JP2015077320A - 吸収性物品の製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性に優れ、作業員が操作、メンテナンス等の作業を簡単且つ迅速に行うことができる吸収性物品の製造装置を提供すること。【解決手段】製造装置10は、複数の処理ユニット21〜24を含んで構成され、複数の工程を実行して吸収性物品を製造するメインユニット部20と、処理ユニット31,32を含んで構成され、メインユニット部20で使用する吸収性物品構成部材を準備するサブユニット部30とを備える。両ユニット部20,30は、機械方向MDに延びる、人が通行可能な通路部40を挟んで、一方側と他方側とに分かれている。通路部40の路面40aは、製造装置10の設置面よりも上方に位置し、路面40aの下方に、該路面40aと該設置面とで画成された路面下方空間40Sが形成されている。サブユニット部30で準備された吸収性物品構成部材が、路面下方空間40Sを通ってメインユニット部20に移動可能になされている。【選択図】図5

Description

本発明は、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品を製造する製造装置に関する。
吸収性物品の製造装置として、ウェブの搬送、ウェブと他部材との接合、ウェブの切断等の複数の工程を実行して吸収性物品を製造するメインユニット部と、該メインユニット部での吸収性物品の製造を補佐するサブユニット部とを有するものが知られている。サブユニット部は、例えば、ホットメルト接着剤の調製手段や弾性部材の巻回手段等を含んで構成されており、ホットメルト接着剤や弾性部材といった吸収性物品構成部材を準備して、これをメインユニット部の搬送路に供給する。
従来のこの種の製造装置では、資材、中間製品、完成製品といった製品関連品や、接着剤の配管、ホース、電気配線といった製造関連品のための空間を確保することが困難であった。斯かる課題の解決を図った技術として、例えば特許文献1には、複数の処理ユニットを含んで構成される吸収性物品の製造装置において、少なくとも1つの処理ユニットの底部にスペーサを設けて該処理ユニットが設置される設置面と該処理ユニットとの間に、製品関連品が移動され又は製造関連品が配置される下方空間を形成することが開示されている。また特許文献1には、この処理ユニットとその底部の下方空間とを互いに連通させることも開示されている。特許文献1記載の製造装置によれば、処理ユニットの底部の下方空間の存在により、吸収性物品の良好な製造を確保しながら、製品関連品又は製造関連品のための空間を確保することができるとされている。
また特許文献2には、複数の処理ユニットからなる吸収性物品の製造装置において、該処理ユニットに設置されるウェブ等の資材を持ち上げる持ち上げ部材(ホイスト、クレーン等)を備えたものが開示されている。この持ち上げ部材は、処理ユニットが設置された床面から上方に延びる支柱と、該支柱と接続され水平方向に架設された梁材とによって支持されている。特許文献2記載の製造装置によれば、処理ユニットの上方に配線等がある場合であっても、配線等による制限を受けずに持ち上げ部材を可動させることができ、天井下から持ち上げ部材を吊す構成と比較して、持ち上げ部材の可動範囲の制限を少なくしてその作業性を向上させることができるとされている。
特開2011−194031号公報 特開2013−13467号公報
通常、吸収性物品の製造装置の近傍には、吸収性物品の製造工程に沿った機械方向に沿って、該製造装置の操作、メンテナンス等を行う作業員が通行可能な通路部が設けられるところ、前述したメインユニット部とサブユニット部とを有する吸収性物品の製造装置において、両ユニット部を該通路部の片側に集約させた場合、該製造装置が大型化し、その装置高さが、道具を使わずにメンテナンス等の作業が可能な範囲を超えてしまい、結果として、該製造装置の上方部にアクセスするのに梯子等を用意する必要が生じる等、作業性が低下すると共に、資材の落下等の危険性が高まるおそれがある。この場合、特許文献1記載の技術のように、製造装置を構成する処理ユニットの底部に下方空間を形成し、その下方空間にサブユニット部を構成する処理ユニットを収容したとしても、処理ユニットの大きさによっては該下方空間の高さを高くする必要があり、結局は装置高さが高くなって作業性の改善等が不十分となってしまう。また、特許文献2記載の技術のように、製造装置に持ち上げ部材を併設しても、その持ち上げ部材で対応できる処理は限られており、製造装置に対して迅速な処理が要求される場合には十分に対応できない。
従って本発明の課題は、作業性に優れ、作業員が操作、メンテナンス等の作業を簡単且つ迅速に行うことができる吸収性物品の製造装置に関する。
本発明は、複数の処理ユニットを含んで構成され、複数の工程を実行して吸収性物品を製造するメインユニット部と、少なくとも1つの処理ユニットを含んで構成され、該メインユニット部で使用する吸収性物品構成部材を準備するサブユニット部とを備えた吸収性物品の製造装置であって、前記メインユニット部と前記サブユニット部とは、該メインユニット部における吸収性物品の製造工程に沿った機械方向に延びる、人が通行可能な通路部を挟んで、一方側と他方側とに分かれており、前記通路部の路面は、前記製造装置の設置面よりも上方に位置し、該路面の下方に、該路面と該設置面とで画成された路面下方空間が形成されており、前記サブユニット部で準備された前記吸収性物品構成部材が、前記路面下方空間を通って前記メインユニット部に移動可能になされている吸収性物品の製造装置である。
本発明の吸収性物品の製造装置は、作業性に優れ、作業員が操作、メンテナンス等の作業を簡単且つ迅速に行うことができる。
図1は、本発明の吸収性物品の製造装置の一実施形態を模式的に示す上面図である。 図2は、図1のI−I線断面を模式的に示す断面図である。 図3は、図1に示す製造装置を用いて製造される展開型使い捨ておむつの一実施形態を模式的に示す図であり、該おむつを平面状に拡げた展開状態を示す肌対向面側(表面シート側)の一部切欠平面図である。 図4は、本発明の吸収性物品の製造装置の他の実施形態の図2相当図(要部の機械方向と直交する方向に沿った断面図)である。 図5は、本発明の吸収性物品の製造装置の更に他の実施形態の図2相当図(要部の機械方向と直交する方向に沿った断面図)である。 図6は、本発明の吸収性物品の製造装置の更に他の実施形態の図2相当図(要部の機械方向と直交する方向に沿った断面図)である。
以下、本発明の吸収性物品の製造装置を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2には、本実施形態の製造装置10の概略が示されている。製造装置10は、吸収性物品の1種である展開型使い捨ておむつを製造する装置であり、複数の工程を実行しておむつを製造するメインユニット部20と、メインユニット部20でのおむつの製造を補佐するサブユニット部30とを備えている。メインユニット部20とサブユニット部30とは、該メインユニット部20におけるおむつの製造工程に沿った機械方向(おむつの搬送方向)MD(Machine Direction)に延びる、人(作業員)が通行可能な通路部40を挟んで、一方側と他方側とに分かれている。図中の符号CD(Cross machine Direction)は、機械方向MDと直交する製造装置10の幅方向である。
図3には、製造装置10によって製造される展開型使い捨ておむつ1が示されている。おむつ1は、肌対向面を形成する表面シート2、非肌対向面を形成する裏面シート3、及び両シート2,3間に配置された吸収体4を具備し、着用者の前後方向に相当する縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有している。尚、本明細書において、肌対向面は、吸収性物品(使い捨ておむつ)又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌対向面は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側(着衣側)に向けられる面である。
おむつ1は、図3に示す如き平面視において一方向(縦方向X)に長い形状をしており実質的に縦長である。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、吸収体4よりも大きな寸法を有し、吸収体4の周縁から外方に延出している。おむつ1は、着用時に着用者の背側に配される背側部A、股間部に配される股下部B及び腹側に配される腹側部Cを縦方向Xに有している。おむつ1は、股下部Bの縦方向Xに沿う両側縁が内向きの円弧状に湾曲しており、図3に示す如き平面視において、縦方向Xの中央部が内方に括れた砂時計状の形状を有している。
おむつ1における、着用者の脚周りに配される左右のレッグ部には、レッグ弾性部材5が縦方向Xに沿って伸長状態で配されており、着用時におけるレッグ部には、レッグ弾性部材5の収縮により、一対のレッグギャザーが形成される。表面シート2、裏面シート3、吸収体4及びレッグ弾性部材5は、ホットメルト接着剤等の接着剤により互いに接合されている。また、おむつ1の背側部Aの縦方向Xに沿う両側縁部には、腹側部Cの非肌対向面(裏面シート3)に着脱自在に止着する止着部材6が設けられている。止着部材6は、公知の面ファスナー、粘着テープ等を含んで構成されている。
表面シート2及び裏面シート3としては、当該技術分野において従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。表面シート2としては、例えば、親水化処理が施された各種不織布や開孔フィルム等の液透過性のシートを用いることができる。裏面シート3としては、液不透過性でも液透過性でも良く、例えば透湿性を有しない樹脂フィルムや、微細孔を有し、透湿性を有する樹脂フィルム、撥水不織布等の不織布、これらと他のシートとのラミネート体等を用いることができる。また、吸収体4としては、当該技術分野において従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができ、例えば、木材パルプ、親水化処理された合繊繊維等の繊維集合体、又は該繊維集合体に粒子状の吸水性樹脂を保持させたもの等を用いることができる。吸収体4は、前記繊維集合体等からなる液保持性の吸収性コアと、該吸収性コアを被覆する液透過性のコアラップシートとを含んで構成されていても良く、このコアラップシートとしては、例えば、ティッシュペーパー等の紙や各種不織布、開孔フィルム等を用いることができる。
図1に戻ると、メインユニット部20は、機械方向MDに延びる搬送路(図示せず)を内部に有し、この搬送路におむつ1の構成部材を集約させて、該搬送路の搬送方向下流側にて目的とするおむつ1の製造を完了する。この搬送路は、メインユニット部20の機械方向MDの略全長に亘って存している。メインユニット部20は、複数の処理ユニットを含んで構成されており、各処理ユニットによって複数の工程が実行されておむつ1が製造される。メインユニット部20が実行する複数の工程としては、例えば、1)おむつ1を構成する不織布等のウェブを繰り出す工程、2)木材パルプや合成繊維等の繊維集合体を解繊する工程、3)前記繊維集合体に吸収性樹脂を混合する工程、4)吸収性コアを形成する工程、5)ウェブどうしを積層する工程、6)ウェブにギャザーを形成するための弾性部材を配置する工程、7)ウェブに粘着材やテープ材を接合する工程、8)ウェブ同士を接合する工程、9)ウェブを任意の形状に切断する工程、10)ウェブを折り畳む工程、11)ウェブを個々に切断する工程、12)個々に切断されたウェブ(製品)を折り畳む工程、13)製品を計数し積層する工程、14)製品を内装袋に詰める工程等が挙げられる。前記2)〜4)は、吸収体(吸収性コア)を製造するための一連の工程であり、斯かる工程を経て得られた吸収体は、通常、前記5)の工程中又はその実施前において、ウェブ上に配置される。尚、前記1)〜14)は、この種の吸収性物品(使い捨ておむつ)を製造する際の一般的な工程順に番号を付している。
本実施形態においては、メインユニット部20は、複数の処理ユニットとして、本体連続体製造ユニット21と、止着部材取り付けユニット22と、吸収性物品切り離しユニット23と、吸収性物品折り畳みユニット24とを含んでいる。メインユニット部20を構成するこれら複数の処理ユニット21〜24は、機械方向MDに隣接して配置されている。メインユニット部20において隣接する処理ユニットどうしは密着していてもよく、隣接する処理ユニットどうし間に隙間が設けられていてもよい。尚、図中、各処理ユニットは、説明容易の観点から、装置構成の図示を省略してブロック状に記載している。
本体連続体製造ユニット21は、止着部材6以外のおむつ1の構成部材を具備する吸収性本体が一方向(縦方向X)に多数連なってなる、本体連続体を製造する処理ユニットである。本体連続体製造ユニット21は、例えば、原反ロールから機械方向MDに連続的に供給される帯状の表面シート2と、同方向に連続的に供給される帯状の裏面シート3との間に、複数の吸収体4を同方向に所定間隔を置いて導入すると共に、レッグ弾性部材5を所定の伸長率に伸長させた状態で導入し、接着剤を用いてこれらを貼り合わせ、帯状の前記本体連続体を製造する。前記本体連続体の長手方向は、製造装置10の機械方向MDに一致し、該長手方向と直交する前記本体連続体の幅方向は、製造装置10の幅方向CDに一致している。
止着部材取り付けユニット22は、接着剤を用いて、前記本体連続体の長手方向(機械方向MD)に沿った両側縁部それぞれに複数の止着部材6を同方向に所定間隔を置いて取り付ける。吸収性物品切り離しユニット23は、前記本体連続体をおむつ1の単位長さに切断して、複数のおむつ1に切り分ける。吸収性物品折り畳みユニット24は、切り分けられ複数のおむつ1を個別に折り畳み、包装可能な状態にする。
サブユニット部30は、メインユニット部20で使用するおむつ1の構成部材(吸収性物品構成部材)を準備するもので、少なくとも1つの処理ユニットを含んで構成されている。サブユニット部30で扱うおむつ1の構成部材としては、例えば、不織布、紙、プラスチックフィルム、パルプ、糸状又は帯状の弾性部材、接着剤、粘着剤、止着部材(フックテープ、ループテープ)、ポリマーシート、ローション剤、廃棄用テープ材、デザインシート、アクエジションシート(サブレイヤー)等が挙げられる。おむつ1の製造で使用する電気、気体、水等は、吸収性物品を構成し得る所定の形状を有する物体ではなく、本発明に係る吸収性物品構成部材には含まれない。また、ここでいう「吸収性物品構成部材の準備」には、完成品である吸収性物品構成部材(例えばそれ以上加工する必要の無いウェブや弾性部材等)を使用可能(メインユニット部20に供給可能)な状態で単に保管する形態のみならず、未完成品である吸収性物品構成部材を適宜加工して完成品とし、その完成品を使用可能な状態で保管する形態も含まれる。例えば、本発明でいう「吸収性物品構成部材の準備」には、i)サブユニット部30にて固形状のホットメルト接着剤(未完成品)を加熱溶融し、更に、その溶融状態のホットメルト接着剤(完成品)を供給可能な状態で保管する形態(工程)、及びii)不織布シートに弾性部材(何れも未完成品)を接合固定して伸縮部材(完成品)として加工する形態(工程)が含まれる。
本実施形態においては、サブユニット部30は、図1に示すように、本体連続体製造ユニット21で使用するホットメルト接着剤を準備する第1処理ユニット31と、止着部材取り付けユニット22で使用するホットメルト接着剤を準備する第2処理ユニット32とを含んでいる。おむつ1の構成部材の供給源であるサブユニット部30の各処理ユニット31,32と、該構成部材の供給先であるメインユニット部20の各処理ユニット21,22とは、通路部40を挟んで幅方向CDに対向している。
通路部40は、図1に示すように、メインユニット部20とサブユニット30との間に配され、メインユニット部20の機械方向MDの略全長に亘って該メインユニット部20に沿って延びており、図1に示す如き上面視において幅Wが一定の直線状をなしている。通路部40の路面40aは、実質的に凹凸の無い平坦面である。通路部40の幅Wは、特に制限されないが、通常、好ましくは300mm以上、更に好ましくは800mm以上、そして、好ましくは3000mm以下、更に好ましくは2000mm以下、より具体的には、好ましくは300mm以上3000mm以下、更に好ましくは800mm以上2000mm以下である。
通路部40の路面40aは、図2に示すように、製造装置10の設置面Gよりも上方に位置し、路面40aの下方には、該路面40aと該設置面Gとで画成された路面下方空間40Sが形成されている。路面下方空間40Sは、メインユニット部20内に存する前記搬送路(図示せず)よりも下方に形成されている。
路面40aは、金属、樹脂、木材あるいはそれらの複合材等からなる板状の路面形成部材41から形成されており、該路面形成部材41は、設置面Gから立設する支持部材(図示せず)によって、設置面Gよりも上方位置に支持固定されている。路面40aは、通路部40の全長に亘って水平であってもよく、あるいは、通路部40の機械方向MDの上流側端部(図1の左側端部)若しくは下流側端部(図1の右側端部)又はこれら両端部において、設置面Gに向かって斜め下方に傾斜した傾斜面であってもよい。
そして、本実施形態においては、サブユニット部30で準備されたおむつ1の構成部材が、路面下方空間40Sを通ってメインユニット部20に移動(供給)可能になされている。即ち、図2に示すように、第1処理ユニット31と、通路部40を挟んでこれに対向する本体連続体製造ユニット21とは、路面下方空間40Sを幅方向CDに延びる移動機構45を介して接続されており、この移動機構45により、第1処理ユニット31で準備されたホットメルト接着剤が、路面下方空間40Sを通って本体連続体製造ユニット21に移動可能になされている。前述したように、本体連続体製造ユニット21では、第1処理ユニット31から供給されたホットメルト接着剤を用い、前述したように、帯状の表面シート2と帯状の裏面シート3と吸収体4とレッグ弾性部材5とを貼り合わせて帯状の本体連続体を製造する。移動機構45は、路面下方空間40Sを通過させる吸収性物品構成部材の種類等に応じて適宜選択することができ、具体的には例えば、配管、ホース、ベルトコンベア、長尺シートを巻回された状態から繰り出して搬送するシート搬送機構等が挙げられる。ここに挙げた移動機構45の具体例としては、公知のものを用いることができる。例えば、吸収性物品構成部材がホットメルト接着剤の場合、これを移動(供給)する移動機構45としては、ホースを用いることができる。本実施形態においては、移動機構45の設置を可能にするため、下記構成1及び2を採用している。
構成1:第1処理ユニット31の下方に、該処理ユニット31と製造装置10の設置面Gとで画成された処理ユニット下方空間31Sが設けられており、該処理ユニット下方空間31Sと路面下方空間40Sとが連通している。また、本体連続体製造ユニット21の下方に、該処理ユニット21と製造装置10の設置面Gとで画成された処理ユニット下方空間21Sが設けられており、該処理ユニット下方空間21Sと路面下方空間40Sとが連通している(図2参照)。
前記構成1に関し、処理ユニット下方空間31Sは、第1処理ユニット31の下方に、設置面Gから立設し該第1処理ユニット31を下方から支持する図示しないスペーサを設けることで形成可能である。このスペーサは、第1処理ユニット31の下面(設置面Gとの対向面)に固定されている。処理ユニット下方空間31Sの高さ(設置面Gからの高さ)は、このスペーサの高さを適宜調整することで調整可能であり、本実施形態においては、図2に示すように、路面下方空間40Sの高さTと同じに設定されている。また、処理ユニット下方空間31Sと路面下方空間40Sとは、両空間31S,40Sの境界の一部において連通していてもよく、該境界の全部において連通していてもよい。前述したように、第1処理ユニット31の下方にスペーサを設けた場合は、両空間31S,40Sの境界における該スペーサが設けられていない部分が、両空間31S,40Sの連通部分となる。以上の処理ユニット下方空間31Sに関する説明は、処理ユニット下方空間21Sにも適用される。
構成2:第1処理ユニット31とその下方の処理ユニット下方空間31Sとが連通している。また、本体連続体製造ユニット21とその下方の処理ユニット下方空間21Sとが連通している。
前記構成2に関し、処理ユニット21,31とその下方の処理ユニット下方空間21S,31Sとの連通は、処理ユニット21,31それぞれの下面(処理ユニット下方空間21S,31Sと対向する部分)に、開口部(図示せず)を設けることで実現可能である。ホットメルト接着剤移動(供給)用の移動機構45は、この開口部から処理ユニット21,31内に挿入されている。この開口部は、蓋等により開閉自在の構成とし、不使用時には閉鎖できるようにしてもよい。
尚、図示していないが、第2処理ユニット32と、通路部40を挟んでこれに対向する止着部材取り付けユニット22とにも、前記構成1及び2が採用されることによって、両ユニット32,22が前記と同様に移動機構によって接続されており、この移動機構により、第2処理ユニット32で準備されたホットメルト接着剤が、路面下方空間40Sを通って止着部材取り付けユニット22に移動可能になされている。前述したように、止着部材取り付けユニット22では、第2処理ユニット32から供給されたホットメルト接着剤を用い、前記本体連続体に止着部材6を取り付ける。
本実施形態の製造装置10によれば、前述した構成を有していることにより、作業性に優れ、作業員が操作、メンテナンス等の作業を簡単且つ迅速に行うことができる。特に製造装置1は、図1に示すように、これを構成するメインユニット部20とサブユニット部30とが、作業員が通行可能な通路部40を挟んで一方側と他方側とに分かれているので、両ユニット部20,30が通路部40の片側に集約した形態に比して、装置高さ(設置面Gからの高さ)が低く抑えられており、そのため、作業員の作業性及び安全性に優れる。製造装置10の装置高さが低いと、作業員が装置全体を監視しやすく、装置に問題が生じたときには作業員が迅速に対応することができるので、作業性が向上し、また、装置の部品や資材等の落下の危険性あるいは作業員自体の落下の危険性が低下し、安全性が向上する。また製造装置10は、サブユニット部30で準備された吸収性物品構成部材(ホットメルト接着剤)が、通路部40の路面下方空間40Sを通ってメインユニット部20に移動(供給)可能になされているので、通路部40の路面40a上に、作業員の歩行の障害となり得る、移動機構等の吸収性物品構成部材の供給手段が露出することが抑制され、両ユニット部20,30の周辺部が整然としやすく、この点も、作業員の作業性及び安全性の向上に寄与する。
前述した効果をより確実に奏させるようにする観点から、処理ユニット下方空間31Sの高さT(図2参照)は、好ましくは150mm以上、更に好ましくは400mm以上、そして、好ましくは1000mm以下、更に好ましくは800mm以下、より具体的には、好ましくは150mm以上1000mm以下、更に好ましくは400mm以上800mm以下である。
本実施形態においては、図1及び図2に示すように、通路部40の路面40aに窓42が設けられており、この窓42によって路面下方空間40Sを目視で視認可能になされている。窓42は、路面40aにおける、本体連続体製造ユニット21と第1処理ユニット31との間に設けられている。窓42は、路面40aを形成する路面形成部材41を厚み方向に貫通する貫通口に、透明ガラスをはめ込んで形成されている。通路部40の路面40aに窓42が設けられていることにより、路面下方空間40Sの様子が一目瞭然となり、作業性がより一層向上する。
また、本実施形態においては、図1に示すように、通路部40の路面40aに開閉可能な開口部43が設けられており、この開口部43を介して路面下方空間40Sにある物品、例えば、ホットメルト接着剤等の吸収性物品構成部材、あるいは移動機構等の吸収性物品構成部材の供給手段にアクセス可能になされている。開口部43は、路面40aにおける、止着部材取り付けユニット22と第2処理ユニット32との間に設けられている。開口部43は、路面40aを形成する路面形成部材41を厚み方向に貫通する貫通口に、扉又は蓋を、該貫通口を開閉可能に設けることで形成されている。通路部40の路面40aに開閉可能な開口部43が設けられていることにより、路面下方空間40Sにおける作業がしやうくなり、作業性がより一層向上する。
図4〜図6には、本発明の吸収性物品の製造装置の他の実施形態が示されている。後述する他の実施形態については、前述した実施形態(製造装置10)と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、前述した実施形態(製造装置10)についての説明が適宜適用される。
図4に示す製造装置10Aは、メインユニット部20及びサブユニット部30が載置されるステージ50を備えている。そして、両ユニット部20,30が載置されるステージ50の上面の一部が、通路部40の路面40aとなり、該上面の下方に路面下方空間40Sが形成されている。ステージ50は、中空の箱体、又は台であり、金属、樹脂、木材あるいはそれらの複合材等からなる。ステージ50が中空の箱体である場合は、その中空部50Sの一部(幅方向CDの中央部)が、路面下方空間40Sとなる。ステージ50が台である場合、その台は、設置面Gから立設する支柱と、該支柱に下方から支持され、ステージ50の上面を形成する板状の上面形成部材とを含んで構成され、該上面形成部材と設置面Gとの間50Sの一部(幅方向CDの中央部)が、路面下方空間40Sとなる。製造装置10Aによれば、これを構成する部材の全てがステージ50上に存しているため、メインユニット部20及びサブユニット部30の高さを低くすることで必要資材が少なくできて製造コストが低減できる。また、ステージ50の上にサブユニット部30が載置されているため、通路部40の路面40aが、メインユニット部20とサブユニット部30(処理ユニット31,32)との間のみならず、それ以外のサブユニット部30(処理ユニット31,32)の周辺部にまで広がるので、作業エリアが拡大し、そのため、作業性に優れ、作業員が操作、メンテナンス等の作業を簡単且つ迅速に行うことができるという特有の効果が奏される。
図5に示す製造装置10Bは、物品を吊り上げて搬送可能な吊り上げ部材60を備え、吊り上げ部材60によって吊り上げられた物品が、通路部40の路面40aの上方を搬送可能になされている。吊り上げ部材60としては、公知のクレーン、ホイスト等を用いることができる。吊り上げ部材60は、製造装置10Bが設置されている建屋の天井100に設けられている。吊り上げ部材60は、製造装置10Bを構成する処理ユニットの交換や配置変更に有効である。吊り上げ部材60によって吊り上げられる物品は特に制限されず、該物品には、例えば、資材、中間製品、完成製品等の製品関連品(吸収性物品及びその構成部材)の他、製造装置を構成する処理ユニット、処理ユニット内の機械装置、配管・ホース等の前記移動機構、電気配線等の製造関連品が含まれる。
吊り上げ部材60は、メインユニット部20に沿ってその機械方向MDの全長に亘って移動可能に設けてもよく、あるいは路面40aの上方を幅方向CDに沿って移動可能に設けてもよく、あるいはこれら両方向に移動可能に設けてもよい。移動可能な吊り上げ部材60の具体例として次のような形態が挙げられる。即ち、天井100の所定箇所に、吊り上げ部材60の移動先を案内するレールを設け、該レールに吊り上げ部材60を懸架した形態が挙げられる。吊り上げ部材60の移動は手動でもよく、モータ等による自動でよい。
尚、製造装置10Bにおいては、製造装置10が具備していた処理ユニット下方空間21S,31Sが設けられておらず、そのため、本体連続体製造ユニット21(メインユニット部20)及び第1処理ユニット31(サブユニット部30)と路面下方空間40Sとが幅方向CDに隣接している。
図6に示す製造装置10Cにおいては、吊り上げ部材60は、製造装置10Cの設置面Gから立設する支柱61と、該支柱61と接続され水平方向(幅方向CD)に架設された梁材62とによって支持されている。尚、支柱61は、設置面Gではなく、製造装置10C自体から立設していてもよく、例えば図4に示す製造装置10Aにおいては、ステージ50から立設させることもできる。このような自立構造の吊り上げ部材60は、例えば、支柱61の下端に車輪を設ける等して、該吊り上げ部材60自体を移動可能にした場合には、該吊り上げ部材60の配置位置の調整、変更が可能となる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、メインユニット部及びサブユニット部それぞれにおける処理ユニットの数及び配置は、製造する吸収性物品の種類等に応じて適宜設定可能である。また、本発明が適用可能な吸収性物品は、図3に示す如き展開型使い捨ておむつに限定されず、他の吸収性物品、例えば、パンツ型に成形されたパンツ型の使い捨ておむつ、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等も含まれる。前述した一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<1>
複数の処理ユニットを含んで構成され、複数の工程を実行して吸収性物品を製造するメインユニット部と、少なくとも1つの処理ユニットを含んで構成され、該メインユニット部で使用する吸収性物品構成部材を準備するサブユニット部とを備えた吸収性物品の製造装置であって、
前記メインユニット部と前記サブユニット部とは、該メインユニット部における吸収性物品の製造工程に沿った機械方向に延びる、人が通行可能な通路部を挟んで、一方側と他方側とに分かれており、
前記通路部の路面は、前記製造装置の設置面よりも上方に位置し、該路面の下方に、該路面と該設置面とで画成された路面下方空間が形成されており、
前記サブユニット部で準備された前記吸収性物品構成部材が、前記路面下方空間を通って前記メインユニット部に移動可能になされている吸収性物品の製造装置。
<2>
少なくとも1つの前記処理ユニットの下方に、該処理ユニットと前記設置面とで画成された処理ユニット下方空間が設けられており、該処理ユニット下方空間と前記路面下方空間とが連通している前記<1>記載の吸収性物品の製造装置。
<3>
前記処理ユニットとその下方の前記処理ユニット下方空間とが連通している前記<2>記載の吸収性物品の製造装置。
<4>
更に、前記メインユニット部及び前記サブユニット部が載置されるステージを備え、両ユニット部が載置される該ステージの上面の一部が、前記通路部の路面となり、該上面の下方に前記路面下方空間が形成されている前記<1>〜<3>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<5>
前記通路部の路面に窓が設けられており、該窓によって前記路面下方空間を目視で視認可能になされている前記<1>〜<4>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<6>
前記通路部の路面に開閉可能な開口部が設けられており、該開口部を介して前記路面下方空間にある物品にアクセス可能になされている前記<1>〜<5>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<7>
更に、物品を吊り上げて搬送可能な吊り上げ部材を備え、該吊り上げ部材によって吊り上げられた物品が、前記通路部の路面の上方を搬送可能になされている前記<1>〜<6>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<8>
前記吊り上げ部材は、前記製造装置又はその設置面から立設する支柱と、該支柱と接続され水平方向に架設された梁材とによって支持されている前記<7>記載の吸収性物品の製造装置。
<9>
前記吸収性物品は展開型使い捨ておむつである前記<1>〜<8>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<10>
前記メインユニット部は、前記処理ユニットとして、本体連続体製造ユニットと、止着部材取り付けユニットと、吸収性物品切り離しユニットと、吸収性物品折り畳みユニットとを含み、これら複数の処理ユニットは、機械方向に隣接して配置されている前記<1>〜<9>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<11>
前記本体連続体製造ユニットは、止着部材以外の前記吸収性物品構成部材を具備する吸収性本体が一方向(縦方向)に多数連なってなる、本体連続体を製造する処理ユニットである前記<10>記載の吸収性物品の製造装置。
<12>
前記本体連続体製造ユニットは、原反ロールから機械方向に連続的に供給される帯状の表面シートと、同方向に連続的に供給される帯状の裏面シートとの間に、複数の吸収体を同方向に所定間隔を置いて導入すると共に、レッグ弾性部材を所定の伸長率に伸長させた状態で導入し、接着剤を用いてこれらを貼り合わせて、帯状の前記本体連続体を製造し、
前記本体連続体の長手方向は、前記製造装置の機械方向に一致し、該長手方向と直交する該本体連続体の幅方向は、該製造装置の幅方向に一致している前記<11>記載の吸収性物品の製造装置。
<13>
前記止着部材取り付けユニットは、接着剤を用いて、前記本体連続体の長手方向(機械方向)に沿った両側縁部それぞれに複数の止着部材を同方向に所定間隔を置いて取り付ける前記<11>又は<12>記載の吸収性物品の製造装置。
<14>
前記サブユニット部で扱う前記吸収性物品構成部材は、不織布、紙、プラスチックフィルム、パルプ、糸状又は帯状の弾性部材、接着剤、粘着剤、止着部材(フックテープ、ループテープ)、ポリマーシート、ローション剤、廃棄用テープ材、デザインシート及びアクエジションシート(サブレイヤー)からなる群から選択される1種以上である前記<10>〜<13>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<15>
前記サブユニット部で行う前記吸収性物品構成部材の準備は、該サブユニット部にて固形状のホットメルト接着剤(未完成品)を加熱溶融し、更に、その溶融状態のホットメルト接着剤(完成品)を供給可能な状態で保管する形態(工程)を含む前記<1>〜<14>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<16>
前記サブユニット部で行う前記吸収性物品構成部材の準備は、不織布シートに弾性部材(何れも未完成品)を接合固定して伸縮部材(完成品)として加工する形態(工程)を含む前記<1>〜<15>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<17>
前記メインユニット部が実行する複数の工程は、前記吸収性物品を構成する不織布等のウェブを繰り出す工程を含む前記<1>〜<16>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<18>
前記メインユニット部が実行する複数の工程は、木材パルプや合成繊維等の繊維集合体を解繊する工程を含む前記<17>記載の吸収性物品の製造装置。
<19>
前記メインユニット部が実行する複数の工程は、前記繊維集合体に吸収性樹脂を混合する工程を含む前記<18>記載の吸収性物品の製造装置。
<20>
前記メインユニット部が実行する複数の工程は、吸収性コアを形成する工程を含む前記<17>〜<19>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<21>
前記メインユニット部が実行する複数の工程は、前記ウェブどうしを積層する工程を含む前記<17>〜<20>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<22>
前記メインユニット部が実行する複数の工程は、前記ウェブにギャザーを形成するための弾性部材を配置する工程を含む前記<17>〜<21>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<23>
前記メインユニット部が実行する複数の工程は、前記ウェブに粘着材又はテープ材を接合する工程を含む前記<17>〜<22>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<24>
前記メインユニット部が実行する複数の工程は、前記ウェブ同士を接合する工程を含む前記<17>〜<23>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
<25>
前記吸収性物品は、パンツ型に成形されたパンツ型の使い捨ておむつ、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)又は失禁パッドである前記<1>〜<24>の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
1 吸収性物品(展開型使い捨ておむつ)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 レッグ弾性部材
6 止着部材
10,10A,10B,10C 吸収性物品の製造装置
20 メインユニット部
21,22,23,24 メインユニット部の処理ユニット
30 サブユニット部
31,32 サブユニット部の処理ユニット
40 通路部
40a 通路部の路面
40S 路面下方空間
41 路面形成部材
42 窓
43 開閉可能な開口部
45 移動機構
50 ステージ
60 吊り上げ部材
61 支柱
62 梁材
G 製造装置の設置面

Claims (8)

  1. 複数の処理ユニットを含んで構成され、複数の工程を実行して吸収性物品を製造するメインユニット部と、少なくとも1つの処理ユニットを含んで構成され、該メインユニット部で使用する吸収性物品構成部材を準備するサブユニット部とを備えた吸収性物品の製造装置であって、
    前記メインユニット部と前記サブユニット部とは、該メインユニット部における吸収性物品の製造工程に沿った機械方向に延びる、人が通行可能な通路部を挟んで、一方側と他方側とに分かれており、
    前記通路部の路面は、前記製造装置の設置面よりも上方に位置し、該路面の下方に、該路面と該設置面とで画成された路面下方空間が形成されており、
    前記サブユニット部で準備された前記吸収性物品構成部材が、前記路面下方空間を通って前記メインユニット部に移動可能になされている吸収性物品の製造装置。
  2. 少なくとも1つの前記処理ユニットの下方に、該処理ユニットと前記設置面とで画成された処理ユニット下方空間が設けられており、該処理ユニット下方空間と前記路面下方空間とが連通している請求項1記載の吸収性物品の製造装置。
  3. 前記処理ユニットとその下方の前記処理ユニット下方空間とが連通している請求項2記載の吸収性物品の製造装置。
  4. 更に、前記メインユニット部及び前記サブユニット部が載置されるステージを備え、両ユニット部が載置される該ステージの上面の一部が、前記通路部の路面となり、該上面の下方に前記路面下方空間が形成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
  5. 前記通路部の路面に窓が設けられており、該窓によって前記路面下方空間を目視で視認可能になされている請求項1〜4の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
  6. 前記通路部の路面に開閉可能な開口部が設けられており、該開口部を介して前記路面下方空間にある物品にアクセス可能になされている請求項1〜5の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
  7. 更に、物品を吊り上げて搬送可能な吊り上げ部材を備え、該吊り上げ部材によって吊り上げられた物品が、前記通路部の路面の上方を搬送可能になされている請求項1〜6の何れか一項に記載の吸収性物品の製造装置。
  8. 前記吊り上げ部材は、前記製造装置又はその設置面から立設する支柱と、該支柱と接続され水平方向に架設された梁材とによって支持されている請求項7記載の吸収性物品の製造装置。
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