JP2015070725A - ケーブル接続部の保護カバー及びケーブル接続部の保護方法 - Google Patents

ケーブル接続部の保護カバー及びケーブル接続部の保護方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ケーブル接続部に容易に被せることができ、カバー取り付けの作業性を向上させることができるケーブル接続部の保護カバー及び保護方法を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様は、絶縁性を有する樹脂製の本体チューブ11と、本体チューブ11の両端にそれぞれ設けられた一対の収縮性の端部チューブ12,13と、を備え、本体チューブ11は、当該本体チューブ11の中心軸線Cが円弧状を成すように曲がっており、中心軸線Cの曲率は2.0×10−3[1/m]以上、40.0×10−3[1/m]以下であるケーブル接続部の保護カバーである。
【選択図】図1

Description

本発明の一態様は、ケーブル接続部の保護カバー及びケーブル接続部の保護方法に関する。
従来、送電線等におけるケーブル接続部の絶縁性及び防水性を確保するため、ケーブル接続部を覆う筒状の保護カバーを用いることが知られている。例えば、特許文献1には、直線状の外装チューブと、外装チューブの両端に配置されたインナーチューブと、を備え、インナ−チューブの内周面にリング状の凸条を設けた保護カバーが示されている。
特開2001−320823号公報
ここで、上述した従来の保護カバーにおいては、ケーブル接続部に通す際にインナーチューブ内周面の凸条が接続用のスリーブ等に引っ掛かる場合がある。送電線等のケーブル接続作業は空中で行われることもあり、ケーブル接続部に対して保護カバーを容易に被せるための改善が求められている。
そこで、本発明は、ケーブル接続部に容易に被せることができ、カバー取り付けの作業性を向上させることができるケーブル接続部の保護カバー及びケーブル接続部の保護方法を提供することを目的とする。
本発明は、一つの態様において、絶縁性を有する樹脂製の本体チューブと、本体チューブの両端にそれぞれ設けられた一対の収縮性の端部チューブと、を備え、本体チューブは、当該本体チューブの中心軸線が円弧状を成すように曲がっており、中心軸線の曲率は2.0×10−3[1/m]以上、40.0×10−3[1/m]以下であるケーブル接続部の保護カバーである。
この保護カバーは、中心軸線の曲率が2.0×10−3[1/m]以上、40.0×10−3[1/m]以下の円弧状となるように本体チューブが曲げられているので、同様に円弧状に曲がるケーブル接続部に対して向きを合わせるように捻りながら通すことで容易に被せることができる。すなわち、送電線等の高架ケーブルのケーブル接続時には、接続用のスリーブの両側から一対のケーブルの導体をそれぞれ挿入した状態で、工具によってスリーブを径方向に潰す圧着が行われる。この際、スリーブは圧着により直線形状を維持できずに曲げ変形が発生する。スリーブが長いほど工具による圧着の回数は多くなり、曲げ変形の影響は大きくなる。このような理由により、ケーブル接続部は軽く曲がった状態であることが多い。これに対して、この保護カバーは、所定の曲率を有するように本体チューブが曲げられているので、ケーブル接続部に対して容易に被せることができ、カバー取り付けの作業性を向上させることができる。また、この保護カバーは、本体チューブの両端に収縮性の端部チューブを設けており、端部チューブを収縮させてケーブルに接触させることでケーブル接続部の防水性を容易に確保することができる。
他の態様において、上記本体チューブの中心軸線に垂直な断面は、本体チューブにおける曲げの外側の厚さと比べて、本体チューブにおける曲げの内側の厚さが大きくてもよい。
さらに他の態様において、本体チューブの中心軸線に垂直な断面は円環形状であり、当該断面の形成する外周円及び内周円の中心点の間隔は、0.05mm以上、0.35mm以下であってもよい。
また、他の態様において、本体チューブの長さは、450mm以上、700mm以下であってもよい。
また、他の態様において、本体チューブの内周面の一部または全部には潤滑剤が塗布されていてもよい。
本発明は、一つの態様において、絶縁性を有する樹脂製の本体チューブと、本体チューブの両端にそれぞれ設けられた一対の収縮性の端部チューブと、を備え、本体チューブは、本体チューブの中心軸線が円弧状を成すように曲がっており、中心軸線の曲率は2.0×10−3[1/m]以上、40.0×10−3[1/m]以下であるスリーブカバーを用いたケーブル接続部の保護方法であって、ホルダーにより一対の端部チューブをそれぞれ拡径した状態でスリーブカバーをケーブル接続部に通す工程と、ホルダーを取り外すことで一対の端部チューブを収縮させてケーブルを被覆する工程と、を含む。
本発明によれば、ケーブル接続部に容易に被せることができ、カバー取り付けの作業性を向上させることができるケーブル接続部の保護カバー及びケーブル接続部の保護方法を提供できる。
本実施形態に係るスリーブカバーを示す図である。 ケーブル接続部を示す図である。 図1のIII−III線に沿った端面図である。 スリーブカバーの一端を示す拡大図である。 (a)コア部材を示す図である。(b)コア部材の解体を示す図である。 スリーブカバーをケーブル接続部に被せた状態を示す図である。 端部チューブを収縮させてスリーブカバーをケーブル接続部に取り付けた状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図面の寸法比率や曲率は必ずしも実際の寸法比率とは一致しない場合がある。
図1に示すスリーブカバー10は、例えば送電線の高架ケーブルのケーブル接続部を保護するために利用される筒状の保護カバーである。スリーブカバー10は、例えば送電線のケーブル接続部を覆うように被せられ、ケーブル接続部の絶縁性及び防水性を確保する。
[ケーブル接続部の構成]
まず、図2を参照してケーブル接続部20の説明を行う。ここでは、アルミニウムを導体とするOC[Outdoor Cross linked polyethylene]線同士を接続するケーブル接続部20について説明する。
図2に示されるように、ケーブル接続部20は、一対のケーブル21,22を接続する部位である。ケーブル接続部20は、ケーブル21から露出した導体21aと、ケーブル22から露出した導体22aと、スリーブ23と、を含んでいる。
スリーブ23は、ケーブル接続に利用される筒状の部材であり、例えば錫メッキされた銅管等から形成される。このスリーブ23は、アルミニウムを導体とするOC線を接続するために十分な長さ(例えば38cm)を有している。なお、アルミニウムを導体とするOC線においては、電力ロスの観点から、銅を導体とするOC線と比べて長尺のスリーブが用いられる。
このスリーブ23の両端には、ケーブル21の導体21a及びケーブル22の導体22aがそれぞれ挿入されている。このようにスリーブ23の両端に導体21a,22aがそれぞれ挿入された状態で、ヤットコ等の工具によってスリーブ23を径方向に押し潰す圧着により、ケーブル21,22の接続が行われる。スリーブ23の表面には圧着の跡が複数形成されている。このようなスリーブ23の圧着作業は、例えば送電線の高架ケーブルの場合等、空中で行われることも多い。
圧着作業において、工具によりスリーブ23が径方向に押し潰されると、スリーブ23は直線形状を維持できずに曲げ変形が生じる。このため、ケーブル接続部20は、軽く曲がった状態に形成されることが通常である。なお、アルミニウムを導体とするOC線のケーブル接続部20を例に挙げて説明したが、銅等の導体を接続するケーブル接続部に用いてもよい。また、ケーブル21,22は、必ずしもOC線である必要はない。
[スリーブカバーの構成]
続いて、スリーブカバー10の構成について説明する。図1に示されるように、スリーブカバー10は、樹脂製の本体チューブ11と、本体チューブ11の両端に設けられた一対の端部チューブ12、13と、端部チューブ12,13内にそれぞれ配置されたコア部材14,15と、を含んでいる。
本体チューブ11は、絶縁性を有する樹脂から構成された円筒状の部材である。本体チューブ11の材料としては、絶縁性や難燃性を有する樹脂、例えば難燃性ポリエチレン、難燃性ポリプロピレン等が挙げられる。本体チューブ11には、両端に設けられる端部チューブ12,13の収縮力に耐えるだけの十分な剛性が求められる。十分な剛性を得られる樹脂材料として、例えばJIS K6301による引張強度の降伏点の測定値が約1.68kg/mmのものを用いることができる。このような本体チューブ11は、例えば押出成形により形成される。
本体チューブ11は、その中心軸線Cが円弧状を成すように曲がって形成されている。本体チューブ11の中心軸線Cは、単一の平面内に含まれ、一方向に曲がった曲線である。中心軸線Cは、一定の曲率ρを有している。図1に、中心軸線Cを含む曲率円の中心点Pと曲率半径rを示す。曲率半径rは曲率ρの逆数に等しい。
中心軸線Cの曲率ρは、2.0×10−3[1/m]以上、40.0×10−3[1/m]以下である。円弧状に曲がったケーブル接続部20に対して通しやすくするためには、中心軸線Cの曲率ρが2.0×10−3[1/m]以上であることが好ましい。また、良好な外観や扱い易さを維持するためには、中心軸線Cの曲率ρが40.0×10−3[1/m]以下であることが好ましい。なお、中心軸線Cの曲率ρは、6.0×10−3[1/m]以上、16.0×10−3[1/m]以下であってもよい。
中心軸線Cの曲率ρは、本体チューブ11の長さ(中心軸線C上における本体チューブ11の一端から他端までの距離)をL1、本体チューブ11の反りをL2とした場合、上述した曲率半径rを介して下記の式(1)により求めることができる。
Figure 2015070725

なお、上記式(1)においては、本体チューブ11の長さL1を直線距離と仮定して用いている。また、本体チューブ11の反りL2は、中心軸線Cを含む平面内において、本体チューブ11の一端の外周面に対して本体チューブ11の曲げの外側から接する接線と、他端の外周面を構成する当該曲げの外側の点と、の最短距離として求められる。
なお、中心軸線Cの曲率ρは、必ずしも一定である必要はなく、上述した範囲内で変化してもよい。
本体チューブ11の長さは、スリーブ23の長さ等に対応して選択される。本実施形態において、アルミニウムを導体とするOC線のケーブル接続部20に用いられる本体チューブ11の長さは、例えば450mm以上、700mm以下である。本体チューブ11の長さは、例えば、約480mm、約485mm、約515mm、約560mm、約615mmの中から選択することができる。
図3は、図1のIII−III線に沿った端面図である。図3には、本体チューブ11の中心軸線Cに垂直な断面が示されている。図3に示されるように、本体チューブ11の当該断面は円環形状を成している。この円環形状の断面は、本体チューブ11における曲げの外側の厚さTOUTと比べて、本体チューブ11における曲げの内側の厚さTinが大きくなるように形成されている。なお、図3に示す厚さTOUTとTinの比率は一例であり、実際の製品の比率はこれに限定されない。
具体的に、本体チューブ11における円環形状の断面は、外周円N及び内周円Mを形成している。外周円Nは本体チューブ11の外周面Faの縁に相当し、内周円Mは本体チューブ11の内周面Fbの縁に相当する。この断面では、外周円Nの中心点Cnと内周円Mの中心点Cmとが一致していない。すなわち、本体チューブ11の断面は、外周円Nに対して内周円Mが偏心するように形成されている。
内周円Mの中心点Cmは、外周円Nの中心点Cnと比べて本体チューブ11の曲げの外側に位置しており、中心点Cmと中心点Cnの間隔は0.05mm以上、0.35mm以下である。中心点Cmと中心点Cnの間隔が0.05mm以上であることにより、後述する厚肉部位と薄肉部位とを明確に形成することができる。また、中心点Cmと中心点Cnの間隔が0.35mm以下であることが材料の歩留まりの観点から好ましい。
このような円環形状の断面を有する本体チューブ11は、例えば押出成形における口金の配置を工夫することにより製造可能である。なお、本実施形態における本体チューブ11の中心軸線Cは、外周円Nの中心点Cnを通る軸線に相当する。
このような円環形状の断面を有するように押出成形された樹脂製の本体チューブ11では、円環形状の断面において厚さTOUTの薄肉部位と厚さTinの厚肉部位が形成される。その後、この本体チューブ11は、薄肉部位と厚肉部位の熱収縮率の違いに起因して、薄肉部位が外側で厚肉部位が内側となるように曲げ変形が生じる。このようにして、上述した曲率ρを有する本体チューブ11を容易に製造することができる。なお、本体チューブ11の断面は必ずしも円環形状である必要はない。本体チューブ11の断面形状は、中央に開口を有する四角形や多角形の断面形状であってもよく、円の一部が直線部位に置き換えられた断面形状等であってもよい。
また、本体チューブ11の内周面Fbの一部または全部には、スリーブカバー10をケーブル接続部20に通しやすくするための潤滑剤が塗布されている。潤滑剤としては、絶縁性及び耐候性の観点からフッ素グリース、フッ素オイル、シリコーングリース、及びシリコーンオイル等を用いることができる。また、塗布量の低減や潤滑剤の垂れ等の抑制の観点からは、グリースではなくオイルを用いることができる。ここでは、粘性が10000cpを超えるものをグリース、粘性が10000cp以下のものをオイルとする。このように、粘性の低いオイルを潤滑剤として用いることで、グリースと比べて、塗布量を大幅に低減することができ、加工単価を削減することができる。また、潤滑剤の塗布量を少なくすることで、潤滑剤が垂れて端部チューブ12,13と本体チューブ11との隙間に入り込み、端部チューブ12,13を抜けやすくすることや、ケーブル等へ付着して汚れることも避けられる。
続いて、端部チューブ12,13について説明する。一対の端部チューブ12,13は、スリーブカバー10の両端に設けられ、絶縁性及び収縮性を有し、伸縮特性に優れた円筒状のゴム部材である。端部チューブ12,13の材料としては、エチレンプロピレンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。端部チューブ12,13の材料として、防水性及び耐候性の観点からシリコーンゴムを用いることができる。
一対の端部チューブ12,13の内部には、筒状に巻かれたコア部材14,15がそれぞれ配置されている。これらのコア部材14,15によって端部チューブ12,13は伸張拡径された状態に保持されている。
ここで、図4は、スリーブカバー10の一端を示す拡大図である。図5(a)は、コア部材14を示す図である。図5(b)は、コア部材の解体を説明するための図である。以下、図4及び図5を参照して、コア部材14について説明する。なお、コア部材14と同様の構成を有するコア部材15については詳細な説明を省略する。
図4及び図5(a)に示されるように、コア部材14は、一本のコアリボンを巻いて形成される円筒状の部材である。コア部材14は、端部チューブ12の拡径状態を保持するホルダーとして機能する。
コア部材14は、端部チューブ12に入り込む巻体14aと、巻体14aから延びるコアリボンの端部に形成された環状部14bと、を有している。なお、コア部材14の環状部14bは、通常時においてコア部材14の巻体14a及び本体チューブ11の内部に収納される(図1参照)。
図5(b)に示されるように、コア部材14は、作業者が環状部14bに指等を掛けて矢印Aの方向に引き出すことで巻体14aが解体され、端部チューブ12の外側に取り出される。これにより、端部チューブ12のうち本体チューブ11の反対側が径方向に収縮し、ケーブル21に対して密着する。
[ケーブル接続部の保護方法]
以下、スリーブカバー10を用いたケーブル接続部20の保護方法について説明する。ここで、図6は、スリーブカバー10をケーブル接続部20に被せた状態を示す図である。図7は、端部チューブ12,13を収縮させてスリーブカバー10をケーブル接続部20に取り付けた状態を示す図である。
まず、スリーブカバー10は、図1に示す状態から本体チューブ11の両端よりコア部材14,15の環状部14b,15bが引き出される。この状態でスリーブカバー10は、図2に示すケーブル21又は22を介してケーブル接続部20近傍まで通される。そして、スリーブカバー10は、曲げ状態のケーブル接続部20に対して向きが合うように捻りながら通され、図6に示すようにケーブル接続部20の外周を覆うように被せられる。
その後、スリーブカバー10の両端から、コア部材14,15の環状部14b、15aをそれぞれ引き出すことで、コア部材14,15が解体されて端部チューブ12,13内から取り除かれる。図7に示されるように、コア部材14,15が取り除かれた端部チューブ12,13は、拡径状態の端部が収縮することでケーブル21,22を被覆する。このようにして、ケーブル接続部20に対してスリーブカバー10が取り付けられ、ケーブル接続部20のカバー取り付けが完了する。
次に、本実施形態に係るスリーブカバー10及びケーブル接続部の保護方法の作用・効果について説明する。
このスリーブカバー10及び保護方法によれば、中心軸線Cの曲率が2.0×10−3[1/m]以上の円弧状となるように本体チューブ11が曲げられているので、同様に円弧状に曲がるケーブル接続部20に対して向きを合わせるように捻りながら通すことで容易に被せることができる。すなわち、このスリーブカバー10は、所定の曲率を有するように本体チューブ11が曲げられているので、本体チューブが直線形状である場合と比べて、ケーブル接続部20に容易に被せることができ、ケーブル接続部20のカバー取り付けの効率を高めることができる。また、このスリーブカバー10は、円弧状に曲がるケーブル接続部20に容易に被せることができるので、無理に力を加えてスリーブカバー10に損傷等が生じる可能性を低減することができる。また、このスリーブカバー10は、中心軸線Cの曲率が40.0×10−3[1/m]以下であるので、曲率が大きい場合と比べて、嵩張ることなく取り扱いが簡易であり、空中であっても容易に取り付け作業を行うことができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
例えば、上記スリーブカバーにおいて、必ずしもコア部材を用いて端部チューブの拡径状態を保持する必要はなく、専用の治具(ホルダー)等を用いてケーブルに通す際に、端部チューブを拡径させる態様であってもよい。また、本体チューブの製造方法は押出成形に限られず、ブロー成形等により製造してもよい。
10…スリーブカバー 11…本体チューブ 12,13…端部チューブ 14,15…コア部材 14a…巻体 15a…環状部 20…ケーブル接続部 21,22…ケーブル 21a,22a…導体 23…スリーブ C…中心軸線 Cm…内周円の中心点 Cn…外周円の中心点 Fa…外周面 Fb…内周面 M…内周円 N…外周円 P…曲率円の中心点 r…曲率半径

Claims (6)

  1. 絶縁性を有する樹脂製の本体チューブと、
    前記本体チューブの両端にそれぞれ設けられた一対の収縮性の端部チューブと、
    を備え、
    前記本体チューブは、当該本体チューブの中心軸線が円弧状を成すように曲がっており、
    前記中心軸線の曲率は2.0×10−3[1/m]以上、40.0×10−3[1/m]以下である、ケーブル接続部の保護カバー。
  2. 前記本体チューブの前記中心軸線に垂直な断面は、前記本体チューブにおける曲げの外側の厚さと比べて、前記本体チューブにおける曲げの内側の厚さが大きい、請求項1に記載のケーブル接続部の保護カバー。
  3. 前記本体チューブの前記中心軸線に垂直な断面は円環形状であり、
    前記断面の形成する外周円及び内周円の中心点の間隔は、0.05mm以上、0.35mm以下である、請求項2に記載のケーブル接続部の保護カバー。
  4. 前記本体チューブの長さは、450mm以上、700mm以下である、請求項1〜3のうち何れか一項に記載のケーブル接続部の保護カバー。
  5. 前記本体チューブの内周面には潤滑剤が塗布されている、請求項1〜4のうち何れか一項に記載のケーブル接続部の保護カバー。
  6. 絶縁性を有する樹脂製の本体チューブと、前記本体チューブの両端にそれぞれ設けられた一対の収縮性の端部チューブと、を備え、前記本体チューブは、前記本体チューブの中心軸線が円弧状を成すように形成され、前記中心軸線の曲率は2.0×10−3[1/m]以上、40.0×10−3[1/m]以下であるスリーブカバーを用いたケーブル接続部の保護方法であって、
    ホルダーにより前記一対の端部チューブをそれぞれ拡径した状態で前記スリーブカバーを前記ケーブル接続部に通す工程と、
    前記ホルダーを取り外すことで前記一対の端部チューブを収縮させてケーブルを被覆する工程と、
    を含む、ケーブル接続部の保護方法。
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