JP2015071215A - モデリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 金属等を直接三次元切削することを前提として、その段取り等の作業性を向上させる構成を採ることにより、操作を簡易化することのできる新規なモデリング装置の開発を試みたものである。【解決手段】 本発明のモデリング装置Aは、少なくとも、X、Y、Zの三次元方向に移動自在としたスピンドルチャック45に適宜の刃物ユニット46を取り付けるとともに、ワークWをワークホルダ5により保持し、制御プログラムに対応した刃物ユニット46の選択とその移動を行うことにより、目的とする三次元形状に切研削加工を行う装置において、前記ワークホルダ5は、ワークWの上下面が刃物ユニット46に臨むように反転自在に保持することを特徴として成るものである。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばアルミニウム等の金属素材、プラスチック素材、更には木質素材等を加工対象としたモデリング装置に関するものである。
例えばいわゆるNCマシンにより金属素材をCAD/CAMデータに基づき三次元形状に切削したり、更に最近では「3Dプリンタ」と称される装置により、溶融材料を積層させて立体形状を出現させる各種のモデリング装置が普及しつつある。
このような装置は、自動的に立体形状を作り出す点で、金属加工や樹脂形成の分野で多いなる評価を得ている。しかしながら、いわゆる数値制御のNCマシンについては、その制御データの扱いにかなりの熟練が要求され、一方いわゆる3Dプリンタについては、加工素材が限定され、また積層加工に因み、加工形状によっては、長時間の工程を必要とする。
特開2005−254370号公報
本発明は、これらの種々のモデリング装置による加工の手法を考慮し、更にこれらの加工手法を改善する手法を提案するものであって、金属等を直接三次元切削することを前提として、その段取り等の作業性を向上させる構成を採ることにより、操作を簡易化することのできる新規なモデリング装置の開発を試みたものである。
請求項1記載のモデリング装置は、少なくとも、X、Y、Zの三次元方向に移動自在としたスピンドルチャックに適宜の刃物を取り付けるとともに、ワークをワークホルダにより保持し、制御プログラムに対応した刃物の選択とその移動を行うことにより、目的とする三次元形状に切研削加工を行う装置において、前記ワークホルダは、ワークを、その上下面が刃物に臨むように反転自在に保持することを特徴として成るものである。
請求項2記載のモデリング装置は、前記請求項1記載の要件に加え、前記ワークホルダについては、保持基枠とこれに重ねられるように取り付けられる押え枠とを具え、それぞれ加工用開口部を中央に開口させるとともに保持基枠の側枠部に反転軸を設け、前記保持基枠とを押え枠との間にワークを挟んで保持することを特徴として成るものである。
請求項3記載のモデリング装置は、前記請求項2記載の要件に加え、前記ワークホルダにおける保持基枠と押え枠とは、弾性的に接近圧接状態を付与されており、且つ両者の間には、接近圧接状態を拡開させる偏心レリーズ機構が設けられ、偏心レリーズ機構を作用させることによって、前記保持基枠と押え枠とを離反させてワークが両者の間に挿入できるようにし、一方偏心レリーズ機構の機能を解除させることによって、ワークを保持基枠と押え枠との間に弾性的に保持することを特徴として成るものである。
請求項4記載のモデリング装置は、前記請求項1、2または3記載の要件に加え、前記ワークホルダにおける反転軸の軸心については、ワークスペースのX、Y、Z方向のそれぞれの中心を通りX方向に伸びる中心線上に配置されていることを特徴として成るものである。
請求項5記載のモデリング装置は、前記請求項1、2、3または4記載の要件に加え、前記ワークについては、平板状のブランク素材を出発素材とするものであり、加工にあたっては、製品部を他の部位に対し、ブリッジ接続させて完成させるようにしたことを特徴として成るものである。
請求項6記載のモデリング装置は、前記請求項1、2、3、4または5記載の要件に加え、前記ワークに対する刃物による切削にあたっては、加工すべき形状のデータを装置に付設した制御部ないしはコンピュータにSTL(スタンダード・トライアンギュレイテッド・ランゲージ)形式のファイルを入力して処理することを特徴として成るものである。
まず請求項1記載の発明によれば、三次元方向に移動自在とした刃物にワークを対向させ、ワークを加工するにあたり、一旦ワークホルダにセットしたワークを、そのセット状態を変えることなく上下反転させることにより、ワークの上面下面の両方を段取り替えすることなく切削加工する。この加工形態に因み、結果的に効率的かつ、正確な加工ができる。
また請求項2又は3記載の発明によれば、ワークをワークホルダに保持する形態が極めてシンプルであり、ほぼワンタッチ操作でワークの出発材料をワークホルダにセットすることができ、加工にあたってのいわゆる段取り作業が効率的に行える。
また請求項4記載の発明によれば、ワークホルダを反転させる場合であっても、ワーク素材を完全に軸対称状態に反転でき、加工にあたっての数値処理が合理的に行える。
また請求項5記載の発明によれば、ワークの出発素材は、平板状のブランク素材であり、且つ加工にあたっては、製品部は他の部位にブリッジ接続させてワーク素材に対して分離させない状態とするものであり、あたかもプラスチックモデルを再現したような金属製品が得られる。
また請求項6記載の発明によれば、極めて簡単な指令入力のみで装置内部でいわゆるCAD/CAMデータを作成するものであり、作業者が多くの入力作業を必要としていた従来の数値制御機器に比べて極めて容易に装置を稼動させることができる。
本発明のモデリング装置並びにこれによって作成されたワークの一例を示す説明図である。 本発明のモデリング装置の分解斜視図である。 同上装置におけるワークホルダの分解斜視図である。 同上ワークホルダの縦断正面図である。 同上ワークホルダのワーククランプに関与する部材を示す縦断正面図である。 同上ワークホルダのワーククランプに関与する部材を示す縦断側面図である。 同上ワークホルダの反転機構を示す側面図であり、併せワークの加工状態を示す。 本発明のモデリング装置の加工ステップを示すフロー図である。
本発明を実施するための形態は、以下述べる実施例をその一つとするものであるとともに、この技術思想に基づく種々の改良した実施例も含むものである。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明する。
まず図1において本発明のモデリング装置Aの概略と、その加工対象物の特徴を示す。モデリング装置Aは、その刃物ヘッドHを三次元方向に移動させて切削研削作用を行わせ、これに臨んだワークWから製品部W1を形成する。なおこの装置にあっては、ワークWは、比較的平板状のブランク素材W0を適用することが好ましい。これによって例えば図1に示すようなスマートフォンPのケースC等をユーザのオリジナルデザインの下、構成し得る。そして、製品部W1は、それぞれブリッジ部Bを介してブランク素材W0の一部として一体化しているものであり、その形態は、いわゆるプラスチックモデルに類したものである。
なお刃物ヘッドHは、回転軸方向を縦型配置して加工するものであり、その加工作用位置は、X、Y、Zの三次元方向に自在に移動できるように構成されている。
ここで明細書中のX方向とは、モデリング装置Aの操作側から視て幅方向とし、一方奥行の前後方向をY方向とし、更に上下方向をZ方向として説明する。なおそれぞれの動きの表現としては、X方向の動きを「横行」とし、Y方向の動きを「前後動」とし、Z方向の動きを「昇降」とし、更に理解を助けるためにこれらの用語を必要に応じて付加して種々の部材やその動きを説明する。
まずモデリング装置Aの概略は、適宜のベースフレーム1に対し、基部前後動基台2を支持し、更にこの基部前後動基台2に対し、横行中継架台3を横行方向、すなわちX方向に移動できるように支持し、更にまたこの横行中継架台3に対し、昇降スピンドル架台4を昇降方向、すなわち上下動するZ方向に移動自在に組み付け、このものに、刃物ユニット46を支持させる。なお前記刃物ヘッドHとは、実質的に前記基部前後動基台2、横行中継架台3、昇降スピンドル架台4と、更に後述するスピンドルチャック45とそれに取り付けられる刃物ユニット46を中心とした機材を総称するものであり、これらのすべての動きが総合され刃物46aによるXYZ方向の加工がなされる。このような刃物ヘッドHに対向するようにワークWを臨ませるものであって、更にワークWは、ワークホルダ5に取り付けられた状態で上下面反転自在に支持される。従って、ワークWに対して刃物ヘッドHによる加工は、その上面と下面との両面に亘り行うようにしている。以下各構成部材について説明する。
まずベースフレーム1について説明する。このものは、変形箱状と表現するような形状を有するものであり、ほぼ矩形の基板10に対し、その両脇に側枠11が形成され、更に奥方向に後台部12が形成され、その前方には、上方と前面が開放されるようなワーク収め部13が形成されている。前記側枠11は、側板部11aと、その上端を水平方向に幾分か外側に張り出して成る上面張出部11bとを具える。更に上面張出部11bのそれぞれの上面には基部レール14が設けられ、ここに基部前後動基台2を摺動自在に支持する。
前記上面張出部11bの一方には、基部シフトモータM1と、この出力軸たる前後動ボールシャフト15とが搭載されている。また前記後台部12の手前側位置には、幾分か下がった位置に刃物ストッカ16を設け、ここに形状の異なる刃物46aを複数基、一例として三基保持する。
更に前記側板部11aの一方には、側板部11aの外側であって、上面張出部11bの下方にワーク反転シリンダM5が取り付けられるとともに、このワーク反転シリンダM5の出力軸に接続されたラック17が、ラックガイド18により保持された状態で取り付けられる。
次にベースフレーム1に直接搭載される基部前後動基台2について説明する。このものは、一例として側面視でほぼ逆T字状で、正面視では幅方向に矩形状に拡がった部材であり、脚部21に対し、その上方に幅方向に立ち上げられた板状の横行支持部22が形成される。脚部21の下面には、前後動スライドブロック23が取り付けられ、このものが、前記ベースフレーム1における基部レール14に外嵌状態に組み合わされ、前後に摺動を可能としている。実質的に基部レール14と前後動スライドブロック23とは、いわゆるリニアベアリングで構成されている。
更に前記横行支持部22の幅方向における一方の端部には、前後動ボールネジブロック24が取り付けられ、このものが前記ベースフレーム1における前後動ボールシャフト15とボールねじ状に噛み合う。この結果前後動ボールシャフト15の回転により、基部前後動基台2が前後に摺動する。
一方横行支持部22の前面には、一例として上下に並行する一対の横行レール25が配置され、更にその間に横行ボールネジシャフト26が配置される。この横行ボールネジシャフト26は、その一端が横行シフトモータM2に接続され、これにより回転駆動され、横行中継架台3の横行すなわちX方向の移動を行わせる。
次に横行中継架台3について説明する。
このものは、一例として、平板状の横行基板31を基礎部材とし、このものに設けられた横行スライドブロック32が前記横行レール25に対し、外嵌状態に組み合わされる。この結果、横行基板31は、前記横行支持部22に添うように立ち上げ姿勢で組み付けられる。更に、前記一対の横行スライドブロック32に挟まれる位置に横行ボールネジブロック33が設けられ、このものが、前記横行ボールネジシャフト26と噛み合い、ボールネジ機構を構成して、横行スライドブロック32を横行方向に左右へシフトする。そしてこの横行基板31に対しては、上下に延びた横行ポスト34が取り付けられ、この横行ポスト34に対し、その左右両側に上下に延びる一対の昇降レール35を取り付ける。更にこの横行ポスト34の上方であって、前記一対の昇降レール35に挟まれた位置に昇降シフトモータM3を軸を縦方向に配置して取り付ける。
この昇降シフトモータM3の出力軸に昇降ボールネジシャフト36が接続されるものであり、昇降ボールネジシャフト36は、下方に垂下するような状態で前記一対の昇降レール35に挟まれる位置に設けられる。そして、この横行ポスト34に対し、昇降スピンドル架台4が昇降自在に支持されるものである。
以下この昇降スピンドル架台4について説明する。
この昇降スピンドル架台4は、ほぼ矩形状とした昇降基板41を具え、このものに対し、昇降スライドブロック42を取り付け、この昇降スライドブロック42を前記昇降レール35と組み合わせて、リニアベアリングとし、昇降スピンドル架台4の昇降移動を円滑に行わせる。更に昇降基板41の背面側には、昇降ボールネジブロック43が設けられ、このものが、前記横行中継架台3における昇降ボールネジシャフト36と噛み合いボールネジ機構を構成して、昇降スピンドル架台4の昇降シフトが行われるように構成されている。
この昇降基板41の手前側の面にブロック状のスピンドルホルダ44を固定するものであり、このスピンドルホルダ44は、その上方にスピンドルモータM4を搭載するとともに、その下方に適宜のテーパー嵌合機構を具えたスピンドルチャック45を設ける。
このようなスピンドルチャック45に対し、嵌合自在の刃物ユニット46が用意されるものであり、刃物ユニット46は、刃物46aとこれを保持し、なおかつスピンドルチャック45と嵌合するテーパー軸形状を有するホルダ46bを具える。そして、種々の加工に対応するように前記ベースフレーム1における刃物ストッカ16に対し、複数の刃物ユニット46が用意される。
このような研削・切削のための刃物、ならびにこれらをXYZ方向に移動させるための機構を総称した刃物ヘッドHに対し、ワークホルダ5が設けられる。
このワークホルダ5は、前記ベースフレーム1におけるワーク収め部13に取り付けられるものであり、このものは、図3、4、5、6、7に拡大して示すようにワークホルダ5によって保持したワークWが、上面と下面とを反転自在となるように保持する。その結果、ワークWは刃物46aによる加工を上下両面から受けることができる。
先ずワークホルダ5は、保持基枠50を有するものであり、これを基礎部材とする。このものは、全体的には矩形枠状を構成しており、内側の開口部分を加工用開口部50aとする。更に保持基枠50は、一例として、4隅部近くにセット軸軸受部51を具え、更にこれに隣接して側枠部52が形成されているこの側枠部52は、その中央部位に反転軸固定部52aがほぼ円形板状に形成される。
一方このような保持基枠50に対し、別体の押え枠53が設けられる。このものも、中央に加工用開口部53aを具えた矩形枠状の部材であり、両者はクランプスプリング54を介してセットボルト55により組み付けられ、常時は押え枠53が保持基枠50に対して弾性的に接近する構成としている。実質的にはワークWを保持する関係で、このクランプスプリング54の強度はかなり強いものであり、むしろ強く圧着されている状態である。
そしてクランプスプリング54は、セットボルト55を前記保持基枠50側に捻じ込むことにより押し込まれるような状態となっており、セットボルト55の捻じ込み加減により、押え枠53と保持基枠50とによるワークWの保持強さが設定できるものである。
更にこのようなほぼ密着状態にある保持基枠50と押え枠53とを充分に離反させ、その間にワークWをセットできるようにするために、セット軸57が設けられる。このセット軸57は、特許請求の範囲における「偏心レリーズ機構」を構成する部材の一つであり、セット軸57は、前記セット軸軸受部51により、その前後を回転自在に支持される。更にセット軸57は、セット軸軸受部51の内側近くにセット軸57一本当たりに2基、合計4基のカム駒57aが取り付けられるとともに、セット軸57の手前側端部には、セットハンドル57bが取り付けられる。この結果、セット軸57のセットハンドル57bの扛伏操作により、前記カム駒57aによる偏心レリーズ作用で押え枠53を前記クランプスプリング54の弾力に抗して持ち上げるようにし、保持基枠50と押え枠53との間に、一例として板状のワークWをセットするに充分な間隔を確保する。そして、この間にワークWを挿入した後には、セットハンドル57bを始発状態に戻し、カム駒57aによる押え枠53の持ち上げを解除して、押え枠53と保持基枠50によりワークWを正確に保持する。なお保持基枠50と押え枠53には、ワークWを規定寸法の形状とした場合に、そのセット治具となるべく、適宜ノックピン50bが配置されている。
更に前記反転軸固定部52aには、左右一対の反転軸58が設けられるものであり、このものが前記ベースフレーム1における両側板部11aに適宜に設けた軸受に支持される。このうち一方の反転軸58には、ピニオンギヤ59が設けられ、このものが、前記ベースフレーム1側に設けられたラック17と噛み合い、ラック17の進退に伴い反転シフトがなされる。
更に詳細な図示を省略するが、適宜マイクロコンピュータ等の処理システムを含んだ制御装置6が搭載され、これにより形状の基礎データが入力された後は、いわゆるCAD/CAM操作に類する操作・処理を自動的に行い、刃物46aの動き並びにワークWの反転制御シフト等を自動的に行うものである。
以下、本発明のモデリング装置Aの作動態様を工程に従い説明する。
先ず加工ステップは、図8に示すフロー図のように行われる。
<ステップi:加工データの作成>
まず加工データは、適宜加工すべきワークW、すなわちワークの製品部W1の形態等をデータとして有する3Dデータを既存のCADデータ等として作成する。もちろんこのようなデータで作成するほか、製品部W1の母形となる部材がある場合は、これをいわゆる三次元撮像してデータを作成しても良い。なおこのステップiにおける加工データの作成は、ユーザの有するパソコン等の入力手段あるいは本モデリング装置が装備するキーボード操作により行われる。また前記3Dデータの形式は、一例として多くのCADソフトウェアで読込・出力可能なSTL(Stereo LithographyまたはStandard Triangulated Languageの略)形式を使用する。このSTL形式は物体の表面を多数の三角形の集合で表現したものであり、STLファイル内にはこれらの三角形の面法線ベクトルと3つの頂点の座標値が書き込まれたものである。
<ステップii:加工データの転送>
次にステップiiで上記作成された加工データをパソコン等や記録媒体等を介してモデリング装置Aに付設された制御装置6に転送して入力する。
<ステップiii :ワークのセット>
ステップiii において、ワークWをモデリング装置Aのワークホルダ5にセットする。本発明のモデリング装置Aは、適宜のブランク素材W0を受け入れることもできるが、極めて簡易な操作で削出製品を、いわゆるワンオフ製作することができることを考慮すると、ワークWのブランク素材W0を一定の規格化したものとして供給することが好ましい。例えば、縦200mm〜300mm×横150mm〜200mm×厚み15mm〜25mmの板状素材を定型形状として提供することが好ましい。従ってこれに応じてワークホルダ5についてもノックピン50bの配置を決定し、常時ワークWのブランク素材W0が定位置に正確にセットされるように案内されることが好ましい。
このワークWのセットは、通常の工作機械の場合、セッティングの段取り作業が極めて熟練が必要となる。しかしながら本モデリング装置Aにあっては、先に述べたようにワークWのブランク素材W0を定型とし、且つワークホルダ5も治具状にこれを案内する構造をとっていれば、セットそのものは極めて容易に行える。加えてクランプにあたっても、ワークホルダ5における保持基枠50と押え枠53との圧接状態の切り替えをセット軸57の回転操作で行うものであり、極めて容易に行うことができる。
具体的には、特許請求の範囲でいう「偏心レリーズ機構」としてのセット軸57をワークホルダ5の前面に設けられた左右一対のセットハンドル57bを操作して回転させるだけの操作である。すなわちセットハンドル57bをそれぞれ上方に起すようにほぼ90度回転させ、セット軸57に設けられていたカム駒57aにより押え枠53を上方にずらして、押え枠53と保持基枠50との間にワークWのブランク素材W0が十分入り得る間隔を設定する。この状態にした後、ワークWのブランク素材W0をワークホルダ5の前方からその間に挿し込むようにセットする。この際、例えば奥行方向、幅方向のセッティングは、ノックピン50bに当接するまで押し込めば、自動的にワークWのブランク素材W0のセット位置が決定される。
このようにした後、セット軸57を操作するためにセットハンドル57bを再びほぼ水平に倒伏させるように操作すれば、カム駒57aによる押え枠53の浮き上がり支持が解除され、クランプスプリング54によって押え枠53が保持基枠50側に強く圧着される状態となり、この圧着作用によりワークWのブランク素材W0が保持基枠50と押え枠53との間に強く保持される。
なおこのようなワークホルダ5にブランク素材W0がセットされた状態では、保持基枠50及び押え枠53は、ともに加工用開口部50aと加工用開口部53aが具えられており、ここから刃物ユニット46の刃物46aを受け入れ、その加工が行われる。
<ステップiv:加工処理データの創出>
このステップivにおいて、入力されたデータ等によって内部処理が行われる。すなわち制御装置6によって指示された3Dデータに基づき、ワークWのブランク素材W0の上面からと下面からとの間のそれぞれの加工時のワーキング面を特定する。次いで、入力された3Dデータの形状により、加工時の最適な刃物46aを選定し、その途中での刃物46aの交換選定も行う。次に合理的な刃物46aの移動経路等を計算する。このような情報処理工程で加工処理データが決定された後、制御装置6からは、計算完了並びに加工準備が整った旨の表示を行う。この表示は、もちろんパイロットランプ、あるいはブザー等のそれぞれ、あるいは併せて行うことができる。
<ステップv:加工開始>
次にステップvにおいてスタートマニュアル指令が行われる。これは準備完了を作業者が確認してスタートボタンを押す操作である。この指令を受けて切削加工が行われるものであるが、もちろんスタートボタンによるマニュアル操作ではなく、自動的な始動を行うことももとより差し支えない。しかしながら作業の安全性、あるいは操作確認等の意味から、本実施例では、スタートボタンのマニュアル指令によって加工開始が行われる設定している。
この操作によってステップivにおいて設定された加工処理データに応じた加工がなされる。
まず、既にステップivで制御装置6によって選定された加工手順、並びに加工に応じた刃物46aが選択されてスピンドルチャック45に保持された状態となった後、前記昇降スピンドル架台4、すなわち実質的には、刃物ユニット46がXYZ方向に移動制御され、所定の指示された軌跡を移動しながら、ブランク素材W0の研削切削加工を行う。
このようなブランク素材W0の加工が開始され、製品部W1の削り出しが徐々に行われると、それに応じて適宜工具の作業位置を測定していく。そして前工程の工具位置との差が大きい場合、刃物46aに対する負荷が過剰になることも想定されるので、異常のアラームを出力して、作業者に告知する。
そしてこのような工程でワークWの最初の面(表面)の加工が終了した場合には、裏面の加工に移る。この工程はワークホルダ5をワークWのブランク素材W0を保持したまま、180度反転させ裏面を刃物ユニット46側に向けることによって行う。すなわち、この操作は、ワーク反転シリンダM5の出力軸となっているラック17を駆動し、これに噛み合うピニオンギヤ59を回転させ、反転軸58を180度回転させる。なお当然ながらこのような機構は、ピニオンギヤ59とラック17とのバックラッシュにより正確に行われないことも予想されるが、180度反転させた状態において、適宜のノックピン等の治具作用を行う部材により、ワークホルダ5を正確に完全な反転状態とすることが可能である。このように反転させた後、更に裏面側の加工を継続する。
因みにワークホルダ5を反転させて、ブランク素材W0を反転させることができる場合には、刃物46aのZ方向への移動寸法を少なくすることができ、結果的に刃物46aの剛性を損なうことなく、正確な加工が行えること意味する。すなわち、ブランク素材W0の厚さ方向の半分の寸法で加工が行える。
このような工程により加工が終了すると、ブザー、パイロットランプ等により加工終了を告知する。このとき、ワークWは、製品部W1が削り出されたのち、この製品部W1は、ワークWから切り離されることなく、適宜何箇所かブリッジ部Bを残して、ブランク素材W0と一体とされた状態で仕上げられることが好ましい。その結果、製品部W1は、ブランク素材W0に対し、すべてのパーツがつながった状態として一体として構成される。結果的にあたかも、いわゆるプラスチックモデルの素材のような形態を採る。
従って、更に製品部W1をユーザーが取り出すには、いくつかのブリッジ部Bをニッパーあるいは金鋸等の工具により切り取り、製品部W1を取り出すものである。
<ステップvi:加工終了>
上述のステップvの加工終了が告知された後には、加工済みのワークWをワークホルダ5から取り外す。この操作は、セット軸57を操作するセットハンドル57bを90度起こすように操作して、カム駒57aにより押え枠53を上方に持ち上げる。これによりワークホルダ5における保持基枠50と押え枠53とによるワークWの保持を解除して、ワークWを引き出して、製品を得る。
本発明は、以上述べた手順によりモデリング加工を行うものであり、実質的には操作者は、製品の3Dデータを送信した後は、単にブランク素材W0をワークホルダ5にセットした後に、適宜の切削加工開始の指令を行うだけでその加工製品を得ることができる。
なお、機械内に組み込まれた制御装置6については、一般的なパーソナルコンピュータに制御用ソフトウェアをインストールしたものを制御装置6として用いることも可能である。この場合には、制御装置6に入力する3Dデータを作成するCAD/CAMソフトを同じパーソナルコンピュータにインストールしておくことで、シームレスにデータの作成及びモデリング装置Aへの入力とが行える。
またこの種の金属加工においては、刃物46aに対し、その潤滑、冷却のために切削液を供給するが、この切削液タンクをカートリッジ式として、カートリッジを交換することによって、切削作業で大量に発生する切子をこのカートリッジ内に回収することも可能である。そのための構成の一例としてワークホルダ5の下方におけるベースフレーム1を漏斗状に形成し(この部位を符号10aで示す)、切削液と切削金属粉たる切子をその下方に配置するカートリッジ(図示略)内に回収することができる。
<他の実施例>
以上述べた実施例では、ワークWを刃物46aに対し直角面に配し、且つこれを180°反転させてワークWの表面、裏面から加工するようにしたが、ノックピン等の支持を受けながらワークWを水平よりやや傾けた任意の角度に設定することも可能である。
A モデリング装置
M1 基部シフトモータ
M2 横行シフトモータ
M3 昇降シフトモータ
M4 スピンドルモータ
M5 ワーク反転シリンダ
H 刃物ヘッド
W ワーク
W0 ブランク素材
W1 製品部
B ブリッジ部
P スマートフォン
C (スマートフォンの)ケース

1 ベースフレーム
10 基板
11 側枠
11a 側板部
11b 上面張出部
12 後台部
13 ワーク収め部
14 基部レール
15 前後動ボールシャフト
16 刃物ストッカ
17 ラック
18 ラックガイド

2 基部前後動基台
21 脚部
22 横行支持部
23 前後動スライドブロック
24 前後動ボールネジブロック
25 横行レール
26 横行ボールネジシャフト

3 横行中継架台
31 横行基板
32 横行スライドブロック
33 横行ボールネジブロック
34 横行ポスト
35 昇降レール
36 昇降ボールネジシャフト

4 昇降スピンドル架台
41 昇降基板
42 昇降スライドブロック
43 昇降ボールネジブロック
44 スピンドルホルダ
45 スピンドルチャック
46 刃物ユニット
46a 刃物
46b ホルダ

5 ワークホルダ
50 保持基枠
50a 加工用開口部
50b ノックピン
51 セット軸軸受部
52 側枠部
52a 反転軸固定部
53 押え枠
53a 加工用開口部
54 クランプスプリング
55 セットボルト
57 セット軸
57a カム駒
57b セットハンドル
58 反転軸
59 ピニオンギヤ

6 制御装置

Claims (6)

  1. 少なくとも、X、Y、Zの三次元方向に移動自在としたスピンドルチャックに適宜の刃物を取り付けるとともに、ワークをワークホルダにより保持し、制御プログラムに対応した刃物の選択とその移動を行うことにより、目的とする三次元形状に切研削加工を行う装置において、前記ワークホルダは、ワークを、その上下面が刃物に臨むように反転自在に保持することを特徴とするモデリング装置。
  2. 前記ワークホルダは、保持基枠とこれに重ねられるように取り付けられる押え枠とを具え、それぞれ加工用開口部を中央に開口させるとともに保持基枠の側枠部に反転軸を設け、前記保持基枠とを押え枠との間にワークを挟んで保持することを特徴とする請求項1記載のモデリング装置。
  3. 前記ワークホルダにおける保持基枠と押え枠とは、弾性的に接近圧接状態を付与されており、且つ両者の間には、接近圧接状態を拡開させる偏心レリーズ機構が設けられ、偏心レリーズ機構を作用させることによって、前記保持基枠と押え枠とを離反させてワークから両者の間に挿入できるようにし、一方偏心レリーズ機構の機能を解除させることによって、ワークを保持基枠と押え枠との間に弾性的に保持することを特徴とする請求項2記載のモデリング装置。
  4. 前記ワークホルダにおける反転軸の軸心は、ワークスペースのX、Y、Z方向のそれぞれの中心を通り、X方向に伸びる中心線上に配置されていることを特徴とする請求項1、2または3記載のモデリング装置。
  5. 前記ワークは、平板状のブランク素材を出発素材とするものであり、加工にあたっては、製品部を他の部位に対し、ブリッジ接続させて完成させるようにしたことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のモデリング装置。
  6. 前記ワークに対する刃物による切削にあたっては、加工すべき形状のデータを装置に付設した制御部ないしはコンピュータにSTL(スタンダード・トライアンギュレイテッド・ランゲージ)形式のファイルを入力して処理することを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のモデリング装置。
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