JP2015076750A - 周波数選択装置、及び周波数選択方法 - Google Patents

周波数選択装置、及び周波数選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】周波数利用効率良く通信が行えるように、使用する周波数帯を決定する。【解決手段】周波数選択装置2の検出部21は、キャリアセンスを行い、空きの周波数帯を検出する。帯域幅算出部22は、検出部21が検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する。使用周波数選択部23は、帯域幅算出部22が算出した帯域幅が小さいほど、あるいは、大きいほど、連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、通信に使用する周波数帯を選択する。【選択図】図1

Description

本発明は、周波数選択装置、及び周波数選択方法に関する。
キャリアセンスを行う無線通信システムを構成する通信装置は、連続する周波数帯についてキャリアセンスを行い、使用可能と判断した場合のみデータを送信する。
一方、各地球局がトラフィックに応じて必要な帯域を基地局に要求する衛星通信システムにおいて、地球局の送信信号を複数のサブスペクトラムに分割し、衛星中継器の周波数軸上に散在した空き帯域に分散配置することで、システム全体として周波数利用効率を向上させる技術がある(例えば、非特許文献1参照。)。
阿部順一、山下史洋、小林聖,「高周波数利用効率を実現するスペクトラム編集型帯域分散伝送の提案」,信学技報,社団法人 電子情報通信学会,2009年,電子情報通信学会衛星通信研究会SAT2009-48
キャリアセンスを行う無線通信システムでは、使用する周波数帯が他の無線通信システムなどにより使用されていることを検出した場合、信号の衝突を避けるため信号の送信を行わない。例えば、周波数分散機能を具備しない従来の通信システムでは、連続した周波数帯が空き状態にならないとデータの送信を行うことができないため、連続した周波数帯の一部でも使用中である場合、十分な周波数帯が確保できずに性能が劣化することがある。一方、非特許文献1のように、通信装置が周波数分散機能を具備している場合であっても、周波数変換方法によっては、周波数分散したときにオーバーヘッドが生じ、使用する周波数帯域幅の和が、周波数分散前の周波数帯域幅よりも大きくなることがある。このような方法で周波数分散を行う場合、分割数が多くなるとオーバーヘッドが多くなり、周波数利用効率が低下する。
上記事情に鑑み、本発明は、周波数利用効率良く通信が行えるように、使用する周波数帯を決定することができる周波数選択装置、及び周波数選択方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、空きの周波数帯を検出する検出部と、前記検出部が検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、前記帯域幅算出部が算出した帯域幅が小さいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い前記連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、通信に使用する周波数帯を選択する使用周波数選択部と、を備えることを特徴とする周波数選択装置である。
本発明の一態様は、空きの周波数帯を検出する検出部と、前記検出部が検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、前記帯域幅算出部が算出した帯域幅が大きいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い前記連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、通信に使用する周波数帯を選択する使用周波数選択部と、を備えることを特徴とする周波数選択装置である。
本発明の一態様は、上述する周波数選択装置であって、前記使用周波数選択部は、前記連続空き周波数帯の組み合わせのうち、使用する周波数帯を選択した後の空きの周波数帯が最も多く連続し、かつ、連続空き周波数帯の数が最も少ない組み合わせから、使用する周波数帯を選択する、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、空きの周波数帯を検出する検出部と、前記検出部が検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、連続した周波数帯を必要とする通信装置が存在する場合には、前記帯域幅算出部が算出した帯域幅が小さいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、連続した周波数帯を必要とする通信装置が存在しない場合には、前記帯域幅算出部が算出した帯域幅が大きいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い前記連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、通信に使用する周波数帯を選択する使用周波数選択部と、を備えることを特徴とする周波数選択装置である。
本発明の一態様は、上述する周波数選択装置であって、前記検出部は、使用中の周波数帯を検出し、使用中の周波数帯が連続している帯域幅に、閾値以上の帯域幅がある場合、連続した周波数帯を必要とする通信装置が存在すると判断する、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、上述する周波数選択装置であって、前記使用周波数選択部は、同一の前記連続空き周波数帯に含まれる空きの周波数帯の中で、低い周波数の前記周波数帯を優先するか高い周波数の前記周波数帯を優先するかを切り替える、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、上述する周波数選択装置であって、前記帯域幅算出部は、通信先の通信装置から通知された空きの周波数帯と前記検出部が検出した空きの周波数帯とを照合して得られた空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、周波数選択装置が実行する周波数選択方法であって、空きの周波数帯を検出する検出過程と、前記検出過程において検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する帯域幅算出過程と、前記帯域幅算出過程において算出した帯域幅が小さいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い前記連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、通信に使用する周波数帯を選択する使用周波数選択過程と、を有することを特徴とする周波数選択方法である。
本発明の一態様は、周波数選択装置が実行する周波数選択方法であって、空きの周波数帯を検出する検出過程と、前記検出過程において検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する帯域幅算出過程と、前記帯域幅算出過程において算出した帯域幅が大きいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い前記連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、通信に使用する周波数帯を選択する使用周波数選択過程と、を有することを特徴とする周波数選択方法である。
本発明の一態様は、周波数選択装置が実行する周波数選択方法であって、空きの周波数帯を検出する検出過程と、前記検出過程において検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する帯域幅算出過程と、連続した周波数帯を必要とする通信装置が存在する場合には、前記帯域幅算出過程において算出した帯域幅が小さいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、連続した周波数帯を必要とする通信装置が存在しない場合には、前記帯域幅算出過程において算出した帯域幅が大きいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い前記連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、通信に使用する周波数帯を選択する使用周波数選択過程と、を有することを特徴とする周波数選択方法である。
本発明により、周波数利用効率良く通信が行えるように、使用する周波数帯を決定することが可能となる。
本発明の第1の実施形態による周波数選択装置を備えた通信装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態による周波数変換部における信号処理の一例を示す図である。 キャリアセンス結果の例を示す図である。 第1の実施形態による周波数選択装置における周波数選択処理を示すフローチャートである。 キャリアセンス結果の他の例を示す図である。 第2の実施形態による周波数選択装置を備えた通信装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態による周波数選択装置における周波数選択処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態による周波数選択装置を備えた通信装置の構成例を示すブロック図である。 第3の実施形態による周波数選択装置における周波数選択処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本発明は、例えば、無線LAN(Local Area Network)など、キャリアセンスにより送信機会を検出する無線通信システムに適用される。本発明が適用される無線通信システムでは、キャリアセンスを行って決定した使用周波数帯を、送信側の通信装置から受信側の通信装置へ通知するか、送信側の通信装置と受信側の通信装置との間でネゴシエーションする。
本発明の実施形態による周波数選択装置を備える通信装置は、既存の通信装置が備えるアンテナと制御チップとの間に、帯域分散送受信制御アダプタである周波数変換装置を挿入した構成である。この通信装置において、本発明の実施形態による周波数選択装置は、周波数変換装置の内部または外部に備えられる。この通信装置が信号の送信を行うときには、制御チップにおいて符号化・変調を行った送信信号を、周波数変換装置が周波数分割・分散した後、信号の増幅等を行ってアンテナから送信する。また、受信を行うときには、アンテナが受信した周波数分散された信号を周波数変換装置が成型し、復調・復号を行う上位機能部に出力する。
[第1の実施形態]
キャリアセンスを行う無線通信システムでは、使用する周波数帯が他の無線通信システムなどにより使用されていると、信号の衝突を避けるため信号の送信を行わない。そのため、周波数分散機能を具備しない従来の無線通信システムは、連続した周波数帯が空き状態とならないとデータの送信を行えない。例えば、周波数分散機能を具備しない従来の無線通信システムが、1チャネルを複数の拡張チャネルに分割した単位で周波数分散を行う無線通信システムと共存したときに、1チャネルの帯域幅の中で1つでも拡張チャネルが使用されていた場合、そのチャネルを利用することができない。このように、周波数分散機能を具備しない従来の無線通信システムが、周波数分散を行う無線通信システムと共存した場合、十分な周波数帯が確保できず性能が劣化することがある。そこで、本実施形態の周波数選択装置は、周波数分散機能を具備した無線通信システムの通信装置に備えられ、極力、連続した周波数帯を残すように、分散後の使用周波数帯を選択する。これにより、共存する従来の無線通信システムのスループットなどの性能を改善する。
本実施形態の周波数選択装置は、自装置を備える通信装置が送受信できる全周波数帯についてキャリアセンスを行い、使用されていない周波数帯を(リアルタイムに)検出する。周波数選択装置は、その検出した周波数帯を、送信または受信に使用する周波数帯の候補とし、まとまった連続周波数帯を空けておくように、候補の中から使用する周波数帯を選択する。
図1は、本発明の第1の実施形態による周波数選択装置2を用いた通信装置1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、通信装置1は、外部通信インタフェース部11、通信制御部12、周波数変換部13、及び信号送受信部14を備えて構成される。同図において、周波数選択装置2は、周波数変換部13の内部に備えられているが、外部に備えられてもよい。
外部通信インタフェース部11は、外部の装置から送信データを入力し、入力した送信データを通信装置が用いる通信方式に応じたフォーマットに変換し、当該フォーマットに変換した送信データを通信制御部12に入力する。また、外部通信インタフェース部11は、通信制御部12から入力されるデータから前述のフォーマットに従って受信データに変換し、当該受信データを外部の装置に出力する。
通信制御部12は、他の通信装置1や通信機器との通信における制御データを生成し、外部通信インタフェース部11から入力される送信データに付加する。通信制御部12は、送信データと制御データとを含むデータに対して所定の符号化及び変調を施す。通信制御部12は、符号化及び変調を施して得られた信号を信号送受信部14に入力する。また、通信制御部12は、信号送受信部14から入力される信号に対して復調及び復号化を施して得られたデータから制御データを分離して処理する。通信制御部12は、制御データを分離した他のデータ(受信データを含むデータ)を外部通信インタフェース部11に入力する。
周波数変換部13は、通信制御部12から入力される1つの周波数帯域の信号の帯域幅を分割し、分割した帯域幅を異なる周波数帯域に分散して配置する周波数変換装置である。具体的には、周波数変換部13は、通信制御部12から入力される信号を異なる周波数に分散して配置することにより得られる信号を信号送受信部14に入力する。また、周波数変換部13は、信号送受信部14より入力される信号から異なる周波数帯域に分散して配置されている信号(周波数成分)を抽出し、抽出した信号を一つの周波数帯域に合成して得られた信号を通信制御部12に入力する。
図2は、周波数変換部13における信号処理の一例を示す図である。同図において、横軸は周波数を示し、縦軸は送信パワー(又は受信パワー)を示す。周波数変換部13は、同図に示すように、通信制御部12から入力される一つの周波数帯域の変調信号(B)を、複数の周波数帯域に分割してそれぞれを異なる周波数に配置した信号(B、B、B)に変換して信号送受信部14に出力する。また、周波数変換部13は、信号送受信部14から入力される受信信号において複数の周波数帯域に分散している成分(B、B、B)を抽出して合成した信号(B)を通信制御部12に出力する。
周波数変換部13における信号処理は、例えば、非特許文献1に記載されている技術を用いて行う。つまり、周波数変換部13は、通信制御部12から入力される信号に対してFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)を施し、送信データに対応する周波数スペクトラムをバンドパスフィルタ等により複数に分割する。周波数変換部13は、分割したスペクトラムを異なる周波数へ周波数シフトさせた後にIFFT(Inverse Fast Fourier Transform:高速逆フーリエ変換)を施すことにより時間領域の信号に変換して信号送受信部14に出力する。また、周波数変換部13は、信号送受信部14から入力される信号に対してFFTを施し、受信信号の周波数スペクトラムから所定の周波数帯のスペクトラムを抽出する。周波数変換部13は、抽出したスペクトラムそれぞれを周波数シフトさせて一つのスペクトラムに合成した後にIFFTを施すことにより時間領域の信号に変換して通信制御部12に出力する。なお、非特許文献1に記載されている技術以外であっても、通信制御部12から出力される信号を所定の帯域に分割し、それぞれの帯域の信号の周波数をシフトさせて分散させる技術であれば用いることができる。
信号送受信部14は、周波数変換部13から入力される信号に対して所定の周波数帯域の成分のみを通過させる帯域制限を行った後に増幅して伝送媒体に送出する。また、信号送受信部14は、伝送媒体を伝播した信号を受信し、受信した信号を増幅した後に所定の周波数帯域の成分のみを通過させる帯域制限を行った後に周波数変換部13に入力する。ここでは、通信装置1が無線通信を行う機器であるため、信号送受信部14は、周波数変換部13から入力される信号に帯域制限を行った後に搬送波帯域にアップコンバートし、所定の電力に増幅してアンテナから送出する。また、信号送受信部14は、アンテナにて受信した信号を低雑音増幅するとともに基底帯域(ベースバンド)あるいは中間周波数にダウンコンバートして得られる信号に対して帯域制限を行った後に周波数変換部13へ入力する。
周波数選択装置2は、通信装置1が他の通信装置との無線通信に使用する周波数帯を選択し、選択した周波数帯の使用を周波数変換部13に指示する。周波数選択装置2は、検出部21、帯域幅算出部22、及び使用周波数選択部23を備えて構成される。検出部21は、キャリアセンスを行い、空きの周波数帯を検出する。帯域幅算出部22は、検出部21が検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する。使用周波数選択部23は、検出部21が検出した空きの周波数帯を、使用する周波数帯の候補とし、使用する周波数帯の候補の中から、なるべく連続した広い周波数帯を残すように使用する周波数帯を選択する。具体的には、使用周波数選択部23は、帯域幅算出部22が算出した帯域幅が小さいほど連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、無線通信に使用する周波数帯を選択する。
図3は、キャリアセンス結果の例を示す。周波数選択装置2は、通信装置1の信号送受信部14において送受信できる周波数帯についてキャリアセンスを行う。ここでは、1つのチャネルが5つの拡張チャネル(無線通信チャネル)に分割される場合について示している。同図に示すキャリアセンス結果においては、通信装置1が使用可能な周波数帯であるEX1ch−EX17chの拡張チャネルのうち、既存の3チャネルに当たるEX3ch−EX7chの拡張チャネルが使用中の周波数帯である。つまり、EX1ch−EX2ch、EX8ch−EX17chの拡張チャネルが使用されていない空きの周波数帯(以下、「空き周波数帯」とも記載する。)であり、周波数選択装置2は、これらの空き周波数帯を、使用する周波数帯の候補とする。
本実施形態における無線通信システムは、通信を行う場合、送信側の通信装置1の周波数変換部13における周波数変換後の周波数帯に対する送信可否を判定するキャリアセンスを行い、送信機会の検出を行う。キャリアセンスの結果、送信可能である場合、周波数選択装置2は、使用する周波数帯の候補の中から、周波数変換部13が使用する周波数帯を選択する周波数選択処理を行う。送信側の通信装置1の周波数変換部13は、通信制御部12から入力される変調信号に対して周波数変換を行って得られた送信信号を信号送受信部14に出力し、信号送受信部14に送信信号の送信を行わせ、信号送信処理を終了する。判定結果が送信可能でない場合、周波数変換部13は、通信制御部12から入力される変調信号を記憶し、再びキャリアセンスを行う。
図4は、本実施形態による周波数選択装置2における周波数選択処理を示すフローチャートである。本周波数選択処理は、無線通信に使用する周波数を選択し、決定する側の通信装置1(以下、「周波数選択通信装置」と記載する。)が備える周波数選択装置2において実行される。周波数選択通信装置は、送信側の通信機器または親機・基地局としての通信機器である。あるいは、周波数選択通信装置は、受信側の通信機器または端末局の通信機器であり、送信側の通信機器または親機・基地局としての通信機器から通知された使用する周波数帯候補の中から、使用する周波数帯を選択する。なお、親機・基地局としての通信機器は、受信側、送信側のいずれであってもよい。
まず、周波数選択通信装置である通信装置1の周波数選択装置2において、検出部21は、信号送受信部14によって送受信できる全周波数帯についてキャリアセンスを行い、空き周波数帯を(リアルタイムに)検出する。例えば、検出部21は、信号送受信部14が受信した受信信号の各周波数帯の信号パワー(電波強度)が予め定められた閾値以下であった場合に空きと判定し、閾値を超える場合に使用中と判定する。検出部21は、キャリアセンスの結果、空き周波数帯の合計の帯域が送信信号の送信に必要な帯域以上であり、送信可能と判断した場合、使用する候補となる周波数帯として、検出した空き周波数帯を帯域幅算出部22に出力する。
なお、送信側の通信機器あるいは親機・基地局としての通信機器である通信装置1が備える周波数選択装置2(あるいは、周波数変換部13)がキャリアセンスを行い、その結果検出された空き周波数帯と送信信号の送信に必要な帯域とを、通信先の周波数選択通信装置である通信装置1に通知してもよい。この場合、周波数選択通信装置である通信装置1の周波数選択装置2において、検出部21は、自機能部がキャリアセンスの結果検出した空き周波数帯のうち、通知を受けた空き周波数帯にも含まれる空き周波数帯を抽出し、抽出した空き周波数帯の合計の帯域が送信信号の送信に必要な帯域以上であり、送信可能と判断した場合、その抽出した空き周波数帯を、使用する候補となる周波数帯として帯域幅算出部22に出力する。
帯域幅算出部22は、使用する周波数帯の候補である空き周波数帯の通知を検出部21から受ける。帯域幅算出部22は、連続する空き周波数帯からなる連続空き周波数帯それぞれの帯域幅を算出する(ステップS101)。使用周波数選択部23は、使用する周波数帯の候補である連続空き周波数帯を表すデータを、帯域幅算出部22が算出した連続空き周波数帯の帯域幅の大きさに従って並び変え、帯域幅が小さい連続空き周波数帯から順に高優先とする(ステップS102)。さらに、使用周波数選択部23は、同一の連続空き周波数帯に含まれる連続する空き周波数帯の中で、周波数の低い周波数帯(または周波数の高い周波数帯)から順に優先順位をつける(ステップS103)。最後に、使用周波数選択部23は、優先順位の高い空き周波数帯から順に、通信に必要な拡張チャネル数だけ使用する周波数帯を選択する(ステップS104)。
なお、ステップS103において、使用周波数選択部23は、同一の連続空き周波数帯に含まれる連続する空き周波数帯の中での優先順位を、周波数の高い側から優先とするか、周波数の低い側から優先とするかを交互またはランダムに変更する。これにより、使用する周波数の偏りを避けることが可能となる。
そして、信号送信時、通信装置1の周波数変換部13は、通信制御部12から入力される信号を、使用周波数選択部23が選択した周波数帯に分散して配置することにより得られる送信信号に変換し、信号送受信部14に入力する。信号送受信部14は、周波数変換部13から入力される送信信号に帯域制限を行った後に搬送波帯域にアップコンバートし、所定の電力に増幅してアンテナから送出する。
あるいは、信号受信時、通信装置1は、使用周波数選択部23が選択した周波数帯を通信先である送信側の他の通信装置へ通知する。そして、通信装置1は、送信側の他の通信装置から、通知した周波数帯に分散して配置されている信号をアンテナにより受信する。信号送受信部14は、アンテナにて受信した信号を低雑音増幅するとともにダウンコンバートして得られる信号に対して帯域制限を行った後に周波数変換部13へ入力する。周波数変換部13は、信号送受信部14から入力され、使用周波数選択部23が選択した周波数帯に分散して配置されている受信信号を抽出し、抽出した受信信号を一つの周波数帯域に合成して得られた受信信号を通信制御部12に入力する。
図5は、キャリアセンス結果の他の例を示す図である。
例えば、検出部21において図5に示すキャリアセンス結果を得る。同図に示すキャリアセンス結果においては、通信装置1が使用可能な周波数帯であるEX1ch−EX17chの拡張チャネルのうち、EX1ch−EX2ch、EX8ch−EX11ch、EX17chの拡張チャネルが空き周波数帯である。EX1ch−EX2chからなる連続空き周波数帯をB1、EX8ch−EX11chからなる連続空き周波数帯をB2、EX17chからなる連続空き周波数帯をB3とすると、連続空き周波数帯B1、B2、B3の帯域幅はそれぞれ、2拡張チャネル分、4拡張チャネル分、1拡張チャネル分である。つまり、連続空き周波数帯B3の帯域幅<連続空き周波数帯B1の帯域幅<連続空き周波数帯B2の帯域幅である。従って、使用周波数選択部23は、連続空き周波数帯B3の優先度>連続空き周波数帯B1の優先度>連続空き周波数帯B2の優先度順とする。さらに、連続する空き周波数帯の中では周波数の低い周波数帯の優先度を高くする場合、使用周波数選択部23は、EX1chの優先度>EX2chの優先度、EX8chの優先度>EX9chの優先度>EX10chの優先度>EX11chの優先度>EX12chの優先度順とする。従って、使用する拡張チャネルの優先順位は、高優先から順に、EX17ch、EX1ch、EX2ch、EX8ch、EX9ch、EX10ch、EX11chとなる。送信に必要な1チャネル分、すなわち、5拡張チャネル分である場合、使用周波数選択部23は、EX17ch、EX1ch、EX2ch、EX8ch、EX9chの拡張チャネルを、使用する周波数帯として選択する。
本実施形態によれば、送信信号の周波数帯域を分割・分散する周波数変換を行う通信装置により構成され、キャリアセンスを行う無線通信システムにおいて、周波数分散後に使用する周波数帯を、なるべく連続する広い周波数帯を残すように選択する。これにより、共存する他の無線通信システムのスループットなどの性能を向上させる。
なお、本実施形態の通信装置1が行うキャリアセンスは、拡張チャネル毎の送信可否の判定を行う拡張キャリアセンスである。拡張キャリアセンスには、以下の二通りの手法がある。
(第1の拡張キャリアセンスの手法)
第1の拡張キャリアセンスの手法では、周波数選択装置2の検出部21は、周波数分散後において送信データの伝送に用いられ得る各周波数帯について、周波数変換部13における受信信号の信号パワー(以下、受信パワーという。)を測定することによりキャリアセンスを行う。送信データの伝送に用いられ得る各周波数帯、つまり、拡張キャリアセンスの対象となる予め定められた複数の周波数帯を合計した帯域幅は、送信データの送信に必要となる帯域幅以上である。検出部21による各周波数帯の空き判定では、自装置を備える周波数変換部13が送受信可能な周波数帯域において予め定められた複数の周波数帯ごとに、閾値以下の受信パワーであった場合に空きと判定し、閾値を超える受信パワーであった場合に使用中と判定する。ここで、送信データの伝送に用いる周波数帯域をN個に分割したとして、k番目(kは1以上の整数)の周波数帯の受信パワーに対する閾値Thは、周波数変換部13を備えていない従来の通信装置などにおけるキャリアセンスの閾値Thと、周波数変換前の周波数帯域の幅Wと、周波数変換後の周波数帯の幅Wとに基づいて予め定められる。例えば、閾値Thは次式(1)のように定める。
Figure 2015076750
すなわち、周波数変換後の各周波数帯における閾値Thは、送信データの伝送に必要となる周波数帯域の幅Wに対する各周波数帯の幅Wの比に基づいて定められる。これにより、周波数変換部13を備えていない通信装置などの既存の通信機器に対して及ぼす影響を抑えつつ、通信装置1は、断片的な未使用の周波数帯を利用することにより、送信機会を得ることができる。なお、閾値Thは、式(1)により得られる値を基準に、同じ周波数帯を利用する通信機器に与える影響が許容される場合、閾値Thの値を大きくしてもよい。また、同じ周波数帯域を利用する通信機器に与える影響を抑える必要がある場合、式(1)により得られる値を基準に、閾値Thの値を小さくしてもよい。
周波数選択装置2は、信号送受信部14から周波数変換部13に入力される受信信号に対して拡張キャリアセンスを行い、送信可能であると判定すると、図4の周波数選択処理を行う。周波数変換部13は、通信制御部12から入力される変調信号に対して、周波数選択装置2により選択された周波数帯への分割、分散を施す。周波数変換部13は、分割及び分散を施して得られた送信信号を信号送受信部14に出力して、信号送受信部14に送信信号を送信させる。一方、検出部21が、送信不可と判定すると、周波数変換部13は、通信制御部12から入力される変調信号の送信を行わない。このとき、周波数変換部13は、送信機会を得るまでの間、通信制御部12から入力された変調信号を記憶する。例えば、通信制御部12から入力された信号を記憶する際、周波数変換部13は、変調信号を所定の周波数に基づいて波形サンプリングして得られたサンプリングデータを記憶する。
(第2の拡張キャリアセンスの手法)
第2の拡張キャリアセンスの手法では、周波数選択装置2の検出部21は、自装置を備える周波数変換部13が送受信可能な周波数帯域すべてにおいて、受信パワーを測定することによりキャリアセンスを行う。第1の拡張キャリアセンスの手法と同様に、受信パワーが予め定められた閾値Thよりも大きいときその周波数帯は使用中と判定し、受信パワーが閾値Th以下であるときその周波数帯は空きと判定する。空きと判定した周波数帯Wの合計が送信に必要な周波数帯の幅w以上であるとき送信可能と判定し、周波数帯Wの合計が送信に必要な周波数帯の幅w未満であるとき送信不可と判定する。第2の拡張キャリアセンスの手法における周波数変換部13による判定は、次式(2)で表すことができる。
Figure 2015076750
[第2の実施形態]
周波数分割・分散を行う無線通信システムでは、周波数変換方法によっては、周波数分割したときに、オーバーヘッドが生じて、使用する周波数帯域幅の和が、分割前の周波数帯域幅よりも大きくなることがある。このような方法で周波数分散を行うとき、分割数が多くなるとオーバーヘッドが多くなり、周波数利用効率が低下する。そこで、本実施形態の周波数選択装置は、周波数分散機能を具備した無線通信システムの通信装置に備えられ、極力、使用する周波数帯を分割数が少なくなるように選択する。これにより、分散後の使用周波数帯がより効率的に使用できるよう選択し、周波数分割によるオーバーヘッドをなるべく抑えて周波数利用効率を向上させる。
本実施形態の周波数選択装置は、自装置を備える通信装置が送受信できる全周波数帯についてキャリアセンスを行い、使用されていない周波数帯を(リアルタイムに)検出する。周波数選択装置は、その検出した周波数帯を、送信または受信に使用する周波数帯の候補とし、分割数が最小となるように、候補の中から使用する周波数帯を選択する。
以下、第1の実施形態との差分を中心に説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態による周波数選択装置2aを用いた通信装置1aの構成を示すブロック図である。同図において、図1に示す第1の実施形態による通信装置1と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、通信装置1aは、外部通信インタフェース部11、通信制御部12、周波数変換部13、及び信号送受信部14を備えて構成され、周波数変換部13は、第1の実施形態による周波数選択装置2に代えて、周波数選択装置2aを備える。同図において、周波数選択装置2aは、周波数変換部13の内部に備えられているが、外部に備えられてもよい。
周波数選択装置2aは、第1の実施形態による周波数選択装置2が備える使用周波数選択部23に代えて、使用周波数選択部23aを備える。例えば、検出部21により図3に示すキャリアセンス結果が得られた場合、第1の実施形態と同様に、通信装置1aが使用可能な周波数帯であるEX1ch−EX17chの拡張チャネルのうち、EX1ch−EX2ch、EX8ch−EX17chの空きの拡張チャネルが、使用する周波数帯の候補となる。使用周波数選択部23aは、使用する周波数帯の候補の中から、分割数がなるべく少なくなるように使用する周波数帯を選択する。具体的には、使用周波数選択部23aは、帯域幅算出部22が算出した帯域幅が大きいほど連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、無線通信に使用する周波数帯を選択する。
図7は、本実施形態による周波数選択装置2aにおける周波数選択処理を示すフローチャートである。本周波数選択処理は、周波数選択通信装置である周波数選択装置2aにおいて実行される。
まず、第1の実施形態と同様に、周波数選択通信装置である通信装置1aの周波数選択装置2において、検出部21が、信号送受信部14によって送受信できる全周波数帯についてキャリアセンスを行い、空き周波数帯を(リアルタイムに)検出する。検出部21は、キャリアセンスの結果、送信可能と判断した場合、使用する候補となる周波数帯として、検出した空き周波数帯を帯域幅算出部22に出力する。帯域幅算出部22は、使用する周波数帯の候補である空き周波数帯の通知を検出部21から受けると、連続する空き周波数帯からなる連続空き周波数帯それぞれの帯域幅を算出する(ステップS201)。
使用周波数選択部23aは、使用する周波数帯の候補である連続空き周波数帯を表すデータを、帯域幅算出部22が算出した連続空き周波数帯の帯域幅の大きさに従って並び変え、帯域幅が大きい連続空き周波数帯から順に高優先とする(ステップS202)。さらに、使用周波数選択部23aは、同一の連続空き周波数帯に含まれる連続する空き周波数帯の中で、周波数の低い周波数帯(または周波数の高い周波数帯)から順に優先順位をつける(ステップS203)。最後に、使用周波数選択部23aは、優先順位の高い空き周波数帯から順に、通信に必要な拡張チャネル数だけ使用する周波数帯を選択する(ステップS204)。
なお、ステップS203において、使用周波数選択部23aは、同一の連続空き周波数帯に含まれる連続する空き周波数帯の中での優先順位を、周波数の高い側から優先とするか、周波数の低い側から優先とするかを交互またはランダムに変更する。これにより、使用する周波数の偏りを避けることが可能となる。
例えば、検出部21において前述の図5に示すキャリアセンス結果を得る。同図において、連続空き周波数帯B2の帯域幅>連続空き周波数帯B1の帯域幅>連続空き周波数帯B3の帯域幅である。従って、使用周波数選択部23aは、連続空き周波数帯B2の優先度>連続空き周波数帯B1の優先度>連続空き周波数帯B3の優先度順とする。さらに、連続する空き周波数帯の中では周波数の低い周波数帯の優先度を高くする場合、使用周波数選択部23aは、EX1chの優先度>EX2chの優先度、EX8chの優先度>EX9chの優先度>EX10chの優先度>EX11chの優先度>EX12chの優先度順とする。従って、使用する拡張チャネルの優先順位は、高優先から順に、EX8ch、EX9ch、EX10ch、EX11ch、EX1ch、EX2ch、EX17chとなる。送信に必要な拡張チャネル数が1チャネル分、すなわち、5拡張チャネル分である場合、使用周波数選択部23aは、EX8ch、EX9ch、EX10ch、EX11ch、EX1chの拡張チャネルを、使用する周波数帯として選択する。
なお、使用周波数選択部23aは、使用する周波数帯を選択した後の残りの空き周波数帯がなるべく連続するように、使用する周波数帯を選択してもよい。この場合、使用周波数選択部23aは、EX8ch、EX9ch、EX10ch、EX11ch、EX17chの拡張チャネルを使用する周波数帯として選択する。つまり、使用周波数選択部23aは、使用する周波数帯が最小の分割数と等しい分割数で分割できる周波数帯の組み合わせのうち、選択しない空き周波数帯がもっとも多く連続した周波数帯となるものを選択する。換言すれば、使用周波数選択部23aは、連続空き周波数帯の組み合わせのうち、使用する周波数帯を選択した後の空き周波数帯が最も多く連続し、かつ、連続空き周波数帯の数が最も少ない組み合わせから、使用する周波数帯を選択する。このように、残った空き周波数帯をなるべく連続した周波数帯とすることにより、他の無線通信システムを含む全体での性能向上が期待できる。
本実施形態によれば、送信信号の周波数帯域を分割・分散する周波数変換を行う通信装置により構成され、キャリアセンスを行う無線通信システムにおいて、周波数分散後に周波数帯を効率的に使用できるように、空きの周波数帯の中から使用する周波数帯を選択する。これにより、自通信機器が属する無線通信システムにおける周波数利用効率などの性能を向上させる。
[第3の実施形態]
キャリアセンスを行う無線通信システムでは、使用する周波数帯が他の無線通信システムなどにより使用されていると、信号の衝突を避けるため信号の送信を行わない。そのため、第1の実施形態にも記載したように、周波数分散機能を具備しない従来の無線通信システムは、周波数分散を行う無線通信システムが1チャネルの帯域幅の中で1つでも拡張チャネルを使用していた場合、そのチャネルを利用することができない。これにより、十分な周波数帯が確保できず性能が劣化することがある。
一方、周波数変換方法によっては、周波数分割したときに、オーバーヘッドが生じて、使用する周波数帯域幅の和が、分割前の周波数帯域幅よりも大きくなることがある。このような方法で周波数分散を行うとき、第2の実施形態にも記載したように、分割数が多くなるとオーバーヘッドが多くなり、周波数利用効率が低下する。
そこで、本実施形態の周波数選択装置は、周波数分散機能を具備した無線通信システムの通信装置に備えられ、キャリアセンスにより連続した広い周波数帯を必要とする機器が検出されなかった場合は周波数分割数を最小とする方法により周波数帯を選択し、検出された場合はなるべく連続した広い周波数帯を残す方法により周波数帯を選択する。
本実施形態の周波数選択装置は、自装置を備える通信装置が送受信できる全周波数帯についてキャリアセンスを行い、使用されていない周波数帯と、連続した広い周波数帯を必要とする他の通信機器の存在を(リアルタイムに)検出する。本実施形態の周波数変換装置は、広い周波数帯を必要とする他の通信機器の存在が検出されなかった場合は周波数分割数を最小とする方法により、検出された場合は連続した広い周波数帯を残す方法により、使用する周波数帯を選択する。これにより、自無線通信システムにおける周波数利用効率を向上させるとともに、共存する従来の無線通信システムのスループットなどの性能を改善する。
以下、第1及び第2の実施形態との差分を中心に説明する。
図8は、本発明の第3の実施形態による周波数選択装置2bを用いた通信装置1bの構成を示すブロック図である。同図において、図1に示す第1の実施形態による通信装置1と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、通信装置1bは、外部通信インタフェース部11、通信制御部12、周波数変換部13、及び信号送受信部14を備えて構成され、周波数変換部13は、第1の実施形態の周波数選択装置2に代えて、周波数選択装置2bを備える。同図において、周波数選択装置2bは、周波数変換部13の内部に備えられているが、外部に備えられてもよい。
周波数選択装置2bは、図1に示す第1の実施形態による周波数選択装置2が備える検出部21、使用周波数選択部23に代えて、検出部21b、使用周波数選択部23bを備える。検出部21bは、キャリアセンスを行い、空きの周波数帯、及び使用中の周波数帯を検出する。さらに、検出部21bは、キャリアセンスの結果から連続した周波数帯を必要とする他の通信装置が存在するか否かを検出する。使用周波数選択部23bは、検出部21bにより、連続した周波数帯を必要とする他の通信装置の存在が検出された場合には、帯域幅算出部22が算出した帯域幅が小さいほど連続空き周波数帯の優先順位を高くする。一方、使用周波数選択部23bは、連続した周波数帯を必要とする他の通信装置の存在が検出されなかった場合には、帯域幅算出部22が算出した帯域幅が大きいほど連続空き周波数帯の優先順位を高くする。使用周波数選択部23bは、優先順位の高い連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、無線通信に使用する周波数帯を選択する。
図9は、本実施形態による周波数選択装置2bにおける周波数選択処理を示すフローチャートである。本周波数選択処理は、周波数選択通信装置である周波数選択装置2bにおいて実行される。
まず、第1の実施形態と同様に、周波数選択通信装置である通信装置1bの周波数選択装置2bにおいて、検出部21bが、信号送受信部14によって送受信できる全周波数帯についてキャリアセンスを行い、空きの周波数帯と使用中の周波数帯を(リアルタイムに)検出する。検出部21bは、キャリアセンスの結果、送信可能と判断した場合、使用する候補となる周波数帯として、検出した空き周波数帯を帯域幅算出部22に出力する。このとき同時に、検出部21bは、連続した広い周波数帯を用いてのみ通信を行う他の通信機器(無線通信システム)が共存しているか否かを検出する。検出部21bは、同時に使用されている連続した周波数帯の帯域幅の最大値が、予め定めた閾値より大きければ共存ありとし、閾値より小さければ共存なしとする。その他の例として、検出部21bは、全チャネルの信号を解析してヘッダ情報を読み取り、同じ通信装置が送信元である信号が使用している連続した周波数帯の帯域幅を同様に閾値と比較し、閾値より大きければ共存ありとし、小さければ共存なしとする方法がある(ステップS301)。
例えば、検出部21bにおいて前述の図3に示すキャリアセンス結果を得る。第1の実施形態と同様に、通信装置1bが使用可能な周波数帯であるEX1ch−EX17chの拡張チャネルのうち、EX1ch−EX2ch、EX8ch−EX17chの空きの拡張チャネルが、使用する周波数帯の候補となる。また、使用中のEX3ch−EX7chの拡張チャネルは、5拡張チャネル分が連続している。予め閾値を4.5拡張チャネル分と設定しておけば、この閾値よりも連続した周波数帯が使用中であれば、検出部21bは、連続した広い周波数帯を用いてのみ通信を行う他の通信機器が共存していることを検出する。
ステップS301において検出部21bが、連続した広い周波数帯を用いてのみ通信を行う他の通信機器が共存していないと判断した場合(ステップS302:NO)、周波数選択装置2bは、周波数分割数をなるべく小さくするように周波数選択を行う(ステップS303)。これにより、周波数利用効率を向上する。例えば、周波数選択装置2bは、図7に示す第2の実施形態と同様の周波数選択処理を行い、連続空き周波数帯をその帯域幅の広さでソートし、帯域幅の広い連続空き周波数帯から優先的に使用していく。つまり、帯域幅算出部22は、連続空き周波数帯それぞれの帯域幅を算出し、使用周波数選択部23bは、帯域幅が広い連続空き周波数帯から順に高優先とする。さらに、使用周波数選択部23bは、同一の連続空き周波数帯の中で、周波数の低い周波数帯(または周波数の高い周波数帯)から順に優先順位をつけ、優先順位の高い空き周波数帯から順に、通信に必要な拡張チャネル数だけ、使用する周波数帯を選択する。あるいは、使用周波数選択部23bは、使用する周波数帯が最小の分割数と等しい分割数で分割できる周波数帯の組み合わせのうち、選択しない空き周波数帯がもっとも多く連続した周波数帯となるものを選択するようにしてもよい。
一方、ステップS301において検出部21bが、連続した広い周波数帯を用いてのみ通信を行う他の通信機器が共存していると判断した場合(ステップS302:YES)、周波数選択装置2bは、なるべく連続する周波数帯を広く残すように周波数選択を行う(ステップS304)。これにより、共存する無線通信システムの性能を改善する。例えば、周波数選択装置2bは、図4に示す第1の実施形態と同様の周波数選択処理を行い、連続空き周波数帯をその帯域幅の広さでソートし、帯域幅の狭い連続空き周波数帯から優先的に使用していく。つまり、帯域幅算出部22は、連続空き周波数帯それぞれの帯域幅を算出し、使用周波数選択部23bは、帯域幅が狭い連続空き周波数帯から順に高優先とする。さらに、使用周波数選択部23bは、同一の連続空き周波数帯の中で、周波数の低い周波数帯(または周波数の高い周波数帯)から順に優先順位をつけ、優先順位の高い空き周波数帯から順に、通信に必要な拡張チャネル数だけ使用する周波数帯を選択する。
なお、使用周波数選択部23bは、同一の連続空き周波数帯の中での優先順位を、周波数の高い側から優先とするか、周波数の低い側から優先とするかを交互またはランダムに変更する。
例えば、検出部21bにおいて前述の図5に示すキャリアセンス結果を得る。同図に示すキャリアセンス結果においては、通信装置1bが使用可能な周波数帯であるEX1ch−EX17chの拡張チャネルのうち、EX1ch−EX2ch、EX8ch−EX11ch、EX17chの空きの拡張チャネルが使用する周波数帯の候補となる。そして、使用中の連続した拡張チャネルであるEX3ch−EX7ch、EX12ch−EX16chとも帯域幅は、閾値4.5拡張チャネル分よりも大きい5拡張チャネル分である。よって、検出部21bは、連続した広い周波数帯を用いてのみ通信を行う他の通信機器が共存していること判断する。従って、送信に必要な拡張チャネル数が1チャネル分、すなわち、5拡張チャネル分である場合、使用周波数選択部23bは、第2の実施形態と同様に、EX8ch、EX9ch、EX10ch、EX11ch、EX1chの拡張チャネルを、使用する周波数帯として選択する。
本実施形態によれば、連続する広い周波数帯を必要とする他の無線通信システムが共存しないときは自無線通信システムの周波数利用効率を改善し、連続する広い周波数帯を必要とする他の無線通信システムが共存するときは、連続した周波数帯を必要とする共存する無線通信システムのパフォーマンスを改善することができる。
なお、上述した実施形態においては、通信装置1、1a、1bが無線通信を行う場合について説明したが、周波数選択装置2、2a、2bが有線通信を行う通信装置に備えられてもよい。この場合、周波数選択装置2、2a、2bがキャリアセンスを行う対象を、通信装置が有線通信に用いる周波数帯とする。
また、周波数選択装置2、2a、2bの検出部21は、周波数変換部13が備えてもよい。
上述した実施形態における周波数選択装置2、2a、2bの機能をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
キャリアセンスにより送信機会を検出する通信システムに利用することができる。
1、1a、1b 通信装置
11 外部通信インタフェース部
12 通信制御部
13 周波数変換部
14 信号送受信部
2、2a、2b 周波数選択装置
21、21b 検出部
22 帯域幅算出部
23、23a、23b 使用周波数選択部

Claims (10)

  1. 空きの周波数帯を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、
    前記帯域幅算出部が算出した帯域幅が小さいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い前記連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、通信に使用する周波数帯を選択する使用周波数選択部と、
    を備えることを特徴とする周波数選択装置。
  2. 空きの周波数帯を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、
    前記帯域幅算出部が算出した帯域幅が大きいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い前記連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、通信に使用する周波数帯を選択する使用周波数選択部と、
    を備えることを特徴とする周波数選択装置。
  3. 前記使用周波数選択部は、前記連続空き周波数帯の組み合わせのうち、使用する周波数帯を選択した後の空きの周波数帯が最も多く連続し、かつ、連続空き周波数帯の数が最も少ない組み合わせから、使用する周波数帯を選択する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の周波数選択装置。
  4. 空きの周波数帯を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、
    連続した周波数帯を必要とする通信装置が存在する場合には、前記帯域幅算出部が算出した帯域幅が小さいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、連続した周波数帯を必要とする通信装置が存在しない場合には、前記帯域幅算出部が算出した帯域幅が大きいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い前記連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、通信に使用する周波数帯を選択する使用周波数選択部と、
    を備えることを特徴とする周波数選択装置。
  5. 前記検出部は、使用中の周波数帯を検出し、使用中の周波数帯が連続している帯域幅に、閾値以上の帯域幅がある場合、連続した周波数帯を必要とする通信装置が存在すると判断する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の周波数選択装置。
  6. 前記使用周波数選択部は、同一の前記連続空き周波数帯に含まれる空きの周波数帯の中で、低い周波数の前記周波数帯を優先するか高い周波数の前記周波数帯を優先するかを切り替える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の周波数選択装置。
  7. 前記帯域幅算出部は、通信先の通信装置から通知された空きの周波数帯と前記検出部が検出した空きの周波数帯とを照合して得られた空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の周波数選択装置。
  8. 周波数選択装置が実行する周波数選択方法であって、
    空きの周波数帯を検出する検出過程と、
    前記検出過程において検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する帯域幅算出過程と、
    前記帯域幅算出過程において算出した帯域幅が小さいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い前記連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、通信に使用する周波数帯を選択する使用周波数選択過程と、
    を有することを特徴とする周波数選択方法。
  9. 周波数選択装置が実行する周波数選択方法であって、
    空きの周波数帯を検出する検出過程と、
    前記検出過程において検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する帯域幅算出過程と、
    前記帯域幅算出過程において算出した帯域幅が大きいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い前記連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、通信に使用する周波数帯を選択する使用周波数選択過程と、
    を有することを特徴とする周波数選択方法。
  10. 周波数選択装置が実行する周波数選択方法であって、
    空きの周波数帯を検出する検出過程と、
    前記検出過程において検出した空きの周波数帯が連続している連続空き周波数帯の帯域幅を算出する帯域幅算出過程と、
    連続した周波数帯を必要とする通信装置が存在する場合には、前記帯域幅算出過程において算出した帯域幅が小さいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、連続した周波数帯を必要とする通信装置が存在しない場合には、前記帯域幅算出過程において算出した帯域幅が大きいほど前記連続空き周波数帯の優先順位を高くし、優先順位の高い前記連続空き周波数帯に含まれる周波数帯から順に、通信に使用する周波数帯を選択する使用周波数選択過程と、
    を有することを特徴とする周波数選択方法。
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