JP2015070961A - スライドファスナーのスライダー、及びスライダーセット - Google Patents

スライドファスナーのスライダー、及びスライダーセット Download PDF

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Abstract

【課題】スライドファスナーのスライダーに止水機能を発揮する部材を容易に取付ける。
【解決手段】一対のエレメント列(22)を通すエレメント通路(37)が内部に形成されたスライダー胴体(3b)であってエレメント通路の前端が分離状態の一対のエレメント列を通す一対の前口(37f)になると共にエレメント通路の後端が噛合状態の一対のエレメント列を通す後口(37b)となるスライダー胴体(3b)と、スライダー胴体の上面または下面に接着されると共にスライダー胴体の前方へ向けて突出する突片(4)を備え、突片は、スライダー胴体に接着される接着部(41)と、接着部から前方に突出する突片本体部(42)であってスライダー胴体の前方において分離状態にある一対のエレメント列の間に形成される隙間(S)を覆う突片本体部とを備えるスライドファスナーのスライダー。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スライドファスナーの止水性を有するスライダー、及びスライダーセットに関する。
スライドファスナーは、左右に対向する一対のファスナーストリンガーと、一対のファスナーストリンガーを開閉するスライダーとを主体として構成されている。そして各ファスナーストリンガーはエレメント列を備えている。これらエレメント列は、スライダーの内部に形成されたエレメント通路に通されている。エレメント通路は、前端に前口を有し、後端に後口を有する。エレメント列は、前口と後口のいずれか一方から他方に向けてエレメント通路に通される。このとき、エレメント列は、後口よりも後方ではエレメントの噛合によって一本化されているが、前口よりも前方では左右に離隔している。この為、一対のファスナーストリンガーを最大限閉じても、前口よりも前方では一対のエレメント列が僅かに左右に離れた状態、言い換えれば一対のエレメント列の間に隙間が形成された状態となっている。
このような隙間から水が通過することを防ぐことを目的としたスライドファスナーの先行技術として、スライダーに固定されるスライダーキャップと、スライダーキャップを収納する為のポケット状の収納部とを備え、収納部をジッパーテープの長手方向の一端部に固定するものが知られている(特許文献1)。これは、一対のジッパーテープが閉鎖する方向へスライダーを前進させ、スライダーが前進限界位置に到達すると、スライダーとその上のスライダーキャップを収納部がまとめて収容するものであり、それによって止水性を発揮するものである。スライダーキャップの構成をより詳しく言えば、スライダーキャップは、スライダーの上面を覆う胴体部と、スライダーの引手を収納するポケットであって胴体部の後方に突出するポケットと、胴体部に取り付けられる別の引手とを備えるものである。
またスライドファスナーには、一対のファスナーストリンガーに2つのスライダーを互いの前端が対向する状態に取り付けたものも存在する。この場合、接近させた2つのスライダーの間において一対のエレメント列の間には隙間が形成されている。この隙間から水が通過することを防ぐことを目的としたスライドファスナーの先行技術として、2つのスライダーのうち一方に止水機能を発揮する間隙隠蔽部材を射出成型により前方に突出させる状態で取り付けたものが知られている(特許文献2)。
特開2011−115572号 特開2006−61378号
しかし特許文献1の先行技術の場合、スライダーキャップと収納部という複数の部品があり、これら複数の部品をスライダーと、スライダー以外の物すなわちジッパーテープに別々に取り付けなければならず、取付作業が煩雑である。しかも、スライダーキャップには、スライダーへ取り付ける為に、引手を収容するポケットが必要である。また、引手を取付けに利用する関係上別の引手をスライダーキャップに取り付けなければならず、構造も複雑になる。
また特許文献2の先行技術の場合、スライダーへの間隙隠蔽部材の取り付けが射出成型であり、射出成型用の成型金型を要することもあって取り付けが容易とは言い難い。
本発明は上記実情を考慮して創作されたもので、その目的は、止水機能を発揮する部材をスライダーに容易に取り付けられるスライドファスナーのスライダーを提供することである。
本発明のスライドファスナーのスライダーは、左右のファスナーテープの対向する側縁部に沿って取り付けられた一対のエレメント列に沿って移動することで、一対のエレメント列を噛合または分離可能なものを前提とする。
そして本発明のスライドファスナーのスライダーは、一対のエレメント列を通すエレメント通路が内部に形成されたスライダー胴体であってエレメント通路の前端が分離状態の一対のエレメント列を通す一対の前口になると共にエレメント通路の後端が噛合状態の一対のエレメント列を通す後口となるスライダー胴体と、スライダー胴体の上面または下面に接着されると共にスライダー胴体の前方へ向けて突出する突片を備える。そして突片は、スライダー胴体に接着される接着部と、接着部から前方に突出する突片本体部であってスライダー胴体の前方において分離状態にある一対のエレメントの間に形成される隙間を覆う突片本体部とを備えることを特徴とする。
突片本体部の形状は、スライダー胴体から前方に突出していれば良く、例えば平板であっても良い。但し突片本体部と隙間との上下間隔を狭くして止水効果を向上させるには次のようにすることが望ましい。
すなわち突片本体部には、接着部よりも隙間に接近する面を有した接近部を備えていることである。
スライダー胴体の上面側に引手取付部を備え、その引手取付部に引手を取り付ける構造のスライダーの場合、引手取付部が突片を接着する際の支障になり易い。それを解消するには次のようにすることが望ましい。
すなわちスライダー胴体は、その上面側には左右方向の中間部から上方へ突出する引手取付部を備え、接着部は、引手取付部を収納すると共に前方へ向けて凹む凹部を備えることである。
突片の形状、硬度、原料等は限定されないが、一例としては次のものがある。
すなわち突片は、平板状の弾性体である。また突片は、シリコンゴム製である。
本発明のスライドファスナーのスライダーセットは、前記したスライダーを2つ備えると共に、2つのスライダーの前端同士を対向する状態で配置することを前提とする。
その上で本発明のスライドファスナーのスライダーセットは、2つのスライダーのうち一方の突片本体部は、下面としての第1重ね面を備えた第1部分を有し、2つのスライダーのうち他方の突片本体部は、上面としての第2重ね面を備えた第2部分を有するものとする。そして2つのスライダーを衝突させた場合に、第1の重ね面と第2の重ね面が上下方向に重なり合うことを特徴とする。
スライダーセットは、2つのスライダーを衝突させた場合に互いの突片同士が1箇所だけつまり一組の第1部分及び第2部分でのみ重なるものであっても良いが、より強く重なり合うようにするには次のようにすることが望ましい。
すなわち各スライダーの突片本体部は、左右方向の一方側に、下面としての第1重ね面を備えた第1部分を有すると共に、左右方向の他方側に、上面としての第2重ね面を備えた第2部分を有するものとする。そして2つのスライダーを衝突させた場合に、一方のスライダーの第1重ね面と他方のスライダーの第2重ね面が上下方向に重なり合うと共に、前記一方のスライダーの第2重ね面と前記他方のスライダーの第1重ね面が上下方向に重なり合うことである。
第1部分及び第2部分の形状は限定されず、例えば平板であっても良い。但し2つのスライダーの突片本体部を第1部分と第2部分とで重ね合わせ易くするには次のようにすることが望ましい。
すなわち各スライダーは、第1重ね面を前方へ向けて上り傾斜する上り傾斜面にしてあると共に、第2重ね面を前方へ向けて下り傾斜する下り傾斜面にしてあることである。
また突片本体部の左右に第1部分と第2部分とを有するスライダーの場合に、第1部分と第2部分との前方への突出長を同じくしたものであっても良いし、左右方向について第1部分と第2部分の互いの前端の幅寸法を同じにするものであっても良いが、2つのスライダーの突片本体部を重ね合わせ易くするには次のようにすることが望ましい。
すなわち各スライダーは、第2部分を第1部分よりも前方へ向けて突出し、左右方向において第2重ね面の前端の幅寸法を第1重ね面の前端の幅寸法よりも狭くしてあることである。
本発明のスライダーによれば、スライダー胴体の上面または下面に突片の接着部を接着するだけで、突片の取り付けが容易に行え、接着部から前方に突出する突片本体部が、スライダー胴体から前方において一対のファスナーストリンガーの間に形成される隙間を覆うので、止水性がある。
また突片本体部には、接着部よりも隙間に接近する面を有した接近部を備えていれば、隙間と突片本体部との間隔が狭まり、止水性が向上する。
さらにスライダー胴体は、その上面側には左右方向の中間部から上方へ突出する引手取付部を備え、接着部は、引手取付部を収納すると共に前方へ向けて凹む凹部を備えていれば、接着部の接着面積を引手取付部の前側及び左右にも確保できるので、より強固に突片をスライダー胴体に接着できる。
本発明のスライドファスナーのスライダーセットによれば、2つのスライダーのうち一方のスライダーの突片本体部には下面としての第1重ね面を備える第1部分を有し、他方のスライダーの突片本体部には上面としての第2重ね面を備える第2部分を有しており、2つのスライダーを衝突させた場合に第1部分の第1重ね面及び第2部分の第2重ね面が上下方向に重なるので、止水性がある。
またスライドファスナーのスライダーセットのうち、2つのスライダーの各々における突片本体部の左右に下面としての第1重ね面を備えた第1部分と上面としての第2重ね面を備えた第2部分とを有するものによれば、2つのスライダーを衝突させた場合に重なり合う形態が左右で異なるようになり、つまり重なり合いの形態が複雑となることから、より強く重なり合うことになり、止水性が向上する。
さらに第1重ね面を前方へ向けて上り傾斜する上り傾斜面とし、第2重ね面を前方へ向けて下り傾斜する下り傾斜面としてあれば、2つのスライダーを衝突させる際に第1重ね面と第2重ね面が円滑に重なり合う。
また各スライダーは第2部分を第1部分よりも前方へ向けて突出し、左右方向において第2重ね面の前端の幅寸法を第1重ね面の前端の幅寸法よりも狭くしてあるものであれば、2つのスライダーを接近させると、第1重ね面の幅狭の前端が第2重ね面の幅広の先端に接近していくので、2つのスライダーを衝突させる際に第1重ね面と第2重ね面とが円滑に重なり合う。
本発明の第一実施形態のスライダーの分解状態を示す斜視図である。 第一実施形態のスライダーの平面図である。 第一実施形態のスライダーの右側面図である。 第一実施形態のスライダーの背面図である。 第一実施形態のスライダーの使用状態を示す平面図である。 第一実施形態のスライダーで一対のファスナーストリンガーを閉鎖した状態を示す平面図である。 第一実施形態のスライダーの変形例における要部を示す右側面図である。 本発明の第一実施形態のスライダーにおける別の変形例を示す平面図である。 本発明の第二実施形態のスライダーを示す斜視図である。 第二実施形態のスライダーを示す平面図である。 第二実施形態のスライダーを示す右側面図である。 第二実施形態のスライダーを含む本発明の第一実施形態のスライダーセットの使用状態を示す平面図である。 第一実施形態のスライダーセットにおける双方のスライダーが接近した状態を示す平面図である。 第一実施形態のスライダーセットにおける双方のスライダーが衝突した状態を示す平面図である。 第一実施形態のスライダーセットにおける双方のスライダーが衝突した状態を示す右側面図である。 第二実施形態のスライダーの変形例を示す右側面図である。 本発明の第二実施形態のスライダーセットにおける変形例を示す右側面図である。
スライドファスナー1は図5に示すように防水生地9の所望の部位を開閉可能とするものであり、図示の例では防水生地9の一部に形成された開口部91に対して取り付けられる。また開口部91は、前後方向に延長する矩形となっている。
またスライドファスナー1は、前後方向を長手方向とすると共に左右方向を幅方向とする一対のファスナーストリンガー2,2と、左右に平行に並べた一対のファスナーストリンガー2,2に沿って前後方向に移動させる本発明の第一実施形態のスライダー3とを備えている。そしてスライドファスナー1は、スライダー3を前進又は後退させることにより、一対のファスナーストリンガー2,2を開閉することができる。以後、各構成要素について説明するに際して、前側とは図5の紙面に対して上側、後側とは図5の紙面に対して下側のことである。また左側とは図5の紙面に対して左側、右側とは図5の紙面に対して右側のことである。また上側とは図5の紙面に対して手前側、下側とは図5の紙面に対して奥側のことである。
一対のファスナーストリンガー2,2は、前後方向を長手方向とすると共に左右方向を幅方向とする2枚のファスナーテープ21,21であって、左右に平行に並べる2枚のファスナーテープ21,21と、左右のファスナーテープ21,21の対向する側縁部に沿って取り付けられた一対のエレメント列22,22と、各ファスナーテープ21の左右側端部のうちエレメント列22が固定された側の側端部においてエレメント列22の前側及び後側に固定された第1及び第2の止部材23,24とから構成される。そして一対のエレメント列22,22が噛合した状態が一対のファスナーストリンガー2,2が閉じた状態であり、一対のエレメント列22,22が分離した状態が一対のファスナーストリンガー2,2が開いた状態である。
前側の第1の止部材23は、各ファスナーテープ21に別々に固定され、後側の第2の止部材24は、左右のファスナーテープ21,21にまたがって固定されている。
ファスナーテープ21は、エレメント列22を固定(縫着)する為のテープ本体と、無孔の防水テープとを備え、テープ本体の上に防水テープを密着する状態で貼り付けたものである。またエレメント列22は、螺旋状に連続するコイルエレメントであって、図4に示すように各ファスナーテープ21の下面に固定されている。なおスライダー3における後述のスライダー胴体3bの前方であって一対のファスナーストリンガー2,2(一対のエレメント列22,22)の間には、隙間Sが形成される。
本発明の第一実施形態のスライダー3は、図1〜図6に示すように、スライダー本体3aの構成要素として、一対のエレメント列22,22に係合すると共に前後に移動可能なスライダー胴体3bと、スライダー胴体3bの上部に備わる引手取付部35に対して揺動自在に取り付けられる引手3cとを備え、スライダー本体3aの他に、スライダー胴体3bの上面に接着されると共に前方に突出する突片4とを備えている。
スライダー胴体3bは、上下方向に間隔をおいて対向する上下翼板31,32と、上下翼板31,32の前部同士の対向する間を連結する連結柱33であって一対のエレメント列22,22の間に挟まれる連結柱33と、上下翼板31,32の少なくとも一方(図示の例では両方)の左右端部から上下翼板31,32の対向する間隔を狭める方向に突出するフランジ34と、上翼板31の上面側に突出する引手取付部35とを備えている。引手3cは、引手取付部35に対して揺動自在に取り付けられる
上翼板31と下翼板32との間には一対のエレメント列22,22を通過させるエレメント通路37が前後に延長して設けられている。エレメント通路37の後部は直線状に延長し、エレメント通路3の後端は噛合状態の一対のエレメント列22,22を通す後口37bとなっている。一方、エレメント通路37の前部は連結柱33によって前方へ向かって左右に二股に分岐し、エレメント通路37の前端は分離状態の一対のエレメント列22,22を通す一対の前口37f、37fとなっている。つまりエレメント通路37は全体としてY字状となっている。一対のファスナーストリンガー2,2を開いた状態とする時、すなわちスライダー3を後方へ移動させた時、噛み合った状態の一対のエレメント列22,22が後口37bからエレメント通路37内へ導入される。そして、分離した状態の一対のエレメント列22,22が前口37fから排出される。一方、一対のファスナーストリンガー2,2を閉じた状態とする時、すなわちスライダー3を前方へ移動させた時、分離した状態の一対のエレメント列22,22が前口37fからエレメント通路37内へ導入される。そして、噛み合った状態の一対のエレメント列22,22が後口37bから排出される。また上下のフランジ34,34同士の間は、ファスナーテープ21を通過させるテープ溝36となり、テープ溝36はエレメント通路37に連通している。
引手取付部35は、スライダー胴体3bの上面側において左右方向の中間部から上方へ突出している。図示の例では引手取付部35は門型形状であり、上翼板31の上面の左右方向の中央部から上方に突出する状態で設けられている。また引手取付部35は、上翼板31の上面における左右方向の中間部であって前部から突出する取付前脚部35aと、取付前脚部35aの先端側から後方に延長する取付本体部35bと、取付本体部35bの後端から上翼板31の上面側へ向かう取付後脚部35cとを備える。図示の例では取付後脚部35cの下端は、上翼板31の上面に固定されている。なお引手取付部35に挿通する為の孔が引手3cには形成されている。
突片4は、上翼板31の上面に接着される接着部41と、連結柱33の前方の隙間Sを覆う為に接着部41から上翼板31よりも前方に突出する突片本体部42と、引手取付部35の取付前脚部35aを収納する凹部43とを備える。
突片4は、平板状の弾性体であって、例えばシリコンゴムやウレタンゴム等が用いられる。上翼板31に接着する際に200℃程度の熱を加えて接着を強固なものにする場合には、シリコンゴムがウレタンゴムよりも耐熱性に優れる為望ましい。因みに本実施形態では、突片4にシリコンゴムを用い、スライダー本体3aは金属製としてある。
突片4の後端における左右方向の中間部には前方へ凹む凹部43を備える。凹部43は、引手取付部35の取付前脚部35aの周面に沿うように平面視してコ字状に窪んでいる。
接着部41は、突片4の後部であり、上翼板31の上面に載せて接着される部分である。また図示の例では、取付前脚部35aは、上翼板31の前端よりも少し後側に固定されていることから、取付前脚部35aの前方及び左右には上翼板31の上面がU字状に存在している。このU字状の上面に対応させて、接着部41の下面はU字状の接着面となる。つまり接着部41の接着面は、取付前脚部35aの前方及び左右を囲むようにU字状に形成されており、このU字状の前方へ窪む部分が、凹部43であると共に接着部41の左右方向の中間部に形成されている。
突片本体部42は、突片4の前部であり、上翼板31よりも前方に突出する部分である。図示の例では突片本体部42の前端が円弧状に膨らむ形態となっている。
上記した本発明の第一実施形態のスライダー3は、次のようにして止水機能を発揮する。スライドファスナー1は、例えば図5に示すように第一実施形態のスライダー3が一対のファスナーストリンガー2,2の前後長の中間部に位置する場合、スライダー胴体3bよりも前方において一対のエレメント列22,22は左右に分離し、前後方向に長い隙間Sが形成される。そして第一実施形態のスライダー3の突片本体部42がこの隙間Sの後端部の上方を覆っている。なお突片本体部42は、連結柱33の近傍においては、隙間Sの上方だけでなく、スライダー胴体3bの前方に位置するエレメント列22の上方と、エレメント列22の上方に位置するファスナーテープ21の上方をも覆っている。この場合、前後方向に長い隙間Sの一部のみが突片本体部42によって覆われ、隙間Sの大半は突片本体部42に覆われていない状態となる。
そこでスライダー3を前方の限界位置まで前進させ、第1の止部材23にスライダー3を衝突させる。このとき図6に示すようにスライダー胴体3bの前方において一対のファスナーテープ21,21の間には、前方に向かうにつれて左右の幅が狭くなる隙間Sが形成されている。この隙間Sの上側を突片本体部42が完全に覆っている。また隙間Sの周辺部分における左右及び前方をも突片本体部42が上方から覆っている。このときスライダー3の後方部分において一対のエレメント列22,22が噛合すると共に、一対のファスナーテープ21が左右に突き合わさる状態となる。
本発明の第一実施形態のスライダー3の変形例は、図7に示すように、突片本体部42における隙間Sに対向する面(下面)には、接着部41の接着面(下面)よりも隙間Sに接近する面(下面)を備えた接近部44を有していることが、第一実施形態のスライダー3と相違する。
突片本体部42は、この例では平面視した場合の全領域について接着部41よりも下方へ向かって肉厚を厚く形成してあり、その厚い部分(接着部41よりも下側の部分)が突片本体部42の一部としての接近部44となる。突片本体部42の上面と接着部41の上面とは面一であるが、突片本体部42の下面(接近部44の下面)は接着部41の下面よりも段差状に低くなっており、接近部44の下面とファスナーテープ21の上面との間には上下幅の狭い空間が形成されるので、止水性が向上すると共に、接近部44とファスナーテープ21が干渉することは無い。
本発明の第一実施形態のスライダー3における別の変形例は、図8に示すように、引手取付部35をスライダー胴体3bの左右側面に備え、この引手取付部35に引手3cを揺動自在に連結すると共に、スライダー胴体3bの上面の略全域を突片4の接着部41の接着領域としていることが、第一実施形態のスライダー3と相違する。
より詳しく言えば、引手取付部35は、上翼板31の左右側面から側方に突出する一対の軸部35h,35hである。また引手3cは、指で摘まむ引手本体部51と、引手本体部51の左右から平行に突出する一対の連結腕部52,52とを備えている。そして各連結腕部52の先部には各軸部35hの先部を挿入する抜孔52aが左右方向に貫通して形成されている。従って一対の軸部35h,35hを支点として、引手3cはスライダー胴体3bの側面に揺動自在に連結されている。
またスライダー胴体3bの上面すなわち上翼板31の上面は、引手取付部3cが無い為、全体的に平坦な面となっており、この平坦な面の略全域に対応する大きさに突片4の接着部41は形成されている。一方、突片4の突片本体部42は、接着部41よりも小さく形成されている。このように上翼板31から前方に突出する小さな突片本体部42を大きな接着部41で上翼板31に接着することで、突片4はスライダー胴体3bの上面に安定して固定されている。
次に本発明の第二実施形態のスライダー3は図9〜図14に示すように、スライダー本体3aと突片4とを第一実施形態のスライダー3と同様に備えるが、突片4の形状及びスライダー本体3aの形状を第一実施形態のスライダー3とは相違させるものである。そして本発明の第二実施形態のスライダー3は図12に示すように、スライドファスナー1の一対のファスナーストリンガー2,2に対して2つ取り付けられる。詳しく言えば、2つのスライダー3は互いの前端を対向する状態、言い換えれば互いの連結柱33を前後に対向する状態で一対のファスナーストリンガー2,2に対して取り付けられる。以後前述した相違点を説明するに際して、前側とは図10の紙面に対して上側、後側とは図10の紙面に対して下側のことである。また左側とは図10の紙面に対して左側、右側とは図10の紙面に対して右側のことである。また上側とは図10の紙面に対して手前側、下側とは図10の紙面に対して奥側のことである。
スライダー本体3aの形状としては、上下翼板31,32は、前端の左辺部及び右辺部を左右に直線状に延長する形状とし、前端の左右方向の中央辺部を左辺部及び右辺部に対して前方に突出する形状としてある。
突片4は、上翼板31の上面に接着される接着部41と、接着部41から前方に突出する突片本体部42とを備えている。ここでの接着部41の形状も、上翼板31の前部に対応する形状となる。突片本体部42は、別のスライダー3の突片本体部42と上下方向に重なるようにする為に、左右に並んで配置された第1部分45と第2部分46とを備えている。図示の例では接着部41の左側から前方に突出する部分を第1部分45とし、接着部41の右側から前方に突出する部分を第2部分46としてある。また第1部分45よりも第2部分46は前方に突出している。
第1部分45は、その下面の前部を前方へ向けて上り傾斜する上り傾斜面としている。より詳しく言えば、第1部分45は、その下面の前部を後端から前端へ向かうにつれて徐々に上る傾斜が付いた上り傾斜面とし、この上り傾斜面を第1重ね面45aとする。
第2部分46は、その上面の前部を前方へ向けて下り傾斜する下り傾斜面としている。より詳しく言えば、第2部分46は、その上面の前部を後端から前端へ向かうにつれて徐々に下る傾斜が付いた下り傾斜面とし、この傾斜面を第2重ね面46aとする。
これら第1重ね面45a及び第2重ね面46aは平板の一部分を他の部分よりも薄肉にして形成する。また第1部分45の下面の後部、及び第1部分45の上面は、平面としてある。第2部分46の上面の下部、及び第2部分46の下面も、平面としてある。
第1部分45の下面としての第1重ね面45aは、前辺及び後辺を左右方向に平行とし、左右方向の外側の辺(図示の左辺)を前後方向に平行とし、左右方向の内側の辺(図示の右辺)を前方から後方へ向かって徐々に左右方向の外側の辺(図示の左側)へ向かうように傾斜させてある。第2部分46の上面としての第2重ね面46aは、前辺及び後辺を左右方向に平行とし、左右方向の外側の辺(図示の右辺)を前後方向に平行とし、左右方向の内側の辺(図示の左辺)を、前方から後方へ向かって徐々に左右方向の外側の辺から離れる方向(図示の左側)へ向かうように傾斜させてある。しかも第2部分46の第2重ね面46aを構成する左右方向の内側の辺と、第1部分45の第1重ね面45aを構成する左右方向の内側の辺とは、平面視すると、左右方向に傾斜する一本の直線上に位置していることから、この直線を境界線とし、境界線の左右に第1部分45の第1重ね面45aと第2部分46の第2重ね面46aとが形成されている。そして第2部分46の左右方向における内側の端面は、境界線を含むことから境界面であり、左右に傾いた面となっている。また第2部分46の第2重ね面46aを構成する後辺は、第1部分45の第1重ね面45aを構成する前辺よりも前側に離れて位置しているので、第2部分46と第1部分45は、前後に分離している。
なお図12で示す一対のファスナーストリンガー2,2は、図5で示した一対のファスナーストリンガー2,2と相違する部分がある。相違部分は、各エレメント列22を多数のエレメント22aによって構成した点であり、より詳しく言えば一対のファスナーテープ21,21の対向する側縁部に沿って前後に間隔をあけてエレメント22aが固定されている点である。但し一対のエレメント列2,2における左右のエレメント22a,22aが噛合された部分は、各エレメント22aの左右方向の先端が対向するファスナーテープの端面に接しているので、水を通過し難い構造となっている。
上記した第二実施形態のスライダー3を2つで一揃えとするものが本発明の第一実施形態のスライダーセットである。図12に示すように、一対のファスナーストリンガー2,2に対して互いの前端が対向するように2つの第二実施形態のスライダー3,3を取り付ける。2つのスライダー3,3を接近させると図13に示すように、対向する第1部分45と第2部分46の組が、右側と左側にそれぞれ1つずつ、つまり2組できる。
各突片4は、左右方向において、第1部分45の第1重ね面45aの先端(前端)の幅寸法W1よりも第2部分46の第2重ね面46aの先端(前端)の幅寸法W2を狭く形成してある。しかも各組の第1部分45と第2部分46の関係を見ると、第2部分46の第2重ね面46aにおける先端の左右方向の内端(右端)が、その第2部分46に対向する第1部分45の第1重ね面45aにおける先端の左右方向の内端(右端)よりも左右方向の外側(左側)に位置するように、各突片4における第1重ね面45aの先端の幅寸法W1及び第2重ね面46aの先端の幅寸法W2は形成されている。より詳しく言えば、各突片4は、左右方向において、第2重ね面46aの幅寸法が前端から後方へ向けて広くなり、第1重ね面45aの幅寸法が第2重ね面46aの幅寸法に対応させて前端から後方へ向けて狭くなっている。
2つのスライダー3,3をさらに接近させていくと、第1部分45の先端に対して、その上下方向に同じ組の第2部分46の先端が一致するように配置され、その後、各組の第1部分45の先端部と第2部分46の先端部とが上下方向に隙間のある状態で重なり合い、最終的には図14、図15に示すように各組の第1部分45と第2部分46とが互いの第1重ね面45a及び第2重ね面46aで上下に隙間なく重なり合う状態となる。突片本体部42は第一実施形態での突片本体部42と同様に弾性体なので、弾性によって僅かに変形し、強く重なり合う状態になる。またこれら第1重ね面45a,46aを互いに対応する傾斜角度の傾斜面としてあることから、第1部分45と第2部分46とが円滑に重なり合う。このように各組の第1部分45と第2部分46とが互いの第1重ね面45aと第2重ね面46aで隙間なく重なり合う状態が、2つのスライダー3,3が衝突した状態である。またこの衝突状態のとき、2つの突片本体部42の境界面同士が接触する。また衝突状態のとき双方のスライダー胴体3b,3bの間は離れており、図では示されていないが左右のエレメント列22,22の間には隙間Sが形成されている。この隙間S及びその周辺を2つの突片本体部42が覆うことになり、止水機能を発揮する。また通常引手3cを上側に持ち上げるようにしてスライダー3を移動させる関係上、2つのスライダー3,3が衝突した状態では通常、一対のファスナーストリンガー2,2は2つのスライダー3,3の存在する位置で上翼板31側(上方向)に僅かに膨らむように湾曲する形状になるものである。しかし左右の組の第1部分45と第2部分46とが複雑に重なることによって、一対のファスナーストリンガー2,2の湾曲形状を解消するように作用し、一対のファスナーストリンガー2,2が上下に歪むことなく噛合された状態となり、より止水効果の高いものとなる。
本発明の第二実施形態のスライダー3の変形例は、図16に示すように、スライダー胴体3bの下面つまり下翼板32の下面に突片4を接着してあることが、第二実施形態のスライダー3と相違することである。より詳しく言えば、このスライダー3変形例は、第二実施形態のスライダー3の突片4の上面を下翼板32の下面に接着したものである。従ってこの第二実施形態のスライダー3の変形例も、突片4の突片本体部42を第1部分45と第2部分46が左右に並んで配置されるものとし、第2部分46が第1部分45よりも前方に突出するものである。そしてこの第二実施形態のスライダー3の変形例を2つで一揃えとするものが本発明の第一実施形態のスライダーセットの変形例である。
本発明の第一実施形態のスライダーセットにおける別の変形例は、図17に示すように、2つで一揃えとするスライダー3,3により、対向する第1部分45と第2部分46とを1組形成するようにしたことが、第一実施形態のスライダーセットと相違することである。より詳しく言えばこの変形例の場合、2つのうち一方のスライダー3は、下面としての第1重ね面45aを備える第1部分45のみから突片本体部42を構成し、他方のスライダー3は、上面としての第2重ね面46aを備える第2部分46のみから突片本体部42を構成するものである。
本発明のスライダー及びスライダーセットは上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、第一実施形態のスライダー3の変形例は、突片本体部42の下面の全領域を接着部41よりも下方へ突出させることにより、突片本体部42の下部全部を接近部44としてあるが、これに限らず例えば突片本体部42の下面の一部領域のみを接着部41よりも下方へ突出させることにより、突片本体部42の下部の一部のみを接近部44とするものであっても良い。また第一実施形態のスライダー3は、突片4を上翼板31の上面に接着してあったが、第二実施形態のスライダー3の変形例のように下翼板32の下面に接着するものであっても良い。また第一実施形態及び第二実施形態のスライダー3は、突片4を上翼板31か下翼板32に接着するものであったが、上翼板31の上面と下翼板32の下面に別々の突片4を接着するものであっても良い。
また第二実施形態のスライダー3は、各突片4に第1部分45と第2部分46とを1つずつ備えるものとし、この第二実施形態のスライダー3を2つ、互いの前端が対向する状態で一対のファスナーストリンガー2,2に取り付けることにより、対向する第1部分45と第2部分46との組を、2組形成したが、これに限らず、対向する第1部分45と第2部分46とを3組以上形成するように2つのスライダー3,3における各突片4に第1部分45と第2部分46とを左右に並んで配置するものとしても良い。
また第二実施形態のスライダー3の突片4は、左右に並んで配置した第1部分45と第2部分46の境界線を左右に傾斜するものとしてあるが、これに限らず例えば境界線を前後方向に平行な一直線とするように第1部分45と第2部分46を形成するものであっても良い。また第二実施形態のスライダー3の突片4は、第1部分45と第2部分46との前端を不一致(前後方向に差のある状態)としたが、これに限らず第1部分45と第2部分46の前端を一致するものとしても良い。
さらに第二実施形態のスライダー3の突片4は、第2部分46を第1部分45よりも前方へ突出し、左右方向において、第2部分46の上面としての第2重ね面46aの幅寸法を前端から後方へ向けて広くし、第1部分45の下面としての第1重ね面45aの幅寸法を第2重ね面46aの幅寸法に対応させて前端から後方へ向けて狭くしてあるものであったが、これに限らず第1部分45を第2部分46よりも前方へ突出するものとし、左右方向において、第1重ね面45aの幅寸法を前端から後方へ向けて広くし、第2重ね面46aの幅寸法を第1重ね面45aの幅寸法に対応させて前端から後方へ向けて狭くしてあるものであっても良い。
なお本発明のスライダーを取り付ける一対のファスナーストリンガー2,2は、止水性を有するものが望ましいが、止水性を有しないものであっても良い。また引手取付部35の形状は、上翼板31の上面から突出する場合には門型に限らず、単に直立する形状であっても良い。
1 スライドファスナー
2 ファスナーストリンガー
21 ファスナーテープ
22 エレメント列
22aエレメント
23 第1の止部材
24 第2の止部材
S 隙間
3 スライダー
3aスライダー本体
3bスライダー胴体
31 上翼板
32 下翼板
33 連結柱
34 フランジ
35 引手取付部
35a取付前脚部
35b取付本体部
35c取付後脚部
35h軸部
36 テープ溝
37 エレメント通路
37b後口
37f前口
3c引手
51 引手本体部
52 連結腕部
52a抜孔
4 突片
41 接着部
42 突片本体部
43 凹部
44 接近部
45 第1部分
45a第1重ね面
W1第1重ね面の前端の幅寸法
46 第2部分
46a第2重ね面
W2第2重ね面の前端の幅寸法
9 防水生地
91 開口部

Claims (9)

  1. 左右のファスナーテープ(21)の対向する側縁部に沿って取り付けられた一対のエレメント列(22,22)に沿って移動することで、前記一対のエレメント列(22,22)を噛合または分離可能なスライドファスナーのスライダーであって、
    前記一対のエレメント列(22,22)を通すエレメント通路(37)が内部に形成されたスライダー胴体(3b)であって前記エレメント通路(37)の前端が分離状態の前記一対のエレメント列(22,22)を通す一対の前口(37f,37f)になると共に前記エレメント通路(37)の後端が噛合状態の前記一対のエレメント列(22,22)を通す後口(37b)となる前記スライダー胴体(3b)と、前記スライダー胴体(3b)の上面または下面に接着されると共に前記スライダー胴体(3b)の前方へ向けて突出する突片(4)を備え、
    前記突片(4)は、前記スライダー胴体(3b)に接着される接着部(41)と、前記接着部(41)から前方に突出する突片本体部(42)であって前記スライダー胴体(3b)の前方において分離状態にある前記一対のエレメント列(22,22)の間に形成される隙間(S)を覆う突片本体部(42)とを備えることを特徴とするスライドファスナーのスライダー。
  2. 前記突片本体部(42)には、前記接着部(41)よりも前記隙間(S)に接近する面を有した接近部(44)を備えていることを特徴とする請求項1記載のスライドファスナーのスライダー。
  3. 前記スライダー胴体(3b)は、その上面側には左右方向の中間部から上方へ突出する引手取付部(35)を備え、
    前記接着部(41)は、前記引手取付部(35)を収納すると共に前方へ向けて凹む凹部(43)を備えることを特徴とする請求項1、又は2記載のスライドファスナーのスライダー。
  4. 前記突片(4)は、平板状の弾性体であることを特徴とする請求項1、2又は3記載のスライドファスナーのスライダー。
  5. 前記突片(4)は、シリコンゴム製であることを特徴とする請求項4記載のスライドファスナーのスライダー。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のスライダー(3)を2つ備えると共に、前記2つのスライダー(3,3)の前端同士を対向する状態で配置したスライドファスナーのスライダーセットであって、
    前記2つのスライダー(3,3)のうち一方の前記突片本体部(42)は、下面としての第1重ね面(45a)を備えた第1部分(45)を有し、
    前記2つのスライダー(3,3)のうち他方の前記突片本体部(42)は、上面としての第2重ね面(46a)を備えた第2部分(46)を有し、
    前記2つのスライダー(3,3)を衝突させた場合に、前記第1の重ね面(45a)と前記第2の重ね面(46a)が上下方向に重なり合うことを特徴とするスライドファスナーのスライダーセット。
  7. 請求項1〜5の何れかに記載のスライダー(3)を2つ備えると共に、前記前記2つのスライダー(3,3)の前端を対向する状態で配置したスライドファスナーのスライダーセットであって、
    前記した各スライダー(3)の突片本体部(42)は、左右方向の一方側に、下面としての前記第1重ね面(45a)を備えた前記第1部分(45)を有すると共に、左右方向の他方側に、上面としての第2重ね面(46a)を備えた第2部分(46)を有し、
    2つのスライダー(3,3)を衝突させた場合に、一方のスライダー(3)の前記第1重ね面(45a)と他方のスライダー(3)の前記第2重ね面(46a)が上下方向に重なり合うと共に、前記一方のスライダー(3)の前記第2重ね面(46a)と前記他方のスライダー(3)の前記第1重ね面(45a)が上下方向に重なり合うことを特徴とするスライドファスナーのスライダーセット。
  8. 前記した各スライダー(3)は、前記第1重ね面(45a)を前方へ向けて上り傾斜する上り傾斜面にしてあると共に、前記第2重ね面(46a)を前方へ向けて下り傾斜する下り傾斜面にしてあることを特徴とする請求項6又は7記載のスライドファスナーのスライダーセット。
  9. 前記した各スライダー(3)は、前記第2部分(46)を前記第1部分(45)よりも前方へ向けて突出し、左右方向において前記第2重ね面(46a)の前端の幅寸法(W2)を前記第1重ね面(45a)の前端の幅寸法(W1)よりも狭くしてあることを特徴とする請求項7記載のスライドファスナーのスライダーセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020003395A1 (ja) * 2018-06-27 2020-01-02 Ykk株式会社 スライドファスナー、及び、スライドファスナー用のスライダー

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