JP2015075679A - 光トランシーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を削減して低コスト化を図ることができ、しかも、各光学部品間を容易に高精度に取り付けできる光トランシーバを提供する。
【解決手段】相手側フェルールが挿入されるフェルール挿入孔21を有するスリーブ2と、相手側フェルールとの間で光伝送する光素子31を有する光トランシーバ本体3と、光素子31の光経路側を覆うように光トランシーバ本体3に取り付けられるシールドカバー4と、相手側フェルールと光トランシーバ本体3間の光経路上に配置されるレンズ5とを備え、スリーブ2内部のフェルール挿入孔21にレンズ5を直接固定し、スリーブ2にシールドカバー4へのカバー用取付部23を設け、シールドカバー4に光トランシーバ本体用取付部42を設けた。
【選択図】図7
【解決手段】相手側フェルールが挿入されるフェルール挿入孔21を有するスリーブ2と、相手側フェルールとの間で光伝送する光素子31を有する光トランシーバ本体3と、光素子31の光経路側を覆うように光トランシーバ本体3に取り付けられるシールドカバー4と、相手側フェルールと光トランシーバ本体3間の光経路上に配置されるレンズ5とを備え、スリーブ2内部のフェルール挿入孔21にレンズ5を直接固定し、スリーブ2にシールドカバー4へのカバー用取付部23を設け、シールドカバー4に光トランシーバ本体用取付部42を設けた。
【選択図】図7
Description
本発明は、光素子の光経路上にレンズを備えた光トランシーバに関する。
この種の従来技術に関連するものとして、例えば、特許文献1に開示された光モジュールが挙げられる。この光モジュール100は、図8に示すように、内孔101aに光ファイバ102が挿入固定されるフェルール101と、フェルール101の先端部が嵌め込まれるスリーブ103と、スリーブ103を覆うカバー104と、フェルール101の後端面に対向する位置に設けられるレンズ105と、光ファイバ102及びレンズ105を介して相手側フェルール110との間で光伝送する光素子106とを備えている。フェルール101は、金属の固定部材107の貫通孔に先端部と後端部が露出するように固定される。カバー104は、固定部材107に固定される。光素子106は、ステム108を介して筐体109に取り付けられている。スリーブ103の先端側には、光ファイバ111が挿入固定された相手側フェルール110が挿入される。
上記構成では、光モジュール100の組立時に、筐体109のガイド穴109aにフェルール101を挿入し、筐体109を固定部材107に位置決め固定する。また、フェルール101へ光結合するように、レンズ105を筐体109のガイド穴109aに対して位置決め固定する。そして、レンズ105の集光位置に光素子106の高さを合わせたステム108と筐体109を光軸垂直方向に調整しながら固定する。これにより、固定部材107及び箇体109を介してスリーブ103とレンズ105との位置合わせを行っている。
しかしながら、前記従来の光モジュール100では、レンズ105とスリーブ103間の固定を仲介する部品として固定部材107及び筐体109を要し、部品点数が多いため、コストがかさむという問題がある。また、上記のように部品点数が多いため、レンズ105やスリーブ103などの光学部品間を高精度に位置決め固定するには、各部品に要求される部品精度が高くなければ困難である。従って、各光学部品間を容易に高精度に取り付けできないので、生産性が低いという問題もある。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、部品点数を削減して低コスト化を図ることができ、しかも、各光学部品間を容易に高精度に取り付けできる光トランシーバを提供することを目的とする。
本発明は、相手側フェルールが挿入されるフェルール挿入孔を有するスリーブと、前記相手側フェルールとの間で光伝送する光素子を有する光トランシーバ本体と、前記光素子の光経路側を覆うように前記光トランシーバ本体に取り付けられるカバーと、前記相手側フェルールと前記光トランシーバ本体間の光経路上に配置されるレンズとを備えた光トランシーバであって、前記スリーブには内部の前記フェルール挿入孔に前記レンズを直接固定し、前記スリーブには前記カバーへのカバー用取付部を設け、前記カバーには光トランシーバ本体用取付部を設け、前記レンズが固定された前記スリーブを前記カバー用取付部によって前記カバーに取り付け、前記カバーを前記光トランシーバ本体用取付部によって前記光トランシーバ本体に取り付けたことを特徴とする光トランシーバである。
前記カバーは、導電性材のシールドカバーであり、前記光トランシーバ用取付部は、前記光トランシーバ本体のアース経路部に取り付けられることが好ましい。
本発明によれば、レンズをスリーブに直接固定するため、レンズとスリーブ間の固定を仲介する部品が必要なく、部品点数を削減できる。また、部品点数の削減によって各部品に要求される部品精度を低減できる。しかも、スリーブを取り付けたカバーと、光素子を搭載する光トランシーバ本体は、共に大型部品であり、これら大型部品同士をアクティブアライメントなどで位置調整して取り付けることにより、レンズと光素子の位置合わせを行うことができるため、容易に高精度な位置合わせができる。以上より、部品点数の削減によって低コスト化でき、しかも、各光学部品間を容易に高精度に取り付けできる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の一実施形態を示す。光コネクタは、図1に示すように、本発明に係る光トランシーバ(FOT: Fiber Optical Transceiver)1と、この光トランシーバ1を収容するハウジング7と、ハウジング7内に収容されたダストキャップ8と、ハウジング7の上部及び側部を覆うシールドケース9とを備えている。
光トランシーバ1は、図2に示すように、相手側フェルール(図示せず)が挿入されるフェルール挿入孔21を有するスリーブ(光学部品)2と、相手側フェルールとの間で光伝送する一対の光素子31を有する光トランシーバ本体3と、光素子(光学部品)31の光経路側を覆うように光トランシーバ本体3に取り付けられる導電性材のシールドカバー(カバー)4と、相手側フェルール(図示せず)と光トランシーバ本体3間の光経路上に配置される球体状のレンズ(光学部品)5とを備えている。一対の光素子31は、一方が発光素子であり、他方が受光素子である。
各スリーブ2は、円筒状に形成され、内部のフェルール挿入孔21にレンズ5が直接固定される。各スリーブ2は、軸心方向に延びるスリット22を有し、シールドカバー4へのカバー用取付部23を2つ備えている。各カバー用取付部23は、スリーブ2の後端より外径方向に突設されている。
光トランシーバ本体3は、多数のバスバー(導電性プレート)32を固定した樹脂基板33と、バスバー32上に搭載された光源である一対の光素子31とを有する。複数のバスバー32の上端部と下端部は、基板33より突出している。基板33より突出した一部のバスバー32は、グランドピン(アース経路部)34である。基板33より突出した他のバスバー32の箇所は、外部接続ピン32aである。中央位置のバスバー32には、前後方向に貫通する一対の位置決め孔35が設けられている。
シールドカバー4は、導電性材より形成されている。シールドカバー4は、光トランシーバ本体3に沿って延びる基板部41と、基板部41の上部及び下部からそれぞれ後方に突設され、光トランシーバ本体3のバスバー32上部及びグランドピン34に取り付けられる複数の光トランシーバ本体用取付部42とを有する。基板部41には、各スリーブ2が挿通される円形状の挿通孔43が形成されている。
次に、当該光トランシーバ1の組み立て手順を説明する。先ず、図6(a)に示すように、各スリーブ2のフェルール挿入孔21の先端側にダミーフェルール6を挿入し、スリット22を利用してスリーブ2を縮径することによりダミーフェルール6の外周に密着させる。これにより、ダミーフェルール6の中心軸C2と同軸のスリーブ2が作製される。このスリーブ2のフェルール挿入孔21の後端側に、ダミーフェルール6と同一な直径のレンズ5を挿入して接着剤などで固定すると、レンズ5の中心軸C1とスリーブ2の中心軸C2が一致するレンズ5付きスリーブ2が作製される。
次に、シールドカバー4の挿通孔43に後方から各スリーブ2を挿入し、各カバー用取付部23をシールドカバー4の後面に当接させる。そして、図6(b)に示すように、各カバー用取付部23及びシールドカバー4に溶接などを施すことにより各スリーブ2をシールドカバー4に固定する。
次に、図7(a)に示すように、シールドカバー4を光トランシーバ本体3に近づけ、互いに当接させる。そして、光素子31から光ビームを射出し、レンズ5を通って照射される光ビームの状態を測定しつつ、レンズ5と光素子31との相対的位置を変更し、光ビームの出力が最大となる適正な組み付け位置を決定する。つまり、アクティブアライメントによって、光トランシーバ本体3及びシールドカバー4を位置調整することにより、レンズ5の中心軸C1(スリーブ2の中心軸C2と同軸)と光素子31の中心軸C3との位置合わせを行う。このように位置合わせした状態で、図7(b)に示すように、シールドカバー4の取付部42をバスバー32の各グランドピン34に固定する。
上記のようにして当該光トランシーバ1を組み立てた後、光トランシーバ1を図1に示すハウジング7に収容すると共に、ダストキャップ8を装着する。ハウジング7の上部及び側部はシールドケース9で覆われる。
以上説明したように、本実施形態では、レンズ5をスリーブ2に直接固定するため、レンズ5とスリーブ2の固定を仲介する部品が必要なく、部品点数を削減できる。また、部品点数の削減によって各部品に要求される部品精度を低減できる。しかも、スリーブ2を取り付けたシールドカバー4と、光素子31を搭載する光トランシーバ本体3は、共に大型部品であり、これらの大型部品同士をアクティブアライメントなどで位置調整して取り付けることにより、レンズ5の中心軸C1と光素子31の中心軸C3との位置合わせを行うことができるため、容易に高精度な位置合わせができる。以上より、部品点数の削減によって低コスト化でき、しかも、各光学部品間を容易に高精度に取り付けできる。
本実施形態では、シールドカバー4の取り付け作業がグランドピン(アース経路部)34へのアース接続作業を兼用するため、部品構造の単純化、及び取り付け作業の簡略化になる。
尚、本実施形態では、光トランシーバ1は、光コネクタに適用されているが、光コネクタ以外にも適用可能であることはもちろんである。
1 光トランシーバ
2 スリーブ(光学部品)
3 光トランシーバ本体
4 シールドカバー(カバー)
5 レンズ(光学部品)
21 フェルール挿入孔
23 カバー用取付部
31 光素子(光学部品)
34 グランドピン(アース経路部)
42 光トランシーバ本体用取付部
2 スリーブ(光学部品)
3 光トランシーバ本体
4 シールドカバー(カバー)
5 レンズ(光学部品)
21 フェルール挿入孔
23 カバー用取付部
31 光素子(光学部品)
34 グランドピン(アース経路部)
42 光トランシーバ本体用取付部
Claims (2)
- 相手側フェルールが挿入されるフェルール挿入孔を有するスリーブと、
前記相手側フェルールとの間で光伝送する光素子を有する光トランシーバ本体と、
前記光素子の光経路側を覆うように前記光トランシーバ本体に取り付けられるカバーと、
前記相手側フェルールと前記光トランシーバ本体間の光経路上に配置されるレンズとを備えた光トランシーバであって、
前記スリーブには内部の前記フェルール挿入孔に前記レンズを直接固定し、前記スリーブには前記カバーへのカバー用取付部を設け、
前記カバーには光トランシーバ本体用取付部を設け、
前記レンズが固定された前記スリーブを前記カバー用取付部によって前記カバーに取り付け、
前記カバーを前記光トランシーバ本体用取付部によって前記光トランシーバ本体に取り付けたことを特徴とする光トランシーバ。 - 請求項1記載の光トランシーバであって、
前記カバーは、導電性材のシールドカバーであり、
前記光トランシーバ用取付部は、前記光トランシーバ本体のアース経路部に取り付けられたことを特徴とする光トランシーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013212600A JP2015075679A (ja) | 2013-10-10 | 2013-10-10 | 光トランシーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013212600A JP2015075679A (ja) | 2013-10-10 | 2013-10-10 | 光トランシーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015075679A true JP2015075679A (ja) | 2015-04-20 |
Family
ID=53000570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013212600A Pending JP2015075679A (ja) | 2013-10-10 | 2013-10-10 | 光トランシーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015075679A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017070333A (ja) * | 2015-10-05 | 2017-04-13 | サミー株式会社 | 遊技機 |
-
2013
- 2013-10-10 JP JP2013212600A patent/JP2015075679A/ja active Pending
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JP2017070333A (ja) * | 2015-10-05 | 2017-04-13 | サミー株式会社 | 遊技機 |
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