JP2015069253A - 個体状態判定装置、個体状態判定方法および個体状態判定プログラム - Google Patents

個体状態判定装置、個体状態判定方法および個体状態判定プログラム Download PDF

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宏昌 田中
Hiromasa Tanaka
宏昌 田中
増田 浩二
Koji Masuda
浩二 増田
伊藤 昌弘
Masahiro Ito
昌弘 伊藤
二瓶 靖厚
Yasuhiro Nihei
靖厚 二瓶
上田 健
Takeshi Ueda
健 上田
鴇田 才明
Toshiaki Tokita
才明 鴇田
健一 高梨
Kenichi Takanashi
健一 高梨
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Abstract

【課題】対象を総覧的に容易に監視する。
【解決手段】監視対象に向けた視野を有し、視野内の各部の3次元座標を測定する3次元光測定手段と、前記3次元光測定手段の測定結果から監視対象の個体毎に所定のモーションを検出するモーション検出手段と、前記モーション検出手段が検出した個体毎のモーションを定量化するモーション定量化手段と、前記モーション定量化手段の個体毎のモーションの定量値から所定の条件を満たす個体を判定する判定手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、動物、人、ロボット、自動車等の種々の対象の動作を判定する技術に関する。
牛や鶏等の動物を多数飼育している環境では、病気等により弱った個体を早期に発見して対応をとりたいというニーズが存在する。
特許文献1には、傾きセンサを備えたRFIDタグを鶏の首に装着し、RFIDリーダによりRFIDタグの情報を読み取ることにより、各々の鶏が首を傾けて餌を食べているか否かを把握し、変調をきたした個体を認知するシステムが開示されている。
上述した従来の技術では、個々の鶏に装着したRFIDタグから頻繁に情報を読み取るため、RFIDタグに内蔵するバッテリの消耗も早く、長期間の使用にあってはメンテナンスに手間がかかる等の問題があった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、対象を総覧的に容易に監視することができるようにすることにある。なお、監視の対象は、動物に限らず、人やロボット、更には自動車等についても適用することができる。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、監視対象に向けた視野を有し、視野内の各部の3次元座標を測定する3次元光測定手段と、前記3次元光測定手段の測定結果から監視対象の個体毎に所定のモーションを検出するモーション検出手段と、前記モーション検出手段が検出した個体毎のモーションを定量化するモーション定量化手段と、前記モーション定量化手段の個体毎のモーションの定量値から所定の条件を満たす個体を判定する判定手段とを備えるようにしている。
本発明にあっては、監視対象の3次元光測定を行ない、モーションを検出・定量化して判定を行うため、対象を総覧的に容易に監視することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる個体状態判定装置の構成例を示す図である。 3次元光測定部の構成例を示す図である。 実施形態の処理例を示すフローチャートである。 3次元光測定の視野の例を示す図である。 モーション検出の例を示す図(その1)である。 モーション検出の例を示す図(その2)である。 個体の隠れの例を示す図である。 移動距離の推定の例を示す図である。 判定の例を示す図である。 測定モードの切り替えの例を示す図である。 判定の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる個体状態判定装置の構成例を示す図である。 実施形態の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態にかかる個体状態判定装置の構成例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態にかかる個体状態判定装置1の構成例を示す図である。
図1において、個体状態判定装置1は、3次元光測定部11と個体毎モーション検出部12と個体毎モーション定量化部13と個体毎正常性判定部14と測定モード切替部15と個体異常対応部16とを備えている。3次元光測定部11(光学系を除く)、個体毎モーション検出部12、個体毎モーション定量化部13、個体毎正常性判定部14、測定モード切替部15、個体異常対応部16は、主にソフトウェア(コンピュータプログラム)により構成される機能部である。なお、測定モード切替部15については、単一の測定モードしか用いない場合には省略することができる。
3次元光測定部11は、監視対象に向けた視野を有し、視野内の各部の3次元座標を測定する機能を有している。3次元光測定部11としては、後述するように、コヒーレント光によるスペックルパターンから視野内の画像の各点における3次元座標を計算する方式や、2つの撮像画像の視差から視野内の画像の各点における3次元座標を計算する方式や、スキャン光とその反射光の時間差から視野内の各点における3次元座標を計算する方式等を用いることができる。
個体毎モーション検出部12は、3次元光測定部11の測定結果から監視対象の個体毎に所定のモーション(例えば、移動)を検出する機能を有している。例えば、個体毎モーション検出部12は、3次元光測定部11の出力する3次元座標を伴う画像情報(距離画像)から各個体に対応する画像部分を認識して追跡を行ない、時系列に各個体の代表位置(例えば、重心点)の座標情報を出力する。
個体毎モーション定量化部13は、個体毎モーション検出部12が検出した個体毎のモーションを定量化する機能を有している。例えば、個体毎モーション定量化部13は、個体毎モーション検出部12の出力する各個体の時系列の座標情報から、所定時間内の移動距離を計算して出力する。
個体毎正常性判定部14は、個体毎モーション定量化部13の個体毎のモーションの定量値から所定の条件を満たす個体を判定する機能を有している。例えば、個体毎モーション定量化部13の出力する各個体の所定時間内の移動距離が所定値(判定閾値)よりも小さい場合に不具合のある個体であると判定する。
測定モード切替部15は、判定の精度を高めるために、2つの測定モードを適用する場合に、個体毎正常性判定部14が所定の条件を満たすと判定した場合に、測定モードの切り替えを行う機能を有している。ここでは、第2の測定モードにおいても、3次元光測定部11、個体毎モーション検出部12、個体毎モーション定量化部13、個体毎正常性判定部14を用いた測定を行うものとしている。ただし、判定の精度を高めるため、3次元光測定部11のズーム倍率および/または照明光量を上げた測定を行なったり、検出するモーションを変えたりすることができ、それに応じて個体毎正常性判定部14の判定条件も変わる。
個体異常対応部16は、個体毎正常性判定部14が最終的に個体が所定の条件を満たすと判定した場合に、所定の処理を実行する機能を有している。例えば、個体異常対応部16は、特定の個体に不具合があることを記録したり、管理者に連絡・通知を行ったりする。
図2は3次元光測定部11の構成例を示す図であり、図2(a)はコヒーレント光によるスペックルパターンから視野内の画像の各点における3次元座標を計算する方式に対応する構成である。3次元光測定部11は、コヒーレント光を所定の視野範囲に照射する照明部111と、所定の視野範囲を撮像する撮像部112と、この撮像部112により得られた画像に含まれるスペックルパターンから画像の各点における3次元座標を計算する3次元座標計算部113とを備えている。スペックルパターンを用いた3次元測定については、特表2009−531655号公報に詳しい記載がある。
図2(b)は、2つの撮像画像の視差から視野内の画像の各点における3次元座標を計算する方式に対応する3次元光測定部11の構成である。3次元光測定部11は、所定の視野範囲を撮像し、所定の距離だけ離間して設けられた2つの撮像部114、115と、これらの撮像部114、115により得られた画像の視差から、画像の各点における3次元座標を計算する3次元座標計算部116とを備えている。視野内が撮像する波長帯において充分な明るさをもっている場合には照明部を設ける必要はないが、明るさが不足する可能性がある場合には照明部を設けてもよい。
図2(c)は、スキャン光とその反射光の時間差から視野内の各点における3次元座標を計算する方式に対応する3次元光測定部11の構成である。3次元光測定部11は、スキャン光を所定の視野範囲に照射するスキャン光照射部117と、スキャン光の対象物による反射光を受光する反射光受光部118と、スキャン光と反射光の時間差から所定の視野範囲の各点における3次元座標を計算する3次元座標計算部119とを備えている。
図3は上記の実施形態の処理例を示すフローチャートである。
図3において、先ず、3次元光測定部11は対象の3次元測定を行う(ステップS101)。
図4は3次元光測定の視野の例を示す図であり、牧場等において牛が飼育されている環境を例にしている。図4(a)は側方から見た図であり、図4(b)は上方から見た図である。3次元光測定部11の視野は固定でもよいし、パン/チルトにより可変としてもよいし、ズームイン/ズームアウトできるものとしてもよい。
図3に戻り、個体毎モーション検出部12は、3次元光測定部11の測定結果から監視対象の個体毎に所定のモーション(移動)を検出する(ステップS102)。例えば、個体毎モーション検出部12は、3次元光測定部11の出力する3次元座標を伴う画像情報から各個体に対応する画像部分を認識して追跡を行ない、時系列に各個体の代表位置(例えば、重心点)の座標情報を出力する。
図5および図6はモーション検出の例を示す図であり、図5は3次元光測定部11による観測画像を概念的に示し、図6は同じ状態を上方から見たものとして概念的に示している。
図5(a)および図6(a)は、時刻t=t0における個体番号#1〜#3の牛が視野内にとらえられている状態を示している。図5(a)の観測画像では、近くの牛の画像は大きく、遠くの牛の画像は小さく見える。
図5(b)および図6(b)は、時刻t=t1における状態を示しており、個体番号#1の牛と個体番号#3の牛の位置が変化して、移動したことがわかる。
個体毎モーション検出部12は、個体番号#1〜#3の個々の牛について追跡を行ない、時系列に各個体の代表位置(例えば、重心点)の座標情報を出力する。
図3に戻り、個体毎モーション定量化部13は、個体毎モーション検出部12が検出した個体毎のモーションを定量化する(ステップS103)。例えば、個体毎モーション定量化部13は、個体毎モーション検出部12の出力する各個体の時系列の座標情報から、所定時間内の移動距離を計算して出力する。図6(b)の場合は、時刻t=t0から時刻t=t1の間の移動距離として、個体番号#1の牛についてはd1を、個体番号#2の牛については0(ゼロ:移動なし)を、個体番号#3の牛についてはd3を、所定時間内の移動距離に積算する。
ここで、次の処理を説明する前に、3次元光測定部11の観測画像において対象の隠れが発生した場合に対処するための処理について説明する。対象の隠れとは、ある対象の画像が他の対象の画像の裏に隠れ、個体の追跡ひいては定量化が行えない状態となることをいう。
図7は個体の隠れの例を示す図であり、3次元光測定部11による観測画像を概念的に示している。図7(a)は、時刻t=t0において個体番号#1の牛と個体番号#2の牛が離れている状態を示している。図7(b)は、時刻t=t1において個体番号#1の牛が個体番号#2の牛に近づいてきた状態を示している。図7(c)は、時刻t=t2において個体番号#1の牛が個体番号#2の牛の裏に隠れた状態を示している。図7(d)は、時刻t=t3において個体番号#1の牛が個体番号#2の牛を通り越して再び現れた状態を示している。
このような場合、個体毎モーション検出部12による対処と、個体毎モーション定量化部13による対処とが考えられる。
個体毎モーション検出部12による対処としては、隠れが発生する直前の個体の3次元座標および移動速度(ベクトル)から隠れが発生している期間の個体の3次元座標を推定するものである。推定値を用いることで、モーション検出の欠落が補填され、個体毎モーション定量化部13によりモーションの定量化を問題なく行うことができる。
また、隠れていた個体が再び現れた場合(図7(d))、個体毎モーション検出部12は、隠れが発生する直前(図7(b))の個体の3次元座標と再び現れた個体の3次元座標とが近接することを確認し、確認できた場合には同一の個体であると認識して追跡を続ける。なお、より簡略な処理として、厳密な3次元座標を用いずに、簡易に取得できる距離情報(3次元光測定部11と対象物の間の距離に基づく情報)が近いことにより、隠れが発生する直前の個体と、再び現れた個体との同一性を判断するようにしてもよい。また、個体の形状特徴(例えば、牛の大きさ、形状、模様、耳の大きさ等)から個体を認識する技術と組み合わせることで、追跡の精度を高めることもできる。
一方、個体毎モーション定量化部13による対処としては、隠れが発生する直前の個体の移動距離の変化率から、隠れていた個体が再び現れて追跡が可能になるまでの期間の移動距離を推定することができる。
図8は移動距離の推定の例を示す図であり、図7の各状態に対応しており、横軸は時間(時刻)、縦軸は移動距離を示している。ここで、個体番号#2の牛は各時刻における3次元座標が把握されているため、移動距離が正確に算出されているのに対し、個体番号#1の牛は時刻t2の3次元座標が欠落するため、そのままでは移動距離が算出できない。そのため、時刻t0から時刻t1の間の移動距離の変化率を保って破線で示すように移動距離を推定する。
なお、3次元光測定部11の配置や視野の設定を工夫することで、隠れが発生しないようにすることもできる。
図3に戻り、個体毎正常性判定部14は、個体毎モーション検出部12の個体毎のモーションの定量値から所定の条件を満たす個体を判定する(ステップS104)。例えば、個体毎モーション検出部12の出力する各個体の所定時間内の移動距離が所定値(判定閾値)よりも小さい場合に不具合のある個体であると判定する。
図9は判定の例を示す図であり、個体番号#1の牛の移動距離が最も長く、次いで、個体番号#3の牛、個体番号#2の牛となっている。この場合、図示のように判定閾値が設定されているものとすると、それを下回る個体番号#2の牛に不具合があると判定する。個体番号#2の牛は、通常より移動距離が短いことから、例えば病気等で弱っている可能性がある。
図3に戻り、NG(不具合)の判定が行われると(ステップS104のNG)、単一の測定モードしか用いない場合には、個体異常対応部16は、特定の個体に不具合があることを記録したり、管理者に連絡・通知を行ったりといった、所定の処理を実行する(ステップS111)。その後、続けて、または、所定のタイミングで、3次元光測定(ステップS101)から処理を行う。
また、OK(不具合なし)の判定が行われると(ステップS104のOK)、3次元光測定(ステップS101)に戻る。
一方、判定の精度を高めるために、2つの測定モードを適用する場合、NG(不具合)の判定が行われると(ステップS104のNG)、測定モード切替部15は測定モードの切り替えを行う(ステップS105)。測定モードの切り替えとして、ここでは、第2の測定モードにおいても、3次元光測定の仕組を用いた測定を行うものとしている。他の形式の測定を行う例については後述する。
測定モードの切り替えとしては、光学系の切り替えと検出するモーションの切り替えとがある。
光学系の切り替えとしては、
・投光型の3次元光測定部11の場合は、NG判定された個体の測定について光量を増大する場合
・ズームが可能な3次元光測定部11の場合は、NG判定された個体の測定についてズーム倍率を増大する場合
・上記の両者を併用する場合
等がある。
光量を増大することで、取得画像のS/N(Signal/Noise)比を改善することができ、測定精度を向上させることができる。また、ズーム倍率を増大することで、画面内分解能が向上し、測定精度を向上させることができる。
また、光量やズーム倍率の増大は、
・NG判定された個体と3次元光測定部11の距離に応じ、距離が長いほど光量やズーム倍率を増大する場合
・NG判定された個体のモーションの定量値(移動距離)に応じ、定量値が低いほど光量やズーム倍率を増大する場合
等がある。
前者は、個体との距離が長いほど光が届きにくいとともに取得画像も小さくなるため、それを補うことで測定精度を改善するという意味がある。後者は、NG判定された個体ほど、高い精度で再測定するという意味がある。
なお、特定の個体にフォーカスしやすくし、視野内に収まりやすくするように、3次元光測定部11のパン/チルトを併せて制御することが好ましい。
モーションの切り替えとしては、
・先の測定モード(第1の測定モード)のモーション検出と同じにする場合
・先の測定モードのモーション検出と異ならせる場合
等がある。
先の測定モードのモーション検出と異ならせる場合の例として、先の測定モードでは個体の全体的な移動を検出していたのに対し、個体の部分(牛の場合は、口、脚、尻尾、腹部等)の動きを対象とすることができる。腹部の動きを計数することで、呼吸回数に定量化することができる。
図3において、測定モードの切り替えを行うものとする(ステップS105)。図10は測定モードの切り替えの例を示す図である。図10(a)は側方から見た図であり、NG判定された個体番号#2の牛にズームインしている状態を示している。図10(b)はその際の観測画像を示しており、個体番号#2の牛が視野内に大きく写っている状態を示している。
図3に戻り、次いで、3次元光測定部11により3次元光測定を行ない(ステップS106)、NG判定された個体について個体毎モーション検出部12によりモーション検出を行い(ステップS107)、個体毎モーション定量化部13によりモーションの定量化を行う(ステップS108)。例えば、牛の腹部の動きから、所定時間内の呼吸回数に定量化する。
そして、定量化した定量値に基づいて個体毎正常性判定部14により判定を行う(ステップS109)。図11は判定の例を示す図であり、所定時間内の呼吸回数について図示のような判定閾値が設定されているものとすると、個体番号#2の牛の呼吸回数は判定閾値を上回ることができず、不具合があると判定する。
図3に戻り、NG(不具合)の判定が行われると(ステップS109のNG)、個体異常対応部16は、特定の個体に不具合があることを記録したり、管理者に連絡・通知を行ったりといった、所定の処理を実行する(ステップS111)。その後、続けて、または、所定のタイミングで、3次元光測定(ステップS101)から処理を行う。
また、OK(不具合なし)の判定が行われると(ステップS109のOK)、測定モードを元に戻すための切り替えを測定モード切替部15により行い(ステップS110)、3次元光測定(ステップS101)に戻る。
<第2の実施形態>
図12は本発明の第2の実施形態にかかる個体状態判定装置1の構成例を示す図である。この例では、NG判定された個体に対し、第2の測定モードとして、先の測定モード(第1の測定モード)とは異なる方式の測定を行うようにしている。
図12においては、図1と比較して、個体情報取得部17が新たに設けられている。個体情報取得部17は、例えば、監視対象の個体のそれぞれに設けられた小型測定装置から、各個体の状態を示す情報を無線等により取得する機能を有している。小型測定装置としては、特許文献1に開示されるような、傾きセンサを内蔵したRFIDタグを用いることができる。傾きセンサは鶏の首の傾斜から餌を食べているか否かを把握するためのものであるが、監視対象の性質により、種々のセンサを用いることができる。例えば、体温センサ、脈拍センサ、血圧センサ等を用いることができる。
また、個体情報取得部17により取得する情報が既に所定の動作(モーション)を示している場合(例えば、鶏が首を傾けた等)には、個体毎モーション検出部12によるモーション検出を省略して個体毎モーション定量化部13による定量化に進めることができる。個体情報取得部17により取得する情報が、更に定量化すべき値と同様なもの(例えば、所定時間内に鶏が首を傾けた回数等)である場合には、個体毎モーション定量化部13による定量化も省略して個体毎正常性判定部14による判定に進めてもよい。個体情報取得部17により取得する情報が所定の動作を示していない場合(例えば、個体の位置情報等)には、個体毎モーション検出部12によるモーション検出の対象とする。
図13は上記の実施形態の処理例を示すフローチャートである。本実施形態による処理は、図3に示したフローチャートにおいて測定モードを切り替える場合の処理(破線部分を実行する場合)とほぼ同様になる。異なるのは、切り替えた測定モードにおいては、3次元光測定ではなく、個体情報取得部17による個体情報取得(ステップS206)となる点である。なお、取得した個体情報が既に所定のモーション検出の結果である場合には、モーション検出(ステップS207)は省略される。また、取得した個体情報が既に定量化済である場合には、モーションの定量化(ステップS208)も省略される。
個体情報取得部17により必要となる個体情報は、NG判定された個体についてのみである。そのため、監視対象の個体に設けられた小型測定装置の個々に対し、通信のみを行える省電力モードと本来の測定も行える通常モードとを外部から制御可能とすることで省電力化を図ることができる。すなわち、NG判定された個体の小型測定装置だけを、第2の測定モードによる測定で必要な期間だけ通常モードとすることにより、その小型測定装置に内蔵するバッテリの消耗を抑え、長期間の使用でのメンテナンスを軽減することができる。
<第3の実施形態>
図14は本発明の第3の実施形態にかかる個体状態判定装置1の構成例を示す図である。この例では、3次元光測定により得られる距離情報を伴う画像を有効利用し、監視対象の個体以外の異常物体の検出を行うようにしている。なお、第1の実施形態(図1)に適用した例を示したが、第2の実施形態(図12)に適用してもよい。
図14においては、図1に示した構成と比較して、新たに異常物体検出部18と異常物体検出対応部19とが設けられている。
異常物体検出部18は、個体毎モーション検出部12が3次元光測定部11の距離画像から個体の画像部分を認識するのと同様に、異常物体の画像部分を認識する機能を有している。この場合、異常物体であるかどうかは、個体の正常範囲のサイズ(例えば、牛の通常のサイズ)と大きく異なるサイズ(例えば、鼠や猫のサイズ)の動く物体であるかどうかにより区別する。
異常物体検出対応部19は、異常物体検出部18が異常物体を検出した場合に、管理者に連絡する等の処理を行う機能を有している。
<総括>
以上説明したように、本実施形態によれば、監視対象の3次元光測定を行ない、モーションを検出・定量化して判定を行うため、対象を総覧的に容易に監視することができる。
監視の対象は、動物に限らず、人やロボット、更には自動車等についても適用することができる。例えば、道路を視野に監視を行うことで、何らかのトラブルが発生して立ち往生している自動車を検出し、適切に対応することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
1 個体状態判定装置
11 3次元光測定部
111 照明部
112 撮像部
113 3次元座標計算部
114、115 撮像部
116 3次元座標計算部
117 スキャン光照射部
118 反射光受光部
119 3次元座標計算部
12 個体毎モーション検出部
13 個体毎モーション定量化部
14 個体毎正常性判定部
15 測定モード切替部
16 個体異常対応部
17 個体情報取得部
18 異常物体検出部
19 異常物体検出対応部
特開2005−278547号公報

Claims (7)

  1. 監視対象に向けた視野を有し、視野内の各部の3次元座標を測定する3次元光測定手段と、
    前記3次元光測定手段の測定結果から監視対象の個体毎に所定のモーションを検出するモーション検出手段と、
    前記モーション検出手段が検出した個体毎のモーションを定量化するモーション定量化手段と、
    前記モーション定量化手段の個体毎のモーションの定量値から所定の条件を満たす個体を判定する判定手段と
    を備えたことを特徴とする個体状態判定装置。
  2. 請求項1に記載の個体状態判定装置において、
    前記判定手段が所定の条件を満たすと判定した場合に、測定モードの切り替えを行う測定モード切替手段と、
    前記判定手段が所定の条件を満たすと判定した個体について、切り替え後の測定モードにより個体状態の測定を行う第2測定手段と、
    前記第2測定手段の測定結果に基づいて所定の条件を満たす個体であるか判定する第2判定手段と
    を備えたことを特徴とする個体状態判定装置。
  3. 請求項2に記載の個体状態判定装置において、
    前記第2測定手段は、前記3次元光測定手段のズーム倍率および/または照明光量を上げた測定を行ない、
    前記第2判定手段は、前記第2測定手段から前記モーション検出手段および前記モーション定量化手段を経た個体毎のモーションの定量値から所定の条件を満たす個体を判定する
    ことを特徴とする個体状態判定装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の個体状態判定装置において、
    前記モーション定量化手段は、前記モーション検出手段の検出結果が欠落された期間につき、直前の定量値の変化量から欠落された期間の定量値を推定する
    ことを特徴とする個体状態判定装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の個体状態判定装置において、
    前記3次元光測定手段の測定結果から、監視対象の個体の正常範囲のサイズと乖離した動く異常物体を認識する異常物体検出手段
    を備えたことを特徴とする個体状態判定装置。
  6. 監視対象に向けた視野を有し、視野内の各部の3次元座標を測定する3次元光測定工程と、
    前記3次元光測定工程の測定結果から監視対象の個体毎に所定のモーションを検出するモーション検出工程と、
    前記モーション検出工程が検出した個体毎のモーションを定量化するモーション定量化工程と、
    前記モーション定量化工程の個体毎のモーションの定量値から所定の条件を満たす個体を判定する判定工程と
    を備えたことを特徴とする個体状態判定方法。
  7. 個体状態判定装置を構成するコンピュータを、
    監視対象に向けた視野を有し、視野内の各部の3次元座標を測定する3次元光測定手段、
    前記3次元光測定手段の測定結果から監視対象の個体毎に所定のモーションを検出するモーション検出手段、
    前記モーション検出手段が検出した個体毎のモーションを定量化するモーション定量化手段、
    前記モーション定量化手段の個体毎のモーションの定量値から所定の条件を満たす個体を判定する判定手段
    として機能させることを特徴とする個体状態判定プログラム。
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