソホロン、シクロヘキサノン、アセトフェノン等)、エステル(ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸−n−アミル、酢酸メチルシクロヘキシル、酪酸メチル、酪酸エチル、酪酸プロピル、ステアリン酸ブチル等)、多価アルコールとその誘導体(エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテル、メトキシメトキシエタノール、エチレングリコールモノアセテート、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノエチルエーテル等)、脂肪酸及びフェノール(ギ酸、酢酸、無水酢酸、プロピオン酸、無水プロピオン酸、酪酸、イソ吉草酸、フェノール、クレゾール、o−クレゾール、キシレノール等)、窒素化合物(ニトロメタン、ニトロエタン、1−ニトロプロパン、ニトロベンゼン、モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジアミルアミン、アニリン、モノメチルアニリン、o−トルイジン、o−クロロアニリン、ジクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、モノエタノールアミン、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミド、アセトニトリル、ピリジン、α−ピコリン、2,4−ルチジン、キノリン、モルホリン等)、含硫黄溶媒(二硫化炭素、ジメチルスルホキシド、4,4−ジエチル−1,2−ジチオラン、ジメチルスルフィド、ジメチルジスルフィド、メタンチオール、プロパンスルトン)、含リン溶媒(リン酸トリエチル、リン酸トリフェニル)、その他の溶媒(炭酸ジエチル、炭酸エチレン、ホウ酸アミル等)、無機溶媒(液体アンモニア、シリコーンオイル等)、水等を例示することができる。
本発明のコート剤組成物は、さらに必要に応じて、安定剤を含むことができる。安定剤としては、2,6−ジ−tert−ブチル−フェノール、2,4−ジ−tert−ブチル−フェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチル−フェノール、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチル−アニリノ)−1,3,5−トリアジン等によって例示されるフェノール系酸化防止剤、アルキルジフェニルアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン、N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン等によって例示される芳香族アミン系酸化防止剤、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジトリデシル−3,3’−チオジプロピオネート、ビス[2−メチル−4−{3−n−アルキルチオプロピオニルオキシ}−5−tert−ブチル−フェニル]スルフィド、2−メルカプト−5−メチル−ベンゾイミダゾール等によって例示されるサルファイド系ヒドロペルオキシド分解剤、トリス(イソデシル)ホスファイト、フェニルジイソオクチルホスファイト、ジフェニルイソオクチルホスファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイト、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジルホスファートジエチルエステル、ナトリウムビス(4−tert−ブチルフェニル)ホスファート等によって例示されるリン系ヒドロペルオキシド分解剤、フェニルサリチラート、4−tert−オクチルフェニルサリチラート等によって例示されるサリチレート系光安定剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸等によって例示されるベンゾフェノン系光安定剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2N−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]等によって例示されるベンゾトリアゾール系光安定剤、フェニル−4−ピペリジニルカルボナート、セバシン酸ビス−[2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル]等によって例示されるヒンダードアミン系光安定剤、[2,2’−チオ−ビス(4−t−オクチルフェノラート)]−2−エチルヘキシルアミン−ニッケル−(II)によって例示されるNi系光安定剤、シアノアクリレート系光安定剤、シュウ酸アニリド系光安定剤等を挙げることができる。これらの化合物は、単独で、又は2種以上を併用してもよい。
本発明のコート剤組成物は、ぬれを調節するために、界面活性剤を含むことができる。界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン(ノニオン)型界面活性剤のいずれも使用することができる。アニオン界面活性剤としては、石ケン、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸、N−アシルアミノ酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、メチルタウリン酸塩等が挙げられ、カウンターカチオンとしてはナトリウムイオンやリチウムイオンを用いることができる。リチウムイオン二次電池の集電体用のコーティング剤組成物に配合する場合、リチウムイオンを用いることがより好ましい。両性界面活性剤としては、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、脂肪酸アルキルベタイン、スルホベタイン、アミオキサイド等が挙げられ、非イオン(ノニオン)型界面活性剤としては、ポリエチレングリコールのアルキルエステル型化合物、トリエチレングリコールモノブチルエーテル等のアルキルエーテル型化合物、ポリオキシソルビタンエステル等のエステル型化合物、アルキルフェノール型化合物、フッ素型化合物、シリコーン型化合物等が挙げられる。これらの化合物は、単独で、又は2種以上を併用してもよい。
本発明のコート剤組成物は、さらに、有機物粒子を含むことができる。本発明のコート剤組成物は、導電性コート層に柔軟性を付与したり、電解液を該有機物粒子に含浸させたりすることでイオン伝導性を上げることができる。有機物粒子としては、スチレンブタジエンやニトリルゴムのようなゴム微粒子、アクリル粒子、ウレタン粒子、ポリプロピレン粒子、ポリエチレン粒子、テフロン(登録商標)粒子等が挙げられる。これらの粒子は、単独で、又は2種以上を併用してもよく、エマルジョンの形態で添加することもできる。
本発明のコート剤組成物は、上記成分を混合し撹拌することによって溶液又は懸濁液等として得ることができる。撹拌は、プロペラ式ミキサー、プラネタリーミキサー、ハイブリッドミキサー、ニーダー、乳化用ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー等の各種撹拌装置を適宜選択して行うことができる。また、必要に応じて加熱又は冷却しながら撹拌することもできる。
本発明の蓄電デバイス集電体(以下、集電体ともいう)は、本発明のコート剤組成物を用いて集電体にコート層を形成させることにより製造できる。
コートする対象の集電体としては、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、鉄、ステンレス、コバルト等の金属、カーボン繊維不織布、金属複合材料等の導電性を有する複合材料を例示できる。リチウムイオン二次電池においては、一般に正極用集電体としてアルミ箔、負極用集電体として銅箔が用いられ、電気二重層キャパシタにおいてはアルミ箔やアルミのエッチング箔が用いられることが多い。
本発明の集電体は、各種蓄電デバイスに適用することができる。蓄電デバイスは、電池、キャパシタ等を包含する。
後述する実施例及び比較例で製造したリチウムイオン二次電池について、下記の特性を測定した。
(初期容量測定)
初期容量を出すために0.01mAの定電流で電圧が4.2Vになるまで充電し、次いで4.2Vの定電圧で2時間充電した。その後、0.01mAの定電流で電圧が3Vになるまで放電した。これを3回繰り返し、3回目の放電容量を初期容量とした。
(初期内部抵抗)
初期容量を測定したセルを4.2Vの電位にし、その電位をセンターに±20mVの電圧変化で1kHzのインピーダンスを測定した。
(レート特性)
初期容量から放電レートを求めて、放電レート別の放電容量を測定した。充電は毎回10時間かけて定電流で4.2Vまで電圧を上げた後、4.2V定電圧で2時間充電した。その後、10時間かけて定電流で3Vになるまで放電し、このときの放電容量を0.1Cの放電容量とした。次に同様に充電した後0.1Cで求めた放電容量から1時間で放電が完了する電流値で放電しそのときの放電容量を求め1Cのときの放電容量とした。同様に、3C、5C、10Cのときの放電用量を求め、0.1Cの時の放電容量を100%としたときの容量維持率を算出した。
(サイクル寿命)
1Cで4.2Vまで充電し、4.2Vの定電圧で2時間充電したあと1Cで放電する充放電試験を実施した。このとき、放電容量が最初の1回目の放電に対して500サイクル後に何%になるかを計算した。
(耐久試験後の電極の剥離試験)
電池を上記サイクル寿命条件で500サイクル耐久充放電試験を行い、耐久試験後の正極及び負極から活物質層の脱離がないかを電池を分解して確認した。
評価基準は以下の通りであった。
◎:全く脱離は見られない
○:一部脱離は見られるが、集電体は剥き出しになっていない
△:脱離が進行し、集電体の一部が剥き出しになっている
×:活物質層が完全に脱離している
後述する実施例及び比較例で製造した電気二重層型キャパシタについて、下記の特性を測定した。
(初期容量測定)
初期容量を出すために30mAの定電流で電圧が2.1Vになるまで充電した。その後、30mAの定電流で電圧が0Vになるまで放電した。これを3回繰り返し、3回目の放電時を初期特性として、組み立てたセルの静電容
量を測定した。
(初期内部抵抗)
静電容量を測定したセルを2.1Vの電位にし、その電位をセンターに±10mVの電圧変化で1kHzのインピーダンスを測定した。
(フロート試験)
60℃、1Cで2.9Vまで充電し、2.9Vの定電圧でのフロート充電試験を行い、500時間後の放電容量維持率を測定した。
(耐久試験後の電極の剥離試験)
電池を上記フロート寿命条件で500時間耐久フロート試験を行い、耐久試験後の電極集電体からの活物質層の脱離がないかを電気二重層型キャパシタを分解して確認した。
評価基準は以下の通りであった。
◎:全く脱離は見られない
○:一部脱離は見られるが、集電体は剥き出しになっていない
△:脱離が進行し、集電体の一部が剥き出しになっている
×:活物質層が完全に脱離している
実施例1〜13ではコート剤組成物を製造し、正極及び負極にコートした集電体を用いてリチウムイオン二次電池を製造し、各種試験を行なった。
表1に示す、各実施例及び比較例に対応する各材料と配合量(部表示である)で、10Lのビーカーに水を加え、25℃で攪拌しながら、活性水素基と結合し得る基を有する高分子を加え、3時間かけて80℃まで加熱し、さらに80℃で5時間均一になるまで攪拌した。25℃まで冷却した後、そこへ導電剤を加え、架橋剤、第三級アルコール及び有機溶媒を加え、概ね均一になるまで攪拌し分散液を得た。
上記分散液を冷却ジャケットつきのビーズミルを用いてさらに分散した。分散を、0.5mmのジルコニアボールを充填率80%で入れ、周速7mで液温が30℃以上にならないように冷却しながら2回循環攪拌して行い、コート剤組成物である塗工液を得た。
・変性ポリビニルアルコール(株式会社クラレ製;クラレポバールR1130=シリル基変性ポリビニルアルコール)
・ポリアクリル酸水溶液(東亞合成株式会社製;ジュリマーAC−10L、固形分40%、Mw2〜3万)
・アセチレンブラック(AB)(電気化学工業製HS100)
・t−ブタノール(和光純薬工業株式会社製)
・t−アミルアルコール(和光純薬工業株式会社製)
・2−メチル−4−フェニルブタン−2−オール(和光純薬工業株式会社製)
・2,3,4−トリメチル−3−ペンタノール(和光純薬工業株式会社製)
・3−エチル−3−ペンタノール(和光純薬工業株式会社製)
・3−メチル−3−ペンタノール(和光純薬工業株式会社製)
・イソプロピルアルコール(和光純薬工業株式会社製)
・N−メチル−2−ピロリドン(和光純薬工業株式会社製)
幅300mm、厚さ20μmの圧延アルミ箔及び幅300mm、厚さ15μmの圧延銅箔に幅200mm、厚さ10μmで上記塗工液を塗布し、180℃温風炉で30秒乾燥させた。乾燥後の塗工膜厚はそれぞれ1μmであった。
冷却ジャケット付きの10Lプラネタリーミキサーに、PVdFの15%NMP溶液(株式会社クレハ製;クレハKFポリマー#1120)600部、コバルト酸リチウム(日本化学工業株式会社製;C−5H)1100部、アセチレンブラック(電気化学工業株式会社製;デンカブラックHS−100)100部、NMP1000部を加え液温が30℃を超えないように冷却しながら均一になるまで攪拌した。これを、導電性コート層を形成した集電体に幅180mm、厚さ200μmで塗工し、160℃温風炉で20秒乾燥させた。これを線圧400kgf/cmでロールプレスした。プレス後の正極活物質層の厚みは22μmであった。
冷却ジャケットつきの10Lプラネタリーミキサーに、PVdFの15%NMP溶液(株式会社クレハ製;クレハKFポリマー#9130)600部、グラファイト(日本黒鉛株式会社製;GR−15)1150部、NMP700部を加え液温が30℃を超えないように冷却しながら均一になるまで攪拌した。これを、導電性コート層を形成した集電体に幅180mm、厚さ200μmで塗工し、120℃温風炉で2分間乾燥させた。これを線圧300kgf/cmでロールプレスした。プレス後の負極活物質層の厚みは13μmであった。
正極及び負極を短辺に10mmの幅で両端に活物質層が塗工されていない領域が含まれるように、正極40mm×40mm、負極44mm×44mmでカットし、金属がむき出しになっている部分に正極はアルミのタブを、負極にニッケルのタブを抵抗溶接で接合した。セパレーター(セルガード株式会社製;#2400)を幅46mm、長さ140mmにカットし、3つに折り返してその間に正極及び負極が対向するように挟み込み、これを幅50mm長さ100mmのアルミラミネートセルを二つ折りにしたもので挟み、タブが当たる部分にシーラントを挟み込んだ上でシーラント部分とそれに直行する辺を熱ラミネートして袋状にした。これを100℃の真空オーブンに12時間入れて真空乾燥させ、次いでドライグローブボックス中で6フッ化リン酸リチウム/EC:DEC=1:1 1M電解液(キシダ化学株式会社製;LBG−96533)を注入し、真空含浸した後、余った電解液を扱き出し、真空シーラーで接合密封して、リチウムイオン二次電池を製造し、試験例1に従って、各種試験を行った。結果を表1に示す。
実施例14〜26、比較例3〜4では、コート剤組成物をコートした集電体を用いて電気二重層型キャパシタを製造し、各種試験を行なった。
実施例14〜26、比較例3〜4では、コート剤組成物を、実施例1〜13及び比較例1〜2と同様にして作製した。各実施例及び比較例に対応する各材料と配合量(部表示である)を表2に示す。
幅300mm、厚さ20μmの圧延アルミ箔に幅200mm、厚さ10μmで実施例14〜26、比較例3〜4(実施例1〜13、比較例1〜2とそれぞれ同様)で作製した各種塗工液をそれぞれ塗布し、180℃温風炉で30秒乾燥させた。乾燥後の塗工膜厚は1μmであった。
冷却ジャケット付きの10Lプラネタリーミキサーに、PVdFの15%NMP溶液(株式会社クレハ製;クレハKFポリマー#1120)3000部、活性炭(クラレケミカル株式会社製;クラレコールRP−20)1500部、NMP2500部を加え液温が30℃を超えないように冷却しながら均一になるまで攪拌した。これを、前記導電コート層を形成した集電体に幅180mm、厚さ200μmで塗工し、160℃温風炉で20秒乾燥させた。これを線圧400kgf/cmでロールプレスした。プレス後の電極活物質層の厚みは22μmであった。
電極を短辺に10mm活物質層が無い領域が含まれるように40mm×50mmでカットし、金属がむき出しになっている部分にアルミのタブを抵抗溶接で接合した。セパレーター(セルガード株式会社製;#2400)を幅45mm、長さ120mmにカットし、3つに折り返してその間に2枚の電極が対向するように挟み込み、これを幅50mm長さ100mmのアルミラミネートセルを二つ折りにしたもので挟み、タブが当たる部分にシーラントを挟み込んだ上でシーラント部分とそれに直行する辺を熱ラミネートして袋状にした。これを100℃の真空オーブンに12時間入れて真空乾燥させ、次いでドライグローブボックス中でホウフッ化テトラエチルアンモニウム/PC 1M電解液(キシダ化学株式会社製;CPG−00005)を注入し、真空含浸した後、余った電解液を扱き出し、真空シーラーで接合密封して、電気二重層型キャパシタを製造し、試験例2に従って各種試験を行なった。結果を表2に示す。
2:コート剤組成物のコート層
3:集電体
Claims (11)
- (A)活性水素基と結合し得る基を有する高分子、
(B)導電剤、
(C)架橋剤、及び
(D)第三級アルコール
を含む、蓄電デバイス集電体用コート剤組成物。 - (A)が、ポリビニルアルコール又はその誘導体である、請求項1記載のコート剤組成物。
- (A)が、シリル基を有する高分子である、請求項1又は2記載のコート剤組成物。
- (C)が、ポリカルボン酸である、請求項1〜3のいずれか1項記載のコート剤組成物。
- (D)が、炭素原子数4〜15の第三級アルコールである、請求項1〜4のいずれか1項記載のコート剤組成物。
- (A)100質量部に対して、(B)が1〜10,000質量部であり、(C)が0.1〜300質量部であり、(D)が1〜2,000質量部である、請求項1〜5のいずれか1項記載のコート剤組成物。
- 電池又は電気二重層キャパシタ集電体用である、請求項1〜6のいずれか1項記載のコート剤組成物。
- 請求項1〜7のいずれか1項記載のコート剤組成物でコートした蓄電デバイスの集電体。
- 電池又は電気二重層キャパシタ集電体である、請求項8記載の集電体。
- 請求項8又は9記載の蓄電デバイスの集電体を含む蓄電デバイス。
- 電池又は電気二重層キャパシタ集電体である、請求項10記載の蓄電デバイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013216596A JP2015079669A (ja) | 2013-10-17 | 2013-10-17 | 集電体用コート剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013216596A JP2015079669A (ja) | 2013-10-17 | 2013-10-17 | 集電体用コート剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015079669A true JP2015079669A (ja) | 2015-04-23 |
Family
ID=53010933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013216596A Pending JP2015079669A (ja) | 2013-10-17 | 2013-10-17 | 集電体用コート剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015079669A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2019188758A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2021-04-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電気化学デバイスおよびその製造方法 |
KR20210046534A (ko) * | 2019-10-18 | 2021-04-28 | 국민대학교산학협력단 | 유기 열전체 및 이를 구비하는 열전 발전기 |
KR20220067049A (ko) | 2020-11-17 | 2022-05-24 | 한국전기연구원 | 탄소섬유 전도층이 형성된 슈퍼커패시터용 집전체 및 전극과, 이들의 제조방법 |
KR20220067055A (ko) | 2020-11-17 | 2022-05-24 | 한국전기연구원 | 입자형 도전재와 섬유형 도전재를 포함하는 슈퍼커패시터용 전극의 제조방법 및 이에 의하여 제조된 슈퍼커패시터용 전극 |
US11637231B2 (en) | 2019-10-18 | 2023-04-25 | Kookmin University Industry Academy Cooperation Foundation | Organic thermoelectric material and thermoelectric generator including the same |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009147989A1 (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-10 | 大日精化工業株式会社 | 塗工液、電極板製造用塗工液、アンダーコート剤およびその使用 |
WO2012029858A1 (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 協立化学産業株式会社 | 塗工液、導電性塗工膜、蓄電装置用電極板及び蓄電装置 |
JP2013048043A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 塗工液、導電性塗工膜、蓄電装置用電極板及び蓄電装置 |
-
2013
- 2013-10-17 JP JP2013216596A patent/JP2015079669A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009147989A1 (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-10 | 大日精化工業株式会社 | 塗工液、電極板製造用塗工液、アンダーコート剤およびその使用 |
WO2012029858A1 (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 協立化学産業株式会社 | 塗工液、導電性塗工膜、蓄電装置用電極板及び蓄電装置 |
WO2012029618A1 (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 協立化学産業株式会社 | 電池又は電気二重層キャパシタ集電体コート用導電性組成物、電池又は電気二重層キャパシタ集電体、電池および電気二重層キャパシタ |
JP2013048043A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 塗工液、導電性塗工膜、蓄電装置用電極板及び蓄電装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2019188758A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2021-04-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電気化学デバイスおよびその製造方法 |
KR20210046534A (ko) * | 2019-10-18 | 2021-04-28 | 국민대학교산학협력단 | 유기 열전체 및 이를 구비하는 열전 발전기 |
KR102386935B1 (ko) * | 2019-10-18 | 2022-04-15 | 국민대학교산학협력단 | 유기 열전체 및 이를 구비하는 열전 발전기 |
US11637231B2 (en) | 2019-10-18 | 2023-04-25 | Kookmin University Industry Academy Cooperation Foundation | Organic thermoelectric material and thermoelectric generator including the same |
KR20220067049A (ko) | 2020-11-17 | 2022-05-24 | 한국전기연구원 | 탄소섬유 전도층이 형성된 슈퍼커패시터용 집전체 및 전극과, 이들의 제조방법 |
KR20220067055A (ko) | 2020-11-17 | 2022-05-24 | 한국전기연구원 | 입자형 도전재와 섬유형 도전재를 포함하는 슈퍼커패시터용 전극의 제조방법 및 이에 의하여 제조된 슈퍼커패시터용 전극 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6073449B2 (ja) | 導電性アンダーコート剤組成物 | |
JP5834008B2 (ja) | 電池又は電気二重層キャパシタ集電体コート用導電性組成物、電池又は電気二重層キャパシタ集電体、電池および電気二重層キャパシタ | |
TWI627784B (zh) | Non-aqueous storage element bonding agent and non-aqueous storage element | |
JP2007329107A (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
JP2015079669A (ja) | 集電体用コート剤組成物 | |
WO2018164094A1 (ja) | 蓄電デバイス用集電体、その製造方法、およびその製造に用いる塗工液 | |
JP2017123264A (ja) | 電気化学素子用導電性組成物、電気化学素子電極用組成物、接着剤層付集電体及び電気化学素子用電極 | |
TW201209116A (en) | Binder composition for use in electrodes | |
JP6529700B1 (ja) | 蓄電デバイス用集電体、その製造方法、およびその製造に用いる塗工液 | |
WO2018043020A1 (ja) | 絶縁性を有するアンダーコート剤組成物 | |
WO2019021620A1 (ja) | 集電体用組成物 | |
JP2020198275A (ja) | 全固体電池用集電体および全固体電池 | |
JP2015079708A (ja) | 電池又は電気二重層キャパシタ集電体用コート剤組成物、電池又は電気二重層キャパシタ集電体、電池及び電気二重層キャパシタ | |
JP2016219197A (ja) | 集電体用コート剤組成物、蓄電デバイス用電極板及び蓄電デバイス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150318 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160120 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170725 |