JP2015073675A - 吸込ヘッド及び電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吸込ヘッドが上下逆向きにされた際に回転ブラシの電気モータの駆動を確実に防止する吸込ヘッド及び電気掃除機を提供する。【解決手段】本発明の吸込ヘッド1は、回転ブラシ30と、電気モータと、スイッチと、ストッパ片47と、ボール46と、ガイド部48と、を有する。吸込ヘッド1のガイド部48は、水平な被清掃面G上に吸込ヘッド1が置かれた状態において、上下方向に延びる第1のガイド部481と、第1のガイド部481の上端の第1の端部481aに接続しかつ第1の端部481aへ向かって上方へ傾斜する第2のガイド部482と、を有する。吸込ヘッド1が上下逆向きにされた状態において、第2のガイド部482はボール46を第1の端部481aへ向かって転がるように案内し、第1のガイド部481はストッパ片47との間でボール46の水平方向の移動を制限する。【選択図】図12

Description

本発明は、被清掃面の塵埃を吸引して除去する電気掃除機に使用する吸込ヘッド及びその吸込ヘッドを備えた電気掃除機に関する。
近年、電気掃除機は、吸込ヘッド内に電気モータで回転する回転ブラシを備えるものが主流である。このような回転ブラシを備えた吸込ヘッドにおいては、通常、吸込ヘッドを被清掃面から持ち上げた場合に電気モータを停止させる操作部を有している(例えば、特許文献1)。
このような電気掃除機の吸込ヘッドは、電気モータの駆動を電気的にON・OFF制御するスイッチと、操作部と、操作部に連動するストッパ片と、吸込ヘッドを上下逆向きにすると上下方向に移動するボールと、を備えている。操作部は、吸込ヘッドの被清掃面への離反・接地に連動して変位する検出部を有し、吸込ヘッドが被清掃面に接地されたときに検出部に連動してスイッチをON操作し、吸込ヘッドが被清掃面から離反したときに検出部に連動してスイッチをOFF操作している。
そして、このような従来の電気掃除機の吸込ヘッドは、吸込ヘッドが上下逆向きにされた際に、ボールを突起上に載せた状態で、鉛直方向に延びる壁部からなる当接部とストッパ片とでボールを水平方向で挟持することで、操作部の可動を阻止してスイッチのOFF状態を維持している。
特開平7−67814号公報
そこで、本発明の目的は、吸込ヘッドが上下逆向きにされた際に回転ブラシの電気モータの駆動を確実に防止する吸込ヘッド及び電気掃除機を提供することにある。
本発明にかかる吸込ヘッドは、
底部に開口した吸込開口部から一部が突出するように設けられた回転ブラシと、
前記回転ブラシを回転する電気モータと、
前記電気モータの通電状態と非通電状態を切り替える接点を有するスイッチと、
前記接点を押すアームと、
前記アームと連動するストッパ片と、
前記アームと連動するスイッチ用車輪と、
前記ストッパ片の移動を制限することができるボールと、
前記ボールを案内するガイド部と、
を有する吸込ヘッドであって、
前記ガイド部は、水平な被清掃面上に吸込ヘッドが置かれた状態において、上下方向に延びる第1のガイド部と、該第1のガイド部の上端の第1の端部に接続しかつ該第1の端部へ向かって上方へ傾斜する第2のガイド部と、を有し、
前記吸込ヘッドが上下逆向きにされた状態において、前記第2のガイド部は前記ボールを第1の端部へ向かって転がるように案内し、前記第1のガイド部は前記ストッパ片との
間で前記ボールの水平方向の移動を制限することを特徴とする。
本発明にかかる吸込ヘッドによれば、吸込ヘッドが上下逆向きにされた際に、ボールを傾斜した第2のガイド部によって第1のガイド部へ案内することができるため、ガイド部の所定位置へ案内されたボールによってストッパ片の移動が制限されるため、回転ブラシの電気モータの駆動を確実に防止することができる。
本発明にかかる吸込ヘッドにおいて、
前記ストッパ片は、前記ボールを保持可能な湾曲部と、前記アームと連動して回転する回転中心のある基端部と、該湾曲部を挟んで該基端部と反対側にある先端部と、を有し、
前記ストッパ片の前記基端部は、前記第1のガイド部の仮想延長線上にあり、
前記ストッパ片の前記先端部は、吸込ヘッドが上下逆向きにされた際に、前記ボールが前記第2のガイド部の傾斜に沿って前記第1の端部へ向けて移動するように前記ボールを押すように回転可能であることができる。
本発明にかかる吸込ヘッドによれば、吸込ヘッドが上下逆向きにされた際に、ストッパ片の先端部が第2のガイド部の傾斜に沿って第1のガイド部へボールを移動することができるため、回転ブラシの電気モータの駆動を確実に防止することができる。
ことができる。
本発明にかかる吸込ヘッドにおいて、
前記第1のガイド部は、前記第1の端部とは反対側の第2の端部を有し、
前記ガイド部は、前記第1のガイド部の前記第2の端部へ向かって上方へ傾斜する第3のガイド部をさらに有し、
前記第3のガイド部は、前記吸込ヘッドが上下逆向きにされた状態において、前記ボールが前記第2のガイド部へ転がるように傾斜していることができる。
本発明にかかる吸込ヘッドによれば、吸込ヘッドが上下逆向きにされた際に、ボールが第3のガイド部の傾斜に沿って移動して、第2のガイド部へ転がることができ、しかも第2のガイド部は上記したように第1のガイド部へ向けて傾斜しているため、回転ブラシの電気モータの駆動を確実に防止することができる。
本発明にかかる電気掃除機は、
電動送風機を有する電気掃除機本体と、
前記電気掃除機本体に接続された筒状の吸引管と、
前記吸引管の先端に接続された上記いずれかの吸込ヘッドと、
を具備したことを特徴とする。
本発明にかかる電気掃除機によれば、吸込ヘッドが上下逆向きにされた際に、ボールを傾斜した第2のガイド部によって第1のガイド部へ案内することができるため、ガイド部の所定位置へ案内されたボールによってストッパ片の移動が制限されるため、回転ブラシの電気モータの駆動を確実に防止することができる。
ことができる。
本発明にかかる吸込ヘッドによれば、吸込ヘッドが上下逆向きにされた際に、ボールを傾斜した第2のガイド部によって第1のガイド部へ案内することができるため、ガイド部の所定位置へ案内されたボールによってストッパ片の移動が制限されるため、回転ブラシ
の電気モータの駆動を確実に防止することができる。
また、本発明にかかる電気掃除機によれば、吸込ヘッドが上下逆向きにされた際に、ボールを傾斜した第2のガイド部によって第1のガイド部へ案内することができるため、ガイド部の所定位置へ案内されたボールによってストッパ片の移動が制限されるため、回転ブラシの電気モータの駆動を確実に防止することができる。
本発明の一実施形態にかかる電気掃除機の斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる吸込ヘッドの平面図である。 本発明の一実施形態にかかる吸込ヘッドの右側面図である。 図2におけるA−A断面図である。 上カバーを外した状態の吸込ヘッドの平面図である。 図2におけるC−C断面図である。 図2におけるD−D断面図である。 図2におけるE−E断面図である。 被清掃面から吸込ヘッドを持ち上げた状態のC−C断面の一部拡大図である。 被清掃面から吸込ヘッドを持ち上げた状態のD−D断面の一部拡大図である。 被清掃面から吸込ヘッドを持ち上げた状態のE−E断面の一部拡大図である。 吸込ヘッドを上下逆向きにした状態を説明するD−D断面の一部拡大図である。 本発明の他の実施形態にかかる電気掃除機の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の一実施の形態にかかる吸込ヘッドは、底部に開口した吸込開口部から一部が突出するように設けられた回転ブラシと、前記回転ブラシを回転する電気モータと、前記電気モータの通電状態と非通電状態を切り替える接点を有するスイッチと、前記接点を押すアームと、前記アームと連動するストッパ片と、前記アームと連動するスイッチ用車輪と、前記ストッパ片の移動を制限することができるボールと、前記ボールを案内するガイド部と、を有する吸込ヘッドであって、前記ガイド部は、水平な被清掃面上に吸込ヘッドが置かれた状態において、上下方向に延びる第1のガイド部と、該第1のガイド部の上端の第1の端部に接続しかつ該第1の端部へ向かって上方へ傾斜する第2のガイド部と、を有し、前記吸込ヘッドが上下逆向きにされた状態において、前記第2のガイド部は前記ボールを第1の端部へ向かって転がるように案内し、前記第1のガイド部は前記ストッパ片との間で前記ボールの水平方向の移動を制限することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態にかかる電気掃除機は、電動送風機を有する電気掃除機本体と、前記電気掃除機本体に接続された筒状の吸引管と、前記吸引管の先端に接続された前記吸込ヘッドと、を具備したことを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態にかかる電気掃除機70の斜視図である。図2は、本発明の一実施形態にかかる吸込ヘッド1の平面図である。図3は、本発明の一実施形態にかかる吸込ヘッド1の右側面図である。図4は、図2におけるA−A断面図である。図5は、上カバー1aを外した状態の吸込ヘッド1の平面図である。図6は、図2におけるC−C断面図である。図7は、図2におけるD−D断面図である。図8は、図2におけるE−E
断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態にかかる電気掃除機70は、図示しない電動送風機を有する電気掃除機本体71と、電気掃除機本体71に接続された筒状の吸引管75と、吸引管75の先端に接続された吸込ヘッド1と、を具備したことを特徴とする。吸込ヘッド1は、電気掃除機70に吸引管75としての蛇腹状のホース72及び剛性のある合成樹脂製の延長管73を介して接続される。延長管73の前端には吸込ヘッド1が接続し、延長管73の後端はハンドル74を有すると共にホース72の前端が接続される。ホース72は、その後端に剛性のある合成樹脂製の接続部76が設けられ、接続部76が電気掃除機本体71に接続する。
ホース72および延長管73は内部が中空の筒状になっており、電気掃除機本体71の内部に配置されている図示しない電動送風機によって内部の空気が吸気、排出されることにより負圧がかかることで吸込ヘッド1及び吸引管75内に吸込気流を発生させることができる。
ハンドル74には図示しない操作スイッチが設けられ、例えば、電動送風機の電源のONとOFF及び吸引力の強弱の切り替えなどの操作が可能である。使用者は、ハンドル74を把持して吸引管75及び吸込ヘッド1を被清掃面に対して移動し、操作することができる。
図2に示すように、吸込ヘッド1は、吸込ヘッド1の幅方向に延びる上カバー1a及び下カバー1bと、図1に示す電気掃除機本体71の延長管73と連結される継手4と、を有し、平面視形状(図5を参照)が略T字状をなしている。なお、本明細書において、上下方向は、吸込ヘッド1で被清掃面を掃除する状態における床面側を下として説明し、前後方向は延長管73に連通する継手4のある側を後方として説明し、幅方向は前後方向及び上下方向に直交する方向として説明する。また、被清掃面は水平で平坦な面とし、水平な被清掃面に吸込ヘッド1が置かれた状態とは被清掃面を吸込ヘッド1で清掃する状態をいう。
吸込ヘッド1は、被清掃面である例えば床面(以下、被清掃面は単に「床面」という)Gに対向する底部20と、底部20から床面Gに向けて突出する回転ブラシ30と、底部20から床面Gに向けて突出する2つの前車輪6a及び2つの後車輪6bと、を有する。回転ブラシ30は、吸込ヘッド1の幅方向のほぼ全体に延びている。吸込ヘッド1の底部20と床面Gとの隙間は、前車輪6a及び後車輪6bの底部20からの突出高さで決まる。
上カバー1aは、合成樹脂製であって、下カバー1bを上方から覆う蓋のように載置して固定されている。上カバー1aの上面は、吸込ヘッド1の上壁部2である。上カバー1aの幅方向の中央部には、上壁部2から上方に突出した突出部2aが形成されている。
継手4は、合成樹脂製であって、吸込ヘッド1の幅方向の中央部であって、後方に向かって突出して設けられる。
図3に示すように、前車輪6aは底部20の前方に設けられ、後車輪6bは底部20の後方であって取付部3の後端に設けられる。
図4に示すように、吸込ヘッド1の前方の底部20に吸込開口部10が開口し、吸込ヘッド1の内側には吸込開口部10と継手4とを連通する吸込室21が形成される。継手4は、吸込ヘッド1の後方に突出する取付部3において上カバー1aと下カバー1bとに挟
み込まれるように取り付けられている。継手4は、取付部3に対して継手4の縦軸を中心に回転可能である。
回転ブラシ30は、吸込開口部10からその一部が下方に突出するように設けられ、床面Gに下端が接触している。回転ブラシ30は、回転軸32を中心に回転可能である。回転ブラシ30を回転させることにより、床面G上にある塵埃を掻き上げて吸込室21へと導くことができる。
図5に示すように、回転ブラシ30は、回転軸32の両端が下カバー1bと図示しない上カバー1aとの間に回転可能に支持されている。図5の右側の回転軸32には、電気モータ34の駆動力を伝えるベルト35が掛け回されている。したがって、電気モータ34が駆動すると、ベルト35を介して回転軸32及び回転ブラシ30が回転軸32を中心に回転する。
吸込ヘッド1は、図5の左側に、電気モータ34の通電状態と非通電状態を切り替える接点を有するスイッチ41(図5では破線で示した)と、接点を押すアーム40と、アーム40と連動するストッパ片47と、アーム40と連動するスイッチ用車輪44と、を有する。
スイッチ用車輪44は、カバー45に対して回転自在に設けられている。カバー45は、その両端が支持軸42,42に固定されている。カバー45の図5の右側の支持軸42にはアーム40が固定され、カバー45の図5の左側の支持軸42にはストッパ片47が固定されている。したがって、アーム40とストッパ片47とカバー45(スイッチ用車輪44)とは、支持軸42の回転によって一体となって回転可能である。
アーム40の右側にある支持軸42の端部は、コイルスプリング43が巻回されている。コイルスプリング43は、その一端が上カバー1a及び下カバー1bに固定され、コイルスプリング43の付勢力によって支持軸42をスイッチ用車輪44が底部20から突出する方向に常時付勢している。
また、カバー45の図5の左側にはストッパ片47の移動を制限することができるボール46を有する。
図6に示すように、スイッチ用車輪44は、上述したようにコイルスプリング43(図5を参照)の付勢力によって常時床面Gに接触する方向に付勢されており、床面Gと接触することによって、カバー45が支持軸42の回転中心Xを中心に回転して、吸込ヘッド1の内部に収容される。スイッチ用車輪44は、床面Gの清掃中においては、そのほとんどの部分をこのように吸込ヘッド1の内部に収容され、底部20から突出した部分が床面Gと接触して回転軸44aの周りに回転する。ここでは、スイッチ用車輪44が最も上昇した位置にある状態を示しているが、実際の清掃中においては、コイルスプリング43の付勢力によってスイッチ用車輪44は床面Gと接触している。
図7に示すように、床面Gの清掃中、スイッチ用車輪44が床面Gと接触している間、ストッパ片47は、ガイド部48との間でボール46を保持した状態にある。
ガイド部48は、ボール46を案内する第1〜第3のガイド部481〜483を有する。
第1のガイド部481は、図7のような水平な床面Gに吸込ヘッド1を置かれた状態において、上下方向に延び、上端の第1の端部481aと第1の端部481aとは反対側の
下端の第2の端部481bを有する。床面Gの清掃中にあっては、第1のガイド部481は、床面Gに対してほぼ垂直に延びている。図7の破線481cは、第1のガイド部481の仮想延長線481cである。
第2のガイド部482は、第1のガイド部481の上端である第1の端部481aに接続して、第1の端部481aへ向かって上方へ傾斜する。
第3のガイド部483は、第1のガイド部481の下端である第2の端部481bに接続して、第2のガイド部482とは反対側で第2の端部481bへ向かって上方へ傾斜する。
ストッパ片47は、ボール46を保持可能な湾曲部471と、アーム40と連動して回転する回転中心Xのある基端部472と、湾曲部471を挟んで基端部472と反対側の端部である先端部473と、を有する。
湾曲部471は、ボール46の半径よりもわずかに大きな曲率半径の面がボール46の外周に接触してボール46を保持可能である。湾曲部471の開放側は、ボール46が出入り自在であり、ボール46の出入りを容易にするためにわずかに開放側へ向けて広がる傾斜面を有する。
基端部472は、図5を用いて説明した支持軸42に固定されている。したがって、基端部472には支持軸42の回転中心Xを有する。基端部472は、第1のガイド部481の仮想延長線481c上にある。
先端部473は、基端部472の回転中心Xを中心に回転可能である。先端部473は、スイッチ用車輪44が最も上昇した状態において、図7に示すように、第1のガイド部481と第2のガイド部482に囲まれた位置まで回転して移動することができる。この状態及びスイッチ用車輪44が床面Gと接触している状態において、先端部473とガイド部48との間の隙間をボール46は移動することができない。また、ボール46は、湾曲部471の開放側をガイド部48の第3のガイド部483によって制限され、基端部472と先端部473の間から移動することが制限されている。
図8に示すように、アーム40は、図5を用いて説明した支持軸42に固定されている。アーム40は、支持軸42の回転中心Xを中心に回転することができる。アーム40の上方には、電気モータ34(図5を参照)の通電状態と非通電状態を切り替える接点41bを有するスイッチ41が設けられている。スイッチ41の下方には、接点41bと接触する接点アーム41aが設けられている。なお、接点41bは、図11に示すような押しボタンであることができる。
図8の状態及びスイッチ用車輪44が床面Gと接触している状態において、アーム40の回転中心Xとは反対側の先端は、接点アーム41aを押し上げて、スイッチ41の接点41bを押しており、電気モータ34を通電状態、すなわち回転ブラシ30を回転させている。
次に、吸込ヘッド1を被清掃面である床面Gから持ち上げた状態を説明する。
図9は、被清掃面から吸込ヘッド1を持ち上げた状態のC−C断面の一部拡大図である。図10は、被清掃面から吸込ヘッド1を持ち上げた状態のD−D断面の一部拡大図である。図11は、被清掃面から吸込ヘッド1を持ち上げた状態のE−E断面の一部拡大図である。図12は、吸込ヘッド1を上下逆向きにした状態を説明するD−D断面の一部拡大
図である。
図9に示すように、吸込ヘッド1を床面Gから持ち上げると、スイッチ用車輪44がコイルスプリング43(図5を参照)の付勢力によって底部20から床面Gに向かって押し出される。スイッチ用車輪44は、回転中心Xの周りに回転して図9に示す下限位置に保持される。
図10に示すように、スイッチ用車輪44が下限位置(図9を参照)に移動すると、ストッパ片47は、ボール46を湾曲部471内に保持したまま、回転中心Xの周りに回転して、先端部473が図10に示す下限位置に移動する。
図11に示すように、スイッチ用車輪44が下限位置(図9を参照)に移動すると、アーム40は、回転中心Xの周りに回転して、接点アーム41aが下降し、接点41bを解放する。接点41bが解放されると、スイッチ41が電気モータ34への通電状態を解除して、非通電状態とする。したがって、図9〜図11のように、床面Gから吸込ヘッド1を持ち上げると、電気モータ34が非通電状態となり、回転ブラシ30が停止する。
図12に示すように、図9〜図11の状態から吸込ヘッド1を上下逆向きにすると、ボール46は、ストッパ片47の湾曲部471から下方へ落ちる。このとき、ストッパ片47は、コイルスプリング43の付勢力によってボール46の落下よりも遅れて回転を開始するため、ボール46の移動を妨げない。
ボール46は、図12に示すガイド部48の所定位置において、ストッパ片47の先端部473に接触してストッパ片47の移動を制限する。より具体的には、ガイド部48は、上下方向に延びる第1のガイド部481とストッパ片47の先端部473との間でボール46の水平方向の移動を制限している。また、第2のガイド部482は、湾曲部471から落下してきたボール46を傾斜に沿って案内し、第1のガイド部481の第1の端部481aへ向かって転がるように案内する。したがって、ボール46は、吸込ヘッド1を上下逆向きにされた際に、常にガイド部48の所定位置、すなわち水平方向で第1のガイド部481と接触し、下方で第2のガイド部482と接触する位置に案内される。
また、ストッパ片47の先端部473は、回転中心Xを中心に回転し、ボール46が第2のガイド部482の傾斜に沿って第1の端部481aへ向けて移動するようにボール46を押すように回転する。そのため、ボール46は、より確実に第1のガイド部481と第2のガイド部482とに接触する所定位置に案内される。
ボール46がガイド部48の所定位置に移動すると、ストッパ片47の先端部473は、ボール46の斜め上方から第1のガイド部481と第2のガイド部482へ向かって押圧する。このため、ボール46は、水平方向へも上下方向へも確実に移動が制限される。
さらに、第3のガイド部483は、吸込ヘッド1が上下逆向きにされた状態において、ボール46が第2のガイド部482へ転がり落ちるように傾斜しているため、ボール46をより確実にガイド部48の所定位置に案内することができる。
また、ストッパ片47の基端部472のテーパ面482aは、第3のガイド部483と共に第2のガイド部482へ向けて広がるように配置され、ボール46が第2のガイド部482へ向かって移動するように、案内することができる。
以上のように、本実施の形態において、電気掃除機70は、電気掃除機本体71に車輪が設けられたいわゆるキャニスター型の電気掃除機70として説明したが、図13に示す
ような使用者が電気掃除機本体71aを把持して片手で操作するいわゆるスティック型の電気掃除機70aであってもよい。
図13は、本発明の他の実施形態にかかる電気掃除機70aの斜視図である。
図13に示すスティック型の電気掃除機70aは、図示しない電動送風機を有する電気掃除機本体71aと、電気掃除機本体71aに接続された筒状の吸引管75aと、吸引管75aの先端に接続された吸込ヘッド1と、を具備している。吸引管75aは、内部が中空の筒状で剛性のある合成樹脂製である。電気掃除機本体71aの内部に配置されている図示しない電動送風機によって内部の空気が吸気、排出されることにより負圧がかかることで吸込ヘッド1及び吸引管75a内に吸込気流を発生させることができる。
ハンドル74aには操作スイッチが設けられ、例えば、電動送風機の電源のONとOFF及び吸引力の強弱の切り替えなどの操作が可能である。電気掃除機本体71aの内部には、図示しないバッテリーを有することができる。使用者は、ハンドル74aを把持して電気掃除機70aを持ち運ぶことができると共に、吸込ヘッド1を被清掃面に対して移動し、操作することができる。
本実施の形態にかかる吸込ヘッド1は、このような軽量で吸込ヘッド1を床面から離して容易に持ち運ぶことのできるスティック型の電気掃除機70aに特に有利である。
なお、上記のように本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。
1 吸込ヘッド、1a 上カバー、1b 下カバー、2 上壁部、2a 突出部、3 取付部、4 継手、6a 前車輪、6b 後車輪、10 吸込開口部、20 底部、21 吸込室、30 回転ブラシ、32 回転軸、34 電気モータ、35 ベルト、40 アーム、41 スイッチ、41a 接点アーム、41b 接点、42 支持軸、43 コイルスプリング、44 スイッチ用車輪、44a 回転軸、45 カバー、46 ボール、47 ストッパ片、48 ガイド部、70 電気掃除機、70a 電気掃除機、71 電気掃除機本体、71a 電気掃除機本体、72 ホース、73 延長管、74 ハンドル、74a ハンドル、75 吸引管、75a 吸引管、76 接続部、471 湾曲部、472 基端部、473 先端部、481 第1のガイド部、481a 第1の端部、481b 第2の端部、482 第2のガイド部、483 第3のガイド部、G 床面
本発明にかかる吸込ヘッドは、
底部に開口した吸込開口部から一部が突出するように設けられた回転ブラシと、
前記回転ブラシを回転する電気モータと、
前記電気モータの通電状態と非通電状態を切り替える接点を有するスイッチと、
前記接点を押すアームと、
前記アームと連動するストッパ片と、
前記アームと連動するスイッチ用車輪と、
前記ストッパ片の移動を制限することができるボールと、
前記ボールを案内するガイド部と、
を有する吸込ヘッドであって、
前記ガイド部は、水平な被清掃面上に吸込ヘッドが置かれた状態において、上下方向に延びる第1のガイド部と、該第1のガイド部の上端の第1の端部に接続しかつ該第1の端部へ向かって上方へ傾斜する第2のガイド部と、を有し、
前記吸込ヘッドが上下逆向きにされた状態において、前記第2のガイド部は前記ボールを第1の端部へ向かって転がるように案内し、前記第1のガイド部は前記ストッパ片との間で前記ボールの水平方向の移動を制限し、
前記ストッパ片は、前記ボールを保持可能な湾曲部と、前記アームと連動して回転する回転中心のある基端部と、該湾曲部を挟んで該基端部と反対側にある先端部と、を有し、
前記ストッパ片の前記基端部は、前記第1のガイド部の仮想延長線上にあり、
前記ストッパ片の前記先端部は、吸込ヘッドが上下逆向きにされた際に、前記ボールが前記第2のガイド部の傾斜に沿って前記第1の端部へ向けて移動するように前記ボールを押すように回転可能であることを特徴とする。
本発明の一実施の形態にかかる吸込ヘッドは、底部に開口した吸込開口部から一部が突出するように設けられた回転ブラシと、前記回転ブラシを回転する電気モータと、前記電気モータの通電状態と非通電状態を切り替える接点を有するスイッチと、前記接点を押すアームと、前記アームと連動するストッパ片と、前記アームと連動するスイッチ用車輪と、前記ストッパ片の移動を制限することができるボールと、前記ボールを案内するガイド部と、を有する吸込ヘッドであって、前記ガイド部は、水平な被清掃面上に吸込ヘッドが置かれた状態において、上下方向に延びる第1のガイド部と、該第1のガイド部の上端の
第1の端部に接続しかつ該第1の端部へ向かって上方へ傾斜する第2のガイド部と、を有し、前記吸込ヘッドが上下逆向きにされた状態において、前記第2のガイド部は前記ボールを第1の端部へ向かって転がるように案内し、前記第1のガイド部は前記ストッパ片との間で前記ボールの水平方向の移動を制限し、
前記ストッパ片は、前記ボールを保持可能な湾曲部と、前記アームと連動して回転する回転中心のある基端部と、該湾曲部を挟んで該基端部と反対側にある先端部と、を有し、
前記ストッパ片の前記基端部は、前記第1のガイド部の仮想延長線上にあり、
前記ストッパ片の前記先端部は、吸込ヘッドが上下逆向きにされた際に、前記ボールが前記第2のガイド部の傾斜に沿って前記第1の端部へ向けて移動するように前記ボールを押すように回転可能であることを特徴とする。

Claims (4)

  1. 底部に開口した吸込開口部から一部が突出するように設けられた回転ブラシと、
    前記回転ブラシを回転する電気モータと、
    前記電気モータの通電状態と非通電状態を切り替える接点を有するスイッチと、
    前記接点を押すアームと、
    前記アームと連動するストッパ片と、
    前記アームと連動するスイッチ用車輪と、
    前記ストッパ片の移動を制限することができるボールと、
    前記ボールを案内するガイド部と、
    を有する吸込ヘッドであって、
    前記ガイド部は、水平な被清掃面上に吸込ヘッドが置かれた状態において、上下方向に延びる第1のガイド部と、該第1のガイド部の上端の第1の端部に接続しかつ該第1の端部へ向かって上方へ傾斜する第2のガイド部と、を有し、
    前記吸込ヘッドが上下逆向きにされた状態において、前記第2のガイド部は前記ボールを第1の端部へ向かって転がるように案内し、前記第1のガイド部は前記ストッパ片との間で前記ボールの水平方向の移動を制限することを特徴とする、吸込ヘッド。
  2. 請求項1において、
    前記ストッパ片は、前記ボールを保持可能な湾曲部と、前記アームと連動して回転する回転中心のある基端部と、該湾曲部を挟んで該基端部と反対側にある先端部と、を有し、
    前記ストッパ片の前記基端部は、前記第1のガイド部の仮想延長線上にあり、
    前記ストッパ片の前記先端部は、吸込ヘッドが上下逆向きにされた際に、前記ボールが前記第2のガイド部の傾斜に沿って前記第1の端部へ向けて移動するように前記ボールを押すように回転可能であることを特徴とする、吸込ヘッド。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1のガイド部は、前記第1の端部とは反対側の第2の端部を有し、
    前記ガイド部は、前記第1のガイド部の前記第2の端部へ向かって上方へ傾斜する第3のガイド部をさらに有し、
    前記第3のガイド部は、前記吸込ヘッドが上下逆向きにされた状態において、前記ボールが前記第2のガイド部へ転がるように傾斜していることを特徴とする、吸込ヘッド。
  4. 電動送風機を有する電気掃除機本体と、
    前記電気掃除機本体に接続された筒状の吸引管と、
    前記吸引管の先端に接続された請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸込ヘッドと、
    を具備したことを特徴とする、電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11318782A (ja) * 1998-05-11 1999-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機用吸込口体及びそれを用いた電気掃除機
JP2007061197A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Sanyo Electric Co Ltd 電気掃除機用吸込具

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