JP2015076114A - 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザデータ領域のデータ記録密度の差異に関わらず同一のデータ読み取りアルゴリズムに従ったディスク情報読み取りを可能とする。【解決手段】ディスク情報記録領域のデータ記録密度をユーザデータ領域の記録密度に関わらず一律の低記録密度に設定とする。ディスク情報記録領域にはディスク検査処理に必要となる情報が記録される。ユーザデータ記録領域には、高記録密度(33Gbyte/Layer)または低記録密度(25G/L)のデータが記録されるが、ディスク情報記録領域には低記録密度(25G/L)のディスク情報を記録する。低記録密度(25G/L)の記録データのみ読み取り可能なディスク検査装置でも、33G/Lのユーザデータ記録ディスクのディスク検査が実行できる。【選択図】図7

Description

本開示は、情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。特に、様々な記録密度のディスクの利用を行う情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。
近年、データ記録媒体として光ディスクが多く利用されている。特に高密度記録可能な光ディスクとしてブルーレイディスク(BD:Blu−ray(登録商標) Disc)が広く利用されている。
特に、昨今、高画質の4K画像データを表示可能なディスプレイが利用されるようになり、ブルーレイディスク(BD)も、さらなる高密度化が求められている。
ブルーレイディスク(BD)には、低密度型のBDと、高密度型のBD、さらに記録層を1のみとした1層型ディスク、2〜4層とした多層型ディスク等があり、様々な異なるタイプのBDが混在した状態にある。
また、将来的にも、さらに高密度化したBDが利用され、さらに多くのタイプのBDが混在化する可能性がある。
このような状況において、BDに対するデータ記録や再生を行なう記録再生装置にも様々なタイプが混在する。例えば、低記録密度型のBDのみを利用可能な装置や、低記録密度、高記録密度の両タイプのBDを利用可能な記録再生装置などがある。
しかし、一方では、例えば高記録密度型のディスクの利用を新型の記録再生装置のみに許容するといった利用制限を行いたいという要望もある。このようなディスク利用制限を実現する処理を開示した従来技術として、例えば、特許文献1(特許4893777号公報)がある。
特許文献1は、高記録密度型のディスクには、ディスクからのデータ読み出し等に利用するアドレス情報を変形して記録することで、特定の新型の記録再生装置においてのみ利用可能とした構成を提案している。
また、BDの製造時には、各ディスクの検査が必要となるが、このディスク検査装置も、各タイプのBDに対応したデータ読み取り処理を行なうことが必要となる。
例えば低記録密度型のディスクの場合は、低記録密度データの読み取りアルゴリズムに従ったデータ読み取り処理を行なうことが必要であり、高記録密度型のディスクの場合は、高記録密度データの読み取りアルゴリズムに従ったデータ読み取り処理を行なうことが必要となる。
特許4893777号公報
上述したように様々なタイプのディスクが混在する状況化では、記録再生装置やディスク検査装置にそれぞれのディスクに対応した処理を実行するためのハードウェアやプログラムを個別に搭載する必要があり、装置コストが大きくなってしまうという問題がある。
本開示は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、共通の処理シーケンスで様々な記録密度のディスクに対する処理を可能とする情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本開示の第1の側面は、
ディスクに記録されたディスク情報を読み取り、ディスク情報に基づくディスク検査を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記ディスクのユーザデータ領域に記録されたデータの記録密度に依存することなく一律のデータ記録密度対応のデータ読み取りアルゴリズムに従って前記ディスク情報を読み取るディスク検査装置にある。
さらに、本開示のディスク検査装置の一実施態様において、前記ディスクは、ユーザデータ記録領域の記録密度が低記録密度のタイプ1型ディスクと、ユーザデータ記録領域の記録密度が高記録密度のタイプ2型ディスクのいずれかであり、前記タイプ1型ディスクと前記タイプ2型ディスクのいずれもディスク情報記録領域には低記録密度のディスク情報が記録された構成であり、前記データ処理部は、前記タイプ1型ディスクと前記タイプ2型ディスクのいずれに対しても、一律の低記録密度対応のデータ読み取りアルゴリズムに従って前記ディスク情報を読み取る。
さらに、本開示のディスク検査装置の一実施態様において、前記タイプ1型ディスクは、ユーザデータ記録領域の記録密度が約25Gbyte/Layerであり、
前記タイプ2型ディスクは、ユーザデータ記録領域の記録密度が約33Gbyte/Layerである。
さらに、本開示の第2の側面は、
ユーザデータ記録領域と、ディスク情報記録領域を有するディスク型の情報記録媒体であり、
前記ディスク情報記録領域には、前記ユーザデータ記録領域の記録密度より低い記録密度のディスク情報が記録された構成を有する情報記録媒体にある。
さらに、本開示の情報記録媒体の一実施態様において、前記ユーザデータ記録領域の記録密度は、約33Gbyte/Layerであり、前記ディスク情報記録領域には、約25Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報を記録した構成を有する。
さらに、本開示の情報記録媒体の一実施態様において、前記ユーザデータ記録領域の記録密度は、約33Gbyte/Layerであり、前記ディスク情報記録領域には、約25Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報と、約33Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報とを混在して記録した構成を有する。
さらに、本開示の情報記録媒体の一実施態様において、前記ディスク情報記録領域には、ユーザデータ記録領域の記録密度情報が記録され、ディスク再生装置において、ユーザデータ記録領域の記録密度に従った再生制御を可能とした。
さらに、本開示の第3の側面は、
ディスク製造処理を実行する情報記録媒体製造装置であり、
ユーザデータ記録領域と、ディスク情報記録領域を設定したディスクの製造処理において、
前記ディスク情報記録領域に、前記ユーザデータ記録領域の記録密度より低い記録密度のディスク情報を記録したディスクを製造する情報記録媒体製造装置にある。
さらに、本開示の情報記録媒体製造装置の一実施態様において、前記ユーザデータ記録領域の記録密度は、約33Gbyte/Layerであり、前記ディスク情報記録領域には、約25Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報を記録したディスクを製造する。
さらに、本開示の情報記録媒体製造装置の一実施態様において、前記ユーザデータ記録領域の記録密度は、約33Gbyte/Layerであり、前記ディスク情報記録領域には、約25Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報と、約33Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報とを混在して記録したディスクを製造する。
さらに、本開示の情報記録媒体製造装置の一実施態様において、前記情報記録媒体製造装置は、前記ディスク情報記録領域に、ユーザデータ記録領域の記録密度情報を記録し、ディスク再生装置において、ユーザデータ記録領域の記録密度に従った再生制御を可能としたたディスクを製造する。
さらに、本開示の第4の側面は、
ディスクからのデータ再生を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
再生対象コンテンツの記録領域であるユーザデータ記録領域の記録密度より低い低記録密度で記録されたディスク情報を読み取り、
前記ディスク情報からユーザデータ記録密度情報を取得して、取得したユーザデータ記録密度情報に従った再生制御を実行する再生装置にある。
さらに、本開示の再生装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記ユーザデータ記録密度情報に従って前記ユーザデータ記録領域が低記録密度であることを確認した場合は、前記ユーザデータ記録領域の記録データの再生処理を実行し、前記ユーザデータ記録密度情報に従って前記ユーザデータ記録領域が高記録密度であることを確認した場合は、さらに自装置が高記録密度データを再生可であるか再生不可であるかを判定し、判定結果に応じて前記ユーザデータ記録領域の記録データの再生実行または再生中止のいずれかの処理を行なう。
さらに、本開示の再生装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記ユーザデータ記録密度情報に従って、前記ユーザデータ記録領域が高記録密度であることを確認した場合において、自装置が高記録密度データを再生可であると判定した場合は、前記ユーザデータ記録領域の高記録密度データの再生を実行し、自装置が高記録密度データを再生不可であると判定した場合は、前記ユーザデータ記録領域の高記録密度データの再生を中止し、再生不可であることを示すメッセージを出力する。
さらに、本開示の第5の側面は、
ディスク検査装置において実行する情報処理方法であり、
データ処理部が、ディスクに記録されたディスク情報を読み取り、ディスク情報に基づくディスク検査を実行するデータ処理ステップを実行し、
前記データ処理ステップにおいて、
前記ディスクのユーザデータ領域に記録されたデータの記録密度に依存することなく一律のデータ記録密度対応のデータ読み取りアルゴリズムに従って前記ディスク情報を読み取るステップを実行する情報処理方法にある。
さらに、本開示の第6の側面は、
ディスクからのデータ再生を実行する再生装置において実行する情報処理方法であり、
データ処理部が、再生対象コンテンツの記録領域であるユーザデータ記録領域の記録密度より低い低記録密度で記録されたディスク情報を読み取り、
前記ディスク情報からユーザデータ記録密度情報を取得して、取得したユーザデータ記録密度情報に従った再生制御を実行する情報処理方法にある。
さらに、本開示の第7の側面は、
ディスク検査装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
データ処理部に、ディスクに記録されたディスク情報を読み取り、ディスク情報に基づくディスク検査を実行するデータ処理ステップを実行させ、
前記データ処理ステップにおいて、
前記ディスクのユーザデータ領域に記録されたデータの記録密度に依存することなく一律のデータ記録密度対応のデータ読み取りアルゴリズムに従って前記ディスク情報を読み取るステップを実行させるプログラムにある。
さらに、本開示の第8の側面は、
ディスクからのデータ再生を実行する再生装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
データ処理部に、再生対象コンテンツの記録領域であるユーザデータ記録領域の記録密度より低い低記録密度で記録されたディスク情報を読み取るステップと、
前記ディスク情報からユーザデータ記録密度情報を取得して、取得したユーザデータ記録密度情報に従った再生制御を実行するステップを実行させるプログラムにある。
なお、本開示のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な画像処理装置やコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、情報処理装置やコンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本開示のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本開示の一実施例の構成によれば、ユーザデータ領域のデータ記録密度の差異に関わらず同一のデータ読み取りアルゴリズムに従ったディスク情報読み取りを可能とする。
具体的には、例えば、ディスク情報記録領域のデータ記録密度をユーザデータ領域の記録密度に関わらず一律の低記録密度に設定とする。ディスク情報記録領域にはディスク検査処理に必要となる情報が記録される。ユーザデータ記録領域には、高記録密度(33Gbyte/Layer)または低記録密度(25G/L)のデータが記録されるが、ディスク情報記録領域には低記録密度(25G/L)のディスク情報を記録する。低記録密度(25G/L)の記録データのみ読み取り可能なディスク検査装置でも、33G/Lのユーザデータ記録ディスクのディスク検査が実行できる。
このように、ユーザデータ領域のデータ記録密度の差異に関わらず同一のデータ読み取りアルゴリズムに従ったディスク情報読み取りが可能となり、例えばディスク検査装置の汎用性が高まる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
ディスクの構成例について説明する図である。 現行のBDの様々なタイプのディスク態様やデータ記録容量等の仕様について説明する図である。 ディスク情報記録領域のPIC(Permanent Information & Controle Data)領域に記録されるデータ例について説明する図である。 低記録密度型ディスクのデータ記録態様について説明する図である。 高記録密度型ディスクのデータ記録態様について説明する図である。 ディスク検査装置を適用したディスク検査処理の処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本開示の一実施例に係るディスクのデータ記録態様やデータ記録容量等の仕様について説明する図である。 本開示の一実施例に係るディスクのデータ記録態様について説明する図である。 本開示のディスクを利用した場合におけるディスク検査装置によるディスク検査処理の処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本開示の一実施例に係るディスクのデータ記録態様やデータ記録容量等の仕様について説明する図である。 本開示の一実施例に係るディスクのデータ記録態様について説明する図である。 ディスク情報記録領域のPIC(Permanent Information & Controle Data)領域に記録されるデータ例について説明する図である。 本開示のディスクを利用した場合の再生装置による再生処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 データ記録再生を実行する情報処理装置の一構成例を示す図である。 マスタリング装置の構成例について説明する図である。 データ記録再生を実行する情報処理装置の一構成例について説明する図である。
以下、図面を参照しながら本開示の情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラムの詳細について説明する。なお、説明は以下の項目に従って行う。
1.ディスクの構成例について
2.ディスク情報の記録密度のバリエーションによる問題点について
3.ディスク情報記録領域のデータ記録密度を低記録密度に設定した構成について
4.ディスク情報記録領域のデータ記録密度を低記録密度と高記録密度を混在した設定とした構成について
5.ディスク情報を適用した再生装置における処理例について
6.記録再生処理を実行する装置のハードウェア構成例について
7.マスタリング装置の構成例について
8.データ記録再生装置、およびディスク検査装置の構成例について
9.本開示の構成のまとめ
[1.ディスクの構成例について]
まず、図1以下を参照してブルーレイディスク(BD:Blu−ray(登録商標) Disc)の構成例について説明する。
先に説明したように、ブルーレイディスク(BD)には、低記録密度型のBDと、高記録密度型のBD、さらに記録層を1のみとした1層型ディスク、2〜4層とした多層型ディスク等があり、様々な異なるタイプのBDが混在した状態にある。
図1にブルーレイディスク(BD)10の一般的な構成例を示す。
BD10は、ディスク情報記録領域11と、ユーザデータ記録領域12を有する。
ディスク情報記録領域11には、例えばディスクの種類、ディスクサイズ情報、層(レイヤ)構成情報等の様々なディスク情報が記録される。
ユーザデータ記録領域12は、例えば映画などの再生対象となるコンテンツが記録される。
なお、BD10には、ユーザデータ記録領域12に再生対象コンテンツが予め記録されたROM型ディスクの他、ユーザデータ記録領域12に、ユーザが任意のデータを記録可能としたR型、あるいはRE型ディスクなどがある。
図1の下段には、BD10の断面図構成例を示している。
図1(a)〜(d)に示すように、BD10には、記録層を1層のみとした(a)1層型(SL:Single Layer)の他、複数の記録層を持つ多層型のディスクがある。すなわち、例えば図1に示す以下の各タイプのディスクがある。
(a)1層型(SL:Single Layer)
(b)2層型(DL:Double Layer)
(c)3層型(TL:Triple Layer)
(d)4層型(QL:Quater Layer)
また、データ記録容量や記録方式についても様々担設定がある。
図2は、現行のBDの様々なタイプのディスク態様やデータ記録容量等の仕様をまとめた図である。
図2に示すように、現行のBDは、以下の2つのタイプに分けれらる。
(1a)タイプ1a(低記録密度型):BD−ROM
(1b)タイプ1b(低記録密度型):BD−R,RE
(2)タイプ2(高記録密度型):BD−XL(TL/QL)−R,RE
タイプ1aのディスク態様は、BDのROM型、タイプ1bはR,RE型のディスクである。
タイプ2のディスク態様は、BDのR,RE型のディスクである。
タイプ1a,1bのディスクは、記録容量が約50Gbyte(ギガバイト)以下であり、1層あたりの記録密度(Gbyte/Layer(=Gbyte/Layer))は、約25Gbyte/Layerに設定された低記録密度型のディスクである。
一方、タイプ2のディスクは、記録容量が約100G以上の大容量型のディスクであり、1層あたりの記録密度(Gbyte/Layer)は、約33Gbyte/Layerに設定された高記録密度型のディスクである。
また、これらのタイプ1とタイプ2のディスクでは、ディスク情報記録領域の記録方式が異なっている。
タイプ1a、すなわちROM型の読み取り専用ディスクでは、エンボスピット(Embossed Pit)によりディスク情報が記録される。
これに対して、タイプ1bとタイプ2に示すR,RE型の書き込み可能ディスクでは、ウォブルグルーブ(Wobble Groove)を適用してディスク情報が記録されている。
なお、ディスク情報は、図1に示すディスク情報記録領域11に記録されるディスクに関する情報を記録した領域である。
具体的には例えばPIC(Permanent Information & Controle Data)領域と呼ばれる領域が含まれる。
PIC領域に記録されるデータは、ディスクに関する情報である。その一例を図3に示す。
図3に示すように、ディスク情報記録領域であるPIC領域には、例えば、以下の情報が記録される。
(1)ディスク情報ID(Disc Information identifier)
(2)ディスクタイプ情報(Disc type identifier)
(3)ディスクサイズ情報(Disc size/class.version)
(4)ディスク構成情報(Disc structure)
(5)ユーザデータ記録領域情報(Data zone allocation)
これらの情報は、例えば再生装置において、ディスクのユーザデータ記録領域にコンテンツを再生する前に読み取られ、再生制御のために利用される。
あるいは、ディスク製造時に、ディスクの検査の実行時に事前に読み取られ、検査項目や検査アルゴリズム等を決定するために利用される。
一般的なこれまでのディスクにおいては、ディスク情報記録領域11のデータ記録密度は、ユーザデータ記録領域12のデータ記録密度に一致したものとなっている。
すなわち、図2に示す表において、
例えば、(1a),(1b)の低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクは、ユーザデータ記録領域12のデータ記録密度が25Gbyte/Layerである。このディスクは、ディスク情報記録領域11も25Gbyte/Layerの記録密度でディスク情報が記録される。
一方、図2に示す(2)の高記録密度型(33Gbyte/Layer)のディスクは、ユーザデータ記録領域12のデータ記録密度が33Gbyte/Layerである。このディスクは、ディスク情報記録領域11も33Gbyte/Layerの記録密度でディスク情報が記録される。
各ディスクのデータ記録態様について図4、図5を参照して説明する。
図4は、低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのデータ記録構成を示している。
図5は、高記録密度型(33Gbyte/Layer)のディスクのデータ記録構成を示している。
まず、図4を参照して、低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのデータ記録構成について説明する。
上部にディスクの全体構成を示している。
下部に、低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスク(BD)10の半径方向のデータ記録構成を示している。ディスク半径方向に示す数値22.51〜58.00は、ディスク内終端からの距離(mm)を示している。
ユーザデータ記録領域11は、ディスクの内周端から24.00mm〜58.00mmの区間に設定され、この区間にユーザデータ(再生対象コンテンツ)が25Gbyte/Layerの記録密度で記録される。
PICを構成要素とするディスク情報記録領域11は、ディスクの内周端から22.51mm〜24.00mmの区間に設定される。PIC領域は、その一部領域、すなわち、ディスクの内周端から22.51mm〜23.25mmの区間に設定され、この区間に先に図3を参照して説明したディスク情報(PIC情報)が25Gbyte/Layerの記録密度で記録される。
このように、図2に示す(1a),(1b)の低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクは、ユーザデータ記録領域12と、ディスク情報記録領域11のいずれにも低記録密度のデータ、すなわち25Gbyte/Layerの記録密度でデータ記録が行われる。
次に、図5を参照して、高記録密度型(33Gbyte/Layer)のディスクのデータ記録構成について説明する。
上部にディスクの全体構成を示している。
中段部に、高記録密度型(33Gbyte/Layer)のディスク(BD)10の半径方向のデータ記録構成を示している。ディスク半径方向に示す数値22.51〜58.00は、ディスク内終端からの距離(mm)を示している。
図5には、さらに、図4を参照して説明した低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのデータ記録構成を参考データとして最下段に示している。
ユーザデータ記録領域11は、ディスクの内周端から24.00mm〜58.00mmの区間に設定され、この区間にユーザデータ(再生対象コンテンツ)が25Gbyte/Layerの記録密度で記録される。
これは、図4を参照して説明した低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのデータ記録構成と同様である。
ただし、記録密度が高くなるため、記録可能なデータ量は増加する。
図に示す半径方向の区間R=51.88〜58.00は、記録密度の差異によって新たに記録可能となるデータの記録領域を示している。
すなわち、低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのユーザデータ記録領域(R=24.00〜58.00)に記録されるデータ(25Gbyte)と同じ容量のデータは、高記録密度型(33Gbyte/Layer)のディスクのユーザデータ記録領域の一部(R=24.00〜51.88)に記録可能であり、残りのユーザデータ記録領域(R=51.88〜58.00)に新たな8Gbyteのデータが記録可能となることを示している。
一方、PICを構成要素とする現行のBD−ROMと同じディスク情報を用いた場合には、図5(2)タイプ2−Xに示すようにディスク情報記録領域11は、ディスクの内周端から22.54mm〜24.00mmの区間に設定可能となる。すなわち、参考情報(1)として示す低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのディスク情報記録領域(R=22.51〜24.00)より狭い領域にディスク情報が記録される事になる。
これはPICに記録するデータ量が25Gbyte/Layer密度の設定におけるデータ量と同一であり記録密度が高まるため、記録領域が減少するためである。
なお、図5(2')タイプ2に示すのは、高記録密度型R/REディスクの構成例である。この高記録密度型R/REディスクの情報記録領域11は、現行のBD−ROMとは異なるディスク情報フォーマットを用いて、ディスクの内周端から22.51mm〜24.00mmの区間に設定可能となっている。すなわち、参考情報(1)として示す低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのディスク情報記録領域と同じ領域にディスク情報を記録した設定である。
[2.ディスク情報の記録密度のバリエーションによる問題点について]
上述したように、現在、様々な記録密度の様々なタイプのディスクが混在している状況にある。
このような状況において発生する問題点の1つとして、ディスク検査処理がある。
例えば、ディスク製造処理やディスク記録処理が行なわれた際、各ディスクにコンテンツが正常に記録され、再生不良等が発生しないか否かを検査する処理が行われる。
この検査処理において、ディスク検査装置が利用される。
ディスク検査装置は、検査対象となるディスクを装着し、まずディスク情報記録領域からディスク情報を読み取り、読み取ったディスク情報に従って検査項目や検査シーケンス等を決定して決定した検査を実行する。
しかし、検査装置が25Gbyte/Layerのデータ記録密度のデータ読み取り処理のみを実行可能な装置である場合、ディスク情報記録領域が33Gbyte/Layerの記録密度でディスク情報を記録している場合、ディスク情報の読み取りが実行できないことになる。
従来型のディスク検査装置は、25Gbyte/Layerのデータ記録密度のデータ読み取りのみが可能な装置が多く、このような従来型の検査装置は、33Gbyte/Layerの高記録密度で記録されたディスク情報が読み取れず、ディスク検査が実行できない。
すなわち、25Gbyte/Layerの低記録密度のデータ読み取りのみが可能なディスク検査装置を適用したディスク検査は、図6に示すフローに従った処理として実行される。
まず、ステップS101において、記録密度=25Gbyte/Layerのデータ読み取りアルゴリズムに従って、ディスク情報の読み取り処理を実行する。
ステップS102において、ディスク情報読み取り処理の成功可否を判定する。
ディスク情報がデータ記録密度=25Gbyte/Layerで記録されている場合は、ディスク情報読み取りに成功する。この場合は、ステップS102の判定がYesとなり、ステップS103に進む。
しかし、ディスク情報がデータ記録密度=33Gbyte/Layerで記録されている場合は、ディスク情報読み取りに失敗する。この場合は、ステップS102の判定がNoとなり、ステップS104に進む。
ディスク情報がデータ記録密度=25Gbyte/Layerで記録され、ディスク情報読み取りに成功した場合にのみ、ステップS103に進み、正常なディスク検査処理が実行される。
しかし、ディスク情報がデータ記録密度=33Gbyte/Layerで記録され、ディスク情報読み取りに失敗すると、ステップS104に進み、正常なディスク検査処理が実行できなくなる。
このように、25Gbyte/Layerの低記録密度のデータ読み取りのみが可能なディスク検査装置を適用してディスク検査を行うと、33Gbyte/Layerの記録密度のデータ読み取りを実行することができず、ディスク検査が行えなくなる。
データ記録密度=33Gbyte/Layerのディスク情報の読み取りを可能とするためには、新たなプログラムやハードウェアを備えたディスク検査装置が必要となる。これはコスト高を発生させ好ましくない。
[3.ディスク情報記録領域のデータ記録密度を低記録密度に設定した構成について]
上記問題を解決する構成例について、以下説明する。
以下に説明する実施例は、ディスク情報記録領域のデータ記録密度を低記録密度に設定した構成である。
すなわち、ユーザデータ記録領域が低記録密度(25Gbyte/Layer)の設定、高記録密度(33Gbyte/Layer)の設定、いずれの設定の場合も、ディスク情報記録領域のデータ記録密度を低記録密度(25Gbyte/Layer)の設定とするものである。
本実施例に従ったディスク構成について図7以下を参照して説明する。
図7は、本実施例に係るディスク(BD:Blu−ray(登録商標) Disc)の仕様を説明する図である。
図7に示すように、本実施例のBDは、先に図2を参照して説明したタイプ1(低記録密度型)とタイプ2(高記録密度型)の双方を含む設定であり、再生専用のBD−ROMである。
ディスク態様と記録容量、およびユーザデータ領域の記録密度の設定としては、図に示すように以下の各種類がある。
(a1)2層(DL:Double Layer)構成で、記録容量=約50Gbyte以下、ユーザデータの記録密度=25Gbyte/Layer(低記録密度)
(a2)2層(DL:Double Layer)構成で、記録容量=約66Gbyte以下、ユーザデータの記録密度=33Gbyte/Layer(高記録密度)
(a3)3層(TL:Triple Layer)構成で、記録容量=約100Gbyte以下、ユーザデータの記録密度=33Gbyte/Layer(高記録密度)
これらの各種の構成を持つディスクにおいて、ディスク情報(PIC)記録領域の記録方式と記録密度は統一する。すなわち、以下の設定とする。
ディスク情報記録領域(PIC)の記録方式=エンボスピット(Embossed pit)型、
ディスク情報記録領域(PIC)の記録密度=25Gbyte/Layer(低記録密度)、
上記のように統一した設定とする。
このディスクの具体的構成例について図8を参照して説明する。
図8には、先に図4、図5を参照して説明したと同様、ディスクの各データ記録領域と、各領域の記録密度の設定を説明する図である。
上段にディスクの全体構成を示している。
中段に、図7の(a2),(a3)に示すディスク、すなわちユーザデータ領域の記録密度を高記録密度(33Gbyte/Layer)としたディスク(BD)10の半径方向の記録データ構成を示している。ディスク半径方向に示す数値22.51〜58.00は、ディスク内終端からの距離(mm)を示している。
最下段に、図7の(a1)に示すディスク、すなわちユーザデータ領域の記録密度を低記録密度(25Gbyte/Layer)としたディスク(BD)10の半径方向の記録データ構成を示している。
中段に示す(a2),(a3)の高記録密度(33Gbyte/Layer)ディスクにおいて、ユーザデータ記録領域12は、ディスクの内周端から24.00mm〜58.00mmの区間に設定され、この区間にユーザデータ(再生対象コンテンツ)が33Gbyte/Layerの記録密度で記録される。
先に図5を参照して説明したユーザデータ記録領域の構成と同様、低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのユーザデータ記録領域(R=24.00〜58.00)に記録されるデータ(25Gbyte)と同じ容量のデータは、高記録密度型(33Gbyte/Layer)のディスクのユーザデータ記録領域の一部(R=24.00〜51.88)に記録可能であり、残りのユーザデータ記録領域(R=51.88〜58.00)に新たな8Gbyteのデータが記録可能となる。
一方、PIC領域を構成要素とするディスク情報記録領域11は、ディスクの内周端から22.51mm〜23.25mmの区間に設定され、この区間に、低記録密度(25Gbyte/Layer)でディスク情報(PIC情報)を記録する。
すなわち、ユーザデータ記録領域は高記録密度(33Gbyte/Layer)で記録されるがディスク情報記録領域(PIC)は、低記録密度(25Gbyte/Layer)で記録する。
また、下段に示す(a1)の低記録密度(25Gbyte/Layer)ディスクにおいて、ユーザデータ記録領域12は、ディスクの内周端から24.00mm〜58.00mmの区間に設定され、この区間にユーザデータ(再生対象コンテンツ)を25Gbyte/Layerの記録密度で記録する。
PICを構成要素とするディスク情報記録領域11は、ディスクの内周端から22.51mm〜23.25mmの区間に設定され、この区間に、低記録密度(25Gbyte/Layer)でディスク情報(PIC情報)を記録する。
この記録形態は、先に図4を参照して説明したタイプ1の低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスク構成と同様の構成である。
このように、図7、図8を参照して説明したディスクは、ユーザデータ記録領域12が、高密度記録(33Gbyte/Layer)、低記録密度(25Gbyte/Layer)いずれの場合においても、PICを構成要素とするディスク情報記録領域11は低記録密度(25Gbyte/Layer)で記録した構成を持つ。
このような設定とすることで、例えば先に図6に示すフローチャートを参照して説明したような不具合の発生を防止することができる。
本実施例に従ったディスクを適用したディスクの検査処理シーケンスについて、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
前述したように、例えば、ディスク製造処理やディスク記録処理が行なわれた際、各ディスクにコンテンツが正常に記録され、再生不良等が発生しないか否かを検査する処理が行われる。
この検査処理において、ディスク検査装置が利用される。
ディスク検査装置は、検査対象となるディスクを装着し、まずディスク情報記録領域からディスク情報を読み取り、読み取ったディスク情報に従って検査項目や検査シーケンス等を決定して決定した検査を実行する。
しかし、検査装置が25Gbyte/Layerのデータ記録密度のデータ読み取り処理のみを実行可能な装置である場合、ディスク情報記録領域が33Gbyte/Layerの記録密度でディスク情報を記録している場合、ディスク情報の読み取りが実行できないことになる。
従来型のディスク検査装置は、25Gbyte/Layerのデータ記録密度のデータ読み取りのみが可能な装置が多く、このような従来型の検査装置は、33Gbyte/Layerの高記録密度で記録されたディスク情報が読み取れず、ディスク検査が実行できない。
しかし、図7、図8を参照して説明したディスクのように、ディスク情報記録領域のデータ記録密度を低記録密度(25Gbyte/Layer)に統一することで、ユーザデータ記録領域の記録密度の大小に関わらず、ディスク検査が可能となる。
25Gbyte/Layerの低記録密度のデータ読み取りのみが可能なディスク検査装置を適用したディスク検査は、図9に示すフローに従った処理として実行される。
まず、ステップS201において、記録密度=25Gbyte/Layerのデータ読み取りアルゴリズムに従って、ディスク情報の読み取り処理を実行する。
図7、図8を参照して説明したディスクの場合、ユーザデータ記録領域が高密度記録(33Gbyte/Layer)であっても、低記録密度(25Gbyte/Layer)であってもディスク情報記録領域は全て25Gbyte/Layerの記録密度でディスク情報が記録されている。
従って、ディスク情報の読み取りに失敗することはなく、すべての場合において、ディスク情報の読み取りに成功し、ステップS202に進む。
ステップS202では、データ記録密度=25Gbyte/Layerで記録されたディスク情報に従って、正常なディスク検査処理が実行される。
このように、ユーザデータ記録領域の記録密度に関わらず、ディスク情報記録領域を全て25Gbyte/Layerの記録密度に設定することで、低記録密度(25BGbyte/Layer)のデータ読み取りのみ可能なディスク検査装置によって、様々なディスクのディスク検査を行うことが可能となる。
[4.ディスク情報記録領域のデータ記録密度を低記録密度と高記録密度を混在した設定とした構成について]
ディスク情報記録領域は、先に図3を参照して説明したPIC(Permanent Information & Controle Data)領域の他にさらにデータ記録可能な領域(中間領域)を含んでいる。
具体的には、例えば図8の中段の(a2,a3)のディスク構成図に示すPICの外端位置(R=23.25)からユーザデータ記録領域の開始位置(R=24.00)までの区間である。
この区間を「中間領域」と呼ぶ。この中間領域にも様々なデータが記録可能である。
中間領域には、例えばPICに記録されるディスク情報と異なるディスク情報を記録することができる。
以下に説明する実施例は、先に図7、図8を参照して説明した実施例と同様、ユーザデータ記録領域の記録密度が高密度記録(33Gbyte/Layer)であっても低記録密度(25Gbyte/Layer)であっても、PIC領域は低記録密度(25Gbyte/Layer)とする。
しかし、ディスク情報記録領域11のPIC領域以外の記録領域である中間領域に、高記録密度(33Gbyte/Layer)型の記録領域を設定する。
すなわち、ディスク情報記録領域11を低記録密度(25Gbyte/Layer)と高記録密度(33Gbyte/Layer)の混在型とした例である。
図10、図11を参照してこの混在型の実施例について説明する。
図10は、本実施例に係るディスク(BD:Blu−ray(登録商標) Disc)の仕様を説明する図である。
図10に示すように、本実施例のBDは、先に説明した実施例(図7)と同様、図2を参照して説明したタイプ1(低記録密度型)とタイプ2(高記録密度型)の双方を含む設定であり、再生専用のBD−ROMである。
ディスク態様と記録容量、およびユーザデータ領域の記録密度の設定としては、図に示すように以下の各種類がある。
(b1)2層(DL:Double Layer)構成で、記録容量=約50Gbyte以下、ユーザデータの記録密度=25Gbyte/Layer(低記録密度)
(b2)2層(DL:Double Layer)構成で、記録容量=約66Gbyte以下、ユーザデータの記録密度=33Gbyte/Layer(高記録密度)
(b3)3層(TL:Triple Layer)構成で、記録容量=約100Gbyte以下、ユーザデータの記録密度=33Gbyte/Layer(高記録密度)
これらの各種の構成を持つディスクにおいて、ディスク情報(PIC)記録領域の記録構成と記録密度は統一する。すなわち、以下の設定とする。
ディスク情報記録領域(PICと中間領域)の記録方式=エンボスピット(Embossed pit)型、
ディスク情報記録領域(PICと中間領域)の記録密度=25Gbyte/Layer(低記録密度)と33Gbyte/Layer(高記録密度)の混在型、
上記のように統一した設定とする。
このディスクの具体的構成例について図11を参照して説明する。
図11には、先に図8を参照して説明したと同様、ディスクの各データ記録領域と、各領域の記録密度の設定を説明する図である。
上段にディスクの全体構成を示している。
中段に、図10の(b2),(b3)に示すディスク、すなわちユーザデータ領域の記録密度を高記録密度(33Gbyte/Layer)としたディスク(BD)10の半径方向の記録データ構成を示している。ディスク半径方向に示す数値22.51〜58.00は、ディスク内終端からの距離(mm)を示している。
最下段に、図10の(b1)に示すディスク、すなわちユーザデータ領域の記録密度を低記録密度(25Gbyte/Layer)としたディスク(BD)10の半径方向の記録データ構成を示している。
中段に示す(b2),(b3)の高記録密度(33Gbyte/Layer)ディスクにおいて、ユーザデータ記録領域12は、ディスクの内周端から24.00mm〜58.00mmの区間に設定され、この区間にユーザデータ(再生対象コンテンツ)が33Gbyte/Layerの記録密度で記録される。
先に図5を参照して説明したユーザデータ記録領域の構成と同様、低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのユーザデータ記録領域(R=24.00〜58.00)に記録されるデータ(25Gbyte)と同じ容量のデータは、高記録密度型(33Gbyte/Layer)のディスクのユーザデータ記録領域の一部(R=24.00〜51.88)に記録可能であり、残りのユーザデータ記録領域(R=51.88〜58.00)に新たな8Gbyteのデータが記録可能となる。
一方、ディスク情報記録領域11は、PIC領域と中間領域を構成要素とする。
ディスク情報記録領域11のPIC領域は、ディスクの内周端から22.51mm〜23.25mmの区間に設定され、この区間に、低記録密度(25Gbyte/Layer)でディスク情報(PIC情報)が記録される。
さらに、中間領域は、ディスクの内周端から23.25mm〜24.00mmの区間に設定され、この区間に、高記録密度(33Gbyte/Layer)でPIC領域に記録されたディスク情報以外の各種情報が記録される。
すなわち、ユーザデータ記録領域は高記録密度(33Gbyte/Layer)で記録し、ディスク情報記録領域のPIC領域は、低記録密度(25Gbyte/Layer)で記録する。
しかし、ディスク情報記録領域のPIC領域以外の中間領域は、高記録密度(33Gbyte/Layer)で様々な情報を記録する。
このような設定とすることで、中間領域に記録するデータ量を増加させることが可能となる。図に示す「0.02G」は、中間領域を25Gbyte/Layerから33Gbyte/Layerに変更することで新たに発生する記録データ量を示している。
下段に示す(b1)の低記録密度(25Gbyte/Layer)ディスクにおいて、ユーザデータ記録領域12は、ディスクの内周端から24.00mm〜58.00mmの区間に設定され、この区間にユーザデータ(再生対象コンテンツ)が25Gbyte/Layerの記録密度で記録される。
ディスク情報記録領域11のPIC領域は、ディスクの内周端から22.51mm〜23.25mmの区間に設定され、この区間に、低記録密度(25Gbyte/Layer)でディスク情報(PIC情報)が記録される。
さらに、ディスク情報記録領域11の中間領域は、ディスクの内周端から23.25mm〜24.00mmの区間に設定され、この区間に、低記録密度(25Gbyte/Layer)でディスク情報(PIC情報)が記録される。
この記録形態は、先に図4を参照して説明したタイプ1の低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスク構成と同じである。
ユーザデータ記録領域が低記録密度(25Gbyte/Layer)の設定である場合は、PIC,中間領域からなるディスク情報記録領域もすべて25Gbyte/Layerの低記録密度で記録する。
このように、図10、図11を参照して説明した構成では、ユーザデータ記録領域12が、高密度記録(33Gbyte/Layer)である場合、ディスク情報記録領域11のPIC領域は低記録密度(25Gbyte/Layer)で記録するが、PIC]領域以外のディスク情報記録領域である中間領域はユーザデータ記録領域と同様、高密度記録(33Gbyte/Layer)で情報記録を行う。
このような設定とすることで、中間領域に記録可能なデータ量を増加させることが可能となる。
なお、本実施例においても、PIC領域は低記録密度(25Gbyte/Layer)で統一されて記録されているので、例えば先に図9に示すフローチャートを参照して説明したように、PIC領域の読み取りによるディスク検査は、25Gbyte/Layerのデータ読み取りのみ実行可能なディスク検査装置において問題なく実施することができる。
[5.ディスク情報を適用した再生装置における処理例について]
先に、図3を参照して説明したようにディスク情報記録領域のPIC領域には様々なディスク情報が記録される。すなわち、以下のような情報である。
(1)ディスク情報ID(Disc Information identifier)
(2)ディスクタイプ情報(Disc type identifier)
(3)ディスクサイズ情報(Disc size/class.version)
(4)ディスク構成情報(Disc structure)
(5)ユーザデータ記録領域情報(Data zone allocation)
これらの情報は、ディスク製造時に、ディスクの検査の実行時に事前に読み取られ、検査項目や検査アルゴリズム等を決定するために利用される。
また、例えば再生装置において、ディスクのユーザデータ記録領域にコンテンツを再生する前に読み取り、再生制御のために利用することができる。
このPIC領域は、先に説明したように低記録密度(25Gbyte/Layer)で記録する。さらに、このPIC領域にユーザデータ記録領域のデータ記録密度情報を記録する。
すなわち、図12に示すような設定である。
図12は、ディスク情報記録領域に設定されるPIC領域の記録データ例を示している。
再下段のエントリに記録されたデータが、ユーザデータ領域記録密度情報(Data zone bit density)である。この記録領域に、例えば、以下のような記録情報を設定する。
Data zone bit density=33Gbyte/Layer
または、
Data zone bit density=25Gbyte/Layer
このいずれかのデータを記録する。
すなわち、ユーザデータ記録領域が高密度記録(33Gbyte/Layer)で記録されたデータであるか、低記録密度(25Gbyte/Layer)で記録されたデータであるかの識別情報を記録する。
再生装置は、このディスク情報を読み出して、再生処理制御を実行する。
例えば、再生装置が、再生装置に装着したディスクから、まず、ディスク情報を読み取り、装着したディスクのユーザデータ記録領域が高密度記録(33Gbyte/Layer)で記録されたデータであるか低記録密度(25Gbyte/Layer)で記録したデータであるかを判別する。
なお、低記録密度(25Gbyte/Layer)のデータ読み取りしかできない装置であっても、ディスク情報は低記録密度(25Gbyte/Layer)で記録されているので、このユーザデータ領域記録密度情報(Data zone bit density)を読み取ることが可能である。
また、高記録密度(33Gbyte/Layer)のデータ読み取りが可能な装置は、低記録密度(25Gbyte/Layer)のデータ読み取りも実行可能である。
従って、すべての再生装置が、ディスク情報記録領域のPIC領域に記録されたユーザデータ領域記録密度情報(Data zone bit density)を読み取ることが可能となる。
このディスク情報の読み取りによって、ユーザデータ記録領域が高密度記録(33Gbyte/Layer)で記録されたデータであることが確認された場合、各再生装置は以下のような再生制御を行うことが可能となる。
(a)再生装置が低記録密度(25Gbyte/Layer)データ専用の再生装置である場合、
この場合、ユーザデータ記録領域に記録された高密度記録(33Gbyte/Layer)のデータの再生は実行できないので、再生できないことをユーザに通知するメッセージを出力する。
(b)再生装置が高記録密度(33Gbyte/Layer)データ再生可能な再生装置である場合、
この場合、ユーザデータ記録領域に記録された高密度記録(33Gbyte/Layer)のデータの再生は実行可能であり、再生処理に移行する。
例えば、上記のような処理が可能となる。
このような制御を行うことにより、低記録密度(25Gbyte/Layer)専用の再生装置を利用しているユーザは、メッセージにより、再生できない理由を把握することが可能となり、プレーヤの故障を疑うといった誤解を防止できる。
上述したディスク情報を利用して再生装置が実行する再生制御シーケンスについて、図13に示すフローチャートを参照して説明する。
図13に示すフローは、再生装置のデータ処理部、例えばプログラム実行機能を有するCPU等を備えたデータ処理部が、メモリに格納された再生制御プログラムに従って実行する。
各処理ステップの処理について、順次、説明する。
(ステップS301)
まず、再生装置のデータ処理部は、装着したディスクのディスク情報記録領域に記録されたディスク情報を読み取る。
ディスク情報記録領域に記録されたディスク情報は、記録密度=25Gbyte/Layer(低記録密度)で記録され、低記録密度(25Gbyte/Layer)のデータ読み取りアルゴリズムに従ってデータ読み取りを行う。
(ステップS302)
次に、再生装置のデータ処理部は、読み取ったディスク情報の解析を行い、ユーザデータ記録領域(Data Zone)の記録密度情報を取得する。
すなわち、図12を参照して説明したPIC領域に記録されたユーザデータ領域記録密度情報(Data Zone bit density)を取得する。
(ステップS303)
次に、再生装置のデータ処理部は、読み取ったユーザデータ領域記録密度情報(Data Zone bit density)に基づいて、ユーザデータ記録領域のデータ記録密度が高記録密度(33Gbyte/Layer)であるか、低記録密度(25Gbyte/Layer)であるかを判定する。
低記録密度(25Gbyte/Layer)であることが確認された場合は、ステップS304に進む。
一方、高記録密度(33Gbyte/Layer)であることが確認された場合は、ステップS305に進む。
(ステップS304)
ステップS303において、ディスクのディスク情報記録領域から読み取った記録密度情報に基づいて、ユーザデータ記録領域のデータ記録密度が低記録密度(25Gbyte/Layer)であると判定した場合、ステップS304において、ユーザデータ記録領域の記録データを低記録密度(25Gbyte/Layer)対応のデータ再生アルゴリズムを実行して再生処理を行なう。
なお、低記録密度(25Gbyte/Layer)のデータ再生は、低記録密度データ専用の再生装置でも、高密度記録データの再生可能な装置のいずれでも再生可能である。従って、ユーザデータ記録領域のデータが低記録密度(25Gbyte/Layer)のデータである場合、すべての再生装置において再生が可能となる。
(ステップS305)
一方、ステップS303において、ディスクのディスク情報記録領域から読み取った記録密度情報に基づいて、ユーザデータ記録領域のデータ記録密度が高記録密度(33Gbyte/Layer)であると判定した場合、ステップS305において、自装置が、高記録密度(33Gbyte/Layer)データの再生が可能であるか否かを判定する。
自装置が、高記録密度(33Gbyte/Layer)データの再生が可能である場合は、ステップS305の判定はYesとなり、ステップS306に進む。
一方、自装置が、低記録密度(25Gbyte/Layer)データ専用の再生装置であり、高記録密度(33Gbyte/Layer)データの再生ができない装置である場合は、ステップS305の判定はNoとなり、ステップS307に進む。
(ステップS306)
ステップS305において、自装置が、高記録密度(33Gbyte/Layer)データの再生が可能であると判定した場合は、ステップS306に進み、ユーザデータ記録り領域に記録された高記録密度(33Gbyte/Layer)のデータを読み取り、再生処理を実行する。
(ステップS307)
一方、ステップS305において、自装置が、低記録密度(25Gbyte/Layer)データ専用の再生装置であり、高記録密度(33Gbyte/Layer)データの再生ができない装置である場合は、ステップS307に進み、データ再生不可を示すメッセージを例えば再生装置に接続されたディスプレイに出力する。
なお、この場合、ユーザデータ記録領域に記録されたデータが高密度記録(33Gbyte/Layer)であり、再生装置が高記録密度データに非対応であることを説明するメッセージとすることが好ましい。
このような処理を実行することで、低記録密度専用の再生装置であっても、再生不可の理由をユーザに把握させることが可能となり、再生装置の故障であるかのような誤解を発生させることのない対処が可能となる。
[6.記録再生処理を実行する装置のハードウェア構成例について]
次に、ディスクに対するデータ記録、あるいはディスクからのデータ再生を実行する情報処理装置のハードウェア構成例について説明する。
図14にデータ記録再生を実行する情報処理装置の一構成例を示す。
図14に示す情報処理装置の各構成要素は、上述した実施例に従った処理を実行するデータ処理部として機能する。
ディスク100は、図示しないターンテーブルに積載され、記録/再生動作時においてスピンドルモータ102によって一定線速度(CLV)で回転駆動される。
記録時には光学ピックアップ101によってトラックにメインデータが記録され、再生時には光学ピックアップによって記録されたユーザデータやアドレスの読出が行われる。
ピックアップ101は、レーザ光源となるレーザダイオードや、反射光を検出するためのフォトディテクタ、レーザ光の出力端となる対物レンズ、レーザ光を対物レンズを介してディスク記録面に照射し、またその反射光をフォトディテクタに導く光学系を有する。
ピックアップ101の対物レンズは二軸機構によってトラッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持される。
またピックアップ101全体はスレッド機構によりディスク半径方向に移動可能とされている。またピックアップ101におけるレーザダイオードはレーザドライバ113からのドライブ信号(ドライブ電流)によってレーザ発光駆動される。
ディスク100からの反射光情報はフォトディテクタによって検出され、受光光量に応じた電気信号とされてマトリクス回路104に供給される。
マトリクス回路104は、フォトディテクタとしての複数の受光素子からの出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な信号を生成する。
例えば再生データに相当する高周波信号(再生データ信号)、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号などを生成する。
マトリクス回路104から出力される再生データ信号はECC処理部105へ、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号はサーボ回路111へ、プッシュプル信号はウォブル回路108へ、それぞれ供給される。
リーダ/ライタ回路105は、再生データ信号に対して2値化処理、PLLによる再生クロック生成処理等を行い、ピックアップ101により読み出されたデータを再生して、変復調回路106に供給する。変復調回路106は、再生時のデコーダとしての機能部位と、記録時のエンコーダとしての機能部位を備える。
再生時にはデコード処理として、再生クロックに基づいく復調処理を行う。
またECC処理部107は、記録時にエラー訂正コードを付加するECCエンコード処理と、再生時にエラー訂正を行うECCデコード処理を行う。
再生時には、変復調回路106で復調されたデータを内部メモリに取り込んで、エラー検出/訂正処理及びデインターリーブ等の処理を行い、再生データを得る。
ECC処理部107で再生データにまでデコードされたデータは、システムコントローラ110の指示に基づいて、読み出され、AV(Audio−Visual)システム120に転送される。
またECC処理部107でデコードされたアドレスはシステムコントローラ110に供給され、アクセス処理等に用いられる。
ウォブル回路108は、書き込み可能なディスクに設定されたグルーブのウォブリング信号の処理回路である。マトリクス回路104から出力されるプッシュプル信号は、ウォブル回路108において復調され、アドレスに変換されてアドレスデコーダ109に供給される。
アドレスデコーダ109は、供給されるデータについてのデコードを行い、ウォブルアドレスとしてのアドレス値を得て、システムコントローラ110に供給する。
またアドレスデコーダ109はウォブル回路108から供給されるウォブル信号を用いたPLL処理でクロックを生成し、例えば記録時のエンコードクロックとして各部に供給する。
記録時には、AVシステム120から記録データが転送されてくるが、その記録データはECC処理部107におけるメモリに送られてバッファリングされる。
この場合ECC処理部107は、バファリングされた記録データのエンコード処理として、エラー訂正コード付加やインターリーブ、サブコード等の付加を行う。
またECCエンコードされたデータは、変復調回路106において変調が施され、リーダ/ライタ回路105に供給される。
記録時においてこれらのエンコード処理のための基準クロックとなるエンコードクロックは上述したようにウォブル信号から生成したクロックを用いる。
エンコード処理により生成された記録データは、リーダ/ライタ回路105で記録補償処理として、記録層の特性、レーザ光のスポット形状、記録線速度等に対する最適記録パワーの微調整やレーザドライブパルス波形の調整などが行われた後、レーザドライブパルスとしてレーザドライバ113に送られる。
レーザドライバ113では供給されたレーザドライブパルスをピックアップ1内のレーザダイオードに与え、レーザ発光駆動を行う。これによりディスク100に記録データに応じたマークが形成されることになる。
なお、レーザドライバ113は、いわゆるAPC回路(Auto Power Control)を備え、ピックアップ101内に設けられたレーザパワーのモニタ用ディテクタの出力によりレーザ出力パワーをモニタしながらレーザの出力が温度などによらず一定になるように制御する。記録時及び再生時のレーザ出力の目標値はシステムコントローラ110から与えられ、記録時及び再生時にはそれぞれレーザ出力レベルが、その目標値になるように制御する。
サーボ回路111は、マトリクス回路104からのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号から、フォーカス、トラッキング、スレッドの各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。即ちフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号に応じてフォーカスドライブ信号、トラッキングドライブ信号を生成し、ピックアップ101内の二軸機構のフォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動することになる。これによってピックアップ101、マトリクス回路104、サーボ回路111、二軸機構によるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボループが形成される。
またサーボ回路111は、システムコントローラ110からのトラックジャンプ指令に応じて、トラッキングサーボループをオフとし、ジャンプドライブ信号を出力することで、トラックジャンプ動作を実行させる。
またサーボ回路111は、トラッキングエラー信号の低域成分として得られるスレッドエラー信号や、システムコントローラ110からのアクセス実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号を生成し、ピックアップ101保持部を駆動することで、ピックアップ101の移動を行う。
スピンドルサーボ回路112はスピンドルモータ2の制御を行う。スピンドルサーボ回路112は、例えばウォブル信号に対する処理で生成されるクロックを、現在のスピンドルモータ102の回転速度情報として得、これを所定の基準速度と比較することで、スピンドルエラー信号を生成する。
またデータ再生時においては、リーダ/ライタ回路105内のPLLによって生成される再生クロック(デコード処理の基準となるクロック)が、現在のスピンドルモータ102の回転速度情報となるため、これを所定の基準速度情報と比較することでスピンドルエラー信号を生成することもできる。
そしてスピンドルサーボ回路112は、スピンドルエラー信号に応じて生成したスピンドルドライブ信号を出力し、スピンドルモータ102の回転を実行させる。またスピンドルサーボ回路112は、システムコントローラ110からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモータ102の起動、停止、加速、減速などの動作も実行させる。
以上のようなサーボ系及び記録再生系の各種動作はマイクロコンピュータによって形成されたシステムコントローラ110により制御される。
システムコントローラ110は、AVシステム120からのコマンドに応じて各種処理を実行する。
例えばAVシステム120から書込命令(ライトコマンド)が出されると、システムコントローラ110は、まず書き込むべきアドレスにピックアップ101を移動させる。そしてECC処理部107、変復調回路106により、AVシステム120から転送されてきたデータ(例えばMPEG2などの各種方式のビデオデータや、オーディオデータ等)について上述したようにエンコード処理を実行させる。そして上記のようにリーダ/ライタ回路105からのレーザドライブパルスがレーザドライバ113に供給されることで、記録が実行される。
また例えばAVシステム120から、ディスク100の記録データ(MPEG2ビデオデータ等)の転送を求めるリードコマンドが供給された場合は、まず指示されたアドレスを目的としてシーク動作制御を行う。すなわちサーボ回路111に指令を出し、シークコマンドにより指定されたアドレスをターゲットとするピックアップ101のアクセス動作を実行させる。
その後、その指示されたデータ区間のデータをAVシステム120に転送するために必要な動作制御を行う。即ちディスク100からのデータ読出を行い、リーダ/ライタ回路105、変復調回路106、ECC処理部107におけるデコード/バファリング等を実行させ、要求されたデータを転送する。
なお、これらのデータ記録再生時には、システムコントローラ110は、ウォブル回路108およびアドレスデコーダ109によって検出されるウォブルアドレスや、ECC処理部107で得られるデータ内アドレスを用いてアクセスや記録再生動作の制御を行う。
ここで、ECC処理部107は、記録時にはデータ内アドレスの記録のため、ECCエンコードを実行してエラー訂正コードを含むアドレス生成を行う。ECCエンコードされたデータが変復調回路106に供給され、変調される。さらに、RW回路105,レーザドライバ113による変調信号に基づいたレーザ発光駆動が行われ、データ記録が行われる。
また再生時には、ECC処理部107は、エラー訂正コードによるエラー訂正を伴う再生用アドレスの生成を行う。
ディスク100から読み出された情報は、上記のようにマトリクス回路104、RW回路105、変復調回路106によって復調される。
なお、この図14の構成例は、AVシステム120に接続されるディスクドライブ装置としたが、実施の形態のディスクドライブ装置は例えばパーソナルコンピュータ等と一体化あるいは接続した構成としてもよい。さらには他の機器に接続されない形態もあり得る。その場合は、操作部や表示部が設けられ、データ入出力インタフェース等の構成は、図14とは異なるものとなる。つまり、ユーザの操作に応じて記録や再生が行われるとともに、各種データの入出力のための端子部が形成されればよい。
もちろん構成例としては他にも多様に考えられ、例えば記録専用装置、再生専用装置としての例も考えられる。
[7.マスタリング装置の構成例について]
続いて、データ記録装置の実施の形態となるマスタリング装置の構成例について説明する。
ディスクの製造プロセスは、大別すると、いわゆる原盤工程(マスタリングプロセス)と、ディスク化工程(レプリケーションプロセス)に分けられる。原盤工程はディスク化工程で用いる金属原盤(スタンパ)を完成するまでのプロセスであり、ディスク化工程はスタンパを用いて、その複製である光ディスクを大量生産するプロセスである。
具体的には、原盤工程は、研磨した硝子基板にフォトレジストを塗布し、この感光膜にレーザビームによる露光によってピットやグルーブを形成する、いわゆるカッティングを行なう。カッティングが終了すると、現像等の所定の処理を行なった後、例えば電鋳によって金属表面上への情報の転送を行ない、ディスクの複製を行なう際に必要なスタンパを作成する。
次に、このスタンパを用いて例えばインジェクション法等によって、樹脂基板上に情報を転写し、その上に反射膜を生成した後、必要なディスク形態に加工する等の処理を行なって、最終製品ディスクを製造する。
マスタリング装置は、例えば図15に示すように、情報出力部171,アドレス生成部172、切換部173、カッティング部174、コントローラ170を備える。
図15に示す装置の各構成要素は、上述した実施例に従ったディスク製造において各種の処理を実行するデータ処理部として機能する。
情報出力部171は、プリマスタリング工程で用意されたプリレコーデッド情報をて出力する。アドレス生成部172は、絶対アドレスとしての値を順次出力する。
カッティング部174は、無機レジスト等が塗布された硝子基板151にレーザビームを照射してカッティングを行なう光学部(182,183,184)を備える。また硝子基板151を回転駆動及びスライド移送する基板制御部185を備える。また入力データを記録データに変換して光学部に供給する信号処理部181と、基板制御部185の位置から、カッティング位置を判別できるようにしたセンサ186を有する。
上記光学部としては、レーザ182と、このレーザ182からの出射光を記録データに基づいて変調する変調部183と、変調部183からの変調ビームを集光して硝子基板151のフォトレジスト面に照射するカッティングヘッド部184が設けられている。
また、基板制御部185は、硝子基板151を回転駆動する回転モータと、回転モータの回転速度を検出する検出部(FG)と、硝子基板151をその半径方向にスライドさせるためのスライドモータと、回転モータ、スライドモータの回転速度や、カッティングヘッド部184のトラッキング等を制御するサーボコントローラなどによって構成される。
信号処理部181は、例えば切換部173を介して供給されるプリレコーデッド情報やアドレス情報に対して、例えばエラー訂正符号等を付加して入力データを形成するフォーマティング処理や、フォーマティング処理データに所定の演算処理を施して変調信号を形成する変調信号生成処理を行う。
そして変調信号に基づいて変調部183の光変調器及び光偏向器を駆動する駆動処理も行う。
カッティング部174では、カッティングの際、基板制御部185が硝子基板151を一定線速度で回転駆動するとともに、硝子基板151を回転させたまま、所定のトラックピッチでらせん状のトラックが形成されていくようにスライドさせる。
同時に、レーザ182からの出射光は変調部183を介して、信号処理部181からの変調信号に基づく変調ビームとされてカッティングヘッド部184から硝子基板151のフォトレジスト面に照射されていき、その結果、フォトレジストがデータやグルーブに基づいて感光される。
コントローラ170は、このようなカッティング部174のカッティング時の動作を実行制御するとともに、センサ186からの信号を監視しながら情報出力部171、アドレス生成部172、切換部173を制御する。
コントローラ170は、カッティング開始時には、カッティング部174に対してカッティングヘッド部184が最内周側からレーザ照射を開始するように、基板回転制御部185のスライド位置を初期位置とさせる。そして硝子基板151の回転駆動とスライド移送を開始させる。この状態で、プリレコーデッド情報発生部171からプリレコーデッド情報を出力させ、切換部173を介して信号処理部181に供給させる。また、レーザ182からのレーザ出力を開始させ、変調部183は信号処理部181からの変調信号、即ちプリレコーデッド情報のFMコード変調信号に基づいてレーザ光を変調させ、硝子基板151へのグルーブカッティングを実行させる。これにより、ディスク情報記録領域にディスク情報データのカッティングが行われていく。
その後、コントローラ170はセンサ186の信号から、カッティング動作がディスク情報記録領域の終了位置まで進んだことを検出したら、切換部173をアドレス生成部172側に切り換えると共に、アドレス生成部172からアドレス値を順次発生させるように指示する。
これによりアドレス生成部172からアドレス情報が切換部173を介して信号処理部181に供給される。そして、レーザ182からのレーザ光は変調部183において信号処理部181からの変調信号、すなわちアドレス情報の変調信号に基づいて変調され、その変調レーザ光により硝子基板151へのカッティングが実行される。これにより、ユーザデータ記録領域に、所定のコンテンツデータのカッティングが行われていく。
コントローラ170はセンサ186の信号から、当該カッティング動作がリードアウトゾーンの終端に達したことを検出したら、カッティング動作を終了させる。
その後、現像、電鋳等を行ないスタンパが生成され、スタンパを用いて上述のディスクが生産される。
なお、記録可能タイプのディスクのマスタリング装置は、アドレスに適用可能なウォブリンググルーブを形成するが、再生専用タイプのディスクを製造するマスタリング装置は、ウォブリンググルーブではなく、ピット列の露光を行う。その場合、アドレス情報及びユーザデータがエンコードされ、エンコードデータに応じてレーザ182からのレーザ光が変調されることになる。
そのようなマスタリング装置の場合は、図15の情報出力部171に代えてユーザデータ出力部を設ける。そしてユーザデータ及びアドレス生成部172からのアドレス情報について、信号処理部181でECCエンコードを行う。これにより再生専用ディスク製造のための原盤のピット列露光が行われる。その後、現像、スタンパ製造、基板作成、記録層やカバー層等の層形成が行われ、ディスクが製造される。
[8.データ記録再生装置、およびディスク検査装置の構成例について]
ディスクに対するデータ記録やディスクからのデータ再生処理は、ディスクドライブを備えたPC等の装置においても実行できる。
また、ディスク検査処理を実行するディスク検査装置もディスクドライブを備えたPC等の装置が利用可能である。
図16を参照して、記録再生処理やディスク検査処理を行うPC等の情報処理装置のハードウェア構成例について説明する。
CPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202、または記憶部208に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行するデータ処理部として機能する。例えば、先に説明した実施例におけるフローに従った処理等を実行する。
RAM(Random Access Memory)203には、CPU201が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU201、ROM202、およびRAM203は、バス204により相互に接続されている。
CPU201はバス204を介して入出力インタフェース205に接続され、入出力インタフェース205には、各種スイッチ、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部206、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部207が接続されている。CPU201は、入力部206から入力される指令に対応して各種の処理を実行し、処理結果を例えば出力部207に出力する。
入出力インタフェース205に接続されている記憶部208は、例えばハードディスク等からなり、CPU201が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部209は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
入出力インタフェース205に接続されているドライブ210は、データ記録または再生対象、または検査対象となる光ディスクであるリムーバブルメディア211を駆動し、データの記録、再生を実行する。この記録再生処理や検査処理はデータ処理部として機能するCPU201によって実行される記録再生プログラムに従って行われる。
[9.本開示の構成のまとめ]
以上、特定の実施例を参照しながら、本開示の実施例について詳解してきた。しかしながら、本開示の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本開示の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、本明細書において開示した技術は、以下のような構成をとることができる。
(1) ディスクに記録されたディスク情報を読み取り、ディスク情報に基づくディスク検査を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記ディスクのユーザデータ領域に記録されたデータの記録密度に依存することなく一律のデータ記録密度対応のデータ読み取りアルゴリズムに従って前記ディスク情報を読み取るディスク検査装置。
(2)前記ディスクは、ユーザデータ記録領域の記録密度が低記録密度のタイプ1型ディスクと、ユーザデータ記録領域の記録密度が高記録密度のタイプ2型ディスクのいずれかであり、前記タイプ1型ディスクと前記タイプ2型ディスクのいずれもディスク情報記録領域には低記録密度のディスク情報が記録された構成であり、前記データ処理部は、前記タイプ1型ディスクと前記タイプ2型ディスクのいずれに対しても、一律の低記録密度対応のデータ読み取りアルゴリズムに従って前記ディスク情報を読み取る前記(1)に記載のディスク検査装置。
(3)前記タイプ1型ディスクは、ユーザデータ記録領域の記録密度が約25Gbyte/Layerであり、前記タイプ2型ディスクは、ユーザデータ記録領域の記録密度が約33Gbyte/Layerである前記(2)に記載のディスク検査装置。
(4) ユーザデータ記録領域と、ディスク情報記録領域を有するディスク型の情報記録媒体であり、
前記ディスク情報記録領域には、前記ユーザデータ記録領域の記録密度より低い記録密度のディスク情報が記録された構成を有する情報記録媒体。
(5)前記ユーザデータ記録領域の記録密度は、約33Gbyte/Layerであり、前記ディスク情報記録領域には、約25Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報を記録した構成を有する前記(4)に記載の情報記録媒体。
(6)前記ユーザデータ記録領域の記録密度は、約33Gbyte/Layerであり、前記ディスク情報記録領域には、約25Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報と、約33Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報とを混在して記録した構成を有する前記(4)に記載の情報記録媒体。
(7)前記ディスク情報記録領域には、ユーザデータ記録領域の記録密度情報が記録され、ディスク再生装置において、ユーザデータ記録領域の記録密度に従った再生制御を可能とした前記(4)〜(6)いずれかに記載の情報記録媒体。
(8)ディスク製造処理を実行する情報記録媒体製造装置であり、
ユーザデータ記録領域と、ディスク情報記録領域を設定したディスクの製造処理において、
前記ディスク情報記録領域に、前記ユーザデータ記録領域の記録密度より低い記録密度のディスク情報を記録したディスクを製造する情報記録媒体製造装置。
(9)前記ユーザデータ記録領域の記録密度は、約33Gbyte/Layerであり、前記ディスク情報記録領域には、約25Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報を記録したディスクを製造する前記(8)に記載の情報記録媒体製造装置。
(10)前記ユーザデータ記録領域の記録密度は、約33Gbyte/Layerであり、前記ディスク情報記録領域には、約25Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報と、約33Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報とを混在して記録したディスクを製造する前記(8)に記載の情報記録媒体製造装置。
(11)前記情報記録媒体製造装置は、前記ディスク情報記録領域に、ユーザデータ記録領域の記録密度情報を記録し、ディスク再生装置において、ユーザデータ記録領域の記録密度に従った再生制御を可能としたたディスクを製造する前記(8)〜(10)いずれかに記載の情報記録媒体製造装置。
(12)ディスクからのデータ再生を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
再生対象コンテンツの記録領域であるユーザデータ記録領域の記録密度より低い低記録密度で記録されたディスク情報を読み取り、
前記ディスク情報からユーザデータ記録密度情報を取得して、取得したユーザデータ記録密度情報に従った再生制御を実行する再生装置。
(13)前記データ処理部は、前記ユーザデータ記録密度情報に従って前記ユーザデータ記録領域が低記録密度であることを確認した場合は、前記ユーザデータ記録領域の記録データの再生処理を実行し、前記ユーザデータ記録密度情報に従って前記ユーザデータ記録領域が高記録密度であることを確認した場合は、さらに自装置が高記録密度データを再生可であるか再生不可であるかを判定し、判定結果に応じて前記ユーザデータ記録領域の記録データの再生実行または再生中止のいずれかの処理を行なう前記(12)に記載の再生装置。
(14)前記データ処理部は、前記ユーザデータ記録密度情報に従って、前記ユーザデータ記録領域が高記録密度であることを確認した場合において、自装置が高記録密度データを再生可であると判定した場合は、前記ユーザデータ記録領域の高記録密度データの再生を実行し、自装置が高記録密度データを再生不可であると判定した場合は、前記ユーザデータ記録領域の高記録密度データの再生を中止し、再生不可であることを示すメッセージを出力する前記(12)または(13)に記載の再生装置。
(15) ディスク検査装置において実行する情報処理方法であり、
データ処理部が、ディスクに記録されたディスク情報を読み取り、ディスク情報に基づくディスク検査を実行するデータ処理ステップを実行し、
前記データ処理ステップにおいて、
前記ディスクのユーザデータ領域に記録されたデータの記録密度に依存することなく一律のデータ記録密度対応のデータ読み取りアルゴリズムに従って前記ディスク情報を読み取るステップを実行する情報処理方法。
(16) ディスクからのデータ再生を実行する再生装置において実行する情報処理方法であり、
データ処理部が、再生対象コンテンツの記録領域であるユーザデータ記録領域の記録密度より低い低記録密度で記録されたディスク情報を読み取り、
前記ディスク情報からユーザデータ記録密度情報を取得して、取得したユーザデータ記録密度情報に従った再生制御を実行する情報処理方法。
(17) ディスク検査装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
データ処理部に、ディスクに記録されたディスク情報を読み取り、ディスク情報に基づくディスク検査を実行するデータ処理ステップを実行させ、
前記データ処理ステップにおいて、
前記ディスクのユーザデータ領域に記録されたデータの記録密度に依存することなく一律のデータ記録密度対応のデータ読み取りアルゴリズムに従って前記ディスク情報を読み取るステップを実行させるプログラム。
(18) ディスクからのデータ再生を実行する再生装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
データ処理部に、再生対象コンテンツの記録領域であるユーザデータ記録領域の記録密度より低い低記録密度で記録されたディスク情報を読み取るステップと、
前記ディスク情報からユーザデータ記録密度情報を取得して、取得したユーザデータ記録密度情報に従った再生制御を実行するステップを実行させるプログラム。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本開示の一実施例の構成によれば、ユーザデータ領域のデータ記録密度の差異に関わらず同一のデータ読み取りアルゴリズムに従ったディスク情報読み取りを可能とする。
具体的には、例えば、ディスク情報記録領域のデータ記録密度をユーザデータ領域の記録密度に関わらず一律の低記録密度に設定とする。ディスク情報記録領域にはディスク検査処理に必要となる情報が記録される。ユーザデータ記録領域には、高記録密度(33Gbyte/Layer)または低記録密度(25G/L)のデータが記録されるが、ディスク情報記録領域には低記録密度(25G/L)のディスク情報を記録する。低記録密度(25G/L)の記録データのみ読み取り可能なディスク検査装置でも、33G/Lのユーザデータ記録ディスクのディスク検査が実行できる。
このように、ユーザデータ領域のデータ記録密度の差異に関わらず同一のデータ読み取りアルゴリズムに従ったディスク情報読み取りが可能となり、例えばディスク検査装置の汎用性が高まる。
10 ブルーレイディスク(BD)
11 ディスク情報記録領域
12 ユーザデータ記録領域
100 ディスク
101 光学ピックアップ
102 スピンドルモータ
104 マトリクス回路
105 リーダ/ライタ回路
106 変復調回路
107 ECC処理部
108 ウォブル回路
109 アドレスデコーダ
110 システムコントローラ
111 サーボ回路
112 スピンドルサーボ回路
113 レーザドライバ
120 AVシステム
151 硝子基板
170 コントローラ
171 情報出力部
172 アドレス生成部
173 切換部
174 カッティング部
181 信号処理部
182 レーザ
183 変調部
184 カッティングヘッド部
185 基板制御部
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 バス
205 入出力インタフェース
206 入力部
207 出力部
208 記憶部
209 通信部
210 ドライブ
211 リムーバブルメディア
まず、図4を参照して、低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのデータ記録構成について説明する。
上部にディスクの全体構成を示している。
下部に、低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスク(BD)10の半径方向のデータ記録構成を示している。ディスク半径方向に示す数値22.51〜58.00は、ディスク半径(mm)を示している。
ユーザデータ記録領域11は、ディスク半径24.00mm〜58.00mmの区間に設定され、この区間にユーザデータ(再生対象コンテンツ)が25Gbyte/Layerの記録密度で記録される。
PICを構成要素とするディスク情報記録領域11は、ディスク半径22.51mm〜24.00mmの区間に設定される。PIC領域は、その一部領域、すなわち、ディスク半径22.51mm〜23.25mmの区間に設定され、この区間に先に図3を参照して説明したディスク情報(PIC情報)が25Gbyte/Layerの記録密度で記録される。
次に、図5を参照して、高記録密度型(33Gbyte/Layer)のディスクのデータ記録構成について説明する。
上部にディスクの全体構成を示している。
中段部に、高記録密度型(33Gbyte/Layer)のディスク(BD)10の半径方向のデータ記録構成を示している。ディスク半径方向に示す数値22.51〜58.00は、ディスク半径(mm)を示している。
図5には、さらに、図4を参照して説明した低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのデータ記録構成を参考データとして最下段に示している。
ユーザデータ記録領域11は、ディスク半径24.00mm〜58.00mmの区間に設定され、この区間にユーザデータ(再生対象コンテンツ)が25Gbyte/Layerの記録密度で記録される。
これは、図4を参照して説明した低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのデータ記録構成と同様である。
ただし、記録密度が高くなるため、記録可能なデータ量は増加する。
図に示す半径方向の区間R=51.88〜58.00は、記録密度の差異によって新たに記録可能となるデータの記録領域を示している。
一方、PICを構成要素とする現行のBD−ROMと同じディスク情報を用いた場合には、図5(2)タイプ2−Xに示すようにディスク情報記録領域11は、ディスク半径22.54mm〜24.00mmの区間に設定可能となる。すなわち、参考情報(1)として示す低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのディスク情報記録領域(R=22.51〜24.00)より狭い領域にディスク情報が記録される事になる。
これはPICに記録するデータ量が25Gbyte/Layer密度の設定におけるデータ量と同一であり記録密度が高まるため、記録領域が減少するためである。
なお、図5(2’)タイプ2に示すのは、高記録密度型R/REディスクの構成例である。この高記録密度型R/REディスクの情報記録領域11は、現行のBD−ROMとは異なるディスク情報フォーマットを用いて、ディスク半径22.51mm〜24.00mmの区間に設定可能となっている。すなわち、参考情報(1)として示す低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのディスク情報記録領域と同じ領域にディスク情報を記録した設定である。
このディスクの具体的構成例について図8を参照して説明する。
図8には、先に図4、図5を参照して説明したと同様、ディスクの各データ記録領域と、各領域の記録密度の設定を説明する図である。
上段にディスクの全体構成を示している。
中段に、図7の(a2),(a3)に示すディスク、すなわちユーザデータ領域の記録密度を高記録密度(33Gbyte/Layer)としたディスク(BD)10の半径方向の記録データ構成を示している。ディスク半径方向に示す数値22.51〜58.00は、ディスク半径(mm)を示している。
最下段に、図7の(a1)に示すディスク、すなわちユーザデータ領域の記録密度を低記録密度(25Gbyte/Layer)としたディスク(BD)10の半径方向の記録データ構成を示している。
中段に示す(a2),(a3)の高記録密度(33Gbyte/Layer)ディスクにおいて、ユーザデータ記録領域12は、ディスク半径24.00mm〜58.00mmの区間に設定され、この区間にユーザデータ(再生対象コンテンツ)が33Gbyte/Layerの記録密度で記録される。
先に図5を参照して説明したユーザデータ記録領域の構成と同様、低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのユーザデータ記録領域(R=24.00〜58.00)に記録されるデータ(25Gbyte)と同じ容量のデータは、高記録密度型(33Gbyte/Layer)のディスクのユーザデータ記録領域の一部(R=24.00〜51.88)に記録可能であり、残りのユーザデータ記録領域(R=51.88〜58.00)に新たな8Gbyteのデータが記録可能となる。
一方、PIC領域を構成要素とするディスク情報記録領域11は、ディスク半径22.51mm〜23.25mmの区間に設定され、この区間に、低記録密度(25Gbyte/Layer)でディスク情報(PIC情報)を記録する。
すなわち、ユーザデータ記録領域は高記録密度(33Gbyte/Layer)で記録されるがディスク情報記録領域(PIC)は、低記録密度(25Gbyte/Layer)で記録する。
また、下段に示す(a1)の低記録密度(25Gbyte/Layer)ディスクにおいて、ユーザデータ記録領域12は、ディスク半径24.00mm〜58.00mmの区間に設定され、この区間にユーザデータ(再生対象コンテンツ)を25Gbyte/Layerの記録密度で記録する。
PICを構成要素とするディスク情報記録領域11は、ディスク半径22.51mm〜23.25mmの区間に設定され、この区間に、低記録密度(25Gbyte/Layer)でディスク情報(PIC情報)を記録する。
この記録形態は、先に図4を参照して説明したタイプ1の低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスク構成と同様の構成である。
このディスクの具体的構成例について図11を参照して説明する。
図11には、先に図8を参照して説明したと同様、ディスクの各データ記録領域と、各領域の記録密度の設定を説明する図である。
上段にディスクの全体構成を示している。
中段に、図10の(b2),(b3)に示すディスク、すなわちユーザデータ領域の記録密度を高記録密度(33Gbyte/Layer)としたディスク(BD)10の半径方向の記録データ構成を示している。ディスク半径方向に示す数値22.51〜58.00は、ディスク半径(mm)を示している。
最下段に、図10の(b1)に示すディスク、すなわちユーザデータ領域の記録密度を低記録密度(25Gbyte/Layer)としたディスク(BD)10の半径方向の記録データ構成を示している。
中段に示す(b2),(b3)の高記録密度(33Gbyte/Layer)ディスクにおいて、ユーザデータ記録領域12は、ディスク半径24.00mm〜58.00mmの区間に設定され、この区間にユーザデータ(再生対象コンテンツ)が33Gbyte/Layerの記録密度で記録される。
先に図5を参照して説明したユーザデータ記録領域の構成と同様、低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスクのユーザデータ記録領域(R=24.00〜58.00)に記録されるデータ(25Gbyte)と同じ容量のデータは、高記録密度型(33Gbyte/Layer)のディスクのユーザデータ記録領域の一部(R=24.00〜51.88)に記録可能であり、残りのユーザデータ記録領域(R=51.88〜58.00)に新たな8Gbyteのデータが記録可能となる。
一方、ディスク情報記録領域11は、PIC領域と中間領域を構成要素とする。
ディスク情報記録領域11のPIC領域は、ディスク半径22.51mm〜23.25mmの区間に設定され、この区間に、低記録密度(25Gbyte/Layer)でディスク情報(PIC情報)が記録される。
さらに、中間領域は、ディスク半径23.25mm〜24.00mmの区間に設定され、この区間に、高記録密度(33Gbyte/Layer)でPIC領域に記録されたディスク情報以外の各種情報が記録される。
下段に示す(b1)の低記録密度(25Gbyte/Layer)ディスクにおいて、ユーザデータ記録領域12は、ディスク半径24.00mm〜58.00mmの区間に設定され、この区間にユーザデータ(再生対象コンテンツ)が25Gbyte/Layerの記録密度で記録される。
ディスク情報記録領域11のPIC領域は、ディスク半径22.51mm〜23.25mmの区間に設定され、この区間に、低記録密度(25Gbyte/Layer)でディスク情報(PIC情報)が記録される。
さらに、ディスク情報記録領域11の中間領域は、ディスク半径23.25mm〜24.00mmの区間に設定され、この区間に、低記録密度(25Gbyte/Layer)でディスク情報(PIC情報)が記録される。
この記録形態は、先に図4を参照して説明したタイプ1の低記録密度型(25Gbyte/Layer)のディスク構成と同じである。
ユーザデータ記録領域が低記録密度(25Gbyte/Layer)の設定である場合は、PIC,中間領域からなるディスク情報記録領域もすべて25Gbyte/Layerの低記録密度で記録する。

Claims (18)

  1. ディスクに記録されたディスク情報を読み取り、ディスク情報に基づくディスク検査を実行するデータ処理部を有し、
    前記データ処理部は、
    前記ディスクのユーザデータ領域に記録されたデータの記録密度に依存することなく一律のデータ記録密度対応のデータ読み取りアルゴリズムに従って前記ディスク情報を読み取るディスク検査装置。
  2. 前記ディスクは、ユーザデータ記録領域の記録密度が低記録密度のタイプ1型ディスクと、ユーザデータ記録領域の記録密度が高記録密度のタイプ2型ディスクのいずれかであり、前記タイプ1型ディスクと前記タイプ2型ディスクのいずれもディスク情報記録領域には低記録密度のディスク情報が記録された構成であり、
    前記データ処理部は、前記タイプ1型ディスクと前記タイプ2型ディスクのいずれに対しても、一律の低記録密度対応のデータ読み取りアルゴリズムに従って前記ディスク情報を読み取る請求項1に記載のディスク検査装置。
  3. 前記タイプ1型ディスクは、ユーザデータ記録領域の記録密度が約25Gbyte/Layerであり、
    前記タイプ2型ディスクは、ユーザデータ記録領域の記録密度が約33Gbyte/Layerである請求項2に記載のディスク検査装置。
  4. ユーザデータ記録領域と、ディスク情報記録領域を有するディスク型の情報記録媒体であり、
    前記ディスク情報記録領域には、前記ユーザデータ記録領域の記録密度より低い記録密度のディスク情報が記録された構成を有する情報記録媒体。
  5. 前記ユーザデータ記録領域の記録密度は、約33Gbyte/Layerであり、
    前記ディスク情報記録領域には、約25Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報を記録した構成を有する請求項4に記載の情報記録媒体。
  6. 前記ユーザデータ記録領域の記録密度は、約33Gbyte/Layerであり、
    前記ディスク情報記録領域には、約25Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報と、約33Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報とを混在して記録した構成を有する請求項4に記載の情報記録媒体。
  7. 前記ディスク情報記録領域には、ユーザデータ記録領域の記録密度情報が記録され、
    ディスク再生装置において、ユーザデータ記録領域の記録密度に従った再生制御を可能とした請求項4に記載の情報記録媒体。
  8. ディスク製造処理を実行する情報記録媒体製造装置であり、
    ユーザデータ記録領域と、ディスク情報記録領域を設定したディスクの製造処理において、
    前記ディスク情報記録領域に、前記ユーザデータ記録領域の記録密度より低い記録密度のディスク情報を記録したディスクを製造する情報記録媒体製造装置。
  9. 前記ユーザデータ記録領域の記録密度は、約33Gbyte/Layerであり、
    前記ディスク情報記録領域には、約25Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報を記録したディスクを製造する請求項8に記載の情報記録媒体製造装置。
  10. 前記ユーザデータ記録領域の記録密度は、約33Gbyte/Layerであり、
    前記ディスク情報記録領域には、約25Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報と、約33Gbyte/Layerの記録密度のディスク情報とを混在して記録したディスクを製造する請求項8に記載の情報記録媒体製造装置。
  11. 前記情報記録媒体製造装置は、
    前記ディスク情報記録領域に、ユーザデータ記録領域の記録密度情報を記録し、
    ディスク再生装置において、ユーザデータ記録領域の記録密度に従った再生制御を可能としたたディスクを製造する請求項8に記載の情報記録媒体製造装置。
  12. ディスクからのデータ再生を実行するデータ処理部を有し、
    前記データ処理部は、
    再生対象コンテンツの記録領域であるユーザデータ記録領域の記録密度より低い低記録密度で記録されたディスク情報を読み取り、
    前記ディスク情報からユーザデータ記録密度情報を取得して、取得したユーザデータ記録密度情報に従った再生制御を実行する再生装置。
  13. 前記データ処理部は、
    前記ユーザデータ記録密度情報に従って前記ユーザデータ記録領域が低記録密度であることを確認した場合は、前記ユーザデータ記録領域の記録データの再生処理を実行し、
    前記ユーザデータ記録密度情報に従って前記ユーザデータ記録領域が高記録密度であることを確認した場合は、さらに自装置が高記録密度データを再生可であるか再生不可であるかを判定し、判定結果に応じて前記ユーザデータ記録領域の記録データの再生実行または再生中止のいずれかの処理を行なう請求項12に記載の再生装置。
  14. 前記データ処理部は、
    前記ユーザデータ記録密度情報に従って、前記ユーザデータ記録領域が高記録密度であることを確認した場合において、
    自装置が高記録密度データを再生可であると判定した場合は、前記ユーザデータ記録領域の高記録密度データの再生を実行し、
    自装置が高記録密度データを再生不可であると判定した場合は、前記ユーザデータ記録領域の高記録密度データの再生を中止し、再生不可であることを示すメッセージを出力する請求項13に記載の再生装置。
  15. ディスク検査装置において実行する情報処理方法であり、
    データ処理部が、ディスクに記録されたディスク情報を読み取り、ディスク情報に基づくディスク検査を実行するデータ処理ステップを実行し、
    前記データ処理ステップにおいて、
    前記ディスクのユーザデータ領域に記録されたデータの記録密度に依存することなく一律のデータ記録密度対応のデータ読み取りアルゴリズムに従って前記ディスク情報を読み取るステップを実行する情報処理方法。
  16. ディスクからのデータ再生を実行する再生装置において実行する情報処理方法であり、
    データ処理部が、再生対象コンテンツの記録領域であるユーザデータ記録領域の記録密度より低い低記録密度で記録されたディスク情報を読み取り、
    前記ディスク情報からユーザデータ記録密度情報を取得して、取得したユーザデータ記録密度情報に従った再生制御を実行する情報処理方法。
  17. ディスク検査装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
    データ処理部に、ディスクに記録されたディスク情報を読み取り、ディスク情報に基づくディスク検査を実行するデータ処理ステップを実行させ、
    前記データ処理ステップにおいて、
    前記ディスクのユーザデータ領域に記録されたデータの記録密度に依存することなく一律のデータ記録密度対応のデータ読み取りアルゴリズムに従って前記ディスク情報を読み取るステップを実行させるプログラム。
  18. ディスクからのデータ再生を実行する再生装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
    データ処理部に、再生対象コンテンツの記録領域であるユーザデータ記録領域の記録密度より低い低記録密度で記録されたディスク情報を読み取るステップと、
    前記ディスク情報からユーザデータ記録密度情報を取得して、取得したユーザデータ記録密度情報に従った再生制御を実行するステップを実行させるプログラム。
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