JP2015069478A - 移動手段推定装置、移動手段推定方法およびプログラム - Google Patents

移動手段推定装置、移動手段推定方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015069478A
JP2015069478A JP2013204021A JP2013204021A JP2015069478A JP 2015069478 A JP2015069478 A JP 2015069478A JP 2013204021 A JP2013204021 A JP 2013204021A JP 2013204021 A JP2013204021 A JP 2013204021A JP 2015069478 A JP2015069478 A JP 2015069478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
moving means
unit
moving
movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013204021A
Other languages
English (en)
Inventor
圭介 梅津
Keisuke Umezu
圭介 梅津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2013204021A priority Critical patent/JP2015069478A/ja
Publication of JP2015069478A publication Critical patent/JP2015069478A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】乗り物に同乗している人の位置情報を必要とせずに、移動手段の推定精度を高められるようにする。
【解決手段】移動手段推定装置が、ユーザの位置と測位時刻とが対応付けられた位置履歴情報を記憶する位置履歴記憶部と、移動手段と、移動手段の停止が予定されている場所である交通スポットとが対応付けられた交通スポット情報を記憶する交通スポット記憶部と、位置履歴情報から、ユーザがある場所に留まっている期間である滞留期間を抽出する滞留期間抽出部と、滞留期間抽出部が抽出した滞留期間について滞留期間にユーザが留まっている交通スポットを交通スポット情報に基づいて推定する滞留場所推定部と、位置履歴情報から抽出される移動期間に含まれる滞留期間に対して滞留場所推定部が推定した交通スポットに、交通スポット情報にて対応付けられている移動手段に基づいて、移動期間に使用された移動手段を推定する区間移動手段推定部と、を備える。
【選択図】図14

Description

本発明は、移動手段推定装置、移動手段推定方法およびプログラムに関する。
移動中の人について電車で移動しているか徒歩で移動しているかなどの移動状況を推定することは、効率的な情報提供のために有益である。
かかる移動中の人の移動状況を推定するための幾つかの技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、位置情報の履歴から一定時間内における平均速度、平均加速度、最高速度、最高加速度を算出し、それらの算出値の組み合わせにより、滞在・徒歩、自動車による移動、電車による移動などの移動モードを判別することが記載されている。
また、特許文献2には、移動手段(乗り物)を速度と乗る人数とで分類した分布図に示される関係を利用して、ユーザが利用している移動手段を推定することが記載されている。
また、特許文献3には、位置情報から各計測時刻の速度、加速度を求め、求めた速度、加速度から所定時間毎の移動手段を判定することが記載されている。
また、特許文献4や特許文献5には、移動経路から抽出する区間毎に、速度等に基づいて移動手段の判定を行うことが記載されている。
特開2012−14357号公報 特開2010−226174号公報 特開2010−181382号公報 特開2010−14592号公報 特開2008−146248号公報
特許文献1、3、4および5のように、速度や加速度から移動手段を判定する方法は、移動手段の判定精度に改善の余地がある。例えば、強風の影響で電車が徐行運転している場合、電車移動の場合の速度や加速度と自動車の場合の速度や加速度とが類似し、移動手段の判定精度が低下することが考えられる。
また、特許文献2に記載の方法は、乗り物に同乗している人の位置情報を取得できない場合には適用が困難である。
本発明は、上述の課題を解決することのできる移動手段推定装置、移動手段推定方法およびプログラムを提供することを目的としている。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による移動手段推定装置は、ユーザの位置と測位時刻とが対応付けられた位置履歴情報を記憶する位置履歴記憶部と、移動手段と、当該移動手段の停止が予定されている場所である交通スポットとが対応付けられた交通スポット情報を記憶する交通スポット記憶部と、前記位置履歴情報から、前記ユーザがある場所に留まっている期間である滞留期間を抽出する滞留期間抽出部と、前記滞留期間抽出部が抽出した滞留期間について当該滞留期間に前記ユーザが留まっている交通スポットを前記交通スポット情報に基づいて推定する滞留場所推定部と、前記位置履歴情報から抽出される移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定部が推定した交通スポットに、前記交通スポット情報にて対応付けられている移動手段に基づいて、当該移動期間に使用された移動手段を推定する区間移動手段推定部と、を備える。
また、本発明の他の一態様による移動手段推定方法は、ユーザの位置と測位時刻とが対応付けられた位置履歴情報を記憶する位置履歴記憶部と、移動手段と当該移動手段の停止が予定されている場所である交通スポットとが対応付けられた交通スポット情報を記憶する交通スポット記憶部と、を備える移動手段推定装置が、前記位置履歴情報から、前記ユーザがある場所に留まっている期間である滞留期間を抽出する滞留期間抽出ステップと、前記移動手段推定装置が、前記滞留期間抽出ステップにて抽出した滞留期間について当該滞留期間に前記ユーザが留まっている交通スポットを前記交通スポット情報に基づいて推定する滞留場所推定ステップと、前記移動手段推定装置が、前記位置履歴情報から抽出される移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定ステップにて推定した交通スポットに、前記交通スポット情報にて対応付けられている移動手段に基づいて、当該移動期間に使用された移動手段を推定する区間移動手段推定ステップと、を備える。
また、本発明の他の一態様によるプログラムは、ユーザの位置と測位時刻とが対応付けられた位置履歴情報を記憶する位置履歴記憶部と、移動手段と当該移動手段の停止が予定されている場所である交通スポットとが対応付けられた交通スポット情報を記憶する交通スポット記憶部と、を備えるコンピュータに、前記位置履歴情報から、前記ユーザがある場所に留まっている期間である滞留期間を抽出する滞留期間抽出ステップと、前記滞留期間抽出ステップにて抽出した滞留期間について当該滞留期間に前記ユーザが留まっている交通スポットを前記交通スポット情報に基づいて推定する滞留場所推定ステップと、前記位置履歴情報から抽出される移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定ステップにて推定した交通スポットに、前記交通スポット情報にて対応付けられている移動手段に基づいて、当該移動期間に使用された移動手段を推定する区間移動手段推定ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、乗り物に同乗している人の位置情報を必要とせずに、移動手段の推定精度を高めることができる。
本発明の第1の実施形態における移動手段推定装置のハードウェア構成を示す概略構成図である。 同実施形態における移動手段推定装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における位置履歴記憶部の記憶する位置履歴情報の例を示す説明図である。 同実施形態における交通スポット記憶部の記憶する交通スポット情報の例を示す説明図である。 同実施形態における速度別移動手段確度記憶部の記憶する速度別移動手段確度情報の例を示す説明図である。 同実施形態における滞留期間抽出部が滞留期間を抽出する第1の例を示す説明図である。 同実施形態における滞留期間抽出部が滞留期間を抽出する第2の例を示す説明図である。 同実施形態において、制御部が行う処理手順の例を示すフローチャートである。 同実施形態において、区間移動手段推定部が行う処理手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における移動手段推定装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における交通スポット記憶部の記憶する交通スポット情報の例を示す説明図である。 同実施形態において、制御部が行う処理手順の例を示すフローチャートである。 同実施形態において、区間使用路線推定部が行う処理手順の例を示すフローチャートである。 本発明に係る移動手段推定装置の最小構成を示す概略ブロック図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態における移動手段推定装置のハードウェア構成を示す概略構成図である。同図において、移動手段推定装置10は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)1と、記憶装置2と、バス3とを有する。CPU1と記憶装置2とは、バス3にて接続されている。移動手段推定装置10は、コンピュータを用いて実現される。
CPU1は、記憶装置2からプログラムを読み出して実行することで、各種機能を実現する。記憶装置2は、CPU1が実行するプログラムなど各種データを記憶する。
図2は、移動手段推定装置10の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、移動手段推定装置10は記憶部20と、制御部30とを備える。記憶部20は位置履歴記憶部21と、交通スポット記憶部22と、速度別移動手段確度記憶部23とを備える。制御部30は滞留記録推定部31と、移動期間抽出部32と、移動手段確度算出部33と、区間移動手段推定部34と、現在移動手段推定部35とを備える。滞留記録推定部31は、滞留期間抽出部311と、滞留場所推定部312とを備える。
記憶部20は、各種情報を記憶する。記憶部20は、記憶装置2(図1)を用いて実現される。
位置履歴記憶部21は、移動手段推定装置10のユーザの位置の履歴を示す位置履歴情報を記憶する。以下では、移動手段推定装置10のユーザを単に「ユーザ」と称する。
図3は、位置履歴記憶部21の記憶する位置履歴情報の例を示す説明図である。同図に示すように、位置履歴記憶部21が記憶する位置履歴情報において、緯度と、経度と、測位日時とが対応付けられている。図3の各行は、緯度と、経度と、測位日時とが対応付けられた個々の位置情報を示している。
なお、位置履歴記憶部21が、緯度や、経度や、測位日時に対応付けてさらに、測位精度や、高度や、端末識別子などの情報のいずれかまたは複数を位置履歴情報に含めて記憶するようにしてもよい。
移動手段推定装置10が位置履歴情報を取得する方法として様々な方法を用いることができる。例えば、移動手段推定装置10がGPS(Global Positioning System、全地球測位システム)等の測位システムを有して移動手段推定装置10自らの位置を所定時間毎に測位し、測位結果を位置履歴情報として位置履歴記憶部21に書き込むようにしてもよい。あるいは、移動手段推定装置10が他の装置と通信を行って位置履歴情報を受信するようにしてもよい。
交通スポット記憶部22は、交通スポットの位置および種別を示す交通スポット情報を記憶する。ここでいう交通スポットとは、電車の駅またはバスの停留所など、乗り物の停止が予定されている場所である。以下では、電車の駅を「電車駅」と称する。また、バスの停留所を「バス停」と称する。
図4は、交通スポット記憶部22の記憶する交通スポット情報の例を示す説明図である。同図に示すように、交通スポット記憶部22が記憶する交通スポット情報において、交通スポットの存在する地点の緯度と経度と、電車駅またはバス停の種別とが対応付けられている。以下では、電車駅またはバス停の種別を「スポット種別」と称する。
なお、交通スポット記憶部22が、交通スポットの位置を地点ではなくエリアとして記憶するようにしてもよい。例えば、交通スポット記憶部22が、エリア中心点の緯度および経度と、エリアの半径とを記憶することで、交通スポットを円形のエリアとして記憶するようにしてもよい。
速度別移動手段確度記憶部23は、移動速度と移動手段の使用の確度との関係を示す速度別移動手段確度情報を記憶する。
図5は、速度別移動手段確度記憶部23の記憶する速度別移動手段確度情報の例を示す説明図である。同図に示すように、速度別移動手段確度記憶部23の記憶する速度別移動手段確度情報において、移動速度の上限値と下限値と、移動手段名と、移動確度とが対応付けられている。
ここでいう、移動手段による移動確度とは、移動期間においてユーザが当該移動手段を使用して移動した確度である。また、ここでいう移動期間とは、後述するように移動期間抽出部32が位置履歴情報から抽出する期間である。
制御部30は、移動手段推定装置10の各部を制御して各種機能を実行する。制御部30は、CPU1(図1)が記憶装置2からプログラムを読み出して実行することで実現される。
滞留記録推定部31において、滞留期間抽出部311は、位置履歴記憶部21の記憶する位置履歴情報から滞留期間を抽出する。ここでいう滞留は、ユーザがある場所に留まっていることである。
滞留場所推定部312は、抽出した滞留期間における滞留先の交通スポットを、交通スポット記憶部22の記憶する交通スポット情報に基づいて推定する。ここでいう滞留先とは、ユーザが留まっている場所である。
滞留記録推定部31は、滞留期間抽出部311にて抽出した滞留期間および滞留場所推定部312にて推定した交通スポットを示す滞留記録を生成する。
図6は、滞留期間抽出部311が滞留期間を抽出する第1の例を示す説明図である。同図に示す各点は、位置履歴記憶部21の記憶する位置履歴情報におけるユーザの位置を示す。また、点に付されているt101〜t112は、測位時刻を示す。
図6の例において、ユーザは、時刻t104からt109までの間、半径rの円の領域A11内に留まっている。そこで、滞留期間抽出部311は、時刻t104からt108までの期間を滞留期間として抽出する。このように滞留期間抽出部311は、一定時間(例えば、位置情報の測位周期で4周期)以上、半径rの円形の範囲内にユーザが留まっている期間を滞留時間として抽出する。
但し、滞留期間抽出部311が用いる滞留期間の抽出基準は、図6を参照して説明した基準に限らない。ユーザの移動距離の短い時間を抽出可能な様々な基準を、滞留期間の抽出基準とすることができる。例えば、滞留期間抽出部311が、ある期間における平均移動速度αと、その前後の期間における平均移動速度βとに基づいて、β÷αが閾値γ以上である場合に滞留期間を抽出するようにしてもよい。
図7は、滞留期間抽出部311が滞留期間を抽出する第2の例を示す説明図である。同図に示す各点は、位置履歴記憶部21の記憶する位置履歴情報におけるユーザの位置を示す。また、点に付されているt201〜t211は、測位時刻を示す。
図7の例において、時刻t203からt209までの期間における平均速度αは、毎時2キロメートルである。
また、時刻t201からt203までの期間における平均速度β1は、毎時30キロメートルである。また、時刻t209からt211までの期間における平均速度β2は、毎時40キロメートルである。従って、時刻t203からt209までの期間の前後の、時刻t201からt203までおよび時刻t209からt211までの期間における平均速度βは、β=(30+40)÷2=35より、毎時35キロメートルである。
また、閾値γは、γ=5に設定されている。
この場合、β÷αは17.5とγより大きな値となる。このため、滞留期間抽出部311は、時刻t203からt209までの期間を滞留期間として抽出する。
また、滞留場所推定部312が滞留先の交通スポットを推定する方法として、ユーザが留まっている位置に近い交通スポットを検出可能な様々な方法を用いることができる。例えば、滞留場所推定部312が、滞留期間におけるユーザの位置の重心から所定距離δ以下にある交通スポットを滞留先の交通スポットとして推定するようにしてもよい。該当する交通スポットが複数ある場合、滞留記録推定部31が重心に最も近い1つの交通スポットを抽出するようにしてもよいし、複数の交通スポットを滞留先の候補として抽出するようにしてもよい。
あるいは、滞留場所推定部312が、滞留期間におけるユーザの位置のうち測位時刻が最も古い位置から所定距離δ以下にある交通スポットを滞留先の交通スポットとして推定するようにしてもよい。該当する交通スポットが複数ある場合、滞留記録推定部31が重心に最も近い1つの交通スポットを抽出するようにしてもよいし、複数の交通スポットを滞留先の候補として抽出するようにしてもよい。
滞留記録推定部31は、滞留期間抽出部311にて抽出した滞留期間と滞留場所推定部312にて推定した交通スポットとを示す滞留記録を移動期間抽出部32へ出力する。
移動期間抽出部32は、滞留記録推定部31が複数の滞留期間を抽出した場合、滞留期間に応じた複数の滞留記録のうち、任意の2つの滞留記録を選択する。そして、移動期間抽出部32は、選択した2つの滞留記録を時系列順に並べた場合に当該2つの滞留記録に挟まれる期間を、移動期間として抽出する。このとき、移動期間抽出部32は、2つの滞留記録が重複しないように(すなわち、移動期間が同一とならないように)、移動期間を複数個抽出する。
例えば、移動期間抽出部32が、可能な2つの滞留記録の組み合わせ全てについて移動期間を抽出するようにしてもよい。さらに例えば、滞留記録推定部31が10個の滞留記録を推定した場合、全ての2つの滞留記録の組み合わせは10C2=45通りである。従って、移動期間抽出部32は最大で45通りの移動期間を抽出する。
移動手段確度算出部33は、移動期間抽出部32の抽出する移動期間においてユーザが電車やバスなどの移動手段を使用して移動したことの確からしさを示す移動確度を、移動手段毎に算出する。
具体的には、移動手段確度算出部33は、電車を使用しての移動の確度である電車移動確度を、移動期間内における滞留記録数のうち、滞留先の交通スポットが電車駅である滞留記録数の割合として算出する。また、移動手段確度算出部33は、バスを使用しての移動の確度であるバス移動確度を、移動期間内における滞留記録数のうち、滞留先の交通スポットがバス停である滞留記録数の割合として算出する。
例えば、移動期間内における滞留記録数が20であり、その滞留記録のうち滞留先が電車駅である数が15である場合、移動手段確度算出部33は、電車移動確度を15÷20=0.75と算出する。また、移動期間内における滞留記録数が20であり、その滞留記録のうち滞留先がバス停である数が2である場合、移動手段確度算出部33は、バス移動確度を2÷20=0.1と算出する。
あるいは、移動手段確度算出部33が、移動期間内における滞留記録数と、滞留記録のうち滞留先が電車駅の数と、滞留先がバス停の数と、速度別移動手段確度記憶部23の記憶する速度別移動手段確度情報とに基づいて移動確度を算出するようにしてもよい。
具体的には、移動手段確度算出部33は、まず、滞留記録数と、滞留先が電車駅の数とに基づいて、上記のように電車移動確度mを算出する。
次に、移動手段確度算出部33は、移動期間における平均移動速度を算出し、得られた平均移動速度に対応する電車移動確度nを速度別移動手段確度記憶部23より取得する。例えば、ある移動期間における平均移動速度が35kmであり、速度別移動手段確度記憶部23の記憶する速度別移動手段確度情報の内容が図5に示す内容である場合、移動手段確度算出部33は、電車移動確度n=0.4を取得する。
そして、移動手段確度算出部は、1−((1−n)×(1−m))の計算結果を最終的な電車移動確度とする。例えば、m=0.75、n=0.4である場合、移動手段確度算出部33は、電車移動確度を0.85に設定する。移動手段確度算出部33は、バス移動確度についても同様の方法で算出する。
電車やバス以外の移動手段による移動確度については、移動手段確度算出部33は、対象となる移動期間における平均移動速度に対応する値を速度別移動手段確度情報から取得する。
区間移動手段推定部34は、移動期間抽出部32の抽出した各移動期間における電車移動確度およびバス移動確度に基づいて、移動期間における移動手段を推定する。
例えば、区間移動手段推定部34は、移動確度が所定の閾値以上である移動期間を、移動時間の長い順に選択する。選択した移動区間に移動手段を推定済みの部分が含まれている場合、区間移動手段推定部34は、当該移動区間に対しては何も行わずに破棄し、次の移動区間を選択する。
一方、選択した移動区間に移動手段を推定済みの部分が含まれていない場合、区間移動手段推定部34は、当該移動区間に含まれる、時系列順で隣り合う2つの滞留期間に挟まれた区間(期間)の各々について、移動確度が最も大きい(高い)移動手段を当該期間における推定結果とする。以下では、時系列順で隣り合う2つの滞留期間に挟まれた区間を、「滞留記録間の区間」と称する。
電車またはバスによる移動と推定されなかった移動区間については、区間移動手段推定部34は、電車、バス以外の移動手段による移動確度を参照し、移動確度が最も大きい移動手段を推定結果とする。
現在移動手段推定部35は、区間移動手段推定部34の推定結果に基づいて、現在の移動手段を推定する。現在移動手段推定部35は、最新の滞留記録と、そのひとつ前の滞留記録との間(すなわち、直近の2つの滞留記録の間)における移動手段を、現在の移動手段の推定結果とする。
次に、図8および図9を参照して制御部30の動作について説明する。
図8は、制御部30が行う処理手順の例を示すフローチャートである。同図の処理において、滞留記録推定部31は、位置履歴記憶部21の記憶するユーザの位置履歴情報と、交通スポット記憶部22の記憶する交通スポット情報とに基づいて、ユーザが滞留した期間とその滞留先の交通スポットとを滞留記録として推定する(ステップS101)。
次に、移動期間抽出部32は、滞留記録推定部31の推定した複数の滞留記録のうち、任意の2つの滞留記録を選択し、その滞留記録を時系列順に並べたときに2つの滞留記録に挟まれる期間を移動期間として抽出する(ステップS102)。
そして、移動手段確度算出部33は、移動期間抽出部32の抽出した移動期間における移動確度を、移動手段毎に算出する(ステップS103)。
次に、区間移動手段推定部34は、移動期間抽出部32の抽出した各移動期間における電車移動確度およびバス移動確度に基づいて、移動期間における移動手段を推定する(ステップS104)。
そして、現在移動手段推定部35は、区間移動手段推定部34の推定結果に基づいて、現在の移動手段を推定する(ステップS105)。
その後、図8の処理を終了する。
図9は、区間移動手段推定部34が行う処理手順の例を示すフローチャートである。区間移動手段推定部34は、図8のステップS104において、図9の処理を行う。
図9の処理において、区間移動手段推定部34は、まず移動期間抽出部32の抽出した移動期間のうち、電車移動確度、バス移動確度の両方が閾値以下である移動期間を削除する(ステップS111)。
次に、区間移動手段推定部34は、ステップS111で削除されなかった移動期間を、電車移動確度、バス移動確度のいずれか大きい方の値に基づいて、移動確度が大きい順にソートする(ステップS112)。
そして、区間移動手段推定部34は、ステップS112でソートされた移動期間を一つずつ順番に読み込んでいく(ステップS113)。例えば、区間移動手段推定部34は、移動時間の長い順に移動期間を読み込んでいく。
ステップS113で読み込んだ移動期間について、区間移動手段推定部34は、読み込んだ移動期間内に、すでに移動手段を割り当て済みである、滞留記録の間の区間が存在するか否かを判定する(ステップS114)。
移動手段を割り当て済みの区間がないと判定した場合(ステップS114:ない)、区間移動手段推定部34は、ステップS112で読み込んだ移動期間に含まれる、滞留記録間の区間の各々に移動手段を割り当てる(ステップS115)。
具体的には、区間移動手段推定部34は、読み込んだ移動期間における電車移動確度とバス移動確度を比較する。電車移動確度のほうが大きい場合、区間移動手段推定部34は、電車を移動手段として全ての区間に割り当てる。一方、バス移動確度のほうが大きい場合、区間移動手段推定部34は、バスを移動手段として全ての区間に割り当てる。
次に、区間移動手段推定部34は、ステップS111で削除されなかった移動期間のうち未だ読み込んでいない移動期間があるか否かを判定する(ステップS116)。未だ読み込んでいない移動期間があると判定した場合(ステップS116:ある)、ステップS113に進む。
一方、読み込んでいない移動期間が無いと判定した場合(ステップS116:ない)、区間移動手段推定部34は、滞留記録推定部31が抽出した滞留記録間の区間のうち、移動手段を割り当て済みでない区間に対して自家用車、または徒歩の移動手段を割り当てる(ステップS117)。
例えば、区間移動手段推定部34は、移動手段確度算出部33の算出した、電車、バス以外の移動手段に対応する移動確度に基づいて、電車やバス以外の移動手段の割り当てを行う。具体的には、区間移動手段推定部34は、移動手段確度算出部33の算出した、電車、バス以外の移動手段に対応する移動確度のうち最も移動確度の大きい移動手段を推定結果とする。例えば、ある区間において徒歩移動確度が最も大きい場合、区間移動手段推定部34は、徒歩を当該区間の移動手段として割り当てる。一方、自家用社移動確度が最も大きい場合、区間移動手段推定部34は、自家用車を当該区間の移動手段として割り当てる。
ステップS117の後、図9の処理を終了する。
一方、ステップS114において、移動手段を割り当て済みの区間があると判定した場合(ステップS114:ある)、ステップS116に進む。
以上のように、位置履歴記憶部21は、ユーザの位置と測位時刻とが対応付けられた位置履歴情報を記憶する。また、交通スポット記憶部22は、移動手段と、当該移動手段の停止が予定されている場所である交通スポットとが対応付けられた交通スポット情報を記憶する。
そして、滞留期間抽出部311は、位置履歴情報から、ユーザがある場所に留まっている期間である滞留期間を抽出する。滞留場所推定部312は、滞留期間抽出部311が抽出した滞留期間について当該滞留期間にユーザが留まっている交通スポットを交通スポット情報に基づいて推定する。
そして、区間移動手段推定部34は、位置履歴情報から抽出される移動期間に含まれる滞留期間に対して滞留場所推定部312が推定した交通スポットに、交通スポット情報にて対応付けられている移動手段に基づいて、当該移動期間に使用された移動手段を推定する。
これにより、区間移動手段推定部34は、より精度よく移動手段を推定することができる。例えば、強風の影響で電車が徐行運転している場合など、電車移動の場合の速度や加速度と自動車の場合の速度や加速度とが類似している場合でも、区間移動手段推定部34は、位置履歴情報に含まれる滞留期間に対応付けられる交通スポットに基づいて移動手段を推定することで、移動手段をより正確に推定し得る。
従って、移動手段推定装置10は、乗り物に同乗している人の位置情報を必要とせずに、移動手段の推定精度を高めることができる。
また、移動期間抽出部32は、滞留期間抽出部が抽出した滞留期間のうち2つの滞留期間に挟まれる期間を、位置履歴情報から移動期間として抽出する。
そして、区間移動手段推定部34は、移動期間抽出部32が抽出した移動期間に使用された移動手段を推定する。
これにより、区間移動手段推定部34は、滞留期間に対応する交通スポット間の移動手段を判定する。従って、区間移動手段推定部34は、ユーザが乗り物に乗ってから、乗り物から降りるまでの移動期間を対象として移動手段を推定することができ、区間移動手段推定部34は、より精度よく推定を行い得る。
また、滞留期間抽出部311は、位置履歴情報に含まれる所定時間以上の長さの期間である対象期間におけるユーザの平均移動速度と、当該対象期間の前後の期間におけるユーザの平均移動速度の比率に基づいて、当該対象期間が滞留期間に該当するか否かを判定する。
これにより、滞留期間抽出部311は、速度および速度の比率を算出するという簡単な処理にて滞留期間を抽出することができる。従って、滞留期間抽出部311の処理負荷を抑制することができる。
また、移動手段確度算出部33は、複数の移動手段の各々について、移動期間に含まれる滞留期間に対して滞留場所推定部312が推定した交通スポットのうち当該移動手段に対応する交通スポットの個数に基づいて、当該移動期間にユーザが当該移動手段を使用した確度を算出する。
そして、区間移動手段推定部34は、移動手段確度算出部33が算出した確度に基づいて移動期間に使用された移動手段を推定する。
これにより、区間移動手段推定部34は、移動期間に含まれる滞留期間と交通スポットとの対応関係に基づいて、当該移動期間における移動手段を、より精度よく推定し得る。
また、速度別移動手段確度記憶部23は、速度の範囲と、移動手段と、当該移動手段が使用された確度とが対応付けられた速度別移動手段確度情報を記憶する。
そして、移動手段確度算出部33は、複数の移動手段の各々について、速度別移動手段確度情報にて移動期間におけるユーザの移動速度および当該移動手段に対応付けられている、当該移動手段が使用された確度と、移動期間に含まれる滞留期間に対して滞留場所推定部312が推定した交通スポットのうち当該移動手段に対応する交通スポットの個数とに基づいて、当該移動期間にユーザが当該移動手段を使用した確度を算出する。
これにより、移動手段確度算出部33は、速度と移動手段とに対応付けられた確度を速度別移動手段確度情報から読み出すという簡単な処理で、当該確度を算出することができる。従って、移動手段確度算出部33の処理負荷を抑制することができる。
また、現在移動手段推定部35は、区間移動手段推定部34の推定する移動手段に基づいて、ユーザが現在使用している移動手段を推定する。
これにより、ユーザが現在使用している移動手段に応じた情報提供が可能となる。
移動手段推定装置10がユーザの移動手段を精度よく推定することで、ユーザに対する効率的な情報提供が可能となる。
例えば、電車に乗っているユーザが、路線近辺の店舗周辺を通過する場合、その店舗の近くに駅が無ければユーザがこの店舗に来店する可能性は小さい。バスを使って移動中のユーザが、バス路線近辺の店舗周辺を通過する場合も、同様にその店舗の近くにバス停が無ければユーザがこの店舗に来店する可能性は小さい。移動手段推定装置10がユーザの移動手段を精度よく推定することで、電車またはバスで移動中の来店可能性の小さいユーザに対して広告情報を提供することを避けることができる。
<第2の実施の形態>
図10は、本発明の第2の実施形態における移動手段推定装置の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、移動手段推定装置110は記憶部120と、制御部130とを備える。記憶部120は位置履歴記憶部21と、交通スポット記憶部122と、速度別移動手段確度記憶部23とを備える。制御部130は滞留記録推定部31と、移動期間抽出部32と、移動手段確度算出部33と、区間移動手段推定部134と、現在移動手段推定部35と、路線使用確度算出部136と、区間使用路線推定部137と、現在使用路線推定部138とを備える。滞留記録推定部31は、滞留期間抽出部311と、滞留場所推定部312とを備える。
図10において、図2の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(21、23、31、311、312、32、33、35)を付し、説明を省略する。また、移動手段推定装置110のハードウェア構成は、移動手段推定装置10(図1)の場合と同様であり、図示および説明を省略する。
交通スポット記憶部122は、交通スポットの位置および種別に加えて当該交通スポットを含む路線種別を示す交通スポット情報を記憶する。
図11は、交通スポット記憶部122の記憶する交通スポット情報の例を示す説明図である。同図に示すように、交通スポット記憶部122が記憶する交通スポット情報において、交通スポットの存在する地点の緯度と経度と、当該交通スポットを含む路線の種別と、スポット種別とが対応付けられている。
ここでいう路線の種別は、同一のスポット種別の交通スポットを分類する種別であればよい。図11の例では、交通スポット記憶部122は、路線の種別として路線名を記憶している。これにより、交通スポットが路線毎に分類される。
あるいは、交通スポット記憶部122が、路線の種別として会社名(鉄道会社名やバス会社名など)を記憶するようにしてもよい。
以下、路線の種別を「路線種別」と称する。
なお、交通スポット記憶部122が、交通スポットの位置を地点ではなくエリアとして記憶するようにしてもよい。例えば、交通スポット記憶部122が、エリア中心点の緯度および経度と、エリアの半径とを記憶することで、交通スポットを円形のエリアとして記憶するようにしてもよい。また、交通スポット記憶部122が、交通スポットの名称をさらに記憶するようにしてもよい。
路線使用確度算出部136は、移動期間抽出部32の抽出する移動期間における路線使用確度を、路線種別毎に算出する。ここでいう、ある路線の路線使用確度とは、ユーザが当該路線を使用した確度である。
路線使用確度算出部136は、路線種別毎の路線使用確度として、移動期間内における滞留記録数のうち、当該路線種別に対応付けられる交通スポットでの滞留と推定される滞留記録の数の割合を算出する。
例えば、移動期間内における滞留記録数が10であり、その滞留記録のうち滞留先が路線種別Aに対応付けられる滞留記録の数が8である場合、路線使用確度算出部136は、路線種別Aの路線使用確度を8÷10=0.8と算出する。
また、移動期間内における滞留記録数が10であり、その滞留記録のうち滞留先が路線種別Bに対応付けられる滞留記録の数が1である場合、路線使用確度算出部136は、路線種別Bの路線使用確度を1÷10=0.1と算出する。
区間使用路線推定部137は、移動期間抽出部32の抽出した各移動期間における、路線使用確度算出部136の算出した各路線使用確度に基づいて、移動期間に含まれる滞留記録間の区間においてユーザが使用した路線を推定する。
例えば、区間使用路線推定部137は、路線使用確度が閾値以上である移動期間を、移動時間の長い順に選択する。選択した移動区間に路線を推定済みの部分が含まれている場合、区間使用路線推定部137は、当該移動区間に対しては何も行わずに破棄し、次の移動区間を選択する。
一方、選択した移動区間に路線を推定済みの部分が含まれていない場合、区間使用路線推定部137は、当該移動区間に含まれる、滞留記録間の区間の各々について、路線使用確度が最も大きい(高い)路線を当該期間における推定結果とする。
区間移動手段推定部134が移動手段を電車またはバスと推定した区間に対して、区間使用路線推定部137が使用路線を推定しなかった場合、区間移動手段推定部134が、電車またはバス以外の移動手段に推定し直すようにしてもよい。
また、区間移動推定部134が電車またはバス以外の移動手段を推定した区間に対して、区間使用路線推定部137が使用路線を推定した場合、区間移動推定部134が、電車またはバスの移動手段に推定し直すようにしてもよい。
現在使用路線推定部138は、区間使用路線推定部137の推定結果に基づいて、現在の使用路線を推定する。現在使用路線推定部138は、最新の滞留記録と、そのひとつ前に滞留したときの滞留記録との間における使用路線を、現在の使用路線の推定結果とする。
次に、図12および図13を参照して、制御部130の動作について詳細に説明する。
図12は、制御部130が行う処理手順の例を示すフローチャートである。同図の処理において、滞留記録推定部31は、位置履歴記憶部21の記憶するユーザの位置履歴情報と、交通スポット記憶部122の記憶する交通スポット情報とに基づいて、ユーザが滞留した期間とその滞留先の交通スポットとを滞留記録として推定する(ステップS201)。
次に、移動期間抽出部32は、滞留記録推定部31の推定した複数の滞留記録のうち、任意の2つの滞留記録を選択し、その滞留記録を時系列順に並べたときに2つの滞留記録に挟まれる期間を移動期間として抽出する(ステップS202)。
そして、移動手段確度算出部33は、移動期間抽出部32の抽出した移動期間における移動確度を、移動手段毎に算出する(ステップS203)。
次に、区間移動手段推定部134は、移動期間抽出部32の抽出した各移動期間における、移動手段確度算出部33の算出した電車移動確度とバス移動確度に基づいて、滞留記録間の区間の各々における移動手段を推定する(ステップS204)。
そして、路線使用確度算出部136は、移動期間抽出部32の抽出した移動期間においてユーザが使用した路線の確からしさである路線使用確度を、路線種別毎に算出する(ステップS205)。
次に、区間使用路線推定部137は、移動期間抽出部32の抽出した各移動期間における、路線使用確度算出部136の算出した各路線使用確度に基づいて、滞留記録間の区間の各々においてユーザが使用した路線を推定する(ステップS206)。
そして、区間移動手段推定部134は、区間移動手段推定部134の推定した移動手段と、区間使用路線推定部137の推定した使用路線とに基づいて、滞留記録間の区間の各々における移動手段を再推定する(ステップS207)。
次に、現在移動手段推定部35は、区間移動手段推定部134の推定結果に基づいて、現在の移動手段を推定する(ステップS208)。
そして、現在使用路線推定部138は、区間使用路線推定部137の推定結果に基づいて、現在の使用路線を推定する(ステップS209)。
その後、図12の処理を終了する。
図13は、区間使用路線推定部137が行う処理手順の例を示すフローチャートである。区間使用路線推定部137は、図12のステップS206において、図13の処理を行う。
図13の処理において、区間使用路線推定部137は、まず移動期間抽出部32の抽出した移動期間のうち、すべての路線種別についての路線使用確度が閾値以下である移動期間を削除する(ステップS211)。
次に、区間使用路線推定部137は、ステップS211で削除されなかった移動期間を、すべての路線種別についての路線使用確度のうち最も大きい値に基づいて、移動確度が大きい順にソートする(ステップS212)。
そして、区間使用路線推定部137は、ステップS212でソートされた移動期間を一つずつ順番に読み込んでいく(ステップS213)。例えば、区間使用路線推定部137は、移動時間の長い順に移動期間を読み込んでいく。
ステップS213で読み込んだ移動期間について、区間使用路線推定部137は、読み込んだ移動期間内に、すでに使用路線を割り当て済みである、滞留記録の間の区間が存在するか否かを判定する(ステップS214)。
使用路線を割り当て済みの区間がないと判定した場合(ステップS214:ない)、区間使用路線推定部137は、ステップS212で読み込んだ移動期間に含まれる、各滞留記録間の区間に使用路線を割り当てる(ステップS215)。
具体的には、区間使用路線推定部137は、読み込んだ移動期間における路線種別毎の路線使用確度を比較し、路線使用確度が最も大きい路線種別を全ての区間に割り当てる。
次に、区間使用路線推定部137は、ステップS211で削除されなかった移動期間のうち未だに読み込んでいない移動期間があるかどうかを判定する(ステップS216)。未だ読み込んでいない移動期間があると判定した場合(ステップS216:ある)、ステップS213に進む。
一方、読み込んでいない移動期間が無いと判定した場合(ステップS216:ない)、図13の処理を終了する。
一方、ステップS214において、使用路線を割り当て済みの区間があると判定した場合(ステップS214:ある)、ステップS216に進む。
以上のように、交通スポット記憶部122は、移動手段と、交通スポットと、当該交通スポットを含む路線の種別とが対応付けられた交通スポット情報を記憶する。
そして、移動手段確度算出部33は、複数の移動手段の各々について、移動期間に含まれる滞留期間に対して滞留場所推定部が推定した交通スポットのうち当該移動手段に対応する交通スポットの、対応する路線毎の個数に基づいて、当該移動期間にユーザが当該移動手段を使用した確度を算出する。
これにより、移動手段確度算出部33は、移動期間と路線との対応関係に基づいて、より精度よく、移動期間にユーザが移動手段を使用した確度を算出することができる。
また、路線使用確度算出部136は、滞留期間を対応する移動手段毎の分類よりもさらに分類する路線種別毎に、移動期間に含まれる滞留期間の個数のうち、当該路線種別に対応付けられる交通スポットでの滞留と滞留場所推定部312が推定する滞留期間の数の割合に基づいて、当該移動期間にユーザが当該路線種別を使用した確度を算出する。そして、区間使用路線推定部137は、路線使用確度算出部136が算出した確度に基づいて移動期間に使用された路線種別を推定する。
そして、区間移動手段推定部134は、区間使用路線推定部137が推定した路線種別に基づいて、移動期間に使用された移動手段を推定する。
これにより、区間移動手段推定部134は、移動期間と路線との対応関係に基づいて、移動手段をより精度よく推定することができる。
また、交通スポット記憶部122は、1つ以上の所定の移動手段について、当該移動手段と、交通スポットと、路線種別とが対応付けられた交通スポット情報を記憶する。
そして、路線使用確度算出部136は、交通スポット情報に示される路線種別について、移動期間にユーザが当該路線種別を使用した確度を算出する。区間使用路線推定部137は、路線使用確度算出部136が算出した確度がいずれも所定の閾値以下である移動期間については、路線種別の推定を行わない。
そして、区間移動手段推定部134は、区間使用路線推定部が路線種別を推定しなかった移動区間における移動手段を、交通スポット情報に示される移動手段以外のいずれかの移動手段と推定する。
これにより、区間移動手段推定部134は、路線との対応付けが困難な移動期間における移動手段を、路線に対応する移動手段以外の移動手段と推定することができる。従って、区間移動手段推定部134の推定精度を高めることができる。
また、現在使用路線推定部138は、区間使用路線推定部137が推定した路線種別に基づいて、ユーザが現在使用している路線種別を推定する。
これにより、ユーザが現在使用している路線種別に応じた情報提供が可能となる。
次に、図14を参照して、本発明に係る移動手段推定装置の最小構成について説明する。
図14は、本発明に係る移動手段推定装置の最小構成を示す概略ブロック図である。同図において、移動手段推定装置210は、位置履歴記憶部21と、交通スポット記憶部22と、滞留期間抽出部311と、滞留場所推定部312と、区間移動手段推定部34とを備える。
同図において、図2の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(21、22、311、312、34)を付し、説明を省略する。
かかる構成にて、図2に示す構成の場合と同様、位置履歴記憶部21は、ユーザの位置と測位時刻とが対応付けられた位置履歴情報を記憶する。また、交通スポット記憶部22は、移動手段と、当該移動手段の停止が予定されている場所である交通スポットとが対応付けられた交通スポット情報を記憶する。
そして、滞留期間抽出部311は、位置履歴情報から、ユーザがある場所に留まっている期間である滞留期間を抽出する。滞留場所推定部312は、滞留期間抽出部311が抽出した滞留期間について当該滞留期間にユーザが留まっている交通スポットを交通スポット情報に基づいて推定する。
そして、区間移動手段推定部34は、位置履歴情報から抽出される移動期間に含まれる滞留期間に対して滞留場所推定部312が推定した交通スポットに、交通スポット情報にて対応付けられている移動手段に基づいて、当該移動期間に使用された移動手段を推定する。
これにより、区間移動手段推定部34は、より精度よく移動手段を推定することができる。例えば、強風の影響で電車が徐行運転している場合など、電車移動の場合の速度や加速度と自動車の場合の速度や加速度とが類似している場合でも、区間移動手段推定部34は、位置履歴情報に含まれる滞留期間に対応付けられる交通スポットに基づいて移動手段を推定することで、移動手段をより正確に推定し得る。
従って、移動手段推定装置210は、乗り物に同乗している人の位置情報を必要とせずに、移動手段の推定精度を高めることができる。
なお、移動手段推定装置10、110または210の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)ユーザの位置と測位時刻とが対応付けられた位置履歴情報を記憶する位置履歴記憶部と、移動手段と、当該移動手段の停止が予定されている場所である交通スポットとが対応付けられた交通スポット情報を記憶する交通スポット記憶部と、前記位置履歴情報から、前記ユーザがある場所に留まっている期間である滞留期間を抽出する滞留期間抽出部と、前記滞留期間抽出部が抽出した滞留期間について当該滞留期間に前記ユーザが留まっている交通スポットを前記交通スポット情報に基づいて推定する滞留場所推定部と、
前記位置履歴情報から抽出される移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定部が推定した交通スポットに、前記交通スポット情報にて対応付けられている移動手段に基づいて、当該移動期間に使用された移動手段を推定する区間移動手段推定部と、を備える移動手段推定装置。
(付記2)前記滞留期間抽出部が抽出した滞留期間のうち2つの滞留期間に挟まれる期間を、前記位置履歴情報から前記移動期間として抽出する移動期間抽出部を備え、前記区間移動手段推定部は、前記移動期間抽出部が抽出した移動期間に使用された移動手段を推定する、付記1に記載の移動手段推定装置。
(付記3)前記滞留期間抽出部は、前記位置履歴情報に含まれる所定時間以上の長さの期間である対象期間におけるユーザの平均移動速度と、当該対象期間の前後の期間におけるユーザの平均移動速度の比率に基づいて、当該対象期間が滞留期間に該当するか否かを判定する、付記1または付記2に記載の移動手段推定装置。
(付記4)複数の移動手段の各々について、前記移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定部が推定した交通スポットのうち当該移動手段に対応する交通スポットの個数に基づいて、当該移動期間にユーザが当該移動手段を使用した確度を算出する移動手段確度算出部を備え、前記区間移動手段推定部は、前記移動手段確度算出部が算出した確度に基づいて前記移動期間に使用された移動手段を推定する、付記1から3のいずれか一つに記載の移動手段推定装置。
(付記5)速度の範囲と、移動手段と、当該移動手段が使用された確度とが対応付けられた速度別移動手段確度情報を記憶する速度別移動手段確度記憶部を備え、前記移動手段確度算出部は、複数の移動手段の各々について、前記速度別移動手段確度情報にて前記移動期間におけるユーザの移動速度および当該移動手段に対応付けられている、当該移動手段が使用された確度と、前記移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定部が推定した交通スポットのうち当該移動手段に対応する交通スポットの個数とに基づいて、当該移動期間にユーザが当該移動手段を使用した確度を算出する、付記4に記載の移動手段推定装置。
(付記6)前記交通スポット記憶部は、移動手段と、前記交通スポットと、当該交通スポットを含む路線の種別とが対応付けられた交通スポット情報を記憶し、前記移動手段確度算出部は、複数の移動手段の各々について、前記移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定部が推定した交通スポットのうち当該移動手段に対応する交通スポットの、対応する路線毎の個数に基づいて、当該移動期間にユーザが当該移動手段を使用した確度を算出する、付記4または付記5に記載の移動手段推定装置。
(付記7)前記滞留期間を対応する移動手段毎の分類よりもさらに分類する路線種別毎に、前記移動期間に含まれる前記滞留期間の個数のうち、当該路線種別に対応付けられる交通スポットでの滞留と前記滞留場所推定部が推定する滞留期間の数の割合に基づいて、当該移動期間にユーザが当該路線種別を使用した確度を算出する路線使用確度算出部と、前記路線使用確度算出部が算出した確度に基づいて前記移動期間に使用された路線種別を推定する区間使用路線推定部と、を備え、前記区間移動手段推定部は、前記区間使用路線推定部が推定した路線種別に基づいて、前記移動期間に使用された移動手段を推定する、付記6に記載の移動手段推定装置。
(付記8)前記交通スポット記憶部は、1つ以上の所定の移動手段について、当該移動手段と、交通スポットと、路線種別とが対応付けられた交通スポット情報を記憶し、前記路線使用確度算出部は、前記交通スポット情報に示される路線種別について、前記移動期間にユーザが当該路線種別を使用した確度を算出し、前記区間使用路線推定部は、前記路線使用確度算出部が算出した確度がいずれも所定の閾値以下である移動期間については、路線種別の推定を行わず、前記区間移動手段推定部は、前記区間使用路線推定部が路線種別を推定しなかった移動区間における移動手段を、前記交通スポット情報に示される移動手段以外のいずれかの移動手段と推定する、付記7に記載の移動手段推定装置。
(付記9)前記区間使用路線推定部が推定した路線種別に基づいて、ユーザが現在使用している路線種別を推定する現在使用路線推定部を備える、付記7または付記8に記載の移動手段推定装置。
(付記10)前記区間移動手段推定部の推定する移動手段に基づいて、ユーザが現在使用している移動手段を推定する現在移動手段推定部を備える、付記1から9のいずれか一つに記載の移動手段推定装置。
(付記11)ユーザの位置と測位時刻とが対応付けられた位置履歴情報を記憶する位置履歴記憶部と、移動手段と当該移動手段の停止が予定されている場所である交通スポットとが対応付けられた交通スポット情報を記憶する交通スポット記憶部と、を備える移動手段推定装置が、前記位置履歴情報から、前記ユーザがある場所に留まっている期間である滞留期間を抽出する滞留期間抽出ステップと、前記移動手段推定装置が、前記滞留期間抽出ステップにて抽出した滞留期間について当該滞留期間に前記ユーザが留まっている交通スポットを前記交通スポット情報に基づいて推定する滞留場所推定ステップと、前記移動手段推定装置が、前記位置履歴情報から抽出される移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定ステップにて推定した交通スポットに、前記交通スポット情報にて対応付けられている移動手段に基づいて、当該移動期間に使用された移動手段を推定する区間移動手段推定ステップと、を備える移動手段推定方法。
(付記12)ユーザの位置と測位時刻とが対応付けられた位置履歴情報を記憶する位置履歴記憶部と、移動手段と当該移動手段の停止が予定されている場所である交通スポットとが対応付けられた交通スポット情報を記憶する交通スポット記憶部と、を備えるコンピュータに、前記位置履歴情報から、前記ユーザがある場所に留まっている期間である滞留期間を抽出する滞留期間抽出ステップと、前記滞留期間抽出ステップにて抽出した滞留期間について当該滞留期間に前記ユーザが留まっている交通スポットを前記交通スポット情報に基づいて推定する滞留場所推定ステップと、前記位置履歴情報から抽出される移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定ステップにて推定した交通スポットに、前記交通スポット情報にて対応付けられている移動手段に基づいて、当該移動期間に使用された移動手段を推定する区間移動手段推定ステップと、を実行させるためのプログラム。
10、110、210 移動手段推定装置
20、120 記憶部
21 位置履歴記憶部
22、122 交通スポット記憶部
23 速度別移動手段確度記憶部
30、130 制御部
31 滞留記録推定部
311 滞留期間抽出部
312 滞留場所推定部
32 移動期間抽出部
33 移動手段確度算出部
34、134 区間移動手段推定部
35 現在移動手段推定部
136 路線使用確度算出部
137 区間使用路線推定部
138 現在使用路線推定部

Claims (10)

  1. ユーザの位置と測位時刻とが対応付けられた位置履歴情報を記憶する位置履歴記憶部と、
    移動手段と、当該移動手段の停止が予定されている場所である交通スポットとが対応付けられた交通スポット情報を記憶する交通スポット記憶部と、
    前記位置履歴情報から、前記ユーザがある場所に留まっている期間である滞留期間を抽出する滞留期間抽出部と、
    前記滞留期間抽出部が抽出した滞留期間について当該滞留期間に前記ユーザが留まっている交通スポットを前記交通スポット情報に基づいて推定する滞留場所推定部と、
    前記位置履歴情報から抽出される移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定部が推定した交通スポットに、前記交通スポット情報にて対応付けられている移動手段に基づいて、当該移動期間に使用された移動手段を推定する区間移動手段推定部と、
    を備える移動手段推定装置。
  2. 前記滞留期間抽出部が抽出した滞留期間のうち2つの滞留期間に挟まれる期間を、前記位置履歴情報から前記移動期間として抽出する移動期間抽出部を備え、
    前記区間移動手段推定部は、前記移動期間抽出部が抽出した移動期間に使用された移動手段を推定する、
    請求項1に記載の移動手段推定装置。
  3. 前記滞留期間抽出部は、前記位置履歴情報に含まれる所定時間以上の長さの期間である対象期間におけるユーザの平均移動速度と、当該対象期間の前後の期間におけるユーザの平均移動速度の比率に基づいて、当該対象期間が滞留期間に該当するか否かを判定する、
    請求項1または請求項2に記載の移動手段推定装置。
  4. 複数の移動手段の各々について、前記移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定部が推定した交通スポットのうち当該移動手段に対応する交通スポットの個数に基づいて、当該移動期間にユーザが当該移動手段を使用した確度を算出する移動手段確度算出部を備え、
    前記区間移動手段推定部は、前記移動手段確度算出部が算出した確度に基づいて前記移動期間に使用された移動手段を推定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の移動手段推定装置。
  5. 速度の範囲と、移動手段と、当該移動手段が使用された確度とが対応付けられた速度別移動手段確度情報を記憶する速度別移動手段確度記憶部を備え、
    前記移動手段確度算出部は、複数の移動手段の各々について、前記速度別移動手段確度情報にて前記移動期間におけるユーザの移動速度および当該移動手段に対応付けられている、当該移動手段が使用された確度と、前記移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定部が推定した交通スポットのうち当該移動手段に対応する交通スポットの個数とに基づいて、当該移動期間にユーザが当該移動手段を使用した確度を算出する、
    請求項4に記載の移動手段推定装置。
  6. 前記交通スポット記憶部は、移動手段と、前記交通スポットと、当該交通スポットを含む路線の種別とが対応付けられた交通スポット情報を記憶し、
    前記移動手段確度算出部は、複数の移動手段の各々について、前記移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定部が推定した交通スポットのうち当該移動手段に対応する交通スポットの、対応する路線毎の個数に基づいて、当該移動期間にユーザが当該移動手段を使用した確度を算出する、
    請求項4または請求項5に記載の移動手段推定装置。
  7. 前記滞留期間を対応する移動手段毎の分類よりもさらに分類する路線種別毎に、前記移動期間に含まれる前記滞留期間の個数のうち、当該路線種別に対応付けられる交通スポットでの滞留と前記滞留場所推定部が推定する滞留期間の数の割合に基づいて、当該移動期間にユーザが当該路線種別を使用した確度を算出する路線使用確度算出部と、
    前記路線使用確度算出部が算出した確度に基づいて前記移動期間に使用された路線種別を推定する区間使用路線推定部と、
    を備え、
    前記区間移動手段推定部は、前記区間使用路線推定部が推定した路線種別に基づいて、前記移動期間に使用された移動手段を推定する、
    請求項6に記載の移動手段推定装置。
  8. 前記交通スポット記憶部は、1つ以上の所定の移動手段について、当該移動手段と、交通スポットと、路線種別とが対応付けられた交通スポット情報を記憶し、
    前記路線使用確度算出部は、前記交通スポット情報に示される路線種別について、前記移動期間にユーザが当該路線種別を使用した確度を算出し、
    前記区間使用路線推定部は、前記路線使用確度算出部が算出した確度がいずれも所定の閾値以下である移動期間については、路線種別の推定を行わず、
    前記区間移動手段推定部は、前記区間使用路線推定部が路線種別を推定しなかった移動区間における移動手段を、前記交通スポット情報に示される移動手段以外のいずれかの移動手段と推定する、
    請求項7に記載の移動手段推定装置。
  9. ユーザの位置と測位時刻とが対応付けられた位置履歴情報を記憶する位置履歴記憶部と、移動手段と当該移動手段の停止が予定されている場所である交通スポットとが対応付けられた交通スポット情報を記憶する交通スポット記憶部と、を備える移動手段推定装置が、前記位置履歴情報から、前記ユーザがある場所に留まっている期間である滞留期間を抽出する滞留期間抽出ステップと、
    前記移動手段推定装置が、前記滞留期間抽出ステップにて抽出した滞留期間について当該滞留期間に前記ユーザが留まっている交通スポットを前記交通スポット情報に基づいて推定する滞留場所推定ステップと、
    前記移動手段推定装置が、前記位置履歴情報から抽出される移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定ステップにて推定した交通スポットに、前記交通スポット情報にて対応付けられている移動手段に基づいて、当該移動期間に使用された移動手段を推定する区間移動手段推定ステップと、
    を備える移動手段推定方法。
  10. ユーザの位置と測位時刻とが対応付けられた位置履歴情報を記憶する位置履歴記憶部と、移動手段と当該移動手段の停止が予定されている場所である交通スポットとが対応付けられた交通スポット情報を記憶する交通スポット記憶部と、を備えるコンピュータに、
    前記位置履歴情報から、前記ユーザがある場所に留まっている期間である滞留期間を抽出する滞留期間抽出ステップと、
    前記滞留期間抽出ステップにて抽出した滞留期間について当該滞留期間に前記ユーザが留まっている交通スポットを前記交通スポット情報に基づいて推定する滞留場所推定ステップと、
    前記位置履歴情報から抽出される移動期間に含まれる前記滞留期間に対して前記滞留場所推定ステップにて推定した交通スポットに、前記交通スポット情報にて対応付けられている移動手段に基づいて、当該移動期間に使用された移動手段を推定する区間移動手段推定ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
JP2013204021A 2013-09-30 2013-09-30 移動手段推定装置、移動手段推定方法およびプログラム Pending JP2015069478A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013204021A JP2015069478A (ja) 2013-09-30 2013-09-30 移動手段推定装置、移動手段推定方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013204021A JP2015069478A (ja) 2013-09-30 2013-09-30 移動手段推定装置、移動手段推定方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015069478A true JP2015069478A (ja) 2015-04-13

Family

ID=52836055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013204021A Pending JP2015069478A (ja) 2013-09-30 2013-09-30 移動手段推定装置、移動手段推定方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015069478A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017056777A1 (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP2018151387A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 学校法人大阪産業大学 移動モード判定装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017056777A1 (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
US11143507B2 (en) 2015-09-28 2021-10-12 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method
JP2018151387A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 学校法人大阪産業大学 移動モード判定装置
JP7088533B2 (ja) 2017-03-13 2022-06-21 学校法人大阪産業大学 移動モード判定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11614336B2 (en) Mobile search based on predicted location
US20180040245A1 (en) Public transportation navigator
JP5389853B2 (ja) 地域情報配信サーバ、移動端末、地域情報配信システム、地域情報配信方法及び地域情報表示方法
US20180349792A1 (en) Method and apparatus for building a parking occupancy model
US10989549B2 (en) Route recommendation in map service
US20190107414A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory storage medium storing program
JP2019028526A (ja) 混雑予測装置
Liu et al. Mobility crowdsourcing: Toward zero-effort carpooling on individual smartphone
Rajput et al. Advanced urban public transportation system for Indian scenarios
JP2018077756A (ja) 対象経路を含む移動位置範囲群に基づき通行量を推定する装置、プログラム及び方法
Karagulian et al. A simplified map-matching algorithm for floating car data
JP2015069478A (ja) 移動手段推定装置、移動手段推定方法およびプログラム
JP5401421B2 (ja) 行動域推定装置、方法及びプログラム
JP5438061B2 (ja) 滞在時刻情報生成システム及び滞在時刻情報生成方法
JP6687648B2 (ja) 推定装置、推定方法及び推定プログラム
JP2015021768A (ja) 目的地予測装置、目的地予測方法、および、コンピュータ・プログラム
KR20120080960A (ko) 학습된 경로 모델과 gps 로그에 기반한 사용자 경로 예측 시스템 및 그 방법
Dash et al. CDR-To-MoVis: Developing a mobility visualization system from CDR data
EP3564623B1 (en) Hybrid method and system for departure time prediction
JP2016037079A (ja) 乗車列車同定装置、鉄道利用データ収集システム、乗車列車同定方法及びプログラム
US20210118306A1 (en) Information processing apparatus, non-transitory storage medium, and system
JP5574352B2 (ja) 滞在時刻情報生成システム及び滞在時刻情報生成方法
JP6621208B2 (ja) 滞在地間を行き来する双方向交通機関の必要性を推定するプログラム、装置及び方法
KR20170064280A (ko) 대중교통 정보를 이용한 탑승 교통수단 탐색 및 위치 정보 로깅 시스템, 그리고 이의 동작 방법
JP6608228B2 (ja) ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びコンピュータプログラム