JP2015069310A - ユニット位置決め機構、及び、当該ユニット位置決め機構を用いる紙葉類取扱装置 - Google Patents

ユニット位置決め機構、及び、当該ユニット位置決め機構を用いる紙葉類取扱装置 Download PDF

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【課題】2つのユニットの水平方向及び引き出し方向の少なくとも一方向の位置の調整を容易に行う。
【解決手段】第1ユニット(上段ユニット2)及び第2ユニット(下段ユニット3)を水平面内の一方向に位置決めする位置決め部材(位置決めガイド10)と、位置決め部材を前記一方向に摺動自在に保持する保持機構20と、第1ユニットに設けられた第1当接部材(位置決めローラ9U)と、第2ユニットに設けられた第2当接部材(位置決めローラ9L)とを有している。第1ユニット及び第2ユニットは、第1当接部材及び第2当接部材が水平方向位置決め部材に当接した状態で、それぞれの搬送路が繋がる。
【選択図】図4

Description

本発明は、作業者が筐体の外部に引き出されている2つのユニットを筐体の内部に押し込むだけで、2つのユニットの水平方向及び引き出し方向の少なくとも一方向の位置の調整を容易に行うことができるユニット位置決め機構、及び、当該ユニット位置決め機構を用いる紙葉類取扱装置に関する。
例えば、紙幣やチケット等の紙葉類を取り扱う紙葉類取扱装置が広く普及している。このような紙葉類取扱装置の中には、外部に引き出し自在な複数のユニットを筐体の内部に収容し、複数のユニット間で紙葉類を受け渡す構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。
その紙葉類取扱装置は、例えば、紙葉類を搬送する搬送路がそれぞれの内部に形成された上段ユニットと下段ユニットとを有する構成になっている。各搬送路は、上段ユニットと下段ユニットとが筐体の内部に収容されたときに、繋がるように構成されている。
従来の紙葉類取扱装置は、上段ユニットの搬送路と下段ユニットの搬送路とが良好に繋がるように、各ユニットの位置を調整する必要があった。各ユニットの位置の調整は、例えば、上下方向、ユニットの引き出し方向(以下、単に「引き出し方向」と称する)、及び、水平面内であり、かつ、引き出し方向に対して垂直な方向(以下、単に「水平方向」と称する)の3つの方向に対して行われる。
各ユニットの上下方向の位置の調整は、例えば、作業者が、各ユニットを引き出し方向に摺動自在に保持するスライドレールの上下方向の位置を調整することによって行われる。スライドレールは、例えば、上段ユニットが載置される上側のベースフレームの左右と、下段ユニットが載置される下側のベースフレームの左右とに配置されている。スライドレールは、例えば、筐体の内部の側壁面に組み付けられており、ベースフレームを介してユニットを引き出し方向に摺動自在な状態で保持している。
各ユニットの引き出し方向の位置の調整は、例えば、作業者が、各ユニットの側面に設けられたロックレバーと筐体の内部の側壁面に設けられたロック部との係合位置を調整することによって行われる。各ユニットは、ロックレバーがロック部に引っ掛かることによって、引き出し方向の位置が規定される。
各ユニットの水平方向の位置の調整は、例えば、作業者が、各ユニットを各ベースフレームの上に載置する際に、載置位置を調整することによって行われる。
特開2013−64301号公報
しかしながら、従来の紙葉類取扱装置は、各ユニットが重く、また、各ユニットの微細な位置の調整が困難であるため、各ユニットの3つの方向の調整を同時に行う場合に、調整に時間を要するとともに、作業者に負担を強いる、という課題があった。
また、従来の紙葉類取扱装置は、搬送路が筐体の内部にあるため、作業者の目視による搬送路の位置合わせの確認が困難である、という課題があった。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、作業者が筐体の外部に引き出されている2つのユニットを筐体の内部に押し込むだけで、2つのユニットの水平方向及び引き出し方向の少なくとも一方向の位置の調整を容易に行うことができるユニット位置決め機構、及び、当該ユニット位置決め機構を用いる紙葉類取扱装置を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、第1発明は、筐体の内部から外部への引き出し及び前記筐体の外部から内部への押し込みが可能で、かつ、それぞれに搬送路を備えている第1ユニットと第2ユニットとを、前記筐体の内部の所定の位置に位置決めするユニット位置決め機構であって、前記第1ユニット及び前記第2ユニットを水平面内の一方向に位置決めする水平方向位置決め部材と、前記筐体の内部に設けられ、前記水平方向位置決め部材を前記一方向に摺動自在に保持する水平方向保持機構と、前記第1ユニットに設けられ、前記水平方向位置決め部材に当接する第1当接部材と、前記第2ユニットに設けられ、前記水平方向位置決め部材に当接する第2当接部材とを有し、前記第1ユニット及び前記第2ユニットは、前記第1当接部材及び前記第2当接部材が前記水平方向位置決め部材に当接した状態で、それぞれの前記搬送路が繋がる構成とする。
このユニット位置決め機構は、作業者が筐体の外部に引き出されている第1ユニット及び第2ユニットを筐体の内部に押し込む場合に、水平方向保持機構が水平方向位置決め部材を前記一方向の好適な位置に摺動させる。そして、第1ユニット及び第2ユニットは、第1当接部材及び第2当接部材が水平方向位置決め部材に当接した状態で、それぞれの搬送路が繋がる。したがって、このユニット位置決め機構は、作業者が、筐体の外部に引き出されている第1ユニット及び第2ユニットを筐体の内部に押し込むだけで、目視で確認することなく、2つのユニットの前記一方向の位置の調整を容易に行うことができる。
また、第2発明は、筐体の内部から外部への引き出し及び前記筐体の外部から内部への押し込みが可能で、かつ、それぞれに搬送路を備えている第1ユニットと第2ユニットとを、前記筐体の内部の所定の位置に位置決めするユニット位置決め機構であって、前記第1ユニット及び前記第2ユニットを前記第1ユニット及び前記第2ユニットの引き出し方向に位置決めする引き出し方向位置決め部材と、前記筐体の内部に設けられ、前記引き出し方向位置決め部材を前記引き出し方向に移動可能に保持する引き出し方向保持機構とを有し、前記引き出し方向位置決め部材は、垂線が前記引き出し方向を示している垂直板を備えており、前記第1ユニット及び前記第2ユニットのそれぞれの前記搬送路が繋がるように、前記垂直板によって前記第1ユニット及び第2ユニットの前記引き出し方向の位置を規定する構成とする。
このユニット位置決め機構は、作業者が筐体の外部に引き出されている第1ユニット及び第2ユニットを筐体の内部に押し込む場合に、引き出し方向位置決め部材が、垂直板によって第1ユニット及び第2ユニットの引き出し方向の位置を規定する。そのため、このユニット位置決め機構は、作業者が、筐体の外部に引き出されている2つのユニットを筐体の内部に押し込むだけで、目視で確認することなく、2つのユニットの引き出し方向の位置の調整を容易に行うことができる。
本発明によれば、作業者が筐体の外部に引き出されている2つのユニットを筐体の内部に押し込むだけで、2つのユニットの水平方向及び引き出し方向の少なくとも一方向の位置の調整を容易に行うことができるユニット位置決め機構、及び、当該ユニット位置決め機構を用いる紙葉類取扱装置を提供することができる。
実施形態1に係るユニット位置決め機構を有する紙葉類取扱装置の構成を示す図(1)である。 実施形態1に係るユニット位置決め機構を有する紙葉類取扱装置の構成を示す図(2)である。 実施形態1に係るユニット位置決め機構の構成を示す図(1)である。 実施形態1に係るユニット位置決め機構の構成を示す図(2)である。 実施形態1に係るユニット位置決め機構の変形例の構成を示す図である。 実施形態2に係るユニット位置決め機構の構成を示す図である。 実施形態2に係るユニット位置決め機構の動作例を示す図(1)である。 実施形態2に係るユニット位置決め機構の動作例を示す図(2)である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態1]
各ユニットの位置の調整は、2つの方向(例えば、上下方向と引き出し方向(又は、水平方向))だけであれば、従来と同様の手法によって、比較的容易に行える。そこで、本実施形態1では、各ユニットの上下方向及び引き出し方向の位置の調整を従来と同様の手法によって行い、その代わりに、作業者が筐体の外部に引き出されている各ユニットを筐体の内部に押し込むだけで、各ユニットの水平方向の位置の調整を行うことができるユニット位置決め機構101を提供する。
<紙葉類取扱装置の構成>
以下、図1及び図2を参照して、本実施形態1に係るユニット位置決め機構101を有する紙葉類取扱装置100の構成につき説明する。ここでは、紙葉類取扱装置100が、例えば、金融機関に設置された自動取引装置(ATM)として構成されている場合を想定して説明する。また、紙葉類が紙幣であるものとして説明する。
図1及び図2は、それぞれ、本実施形態1に係るユニット位置決め機構101を有する紙葉類取扱装置100の構成を示す図である。図1(a)は、背面方向から見た、紙葉類取扱装置100の構成を示しており、図1(b)は、左方向から見た、紙葉類取扱装置100の構成を示している。また、図2(a)は、後記する上段ユニット2が引き出された状態の紙葉類取扱装置100の構成を示しており、図2(b)は、後記する下段ユニット3が引き出された状態の紙葉類取扱装置100の構成を示している。
図1(a)及び図1(b)に示すように、紙葉類取扱装置100は、筐体1の内部に、2つのユニットを有している。上段ユニット2は、筐体1の内部の上方に配置され、一方、下段ユニット3は、筐体1の内部の下方に配置されている。
上段ユニット2は、下段ユニット3の上方に配置されたベースフレーム6Uの上に載置されている。ベースフレーム6Uは、左右に設けられたスライドレール5Uによって、前後方向に摺動自在に保持されている(図2(a)参照)。スライドレール5Uは、例えば、筐体1の内部の側壁面に組み付けられており、ベースフレーム6Uを介して上段ユニット2を引き出し方向(ここでは、前後方向)に摺動自在な状態で保持している。スライドレール5Uは、上段ユニット2が水平方向(ここでは、左右方向)に微細に移動できるように、ベースフレーム6Uを保持している。
一方、下段ユニット3は、上段ユニット2の下方に配置されたベースフレーム6Lの上に載置されている。ベースフレーム6Lは、左右に設けられたスライドレール5Lによって前後方向に摺動自在に保持されている(図2(b)参照)。スライドレール5Lは、例えば、スライドレール5Uと同様に、筐体1の内部の側壁面に組み付けられており、ベースフレーム6Lを介して下段ユニット3を引き出し方向(ここでは、前後方向)に摺動自在な状態で保持している。スライドレール5Lは、下段ユニット3が水平方向(ここでは、左右方向)に微細に移動できるように、ベースフレーム6Lを保持している。
このような上段ユニット2及び下段ユニット3は、それぞれ、同じ方向に摺動可能な構成になっている。その結果、上段ユニット2及び下段ユニット3は、それぞれ、筐体1の内部から外部への引き出し及び筐体1の外部から内部への押し込みが可能な構成になっている。本実施形態1では、筐体1は、保守時に、上段ユニット2及び下段ユニット3が前面側から引き出される構成になっているものとして説明する。
図1(b)に示すように、上段ユニット2は、内部に搬送路4Uを備えている。また、下段ユニット3は、内部に搬送路4Lを備えている。搬送路4U及び搬送路4Lは、上段ユニット2と下段ユニット3とが筐体1の内部に収容されたときに、互いの端部が接続される。その結果、搬送路4U及び搬送路4Lは、上段ユニット2と下段ユニット3との間で紙幣の受け渡しを行う1本の搬送路4を形成する。
紙葉類取扱装置100は、上段ユニット2の搬送路4Uと下段ユニット3の搬送路4Lとが良好に繋がるように、上段ユニット2及び下段ユニット3の位置を調整する機構を有している。
本実施形態1では、上段ユニット2及び下段ユニット3の位置の調整は、上下方向、上段ユニット2及び下段ユニット3の引き出し方向(以下、単に「引き出し方向」と称する)、及び、水平面内であり、かつ、引き出し方向に対して垂直な方向(以下、単に「水平方向」と称する)の3つの方向に対して行われる。ここでは、「引き出し方向」が「前後方向」であるものとして説明する。また、ここでは、「水平方向」が「左右方向」であるものとして説明する。
本実施形態1では、上段ユニット2及び下段ユニット3の上下方向の位置の調整は、例えば、作業者が、スライドレール5U,5Lの上下方向の位置を調整することによって行われる。
また、上段ユニット2及び下段ユニット3の引き出し方向(前後方向)の位置の調整は、図2(a)及び図2(b)に示すように、例えば、作業者が、上段ユニット2及び下段ユニット3の側面に設けられたロックレバー7U,7Lと筐体1の内部の側壁面に設けられたロック部8との係合位置を調整することによって行われる。
ロックレバー7U,7Lは、それぞれ、ロック部8と係合するレバー部材である。ロックレバー7U,7Lは、それぞれ、軸部7aと、フック部7bとを備えている。軸部7aは、上段ユニット2及び下段ユニット3の側壁面に対してロックレバー7U,7Lの本体を回動自在に組み付ける部位である。フック部7bは、ロック部8に設けられた係合部8aU,8aLと係合する部位である。フック部7bは、ロックレバー7U,7Lの奥側の端部に設けられている。フック部7bは、軸部7aを中心にして、上下方向に回動する。フック部7bは、手前側の面が鉤状に形成されており、上下方向に回動することによって、手前側の面がロック部8の係合部8aU,8aLの奥側の面と係合する。
一方、ロック部8は、ロックレバー7U,7Lと係合する部材である。ロック部8は、筐体1の内部の側壁面に組み付けられている。ロック部8は、ロックレバー7Uのフック部7bと係合する係合部8aUと、ロックレバー7Lのフック部7bと係合する係合部8aLとを備えている。係合部8aU,8aLは、それぞれ、垂線が引き出し方向(前後方向)を示している垂直板として構成されている。
ロックレバー7Uは、フック部7bがロック部8の係合部8aUに引っ掛かることによって、引き出し方向(前後方向)の位置が規定される。同様に、ロックレバー7Lは、フック部7bがロック部8の係合部8aLに引っ掛かることによって、引き出し方向(前後方向)の位置が規定される。ロックレバー7U,7Lとロック部8との係合位置の調整は、ロックレバー7U,7Lの軸部7aの取付位置又はロック部8の取付位置を引き出し方向(前後方向)にずらすことによって行うことができる。
なお、本実施形態1では、紙葉類取扱装置100は、図2(a)及び図2(b)に示すように、緩衝部材31U,31Lを有している。緩衝部材31U,31Lは、強い衝撃が後記するユニット位置決め機構101の位置決めガイド10に加わらないように、衝撃を緩和する部材である。緩衝部材31Uは、作業者が、筐体1の外部に引き出されている上段ユニット2を筐体1の内部に押し込んだときに、上段ユニット2の奥側の端部(後端部)と当接する。同様に、緩衝部材31Lは、作業者が、筐体1の外部に引き出されている下段ユニット3を筐体1の内部に押し込んだときに、下段ユニット3の奥側の端部(後端部)と当接する。ここでは、緩衝部材31U,31Lが弾性部材として構成されているものとして説明する。しかしながら、緩衝部材31U,31Lは、ダンパー装置等によって構成することもできる。緩衝部材31U,31Lは、図示例に限らず、任意の場所に設けることができる。
また、上段ユニット2及び下段ユニット3の水平方向(左右方向)の位置の調整は、ユニット位置決め機構101によって行われる。ユニット位置決め機構101は、上段ユニット2及び下段ユニット3を水平方向(左右方向)の所定の位置に位置決めする機構である。
<ユニット位置決め機構の構成>
以下、図3及び図4を参照して、ユニット位置決め機構101の構成につき説明する。図3及び図4は、それぞれ、本実施形態1に係るユニット位置決め機構101の構成を示す図である。
ユニット位置決め機構101は、位置決めローラ9U,9L(図3及び図4参照)と、位置決めガイド10(図3及び図4参照)と、保持機構20(図4参照)とを有している。
位置決めローラ9Uは、上段ユニット2に設けられ、位置決めガイド10の後記するガイド部12に当接する部材である。同様に、位置決めローラ9Lは、下段ユニット3に設けられ、位置決めガイド10の後記するガイド部12に当接する部材である。
位置決めガイド10は、上段ユニット2及び下段ユニット3の水平方向(左右方向)の位置を規定する部材である。
保持機構20(図4参照)は、筐体1の内部に設けられ、位置決めガイド10を水平方向(左右方向)に摺動自在に保持する機構である。
位置決めローラ9Uと位置決めローラ9Lとは、水平方向の幅(直径)が同じ幅WRになっている。位置決めローラ9Uは、上段ユニット2に設けられた切欠部18Uの内部に配置されるように、支持部材19Uによって上段ユニット2の後端付近の側壁面に回転自在に組み付けられている。位置決めローラ9Lは、下段ユニット3に設けられた切欠部18Lの内部に配置されるように、支持部材19Lによって下段ユニット3の後端付近の側壁面に回転自在に組み付けられている。位置決めローラ9U及び位置決めローラ9Lは、位置決めローラ9Uから搬送路4U(図3参照)までの距離と位置決めローラ9Lから搬送路4L(図3参照)までの距離とが等しくなる位置に組み付けられている。
なお、切欠部18Uは、位置決めガイド10を避けるために、上段ユニット2の後端側の下部に設けられた退避部である。同様に、切欠部18Lは、位置決めガイド10を避けるために、下段ユニット3の後端側の上部に設けられた退避部である。
位置決めガイド10は、図4に示すように、位置決めローラ9U,9Lを水平方向(左右方向)の両サイドから挟み込むことによって、上段ユニット2及び下段ユニット3の水平方向(左右方向)の位置を規定するガイド部12を備えている。
図4に示すように、ガイド部12は、引き出し方向(前後方向)に向けて開口された形状になっている。ガイド部12は、一対の対向面11a,11bを備えており、対向面11a,11bによってコの字状の部位を形成している。
ガイド部12は、開口側の端部に、案内部13を備えている。案内部13は、位置決めローラ9U及び位置決めローラ9Lをガイド部12の奥側に導くように機能する部位である。案内部13は、ガイド部12の対向面11a,11bの開口側の端部が互いに斜め方向に外側に広がるように形成されている。
図4に示すように、位置決めガイド10は、垂線が引き出し方向(前後方向(矢印A2方向))を示している垂直面14を備えている。垂直面14には、複数(図示例では、2つ)の長孔15が水平方向(左右方向(矢印A1方向))に沿って形成されている。
保持機構20は、各長孔15に挿通された2つのスタッド(埋め込みボルト)16を備えている。各スタッド16は、筐体1の内部の奥側の壁面に組み付けられたブラケット21に組み付けられている。保持機構20は、スタッド16で長孔15を挿通することによって、位置決めガイド10を水平方向(左右方向)に摺動自在に保持している。
係る構成において、「上段ユニット2」は、特許請求の範囲に記載された「第1ユニット」に相当する。また、「下段ユニット3」は、特許請求の範囲に記載された「第2ユニット」に相当する。また、「位置決めローラ9U」は、特許請求の範囲に記載された「第1当接部材」に相当する。また、「位置決めローラ9L」は、特許請求の範囲に記載された「第2当接部材」に相当する。また、「位置決めガイド10」は、特許請求の範囲に記載された「水平方向位置決め部材」に相当する。また、「保持機構20」は、特許請求の範囲に記載された「水平方向保持機構」に相当する。
このようなユニット位置決め機構101は、上段ユニット2の搬送路4Uと下段ユニット3の搬送路4Lとの位置を合わせるために、位置決めローラ9Uを上段ユニット2に備えるとともに、位置決めローラ9Lを下段ユニット3に備え、さらに、位置決めガイド10を筐体1の内部に備えた構成になっている。
位置決めガイド10は、保持機構20によって水平方向(左右方向)に摺動自在に保持されている。位置決めガイド10は、保持機構20のスタッド16によって、上下方向への移動が規制されている。
位置決めガイド10のガイド部12の対向面11a,11bは、位置決めローラ9U及び位置決めローラ9Lの水平方向の幅(直径)WRと同等の間隔WG(厳密には、幅WRよりも若干大きな間隔)で水平方向に離間して配置されている。そのため、位置決めローラ9U,9Lは、ガイド部12の内部にガタなく入る。
位置決めガイド10は、位置決めローラ9U,9Lがガイド部12の内部に同時に入る高さに設けられている。位置決めローラ9U,9Lは、仮に上段ユニット2と下段ユニット3とが水平方向の位置ズレを生じていても、案内部14に沿って位置決めガイド10のガイド部12に導かれることによって、ガイド部12の内部に収容される。
係る構成において、ユニット位置決め機構101は、以下のように動作する。ここでは、上段ユニット2及び下段ユニット3が筐体1の外部に引き出されている状態になっている場合を想定して説明する。また、ここでは、上段ユニット2及び下段ユニット3の上下方向の位置の調整と引き出し方向(前後方向)の位置の調整とが、すでに行われているものとして説明する。
まず、作業者は、例えば、上段ユニット2を筐体1の内部に押し込む。このとき、上段ユニット2の位置決めローラ9Uが、位置決めガイド10のガイド部12の内部に入り込む。これにより、位置決めガイド10が、水平方向に摺動して、水平方向の好適な位置(具体的には、位置決めローラ9Uがガイド部12の内部に無理なく納まる位置)に配置される。
次に、作業者は、下段ユニット3を筐体1の内部に押し込む。このとき、下段ユニット3の位置決めローラ9Lが、位置決めガイド10のガイド部12の内部に入り込む。これにより、位置決めガイド10のガイド部12は、上段ユニット2の位置決めローラ9Uの水平方向の位置と下段ユニット3の位置決めローラ9Lの水平方向の位置とが一致するように、上段ユニット2及び下段ユニット3のいずれか軽量な方のユニット(例えば、下段ユニット3)を水平方向に微細に摺動させる。ここでは、下段ユニット3が上段ユニット2よりも軽量であるものとして説明する。その結果、下段ユニット3が、位置決めガイド10に従って、水平方向の好適な位置に固定される。前記した通り、位置決めローラ9U及び位置決めローラ9Lは、位置決めローラ9Uから搬送路4U(図3参照)までの距離と位置決めローラ9Lから搬送路4L(図3参照)までの距離とが等しくなる位置に組み付けられている。そのため、このとき、上段ユニット2及び下段ユニット3は、位置決めローラ9U及び位置決めローラ9Lが位置決めガイド10のガイド部12に当接した状態で、それぞれの搬送路4Uと搬送路4Lとが繋がる。
このようなユニット位置決め機構101は、作業者が、筐体1の外部に引き出されている上段ユニット2及び下段ユニット3を筐体1の内部に押し込むだけで、目視で確認することなく、上段ユニット2及び下段ユニット3の水平方向(左右方向)の位置の調整を容易に行うことができる。その結果、ユニット位置決め機構101は、従来技術と同様の上段ユニット2及び下段ユニット3の水平方向(左右方向)の位置の調整作業(すなわち、各ユニットを各ベースフレームの上に載置する際に、載置位置を調整する作業)を簡略化又は排除することができる。
なお、ユニット位置決め機構101は、支持部材19U,19L(図3及び図4参照)の代わりに、例えば、図5に示す支持部材29U,29Lによって位置決めローラ9U,9Lを上段ユニット2及び下段ユニット3に組み付ける構成にしてもよい。図5は、実施形態1に係るユニット位置決め機構101の変形例の構成を示す図である。
図5に示す変形例では、支持部材29U,29Lは、上段ユニット2及び下段ユニット3の側壁面から離間させた位置で位置決めローラ9U,9Lを保持する構成になっている。また、位置決めガイド10は、位置決めローラ9U,9Lが保持されている位置に合わせて、上段ユニット2及び下段ユニット3の側壁面から離間された位置に配置されている。図5に示す変形例は、位置決めガイド10を上段ユニット2及び下段ユニット3の側壁面から離間された位置に配置することができるため、切欠部18U,18L(図3及び図4参照)を上段ユニット2及び下段ユニット3に設けないようにすることができる。そのため、図5に示す変形例は、製造コストを低減することができる。
以上の通り、本実施形態1に係るユニット位置決め機構101によれば、作業者が、筐体1の外部に引き出されている上段ユニット2及び下段ユニット3を筐体1の内部に押し込むだけで、目視で確認することなく、上段ユニット2及び下段ユニット3の水平方向(本実施形態では、左右方向)の位置の調整を容易に行うことができる。
[実施形態2]
実施形態1に係るユニット位置決め機構101は、上段ユニット2及び下段ユニット3の上下方向及び引き出し方向(前後方向)の位置の調整を従来と同様の手法によって行い、その代わりに、作業者が筐体1の外部に引き出されている上段ユニット2及び下段ユニット3を筐体1の内部に押し込むだけで、上段ユニット2及び下段ユニット3の水平方向(左右方向)の位置の調整を行うことができる構成になっている。
これに対して、本実施形態2は、上段ユニット2及び下段ユニット3の上下方向及び水平方向(左右方向)の位置の調整を従来と同様の手法によって行い、その代わりに、作業者が筐体1の外部に引き出されている上段ユニット2及び下段ユニット3を筐体1の内部に押し込むだけで、上段ユニット2及び下段ユニット3の引き出し方向(前後方向)の位置の調整を行うことができるユニット位置決め機構101Aを提供する。
以下、図6を参照して、本実施形態2に係るユニット位置決め機構101Aの構成につき説明する。図6は、本実施形態2に係るユニット位置決め機構101Aの構成を示す図である。図6(a)は、正面方向から見た、ユニット位置決め機構101Aの構成を示しており、図6(b)は、左方向から見た、ユニット位置決め機構101Aの構成を示している。ユニット位置決め機構101Aは、実施形態1に係るユニット位置決め機構101に代わって、紙葉類取扱装置100(図1参照)に組み込まれる。
図6(a)及び図6(b)に示すように、本実施形態2に係るユニット位置決め機構101Aは、実施形態1に係るユニット位置決め機構101(図3及び図4参照)と比較すると、位置決めガイド10及び保持機構20の代わりに、位置決めガイド60及び保持機構90を有している点、及び、位置決めローラ9U,9Lの代わりに、ロックレバー72を有している点で相違している。
位置決めガイド60は、上段ユニット2及び下段ユニット3の引き出し方向(前後方向)の位置を規定する部材である。
保持機構90は、筐体1の内部に設けられ、位置決めガイド60を引き出し方向(前後方向)に移動可能に保持する機構である。
ロックレバー72は、位置決めガイド60と係合するレバー部材である。
位置決めガイド60は、引き出し方向(前後方向)に延在する平坦面61を備えている。平坦面61は、筐体1の内部の側壁面91に対向配置される平面である。平坦面61は、複数(図示例では、2つ)の長孔62が引き出し方向(前後方向)に沿って形成されている。
位置決めガイド60は、垂線が引き出し方向(前後方向)を示している垂直板66を備えている。垂直板66は、上側部分が上段ユニット2の後端部92(図6(b)参照)と当接し、また、下側部分が下段ユニット3に設けられたロックレバー72と係合するように、平坦面61から垂直方向に突出して設けられている。その結果、位置決めガイド60は、垂直板66によって上段ユニット2及び下段ユニット3の引き出し方向(前後方向)の位置を規定する。
上段ユニット2は、後端部92(図6(b)参照)が位置決めガイド60の垂直板66の手前側の平坦面66a(図6(b)参照)と当接する。一方、下段ユニット3は、ロックレバー72のフック部72bの手前側の平坦面72cが位置決めガイド60の垂直板66の奥側の平坦面66bと当接する。
ロックレバー72は、軸部72aと、フック部72bとを備えている。軸部72aは、下段ユニット3の側壁面に対してロックレバー72の本体を回動自在に組み付ける部位である。フック部72bは、位置決めガイド60の垂直板66と係合する部位である。フック部72bは、ロックレバー72の奥側の端部に設けられている。フック部72bは、軸部72aを中心にして、上下方向に回動する。フック部72bは、手前側の平坦面72cが鉤状に形成されており、上下方向に回動することによって、手前側の平坦面72cが当接部となって、位置決めガイド60の垂直板66の奥側の平坦面66bと係合する。
保持機構90は、各長孔62に挿通された2つのスタッド(埋め込みボルト)63と、位置決めガイド60を引き出し方向(前後方向)に付勢する圧縮スプリング71とを備えている。
各スタッド63は、筐体1の内部の側壁面に組み付けられている。保持機構90は、スタッド63で長孔62を挿通することによって、位置決めガイド60を引き出し方向(前後方向)に摺動(移動)可能に保持している。
圧縮スプリング71は、位置決めガイド60と筐体1の内部の奥側の壁面との間に設けられている。圧縮スプリング71は、位置決めガイド60を引き出し方向(前後方向)に付勢している。
係る構成において、「位置決めガイド60」は、特許請求の範囲に記載された「引き出し方向位置決め部材」に相当する。また、「保持機構90」は、特許請求の範囲に記載された「引き出し方向保持機構」に相当する。また、「圧縮スプリング71」は、特許請求の範囲に記載された「付勢部材」に相当する。
係る構成において、ユニット位置決め機構101Aは、例えば、図7及び図8に示すように動作する。図7及び図8は、それぞれ、本実施形態2に係るユニット位置決め機構101Aの動作例を示す図である。図7(a)及び図8(a)は、それぞれ、正面方向から見た、ユニット位置決め機構101Aの状態を示している。また、図7(b)及び図8(b)は、それぞれ、左方向から見た、ユニット位置決め機構101Aの状態を示している。
ここでは、上段ユニット2及び下段ユニット3が筐体1の外部に引き出されている状態になっている場合を想定して説明する。また、ここでは、上段ユニット2及び下段ユニット3の上下方向の位置の調整と水平方向(左右方向)の位置の調整とが、すでに行われているものとして説明する。なお、上段ユニット2及び下段ユニット3の上下方向の位置の調整は、実施形態1と同様に、スライドレール5U,5Lの上下方向の位置を調整することによって、行われる。一方、上段ユニット2及び下段ユニット3の水平方向(左右方向)の位置の調整は、上段ユニット2及び下段ユニット3をベースフレーム6U,6Lの上に載置する際に、載置位置を調整することによって、行われる。
例えば、図7に示すように、まず、作業者は、上段ユニット2を矢印B1方向に筐体1の内部に押し込む。このとき、上段ユニット2の後端部92が、位置決めガイド60の垂直板66の手前側の平坦面66aと当接する。その結果、位置決めガイド60は、上段ユニット2の後端部92に押されて、引き出し方向(前後方向)の位置が決まる。
上段ユニット2は、ロックレバー7Uのフック部7b(図2参照)がロック部8の係合部8aU(図2参照)と噛み合うことによって、引き出し方向(前後方向)の所定の位置で固定される。
図8に示すように、次に、作業者は、下段ユニット3を矢印B2方向に筐体1の内部に押し込む。このとき、下段ユニット3のロックレバー72のフック部72bが、位置決めガイド60の垂直板66の手前側の平坦面66aと当接して、上下方向(矢印C1方向)に回動する。その結果、ロックレバー72は、フック部72bの手前側の平坦面72cが位置決めガイド60の垂直板66の奥側の平坦面66bと当接した状態になる。下段ユニット3は、緩衝部材31L(図1及び図2参照)によって前方向に若干押し戻される。これにより、ロックレバー72は、フック部72bの手前側の平坦面72cが位置決めガイド60の垂直板66の奥側の平坦面66bと係合した状態になる。その結果、下段ユニット3は、引き出し方向(前後方向)の位置が決まる。これにより、上段ユニット2及び下段ユニット3は、上段ユニット2の後端部92が位置決めガイド60の垂直板66の手前側の平坦面66aと当接し、さらに、下段ユニット3のロックレバー72のフック部72bが位置決めガイド60の垂直板66の手前側の平坦面66aと当接した状態で、それぞれの搬送路4Uと搬送路4Lとが繋がる。
下段ユニット3は、その状態で、ロックレバー7Lのフック部7b(図2参照)がロック部8の係合部8aL(図2参照)と噛み合うことによって、引き出し方向(前後方向)の所定の位置で固定される。
なお、上段ユニット2の搬送路4Uから上段ユニット2の後端部92までの距離を「t1」とし、位置決めガイド60の垂直板66の厚さを「t2」とし、下段ユニット3の搬送路4Lからロックレバー7Lのフック部7bの手前側の平坦面66aまでの距離を「t3」とする場合に、t1,t2,t3の関係は、「t1+t2=t3」となる。
このようなユニット位置決め機構101Aは、作業者が、筐体1の外部に引き出されている上段ユニット2及び下段ユニット3を筐体1の内部に押し込むだけで、目視で確認することなく、上段ユニット2及び下段ユニット3の引き出し方向(前後方向)の位置の調整を容易に行うことができる。その結果、ユニット位置決め機構101Aは、従来技術と同様の上段ユニット2及び下段ユニット3の引き出し方向(前後方向)の位置の調整作業(すなわち、各ユニットの側面に設けられたロックレバーと筐体の内部の側壁面に設けられたロック部との係合位置を調整する作業)を簡略化又は排除することができる。
以上の通り、本実施形態2に係るユニット位置決め機構101Aによれば、作業者が、筐体1の外部に引き出されている上段ユニット2及び下段ユニット3を筐体1の内部に押し込むだけで、目視で確認することなく、上段ユニット2及び下段ユニット3の引き出し方向(本実施形態では、前後方向)の位置の調整を容易に行うことができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、筐体1から外部に引き出すことが可能なユニットの数は、2つに限らず、3つ以上であってもよい。
また、例えば、実施形態1,2では、筐体1は、上段ユニット2及び下段ユニット3が前面側から引き出される構成になっている。しかしながら、筐体1は、上段ユニット2及び下段ユニット3が前面以外の面(例えば、背面や上面、側面)側から引き出される構成にしてもよい。
また、例えば、実施形態1,2では、紙葉類取扱装置100が金融機関に設置された自動取引装置として構成されている場合を例にして説明している。しかしながら、紙葉類取扱装置100は、自動取引装置以外の装置(例えば、キャッシュディスペンサーや券売機等)として構成されていてもよい。また、紙葉類は、紙幣以外の物品(例えば、チケット)であってもよい。
また、例えば、実施形態2に係るユニット位置決め機構101Aは、位置決めガイド60が引き出し方向(前後方向)に移動可能な構成になっていれば、圧縮スプリング71が削除された構成にすることができる。
1 筐体
2 上段ユニット(第1ユニット)
3 下段ユニット(第2ユニット)
4,4L,4U 搬送路
5L,5U スライドレール
6L,6U ベースフレーム
7L,7U,72 ロックレバー(レバー部材)
7a,72a 軸部
7b,72b フック部
8 ロック部
8aL,8aU 係合部
9L 位置決めローラ(第2当接部材)
9U 位置決めローラ(第1当接部材)
10 位置決めガイド(水平方向位置決め部材)
11a,11b 対向面
12 ガイド部
13 案内部
14 垂直面
15,62 長孔
16,63 スタッド
18L,18U 切欠部
19L,19U,29L,29U 支持部材
20 保持機構(水平方向保持機構)
21 ブラケット
31L,31U 緩衝部材
60 位置決めガイド(引き出し方向位置決め部材)
61,66a,66b,72c 平坦面
66 垂直板
71 圧縮スプリング(付勢部材)
90 保持機構(引き出し方向保持機構)
91 側壁面
92 後端部
100 紙葉類取扱装置(自動取引装置)
101,101A ユニット位置決め機構

Claims (10)

  1. 筐体の内部から外部への引き出し及び前記筐体の外部から内部への押し込みが可能で、かつ、それぞれに搬送路を備えている第1ユニットと第2ユニットとを、前記筐体の内部の所定の位置に位置決めするユニット位置決め機構であって、
    前記第1ユニット及び前記第2ユニットを水平面内の一方向に位置決めする水平方向位置決め部材と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記水平方向位置決め部材を前記一方向に摺動自在に保持する水平方向保持機構と、
    前記第1ユニットに設けられ、前記水平方向位置決め部材に当接する第1当接部材と、
    前記第2ユニットに設けられ、前記水平方向位置決め部材に当接する第2当接部材とを有し、
    前記第1ユニット及び前記第2ユニットは、前記第1当接部材及び前記第2当接部材が前記水平方向位置決め部材に当接した状態で、それぞれの前記搬送路が繋がる
    ことを特徴とするユニット位置決め機構。
  2. 請求項1に記載のユニット位置決め機構において、
    前記第1当接部材と前記第2当接部材とは、前記一方向の幅が同じ幅になっており、
    前記水平方向位置決め部材は、前記第1当接部材及び前記第2当接部材を前記一方向の両サイドから挟み込むことによって、前記第1ユニット及び前記第2ユニットの前記一方向の位置を規定するガイド部を備えている
    ことを特徴とするユニット位置決め機構。
  3. 請求項2に記載のユニット位置決め機構において、
    前記ガイド部は、前記第1ユニット及び前記第2ユニットの引き出し方向に向けて開口されたコの字状の部位を備えており、前記コの字状の部位を構成する一対の対向面が前記第1当接部材及び前記第2当接部材の前記水平方向の幅と同等の間隔で前記一方向に離間して配置されている
    ことを特徴とするユニット位置決め機構。
  4. 請求項3に記載のユニット位置決め機構において、
    前記ガイド部は、前記一対の対向面の開口側の端部が互いに斜め方向に外側に広がるように形成されている
    ことを特徴とするユニット位置決め機構。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のユニット位置決め機構において、
    前記水平方向位置決め部材は、垂線が前記第1ユニット及び前記第2ユニットの引き出し方向を示しており、かつ、複数の長孔が前記一方向に沿って形成された垂直面を備えており、
    前記水平方向保持機構は、前記複数の長孔のそれぞれに挿通された複数のスタッドを備えている
    ことを特徴とするユニット位置決め機構。
  6. 筐体の内部から外部への引き出し及び前記筐体の外部から内部への押し込みが可能で、かつ、それぞれに搬送路を備えている第1ユニットと第2ユニットとを、前記筐体の内部の所定の位置に位置決めするユニット位置決め機構であって、
    前記第1ユニット及び前記第2ユニットを前記第1ユニット及び前記第2ユニットの引き出し方向に位置決めする引き出し方向位置決め部材と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記引き出し方向位置決め部材を前記引き出し方向に移動可能に保持する引き出し方向保持機構とを有し、
    前記引き出し方向位置決め部材は、垂線が前記引き出し方向を示している垂直板を備えており、前記第1ユニット及び前記第2ユニットのそれぞれの前記搬送路が繋がるように、前記垂直板によって前記第1ユニット及び前記第2ユニットの前記引き出し方向の位置を規定する
    ことを特徴とするユニット位置決め機構。
  7. 請求項6に記載のユニット位置決め機構において、
    前記第1ユニットは、奥側の端部が前記垂直板の一方の面と当接し、
    前記第2ユニットは、前記垂直板の他方の面と係合するレバー部材を備えている
    ことを特徴とするユニット位置決め機構。
  8. 請求項6又は請求項7に記載のユニット位置決め機構において、
    前記引き出し方向位置決め部材は、前記引き出し方向に延在する平坦面で、かつ、複数の長孔が前記引き出し方向に沿って形成された前記平坦面を備えており、
    前記引き出し方向保持機構は、前記複数の長孔のそれぞれに挿通された複数のスタッドと、前記引き出し方向位置決め部材を前記引き出し方向に付勢する付勢部材とを備えている
    ことを特徴とするユニット位置決め機構。
  9. 筐体の内部から外部への引き出し及び前記筐体の外部から内部への押し込みが可能で、かつ、それぞれに搬送路を備えている第1ユニットと第2ユニットとを、前記筐体の内部の所定の位置に位置決めするユニット位置決め機構を有する紙葉類取扱装置であって、
    前記第1ユニット及び前記第2ユニットを水平面内の一方向に位置決めする水平方向位置決め部材と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記水平方向位置決め部材を前記一方向に摺動自在に保持する水平方向保持機構と、
    前記第1ユニットに設けられ、前記水平方向位置決め部材に当接する第1当接部材と、
    前記第2ユニットに設けられ、前記水平方向位置決め部材に当接する第2当接部材とを有し、
    前記第1ユニット及び前記第2ユニットは、前記第1当接部材及び前記第2当接部材が前記水平方向位置決め部材に当接した状態で、それぞれの前記搬送路が繋がる
    ことを特徴とする紙葉類取扱装置。
  10. 筐体の内部から外部への引き出し及び前記筐体の外部から内部への押し込みが可能で、かつ、それぞれに搬送路を備えている第1ユニットと第2ユニットとを、前記筐体の内部の所定の位置に位置決めするユニット位置決め機構を有する紙葉類取扱装置であって、
    前記第1ユニット及び前記第2ユニットを前記第1ユニット及び前記第2ユニットの引き出し方向に位置決めする引き出し方向位置決め部材と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記引き出し方向位置決め部材を前記引き出し方向に移動可能に保持する引き出し方向保持機構とを有し、
    前記引き出し方向位置決め部材は、垂線が前記引き出し方向を示している垂直板を備えており、前記第1ユニット及び前記第2ユニットのそれぞれの前記搬送路が繋がるように、前記垂直板によって前記第1ユニット及び前記第2ユニットの前記引き出し方向の位置を規定する
    ことを特徴とする紙葉類取扱装置。
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