JP2015074081A

JP2015074081A - クイックガイド付きパンチ

Info

Publication number: JP2015074081A
Application number: JP2013220588A
Authority: JP
Inventors: 木村　明浩; Akihiro Kimura; 明浩木村
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2013-10-04
Filing date: 2013-10-04
Publication date: 2015-04-20

Abstract

【課題】書類などに穴を開けるパンチにおいて、スライド式の位置決めガイドを出した状態では保管するときにそのガイドの分の余計なスペースが必要となること、または、保管時にコンパクトにするためにガイドを収納したり、使用時にまたガイドを引き出したりする煩わしさが課題であった。
本発明は、簡単に出し入れできる位置決めガイド付きのパンチを提供することを目的とする。
【解決手段】パンチの穴開け機構部（１１）、あるいは底面カバー（１２）の側面にヒンジなどの開閉具（１３）と位置決めガイド（１４）を設け、開閉具（１３）の軸を支点にそのガイドを開閉できるようにしたことで、簡単に位置決めガイドを出し入れできる。
【選択図】図１

Description

本発明は、書類などの所定の位置に穴を開けるために有用な位置決めガイドを備えたパンチに関するものである。

従来、書類をバインダに綴じるための２つ穴パンチは、特許文献１のように、紙の端の片方または両方の位置決めガイド（３１）が付いているものが知られている。このパンチは、横方向にスライドできる板状のガイド（３１）を持っており、ガイドには用紙の定形サイズを示す表示や、スライド時のクリック機構を備えており、ガイドをスライドさせて用紙のサイズに合わせた後、用紙の片端をガイドの折り曲げ部分（３２）に当てることで位置決めされ、所定の位置に穴を開けることができる。また、スライドするガイドを２つ備えるパンチは、用紙の両端を使って位置決めされるようになっている。

特開２００６−１９８７２６号公報（図１）

スライド式のガイドが付いているパンチは、ガイドを引き出した状態では保管するときにそのガイドの分の余計な置きスペースが必要となる。一方、保管時にガイドをスライドさせて収納したり、使用時にまたガイドを引き出したりすることは煩わしいし、穴を開ける用紙サイズに合わせてその都度ガイドをスライドさせて位置合わせすることも煩わしかった。
本発明は、上記の課題を解決することを目的とする。

本発明は、パンチ穴開け機構部、あるいは底面カバーの側面にヒンジなどの開閉具を設け、それを支点に開閉する折り畳み式の位置決めガイドを備えることにより、簡単にガイドを出し入れできるようにしたパンチを提供するものである。

また、位置決めガイドを備えていないパンチのために、パンチに後付けできるように、パンチ取付け部を設けた折り畳み式の位置決めガイドを提供するものである。

更に、位置決めのためにガイドの紙の端を当てる用紙当て部分を、ガイド端から横方法に直角に曲がったＬ字形状にすることにより、薄型で省スペースなクイックガイド付きパンチを提供するものである。

本発明によれば、簡単にガイドを出し入れできるようにしたことにより、折りたたみ時は既存のパンチと同等の大きさで保管しておくことができ、省スペースである。穴あけ時は、折り畳んであったガイドを開き、書類の端をガイドの目印に合わせることで、簡単に毎回目的の位置に穴を開けることができる。使用後はまた簡単にガイドを折り畳んで保管できる。

また、後付式の折り畳みガイドを提供し、既存のパンチに装着することで、上記の利便性を安価で得ることができる。

更に、用紙当て部分を横に曲げたことで、折り畳み式ガイドを薄型にできるため、折り畳み式ガイドを紙製にできることや、樹脂成型にする場合でも金型コストや材料コスト、輸送コストなどを安価にできる。

本発明の実施例１の斜視図。本発明の実施例１の使用状態図。本発明の実施例１の底面図。本発明の実施例２の分解斜視図。本発明の実施例２の折り畳み時の底面図。本発明の実施例３の側面図。本発明の実施例４の底面図。

以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。

本発明は、図１で示すように、パンチの底面カバー（１２）と位置決めガイド（１４）の間にヒンジ等の開閉具（１３）を設け、その軸を中心にガイドが開閉（回転）する構造になっている。また、ガイドには、用紙サイズ別位置決め表示（１６）を設けている。開閉具（１３）は、図３の軸嵌合部（２１）に示すように位置決めガイド（１４）側の突起２か所が底面カバー（１２）の円形溝に嵌合する形になっていて、ガイドはそこを支点としてパンチの下方へ回転し、底面カバーの下へ収納される。

図１に示すように、このパンチ使用時は、位置決めガイド（１４）を開いて、その用紙サイズ別位置決め表示（１６）に用紙の端を合わせて紙を置くことで目的の位置に穴を開けることができる。

図２は、用紙当て部（１５）に紙が当たる状態を示し、用紙当て部（１５）を横Ｌ型形状にすることにより紙当て部の高さが低くても紙が引っ掛かる構造にしている。

図４は、後付け位置決めガイド（３２）と、それを従来のパンチ（３１）に取付ける状態を示し、後付け位置決めガイド（３２）は、パンチ取付け部（３３）と位置決めガイド（１４）を適当な硬さを持ち屈曲性の良い紙やポロプロピレンなどの樹脂の板を使って設け、折り曲げ部（３４）は薄肉形状にして位置決めガイドを図５のように折り曲げられる構造にしている。また、用紙サイズ別位置決めガイド表示（１６）および後付け位置決めガイドのセンター表示（３５）を印刷もしくは刻印している。既存のパンチへの取り付けは、パンチ取付け部（３３）を従来のパンチ（３１）の底面部に粘着剤等で固定する。この取り付け時の位置決めは、パンチのセンター表示（１７）と後付け位置決めガイドのセンター表示（３５）が一致するように取付けることで可能である。

更に、位置決めガイド（１４）には用紙端当て部（１５）を設け、その付け根で上方向に曲げておくことで紙の端が引っかかり易い形状にしている。また、位置決めガイド（１４）自体を上方向に曲げるあるいはそらせることで、更に引っ掛かり易くできる。以上のようにして、折りたたみ式の位置決めガイドの利便性を提供できる。

実施例３、４

図６および図７は、上記の実施例１および２の応用例であり、図６は実施例１に対し第２の開閉具（１３ｂ）を追加し上方向に曲げてガイドを折り畳む構造にしたもので、一方、図７はガイドの回転方向を変え、パンチの底面に沿って回転する構造にしたものである。

なお、この発明は上記の実施例に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において、様々な変更が可能であり、この発明がそれらの変更されたものに及ぶことは当然である。

１１パンチ穴あけ機構部
１２パンチ底面カバー
１３開閉具（ヒンジ）
１３ｂ第２開閉具
１４位置決めガイド
１５用紙当て部
１６用紙サイズ別位置決め表示
１７パンチのセンター表示
１８Ａ４サイズ用紙
２１軸嵌合部
３１従来のパンチ
３２後付け位置決めガイド
３３パンチ取付け部
３４折り曲げ部
３５後付位置決めガイドのセンター表示

Claims

書類などにバインダなどに綴じるための穴を開けるパンチにおいて、パンチの穴開け機構部、あるいは底面カバーの側面にヒンジなどの開閉具と位置決めガイドを設け、開閉具の軸を支点にそのガイドを簡単に開閉することができることを特徴とするクイックガイド付きパンチ。
パンチ取付け部に位置決めガイドを取付け、その接合部に開閉具または折曲げ部を設け、そのパンチ取付け部をパンチの底面に後付けできるようにした請求項１記載のクイックガイド付きパンチ。
位置決めのためにガイドの紙の端を当てる用紙当て部分を、ガイド端から横方法に直角に曲がったＬ字形状にした請求項１または請求項２記載のクイックガイド付きパンチ。