JP2015078898A - シート測長装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの測長精度を向上可能なシート測長装置及びシートの表裏面の印字精度を向上可能な画像形成装置を提供すること。【解決手段】無端ベルト211と、無端ベルト211の裏側から無端ベルト211を保持するサポート部材215と、を有するベルト搬送手段210と、シートを加圧して無端ベルト211に密着させる上流加圧ローラ221と、搬送されるシートを無端ベルト211に吸着させる静電気力を付与する上流印加手段240と、を有するシート吸着手段220と、無端ベルト211に吸着されたシートを撮像する第1撮像手段270及び第2撮像手段280と、撮像した画像からシートを測長する測長制御部と、を備え、サポート部材215は、少なくとも、ニップ位置の近傍から撮像位置まで、無端ベルト211の吸着面211aがニップ位置と略同じ高さになるように無端ベルト211を保持する。【選択図】図4

Description

本発明は、搬送されてくるシートの長さを測定可能なシート測長装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
昨今、オンデマンド機(オンデマンド印刷に対応した画像形成装置)のオフセット印刷市場への参入に伴い、今まで以上に、成果物に対する高い画像品質(以下、「画質」という)が要求されるようになってきている。また、画質については、粒状性、面内一様性、文字品位及び色再現性(色安定性を含む)に加えて、成果物に対する印字位置精度に係わる幾何画質が重要視される場合がある。例えば、バリアブルプリント市場では、パンフレットや帳簿などへのシリアルナンバ印刷など、オフセット印刷の幾何画質と同等の精度が求められることが多い。
ここで、電子写真方式の画像形成装置の場合、シートに形成した未定着画像を加熱定着する際に、シートから水分が抜けることでシートが縮む。その後、シートは大気から吸水して元の大きさに戻ろうとするが、周辺の雰囲気温度等に応じて吸水量が異なるため、シートの戻り方も様々となる。このように、未定着画像を加熱定着すると、シートの大きさが変わってしまう場合があり、この状態でシートの裏面に画像を形成すると、画像の大きさが表面と変わってしまう。つまり、シートに形成される画像の表裏ずれが発生し、これが成果物の品位を下げることになる。
これに対しては、搬送中のシートの4隅を撮像し、撮像した画像からシートの長さ、幅を算出し、算出したデータをフィードバックすることで画像の表裏ずれを低減させ、成果物の品位の低下を防止するシート測長装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−139510号公報
しかしながら、搬送ベルトで搬送されるシートの4隅をカメラで撮像して測長する場合、搬送ベルトの面外振動等の発生を防止するために搬送ベルトを裏側から保持するサポート部材を設けると、サポート部材との境界で搬送ベルトの曲率が変わってしまう。搬送ベルトの曲率が変わると、曲率が変わる部分をシートが通過する際に、シートの先端及び後端が搬送ベルトから離間(例えば、吸着剥がれ)するおそれがある。搬送ベルトからシートが離間すると、搬送ベルトの上方でシートを撮像している場合、シートの4隅を読み取る際の読み取り精度が低下するという問題がある。シートの読み取り精度が低下すると、シートの測長精度が低下するおそれがある。シートの測長精度が低下すると、シートに形成される画像の表裏ずれが発生し、結果として、成果物の品位を低下させるおそれがある。
そこで、本発明は、シートの測長精度を向上可能なシート測長装置及びシートの表裏面の印字精度を向上可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート測長装置において、シートを搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを掛け渡す上流ローラ及び下流ローラと、前記搬送ベルトの裏側から前記搬送ベルトを保持するベルト保持部材と、を有するベルト搬送手段と、前記搬送ベルトに搬送されるシートを加圧して前記搬送ベルトに密着させる上流加圧ローラと、前記上流加圧ローラ及び前記ベルト搬送手段に電圧を印加して、前記搬送ベルトに搬送されるシートを前記搬送ベルトに吸着させる静電気力を付与する上流印加手段と、を有するシート吸着手段と、前記上流加圧ローラよりもシート搬送方向下流で、前記搬送ベルトに吸着されたシートを撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した画像からシートを測長する制御手段と、を備え、前記ベルト保持部材は、少なくとも、前記上流加圧ローラがシートを加圧するニップ位置の近傍から前記撮像手段がシートを撮像する撮像位置まで、前記搬送ベルトの吸着面が前記ニップ位置と略同じ高さとなるように前記搬送ベルトを保持することを特徴とする。
本発明によれば、シートの測長精度を向上可能なシート測長装置及びシートの表裏面の印字精度を向上可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るプリンタを模式的に示す断面図である。 第1実施形態に係る制御部のブロック図である。 第1実施形態に係るシート測長部を示す斜視図である。 図3に示すシート測長部のA−A断面図である。 図3に示すシート測長部のサポート部材を示す斜視図である。 第1実施形態に係る測長制御部のブロック図である。 シートに形成されたパッチのパッチ間距離の計算方法を説明する図である。 キャリブレーション用のパッチが形成された基準シートを示す図である。 パッチの測定タイミングを説明する図である。 パッチの測定タイミングを説明する図である。 パッチの測定タイミングを説明する図である。 第1実施形態に係る裏面画像補正のフローチャートである。 第1実施形態の変形例に係る裏面画像補正のフローチャートである。 第2実施形態に係るシート測長部を示す斜視図である。 図14に示すシート測長部のK−K断面図である。 図14に示すシート測長部の第2サポート部材を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態に係る画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれら複合機器等、シートの長さを測定可能なシート測長装置としてのシート測長部を備えた画像形成装置である。以下の実施形態においては、電子写真方式のレーザプリンタ(以下、「プリンタ」という)を用いて説明する。
なお、本実施形態に係るシート測長部は、シートの長さとして、シートに形成した4つのパッチのパッチ間距離を測定するが、シート搬送方向におけるシートのエッジ(外縁)を検出してシートの長さを測定するように構成してもよい。つまり、シートの長さには、シート自身の長さに加え、シートに形成したパッチ間距離もシートの長さに含まれる概念である。
<第1実施形態>
第1実施形態に係るプリンタ100について、図1から図13を参照しながら説明する。まず、プリンタ100の概略構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るプリンタ100を模式的に示す断面図である。図2は、第1実施形態に係る制御部300のブロック図である。
図1に示すように、プリンタ100は、シートSを給送するシート給送部110と、シートSに画像を形成する画像形成部120と、画像が形成されたシートSを機外に排出するシート排出部130と、を備えている。また、プリンタ100は、シートSを反転させた状態で画像形成部120に再搬送する反転搬送部140と、後述する両面搬送路103を移動するシートSの長さを測定するシート測長部200と、これらを制御する制御部300と、を備えている。
シート給送部110は、シートSが積載される給送シート積載部111と、給送シート積載部111に積載されたシートSを1枚ずつに分離しながらシート搬送路101に給送する分離給送手段112と、を備えている。本実施形態においては、これらシート給送部110が2組並設されている。
画像形成部120は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像が形成される感光ドラム121a〜121dと、感光ドラム121a〜121dにレーザ光を照射する露光装置122a〜122dと、を備えている。また、画像形成部120は、中間転写ベルト123と、トナー像を中間転写ベルト123に転写する一次転写ローラ124a〜124dと、中間転写ベルト123に転写された画像をシートSに転写する二次転写ローラ125と、を備えている。更に、画像形成部120は、シートSに転写されたトナー像を定着させる定着手段126を備えている。定着手段126は、第1定着部126aと、第1定着部126aの下流に位置する第2定着部126bとを有している。
反転搬送部140は、シートSを反転搬送路102に案内する第1切換え部材141と、反転搬送路102に案内されたシートSを搬送する搬送手段142と、反転搬送路102を移動するシートSの画像の色を検出可能な色検出センサ143と、を備えている。また、反転搬送部140は、反転搬送路102を移動するシートSを検知する反転センサ144と、シートSを両面搬送路103に案内する第2切換え部材145と、両面搬送路103に案内されたシートを搬送する搬送手段146と、を備えている。搬送手段142及び搬送手段146は、複数の搬送ローラ対から構成されている。シート測長部200については、後に詳しく説明する。
図2に示すように、制御部(コントローラ)300は、CPU回路部301と、画像信号制御部302と、プリンタ制御部305と、測長制御部(制御手段)410と、を備えている。CPU回路部301は、CPU301aと、ROM301bと、RAM301cと、を有している。ROM301bには、画像形成プログラムや裏面画像補正プログラム等の各種プログラムが格納されており、RAM301cは、制御データを一時的に保管したり、制御に伴う演算処理の作業領域として使用される。CPU301aは、ROM301bに格納された各種プログラムに基づいて各種演算等を行い、上述した各部を制御する。
画像信号制御部302は、コンピュータ303から外部I/F304を介して入力されるデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部305に出力する。なお、画像信号制御部302による処理動作は、CPU回路部301により制御される。プリンタ制御部305は、入力されたビデオ信号に基づき、画像形成部120を駆動制御する。測長制御部410は、操作部180からの設定値などに基づいてシート測長部200を制御してシートの長さを測定し、測定したシート長の検知信号(検知結果)をCPU回路部301に出力する。なお、測長制御部410の具体的な構成については、後に詳しく説明する。
次に、上述のように構成されたプリンタ100の画像形成動作(制御部300による画像形成制御)について、上述した各構成要素を基に説明する。
不図示の画像読取装置やコンピュータ303から画像情報が入力されると、入力された画像情報に基づいて、露光装置122a〜122dが感光ドラム121a〜121dに向けてレーザ光を照射する。このとき、感光ドラム121a〜121dは帯電ローラにより予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光ドラム121a〜121d上に静電潜像が形成される。その後、現像ローラにより静電潜像が現像され、感光ドラム121a〜121d上に、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像が形成される。感光ドラム121a〜121d上に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラ124a〜124dにより中間転写ベルト123に重畳転写され、中間転写ベルト123により二次転写ローラ125まで搬送される。
上述の画像形成動作に並行して、給送シート積載部111に積載されたシートSが分離給送手段112により給送され、レジストレーションローラ対104により所定のタイミングで二次転写ローラ125の転写ニップに搬送される。そして、二次転写ローラ125の転写ニップで中間転写ベルト123に重畳転写されたトナー像がシートSに転写される。トナー像が転写されたシートSは、第1定着部126aに搬送され、未定着のトナー像が熱及び圧力により定着処理される。なお、シートが厚紙の場合には、定着性の確保等の目的で、第2定着部126bに搬送され、再度、熱及び圧力によるトナー像の定着処理が行われる。一方、第2定着部126bでの定着処理が不要なシートは、エネルギ消費量低減の目的で、切換え部材105により迂回路106に搬送される。トナー像が定着されたシートSは、シート排出部130に搬送され、排出ローラ対131により機外に排出される。
なお、シートSの第2面(裏面)に画像を形成する際は、第1面(表面)に画像が形成されたシートSが第1切換え部材141により反転搬送路102に案内される。反転搬送路102に案内されたシートSは、反転センサ144がシートSの後端を検知すると、スイッチバックされると共に、第2切換え部材145により両面搬送路103に案内される。これにより、シートSの先行端が入れ替えられた状態で両面搬送路103に搬送される。
両面搬送路103に案内されたシートSは、その後、二次転写ローラ125の転写ニップに案内され、予め、シート測長部200で測定されたシート長に基づいて設定された大きさ(縮尺)の画像が第2面(裏面)に転写される。第2面に画像が形成されたシートSは、シート排出部130に搬送され、排出ローラ対131により機外に排出される。なお、シート測長部200が測定したシートSの長さに基づいて設定される裏面画像補正処理(裏面画像補正プログラム)については、この後説明するシート測長部200の説明の後に説明する。
次に、上述したシート測長部200について説明する。まず、シート測長部200の概略構成について、図3から図5を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係るシート測長部200を示す斜視図である。図4(a)は、図3に示すシート測長部200のA−A断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。図5は、図3に示すシート測長部200のサポート部材215を示す斜視図である。
図3及び図4(a)に示すように、シート測長部200は、シートSを載置した状態で搬送可能なベルト搬送手段210と、シートSをベルト搬送手段210に吸着させるシート吸着手段220と、を備えている。また、シート測長部200は、ベルト搬送手段210に搬送されるシートSの端部を検知する検知センサ260と、シートSに形成された後述のパッチを撮像可能な第1撮像手段(撮像手段)270及び第2撮像手段(撮像手段)280と、を備えている。
ベルト搬送手段210は、樹脂製の無端ベルト(搬送ベルト)211と、無端ベルト211が張架される駆動ローラ(下流ローラ)212、複数の従動ローラ(上流ローラ)213及びテンションローラ214と、を備えている。また、ベルト搬送手段210は、無端ベルト211の裏側から無端ベルト211を保持するサポート部材(ベルト保持部材)215を備えている。
無端ベルト211は、吸着面211aの表面粗さを低くして、吸着面211aの平滑性を向上させている。これは、吸着面211aにシートSを静電吸着させやすくするためである。駆動ローラ212は、駆動モータ212aにより駆動され、無端ベルト211を図4に示す矢印B方向に回転駆動させる。なお、駆動ローラ212は、測長制御部410によりPI制御されており、無端ベルト211の搬送速度だけでなく、速度の積分値(つまり、位置)も制御できるようになっている。また、駆動ローラ212のローラ面212bの最上位位置は、無端ベルト211の裏面に当接するサポート部材215の保持面215bの位置よりも下方に位置している。言い換えると、サポート部材215の支持位置(図4に示すy軸座標のy1)と、駆動ローラ212の上部支持位置(図4に示すy軸座標のy2)が、y1>y2となるように設定されている。これにより、無端ベルト211がサポート部材215に上方に付勢され、且つサポート部材215に張架された状態になる。
図5に示すように、複数の従動ローラ213は、複数に分割された状態で同軸上に所定間隔で配設されており、駆動ローラ212よりもシート搬送方向上流で無端ベルト211を張架して、無端ベルト211の回転駆動に従動する。テンションローラ214は、駆動ローラ212及び従動ローラ213の下方で無端ベルト211を張架しており、無端ベルト211の張力を調整可能になっている。
サポート部材215は、無端ベルト211と後述の上流加圧ローラ221とのニップ位置の近傍から、後述の第1カメラ271及び第2カメラ281の撮像領域超まで、無端ベルトの吸着面がニップ位置と略同じ高さになるように無端ベルトを保持している。なお、サポート部材215のシート搬送方向下流側は、少なくとも第1カメラ271及び第2カメラ281の撮像領域まであればよい。
また、サポート部材215は、図4(b)及び図5に示すように、複数の従動ローラ213のそれぞれの間に櫛歯状に延在するニップ領域保持部215aを有している。ニップ領域保持部215aは、複数の従動ローラ213のそれぞれの側方(一方又は両方)に延在して、無端ベルト211の吸着面211aがニップ位置に位置するように保持している。つまり、サポート部材は、ニップ位置から撮像位置までの無端ベルト211の吸着面211aの、ニップ位置での平面性を確保すると共に、ベルト駆動や他ユニットからの振動伝搬などによる面外振動の発生を防止している。
シート吸着手段220は、無端ベルト211をニップする上流加圧ローラ221と、電圧を印加して、無端ベルト211に搬送されるシートSを無端ベルト211に吸着させる静電気力を付与する上流印加手段240と、を備えている。
上流加圧ローラ221は、従動ローラ213とで無端ベルト211を挟持するように、無端ベルト211にニップしており、無端ベルト211の駆動に従動して回転する。上流印加手段240は、上流加圧ローラ221と従動ローラ213とに接続されている。上流印加手段240が上流加圧ローラ221及び従動ローラ213を印加(例えば、4000V)することで、シート搬送方向上流側から無端ベルト211に静電気が発生し、発生した静電気力で無端ベルト211にシートSが吸着される。
検知センサ260は、上流加圧ローラ221のシート搬送方向下流、且つ吸着面211aの上方に配設されており、無端ベルト211上を搬送されるシートSと無端ベルト211との境界(シートSのエッジ)を検知可能な検知部261を備えている。つまり、検知部261は、無端ベルト211が搬送中の無端ベルト211上のシートSの先端及び後端を検知する。なお、本実施形態では、検知部261は、正反射型センサを用いたが、乱反射型センサを用いることもできる。
ここで、カメラにはレンズがあり、レンズは中心から離れるに従って歪曲収差が大きくなるので、所望とする精度を実現する測定を行うためには、被撮像物(例えば、図7に示すパッチ30〜33)が撮像領域の中心に存在する瞬間に撮像を行う必要がある。このような撮像タイミングは、撮像した画像を画像処理することで認識することも可能であるが、画像処理には時間がかかるため、サンプリングタイムが所望の時間以上になってしまう。そこで、無端ベルト211の吸着面211aからの反射光量からシート表面の反射光量へと出力値が変化するタイミングを撮像タイミングとして検知センサ260で検出することで、撮像タイミングの計測を短いサンプリングタイムで検知することができる。その結果、所望とする精度、かつ短いサンプリングタイムでの被撮像物(例えば、図7に示すパッチ30〜33)の撮像が可能となる。
第1撮像手段270は、シートSに形成された後述するパッチ31,33を撮像する第1カメラ271と、第1カメラ271をシート搬送方向と直交する方向に移動させる移動機構272と、移動機構272を駆動する第1モータM1と、を備えている。第1カメラ271は、第1モータM1を駆動することで移動し、シートSの大きさに基づいた所定の位置に位置決めされる。また、第1カメラ271は、検知センサ260の検知部261よりも、僅かにシート搬送方向下流に配設されている。これは、検知部261がシートSの先端を検知した際に先端側のパッチ31(後述の図7参照)を撮像し、後端を検知した際に後端側のパッチ33(後述の図7参照)を撮像することで、検知から撮像までのタイミングを短くするためである。
第2撮像手段280は、シートSに形成された後述するパッチ30,32を撮像する第2カメラ281と、第2カメラ281をシート搬送方向と直交する方向に移動させる移動機構282と、移動機構282を駆動する第2モータM2と、を備えている。第2カメラ281は、第1カメラ271のシート搬送方向と直交する方向に隣接されており、第2モータM2を駆動することで移動し、シートSの大きさに基づいた所定の位置に位置決めされる。また、第2カメラ281は、検知センサ260の検知部261よりも、僅かにシート搬送方向下流に配設されている。理由は、第1カメラ271と同様である。
次に、上述したシート測長部200を駆動制御する測長制御部410について、図6及び図7を参照しながら説明する。図6は、第1実施形態に係る測長制御部410のブロック図である。図7は、シートSに形成されたパッチのパッチ間距離の計算方法を説明する図である。
図6に示すように、測長制御部410は、CPU回路部401を備えており、CPU回路部401は、CPU401aと、ROM401bと、RAM401cと、を有している。ROM401bには、シートSの長さを測定するシート測長プログラム等の各種プログラムが格納されており、RAM401cは、制御データを一時的に保管したり、制御に伴う演算処理の作業領域として使用される。CPU401aは、通信IC402を介して前述したCPU回路部301と通信してデータ交換を行い、CPU回路部301からの指示に基づき、ROM401bに格納された各種プログラムを実行する。本実施形態においては、CPU401aは、シート測長プログラムを実行して、各種モータやカメラを駆動制御して得られるデータから、シートSのパッチ間距離を計算(演算)する。
具体的には、まず、図7に示すような4つのパッチが形成されたシートSを第1カメラ271及び第2カメラ281で撮像する。撮像は、検知センサ260による反射光量の出力値の変化から得られる検知タイミングに基づいて行われ、検知センサ260がシートの先端を検知したタイミングで、シート搬送方向下流(シートSの先端側)に設けられるパッチ30,31が撮像される。続いて、検知センサ260がシートの後端を検知したタイミングで、シートSのシート搬送方向上流(シートSの後端側)に設けられるパッチ32,33が撮像される。この2回の撮像タイミングの測定時間差Tにより、パッチ間距離測定の準備が整う。
次に、撮像されたパッチ画像からシート搬送方向及びシート搬送方向と直交する方向(以下、幅方向という)における各パッチの境界点の座標を求める。例えば、シート搬送方向下流の一方側に設けられるパッチ30については、シート搬送方向に延びる長方形とパッチ30の下流側境界点C及び幅方向に延びる長方形とパッチ30の外側境界点Dの座標を求める。同様に、シート搬送方向の他方側に設けられるパッチ31については、シート搬送方向に延びる長方形とパッチ31の下流側境界点E及び幅方向に延びる長方形とパッチ31の外側境界点Fの座標を求める。更に、シート搬送方向上流の一方側に設けられるパッチ32については、シート搬送方向に延びる長方形とパッチ32の上流側境界点G及び幅方向に延びる長方形とパッチ32の外側境界点Hの座標を求める。同様に、シート搬送方向の他方側に設けられるパッチ33については、シート搬送方向に延びる長方形とパッチ33の上流側境界点I及び幅方向に延びる長方形とパッチ33の外側境界点Jの座標を求める。
シート搬送方向上流のパッチ30,31と、シート搬送方向下流のパッチ32,33は、それぞれ測定時間差T(s)と、シートの搬送速度V(mm/s)との積により求められる(T×V)分だけオフセットする。そして、測定結果の座標分だけオフセットする作業を行うことで、4か所のパッチを測定した点を同じ座標に置くことができる。
そして、以上の8点C,D,E,F,G,H,I,Jからパッチ間距離を求める。例えば、線分CGと線分EIの長さの平均値を搬送方向の距離とし、線分DFと線分HJの長さの平均値を幅方向の距離とする。また、線分CGと、線分DFと、線分EIと、線分HJと、を結んで四角形を作り、四角形の各角度が90度になるように近似して、対向する各辺の距離を求めることで、各パッチ間距離とする方法もある。
次に、上述のように構成されたシート測長部200を有するプリンタ100による裏面画像補正処理設定について、図8から図12を参照しながら説明する。まず、裏面画像補正処理設定を実行する前段階として必要なシート測長部200の校正(キャリブレーション)について、図8を参照しながら説明する。図8は、キャリブレーション用のパッチ30a,31a,32a,33aが形成された基準シートS1を示す図である。
図8に示すように、校正には、4隅に色(例えば、黒)を持った四角のパッチ30a〜33aが形成された基準シートS1が必要となる。この4隅のパッチ30a〜33aの位置は予め測定されており、このパッチ間距離をシート測長部200に測長させることで、シート測長部200の校正ができる。
具体的には、まず、予め4隅にパッチ30a〜33aが形成された基準シートS1を給送シート積載部111に積載し、分離給送手段112で画像形成部120に向けて基準シートS1を給送する。その後、基準シートS1は、画像形成部120を通過するが、画像形成部120では、画像を形成せず、第1定着部126a及び第2定着部126bを通過させないことが好ましい。しかし、第1定着部126a及び第2定着部126bを通過せざるを得ない場合は、第1定着部126a及び第2定着部126bに熱を持たせず、室温とほぼ同じ温度にする必要がある。これにより、熱の影響によるシートの伸縮を防止でき、正確な校正が可能になる。
第1定着部126a及び第2定着部126bを通過して、基準シートS1がシート測長部200に到達すると、シート測長部200で基準シートS1のパッチ30a〜33aを撮像し、撮像したパッチ画像からパッチ間距離を測定する。このとき、測定結果と、本来のパッチ間距離と、で違いがある場合は、基準シートS1の搬送速度が、想定している値に対して差が生じているためであると考えられる。原因は、機体内温度により駆動ローラ212の直径差などによるものであると考えられる。この場合、その差を補正するためには、距離の差を、シート搬送方向下流側のパッチ30a,31aの撮像時刻と、シート搬送方向上流側のパッチ32a,33aの撮像時刻の測定時間差Tで割る。そして、それを、シートのデフォルト速度Vに加える(又は減ずる)ことで、誤差を補正したシートの搬送速度V0とする。これで、シート測長部200の校正(キャリブレーション)が終了する。
次に、図12に示すフローチャートに沿って、裏面画像補正処理設定について、図9から図11を参照しながら具体的に説明する。図9から図11は、パッチの測定タイミングを説明する図である。図12は、第1実施形態に係る裏面画像補正のフローチャートである。
図12に示すように、まず、測長するシートSの寸法を操作部180から入力(設定)する(ステップS701)。このシート寸法が第1カメラ271及び第2カメラ281の撮像位置の基準となる。シートSの寸法が入力されると、入力された寸法に基づいて第1カメラ271及び第2カメラ281がシート搬送方向と直交する方向に移動し、シート寸法に基づいた撮像位置で停止する(ステップS702)。
シート寸法を入力すると、次に、シート給送部110からシートSを給送し、画像形成部120でシートSにパッチ30〜33を形成させる(ステップS703、S704)。画像形成部120でパッチ30〜33が形成されると、パッチ30〜33が形成されたシートSを、反転搬送部140を介して両面搬送路103に搬送し、シート測長部200でパッチ間距離を測長する。
具体的には、シートSがシート測長部200に搬送されると、まず、検知センサ260の検知部261がシートSの先端を検知する(ステップS705)。このとき、図9に示すように、パッチ30、31は第1カメラ271及び第2カメラ281の撮像領域にない状態である。検知部261がシートSの先端を検知すると、検知センサ260がCPU回路部401にトリガ信号を送信する。CPU回路部401がトリガ信号を受信すると、CPU回路部401は、第1カメラ271及び第2カメラ281に撮像命令を送信する。撮像命令を受信した第1カメラ271及び第2カメラ281は、シートSの先端検知後からタイマによる所定のタイミングで、パッチ30、31を撮像する(ステップS706)。なお、所定のタイミングとは、図10に示すように、シートSのパッチ30、31が第1カメラ271及び第2カメラ281の撮像領域の中心に来るタイミングである。
このとき、シートSは、上流印加手段240による静電気力及び上流加圧ローラ221の加圧により、無端ベルト211に吸着している。また、シート測長部200の無端ベルト211は、サポート部材215により、ニップ位置から撮像位置までの平面性が確保されており、シート剥がれを発生させ難くなっている。そのため、第1カメラ271及び第2カメラ281による撮像精度が向上している。
次に、シートが搬送され、検知部261がシートSの後端を検知すると、検知センサ260がCPU回路部401にトリガ信号を送信する。CPU回路部401がトリガ信号を受信すると、CPU回路部401は、第1カメラ271及び第2カメラ281に撮像命令を送信し、第1カメラ271及び第2カメラ281がパッチ32、33を撮像する(ステップS707、708)。なお、パッチ32、33は、図11に示すように、検知部261がシートSの後端を検知する位置で第1カメラ271及び第2カメラ281の撮像領域の中心に来る関係となっている。そのため、検知部261がパッチ32、33を検知したタイミングで、パッチ32、33は第1カメラ271及び第2カメラ281により撮像される。パッチ30〜32を撮像すると、上述した方法でパッチ間距離を演算する(ステップS709)。
なお、パッチ32、33を撮像するときもパッチ30、31を撮像するときと同様に、第1カメラ271及び第2カメラ281による撮像精度が向上している。
次に、CPU回路部401が演算したパッチ間距離の信号をCPU回路部301に出力し、CPU回路部301が、受信したパッチ間距離と予め設定された基準パッチ間距離とを比較する(ステップS710、S711)。受信したパッチ間距離と基準パッチ間距離とが規定値内である場合は、裏面に形成すべき画像の縮尺補正処理は行わない(裏面画像補正処理なし設定、ステップS712)。一方、受信したパッチ間距離と基準パッチ間距離とが規定値外である場合は、裏面に形成すべき画像の縮尺補正を設定する(裏面画像補正処理あり設定、ステップS713)。
例えば、基準パッチ間距離として、290×200mmと設定し、基準パッチ間距離に基づいたパッチ30〜33をシートS上に形成したとする。この場合、測定したパッチ間距離が290×200mmとなっていなかった場合。例えば、200mmのところが199mm(201mm)になっていた場合、裏面にパッチを形成した場合にパッチ間距離が199mm(201mm)になるように縮小(拡大)するように裏面画像補正処理を設定(変倍制御)する。また、例えば、290mmのところが289mm(291mm)になっていた場合でも同様である。なお、基準パッチ間距離は、上記に限定されるものではない。
次に、裏面画像補正処理設定の変形例について説明する。上述した裏面画像補正処理設定では、画像形成ジョブを実行する前に予め裏面に形成すべき画像の縮尺補正を設定したが、これは画像形成と同一のジョブで行うこともできる。以下、裏面画像補正処理を同時に行う画像形成ジョブについて、図13に示すフローチャートに沿って説明する。図13は、第1実施形態の変形例に係る裏面画像補正のフローチャートである。
図13に示すように、まず、測長するシートSの寸法を操作部180から入力(設定)する(ステップS801)。シートSの寸法が入力されると、入力された寸法に基づいて第1カメラ271及び第2カメラ281がシート搬送方向と直交する方向に移動し、シート寸法に基づいた撮像位置で停止する(ステップS802)。この状態でプリント動作を開始すると、まず、シートSの第1面(表面)に、入力された画像情報に基づく画像が形成されると共に、シートSの4隅にパッチ30〜33が形成される(ステップS803、S804)。
シートSの第1面に画像及びパッチ30〜33が形成されると、次に、シートSに形成されたパッチ30〜33のパッチ間距離がシート測長部200により測長される。なお、パッチ間距離の測長から測長したパッチ間距離の信号送信までは、上述と同様であるため説明を省略する(ステップS805〜S810)。
次に、CPU回路部401が演算したパッチ間距離の信号をCPU回路部301が受信すると、CPU回路部301が、受信したパッチ間距離と予め設定された基準パッチ間距離とを比較する(ステップS811)。受信したパッチ間距離と基準パッチ間距離とが規定値内である場合は、裏面に形成すべき画像の縮尺補正の設定は行わない(裏面画像補正処理なし、ステップS812)。一方、受信したパッチ間距離と基準パッチ間距離とが規定値外である場合は、裏面に形成すべき画像の縮尺補正を設定する(裏面画像補正処理あり、ステップS813)。
設定が完了すると、設定に基づいて、シートSの第2面に画像を形成し、画像が形成されたシートSを機外に排出することで画像形成処理(画像形成ジョブ)が終了する(ステップS814、S815)。
以上説明したように、本実施形態に係るプリンタ100は、両面に画像形成する際に、第1面(表面)に画像が形成されたシートSの長さを測定し、測定した長さに基づいて第2面(裏面)に画像を形成する。そのため、シートSに形成される表裏の画像ずれを低減させることができる。これにより、シートSに形成される成果物の品位の低下を防止することができる。
また、プリンタ100のシート測長部200は、静電気力で無端ベルト211に密着させた状態でシートSを撮像し、撮像した画像データからシートSを測長する。そのため、カールや波打ちしたシートSでも、静電気力で無端ベルト211に密着させることでカールや波打ちの影響を低減させることができる。これにより、シートSの読み取り精度を向上させることができる。その結果、シートSを正確に測長することができる。
また、シート測長部200は、無端ベルト211の吸着面211aの裏側から吸着面を保持するサポート部材215を備えている。サポート部材215は、ニップ位置から撮像位置までの無端ベルト211の吸着面211aの、ニップ位置での平面性を確保すると共に、ベルト駆動や他ユニットからの振動伝搬などによる面外振動の発生を防止している。そのため、搬送中のシートSが無端ベルト211から剥がれることを防止することができる。これにより、無端ベルト211の吸着面211aの平面性を維持した状態でシートSが搬送されるため、検知センサ260や第1撮像手段270及び第2撮像手段280による測定(撮像)精度を向上させることができる。その結果、シートSを正確に測長することができる。つまり、シートの測長精度を向上させることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るプリンタについて、図14から図16を参照しながら説明する。第2実施形態に係るプリンタは、シート測長部200Aが第1実施形態と相違する。そのため、ここでは、シート測長部200Aについて説明し、その他の構成については、第1実施形態を援用して、その説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同じ符号を付している。
まず、第2実施形態に係るシート測長部200Aの概略構成について、図14から図16を参照しながら説明する。図14は、第2実施形態に係るシート測長部200Aを示す斜視図である。図15は、図14に示すシート測長部200AのK−K断面図である。図16は、図14に示すシート測長部200Aの第2サポート部材を示す斜視図である。
図14及び図15(a)に示すように、シート測長部200Aは、シートSを載置した状態で搬送可能なベルト搬送手段210Aと、シートSをベルト搬送手段210Aに吸着させる上流吸着手段220Aと、を備えている。また、シート測長部200Aは、ベルト搬送手段210Aに搬送されるシートSの端部を検知する検知センサ260と、シートSに形成された後述のパッチを撮像可能な第1撮像手段270及び第2撮像手段280と、を備えている。
ベルト搬送手段210Aは、樹脂製の無端ベルト211と、無端ベルト211が張架される駆動ローラ212、従動ローラ213A及びテンションローラ214と、を備えている。また、ベルト搬送手段210Aは、無端ベルト211を吸着面211aの裏側(裏面)から保持する第1サポート部材(ベルト保持部材)216と、無端ベルト211に上方から当接する第2サポート部材(上方規制部材)217と、を備えている。第1サポート部材216と第2サポート部材217とは、図15(a)及び図15(b)に示すように、上下方向において、一部がオーバーラップしている。
図16に示すように、第1サポート部材216は、無端ベルト211と上流加圧ローラ221Aとのニップ位置の近傍から、第1及び第2カメラの撮像領域を過ぎるまで、無端ベルトの吸着面がニップ位置と略同じ高さになるように無端ベルトを保持している。なお、サポート部材215のシート搬送方向下流側は、少なくとも第1カメラ271及び第2カメラ281の撮像領域まであればよい。
第2サポート部材217は、後述の複数の上流加圧ローラ221Aの間で、押圧部材218の付勢力で無端ベルト211を押圧した状態で、無端ベルト211の吸着面211aがニップ位置に位置するように無端ベルト211を規制している。言い換えると、第2サポート部材217は、無端ベルト211の吸着面211aがニップ位置に位置するように従動ローラ213Aとで無端ベルト211を挟持している。第2サポート部材217は、無端ベルト211のニップ位置での平面性を確保すると共に、ベルト駆動や他ユニットからの振動伝搬などによる無端ベルト211の面外振動の発生を防止している。
上流吸着手段220Aは、無端ベルト211をニップする複数の上流加圧ローラ221Aと、電圧を印加して、無端ベルト211に搬送されるシートSを無端ベルト211に吸着させる静電気力を付与する上流印加手段240と、を備えている。複数の上流加圧ローラ221Aは、複数に分割された状態で同軸上に所定間隔で配設されており、それぞれが無端ベルト211をニップしている。
なお、上述のように構成されたシート測長部200Aを有するプリンタによる裏面画像補正処理設定については、基本的に第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上説明したように、第2実施形態に係るシート測長部200Aは、第1サポート部材216と第2サポート部材217とで、ニップ位置から撮像位置までの無端ベルト211の吸着面211aの、ニップ位置での平面性を確保している。また、ベルト駆動や他ユニットからの振動伝搬などによる面外振動の発生を防止している。そのため、搬送中のシートSが無端ベルト211から剥がれることを防止することができる。これにより、無端ベルト211の吸着面211aの平面性を維持した状態でシートSが搬送されるため、検知センサ260や第1撮像手段270及び第2撮像手段280による測定(撮像)精度を向上させることができる。その結果、シートSを正確に測長することができる。つまり、シートの測長精度を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
本実施形態では、シートの4隅に形成されたパッチを撮像して、パッチ間距離をシートの長さとして測長したが、本発明はこれに限定されない。例えば、シートのエッジ等を撮像し、撮像したエッジ画像からエッジ間距離を演算することで測長する構成であってもよい。
また、本実施形態においては、シート測長部200、200Aを両面搬送路103に配置し、両面搬送路103を搬送中のシートSの長さを測定したが、本発明はこれに限定されない。シート測長部200、200Aは、定着手段126のシート搬送方向下流に設けられていればよい。
また、本実施形態では、撮像手段として、第1撮像手段270及び第2撮像手段280を用いて説明したが、シートSのパッチ若しくはエッジが撮像可能であれば、1つの撮像手段であってもよい。また、シートSに形成するパッチの数を増やした場合には、撮像手段の数を増やしてもよい。
また、本実施形態では、制御部300に搭載された測長制御部410を用いて説明したが、測長制御部410は、シート測長部(シート測長装置)自身に搭載されているものであってもよい。また、測長制御部410は、別体のパソコン等の情報機器におけるCPUであってもよく、必ずしもシート測長部自身が備えている必要はないものとする。測長制御部410が、別体の情報機器等に備えられている場合には、通信回線等(有線、無線を問わず)を介して信号が送受信され、各種の制御処理がなされるものとする。また、このような態様は、測長制御部410が有するRAMやROM等のメモリについても同様である。
100 プリンタ(画像形成装置)
120 画像形成部
200 シート測長部(シート測長装置)
210 ベルト搬送手段
211 無端ベルト(搬送ベルト)
212 駆動ローラ(下流ローラ)
212b ローラ面
213 従動ローラ(上流ローラ)
215 サポート部材(ベルト保持部材)
215a ニップ領域保持部
215b 保持面
216 第1サポート部材(ベルト保持部材)
217 第2サポート部材(上方規制部材)
220 シート吸着手段
221 上流加圧ローラ
240 上流印加手段
270 第1撮像手段(撮像手段)
280 第2撮像手段(撮像手段)
410 測長制御部(制御手段)
S シート

Claims (8)

  1. シートを搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを掛け渡す上流ローラ及び下流ローラと、前記搬送ベルトの裏側から前記搬送ベルトを保持するベルト保持部材と、を有するベルト搬送手段と、
    前記搬送ベルトに搬送されるシートを加圧して前記搬送ベルトに密着させる上流加圧ローラと、前記上流加圧ローラ及び前記ベルト搬送手段に電圧を印加して、前記搬送ベルトに搬送されるシートを前記搬送ベルトに吸着させる静電気力を付与する上流印加手段と、を有するシート吸着手段と、
    前記上流加圧ローラよりもシート搬送方向下流で、前記搬送ベルトに吸着されたシートを撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段が撮像した画像からシートを測長する制御手段と、を備え、
    前記ベルト保持部材は、少なくとも、前記上流加圧ローラがシートを加圧するニップ位置の近傍から前記撮像手段がシートを撮像する撮像位置まで、前記搬送ベルトの吸着面が前記ニップ位置と略同じ高さとなるように前記搬送ベルトを保持する、
    ことを特徴とするシート測長装置。
  2. 前記下流ローラのローラ面の最上位位置が、前記搬送ベルトの裏面に当接する前記ベルト保持部材の保持面よりも下方に位置している、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート測長装置。
  3. 前記上流ローラは、同軸上で複数に分割されており、
    前記ベルト保持部材は、複数に分割された上流ローラの間に櫛歯状に延在し、前記搬送ベルトの吸着面を前記ニップ位置で保持するニップ領域保持部を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート測長装置。
  4. 前記上流加圧ローラは、同軸上で複数に分割されており、
    複数の分割された上流加圧ローラのそれぞれの間に位置し、前記搬送ベルトの吸着面が前記ニップ位置に位置するように、上方から規制する上方規制部材を備えた、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート測長装置。
  5. 前記上方規制部材が、前記ニップ位置の近傍で前記ベルト保持部材とオーバーラップしている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のシート測長装置。
  6. 前記搬送ベルトに搬送されるシートを検知可能な検知センサを備え、
    前記撮像手段は、前記検知センサによる検知結果に基づいてシートを撮像する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシート測長装置。
  7. 前記撮像手段は、前記検知センサによる検知結果に基づいて、シートの4隅に形成された4つのパッチを撮像し、
    前記制御手段は、前記撮像手段が撮像した4つのパッチ画像からシートを測長する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート測長装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のシート測長装置と、
    前記シート測長装置に測長されたシートの長さに基づいて、シートに画像を形成する画像形成部と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017090911A (ja) * 2015-11-06 2017-05-25 株式会社リコー 画像形成装置およびプログラム

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