JP2015072815A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、複数種類のケーブルに対応可能なコネクタを提供する。【解決手段】コネクタは、ケーブル2a〜2eと、ケーブル2a〜2eにそれぞれ対応し、MID技術により表面にそれぞれ形成される配線部3a〜3eを備えるボディとを備える。配線部3a〜3eは、ケーブル2a〜2eにそれぞれ結線される結線部31a〜31eと、結線部31a〜31eにそれぞれ対応し、対象となる複数の端子にそれぞれ接触する接点部32a〜32eとをそれぞれ有する。結線部31a〜31eは、一方向に沿ってそれぞれ配列され、少なくとの一つの結線部31の一方向における中心Qが対応する接点部32a〜32eの中心Rとずらして配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタに関する。
一般に、細線同軸ケーブルのコネクタの端子は順送金型プレス加工で形成される。そのため、端子は全て同一形状となり、ケーブルの芯線と端子との結線部と、端子の接点部とは同ピッチに配列される。
一方、いわゆる射出成形回路部品(MID:Molded Interconnection Device)の手法で形成された狭ピッチコネクタが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のコネクタは、ケーブルと結線される結線部を備えず、他の端子と接触される接点部を備える。
特開平8−31527号公報
しかしながら、複数のケーブルと結線される結線部を備えるコネクタの場合、結線するケーブルに応じて、結線部のピッチを接点部のピッチに対して変更したいという課題が生じる場合がある。
本発明は、上記問題点を鑑み、簡単な構成で、複数種類のケーブルに対応可能なコネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、複数のケーブルと、複数のケーブルにそれぞれ対応し、MID技術により表面にそれぞれ形成される複数の配線部を備えるボディとを備えるコネクタであることを要旨とし、複数の配線部は、複数のケーブルにそれぞれ結線される複数の結線部と、複数の結線部にそれぞれ対応し、対象となる複数の端子にそれぞれ接触する複数の接点部とをそれぞれ有し、複数の結線部は、一方向に沿ってそれぞれ配列され、少なくとも一つの結線部の一方向における中心が対応する接点部の中心とずらして配置されることを特徴とする。
また、本発明の第2の態様に係るコネクタは、第1の態様に係るコネクタにおいて、ボディは、複数の結線部とそれぞれ結線された各芯線の間に、複数のケーブルの位置決めを行う凸部を有することを特徴とする。
また、本発明の第3の態様に係るコネクタは、第1又は第2の態様に係るコネクタにおいて、複数のケーブルは、複数の結線部とそれぞれ結線された各芯線が、それぞれ同一の接平面を有するように配置されることを特徴とする。
また、本発明の第4の態様に係るコネクタは、第3の態様に係るコネクタにおいて、複数のケーブルは、互いに異なる太さを有する芯線を含むことを特徴とする。
また、本発明の第5の態様に係るコネクタは、第1〜第4のいずれかの態様に係るコネクタにおいて、結線部は、ケーブルの芯線に沿うように凹状に形成された結線面を有することを特徴とする。
また、本発明の第6の態様に係るコネクタは、第5の態様に係るコネクタにおいて、ボディは、結線面が形成される領域に、結線面に対応する形状の凹部を有することを特徴とする。
また、本発明の第7の態様に係るコネクタは、第1〜第6のいずれかの態様に係るコネクタにおいて、複数のケーブルの少なくとも一つは、シールド層を有する同軸ケーブルであり、複数の結線部の少なくとも一つは、シールド層及び接地電位に接続されることを特徴とする。
また、本発明の第8の態様に係るコネクタは、第7のいずれかの態様に係るコネクタにおいて、シールド層及び接地電位に接続された結線部を有する配線部は、一方向において他の配線部の両端側に形成されることを特徴とする。
また、本発明の第9の態様に係るコネクタは、第1〜第8のいずれかの態様に係るコネクタにおいて、結線部と結線部に対応する前記接点部とは、配線幅が互いに異なることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で、複数種類のケーブルに対応可能なコネクタを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るコネクタの基本的な構成を説明する模式的な斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタを説明する平面図である。 図2のA−A方向から見た断面図である。 図3の拡大断面図である。 図2のB−B方向から見た断面図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタが対象コネクタと嵌合する様子を説明する斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタが対象コネクタと嵌合する様子を説明する斜視図である。 図7のC−C方向から見た断面を説明する斜視断面図である。 (a)は、本発明の第2実施形態に係るコネクタの基本的な構成を説明する模式的な斜視図である。(b)は、(a)のD−D方向から見た断面図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタを、ケーブルを省略して説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタを、ケーブルを省略して説明する平面である。 (a)は、図11のE−E方向から見た断面図である。(b)は、図11のF−F方向から見た断面図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタを説明する底面図である。 (a)は、図12(a)にケーブルを追加した断面図である。(b)は、図12(b)にケーブルを追加した断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係るコネクタの基本的な構成を説明する模式的な斜視図である。 (a)は、本発明の第2実施形態の変形例に係るコネクタを、ケーブルを省略して説明する斜視図である。(b)は、(a)のD−D方向から見た断面図である。
次に、図面を参照して、本発明の第1及び第2実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略している。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、下記の実施形態に例示した装置や方法に構成を特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るコネクタ1は、図1に示すように、複数のケーブル2a〜2eと、複数のケーブル2a〜2eにそれぞれ対応する複数の配線部3a〜3eを備えるボディ4とを備える。
ケーブル2a〜2eは、図2に示すように、芯線21a〜21cをそれぞれ備えるディスクリートケーブル2a〜2cと、芯線21d,21eをそれぞれ備える同軸ケーブル2d,2eとから構成される。ケーブル2a〜2eは、互いに略平行になるように、一方向(図2における左右方向)に配列される。
ディスクリートケーブル2a〜2cは、それぞれ絶縁体からなり、芯線21a〜21cをそれぞれ被覆する被覆層22a〜22cをそれぞれ備える。被覆層22a〜22cは、ディスクリートケーブル2a〜2cの結線される先端部において、芯線21a〜21cが露出するように除去されている。芯線21a〜21c、被覆層22a〜22cは、それぞれ、互いに等しい直径を有する。
同軸ケーブル2d,2eは、それぞれ絶縁体からなり、芯線21d,21eをそれぞれ被覆する第1被覆層22d,22eと、シールド層23d,23eと、第2被覆層24d,24eとを備える。シールド層23d,23eは、それぞれ導体からなり、第1被覆層22d,22eの外周をそれぞれ覆うことにより、芯線21d,21eに対するノイズをそれぞれ遮蔽とする。第2被覆層24d,24eは、シールド層23d,23eの外周をそれぞれ被覆する。第1被覆層22d,22e、シールド層23d,23e、及び第2被覆層24d,24eは、先端から順に露出するように、結線される先端部において、先端から順に除去されている。芯線21d,21e、第1被覆層22d,22e、シールド層23d,23e、及び第2被覆層24d,24eは、それぞれ、互いに等しい直径を有する。
ディスクリートケーブル2a〜2cは、同軸ケーブル2d,2eより太い。また、ディスクリートケーブル2a〜2cの芯線21a〜21cは、同軸ケーブル2d,2eの芯線21d,21eより太い。
配線部3a〜3eは、射出成形回路部品(MID:Molded Interconnect Device)技術により、ボディ4の表面にそれぞれ形成される。配線部3a〜3eは、ケーブル2a〜2eにそれぞれ結線される結線部31a〜31eと、接点部32a〜32eとをそれぞれ有する。
結線部31a〜31eは、配線部3a〜3eのそれぞれ一端側に形成される。接点部32a〜32eは、配線部3a〜3eのそれぞれ他端側に形成される。接点部32a〜32eは、結線部31a〜31eからそれぞれ延伸する帯状の延伸部を介して、それぞれ結線部31a〜31eに連結される。接点部32a〜32eは、配線部3a〜3eの延伸部において、それぞれ凸型に屈曲して形成される。
結線部31a〜31eは、一方向(図2における左右方向)に沿って配列される。隣接する結線部31a〜31eの各間の配列ピッチ(配列方向において隣接する結線部31a〜31eの各中心Q〜Q間の距離)は、それぞれ、p,p,p,pである。
ボディ4は、MID技術により表面に形成された設置配線部(配線部)3fを更に備える。接地配線部3fは、同軸ケーブル2d,2eのシールド層23d,23eに結線される結線部31fと、2つの接点部32fとを有する。
結線部31fは、接地配線部3fの一端側に形成される。2つの接点部32fは、それぞれ接地配線部3fの他端側に形成される。2つの接点部32fは、結線部31fから分岐してそれぞれ延伸する2本の帯状の延伸部を介して、結線部31fに連結される。2つの接点部32fは、接地配線部3fの2本の延伸部において、それぞれ凸型に屈曲して形成される。
接点部32a〜32fは、互いに同一形状であり、一方向(図2における左右方向)に沿って、所定のピッチで配列される。隣接する接点部32a〜32fの各間の配列ピッチ(配列方向において隣接する接点部32a〜32fの各中心R〜R間の距離)は、それぞれpである。
結線部31a〜31eと、接点部32a〜32fとは、MID技術により形成されるため、容易に、互いに異なる配列ピッチで配置されることができる。また、結線部31a〜31eと、接点部32a〜32fとは、容易に、配線幅(配列方向における幅)が互いに異なるように形成されることができる。また、結線部31a〜31eは、容易に、配列方向における各中心Q〜Qが、対応する接点部32a〜32fの各中心R〜Rとそれぞれずらして配置されることができる。このように、コネクタ1の配線部3a〜3eは、配線部3a〜3fが必要な嵌合のための機械的特性、及び電気的特性に応じて、配線幅を変更することが容易である。
2つの接点部32f及び接地配線部3fの2本の延伸部は、結線部31a〜31fの配列方向において、配線部3a〜3eの両端側に形成される。接地配線部3fは、接地電位に接続される。即ち、結線部31fは、シールド層23d,23e及び接地電位に、電気的に接続される。接点部32fは、信号用端子である接点部32a〜32eに対して、接地用端子板として機能する。
結線部31fがシールド層23d,23e及び接地電位に接続されることにより、接地用の部材を兼用することができ、接地用の別部材が不要となる。これにより、部品数を削減でき、コネクタ1の製造コストを低減することができる。また、接地配線部3fの延伸部が、他の配線部3a〜3eの両端側に位置することにより、信号用の配線部3a〜3eにおけるノイズを低減することができる。
ボディ4は、ケーブル2a〜2eを支持するケーブル支持部41と、コネクタ1と対をなす対象と嵌合する嵌合部46とを有する。ボディ4は、概略として平板状である。ボディ4は、樹脂等により一体成型される。ボディ4とケーブル2a〜2eとは、互いに略平行になるように配置される。
ケーブル支持部41は、ボディ4の一方側に形成される、ケーブル支持部41は、概略として矩形平板状である。ケーブル支持部41は、3辺にU字型の周縁部を残すように、厚さが他所より薄く形成されたケーブル収容部40を有する。また、ケーブル支持部41は、互いに対向する周縁部の外側壁に、コネクタ1と対をなす対象に掛かり合うフック部49を有する。
ケーブル収容部40は、各ケーブル2a〜2eの結線される先端部を収容する。ケーブル収容部40は、ケーブル支持部41の1辺であるU字型の周縁部の開口部から、ケーブル2a〜2eの先端部が挿入される。ケーブル収容部40は、ケーブル2a〜2eが挿入される1辺の近傍に、被覆層22a〜22c及びシールド層23d,23eの各間が間隙を有するようにケーブル2a〜2eの位置決めをするリブ部42を底面に備える。
ケーブル収容部40は、図3及び図4に示すように、露出したシールド層23d,23eの下方に位置する2つの領域を連結するように、リブ部42の表面に亘って、シールド層23d,23eそれぞれに結線される一体の結線部31fが配置されている。
結線部31fは、リブ部42の頂部から側面部422及びリブ部42に挟まれた底面部421に亘って形成されるため、シールド層23d,23eの外側面に沿うように形成された凹部を有する。これにより、シールド層23d,23eは、結線部31fが溝状の凹部を有するため、位置決めが容易であり、安定して半田付けを行うことができ、結線部31fに強固に結線されることができる。半田付けは、レーザ法、パルスヒート法等により行うことができる。
ケーブル収容部40は、複数のリブ部42のそれぞれ延長線上の底面に、それぞれ、凸部43,44を有する。凸部43は、隣接する芯線21a〜21c、第1被覆層22d,22eの各間が間隙を有するようにケーブル2a〜2eの位置決めをする。凸部44は、芯線21a〜21eの各間が間隙を有するようにケーブル2a〜2eの位置決めをする。
ケーブル収容部40は、図5に示すように、露出した芯線21a〜21cの下方に位置する底面の各領域に、芯線21a〜21eそれぞれに結線される結線部31a〜31eがそれぞれ配置されている。
芯線21a〜21eは、ケーブル収容部40がそれぞれ複数の凸部43,44を有するため、位置決めが容易であり、安定して半田付けを行うことができ、結線部31fに強固に結線されることができる。半田付けは、レーザ法、パルスヒート法等により行うことができる。
ケーブル収容部40は、結線部31a〜31eとそれぞれ結線された芯線21a〜21eが、それぞれ同一の接平面Qを有するように、底面に段差部が形成される。ケーブル収容部40の底面の段差部は、ディスクリートケーブル2a〜2cと、同軸ケーブル2d,2eとの間に、同軸ケーブル2d,2eが位置する底面の方が高くなるように形成される。
ケーブル収容部40が、段差部を有することにより、異なる太さの芯線21a〜21eを有するケーブル2a〜2eであっても、同一の高さを有するように配置することができる。芯線21a〜21eは、接平面Qにおいて同一の高さを有するので、一括して半田付けを行うことができ、コネクタ1の製造コストを低減することができる。半田付けは、レーザ法、パルスヒート法等により行うことができる。
また、ケーブル収容部40にリブ部42及び凸部43,44が形成されることにより、半田付けの際、アラミド線等のより線である芯線21a〜21eが熱でばらけても、隣接する芯線21a〜21eとのショートの発生を低減することができる。
嵌合部46は、ボディ4の他端側に形成され、ケーブル支持部41の3辺の周縁部のうち、中央の1辺側に連結する。嵌合部46は、概略として矩形平板状である。嵌合部46は、枠状の周縁部を残すように、厚さが他所より薄く形成された嵌合凹部45を有する。嵌合部46は、ケーブル支持部41と連結される辺に対向する1辺に沿うように形成されたリブ状の嵌合凸部47を有する(図1及び図2参照)。
配線部3a〜3fの延伸部は、ケーブル支持部41から嵌合部46の嵌合凸部47に亘って形成される。接点部32a〜32fは、嵌合凸部47に対してそれぞれ垂直に延伸し、それぞれ嵌合凸部47の表面に形成された配線部3a〜3fの延伸部からなる。配線部3a〜3eの延伸部は、ケーブル2a〜2eに沿う方向に延伸する。接地配線部3fの延伸部は、ケーブル支持部41の互い対向する周縁部の表面を延伸する。
嵌合部46は、嵌合凸部47から嵌合凹部45を隔てた反対方向に突出する突出部48を有する。突出部48は、嵌合凹部45と同程度の厚さを有する平板からなり、配線部3a〜3fの延伸部の残余部分が形成される。
コネクタ1は、図6〜図8に示すように、コネクタ1と対をなす対象コネクタ5と嵌合する。対象コネクタ5は、プラグコネクタであるコネクタ1に対するレセプタクルコネクタである。対象コネクタ5は、例えば、基板52の上面に搭載される。
対象コネクタ5は、コネクタ1の嵌合凹部45、嵌合凸部47及び突出部48と嵌合するステージ状の対象嵌合部56を有する。対象嵌合部56は、リブ状の嵌合凹部45と嵌合する溝状に形成され、対象接点端子51a〜51fがそれぞれ配列される凹部を有する。対象接点端子51a〜51fは、接点部32a〜32fと嵌合するように、凹型に屈曲して形成される。接点部32a〜32fは、コネクタ1が対象コネクタ5と嵌合することにより、対象接点端子51a〜51fに接触する。対象接点端子51a〜51fは、基板52の上面に形成された端子板53a〜53eにそれぞれ電気的に接続される。
対象コネクタ5は、対象接点端子51a〜51fの配列方向における両端側に、互い平行に設けられた平板状の58を有する。固定部58は、内部にそれぞれ設けられた補強金具50により、強度が補強される。固定部58は、互いに対向する面に、コネクタ1のフック部49と掛かり合うフック受け部59をそれぞれ有する。コネクタ1は、フック部49とフック受け部59とが掛かり合うことにより、対象コネクタ5に固定される。
第1実施形態に係るコネクタ1によれば、一体成型されたボディ4がMID技術により形成された配線部3a〜3eを備えることにより、容易に結線部31a〜31fと接点部32a〜32fとのピッチを独立して調整することができる。よって、コネクタ1によれば、簡単な構成で、容易に複数種類のケーブルに対応することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係るコネクタ1Aは、図9に示すように、対象に嵌合されず、基板に直接搭載されるタイプのコネクタである点で第1実施形態と異なる。第2実施形態において説明しない他の構成、作用及び効果は、第1実施形態と実質的に同様であるので省略する。
コネクタ1Aは、複数のケーブル2a〜2eと、概略として平板状であり、複数のケーブル2a〜2eにそれぞれ対応する複数の配線部6a〜6eを備えるボディ4Aとを備える。
配線部6a〜6eは、図10〜図13に示すように、MID技術により、ボディ4Aの表面にそれぞれ形成される。配線部6a〜6eは、図14に示すように、ケーブル2a〜2eにそれぞれ結線される結線部61a〜61eと、接点部62a〜62eとをそれぞれ有する。結線部61a〜61eは、配線部6a〜6eのそれぞれ一端側に形成される。接点部62a〜62eは、配線部6a〜6eのそれぞれ他端側に形成される。接点部62a〜62eは、結線部61a〜61eからそれぞれ延伸する帯状の延伸部を介して、それぞれ結線部61a〜61eに連結される。
結線部61a〜61eは、一方向(図11における上下方向)に沿って配列される。隣接する結線部61a〜61eの各間の配列ピッチ(配列方向において隣接する結線部61a〜61eの各中心Q〜Q間の距離)は、それぞれ、p,p,p,pである。
ボディ4Aは、MID技術により表面に形成された設置配線部(配線部)6fを更に備える。接地配線部6fは、同軸ケーブル2d,2eのシールド層23d,23eに結線される結線部61fと、接点部62fとを有する。結線部61fは、接地配線部6fの一端側に形成される。接点部62fは、接地配線部6fの他端側に形成される(図14(b)参照)。接点部62fは、結線部61fから延伸する帯状の延伸部を介して、結線部61fに連結される。
結線部61fは、シールド層23d,23e及び接地電位に、電気的に接続される。接点部62fは、信号用端子である接点部62a〜62eに対して、接地用端子として機能する。結線部61fがシールド層23d,23e及び接地電位に接続されることにより、接地用の部材を兼用することができ、接地用の別部材が不要となる。これにより、部品数を削減でき、コネクタ1Aの製造コストを低減することができる。
接点部62a〜62fは、互いに同一形状であり、一方向(図11及び図13における上下方向)に沿って、所定のピッチでボディ4Aの両端側に、2列に配列される。隣接する接点部62a〜62fの各間の配列ピッチ(配列方向において隣接する接点部62a,62b,62f及びの62c,62d,62e各中心間の距離R,R,R及びR,R,R)は、それぞれpである。
接点部62a〜62fは、それぞれ、垂直な円筒を縦に2等分し、内側面が外側方向を向くように形成される。接点部62a〜62fは、ボディ4Aの両面に、上端及び下端となるフランジが形成される。接点部62a〜62fは、コネクタ1Aが基板に搭載される際、基板が備える各端子に半田付けされる。
結線部61a〜61eと、接点部62a〜62fとは、MID技術により形成されるため、容易に、互いに異なる配列ピッチで配置されることができる。また、結線部61a〜61eと、接点部62a〜62fとは、容易に、配線幅(配列方向における幅)が互いに異なるように形成されることができる。また、結線部61a〜61eは、容易に、配列方向における各中心Q〜Qが、対応する接点部62a〜62eの各中心R〜Rとそれぞれずらして配置されることができる。このように、コネクタ1の配線部6a〜6eは、配線部6a〜6fが必要な嵌合のための機械的特性、及び電気的特性に応じて、配線幅を変更することが容易である。
ボディ4Aは、ケーブル2a〜2eを支持するケーブル支持部41を有する。ボディ4Aは、樹脂等により一体成型される。ボディ4Aとケーブル2a〜2eとは、互いに略平行になるように配置される。
ケーブル支持部41は、概略として矩形平板状である。ケーブル支持部41は、枠状の周縁部を残すように、厚さが他所より薄く形成されたケーブル収容部40を有する。ケーブル収容部40は、各ケーブル2a〜2eの結線される先端部を収容する。ケーブル収容部40は、ケーブル支持部41の1辺であるU字型の周縁部の開口部から、ケーブル2a〜2eの先端部が挿入される。ケーブル収容部40は、ケーブル2a〜2eが挿入される1辺の近傍に、被覆層22a〜22c及びシールド層23d,23eの各間が間隙を有するようにケーブル2a〜2eの位置決めをするリブ部42を底面に備える。
ケーブル収容部40は、図10に示すように、露出したシールド層23d,23eの下方に位置する2つの領域を連結するように、リブ部42の表面に亘って、シールド層23d,23eそれぞれに結線される一体の結線部61fが配置されている。
結線部61fは、リブ部42の頂部から側面部及びリブ部42に挟まれた底面部に亘って形成されるため、シールド層23d,23eの外側面に沿うように形成された凹部を有する。これにより、シールド層23d,23eは、結線部61fが溝状の凹部を有するため、位置決めが容易であり、安定して半田付けを行うことができ、結線部61fに強固に結線されることができる。半田付けは、レーザ法、パルスヒート法等により行うことができる。
ケーブル収容部40は、複数のリブ部42のそれぞれ延長線上の底面に、それぞれ、凸部43,44を有する。凸部43は、隣接する芯線21a〜21c、第1被覆層22d,22eの各間が間隙を有するようにケーブル2a〜2eの位置決めをする。凸部44は、芯線21a〜21eの各間が間隙を有するようにケーブル2a〜2eの位置決めをする。
ケーブル収容部40は、露出した芯線21a〜21cの下方に位置する底面の各領域に、芯線21a〜21eそれぞれに結線される結線部61a〜61eがそれぞれ配置されている。芯線21a〜21eは、ケーブル収容部40がそれぞれ複数の凸部43,44を有するため、位置決めが容易であり、安定して半田付けを行うことができ、結線部61fに強固に結線されることができる。半田付けは、レーザ法、パルスヒート法等により行うことができる。
ケーブル収容部40は、結線部61a〜61eとそれぞれ結線された芯線21a〜21eが、それぞれ同一の接平面Qを有するように、底面に段差部が形成される(図9(b)、図14参照)。ケーブル収容部40の底面の段差部は、ディスクリートケーブル2a〜2cと、同軸ケーブル2d,2eとの間に、同軸ケーブル2d,2eが位置する底面の方が高くなるように形成される。
第2実施形態に係るコネクタ1Aによれば、一体成型されたボディ4AがMID技術により形成された配線部6a〜6eを備えることにより、容易に結線部61a〜61fと接点部62a〜62fとのピッチを独立して調整することができる。よって、コネクタ1Aによれば、簡単な構成で、容易に複数種類のケーブルに対応することができる。
−変形例−
結線部61a〜61eは、図15及び図16に示すように、ケーブル2a〜2eの各芯線21a〜21eの外周面に沿うように、凹状に形成された結線面を有するようにしてもよい。第2実施形態の変形例に係るコネクタ1Bは、ボディ4Bのケーブル収容部40に形成された溝状の凹部401を有する。
凹部401は、各芯線21a〜21eの外周面に沿うように、それぞれ凹状に形成されればよい。MID技術により形成される配線部6a〜6eの結線部61a〜61eは、ボディ4Bの表面に応じた形状となる。よって、各芯線21a〜21eの外周面に沿う結線面を有する結線部61a〜61eは、ケーブル収容部40の底面のうち、結線部61a〜61eが形成される領域に、結線部61a〜61eに対応する溝状の凹部401を形成することにより、容易に形成される。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明を実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、既に述べた第1実施形態において、ケーブル収容部40の底面は、第2実施形態の変形例に係るコネクタ1Bが有する凹部401が形成されるようにしてもよい。
上記の他、本発明の実施形態及び変形例を応用した構成等、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1,1A,1B コネクタ
2a〜2c ディスクリートケーブル(ケーブル)
2d,2e 同軸ケーブル(ケーブル)
3a〜3e,6a〜6e 配線部
3f,6f 接地配線部(配線部)
4,4A,4B ボディ
5 対象コネクタ
21a〜21e 芯線
23d,23e シールド層
31a〜31f,61a〜61f 結線部
32a〜32f,62a〜62f 接点部
43,44 凸部
51a〜51f 対象接点端子(端子)
401 凹部

Claims (9)

  1. 複数のケーブルと、
    前記複数のケーブルにそれぞれ対応し、MID技術により表面にそれぞれ形成される複数の配線部を備えるボディと
    を備え、
    前記複数の配線部は、前記複数のケーブルにそれぞれ結線される複数の結線部と、前記複数の結線部にそれぞれ対応し、対象となる複数の端子にそれぞれ接触する複数の接点部とをそれぞれ有し、
    前記複数の結線部は、一方向に沿ってそれぞれ配列され、少なくとも一つの前記結線部の前記一方向における中心が対応する前記接点部の中心とずらして配置されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ボディは、前記複数の結線部とそれぞれ結線された各芯線の間に、前記複数のケーブルの位置決めを行う凸部を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記複数のケーブルは、前記複数の結線部とそれぞれ結線された各芯線が、それぞれ同一の接平面を有するように配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記複数のケーブルは、互いに異なる太さを有する芯線を含むことを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記結線部は、前記ケーブルの芯線に沿うように凹状に形成された結線面を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコネクタ。
  6. 前記ボディは、前記結線面が形成される領域に、前記結線面に対応する形状の凹部を有することを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記複数のケーブルの少なくとも一つは、シールド層を有する同軸ケーブルであり、
    前記複数の結線部の少なくとも一つは、前記シールド層及び接地電位に接続されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のコネクタ。
  8. 前記シールド層及び接地電位に接続された結線部を有する前記配線部は、前記一方向において他の前記配線部の両端側に形成されることを特徴とする請求項7に記載のコネクタ。
  9. 前記結線部と前記結線部に対応する前記接点部とは、配線幅が互いに異なることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のコネクタ。
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