JP2015073753A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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好宏 矢田
Yoshihiro Yada
好宏 矢田
小松 常利
Tsunetoshi Komatsu
常利 小松
小池 敏文
Toshifumi Koike
敏文 小池
金子 哲憲
Akinori Kaneko
哲憲 金子
小谷 直己
Naoki Kotani
直己 小谷
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Abstract

【課題】乾燥運転中に発生する騒音を低減しつつ、乾燥運転で消費する電力量を抑制した洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する内槽と、前記外槽から排出される水を排出する排水ホースと、前記排水ホースと洗濯機用排水トラップとを接続する接続継手管を備え、乾燥運転中に、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホース及び前記接続継手管を経由して機外へ排気する洗濯乾燥機において、前記接続継手管の屈曲部の内面を滑らかにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、衣類の洗濯または洗濯から乾燥まで出来る洗濯乾燥機に関する。
乾燥機又は洗濯から乾燥までを連続して行える洗濯乾燥機による衣類の乾燥は、送風ファンと熱源により高温・低湿度の乾燥空気を作り、これを洗濯槽内に吹込み、衣類の温度を高くし、衣類から水分を蒸発させ、蒸発した水分を機外へ排出することにより行う。これに関する従来技術として下記特許文献1−3がある。
蒸発した水分の除去方法としては、蒸発した水分を含む空気をそのまま洗濯乾燥機外へ排出する排気乾燥方式(常に新しい空気を供給)と、蒸発した水分含む空気を冷やし結露させて水分を除去する除湿循環乾燥方式(同じ空気を循環させる)がある。また、時間短縮と使用水量や消費電力を低減するため乾燥工程の前半に空冷または水冷除湿を行い、後半に機外周囲の乾燥した外気を給気し、洗濯物に吹付けた後の温風空気をそのまま排気する併用方式がある。
特開2008−104715号公報 特開2008−110135号公報 特開2010−17270号公報
洗濯物に吹付けた後の温風空気をそのまま排気する従来技術では、時間短縮と使用水量や消費電力の低減を図ることはできるが、乾燥機または洗濯乾燥機が置かれた室内に高湿な空気をそのまま排気してしまい、室内の環境を悪化させてしまう。その対応として、上記特許文献3では、乾燥運転で出来る高温高湿の排気を排水トラップ装置を介して下水流路に排水と同様に流し、排気が室内に排出されないようにしている。
しかし、この下水流路に排気を排出する方式は、次のような課題がある。排水ホースと排水トラップ装置を接続する接続継手管はL型形状を採用しているものが多く存在する。曲がり部の内部は直角に近い形状であり、排気を排出すると流れた空気が剥離し空気抵抗が増大してしまう問題を有している。そのため騒音の増加、送風機の仕事の増加へ繋がる。
本発明は、上記の課題に鑑み、乾燥運転中に発生する騒音を低減しつつ、乾燥運転で消費する電力量を抑制した洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する内槽と、この内槽を駆動するモータと、前記内槽を支持する筐体と、前記内槽内に温風を送風するための送風路、加熱手段及び送風手段を有する乾燥装置と、前記外槽から排出される水を排出する排水ホースと、前記排水ホースと洗濯機用排水トラップとを接続する接続継手管を備え、乾燥運転中に、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホース及び前記接続継手管を経由して機外へ排気する洗濯乾燥機において、前記接続継手管の屈曲部の内面を滑らかにした。
本発明によれば、乾燥運転中に発生する騒音を低減しつつ、乾燥運転で消費する電力量を抑制した洗濯乾燥機を提供できる。
本発明の実施例に係るもので、除湿乾燥運転での洗濯乾燥機の断面図を示す。 本発明の実施例に係るもので、排気乾燥運転での洗濯乾燥機の断面図を示す。 本発明の実施例に係るもので、乾燥運転終了後の洗濯乾燥機の断面図を示す。 本発明の実施例に係るもので、接続継手管及び排水トラップ装置の断面図を示す。 本発明の実施例に係るもので、ファンの外観図を示す。 本発明の実施例に係るもので、ファンを構成するファンカバーの内部の断面図を示す。 本発明の実施例に係るもので、ファンを構成するファンケースの内部の断面図を示す。 本発明の実施例に係るもので、ファンの羽根車の断面図を示す。 乾燥運転時の騒音と周波数の関係図を示す。
以下、本発明の実施例を図面により説明する。 まず、図1−3に沿って洗濯乾燥機の概要から説明する。図1−3に示すように、洗濯乾燥機の外郭を構成する筺体90は、ベース1とベース1上部の鋼板と樹脂成形品で組合わされて載せられた外枠2と外枠2の正面の洗濯物30を出し入れするドア3と前面カバー22及び背面の背面カバー23とが設けられ形成される。この洗濯乾燥機は洗濯機用防水パン100内に置かれる。
外枠2の内側には外槽20が備えられる。外槽20は下部の複数個のサスペンション21により支持されている。外槽20の内側にある内槽(回転ドラム29)にはドア3を開けて投入された洗濯物30があり、回転ドラム29の開口部の外周には脱水時の洗濯物30のアンバランスによる振動を低減するための流体バランサー31が設けられている。
また、回転ドラム29の内側には洗濯物30を掻き揚げる複数個のリフター33が設けられている。回転ドラム29は回転ドラム用金属製フランジ34に連結された主軸35を介してドラム駆動用モータ36に直結されている。外槽20の開口部には弾性体からなるゴム系のパッキン38が取付けられている。
このパッキン38は外槽20内とドア3との水密性を維持する役割をしている。これにより、洗い,すすぎ及び脱水時の水漏れの防止が図られている。回転ドラム29は、側壁に遠心脱水および通風用の多数の小孔(図示せず)を有する。外槽20の底壁に開口した排水口37は、排水弁8を介して排水ホース9に接続する。
回転ドラム29内の洗濯物30を乾燥させる送風路5と送風手段たるファン61と加熱手段たるヒータ62を含む乾燥装置6は、外槽20から離して外枠2に固定(図示せず)されている。送風路5と通風口32は柔軟構造のベローズ4で略水平に接続し、ヒータ62の出口と吹出しノズル11は外槽20の最上面から中心までの間に且つ外槽20の中心より前面の位置に柔軟構造のベローズ7で外槽20に対し略垂直に接続して外槽20の振動を吸収している。排水口37,ファン61の吸気口及び吐出口には温度センサ(図示せず)が設けてある。また送風路5には異常水を排出するためのオーバーフロー管95を設けてあり、排水ホース9へ接続されている。なお、加熱手段の熱源は、ヒータ62に限らず、ヒートポンプユニットを利用したものであっても良い。
ここで、図5−7を用いてファン61の構成の詳細を説明すると、ファン61は羽根車102と羽根車102を駆動する駆動モータ103と、羽根車101を内包するファンカバー104とファンケース107からなる。ファンカバー104とファンケース107は合成樹脂により形成されたもので、図6にあるようにファンカバー104とファンケース107にはファン収納部108とヒータ収納部109を備えている。
次に、羽根車102の具体的な形状について、図8(a)及び図8(b)を用いて説明する。羽根車102は、駆動モータ103の回転軸に固定される後面プレート102bと、羽根102cと、中央に吸い込み口を有する前面プレート102aとで構成されている。また、羽根車102cは、羽根車102の回転方向に対して、内径側から外径側にかけて後退していくような形をしており、所謂ターボファンと呼ばれる羽根車を構成している。そして、駆動モータ103を10000r/min以上の高速で回転することにより、吹出しノズル11から50m/s以上の高速の風を吹き出し、風の力で衣類のシワを伸ばす乾燥運転を行う。なお、本実施例では、羽根102cの枚数を、従来の8本と比べて多い12本とした。
ここで、羽根枚数を12本に増加させた場合における、騒音との関係について説明する。図9は、ファン駆動時の周波数と、騒音レベルの関係を示すものである。なお、ファンの回転数は、従来も本実施例も共に13400r/minとして行った。ファンの羽根枚数と、ファンの回転数を乗じた周波数成分が羽根音であり、従来のファンは羽根枚数が8枚なので羽根音は1800Hzにて生じ、本実施例によるファンは羽根枚数が12枚なので羽根音は2700Hzにて生じる。その他の流体音等の騒音レベルが低い、高周波側に羽根音を移動させることで、羽根音の低減を図ることができる。しかも、羽根音のピーク周波数が、高周波側に移動するので、人の聴覚でも聞き取り難くなる。このように、羽根枚数10枚や16枚等、従来のファンよりも羽根枚数を増やすことで、羽根音低減と騒音レベル低減が実現できる。なお、羽根枚数を例えば24枚にまで増やすと、羽根音の低減が更に見込まれるが、羽根車を回転させる際の負荷が増え、ファン効率が低減してしまうので、10以上16以下程度の羽根枚数が望ましい。
このように構成したドラム式の洗濯乾燥機は、洗濯運転工程においては、回転ドラム29内に洗濯物を投入し、排水弁8を閉じた状態で給水して外槽20に洗濯水を溜め、回転ドラム29を回転させて洗濯物30を洗濯する。また、脱水運転工程においては、排水弁8を開いて外槽20内の洗濯水を排水し、回転ドラム29を回転させて遠心脱水する。
そして、乾燥運転工程前半から中盤では、図1のように排水弁8を開いた状態で回転ドラム29を回転させると共に、ファン61を運転して外槽20内の空気を通風口32から吸出して送風路5内を通過させて水冷除湿した後にヒータ62で加熱して吹出しノズル11から回転ドラム29内の洗濯物30に向けて吹込む循環空気12を生成する。
回転ドラム29内で洗濯物30から水分を奪って湿潤した循環空気12の除湿は、冷却水弁(図示せず)を開き冷却水供給管51から送風路5内の壁面に流れ出た冷却水52を流下させ、循環空気12と触れさせることにより実現する。送風路5内の壁面に流れ出た冷却水52は排水口37を通って排水ホース9により排出される。
乾燥運転工程後半では、図2に示すようにヒータ62をOFFにして冷却水52を止める。そして、吸気弁13を開くことによりベース1下部の隙間から吸込まれた外部空気16は、外槽20の側面を流れながら外槽20,モータ36,ファン61の排熱を受けながら温められ、乾燥中盤までに外槽20の上面と外枠2の空間に溜められた高温の筐体内部空気15とともにファン61へ吸込まれる。
吸込まれた筐体内部空気14は洗濯物30に吹付けられ洗濯物30から水分を奪い、湿潤して排水口37より排水ホース9、接続継手管88を通り、排水トラップ装置10の水溜トラップに出来る水封じを破って排水口40に排出され、下水流路へと流下する。一般的な排水トラップ装置の場合、水封じ高さは50〜80mm程度あるため、水封じを破るには排水ホース9側の圧力は約1000Pa以上必要となる。
また、排水口40から逆流するように流入して来る臭気のガスを抑えるため、水封じを破った後も高い圧力(所定以上の圧力)を確保する必要があり、排水ホースによる排気式乾燥中は、高い圧力を保つようにファン61を制御する。
排水ホース9が接続される排水トラップ装置10は洗濯機用防水パン100に取付けられる。排水トラップ装置10は一般的な排水トラップ装置の構造を備えている。排水トラップ装置には、排水ホース9からの排水が流れ込むとともに洗濯機用防水パン100内をながれる水も流れ込むようになっている。
乾燥運転終了後は、図3に示すように排水口40側の圧力より排水ホース9側の圧力を高く保ちながら水封じを破らない圧力レベルまでファン61の回転数を下げて冷却水52を流し、排水トラップ装置10の水溜トラップに水を溜め水封じを回復させて乾燥運転工程が終了となる。
このように、乾燥運転終了後に、排水ホース9側の圧力を所定以上に保ちながら排水ホースを経由して排水トラップ装置10に水を供給することにより、排水口40からの臭気を抑えながら排水トラップ10の水封じを回復させることができる。なお、この排水トラップ装置の水封じ回復は、排水ホース9側の圧力を高く保っていれば、乾燥運転の最後又は乾燥運転の終了後のいずれでも良い。
図1に示す除湿乾燥では排水ホース9から排気されないが、図2に示す排気乾燥運転では排水ホース9から排気される。しかし、外部空気16を吸込ながら運転される排気乾燥運転では洗濯物30の水分を奪取した高温多湿の排気は、排水ホース9、接続継手管88、排水トラップ装置10を経て下水流路に流されるので、室内の環境を悪化させずに消費電力を削減することが出来る。さらに、乾燥運転終了時に排水ホース9側の内圧を保ちながら排水トラップ装置10の水封じを回復させるため排水口40からの臭気が室内に漏れて環境を悪化させることはない。
乾燥運転工程は、排気乾燥運転は始めから終わりまで続けたり、水冷除湿をして途中から排気乾燥運転に移行したり、排気乾燥運転をして途中から水冷除湿に移行する種々の運転がある。
乾燥運転工程に冷却水を使用しない場合、循環空気12の温度が上昇して洗濯物30の温度が上がるため余熱乾燥時に用いられる熱容量が増加して、乾燥運転工程の消費電力量をさらに削減できる。なお、冷却水を使用しない場合、空冷によって送風路5や外槽20などの内壁面が除湿部となる。
また、乾燥運転工程の後半のみ吸気弁を開いて洗濯物30からの水分を排水ホース9から排出するが、乾燥運転工程の中盤に1回もしくは数回吸気弁を開いて洗濯物30の温度が下がらないように洗濯物30からの水分を排水ホース9から排出することにより、外槽20内に飽和した水蒸気が排出され乾燥運転工程の後半に排出する水分が減少するため乾燥工程の消費電力量をさらに削減できる。
通常の乾燥運転である循環乾燥運転では、ヒータなどの加熱手段で乾燥用の空気を加熱しながら乾燥が行われる。それに対し、排気乾燥運転では洗濯乾燥機の筐体に溜まる余熱を利用して乾燥をするので省エネになる。
次に図4を加え、接続継手管88、排水トラップ装置10について説明する。洗濯機用の排水トラップ装置は、図4に示すように、排水トラップ本体80、排水トラップ本体80内に置かれる封水椀81、封水椀81内に置かれる封水筒82、封水筒82内に置かれる流入円筒83、洗濯機の排水ホース9と接続されるL型をした接続継手管88を有する。封水が溜まる水溜トラップは、封水椀81、封水筒82、流入円筒83によって構成され、図1、図3に示すように封止用の水が溜まる。この水溜トラップに溜まる封水で、下水流路から逆流するように来る臭気のガスは遮られる。これにより、室内に臭気のガスが流入するのが抑えられる。排水トラップ本体80は出口側に排水口40を有する。排水口40は下水流路に連通するようにつながり、洗濯機の排水は排水トラップ装置に流れ込み、排水口40から下水流路に流下する。
封水椀81は有底円筒形状をしており、外低側に設けた支持突起84により封水椀81は排水トラップ本体80の底から持ち上がった状態で置かれる。流入円筒83は下端に支持足85を有し、この支持足85で流入円筒83は封水椀81の底から持ち上がった状態で置かれ、流入円筒83から封水椀81へ排水が流れるようにしている。
上枠リング86は排水トラップ本体80の上開口に嵌合される。洗濯機用防水パン100の底に取り付けた排水トラップ本体80は上枠リング86により洗濯機用防水パン100に締結される。固定ねじリング87は、上枠リング86の内周に形成したネジにねじ止めされ、封水筒82の固定を行う。流入円筒83の上側には、途中に屈曲部を有するL型をした接続継手管88が接続され、接続継手管88の上端側に排水ホース9が着脱自在に接続される。洗濯機の排水は排水ホース9、接続継手管88、流入円筒83内を流れて排水トラップ装置に流れ込むのである。洗濯機用防水パン100の底に流れ出した水は流入円筒83の外周側と封水筒82内に存在する流入口(目皿89)から排水トラップ装置に流れ込む。なお、排水ホース9を接続継手管88に接続しない場合には、排水ホース9から排出した水は洗濯機用防水パン100内を流れ、流入円筒83の外周側と封水筒82内に存在する流入口(目皿89)に流れる。
さて、洗濯乾燥機の排気乾燥運転では排水ホース9からの排気は接続継手管88を通り水溜トラップに溜まる水に勢い良く吹き付けられ、前述した水封じを破る。このとき、排水ホース9からの排気は接続継手管88の中で、バリや金型突き当てによる段差等に起因して空気抵抗増大の影響を受け、騒音を生じてしまう。さらに空気抵抗が増大するため排気するためのファンの仕事が増えてしまう。つまりファン61の電力量が増えてしまう。また一部の水はバリや段差の部分に残水し汚れの堆積、付着の原因となる。しかし、図4に示すように接続継手管88の内面を滑らかにすることで、このような問題を無くすことが可能となる。すなわち、接続継手管88の屈曲部の内面に、排水や排気の抵抗が少なくなるような形状を設けることで、水や空気の抵抗増大を緩和し、汚れ付着を低減できる
ここで、接続継手管88の屈曲部における内面を滑らかにするとは、ラウンド形状を設けることであり、内面における曲り半径Rが5mm以上20mm以下となるようにする。Rを小さくし過ぎれば空気の剥離が生じ、Rを大きくし過ぎれば必然的に接続継手管88が大型化して設置の際に不都合が生じる。本実施例では、接続継手管88の屈曲部の内面における曲り半径をR10程度とすることで、空気の剥離が抑えられ、騒音は約2dB(A)低減できることが実験で求められた。
接続継手管88の内面を滑らかにし、空気抵抗の増加を抑えることでファン61の電力を抑えることができる。これは空気抵抗が減った分、ファン61はより多くの風量を流せることになり、従来のファン61の回転数よりも低い回転数で制御することが可能となるためである。ファンの回転数を抑えることでも騒音低減の効果がある。
また接続継手管88の内面を滑らかにし、空気抵抗の増加を抑えることでファン61はより多くの風量を排水トラップへ流すことが可能となるため、これを利用し従来よりも排気量を増やした運転が実現できる。排気量を増やした運転とは、ファン61の回転数を上げて排気運転を行うというものである。
従来は、ヒータ62とファン61を同時に駆動し温風を衣類に吹きかけ乾燥を行っており、ファン回転数は13400r/minであった。しかし本実施例のような接続継手管88の構成によれば、ファン回転数を14400r/minと上昇させ、ヒータ62は使用せず乾燥を行うことが可能となる。従来のようにヒータ62を使用し衣類を加熱する場合は、衣類だけでなく、周囲の部品も高温となり、最終的には筺体90を温め、熱が外部へ放出されてしまい損失が生まれてしまうが、本実施例によれば、ヒータ62で加熱する時間を減らすことで損失を低減することができる。
しかしながら単純に、ヒータ62の使用をやめファン61のみの送風による乾燥を行うと、衣類から湿気を取り除く性能が低下してしまうため、乾燥に時間がかかってしまう。そこで、ファン61の回転数を14000r/min以上に高めた運転を行い、排気量を増加させ衣類から湿気を取り除く性能を維持することで、ヒータ62を使用せず低損失な運転が出来て、かつ、運転時間が長期化を抑えた乾燥運転が可能となる。
上述のように、ヒータ62を駆動させずにファン61の回転数を高めて乾燥させる運転は、接続継手管88が滑らかであると制御装置138が判断した場合に実施されることが望ましい。また、乾燥運転のコースとして、ヒータを使用する乾燥運転と、ヒータを使用しない乾燥運転を設けておき、ヒータを使用しない乾燥運転が選択された場合に、ヒータを使用する乾燥運転の場合と比べて、ファン61の回転数を高くしても良い。なお、ファンの形状や、乾燥経路の抵抗などに応じてファン回転数は適切に設定する必要があり、本実施例では14400r/minとしたが、洗濯乾燥機の構成によりファン回転数が10000r/min程度になることも考えられる。
本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
2…外枠
5…送風路
6…乾燥装置
8…排水弁
9…排水ホース
10…排水トラップ装置
20…外槽
29…回転ドラム
36…ドラム駆動用モータ
37,40…排水口
61…ファン
62…ヒータ
80…排水トラップ本体
81…排水椀
82…排水筒
83…流入円筒
84…支持突起
85…支持足
86…上枠リング
87…固定ねじリング
88…接続継手管
89…目皿
100…洗濯機用防水パン

Claims (4)

  1. 乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する内槽と、この内槽を駆動するモータと、前記内槽を支持する筐体と、前記内槽内に温風を送風するための送風路、加熱手段及び送風手段を有する乾燥装置と、前記外槽から排出される水を排出する排水ホースと、前記排水ホースと洗濯機用排水トラップとを接続する接続継手管を備え、乾燥運転中に、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホース及び前記接続継手管を経由して機外へ排気する洗濯乾燥機において、前記接続継手管の屈曲部の内面を滑らかにしたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 請求項1において、前記加熱手段を駆動させずに乾燥運転を行う場合、前記加熱手段を駆動させながら乾燥運転を行う場合と比べて、前記送風手段の回転数を高くしたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 請求項1において、前記加熱手段を駆動させずに、前記送風手段の回転数を14000r/min以上として乾燥運転を行うことを特徴とする洗濯乾燥機。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記接続継手管の屈曲部の内面における曲り半径Rが5mm以上20mm以下であることを特徴とする洗濯乾燥機。
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