JP2015073807A - 生体情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数段階のゾーン報知や目標達成度の報知を容易に行うことができる生体情報処理装置を提供すること。【解決手段】生体情報処理装置(生体情報測定装置1)は、表示部4と、複数の発光素子(LED光源部7)と、被験者の脈拍数を取得する脈拍取得手段21と、前記脈拍数が、予め区分された複数の脈拍ゾーンのいずれのゾーンに属するのかを判定する脈拍ゾーン判定手段(運動強度取得判定手段22)と、前記脈拍ゾーン判定手段(運動強度取得判定手段22)の判定結果に基づいて、前記複数の発光素子(LED光源部7)の点灯状態を制御することで、前記脈拍数が属する脈拍ゾーンを報知する報知制御手段29と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、被験者の脈拍等の生体情報を取得し、各種処理を実行する生体情報処理装置に関する。
従来、被験者の脈拍数の算出結果と被験者の体動の検出結果とに基づいて、被験者の脈拍数と運動強度との相関関係を判定し、当該相関関係と所与の基準運動強度とに基づいて、脈拍数に対する目標値を設定する生体情報処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の生体情報処理装置は、脈拍計により構成されている。そして、初期校正処理で個人毎に運動の目標ゾーンを設定し、脈拍計で取得した算出脈拍数が設定した目標ゾーン内であるかを判定し、ゾーン内であればLED(Light Emitting Diode)ランプを青色に点灯制御し、ゾーン外であればLEDランプを赤色に点灯制御することが開示されている(特許文献1の[0115]〜[0119])。
特開2013−22256号公報
しかしながら、上記特許文献1の生体情報処理装置では、LEDランプが1つしか設けられておらず、その1つのランプの点灯する色を変更することにより運動強度(脈拍ゾーン)を報知している。従って、算出した脈拍数が1つのゾーン内であるかゾーン外であるかの通知しかできなかった。また、ゾーン内のどこに位置するのかを直感的に把握することが困難であった。
一方、脈拍数による運動管理では、前記ゾーンを細分化してより詳細に運動強度を報知することが求められている。
また、現在の脈拍数がどのゾーンに該当するか、つまりゾーン内のどこに位置するのかの報知だけでなく、目標として設定した運動量までの達成度も表示することが求められている。
しかしながら、特許文献1のLEDランプは1つであるため、複数段階のゾーン報知や目標に対する達成度の報知が困難であるという課題がある。
本発明は、複数段階のゾーン報知や達成度の報知を容易に行うことができる生体情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の生体情報処理装置は、表示部と、複数の発光素子と、被験者の脈拍数を取得する脈拍取得手段と、前記脈拍数が、予め区分された複数の脈拍ゾーンのいずれのゾーンに属するのかを判定する脈拍ゾーン判定手段と、前記脈拍ゾーン判定手段の判定結果に基づいて、前記複数の発光素子の点灯状態を制御することで、前記脈拍数が属する脈拍ゾーンを報知する報知制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明では、脈拍取得手段により取得された脈拍数が複数の脈拍ゾーンのうちのいずれのゾーンに属するのかを脈拍ゾーン判定手段が判定する。そして、報知制御手段は、判定された脈拍ゾーンを複数の発光素子の点灯状態を制御することで報知する。例えば、脈拍数が低い第1ゾーンから高い第4ゾーンまで脈拍ゾーンが4段階に区分されている場合、脈拍取得手段で取得した脈拍数が第1ゾーンであれば1つの発光素子を点滅させ、第2ゾーンであれば2つの発光素子を点滅させ、第3ゾーンであれば3つの発光素子を点滅させ、第4ゾーンであれば4つの発光素子を点滅させることで、判定された脈拍ゾーンを報知できる。
このため、被験者あるいは被験者の状態を管理する管理者(以下、利用者と総称する)は、現在の脈拍数の属する脈拍ゾーンを複数の発光素子の点灯状態に基づいて容易に把握することが可能となる。特に、脈拍ゾーンのレベルに応じて点灯する発光素子の数を変更するように点灯状態を制御すれば、脈拍数が属する脈拍ゾーンを容易に認識できる。また、発光素子の点灯状態を制御しているので、利用者は夜間においても確実に判定された脈拍ゾーンを把握することができる。
ここで、予め区分された複数の脈拍ゾーンとは、予め被験者に対して運動用などで目標とする脈拍数の範囲(例えば、80回/分〜140回/分)を複数のゾーンに区分(例えば、15回/分ごとに区分)したものである。
これにより、利用者は、発光素子の点灯状態で現在の脈拍ゾーンを把握できるので、現状の運動強度を維持する、もしくは変更する等の判断が容易にできる。
本発明の生体情報処理装置は、前記複数の発光素子は、複数の第1発光素子と、第2発光素子と、を備え、前記脈拍数が前記脈拍ゾーンのいずれかに属していると前記脈拍ゾーン判定手段が判定した場合、前記報知制御手段は、前記複数の第1発光素子の点灯状態を制御し、前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの上限値を超えていると前記脈拍ゾーン判定手段が判定した場合、前記報知制御手段は、少なくとも前記第2発光素子の点灯状態を制御することが好ましい。
本発明では、被験者の脈拍数が設定した複数の脈拍ゾーンのいずれかに属している場合には、第1発光素子が点灯するため、例えば、現在の運動状態が適切な状態であることを容易に認識できる。
また、被験者の脈拍数が前記脈拍ゾーンの上限値を超えている場合には、少なくとも第2発光素子が点灯するため、例えば、現在の運動状態が適切ではなく、オーバーワークであることを容易に認識できる。なお、第2発光素子とともに複数の第1発光素子が点灯するように制御してもよい。この場合であっても、第2発光素子が点灯することにより、現在の運動状態がオーバーワークであることを容易に認識できる。
従って、被験者は、生体情報処理装置を装着して運動することで、適切な負荷の運動状態を維持でき、効果的な運動を行うことができる。
本発明の生体情報処理装置では、前記複数の第1発光素子と前記第2発光素子とは、発光色が異なることが好ましい。
本発明では、複数の第1発光素子と第2発光素子とが異なる色で発光するので、複数の第1発光素子と第2発光素子とを確実に見分けることができる。これにより、第2発光素子が複数の第1発光素子と異なる色で発光する際に、例えば、現在の運動状態が適切ではなく、オーバーワークであることをさらに容易に認識できる。
本発明の生体情報処理装置では、前記報知制御手段は、前記複数の第1発光素子を点滅させるときの点灯間隔および消灯間隔の少なくとも一方が、前記第2発光素子とは異なるように制御することが好ましい。
本発明では、報知制御手段は、複数の第1発光素子と第2発光素子とを異なる点灯間隔または消灯間隔で制御するので、複数の第1発光素子の点灯状態と第2発光素子の点灯状態とを確実に見分けることができる。これにより、利用者は、脈拍数が脈拍ゾーンの上限値を超えて第2発光素子が点灯制御されていることを確実に判別でき、現在の運動状態が適切ではなく、オーバーワークであることをさらに容易に認識できる。なお、第1発光素子と第2発光素子とは、点灯間隔、消灯間隔とが異なることに加えて、発光色も異なるようにしてもよい。
本発明の生体情報処理装置では、前記複数の第1発光素子の数は、前記脈拍ゾーンの区分数に対応し、前記報知制御手段は、前記複数の第1発光素子のうち、前記脈拍数の属する前記脈拍ゾーンに対応して予め定められた数の第1発光素子の点灯状態を制御することが好ましい。
本発明では、第1発光素子の数と脈拍ゾーンの区分数とを対応させているので、脈拍数が属する脈拍ゾーンのレベルに応じて点灯状態に制御される第1発光素子の数を変更できる。例えば、脈拍ゾーンが第1〜4ゾーンの4段階設定されている場合に、脈拍数が第1ゾーンに属する場合は第1発光素子を1つ点灯状態とし、第2ゾーンに属する場合は第1発光素子を2つ点灯状態とし、第3ゾーンに属する場合は第1発光素子を3つ点灯状態とし、第4ゾーンに属する場合は第1発光素子を4つ点灯状態とすればよい。このように、点灯状態とされた第1発光素子の数で脈拍ゾーンを表示すれば、脈拍数の属する脈拍ゾーンを容易に認識することができる。
本発明の生体情報処理装置では、前記複数の第1発光素子および前記第2発光素子は一方向に直列に配置され、前記第2発光素子は前記直列の端に配置され、前記脈拍ゾーンは、nを2以上の整数とした場合に、第1ゾーンから第nゾーンまで脈拍数が順次高くなるように設定され、前記報知制御手段は、mを2以上、n以下の整数とした場合に、前記脈拍数が第1ゾーンに属すると判定された場合は、前記複数の第1発光素子において前記第2発光素子から最も遠い位置に配置された第1発光素子のみを点灯状態に制御し、前記脈拍数が第mゾーンに属すると判定された場合は、前記複数の第1発光素子において前記第2発光素子から最も遠い位置に配置された第1発光素子から順にm個の第1発光素子を点灯状態に制御することが好ましい。
本発明では、脈拍数が順次高まり、複数の脈拍ゾーンに対応して、点灯状態に制御する第1発光素子の数が段階的に増加されるので、いわゆるデジタル式のレベル表示メーターを見るような感覚で被験者の脈拍数の属する脈拍ゾーンを認識できる。このため、脈拍数の属する脈拍ゾーンを容易に認識できる。
本発明の生体情報処理装置では、前記報知制御手段は、前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの下限値以上の場合は、点灯状態にすべき前記複数の第1発光素子および前記第2発光素子を第1の間隔で点滅状態に制御し、前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの下限値未満の場合は、前記複数の第1発光素子のいずれかを前記第1の間隔より長い第2の間隔で点滅状態に制御することが好ましい。
本発明では、点灯状態にすべき複数の第1発光素子および第2発光素子が点滅状態になるので、点灯状態となった第1発光素子および第2発光素子への注目度を高めることができる。これにより、利用者は、脈拍数の属する脈拍ゾーンを認識しやすくなる。さらに、被験者の脈拍数が脈拍ゾーンの下限値未満の場合は、第1の間隔より長い第2の間隔で点滅させるため、点滅間隔の変化によって脈拍数が下限値を下回ったことを認識しやすくでき、被験者に対して運動強度を高めるように促すことができる。
本発明の生体情報処理装置では、前記報知制御手段は、前記脈拍取得手段により前記脈拍数が取得できない場合は、前記複数の発光素子の全てを非点灯状態に制御することが好ましい。
本発明では、複数の発光素子の全てが非点灯状態に制御されているときに、生体情報処理装置の装着状態が適切でない場合や、電池電圧が低下して作動していない場合や、故障状態にあることを認識することができる。このため、利用者は、適切な対応を取ることができ、脈拍数を判定できない状態で運動を継続することを防止できる。
本発明の生体情報処理装置では、報知を指示する操作がなされたか否かを判定する操作判定手段を備え、前記報知制御手段は、前記操作判定手段により前記報知を指示する操作がなされたと判定された場合は、前記脈拍数の属する脈拍ゾーンを報知することが好ましい。
本発明では、利用者が報知を指示する操作を行わない限り、脈拍ゾーンが報知されないので、複数の発光素子の発光による電力消費を削減することができる。また、報知を指示する操作があったときにのみ脈拍ゾーンが報知されるので、利用者は現在の脈拍ゾーンを認識することができる。
本発明の生体情報処理装置では、前記報知制御手段は、前記脈拍ゾーン判定手段により前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの上限値を超えていると判定された場合は、前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの上限値を超えていることを報知することが好ましい。
本発明では、報知を指示する操作がなくとも、脈拍数が脈拍ゾーンの上限値を超えている場合には、そのことが報知されるので、利用者は、脈拍数が適切でないこと(目標とする脈拍数の範囲内にないこと)を即座に認識することができる。従って、被験者の運動強度を弱めたりする対応を即座に行うことができる。
本発明の生体情報処理装置では、前記脈拍数が、前記脈拍ゾーンの下限値を下回っている状態が所定時間継続したか否かを判定する所定時間判定手段を備え、前記報知制御手段は、前記所定時間判定手段により前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの下限値を下回っている状態が所定時間以上継続したと判定された場合に、前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの下限値を下回っていることを報知することが好ましい。
本発明では、脈拍数が脈拍ゾーンの下限値を下回っている状態が所定時間継続している場合には、利用者による報知を指示する操作がなくとも、そのことが報知されるので、利用者は、脈拍数が適切でないこと(目標とする脈拍数の範囲にないこと)を認識することができる。従って、被験者の運動強度を上げたりする対応を即座に行うことができる。また、脈拍数が脈拍ゾーンの下限値を下回っている場合であっても、その状態が所定時間継続しなければ報知されないので、一時的な脈拍数の変動のみでは報知されないことから、被験者に不要な情報を与えることを抑制できる。これにより、被験者は運動に集中できる。
本発明の生体情報処理装置では、前記被験者の運動量を評価する運動評価量を計測する運動評価量計測手段と、予め設定された運動目標値に対する前記運動評価量の達成度を評価する達成度評価手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記脈拍ゾーンを報知しているときに前記報知を指示する操作がなされたときに、前記達成度評価手段により評価された前記達成度を前記複数の発光素子の点灯状態を制御することで報知することが好ましい。
本発明では、運動評価量計測手段は、被験者の運動量を評価する運動評価量を計測する。この運動評価量としては、被験者の運動により消費したカロリー消費量や、運動時間、歩数等を挙げることができる。達成度評価手段は、運動目標値に対する運動評価量の達成度を評価する。そして、脈拍数に対応する脈拍ゾーンが報知されている場合に、利用者が報知を指示する操作を行ったときにのみ、目標値に対する達成度が複数の発光素子の点灯状態に基づいて報知されるので、現在の脈拍ゾーンと目標達成度とを対比させることができる。これにより、利用者は、予め設定した目標に対する達成度に基づいて、自己の運動量および脈拍数(運動強度)を維持すべきか、増加すべきか、もしくは、減少すべきかの判断を容易にすることができる。従って、より効率的な運動支援を行うことができる。
本発明の生体情報処理装置は、表示部と、複数の発光素子と、被験者の運動量を評価する運動評価量を計測する運動評価量計測手段と、予め設定された運動目標値に対する前記運動評価量の達成度を評価する達成度評価手段と、前記達成度評価手段により評価された前記達成度を前記複数の発光素子の点灯状態を制御することで報知する報知制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明では、運動評価量計測手段は、被験者の運動を評価する運動評価量を計測する。達成度評価手段は、運動目標値に対する運動評価量の達成度を評価する。そして、利用者は、目標値に対する達成度が複数の発光素子の点灯状態に基づいて報知されるので、目標達成度を即座に把握できる。これにより、利用者は、予め設定した目標値に対する達成度に基づいて、運動量を維持すべきか、増加すべきか、もしくは、減少すべきか等の判断を容易にすることができる。従って、より効率的な運動支援を行うことができる。
第一実施形態の生体情報測定装置の概略を示す図。 第一実施形態の生体情報測定装置の表面側を示す正面図。 第一実施形態の生体情報測定装置を表面側から見た斜視図。 第一実施形態の生体情報測定装置の裏面側を示す斜視図。 第一実施形態の生体情報測定装置の概略構成を示すブロック図。 第一実施形態の生体情報測定装置が接続されるクレードルを正面側から見た斜視図。 第一実施形態の生体情報測定装置を用いた運動強度報知処理のフローチャート。 第一実施形態の報知制御手段により報知されるLED表示の一例を示す図。 第二実施形態の生体情報測定装置を用いた目標達成度報知処理のフローチャート。 第二実施形態の報知制御手段により報知されるLED表示の一例を示す図。 第三実施形態の生体情報測定装置を用いた運動強度報知処理のフローチャート。 第三実施形態の報知制御手段により報知されるLED表示の一例を示す図。 第三実施形態の生体情報測定装置を用いた目標達成度報知処理のフローチャート。 第三実施形態の報知制御手段により報知されるLED表示の一例を示す図。
[第一実施形態]
以下、本発明の生体情報処理装置の第一実施形態である生体情報測定装置について、図面に基づいて説明する。
[生体情報測定装置の全体構成]
図1は、第一実施形態の生体情報測定装置1の概略を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の生体情報測定装置1は、例えばユーザー(被験者)の手首等に装着されることで、ユーザーの脈拍を検出して単位時間(通常は、1分間)あたりの脈拍数を算出し、その脈拍数が予め設定した複数の脈拍ゾーンのいずれに該当するかを示す運動支援情報を出力する。なお、出力される運動支援情報は、後述する生体情報測定装置1に設けられる発光素子であるLED(Light Emitting Diode)光源部7の点灯状態に基づいて出力される。
図2は、生体情報測定装置1を示す正面図である。図3は、生体情報測定装置1を表面側、つまりLED光源部7の正面方向から見た斜視図であり、透明部材61を取り外した状態を示している。図4は、生体情報測定装置1の裏面側を示す斜視図である。図5は、生体情報測定装置1の概略構成を示すブロック図である。
生体情報測定装置1は、図2から図4に示すように、装置本体2と、装置本体2に接続されるバンド3を備えている。そして、このような生体情報測定装置1は、裏面を生体に密着させた状態でバンド3を締めることで生体に装着され、血管中を流れる血流の状態を監視して、脈拍を測定することが可能となる。
生体情報測定装置1の装置本体2の表面側には、図2および図3に示すように、脈拍数等の測定結果等の各種情報を示す表示部4と、運動支援情報(例えば、運動量や運動強度等)を報知するLED光源部7とが設けられている。LED光源部7は、緑色で点灯する複数の第1発光素子71と、オレンジ色で点灯する第2発光素子72とを備えている。複数の第1発光素子71は、4つの第1発光素子711,712,713,714により構成されている。これら第1発光素子711,712,713,714および第2発光素子72は、一方向に直列に配置され、第2発光素子72は最も端部(前記直列の端)に配置されている。これら表示部4およびLED光源部7は、いずれもガラスやプラスチック等の透明部材61によって覆われている。
なお、複数の第1発光素子71、第2発光素子72の点灯色は、緑色およびオレンジ色に限定されない。複数の第1発光素子71と第2発光素子72の点灯色が異なっていれば、どのような色でもよい。ただし、第1発光素子71は、正常な状態を示すため、青色や緑色などのユーザーに対して正常な状態を想起させる色が好ましい。一方、第2発光素子72は、注意を喚起する場合に点灯するため、赤、黄色、オレンジ色などのユーザーに対して注意を喚起させる色が好ましい。また、複数の第1発光素子71および第2発光素子72の配置は、一方向の直線に限定されるものではない。装置本体2の形状に合わせて弧を描くように複数の第1発光素子71、第2発光素子72を配列しても良い。
装置本体2の一方の側面には、図2および図3に示すように、生体情報測定装置1を操作するための操作部5が設けられている。また、装置本体2の他方の側面には、図4に示すように、クレードル9(図6参照)の端子部94と接続するUSB(Universal Serial Bus)端子部8が設けられている。生体情報測定装置1のUSB端子部8およびクレードル9の端子部94は、USB2.0の規格に対応するものであり、4つの接続端子のうちの2つは、電力供給を行うVBUS用とGND用の端子であり、他の2つはデータ通信用の端子である。
すなわち、詳しくは後述するが、クレードル9の端子部94は、VBUS端子941、GND端子942、D+端子943、D−端子944の4つの接続端子を備えている(図6参照)。VBUS端子941、GND端子942は、電源用であり、D+端子943、D−端子944は、各種情報を交換する情報転送用に用いられる。このため、USB端子部8は、VBUS端子941、GND端子942に接続されるVBUS端子81、GND端子82と、D+端子943、D−端子944に接続されるD+端子83、D−端子84とを備えている。
また、USB端子部8の両端側には、クレードル9に装置本体2が接続される際の位置決めをするための位置決め孔63が設けられている。
クレードル9は、USB端子99を介してパーソナルコンピュータに接続される。そして、パーソナルコンピュータに接続されたクレードル9に生体情報測定装置1を装着すると、このクレードル9に設けられたVBUS端子941、GND端子942からは、電力が供給され、これにより、生体情報測定装置1の充電が可能となっている。また、USB端子部8とクレードル9とが接続されることで、D+端子943、D−端子944を介して、当該クレードル9と一体となって用いられる他の電子機器(例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等)から各種情報(例えば、運動目標値、身体情報等)を取得(交換)することが可能となっている。
なお、本実施形態では、USB端子部8とクレードル9とが接続されることで、クレードル9から各種情報(例えば、運動目標値、身体情報等)を取得する構成を例示するが、これに限定されない。例えば、生体情報測定装置1がBluetooth(登録商標)等の無線通信装置を備え、無線によりクレードル9とデータ通信可能に接続されて各種情報を取得する構成としてもよい。この際、クレードル9から生体情報測定装置1への電力の供給も電磁誘導方式などのワイヤレス給電を利用すればよい。
装置本体2の裏面側には、図4に示すように、透明な窓6が形成され、この窓6の裏側(装置本体2内部側)に脈拍検出部10が配置されている。
脈拍検出部10は、例えばLED等の発光素子と、フォトダイオード等の受光素子とを備えた光電センサーにより構成されている。このような脈拍検出部10では、生体情報測定装置1が手首に装着された状態で、発光素子から生体に向かって光を照射させ、生体の血管を経由して到来する光を受光素子により受光する際の光量変化を検出することで、脈波を検出する。つまり、生体に照射された光は、血管で部分的に吸収されるが、この血管での吸収率は拍動の影響で変化し、受光素子に到達する光量が変化する。そして、受光素子で検出した光量の時間変化、つまり脈波を分析することで、脈拍数を測定することが可能となる。
なお、本実施形態では、脈拍検出部10として、光電センサーを用いる例を示すが、例えば、超音波により血管の収縮を検出して脈拍数を計測する超音波センサーを用いてもよく、電極から微弱電流を体内に流して脈拍を検出するセンサーや圧電素子等を用いてもよい。
装置本体2の内部には、図5に示すように、加速度センサー11と、記憶部12と、制御部20とが設けられている。
加速度センサー11は、ユーザーの動作に伴う加速度を検出する。検出された加速度は制御部20に出力され、制御部20において、検出された加速度から歩数などが算出される。なお、本実施形態では、歩数を算出するために加速度センサー11が設けられる例を示すが、例えば、ユーザーの歩行動作に応じて振動する振り子を備え、振り子の振動回数に基づいて、歩数が計測される構成などとしてもよい。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリーにより構成され、各種データが記憶される。各種データとしては、脈拍検出部10により検出された脈拍数や、加速度センサー11に基づいて制御部20により算出される歩数等の計測データや生体情報測定装置1を用いるユーザーの年齢等のユーザーデータ、クレードル9から取得した各種情報等が挙げられる。
制御部20は、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されており、記憶部12に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、図5に示すように、脈拍取得手段21、運動強度取得判定手段22(脈拍ゾーン判定手段)、所定時間判定手段23、カロリー算出手段24(運動評価量計測手段)、運動時間計測手段25(運動評価量計測手段)、歩数計測手段26(運動評価量計測手段)、達成度評価手段27、操作判定手段28、報知制御手段29として機能する。
また、制御部20は、時間を計測する内部タイマーを備えている。
脈拍取得手段21は、脈拍検出部10から入力される検出信号に基づいて、ユーザーの脈拍数を取得する。また、取得した脈拍数を記憶部12に逐次記憶する。
運動強度取得判定手段22は、複数の脈拍ゾーンが設定されており、脈拍取得手段21により取得した脈拍数が属する脈拍ゾーンを判定する。従って、運動強度取得判定手段22によって本発明の脈拍ゾーン判定手段が構成されている。
運動強度取得判定手段22は、脈拍数がいずれの脈拍ゾーンにも属しない場合は、脈拍ゾーンの上限値を超えているか、あるいは、下限値未満であるかを判定する。
なお、脈拍数は主に運動強度に対応して変化するため、脈拍数が属するゾーンを判定することは、脈拍数に対応する運動強度が属するゾーンを判定することになる。
所定時間判定手段23は、運動強度取得判定手段22により判定された運動強度がゾーン外にあるときに、ゾーン外にある時間が所定時間を超えているか否かを判定する。
ここで、脈拍数(運動強度)を判定する脈拍ゾーンについて詳しく説明する。
本実施形態では、脈拍数に対応する運動強度が属するゾーン(本発明における脈拍ゾーン)を予め設定している。この際、脈拍数の増減傾向に個人差があることを考慮し、ユーザーの身長、体重、年齢、性別、運動経験の有無等の各種情報に基づいて、各個人ごとにゾーンを設定してもよい。例えば、運動強度のゾーンは、ユーザーがその範囲内の運動強度で運動を行うと、脂肪燃焼効率が上昇する範囲に設定される。また、詳しくは後述するが、このゾーンは、第1発光素子71の数(4個)に対応して4つのゾーン(4つの脈拍ゾーン)に区分され、各脈拍ゾーンに対応する運動強度毎に脂肪燃焼効率が異なるようになっている。
なお、これらの脈拍ゾーンの設定は、これに限られず、例えばマフェトン法やカルボーネン法等により算出される脈拍数に対応して設定されるようにしてもよい。また、ユーザーの操作部5の操作により、所望のゾーンを設定するようにしてもよい。
カロリー算出手段24(運動評価量計測手段)は、記憶部12に記憶された脈拍数から本発明の運動評価量の一つであるカロリー消費量を算出する。
運動時間計測手段25(運動評価量計測手段)は、内部タイマーの時間に基づいて、本発明の運動評価量の一つであるゾーン滞在時間を計測する。
歩数計測手段26(運動評価量計測手段)は、加速度センサー11により計測される加速度に基づいて、本発明の運動評価量の一つであるユーザーの歩数をカウントする。
達成度評価手段27は、カロリー算出手段24、運動時間計測手段25、歩数計測手段26により計測された運動評価量であるカロリー消費量、運動時間、歩数の累計値と、例えばユーザーにより予め設定された運動目標値であるカロリー消費目標値、時間目標値、歩数目標値とを用いて、各運動目標値に対する各運動評価量の割合、すなわち、達成度を評価する。
なお、各種運動目標値は、操作部5を介してユーザーが直接入力するようにしてもよいし、USB端子部8を介してクレードル9から取得するようにしてもよい。また、近距離無線通信などによって、外部機器から各種目標値を取得してもよい。
操作判定手段28は、ユーザーによる操作部5の操作があったか否かを判定する。また、操作判定手段28は、装置本体2を叩くタップ操作があったか否かを加速度センサー11の検出値に基づいて判定する。
また、報知制御手段29は、各種条件に基づいてLED光源部7を点灯(点滅)制御し、上述した自己の運動強度を報知する(詳しくは後述する)。
[クレードルの全体構成]
図6は、生体情報測定装置1が接続されるクレードル9を正面側、つまり生体情報測定装置1をセットする方向から見た斜視図である。
クレードル9は、当該クレードル9と一体となって用いられる他の電子機器(例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等)に接続されることで、当該生体情報測定装置1を充電する機能と、生体情報測定装置1から取得した所定の情報(例えば、運動強度、目標達成度)を他の電子機器に転送する機能とを有する。
クレードル9は、図6に示すように、下ケース91と中ケース92と上ケース93とを備えている。下ケース91は、設置面に設置される台座としての役割を備える。下ケース91は、当該下ケース91を幅方向(X方向)に貫通する孔部911を備える。
孔部911には、前記中ケース92を介して可動軸部96が挿通されている。これにより、中ケース92は下ケース91に対して矢印A方向に回動可能に取り付けられている。
中ケース92は、下ケース91から上下方向(Z方向)に沿って延長され、さらに上部から手前側(Y方向)に延長された逆L字状に形成されている。なお、可動軸部96には、不図示のバネ部材が接続されており、当該バネ部材は、中ケース92をA1方向へ付勢する。これにより、中ケース92は、矢印A2方向に回動したとしても、自動的にA1方向に戻るようになっている。
上ケース93は、中ケース92の上面および背面を隠すカバーである。
上記のような構成により、クレードル9は、コの字状の凹部90を形成する。この凹部90の上端部、すなわち、中ケース92の突出部の下面には、ベース部921が形成されている。このベース部921には、前述した端子部94が挿通される複数の孔部が形成されている。クレードル9の端子部94は、VBUS端子941、GND端子942、D+端子943、D−端子944を備えている。これらの端子部94は、中ケース92内に配置され、その先端がベース部921の不図示の孔部から突出するようになっている。また、ベース部921から突出する端子部94の両端には、位置決め突起95が形成されている。これら位置決め突起95は、前述した生体情報測定装置1の装置本体2に設けられた位置決め孔63に嵌合する形状である。
また、凹部90の下端部、すなわち、下ケース91のX方向側の面には、ゴム状の突起97が設けられている。このゴム状の突起97は、前述した生体情報測定装置1の装置本体2に設けられた操作部5の間に嵌まり込む大きさに形成されている。
また、中ケース92には、USBケーブル98が接続されている。USBケーブル98の先端には、USB端子99が形成されており、他の電子機器(例えば、パーソナルコンピュータ等)と接続できる。USB端子99は、4つの端子(ピン)を備え、各端子はUSBケーブル98を介して端子部94の4つの端子にそれぞれ電気的に接続されている。これにより、例えば、クレードル9のUSB端子99が他の電子機器と接続されることにより、USBケーブル98を介して他の電子機器から供給される電力を端子部94のVBUS端子941、GND端子942に供給できる。また、端子部94のD+端子943、D−端子944を介して、当該クレードル9に接続される生体情報測定装置1の所定の情報を取得もしくは、生体情報測定装置1に他の電子機器からの情報を提供できるようになっている。
[生体情報測定装置による運動強度報知処理]
次に、上記のような生体情報測定装置1を用いた運動強度報知処理(脈拍ゾーン報知処理)について図面に基づいて説明する。
図7は、本実施形態の生体情報測定装置1を用いた運動強度報知処理のフローチャートである。図8は、報知制御手段29により報知されるLED表示の一例を示す図である。
生体情報測定装置1による運動強度報知処理では、図7に示すように、まず、ユーザーによる操作部5の操作に基づいて、生体情報測定装置1は、ユーザーの脈拍数の計測を開始する(S1)。
ステップS1の脈拍数の計測では、生体情報測定装置1の制御によって脈拍検出部10が作動し、脈拍検出部10はユーザーの脈拍を検出し、検出信号を出力する。また、脈拍取得手段21は、脈拍検出部10から入力された検出信号に基づいて、脈拍数を取得する。さらに、脈拍取得手段21は、取得した脈拍数を逐次記憶部12に記憶する。
次に、運動強度取得判定手段22は、ステップS1により取得した脈拍数に対応する運動強度(脈拍ゾーン)を判定する(S2)。
ここで、本実施形態における脈拍数に対応する運動強度について詳しく説明する。
前述したように、本実施形態における運動強度は、大別すると脈拍ゾーンに属するか、脈拍ゾーンの上限値を超えている(ゾーンオーバー)か、脈拍ゾーンの下限値を下回っている(ゾーン未満)かにより区別される。さらに、脈拍ゾーンは、図8に示すように、4つのゾーン(予め区分された複数の脈拍ゾーン)に区分けされている。具体的には、第1ゾーン、第2ゾーン、第3ゾーン、第4ゾーンに区分けされている。これらの各ゾーンは、運動強度により設定され、例えば、脂肪燃焼効率が最も低い第1ゾーン、第1ゾーンよりも脂肪燃焼効率が高い第2ゾーン、第2ゾーンよりも脂肪燃焼効率が高い第3ゾーン、脂肪燃焼効率が最も高い第4ゾーンの4段階に区分けされている。すなわち、脈拍ゾーンは、第1ゾーンから第4ゾーンまで脈拍数が順次高くなるように設定され、脂肪燃焼効率が異なる運動強度毎に区分けされている。この場合、第1ゾーンよりも低い脈拍数では、脂肪を燃焼させるには不十分な強度の運動であることを意味し、第4ゾーンよりも高い脈拍数では、脂肪燃焼させるために必要以上の運動強度で運動している、つまり効率の悪い運動をしていることを意味する。なお、ゾーン内とゾーン外との解釈は、上記に限定されるものではなく、たとえばユーザーの最大脈拍数を所定数のゾーンに分割して、ユーザーが今どのゾーンに位置するのかを報知するように構成してもよい。
図7に戻って、運動強度取得判定手段22は、ステップS2により判定された運動強度が、設定された脈拍ゾーン内であるか否か、つまり第1〜4ゾーンのいずれかのゾーンに該当するかを判定する(S3)。そして、ステップS3により運動強度がいずれかのゾーン内であると判定されると(S3でYES)、操作判定手段28は、ユーザーによる報知を指示する操作がなされたか否かを判定する(S4)。本実施形態の操作判定手段28は、装置本体2を叩くタップ操作が行われた場合に報知を指示する操作が行われたと判定する。これにより、ユーザーによる報知を指示する操作(タップ操作)がなされていないと判定されたときに(S4でNO)、制御部20は、上記ステップS1〜S3を繰り返す。
一方、ユーザーによるタップ操作がなされたと判定されたときに(S4でYES)、報知制御手段29は、運動強度を報知する報知制御処理を実行する(S5)。
具体的には、報知制御手段29は、図8に示すように、ステップS2により判定された運動強度が第1ゾーンに属する場合、第1発光素子711を第1の間隔(例えば、1秒間隔)で点滅させる。また、ステップS2により判定された運動強度が第2ゾーンに属する場合、第1発光素子711,712を第1の間隔(例えば、1秒間隔)で点滅させる。さらに、ステップS2により判定された運動強度が第3ゾーンに属する場合、第1発光素子711,712,713を第1の間隔(例えば、1秒間隔)で点滅させる。加えて、ステップS2により判定された運動強度が第4ゾーンに属する場合、複数の第1発光素子71の全ての発光素子、すなわち、第1発光素子711,712,713,714を第1の間隔(例えば、1秒間隔)で点滅させる。
すなわち、報知制御手段29は、運動強度が属する各ゾーンに基づいて、複数の第1発光素子711〜714のうち点滅させるべき発光素子を選択し点滅させる。より、具体的には、ステップS1にて取得された脈拍数に対応する運動強度が第1ゾーンに属すると判定された場合は、前記第2発光素子72から最も遠い位置に配置された第1発光素子711のみを点灯状態に制御し、運動強度が第2〜4ゾーンに属すると判定された場合は、複数の第1発光素子71において第2発光素子72から最も遠い位置に配置された第1発光素子711から順に2〜4個の第1発光素子712,713,714を点灯状態に制御する。換言すれば、運動強度が各ゾーンのそれぞれを超えるごとに、複数の第1発光素子71のうち第2発光素子72から最も遠い位置に配置された第1発光素子711から段階的に点滅状態にする第1発光素子712,713,714の数を増加させる。このように、運動強度が高くなるにつれて、点灯状態に制御する第1発光素子711〜714の数が段階的に増加させるので、いわゆるデジタル式のレベル表示メーターを見るような感覚で被験者の運動強度の属するゾーンを認識できる。
このとき、報知制御手段29により点滅させられる複数の第1発光素子71(711〜714)の点滅時間は、所定の操作がなされてから5秒間である。
なお、前記点滅時間は5秒間に限らず、例えば、10秒間でも、20秒間でもよく、ユーザーが予め設定した期間、点滅するようにしてもよい。
一方、ステップS3において、ステップS2により判定された運動強度が脈拍ゾーン内にないと判定されたときに(S3でNO)、報知制御手段29は、ユーザーによる報知を指示するタップ操作が無くても報知制御処理を実行する(S5)。
具体的には、報知制御手段29は、図8に示すように、ステップS2により判定された運動強度が脈拍ゾーンの上限値(第4ゾーンの上限値)を超えている場合(ゾーンオーバーの場合)、複数の第1発光素子71、第2発光素子72の全ての発光素子を点滅状態にさせる。このため、特に第2の色で点灯する第2発光素子72を点灯状態に制御するため、例えば、被験者の運動状態が過負荷(オーバーワーク)であること(目標とする運動強度の範囲にないこと)を容易に認識できる。
一方、報知制御手段29は、図8に示すように、ステップS2により判定された運動強度が脈拍ゾーンの下限値(第1ゾーンの下限値)を下回っている場合(ゾーン未満の場合)、複数の第1発光素子71のうち第2発光素子72から最も遠い位置に配置された第1発光素子711を第1の間隔より長い第2の間隔(例えば、2秒間隔)で点滅させる。
ユーザーは、点滅間隔の変化によって脈拍数(運動強度)が下限値を下回ったことを容易に認識できる。また、この場合、ユーザーによる報知を指示する操作がなされると、運動強度が脈拍ゾーンの第1ゾーンに属している場合と同一の第1発光素子711が点滅することとなるが、その点滅間隔が異なるため、運動強度を的確に把握できる。
図7に戻って、報知制御手段29による報知制御処理(S5)がなされると、制御部20は、当該処理による報知がなされてから所定の時間(例えば、5秒)が経過したか否かを判定する(S6)。そして、所定の時間が経過すると(S6でYES)、制御部20は、運動強度報知処理を継続するか否かを判定する(S7)。ステップS7において、例えば、ユーザーの操作部5の操作等により停止処理が行われると(S7でNO)、脈拍の計測処理を終了させる。一方、ステップS7において、ユーザーによる操作部5の操作がない場合は、運動状態報知処理を継続すると判定し(S7でYES)、ステップS1の処理に戻って処理を継続する。
なお、本実施形態において、報知制御手段29は、複数の第1発光素子71および第2発光素子72を点滅させることとしたが、点灯状態を維持するように制御してもよい。
また、本実施形態において、報知制御手段29は、図8に示すように、脈拍取得手段21によりユーザーの脈拍数が取得できない場合に、複数の第1発光素子71、第2発光素子72の全てを非点灯状態に制御する。これにより、ユーザーが脈拍ゾーンに属する運動強度にて運動をしている最中に報知を指示する操作を行った場合に、第1発光素子71、第2発光素子72の全てが点灯しないので、ユーザーは、生体情報測定装置1の装着状態が適切でないことや、電池電圧が低下して作動していないことや、故障状態にあること、すなわち脈拍数を計測できない状態であることを認識することができる。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態では、運動強度取得判定手段22は、脈拍取得手段21により取得された脈拍数に対応する運動強度が属する脈拍ゾーン(第1〜第4ゾーン)を判定し、報知制御手段29は、判定されたゾーンをLED光源部7の点灯状態を制御して報知する。
このため、利用者は、現在の運動強度の属するゾーンを複数の第1発光素子711,712,713,714の点灯状態に基づいて容易に把握できる。特に、第1〜第4ゾーンのレベルに応じて点灯する第1発光素子71の数を変更しているので、運動強度が属する脈拍ゾーンを容易に認識できる。また、LED光源部7の点灯状態を制御して報知するので、利用者は夜間においても確実に判定された脈拍ゾーンを把握することができる。
これにより、利用者は、LED光源部7の点灯状態で現在の運動強度の属するゾーンを把握できるので、現状の運動強度を維持する、もしくは変更する等の判断が容易にできる。
脈拍数が設定した第1〜第4ゾーンのいずれかに属している場合には、第1発光素子71が点灯し、第2発光素子72は点灯しないため、ユーザーは緑色の1色の点灯状態を視認することで、現在の運動状態が適切な状態であることを容易に認識できる。
また、脈拍数が脈拍ゾーンの上限値(第4ゾーンの上限値)を超えている場合には、第2発光素子72が点灯するため、ユーザーはオレンジ色の点灯が生じたことを視認することで、現在の運動状態が適切ではなく、オーバーワークであることを容易に認識できる。
従って、ユーザーは、生体情報測定装置1を装着して運動することで、適切な負荷の運動状態を維持でき、効果的な運動を行うことができる。
第1発光素子71の数と脈拍ゾーンの区分数とをそれぞれ4つずつとして対応させているので、第1〜第4ゾーンのレベルに応じて点灯状態に制御される第1発光素子71の数を変更できる。すなわち、脈拍数を第1〜4ゾーンの4段階で判定した際に、報知制御手段29は第1発光素子71の点灯数を1〜4個に設定しているので、点灯状態とされた第1発光素子71の数でゾーンを表示でき、運動強度の属するゾーンを容易に認識できる。
また、脈拍数を第1〜4ゾーンの4段階で判定した際に、報知制御手段29は第2発光素子72から最も離れた第1発光素子711から第1発光素子714の順に点灯数を増やしてゾーンを報知しているので、デジタル式のレベル表示メーターと同様にゾーンを報知できる。このため、ユーザーは運動強度の属するゾーンを容易に認識できる。
報知制御手段29は、脈拍数が脈拍ゾーンの上限値を超えている場合は、複数の第1発光素子71、第2発光素子72の全てを点滅させているので、ユーザーは第4ゾーンの上限値を超えていることを容易に把握できる。特に、第2発光素子72が点灯されるのは、脈拍数が脈拍ゾーンの上限値を超えている場合のみなので、ユーザーは運動状態が過負荷であること(目標とする運動強度の範囲にないこと)を容易に認識できる。
報知制御手段29は、脈拍数が脈拍ゾーンの下限値以上の場合は、該当するゾーンに応じて複数の第1発光素子71、第2発光素子72を第1の間隔で点滅状態に制御しているので、単に点灯したままの場合に比べてユーザーの注意を喚起できる。
また、脈拍数が脈拍ゾーンの下限値未満の場合は、第1の間隔より長い第2の間隔で点滅させるため、点滅間隔の変化によって脈拍数が第1ゾーンの下限値を下回ったことを容易に認識でき、ユーザーに対して運動強度を高めるように促すことができる。
報知制御手段29は、脈拍取得手段21により脈拍数が取得できない場合は、LED光源部7(複数の第1発光素子71、第2発光素子72)の全てを非点灯状態に制御するため、脈拍数を判定できない状態で運動を継続することを防止できる。
本実施形態では、脈拍数が第1〜第4ゾーンに該当している場合は、ユーザーが報知を指示する操作を行わない限り、ゾーンが報知されないので、LED光源部7の発光による電力消費を削減できる。また、ユーザーが確認したいときにLED光源部7を発光させるため、ユーザーが意図しないタイミングでの発光を抑制することができる。
一方で、脈拍数が第4ゾーンの上限値を超えたと判定された場合や第1ゾーンの下限値を下回ったと判定された場合は、ユーザーが報知を指示する操作を行わなくても、報知制御手段29が自動的にゾーンオーバーであることやゾーン未満であることを報知する。このため、ユーザーに対して、運動強度が適切でないこと(目標とする運動強度の範囲内にないこと)を確実に報知でき、ユーザーは運動強度を弱めたり、強めたりする対応を即座に行うことができる。
[第二実施形態]
次に本発明に係る第二実施形態の生体情報測定装置1について図面に基づいて説明する。
上記した第一実施形態では、報知制御手段29が脈拍数(運動強度)のゾーンをLED光源部7の点灯制御により報知する例を示した。これに対して、第二実施形態は、報知制御手段29が運動の目標達成度(達成度)をLED光源部7の点灯制御により報知する点で上記第一実施形態と異なる。
図9は、第二実施形態の生体情報測定装置1を用いた目標達成度報知処理のフローチャートである。図10は、報知制御手段29により報知されるLED表示の一例を示す図である。
第二実施形態の生体情報測定装置1では、例えばユーザーによる操作部5の操作により、カロリー消費量の目標値であるカロリー消費目標値、運動時間の目標値である時間目標値、歩数の目標値である歩数目標値を予め設定することができる。これらの各目標値は、例えば1日(例えば、0時0分0秒から23時59分59秒の期間)、1週間(例えば、日曜日の0時0分0秒から土曜日の23時59分59秒の期間)、1か月(例えば、月初の0時0分0秒から月末の23時59分59秒の期間)といった所定の期間毎に設定することができる。なお、この期間としては、本実施形態では、1日を最小単位として、1週間、1か月における目標値を設定する例を示すが、例えば、1時間を最小単位とした目標値を設定可能な構成としてもよい。
生体情報測定装置1の達成度評価手段27は、第一実施形態と同じく、カロリー算出手段24、運動時間計測手段25、歩数計測手段26により計測された各運動評価量(カロリー消費量、運動時間、歩数)の累計値の、前記期間毎の各運動目標値(カロリー消費目標値、時間目標値、歩数目標値)に対する割合、すなわち、達成度を評価する。例えば、達成度評価手段27は、前記累計値が1日での計測値の累計値であれば、1日分の目標値に対する達成度を評価する。また、達成度評価手段27は、前記累計値が1日以上、1週間以内の計測値の累計値であれば、1週間分の目標値に対する達成度を評価する。さらに、達成度評価手段27は、前記累計値が1週間以上、1ヶ月以内の計測値の累計値であれば、1ヶ月分の目標値に対する達成度を評価する。
ユーザーによる操作部5の操作に基づいて、生体情報測定装置1が計測を開始すると、図9に示すように、まず、生体情報測定装置1は、歩数計測手段26(運動評価量計測手段)により、歩数をカウントさせる(S11)。
具体的には、歩数計測手段26は、加速度センサー11から入力される加速度に基づいて、ユーザーが歩行した際の歩数をカウントし、記憶部12に記憶する。
ここで、記憶部12には、歩数記憶領域が設けられ、この歩数記憶領域は、暦に基づいた1日毎の歩数を記憶する複数の歩数格納部を備えている。そして、歩数計測手段26は、歩数を1カウントする毎に、歩数格納部に記憶される歩数を1ずつ上昇させる。また、歩数を記憶する歩数格納部は、1日毎に切り替えられる。すなわち、ユーザーが午前0時0分0秒を跨いで歩行運動を行った場合、午前0時0分0秒以降にカウントされる歩数が記憶される歩数格納部は、午前0時0分0秒前にカウントされた歩数が記憶された歩数格納部とは異なる領域となる。これにより、1日単位での歩数を取得することが可能となる。
また、生体情報測定装置1は、運動時間計測手段25(運動評価量計測手段)により、運動時間を計測させる(S12)。
具体的には、運動時間計測手段25は、内部タイマーが示す時刻情報に基づいて、ユーザーの操作部5の操作により、時間計測が開始されると、計測開始時間からの時間をカウントし、記憶部12に記憶する。また、運動時間計測手段25は、ユーザーの操作部5の操作により、脈拍計測が停止されると時間のカウントも停止する。なお、時間計測の開始タイミングは、脈拍計測の開始タイミングとは異なるタイミングであってもよい。
また、記憶部12には、運動時間を記憶する時間記憶領域が設けられ、運動時間計測手段25は、運動状態報知処理が実施された時間を時間記憶領域に記憶する。また、時間記憶領域は、歩数記憶領域と同様に、暦に基づいた1日毎の運動時間を記憶する複数の時間格納部を備え、例えば1日毎に異なる時間格納部に運動時間が記憶される。そして、運動時間計測手段25は、運動状態報知処理が実施されている間、例えば1秒毎に、時間格納部に記憶された運動時間をカウントアップしていく。
さらに、脈拍取得手段21により脈拍数が取得され当該脈拍数が記憶部12に記憶されると、生体情報測定装置1は、カロリー算出手段24(運動評価量計測手段)により、カロリー消費量を算出させる(S13)。具体的には、記憶部12には、1日毎のカロリー消費量を記憶するカロリー記憶領域が設けられ、カロリー算出手段24は、算出したカロリー消費量をカロリー記憶領域に記憶する。また、カロリー記憶領域は、歩数記憶領域や時間記憶領域と同様に、暦に基づいた複数のカロリー格納部を備え、例えば1日毎に異なるカロリー格納部にカロリー消費量が記憶される。
ここで、カロリー算出手段24によるカロリー消費量の算出方法としては、既知の計算方法(例えば特開2009-285498号公報参照)を用いることができ、例えば、ユーザーの年齢、性別、体重等のユーザーデータとして登録されたデータと、取得した脈拍数とから運動により消費されたカロリー消費量を算出する。第二実施形態の脈拍検出部10は、所定の間隔、例えば4秒間で1回の脈拍数を計測する。従って、カロリー算出手段24は、記憶部12に脈拍数が記憶される毎に、4秒間で消費されたカロリー消費量を算出し、カロリー格納部に格納されたカロリー消費量に加算していく。
次に、生体情報測定装置1は、達成度評価手段27により前述したステップS11〜S13により取得した歩数、運動時間、カロリー消費量のそれぞれの運動評価量の累計値を、ユーザーにより予め設定されたカロリー消費目標値(運動目標値)、時間目標値(運動目標値)、歩数目標値(運動目標値)の累計値で除算し、目標値に対する達成度を評価する(S14)。
そして、操作判定手段28は、ユーザーによる報知を指示する操作があるか否かを判定し(S15)、ユーザーによる所定の操作がなければ(S15でNO)、制御部20は、上記したステップS11〜S14の処理を繰り返す。
なお、報知を指示する操作とは、例えば、表示部4に表示された各種項目の中から、本日の運動履歴を操作部5の操作により選択される操作をいうが、もちろんこれに限られない。
一方、ステップS15において、ユーザーによる所定の操作がなされたと判定されると(S15でYES)、報知制御手段29は、達成度評価手段27により評価された運動目標値に対する現在の目標達成度をLED光源部7の点灯制御により報知する(S16)。
具体的には、報知制御手段29は、図10に示すように、ステップS14により評価された目標達成度が20%以上40%未満の場合、第1発光素子711を点灯させる。また、ステップS14により評価された目標達成度が40%以上60%未満の場合、第1発光素子711,712を点灯させる。さらに、評価された目標達成度が60%以上80%未満の場合、第1発光素子711,712,713を点灯させる。加えて、ステップS14により評価された目標達成度が80%以上100%未満の場合、全ての第1発光素子711,712,713,714を点灯させる。また、ステップS14により評価された目標達成度が100%以上の場合、複数の第1発光素子71および第2発光素子72を点灯させる。
なお、目標達成度が20%未満の場合、複数の第1発光素子71および第2発光素子72の全ての消灯状態が維持される。
すなわち、報知制御手段29は、目標達成度が所定の割合を超えるごとに、第2発光素子72から最も遠い位置に配置された第1発光素子711から段階的に点滅状態または点灯状態にする第1発光素子712,713,714の数を増加させる。このように、目標達成度が高くなるにつれて、点灯状態に制御する第1発光素子71の数が段階的に増加するので、いわゆるデジタル式のレベル表示メーターを見るような感覚で目標達成度を認識できる。
この達成度の表示時間は、所定の操作がなされてから5秒間であるが、例えば、10秒間でも、20秒間でもよく、ユーザーが予め設定した期間点灯させればよい。
図9に戻って、報知制御手段29による報知制御処理(S16)がなされると、制御部20は、当該処理による報知がなされてから所定の時間(例えば、5秒)が経過したか否かを判定する(S17)。そして、所定の時間が経過すると(S17でYES)、制御部20は、目標達成度報知処理を継続するか否かを判定する(S18)。ステップS18において、例えば、ユーザーの操作部5の操作により停止処理が行われると、脈拍の計測処理を終了させる(S18でNO)。一方、ステップS18において、ユーザーによる操作部5の操作がない場合は、目標達成度報知処理を継続すると判定し(S18でYES)、ステップS11の処理に戻って処理を継続する。
なお、本実施形態において、報知制御手段29は、複数の第1発光素子71および第2発光素子72を点灯状態に制御することとしたが、点滅状態に制御してもよい。
また、報知制御手段29は、算出した達成度に基づいて複数の第1発光素子71、第2発光素子72を点灯させる場合、複数の発光素子71,72を同時に点灯させてもよいし、パラメーターが増加していくように複数の発光素子71,72を順次点灯させてもよい。例えば、達成度が70%となって第1発光素子711,712,713の3つの発光素子を点灯させる場合に、第1発光素子711,712,713を同時に点灯させてもよいし、最初に第1発光素子711を点灯し、0.5秒後に第1発光素子712を点灯し、さらに0.5秒後に第1発光素子713を点灯させてもよい。また、報知制御手段29は、目標達成度が所定の割合を超えるごとに、第2発光素子72から最も遠い位置に配置された第1発光素子711から段階的に点滅状態または点灯状態にする第1発光素子712,713,714の数を増加させるとしたが、第1発光素子711、第2発光素子72を弧を描くように配置する場合には、第2発光素子72をLED光源部7の一方の端部に配置し、LED光源部7の他方の端部に位置する第1発光素子711から段階的に点滅状態または点灯状態にするように構成してもよい。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態では、運動評価量計測手段(カロリー算出手段24、運動時間計測手段25、歩数計測手段26)と、達成度(目標達成度)を評価する達成度評価手段27と、目標達成度をLED光源部7を制御して報知する報知制御手段29とを備えるので、ユーザーは運動評価量(歩数、運動時間、カロリー消費量)の目標値に対する目標達成度をLED光源部7の点灯状態で容易に、そして直感的に把握できる。
これにより、ユーザーは、予め設定した目標値までどれくらい運動を行う必要があるかを容易に把握でき、目標達成のモチベーションを維持でき、効率的な運動支援を行うことができる。
[第三実施形態]
次に、本発明に係る第三実施形態に係る生体情報測定装置1について図面に基づいて説明する。第三実施形態は、報知制御手段29が運動強度と目標達成度とを切り替えて報知するものである。
図11は、第三実施形態の生体情報測定装置1を用いた運動強度報知処理のフローチャートである。図12は、報知制御手段29により報知されるLED表示の一例を示す図である。図13は、第三実施形態の生体情報測定装置1を用いた目標達成度報知処理のフローチャートである。図14は、報知制御手段29により報知されるLED表示の一例を示す図である。
なお、図11および図13については、前述した第一実施形態および第二実施形態と同一の処理については、同一番号を付している。また、以下の説明では、同一番号が付された処理(ステップ)については、その説明を簡略化する場合がある。
生体情報測定装置1による運動強度報知処理では、図11に示すように、まず、ユーザーによる操作部5の操作に基づいて、生体情報測定装置1は、ユーザーの脈拍数を計測する(S1)。
また、生体情報測定装置1は、計測された情報に基づいて第二実施形態と同様に運動評価量を計測する(S20)。すなわち、運動評価量の計測処理(S20)では、図9のS11〜S13と同じ処理が実行され、歩数計測手段26により歩数をカウントし、運動時間計測手段25により運動時間を計測し、カロリー算出手段24によりカロリー消費量を算出する。
このように本実施形態では、脈拍数の計測(S1)と、運動評価量の計測(S20)を並行して行っている。
次に、運動強度取得判定手段22は、ステップS1により取得した脈拍数に対応する脈拍ゾーン(運動強度)を判定する(S2)。そして、運動強度取得判定手段22は、ステップS2により判定された脈拍数(運動強度)が、脈拍ゾーンの上限値(第4ゾーンの上限値)を超えているか否か、つまりゾーンオーバーであるかを判定する(S21)。ステップS21でゾーンオーバーと判定されると(S21でYES)、報知制御手段29による報知制御処理がなされる(S5)。
一方、ステップS21でNOと判定されると、運動強度取得判定手段22は、脈拍数(運動強度)が脈拍ゾーンの下限値(第1ゾーンの下限値)を下回っているか否か、つまりゾーン未満であるかを判定する(S22)。脈拍数が脈拍ゾーンの下限値を下回っていると判定された場合(S22でYES)、所定時間判定手段23は、脈拍数が予め定められた所定の時間(例えば、30秒間)継続して脈拍ゾーンの下限値を下回っているか否かを判定する(S23)。脈拍数が所定時間継続してゾーン未満であると判定されると(S23でYES)、報知制御手段29による報知制御処理へと移行する(S5)。
ステップS23でNOと判定された場合と、ステップS22でNOと判定された場合、操作判定手段28は、ユーザーにより報知を指示する操作(タップ操作やボタン操作)がなされたか否かを判定する(S4)。ステップS4でNOと判定されると、制御部20は、ステップS1から上記の処理を繰り返す。
また、報知を指示するタップ操作がなされたと判定されると(S4でYES)、報知制御手段29は、運動強度を報知する報知制御処理を実行する(S5)。
ステップS5では、報知制御手段29は、図12に示すように、脈拍数が所定時間継続して脈拍ゾーンの下限値を下回っている場合(S23でYESの場合)と、所定のタップ操作があった場合に脈拍数が脈拍ゾーンの下限値を下回っている場合は、第1発光素子711を第1の間隔より長い第2の間隔(例えば、2秒間隔)で点滅させる。換言すれば、報知制御手段29は、脈拍数が所定時間継続して脈拍ゾーンの下限値を下回っている場合には、ユーザーによる報知を指示する操作がなくても、第1発光素子711を第2の間隔で点滅させる。これにより、利用者は、運動強度が適切でないことを確実に認識でき、運動強度を上げたりする対応を即座に行うことができる。また、脈拍数が脈拍ゾーンの下限値を下回っている場合でも、所定時間その状態が継続しなければ自動的には報知されないので、脈拍数が一時的に脈拍ゾーンの下限値を下回っても、被験者に不要な情報を与えることを抑制できる。
なお、脈拍数が脈拍ゾーン(第1〜第4ゾーン)内にあるときは、前述した第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図11に戻って、報知制御手段29による報知制御処理(S5)がなされると、操作判定手段28は、当該報知制御手段29により運動強度が報知されている最中にユーザーによる報知を指示する操作がなされたか否かを判定する(S24)。そして、ステップS24でNOと判定されると、制御部20は、運動強度報知処理を継続するか否かを判定する(S7)。ステップS7において、ユーザーの操作部5の操作により停止処理が行われると(S7でNO)、計測処理を終了させる。一方、ステップS7において、ユーザーによる操作部5の操作がない場合は、運動状態報知処理を継続すると判定し(S7でYES)、ステップS1の処理に戻って処理を継続する。
一方、ステップS24においてYESと判定されると、制御部20は、図13に示すように目標達成度を報知する処理へと移行する。
なお、ステップS24において検出される目標達成度の報知を指示する操作は、ステップS4における操作(タップ操作)と同様の操作であるが、これと異なる操作であってもよい。例えば、タップ回数によって、どちらの報知処理を実施するかを判断するように構成してもよい。
目標達成度を報知する処理が開始されると、生体情報測定装置1は、図13に示すように、達成度評価手段27により前述したステップS20により取得した歩数、運動時間、カロリー消費量のそれぞれの累計値を、ユーザーにより予め設定された運動目標値であるカロリー消費目標値、時間目標値、歩数目標値で除算して目標達成度に対する割合、すなわち、達成度を評価する(S14)。
そして、報知制御手段29は、達成度評価手段27により評価された目標達成度をLED光源部7の点灯制御により報知する(S16)。図14に示すように、目標達成度を報知するLED光源部7の点灯パターンは第二実施形態と同じである。
そして、報知制御手段29による報知制御処理(S16)がなされると、制御部20は、当該処理による報知がなされてから所定の時間(例えば、5秒)が経過したか否かを判定する(S17)。そして、所定の時間が経過すると(S17でYES)、制御部20は、目標達成度報知処理を継続するか否かを判定する(S18)。ステップS18において、例えば、ユーザーの操作部5の操作により停止処理が行われると、脈拍の計測処理を終了させる(S18でNO)。一方、ステップS18において、ユーザーによる操作部5の操作がない場合は、運動状態報知処理を継続すると判定し(S18でYES)、図11のステップS1の処理に戻って処理を継続する。
なお、本実施形態において、ステップS16で報知される目標達成度は、歩数、運動時間、カロリー消費量のいずれかの目標達成度であるが、表示される目標達成度の種類は予めユーザーが設定しておいてもよいし、操作部5の操作で切り替えることができるようにしてもよい。
また、本実施形態において、各種目標達成度は、運動強度が報知されているタイミングで、つまり脈拍検出部10が脈波を検出しているときにタップ操作がなされると目標達成度を表示することとしたが、例えば、第二実施形態のように、運動強度が報知されている最中でなくても、つまり運動中でなくとも、表示部4に表示された各種項目(歩数、運動時間、カロリー消費量)を選択し、選択された項目に基づいた本日の運動履歴を操作部5の操作により選択することで目標達成度を表示してもよい。
また、本実施形態において、ステップS24におけるタップの回数に応じて、報知する目標達成度の項目(歩数、運動時間、カロリー消費量)を変更するようにしてもよい。これにより、タップの回数を変更するだけで、ユーザーは、所望の項目における目標達成度を認識することが可能となる。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態では、脈拍数が該当するゾーンつまり運動強度の報知と、各種運動評価量の目標達成度の報知とを、LED光源部7の点灯状態を制御することで切り替えて表示できる。このため、ユーザーは、リアルタイムの脈拍数(運動強度)の変化を確認しながら運動でき、達成度を確認したい場合にはタップ操作を行うことで即座に確認できる。従って、効率的な運動支援を行うことができる。
また、運動強度(脈拍数)の報知は発光素子71,72の点滅で行い、目標達成度は発光素子71,72の点灯で行うことで、点灯パターンを異ならせているので、ユーザーは現在報知されている情報が運動強度であるか、目標達成度であるかを容易に認識できる。
その上、運動強度の報知中にタップ操作を行うことで目標達成度の表示に切り替えることができ、目標達成度の表示が一定時間(例えば5秒間)経過すると、自動的に運動強度の報知に戻るため、ユーザーの操作性も向上できる。
[変形例]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、運動時間計測手段25による運動時間の計測として、脈拍数の計測が行われている時間を計測する例を示したが、これに限定されない。例えば、脈拍数が脈拍ゾーン内で維持されている時間を計測してもよい。同様に、歩数計測手段26による歩数カウント期間も、脈拍数が脈拍ゾーン内で維持されている期間の歩数をカウントしてもよい。
カロリー算出手段24によるカロリー消費量の算出として、脈拍数が記憶部12に記憶される毎に、当該脈拍数に基づいたカロリー消費量を算出して、カロリー格納部に記憶されたカロリー消費量に加算する例を示したが、これに限定されない。
例えば、所定期間(1日、1週間、1か月)における脈拍数の平均値を算出し、脈拍数の平均値に基づいてカロリー消費量を算出してもよい。
また、全ての実施形態において、生体情報測定装置1は、被験者であるユーザーが各種操作を実行し、運動強度および目標達成度を認識できるようにしたが、これに限られない。すなわち、被験者の状態を管理する管理者が運動強度および目標達成度を認識するようにしてもよい。例えば、被験者に装着する生体情報測定装置には計測したデータを無線で通信する通信手段を設け、本発明の生体情報処理装置を管理者が所持し、この生体情報処理装置において無線通信で取得した計測データを処理して脈拍数(運動強度)や達成度をLED光源部7で表示するようにしてもよい。このようにすれば、被験者の運動強度および目標達成度を、被験者とは別の管理者が認識できる。また、生体情報測定装置1では脈拍数を計測し、計測した脈拍数を無線または有線の通信を介して外部機器に送信し、外部機器で消費カロリーや各種目標達成度を算出し、算出結果を外部機器から生体情報測定装置1に送信し、LED光源部7で報知するように構成してもよい。
また、本発明の生体情報処理装置は、被験者の運動状態を管理するだけで無く、体調管理に利用してもよい。例えば、安静状態の脈拍数を基準に範囲(例えば、50回/分〜70回/分)を設定し、この範囲を複数の脈拍ゾーンに区分(例えば、5回/分毎)し、被験者の脈拍数がどのゾーンに該当するかを判定することで、体調管理に使用してもよい。これにより、脈拍ゾーンの幅が狭いので、脈拍数の変化、つまり体調の変化を認識することができる。例えば、老人養護施設等において、高齢者に脈拍計を装着させ、管理者が各高齢者の脈拍数を定期的に取得することにより、高齢者の体調の変化をより微細に認識することができる。
また、全ての実施形態において、報知制御手段29は、LED光源部7の点灯により、生体情報測定装置1の充電中、充電完了、エラー発生等を報知する機能を備えてもよい。より具体的には、クレードル9がUSB端子部8に接続され、充電が開始されると、例えば、第1発光素子711を点灯させることにより、当該生体情報測定装置1が充電中であることを報知するようにしてもよい。
また、充電が完了した場合、例えば、第2発光素子72を点灯させることにより、当該生体情報測定装置1の充電が完了したことを報知するようにしてもよい。
さらに、エラーが発生した際には、第2発光素子72を所定の間隔(例えば、0.5秒ごと)にて点滅させることにより、当該生体情報測定装置1にエラーが発生している(例えば、クレードル9との接続に異常がある等)ことを報知するようにしてもよい。
また、報知制御手段29は、複数の第1発光素子71、第2発光素子72の点灯間隔を制御することとしたが、これに限られない。すなわち、複数の第1発光素子71、第2発光素子72の消灯間隔を制御するようにしてもよい。これによれば、報知制御手段29は第1発光素子71、第2発光素子72の点灯間隔を制御するのと、同様の効果を得ることができる。
さらに、LED光源部7の複数の第1発光素子71、第2発光素子72は、それぞれ異なる色で発光することとしたが、これに限られない。すなわち、複数の第1発光素子71と第2発光素子72の発光色が同じであっても、例えば、報知制御手段29が、複数の第1発光素子71を点滅させるときの点灯間隔、または消灯間隔を、第2発光素子72を点滅させるときの点滅間隔、または消灯間隔と異なるように制御すれば、複数の第1発光素子71と第2発光素子72とを確実に見分けることができる。
上記第一実施形態および第三実施形態において、運動強度が脈拍ゾーンの上限値を超えた際に、複数の第1発光素子71および第2発光素子72の全ての発光素子を第1の間隔で点滅させることとしたが、これに限られない。例えば、第2発光素子72のみを第1の間隔で点滅させるようにしてもよい。
上記第一実施形態および第三実施形態において、脈拍ゾーンを個人ごとに設定してもよい。例えば、3分間一定のペース(1分間に120歩のペース)でユーザーが歩いた際の脈拍数に基づいて、脈拍ゾーンを設定するようにしてもよい。このとき、ユーザーは一定のペースで歩くことが求められる。このため、ユーザーの一定ペースでの歩行を補助するため、報知制御手段29が一定のペース(120回/分)で第1発光素子71や第2発光素子72を点滅させるようにしてもよい。これにより、ユーザーは、LED光源部7の点滅に合わせながら歩行することが可能となり、より正確な脈拍ゾーンを設定することができる。
本発明の発光素子としては、LEDに限らず、有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)でもよく、点灯、点滅状態で可視光を出力できるものであればよい。
図2に示すように、本願の生体情報測定装置1は、LED光源部7の他に、表示部4を有するように構成してもよい。このように構成した場合、表示部4、LED光源部7それぞれにことなる情報を表示させることができるので、例えば表示部4に現在の脈拍数を表示させるとともに、LED光源部7に各種目標達成度を表示させることができる。つまり、表示部4とLED光源部7とに、それぞれ異なる情報をユーザーに報知させるように構成することで、ユーザーが複数の観点で自身の状況を、同時に、直感的に把握することができる。
1…生体情報測定装置(運動支援装置)、4…表示部、7…LED光源部、10…脈拍検出部、12…記憶部、20…制御部、21…脈拍取得手段、22…運動強度取得判定手段(脈拍ゾーン判定手段)、23…所定時間判定手段、24…カロリー算出手段(運動評価量計測手段)、25…運動時間計測手段(運動評価量計測手段)、26…歩数計測手段(運動評価量計測手段)、27…達成度評価手段、28…操作判定手段、29…報知制御手段、71,711,712,713,714…第1発光素子、72…第2発光素子。

Claims (13)

  1. 表示部と、
    複数の発光素子と、
    被験者の脈拍数を取得する脈拍取得手段と、
    前記脈拍数が、予め区分された複数の脈拍ゾーンのいずれのゾーンに属するのかを判定する脈拍ゾーン判定手段と、
    前記脈拍ゾーン判定手段の判定結果に基づいて、前記複数の発光素子の点灯状態を制御することで、前記脈拍数が属する脈拍ゾーンを報知する報知制御手段と、を備えることを特徴とする生体情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の生体情報処理装置において、
    前記複数の発光素子は、複数の第1発光素子と、第2発光素子と、を備え、
    前記脈拍数が前記脈拍ゾーンのいずれかに属していると前記脈拍ゾーン判定手段が判定した場合、前記報知制御手段は、前記複数の第1発光素子の点灯状態を制御し、
    前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの上限値を超えていると前記脈拍ゾーン判定手段が判定した場合、前記報知制御手段は、少なくとも前記第2発光素子の点灯状態を制御することを特徴とする生体情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の生体情報処理装置において、
    前記複数の第1発光素子と前記第2発光素子とは、発光色が異なることを特徴とする生体情報処理装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の生体情報処理装置において、
    前記報知制御手段は、前記複数の第1発光素子を点滅させるときの点灯間隔および消灯間隔の少なくとも一方が、前記第2発光素子とは異なるように制御することを特徴とする生体情報処理装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の生体情報処理装置において、
    前記複数の第1発光素子の数は、前記脈拍ゾーンの区分数に対応し、
    前記報知制御手段は、前記複数の第1発光素子のうち、前記脈拍数の属する前記脈拍ゾーンに対応して予め定められた数の第1発光素子の点灯状態を制御することを特徴とする生体情報処理装置。
  6. 請求項2から請求項5のいずれかに記載の生体情報処理装置において、
    前記複数の第1発光素子および前記第2発光素子は一方向に直列に配置され、前記第2発光素子は前記直列の端に配置され、
    前記脈拍ゾーンは、nを2以上の整数とした場合に、第1ゾーンから第nゾーンまで脈拍数が順次高くなるように設定され、
    前記報知制御手段は、mを2以上、n以下の整数とした場合に、
    前記脈拍数が第1ゾーンに属すると判定された場合は、前記複数の第1発光素子において前記第2発光素子から最も遠い位置に配置された第1発光素子を点灯状態に制御し、
    前記脈拍数が第mゾーンに属すると判定された場合は、前記複数の第1発光素子において前記第2発光素子から最も遠い位置に配置された第1発光素子から順にm個の第1発光素子を点灯状態に制御することを特徴とする生体情報処理装置。
  7. 請求項2から請求項6のいずれかに記載の生体情報処理装置において、
    前記報知制御手段は、
    前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの下限値以上の場合は、点灯状態にすべき前記複数の第1発光素子および前記第2発光素子を第1の間隔で点滅状態に制御し、
    前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの下限値未満の場合は、前記複数の第1発光素子のいずれかを前記第1の間隔より長い第2の間隔で点滅状態に制御することを特徴とする生体情報処理装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の生体情報処理装置において、
    前記報知制御手段は、前記脈拍取得手段により前記脈拍数が取得できない場合は、前記複数の発光素子の全てを非点灯状態に制御することを特徴とする生体情報処理装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の生体情報処理装置において、
    報知を指示する操作がなされたか否かを判定する操作判定手段を備え、
    前記報知制御手段は、前記操作判定手段により前記報知を指示する操作がなされたと判定された場合は、前記脈拍数の属する脈拍ゾーンを報知することを特徴とする生体情報処理装置。
  10. 請求項9に記載の生体情報処理装置において、
    前記報知制御手段は、前記脈拍ゾーン判定手段により前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの上限値を超えていると判定された場合は、前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの上限値を超えていることを報知することを特徴とする生体情報処理装置。
  11. 請求項9または請求項10に記載の生体情報処理装置において、
    前記脈拍数が、前記脈拍ゾーンの下限値を下回っている状態が所定時間継続したか否かを判定する所定時間判定手段を備え、
    前記報知制御手段は、前記所定時間判定手段により前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの下限値を下回っている状態が所定時間以上継続したと判定された場合に、前記脈拍数が前記脈拍ゾーンの下限値を下回っていることを報知することを特徴とする生体情報処理装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の生体情報処理装置において、
    前記被験者の運動量を評価する運動評価量を計測する運動評価量計測手段と、
    予め設定された運動目標値に対する前記運動評価量の達成度を評価する達成度評価手段と、を備え、
    前記報知制御手段は、前記脈拍ゾーンを報知しているときに前記報知を指示する操作がなされたときに、前記達成度評価手段により評価された前記達成度を前記複数の発光素子の点灯状態を制御することで報知することを特徴とする生体情報処理装置。
  13. 表示部と、
    複数の発光素子と、
    被験者の運動量を評価する運動評価量を計測する運動評価量計測手段と、
    予め設定された運動目標値に対する前記運動評価量の達成度を評価する達成度評価手段と、
    前記達成度評価手段により評価された前記達成度を前記複数の発光素子の点灯状態を制御することで報知する報知制御手段と、を備えることを特徴とする生体情報処理装置。
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