JP2015075018A - シリンダブロック - Google Patents

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孝弘 川島
Takahiro Kawashima
孝弘 川島
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Abstract

【課題】シリンダブロックの取付面に対する冷却水通路の開口端の周縁部のうち、同取付面と冷却水通路の内周面との間に位置する部分で、強度の低下が生じることを回避できるシリンダブロックを提供する。
【解決手段】水冷式の内燃機関のシリンダブロック1には、気筒の中心線CLに対し傾斜する冷却水通路4が気筒間に形成される。この冷却水通路4は、シリンダブロック1におけるシリンダヘッド8の取付面1aで開口している。シリンダブロック1の上記取付面1aに対する冷却水通路4の開口端5の周縁部のうち、その取付面1aと冷却水通路4の内周面との間に位置する部分P1は切削加工等により除去される。このため、取付面1aに対する冷却水通路4の傾斜角度を小さくしたとき、取付面1aに対する冷却水通路4の開口端5の周縁部のうち、同取付面1aと冷却水通路4の内周面との間に位置する部分で、強度の低下が生じることは回避される。
【選択図】図2

Description

本発明は、シリンダブロックに関する。
特許文献1に示されるように、水冷式の内燃機関のシリンダブロックとして、気筒の中心線に対し傾斜する冷却水通路を気筒間に形成したものが知られている。この冷却水通路は、シリンダブロックにおけるシリンダヘッドの取付面で開口しており、同取付面での開口端を介してシリンダヘッドのウォータジャケットと連通している。上述したように冷却水通路を気筒の中心線に対し傾斜させた場合、その冷却水通路を通過する冷却水で気筒間において最も冷却を必要とする部分、すなわち燃焼室の近傍に位置する上記取付面に近い部分を効果的に冷却することが可能になる。
特開2010−150989公報
ところで、シリンダブロックの気筒間において最も冷却を必要とする部分(上記取付面に近い部分)をより一層効果的に冷却するためには、冷却水通路を上記取付面に近づけることが好ましい。こうした冷却水通路の配置を実現するためには、図5に示すように冷却水通路51の延びる方向を、シリンダブロック52におけるシリンダブロックの取付面52aに対し平行に近い方向(気筒の中心線に対し直交に近い方向)とすることが考えられる。
ただし、冷却水通路51の延びる方向を上記取付面52aに対し平行に近い方向に設定すると、上記取付面52aに対する冷却水通路51の開口端51aの周縁部のうち、上記取付面52aと冷却水通路51の内周面との間に位置する部分P1が薄くなることは避けられない。そして、その部分P1が薄くなって強度が低下することにより、同部分P1での応力の集中に起因して亀裂が発生するおそれがある。
本発明の目的は、シリンダブロックの取付面に対する冷却水通路の開口端の周縁部のうち、同取付面と冷却水通路の内周面との間に位置する部分で、強度の低下が生じることを回避できるシリンダブロックを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するシリンダブロックでは、気筒の中心線に対し傾斜する冷却水通路が気筒間に形成されてシリンダヘッドの取付面で開口しており、その取付面に対する冷却水通路の開口端の周縁部のうち、上記取付面と冷却水通路の内周面との間に位置する部分が除去されている。このため、冷却水通路の延びる方向を上記取付面に対し平行に近い方向に設定した場合に、上記取付面に対する冷却水通路の開口端の周縁部のうち、上記取付面と冷却水通路の内周面との間に位置する部分が除去されることにより、その部分が薄くなることによる強度の低下を回避することができる。
シリンダブロックを上方から見た略図。 図1のシリンダブロックを矢印A−A方向から見た断面図。 シリンダブロックの取付面に対する冷却水通路の傾斜態様を示す略図。 シリンダブロックにおける冷却水通路の開口端周りを拡大して示す略図。 シリンダブロックにおける冷却水通路の開口端周りを拡大して示す略図。
以下、シリンダブロックの一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、水冷式の内燃機関のシリンダブロック1には、円筒形状をなす複数(図中には二つのみ表示)の気筒2が一列に並ぶように形成されている。それら気筒2の周りには冷却水が流れるウォータジャケット3が形成されている。また、シリンダブロック1における気筒2の間には、それら気筒2の中心線CLに対し傾斜して延びる冷却水通路4が形成されている。
図2は、図1のシリンダブロック1を矢印A−A方向から見た略図である。図2から分かるように、冷却水通路4は、シリンダブロック1におけるシリンダヘッド8の取付面1aで開口しており、同取付面1aでの開口端5を介してシリンダヘッド8のウォータジャケット9と連通している。そして、シリンダブロック1のウォータジャケット3内の冷却水が冷却水通路4を介してシリンダヘッド8のウォータジャケット9に流れ、その際にシリンダブロック1の気筒2間が冷却水通路4を通過する冷却水によって冷却される。
図3は、気筒2の中心線CLに対する冷却水通路4の傾斜の大きさの違いによる影響を示している。図中の二点鎖線で示すように、中心線CLに対する冷却水通路4の傾斜が小さいときには、冷却水通路4の延びる方向が取付面1aに対し例えば角度θ1だけ傾斜した状態となる。一方、図中の実線で示すように、中心線CLに対する冷却水通路4の傾斜が大きいとき、言い換えれば冷却水通路4の延びる方向が取付面1aに対し平行に近いときには、冷却水通路4の延びる方向が取付面1aに対し上記角度θ1よりも小さい角度θ2だけ傾斜した状態となる。
ちなみに、上記取付面1aに対する冷却水通路4の傾斜角度(θ1,θ2等)が小さいほど、冷却水通路4が取付面1aに近い位置を通るため、その冷却水通路4を通過する冷却水で気筒2間において最も冷却を必要とする部分、すなわち内燃機関の燃焼室の近傍に位置する上記取付面1aに近い部分を効果的に冷却することが可能になる。
ただし、上記取付面1aに対する冷却水通路4の傾斜角度を小さくすると、冷却水通路4の延びる方向が上記取付面1aに対し平行に近い方向になり、上記取付面1aに対する冷却水通路4の開口端5の周縁部のうち、上記取付面1aと冷却水通路4の内周面との間に位置する部分P1が薄くなることは避けられない。そして、その部分P1が薄くなって強度が低下することにより、同部分P1での応力の集中に起因して亀裂が発生するおそれがある。
図4に示すように、上記強度の低下に対処するため、シリンダブロック1においては、取付面1aに対する冷却水通路4の開口端5の周縁部のうち、上記取付面1aと冷却水通路4の内周面との間に位置する部分P1を切削加工等により除去している。その部分P1を除去することは、例えば同部分P1に対し冷却水通路4の延びる方向に対し直交する方向に切削を行うことによって実現される。なお、このように除去された部分における冷却水通路4の延びる方向に対して直交する方向の厚さBは、亀裂の発生など強度上の問題が生じない値(例えば0.7mm)とされる。
次に、シリンダブロック1の作用について説明する。
上記取付面1aに対する冷却水通路4の傾斜角度を例えば20°程度まで小さくすることにより、冷却水通路4を通過する冷却水により気筒2間において最も冷却を必要とする部分(取付面1aに近い部分)を効果的に冷却することができる。このとき、冷却水通路4の延びる方向が上記取付面1aに対し平行に近い方向になるものの、同取付面1aに対する冷却水通路4の開口端5の周縁部のうち、上記取付面1aと冷却水通路4の内周面との間に位置する部分P1が除去されているため、その部分P1が薄くなることによる強度の低下を回避することができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)シリンダブロック1における取付面1aに近い部分を効果的に冷却するために同取付面1aに対する冷却水通路4の傾斜角度を小さくしたとき、その取付面1aに対する冷却水通路4の開口端5の周縁部のうち、同取付面1aと冷却水通路4の内周面との間に位置する部分で、強度の低下が生じることを回避できる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・シリンダブロック1において、取付面1aに対する冷却水通路4の開口端5の周縁部のうち、上記取付面1aと冷却水通路4の内周面との間に位置する部分P1を切削加工等により除去したが、鋳造等によるシリンダブロック1の成形時に上記部分P1が生じないよう成型することにより、同部分P1の除去を実現するようにしてもよい。
1…シリンダブロック、1a…取付面、2…気筒、3…ウォータジャケット、4…冷却水通路、5…開口端、8…シリンダヘッド、9…ウォータジャケット。

Claims (1)

  1. 気筒の中心線に対し傾斜する冷却水通路が気筒間に形成されてシリンダヘッドの取付面で開口するシリンダブロックにおいて、
    前記取付面に対する前記冷却水通路の開口端の周縁部のうち、前記取付面と前記冷却水通路の内周面との間に位置する部分を除去した
    ことを特徴とするシリンダブロック。
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