JP2015068695A - 場所モデル更新装置、位置推定方法及びプログラム - Google Patents

場所モデル更新装置、位置推定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】場所検知システムの運用者への負荷の増大、或いは、位置推定精度の低下を招くことなく場所モデルを更新可能とする場所モデル更新装置を提供する。【解決手段】端末装置からアップロードされたデータに基づいて場所モデルを更新する場所モデル更新装置であって、端末装置のある場所での各基地局からのデータの受信信号強度を示すヒストグラムを基に端末の位置を特定するための場所モデルを更新可能とする。【選択図】図9

Description

本発明は、場所モデル更新装置、位置推定方法及びプログラムに関する。
携帯端末が複数の基地局と無線で交信して、各基地局からの距離に応じて携帯端末における電波の受信信号強度が減衰することを利用して、携帯端末のある場所を推定する位置推定技術が提案されている。基地局は、例えばWiFi(Wireless Fidelity, 登録商標)を用いるアクセスポイント(AP: Access Point)である。
このような位置推定技術では、携帯端末が、事前に各場所で受信した基地局の識別子(ID: Identifier)と受信信号強度(RSSI: Received Signal Strength Indicator)を収集する。各場所で受信した複数の基地局のIDとRSSIの数値から、各場所について一意に求まるRSSI特徴ベクトルを作成して、場所毎に場所モデルを作成する。場所モデルとは、どの場所でどの基地局から、電波をどの程度の信号強度で受信するかを示すデータベースである。場所を推定する時には、携帯端末が基地局から受信した電波のRSSIを場所モデルと照合して、携帯端末のある場所と推定する。場所モデルは、一般的にはK近傍法(k-NN: k-Nearest Neighbor algorithm)、確率分布に基づく確率法、及びノンパラメトリック法及びパターンマッチング法などの方法で作成できる。
位置推定精度を向上するためには、多くの学習サンプルから学習して場所モデルを作成することが望ましい。しかし、多くの学習サンプルを採集するためには、場所検知システムの運用者が全ての対象場所に移動してRSSIサンプルを収集しなければならず、場所数が多くなると、RSSIサンプルを収集する手間、即ち、RSSIサンプルを収集する運用者への負荷が増大する。そこで、運用者への負荷を軽減するために、運用者が比較的少ない場所数から収集したRSSIサンプルに基づいて初期場所モデルを作成しておき、初期場所モデルを例えば定期的に更新することが考えられる。
しかし、上記の考えられる方法では、初期場所モデルは比較的少ない場所数から収集したRSSIサンプルに基づいて作成されているため、初期場所モデルに基づいて位置推定精度を向上することは難しい。また、初期場所モデルの更新に用いられるサンプルの信頼性を確保するためには、運用者が対象場所に移動してRSSIサンプルを収集しなければならず、場所数が多くなると、場所モデルの作成時の場合と同様に、RSSIサンプルを収集する運用者への負荷が大きくなる。さらに、運用者以外が収集したRSSIサンプルを初期場所モデルの更新に用いる場合、RSSIサンプルの信頼性は未知であるため、初期場所モデルが誤ったデータに基づいて更新されてしまう可能性がある。初期場所モデルを誤ったデータに基づいて更新してしまうと、位置推定精度が低下してしまう。
特開2011−58928号公報 特開2009−272742号公報 特開2009−55138号公報
従来、場所検知システムの運用者への負荷の増大、或いは、位置推定精度の低下を招くことなく場所モデルを更新することは難しい。
そこで、本発明は、場所検知システムの運用者への負荷の増大、或いは、位置推定精度の低下を招くことなく場所モデルを更新可能な場所モデル更新装置、位置推定方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、端末装置からアップロードされたデータに基づいて場所モデルを更新する場所モデル更新装置であって、前回のヒストグラム更新から今回のヒストグラム更新の間にアップロードされた各最新チェックインデータについて、記憶部に格納された前回ヒストグラムに基づいて、前記端末装置のユーザが付けた場所名の場所で観測されるデータとしての確からしさを計算し、計算された確からしさを前記端末装置のある場所での各基地局からのデータの受信状態を示すヒストグラムへの投票数とする第1の計算部と、各最新チェックインデータについて計算された前記ヒストグラムへの投票数に基づき、最新ヒストグラムを生成するヒストグラム作成部と、各最新チェックインデータに含まれる受信信号強度に基づいて前回のヒストグラムを用いて場所検知を行い、検知した場所名と前記各最新チェックインデータに含まれる前記ユーザが付けた場所名が一致するか否かに応じてチェックインデータが正しいか否かを判断する場所検知部と、各最新チェックインデータ中、正しいチェックインデータの割合を求め、今回求めた正しいチェックインデータの割合と前回求めた正しいチェックインデータの割合を、夫々最新ヒストグラムへの更新重みと前回ヒストグラムへの更新重みとして計算する第2の計算部と、最新ヒストグラムの重み付き平均と前回ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前回ヒストグラムを更新し、今回ヒストグラムとして前記記憶部に格納することで前記場所モデルを更新するヒストグラム更新部を備えた場所モデル更新装置が提供される。
開示の場所モデル更新装置、位置推定方法及びプログラムによれば、場所検知システムの運用者への負荷の増大、或いは、位置推定精度の低下を招くことなく場所モデルを更新することができる。
一実施例における携帯端末の一例の構成を示すブロック図である。 複数のAPと携帯端末が存在し得る場所の関係の一例を説明する図である。 携帯端末の位置推定処理の一例を説明するフローチャートである。 全領域内AP情報リストのデータ構造の一例を示す図である。 場所モデルのデータ構造の一例を示す図である。 一実施例における位置推定システムの動作の一例を説明する図である。 位置推定システムのソフトウェア構成の一例を示す図である。 場所モデルの一例を説明する図である。 一実施例における場所モデル更新装置の一例を示すブロック図である。 場所モデル更新装置の処理の一例を説明するフローチャートである。 1回目のヒストグラム更新の例を説明する図である。 最新ヒストグラムの一例を示す図である。 正規化後の最新ヒストグラムの一例を示す図である。 各チェックインデータに対する場所検知結果の一例を示す図である。 AP1のヒストグラムの更新を説明する図である。 AP2のヒストグラムの更新を説明する図である。 1回目のヒストグラム更新後の結果を説明する図である。 2回目のヒストグラムの更新の例を説明する図である。 各チェックインデータに対する場所検知結果の一例を示す図である。 AP1のヒストグラムの更新を説明する図である。 AP2のヒストグラムの更新を説明する図である。 2回目のヒストグラム更新後の結果を説明する図である。
開示の場所モデル更新装置、位置推定方法及びプログラムでは、端末装置からアップロードされたデータに基づいて場所モデルを更新する。前回のヒストグラム更新から今回のヒストグラム更新の間にアップロードされた各最新チェックインデータについて、格納された前回ヒストグラムに基づいて、端末装置のユーザが付けた場所名の場所で観測されるデータとしての確からしさを計算し、計算された確からしさを端末装置のある場所での各基地局からのデータの受信状態を示すヒストグラムへの投票数とする。また、各最新チェックインデータについて計算されたヒストグラムへの投票数に基づき、最新ヒストグラムを生成し、各最新チェックインデータに含まれる受信信号強度に基づいて前回のヒストグラムを用いて場所検知を行い、検知した場所名と各最新チェックインデータに含まれるユーザが付けた場所名が一致するか否かに応じてチェックインデータが正しいか否かを判断する。各最新チェックインデータ中、正しいチェックインデータの割合を求め、今回求めた正しいチェックインデータの割合と前回求めた正しいチェックインデータの割合を、夫々最新ヒストグラムへの更新重みと前回ヒストグラムへの更新重みとして計算し、最新ヒストグラムの重み付き平均と前回ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前回ヒストグラムを更新し、今回ヒストグラムとして格納することで場所モデルを更新する。
以下に、開示の場所モデル更新装置、位置推定方法及びプログラムの各実施例を図面と共に説明する。
図1は、一実施例における携帯端末の一例の構成を示すブロック図である。図1に示す携帯端末1は、通信機能を備えた端末装置の一例であり、例えばスマートホンなどの携帯電話などであっても良い。携帯端末1は、CPU(Central Processing Unit)11、記憶部12、入力部13、表示部14、及び通信部15がバス16で接続された構成を有するが、バス16による接続に限定されるものではない。
CPU11は、コンピュータまたはプロセッサの一例である。CPU11は、携帯端末1全体の制御を司り、プログラムを実行することで後述する位置推定処理などを実行する。記憶部12は、CPU11が実行するプログラム、CPU11が実行する演算の中間結果、CPU11が実行するプログラム及び演算で用いるデータなどを格納する。記憶部12は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体で形成可能である。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、半導体記憶装置であっても良い。また、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体などの場合、記憶部12はロードされた記録媒体に対して情報の読み書きを行うリーダ・ライタで形成可能である。
入力部13は、キーボードなどで形成可能であり、例えば携帯端末1にコマンド、データなどを入力する際に操作される。表示部14は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)により形成可能であり、ガイダンス、メッセージなどを表示する。入力部13及び表示部14は、一体的に設けられていても良く、例えばタッチパネルなどで形成されていても良い。通信部15は、外部装置(図示せず)と無線で通信可能な無線通信機能を備え、受信機、送信機、アンテナなどを含む周知の構成を有する。この例では、通信部15は例えばWiFiを用いるアクセスポイント(AP: Access Point)と通信可能である。APは、基地局の一例である。
図2は、複数のAPと、携帯端末が存在し得る場所の関係の一例を説明する図である。図2に示す例では、複数のAP1〜AP5が場所名L1, L2の場所をカバーしており、ユーザが保持する携帯端末1は場所名L1の場所内に存在する。携帯端末1の受信信号強度(RSSI)は、AP1からがRSSI-1、AP2からがRSSI-2、AP3からがRSSI-3、AP4からがRSSI-4、及びAP5からがRSSI-5である。
図3は、携帯端末の位置推定処理の一例を説明するフローチャートである。図3に示す位置推定処理は、CPU11により実行可能である。図3において、ステップS1では、CPU11が通信部15を介して各APからのWiFiデータ(以下、「WiFiスキャンデータ」とも言う)をスキャンして、各APのマックアドレス(MAC address: Media Access Control address)とRSSIを取得して、RSSI特徴ベクトルを作成すると共に、記憶部12に格納された全域内AP情報リスト100を参照して、全域内AP情報リスト100に無い未学習のAPを除外する。
図4は、全領域内AP情報リストのデータ構造の一例を示す図である。図4に示す全域内AP情報リスト100には、各APに便宜上割り当てられたAP番号1,2,...に対し、各APのMACアドレスM1, M2, ...及びAPのカバー場所リストが格納されている。APのカバー場所リストには、場所名L1, L2, L3, ...などが格納されている。
全域内AP情報リスト100は、例えば以下に説明するように、WiFiスキャンデータから取得した情報に基づいて作成することができる。最初は、空の全域内AP情報リスト100を用意する。その後、全域内AP情報リスト100を検索して、WiFiスキャンデータのソースであるチェックインAPが新しければ、チェックインAPのMACアドレスを全域内AP情報リスト100に追加する。同時に、このチェックインAPのカバー場所リストにチェックインした場所名を追加する。チェックインAPが全域内AP情報リスト100の中に既に格納されている場合、このチェックインAPのカバー場所リストを検索して、チェックイン場所名が新しければ、チェックイン場所名をカバー場所リストに追加する。
ステップS2では、CPU11が図4の全域内AP情報リスト100を参照して、検索したAPの全てのカバー場所を候補場所として、候補場所リストを作成し、記憶部12に格納する。ステップS2では、例えば以下の処理を各APiに対して実行する。先ず、全域内AP情報リスト100を参照してAPiのカバー場所リストを抽出する。次に、APiのカバー場所リストの全てのメンバ(即ち、場所)を候補場所リストへの追加する処理を行い、メンバ(即ち、場所)が候補場所リストへの追加済みであればこの処理はスキップする。次に、全APiに対する処理が完了したか否かを判定し、判定結果がNOであるとAPiのカバー場所リストを抽出する処理へ戻り、判定結果がYESであると処理は図3のステップS3へ進む。
図3において、ステップS3では、CPU11が候補場所リストの各メンバ(即ち、各場所)に対して、WiFiスキャンデータのソースであるAPの第1段階観測確率を計算する。図5は、場所モデルのデータ構造の一例を示す図である。図5に示す場所モデル200には、場所番号、場所名、場所内で使用する第2段階観測確率の閾値、及び観測可能なAPリストが格納されている。観測可能なAPリストには、MACアドレスに対し、欠損確率、観測確率、APが観測された場合のRSSIの強度レベル別観測確率などが格納されている。図5は、例えばAPが観測された場合のRSSIの強度レベル数が4であり、観測可能なAPのリストの長さが例えば3の場合を示す。場所モデル200は、例えば記憶部12に格納される。なお、観測可能なAPリストは、場所モデル200の確率情報部分を含むため、図3では「場所モデル(確率情報)」として示されている。一方、観測可能なAPリスト以外の部分は、場所モデル200の各場所で使用する第2段階観測確率の閾値情報部分を含むため、図3では「場所モデル(閾値情報)」として示されている。
ステップS3では、CPU11が例えば以下の処理を各候補場所に対して、各APiに対して実行する。先ず、図5に示す場所モデル200の候補場所の観測可能なAPリストを検索し、APiがこの観測可能なAPリストにあれば、事前に学習した観測確率を取得する。一方、APiがこの観測可能なAPリストの中に無ければ、事前に設定した例えば比較的小さな定数をAPiの観測確率とする。次に、APiの観測確率を記憶部12に格納された観測確率の積に累積し、全APiに対する処理が完了したか否かを判定し、判定結果がNOであると処理は各APiに対する処理へ戻り、判定結果がYESであると図5に示す場所モデル200の候補場所の観測可能なAPリストを抽出する。
次に、各観測可能なAPに対して以下の処理を実行する。先ず、WiFiスキャンデータ(AP1(MAC, RSSI), ...)を検索して、観測可能なAPが欠損であるか否かを判定し、観測可能なAPのMACアドレスがWiFiスキャンデータの中に無いと、欠損ではないと判定して欠損の判定を繰り返す。一方、欠損であると判定されると、欠損である観測可能なAPの欠損確率を場所モデル200から抽出し、欠損確率を記憶部12に格納された欠損確率の積に累積する。観測可能な全APに対する処理が完了すると、記憶部12に格納された観測確率の積と欠損確率の積の値の積を計算する。計算した値の積は、候補場所の第1段階観測確率として、候補場所とペアリングして記憶部12に格納する。全候補場所に対する処理が完了すると、処理は図3のステップS4へ進む。
図3において、ステップS4では、CPU11が第1段階観測確率の下位の候補場所を切り捨て、候補場所を絞り込む。ステップS5では、CPU11が絞り込んだ候補場所に対して、RSSI特徴ベクトルに基づき第2段階観測確率を計算する。第2段階観測確率計算処理は、ステップS3で計算した第1段階観測確率によってステップS4において絞り込んだ候補場所リストを対象とする。
ステップS5では、CPU11が例えば以下の処理を各候補場所に対して、各APiに対して実行する。先ず、場所モデル200を参照して、APiのMACアドレスが候補場所の観測可能なAPリストにあれば、APiのRSSIから強度レベルを計算して、APi が観測された場合のRSSIの強度レベル別観測確率を場所モデル200から取得する。一方、APiのMACアドレスが候補場所の観測可能なAPリストに無ければ、事前に設定した例えば比較的小さな固定値をAPiが観測された場合のRSSIの強度レベル別観測確率とする。次に、APiが観測された場合のRSSIの強度レベル別観測確率を、記憶部12に格納された強度レベル別観測確率の積へ積算し、全APiに対する処理が完了したか否かを判定し、判定結果がNOであると処理は各APiに対する処理へ戻り、判定結果がYESであるとステップS3で計算した欠損確率の積を、強度レベル別観測確率の積と積算し、記憶部12に格納する。次に、計算した積を第2段階観測確率と定義して、候補場所とペアリングして記憶部12に格納する。全候補場所に対する処理が終了すると、処理は図3のステップS6へ進む。
図3において、ステップS6では、CPU11が第2段階観測確率が最大である候補場所を抽出(または、選択)する。ステップS7では、CPU11が図5に示す場所モデル200を参照して、第2段階観測確率が最大である候補場所の閾値を用いて、第2段階観測確率が閾値未満であれば携帯端末1が最終候補場所におらず携帯端末1の場所は不明であり、第2段階観測確率が閾値以上であれば携帯端末1が最終候補場所にあると判定する。ステップS8では、CPU11が携帯端末1のある場所、または、携帯端末1の場所がわからないという判定結果を出力し、位置推定処理は終了する。ステップS8で出力される判定結果は、例えば携帯端末1の位置を利用したサービスを提供するアプリケーションなどへ出力しても良い。
CPU11は、位置推定方法の手順であるステップS1〜S5の処理を実行することで、複数の基地局からの受信信号に基づき推定した携帯端末の候補位置を、ある基地局からの受信信号のデータ欠損に基づき絞り込む絞り込み手段として機能しても良い。また、CPU11は、位置推定方法の手順であるステップS6,S7の処理を実行することで、絞り込んだ候補位置の中から受信信号強度の観測確率に基づき携帯端末の位置を推定する推定手段として機能しても良い。
次に、一実施例における位置推定システムの一例を、図6と共に説明する。図6は、一実施例における位置推定システムの動作の一例を説明する図である。図6に示す位置推定システム20は、携帯端末1と、携帯端末1と無線通信を行えるサーバ21を有する。サーバ21は、携帯端末1からチェックインしたデータ(以下、「チェックインデータ」とも言う)を用いて、場所モデル200を学習(以下、「更新」と言う)する機能を有する。携帯端末1が、サーバ21からダウロードした場所モデル200に基づいて、新たに観測したRSSI特徴ベクトルに基づいて位置推定処理を行う。なお、サーバ21は、プロセッサ及び記憶部を備えた周知の構成を有し、例えば図1に示す携帯端末1と同様のハードウェア構成を有しても良いため、サーバ21のハードウェア構成の図示及び説明は省略する。この例では、サーバ21は、場所データ更新装置の一例として機能する。
図6において、ステップST1では、携帯端末1のプロセッサ(例えば、CPU11)がWiFiスキャンデータから各APのMACアドレスとRSSIを取得してをチェックインデータを取得する。ステップST2では、携帯端末1のプロセッサがチェックインデータをサーバ21へ送信する。
ステップST21では、サーバ21のプロセッサ(図1のCPU11に相当)が携帯端末1からのチェックインデータを受信してサーバ21の記憶部内のチェックインデータファイル300に保存する。チェックインデータをチェックインデータファイル300に保存してから一定期間が経過すると、ステップST22では、サーバ21のプロセッサがチェックインデータファイル300をサーバ21の記憶部(図1の記憶部12に相当)から読み込み、場所モデル200の更新処理を実行する。
場所モデル200の更新処理には、場所モデル200の確率情報部分の更新、場所モデル200の閾値情報部分の更新などを含んでも良い。確率情報部分の更新では、チェックインデータを用いて場所モデル200の確率情報部分である場所モデル(確率情報)を更新する。その後、第2段階観測確率の計算において、場所モデル(確率情報)に基づいて、チェックインデータに対して、場所推定の第2段階の処理を行う。場所推定の第2段階の処理で得られた第2段階観測確率とチェックイン場所の場所名は、第2段階観測確率の閾値、即ち、各チェックイン場所における閾値の計算に用いられ、場所モデル200の閾値情報部分である場所モデル(閾値情報)を更新する。このように、場所モデルの確率情報部分と閾値情報部分が更新された後、場所モデル200の更新が完了する。
ステップST23では、サーバ21のプロセッサが更新された場所モデル200のファイル(以下、「場所モデルファイル」とも言う)200Aを生成し、サーバ21の記憶部に格納する。ステップST24では、サーバ21のプロセッサが場所モデルファイル200Aを読み込み携帯端末1へ送信する。
ステップST3では、携帯端末1のプロセッサがサーバ21からの場所モデルファイル200Aを受信して携帯端末1の記憶部12に格納する。つまり、携帯端末1は、サーバ21側で新しい場所モデルファイル200Aが生成される度に、場所モデルファイル200Aを記憶部12に格納して場所モデルを更新する。ステップST4では、携帯端末1のプロセッサが記憶部12から場所モデルファイル200Aを読み込み、場所モデル200を用いて、チェックインデータRSSI特徴ベクトルに基づいて位置推定処理を行い、携帯端末1の場所の判定結果を出力する。
図7は、位置推定システムのソフトウェア構成の一例を示す図である。図7において、携帯端末1は、制御アプリケーション(以下、単に「アプリ」と言う)31、HTML5+Javascript(登録商標)アプリ32、アプリ実行環境33、部品プラグイン34、部品マネージャ35、場所検知機能の一例である場所検知部品36、学習ファイル37−1を含むファイルシステム37、及びWiFiマネージャ38を有する。場所検知部品36は、WiFiスキャンアプリ41、WiFiデータ収集場所名登録アプリ42、JNI(Java Native Interface)43、メモリデータベース(DB: Data-Base)43−1を含む場所判定ライブラリ44、及び学習ファイル取得クライアント45を有する。部品マネージャ35からは、例えば測位開始、測位停止、データ収集アプリ実行などの指示が発行されて場所検知部品36に入力される。また、場所検知部品36からは、例えば場所変化イベントが発行されて部品マネージャ35に入力される。
一方、サーバ21は、例えばTomcat(登録商標)などのサーブレットエンジン51、ファイルシステム52、及びメモリDB53−1を含む場所学習アプリ53を有する。サーブレットエンジン(Servlet Engine)51はWiFiデータ収集サーバアプリ61を有する。このWiFiデータ収集サーバアプリ61は、WiFi情報保存サーブレット62、データ取得サーブレット63、及び学習ファイル取得サーブレット64を含む。ファイルシステム52は、WiFi情報71、場所リスト72、及び学習ファイル73を含む。
この例では、携帯端末1を保持しているユーザの場所への入退イベントに応答して携帯端末1のアプリケーションを制御する。携帯端末1の場所検知部品36は、ユーザの場所への入退イベントを検出して、部品マネージャ35及び部品プラグイン34を介してアプリ実行環境33に通知する。アプリ実行環境33は、ユーザがチェックインした場所のみで使用するアプリをサーバ21から携帯端末1にプッシュ(PUSH)してもらったり、ユーザがチェックアウトした際に、アプリを削除したりする機能を有する。
場所モデル作成に必要なWiFiサンプルデータの収集は、以下のように行える。場所検知部品36は、ユーザの場所への入退を検出するために場所モデルが必要である。場所モデルは、その場所で観測されるWiFiのMACアドレスとそのRSSIを含むWiFi情報に基づいて作成される。この例では、場所モデルを作成するためのWiFiサンプルデータの収集をできるだけ簡単にするため、先ず、場所検知システムの運用者が検知の必要な全ての場所でWiFiサンプルデータを事前に収集し、初期場所モデルを作成する。その後、初期場所モデルを各ユーザの携帯端末1にロードして運用を開始する。
ユーザがある場所に入ると場所検知部品36がどの場所に入ったかを判定し、アプリに対して入イベントを発行する。具体的には、WiFiマネージャ38の管理下のWiFiスキャンアプリ41がその場所で観測されるWiFiのMACアドレスとそのRSSIを含むWiFi情報を取得してRSSI特徴ベクトルを作成すると共に、JNI43を介して場所判定ライブラリ44のメモリDB44−1に格納された全域内AP情報リストを参照することで、現在の場所を推定する。JNI43は、Javaで書かれたプログラムと例えばC++言語で書かれた実際のCPU11上で動作するコードとを連携するインタフェースを形成する。全域内AP情報リストは、ファイルシステム37の学習ファイル37−1に含まれる場所モデルから場所判定ライブラリ44のメモリDB44−1に読み込み可能である。
アプリ実行環境33は、入イベントに応じてアプリを制御する。例えば誤った場所を判定した場合、ユーザはWiFiデータ収集場所登録アプリ42を立ち上げて正しい場所を登録する。WiFiデータ収集場所登録アプリ42は例えば候補場所を表示部14に表示してユーザに入力部13から候補場所の選択または新規入力を促す。候補場所の選択または新規入力があると、WiFiスキャンアプリ41のスキャンにより取得された場所のWiFi情報がサーバ21に無線でアップロードされる。ここで、サーバ21にアップロードした場所名に紐付けられたWiFiのMACアドレスとRSSIのペアのデータを「チェックインデータ」と呼ぶ。WiFiデータ収集場所登録アプリ42は、サーバ21から場所リストを取得できる。また、学習ファイル取得クライアント45は、サーバ21から学習ファイルを取得できる。
図7のシステムが多くのユーザに使われると、毎日多くのチェックインデータが1以上の携帯端末1からサーバ21にアップロードされる。サーバ21では、WiFiデータ収集サーバアプリ61のWiFi情報保存サーブレット62がWiFi情報をファイルシステム52にWiFi情報71として保存する。WiFi情報71は、場所学習アプリ53によりメモリDB53−1に読み込み可能である。また、WiFiデータ収集サーバアプリ61のデータ取得サーブレット63が、WiFi情報保存サーブレット62により更新可能であるファイルシステム52の場所リスト72を取得する。場所学習アプリ53は、メモリDB53−1に蓄積されたチェックインデータを学習サンプルとして、登録された全ての場所について夫々の場所モデルを定期的に更新してメモリDB53−1に格納する。場所学習アプリ53のメモリDB53−1に格納された場所モデルから生成された学習ファイルは、ファイルシステム52に学習ファイル73として格納される。この学習ファイル73は、WiFiデータ収集サーバアプリ61の学習ファイル取得サーブレット64により読み込み可能である。
サーバ21における学習段階では、携帯端末1が各場所で集めたチェックインデータから、各APのRSSIの観測頻度、及びそのAPが欠損する頻度をカウントする。カウント完了後、カウントされた頻度をその場所でのチェックインデータ数で除算して正規化し、その場所におけるRSSIの観測確率、及びAPの観測欠損確率として場所モデルに保存する。場所検知の段階では、観測されたWiFi情報と場所モデルに基づき、確率的手法を用いて登録された全ての場所候補について尤もらしさを計算する。このように計算した尤もらしさを「場所尤度(または、場所の尤度)」と定義し、場所尤度が最大で、且つ、ある閾値以上のものをユーザが今いる「場所」として判定する。このように、場所モデルは、各場所での各APの観測及び欠損確率分布、及び各場所での各APのRSSIレベルの観測確率分布を含む、確率分布情報を保持している。
図8は場所モデルの一例を説明する図であり、AP観測及び欠損確率、及びRSSIレベル別観測確率を示す。図8のHTG1中、(a)は場所名L1の場所で収集した22個の学習サンプル(チェックインデータ)の内、AP1の観測を欠損したサンプルが5個、観測したサンプルが17個ある例を示す欠損及び観測ヒストグラムである。この場合、場所名L1の場所におけるAP1の欠損確率は5/22=0.227、観測確率は17/22=0.773である。さらに、HTG1中、(b)に示すRSSIヒストグラムのように、AP1を観測した17個サンプルの内、RSSIレベル0からレベル3のサンプル数が夫々4個、6個、5個及び2個である。従って、場所名L1の場所でAP1が観測された場合、RSSIレベル0からレベル3の観測確率が夫々、4/17=0.235、6/17=0.353、5/17=0.294、2/17=0.118である。同様に、HTG1中、(c)に示す欠損及び観測ヒストグラムのように、場所名L1の場所におけるAP2の欠損確率は2/22=0.091、観測確率は20/22=0.909である。また、HTG1中、(d)に示すRSSIヒストグラムのように、場所名L1の場所でAP2が観測された場合、RSSIレベル1からレベル5の観測確率は夫々、2/20=0.100、5/20=0.250、2/20=0.100、8/20=0.400、3/20=0.150である。
図8のHTG2中、(a)は場所名L2の場所で収集した20個の学習サンプル(チェックインデータ)の内、AP1の観測を欠損したサンプルが2個、観測したサンプルが18個ある例を示す。この場合、場所名L1の場所におけるAP1の欠損確率は2/20=0.100、観測確率は18/20=0.900である。さらに、HTG2中、(b)に示すように、AP1を観測した18個サンプルの内、RSSIレベル1からレベル5のサンプル数が夫々1個、2個、3個、5個及び7個である。同様に、HTG2中、(c)に示すように、場所名L2の場所におけるAP2の欠損確率は5/20=0.250、観測確率は15/20=0.750である。また、HTG2中、(d)に示すように、場所名L2の場所でAP2が観測された場合、RSSIレベル0からレベル5の観測確率は夫々、4/15=0.267、2/15=0.133、3/15=0.200、3/15=0.200、2/15=0.133、1/15=0.067である。
図8のHTG1,HTG1'において、(a),(c)の縦軸はデータの観測欠損頻度及び観測頻度、横軸はAP1, AP2の観測欠損状態または観測状態を示し(b),(d)の縦軸は観測頻度、横軸はAPI. AP2のRSSIレベルを示す。
候補場所の尤度は、(観測RSSIレベルの確率)×(欠損APの確率)から計算できる。例えばAP1をスキャンしたRSSIがレベル1の場合、場所名L1の場所の尤度は(AP1のRSSIレベルが1である確率(6/17))×(AP2の欠損確率(2/22))=0.032となる。また、例えばAP1をスキャンしたRSSIレベルが1であり、且つ、AP2をスキャンしたRSSIレベルが4の場合、場所名L1の場所の尤度は(AP1のRSSIが1である確率(6/17))×(AP2のRSSIが4である確率(8/20))=0.141となる。
位置推定精度を向上するためには、場所モデルは、多くの学習サンプルから学習することが望ましい。しかし、多くの学習サンプルを採集するためには、場所検知システムの運用者が全ての対象場所に移動してRSSIサンプルを収集しなければならず、場所数が多くなると、RSSIサンプルを収集する運用者への負荷が大きくなる。そこで、運用者が一定の場所数から収集したRSSIサンプルに基づいて初期場所モデルを作成しておき、場所モデルの更新時または場所検知の運用中に、携帯端末からのサンプルに基づいて初期場所モデルを更新することで、位置推定精度の向上を図ることが考えられる。しかし、上記の考えられる方法では、初期場所モデルの更新に用いられる、携帯端末からのサンプルは、携帯端末のユーザの入力に基づくものであるため、サンプルの信頼性は未知である。例えば、ユーザが誤った場所名などのデータを携帯端末に入力してしまうと、初期場所モデルが誤ったデータに基づいて更新されてしまう。また、場所モデルを誤ったデータに基づいて更新してしまうと、位置推定精度が低下してしまう。
そこで、一実施例では、誤ったチェックインデータの影響を少なくして、最新チェックインデータのみで、これまでに学習した場所モデルを自動的に更新する。具体的に、先ず最新チェックインデータを用いてヒストグラム生成処理で最新ヒストグラムを生成する。次に、ヒストグラム更新処理で、最新ヒストグラムと前回ヒストグラムを重み付きで結合して、今回ヒストグラムを生成する。今回ヒストグラムは、次回のヒストグラム更新時に前回ヒストグラムとなる。以下に説明するように、ヒストグラム更新処理では、誤ったチェックインデータの影響を2段階で軽減する。
図9は、一実施例における場所モデル更新装置の一例を示すブロック図である。図9に示す場所モデル更新装置80は、確からしさ計算部81、最新ヒストグラム作成部82、場所検知部83、更新重み計算部84、及びヒストグラム更新部85を有する。確からしさ計算部81及び最新ヒストグラム作成部82は、後述する第1段階の処理を実行し、場所検知部83、更新重み計算部84、及びヒストグラム更新部85は、後述する第2段階の処理を実行する。なお、場所モデル更新装置80の機能は、例えばサーバ21のプロセッサにより実行可能であり、例えば図6のステップST22,ST23の処理に相当する処理を実行する。
第1段階では、以下のように最新ヒストグラムを生成する。確からしさ計算部81は、各最新チェックインデータについて、サーバ21の記憶部に格納された前回ヒストグラムに基づいて、ユーザが付けた場所名の場所で観測されるデータとしての確からしさを計算し、計算された確からしさをヒストグラムへの投票数とする。また、最新ヒストグラム作成部82は、各最新チェックインデータについて計算された確からしさ、即ち、ヒストグラムへの投票数に基づき、最新ヒストグラムを生成する。ここで、最新チェックインデータとは、前回のヒストグラム更新から今回のヒストグラム更新の間に、サーバ21にアップロードされたチェックインデータを言う。
Figure 2015068695
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第2段階では、以下のようにヒストグラムを更新する。場所検知部83は、各最新チェックインデータに含まれるRSSIデータに基づき、前回のヒストグラムを用いて場所検知を行い、検知した場所名と各最新チェックインデータに含まれるユーザが付けた場所名が一致するか否かに応じて、チェックインデータが正しいか否かを判断する。更新重み計算部84は、各最新チェックインデータ中、正しいチェックインデータの割合を求め、この今回求めた正しいチェックインデータの割合と前回求めた正しいチェックインデータの割合を、夫々最新ヒストグラムへの重みと前回ヒストグラムへの重みとして計算する。ヒストグラム更新部85は、例えば最新ヒストグラムの重み付き平均と前回ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前回ヒストグラムを更新し、今回ヒストグラムとしてサーバ21の記憶部に格納することで、サーバ21の記憶部に格納された場所モデルを更新する。
Figure 2015068695
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図10は、図9に示す場所モデル更新装置80の処理の一例を説明するフローチャートである。この例では、図10の処理が例えばサーバ21のプロセッサがサーバ21の記憶に格納されたプログラムを実行することにより実行される。図10において、ステップS11〜S17の処理は上記第1段階の処理に相当し、ステップS18〜S26の処理は上記第2段階の処理に相当する。
図10において、ステップS11では、プロセッサが新しいチェックインデータの数が十分であるか否かを判定し、判定結果がYESになると処理はステップS12へ進む。つまり、サーバ21側にアップロードした新しいチェックインデータの数は一定値より大きいかをチェックし、一定数以下であれば一定数になるまで待つ。ステップS12では、プロセッサが初期ヒストグラムがサーバ21の記憶部に格納されているか否かを判定し、判定結果がNOであると処理はステップS13へ進む。ステップS13では、プロセッサが上記の如き手順で初期ヒストグラムを作成する。
一方、ステップS12の判定結果がYESであると、ステップS14では、プロセッサがサーバ21の記憶部に格納された最新ヒストグラムをクリアして最新ヒストグラムを格納する領域を用意し、ステップS15では、プロセッサがチェックインデータを1つ抽出する。ステップS16では、プロセッサが前回のヒストグラム(1回目の更新の場合、初期ヒストグラム)を用いて、抽出したチェックインデータに含まれるRSSIデータが、確かにチェックインデータに含まれる場所名の場所でアップロードされたものである確からしさを計算し、ステップS17では、プロセッサが計算されたチェックインデータの確からしさを当該チェックインデータの投票数として最新ヒストグラムへ投票する。ステップS18では、プロセッサが未投票チェックインデータがあるか否かを判定し、判定結果がYESであると処理はステップS15へ戻る。
ステップS18の判定結果がNOであると、ステップS19では、プロセッサがチェックインデータを1つ抽出する。ステップS20では、プロセッサがチェックインデータに含まれるRSSIデータに基づき、これまでのヒストグラムを用いて場所検知を行う。ステップS21では、プロセッサが場所の検知結果がチェックインデータに付けた場所名と一致するか否かを判定し、判定結果がYESであると処理はステップS22へ進み、判定結果がNOであると処理はステップS23へ進む。ステップS22では、プロセッサがチェックインデータの正解数(または、正解割合)をカウントするカウンタを1だけインクリメントし、処理はステップS23へ進む。
ステップS23では、プロセッサが場所が未検知であるチェックインデータがあるか否かを判定し、判定結果がYESであると処理はステップS19へ戻る。ステップS23の判定結果がNOであると、ステップS24では、プロセッサが新旧ヒストグラム、即ち、最新ヒストグラムと前回ヒストグラムへの重みを、前回ヒストグラムを更新時に求めたチェックインデータの正解数(または、正解割合)及びステップS22でカウントした正解数(または、正解割合)に基づいて、新旧ヒストグラムへの重みを計算する。ステップS25では、プロセッサが新旧ヒストグラムの重み付き平均、即ち、最新ヒストグラムの重み付き平均と前回ヒストグラムの重み付き平均を計算し、ステップS26ではプロセッサが新旧ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前回ヒストグラムを更新し、今回ヒストグラムとしてサーバ21の記憶部に格納することで、場所モデルを更新し、処理は終了する。
このように、本実施例では、前回ヒストグラムに基づいて、各チェックインデータの確からしさを求め、その確からしさに応じて、各チェックインデータの持つ投票数を決定し、各チェックインデータが投票することによって、最新ヒストグラムを作成する。また、前回ヒストグラムを用いた場所検知の結果に基づいて、各最新チェックインデータ中、正しいチェックインデータの割合を求め、この割合と前回の割合を、夫々に最新ヒストグラムと前回ヒストグラムへの重みとして、ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前回ヒストグラムを更新する。
誤ったチェックインデータは、投票数が少ないため、最新ヒストグラム作成への影響を軽減できる。また、前回ヒストグラムと最新ヒストグラムへの重みが、正しいチェックインデータの割合に基づいて計算されるため、正しいチェックインデータの割合の多い方が重視され、誤ったチェックインデータの影響を軽減できる。さらに、上記の如く作成されるヒストグラムは、例えば日常生活の中、屋内の家具の移動などで生じたRSSIレベルの緩やかな変化に追従することができる。
次に、場所モデル更新装置80が実行する処理の具体例について図11以降と共に説明する。
図11は、1回目のヒストグラム更新の例を説明する図である。図11は、初回ヒストグラムが既に作成されており、初回ヒストグラム作成後の1回目のヒストグラム更新までの間に3つのチェックインデータがある場合の、1回目のヒストグラム更新の例を示す。1回のヒストグラムの更新が行われる更新時間は、例えば24時間である。図11中、図8と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図11において、初回ヒストグラム作成時には、管理者による初期チェックインデータに基づいて、HTG1で示す場所名L1の場所での初期ヒストグラムが既に作成されているので、ユーザによるチェックインデータに基づいて1回目ヒストグラム更新が行われる。この例では、3つのユーザチェックインデータC1〜C3がサーバ21にアップロードされる。各ユーザチェックインデータC1〜C3は、RSSIデータと、ユーザが付けた場所名を含む。図11に示す例では、例えばチェックインデータC1のRSSIデータは、AP1のRSSIであるRSSI(AP1)がレベル3であり、AP2のRSSIが欠損である。また、チェックインデータC2のRSSIデータは、AP1が欠損であり、AP2のRSSIであるRSSI(AP2)がレベル2である。チェックインデータC3のRSSIデータは、RSSI(AP1)がレベル0であり、RSSI(AP2)がレベル4である。この例では、各チェックインデータC1〜C3のユーザが付けた場所名はL1である。
第1段階においてチェックインデータの確からしさを計算する場合、過去(この例では初回)のヒストグラムを参照して、チェックインデータ中の欠損したAPの確率と観測したAPのRSSIの確率を掛け合わせた積から確からしさを求める。この結果、チェックインデータC1のRSSIデータは、RSSI(AP1)=レベル3、AP2=欠損であり、ユーザが付けた場所名=L1であるため、確からしさ=RSSI(AP1)の確率(0.12)×AP2欠損確率(0.09)=0.011である。同様に、チェックインデータC2のRSSIデータは、AP1=欠損、RSSI(AP2)=レベル2であり、ユーザが付けた場所名=L1であるため、確からしさ=0.057である。さらに、チェックインデータC3のRSSIデータはRSSI(AP1)=レベル0、RSSI(AP2)=レベル4であり、ユーザが付けた場所名=L1であるため、確からしさ=0.096である。
第1段階において最新ヒストグラムを生成する場合、各チェックインデータの確からしさを、各チェックインデータの持つ投票数とする。つまり、確からしさの大きいチェックインデータは、投票数を多く持つ。ここで、投票数は0〜1.0の間の数値である。そして、各チェックインデータが最新ヒストグラムへ投票すると、観測したAP1, AP2からのRSSIレベルのビンへ票数を足し合わせる。これにより、場所名L1の場所における最新ヒストグラムは、図12に示すようになる。
図12は、チェックインデータC1のRSSIデータがRSSI(AP1)=レベル3、AP2=欠損であり、確からしさ(投票数)=0.011であり、チェックインデータC2のRSSIデータがAP1=欠損、RSSI(AP2)=レベル2であり、確からしさ(投票数)=0.057であり、チェックインデータC3のRSSIデータがRSSI(AP1)=レベル0、RSSI(AP2)=レベル4であり、確からしさ(投票数)=0.096である場合の場所名L1の場所における最新ヒストグラムの一例を示す図である。図12中、(a)はAP1の欠損及び観測ヒストグラム、(b)はAP1のRSSIヒストグラム、(c)はAP2の欠損及び観測ヒストグラム、(d)はAP2のRSSIヒストグラムを示す。図12において、チェックインデータC1の投票数は右下がりのハッチングで、チェックインデータC2の投票数は左下がりのハッチングで、チェックインデータC3の投票数は縦縞のハッチングで示す。
第1段階において最新ヒストグラムを正規化する場合、例えば欠損及び観測ヒストグラムにおいて欠損と観測のビンの和が1.0になるように正規化すると共に、RSSIヒストグラムにおいて全てのレベル(この例ではレベル0〜5)のビンの和が1.0になるように正規化する。これにより、正規化後の場所名L1の場所における最新ヒストグラムは、図13に示すようになる。図13は、場所名L1の場所における正規化後の最新ヒストグラムの一例を示す図である。図13中、(a)はAP1の欠損及び観測ヒストグラム、(b)はAP1のRSSIヒストグラム、(c)はAP2の欠損及び観測ヒストグラム、(d)はAP2のRSSIヒストグラムを示す。
第2段階においてヒストグラムを更新する場合、前回ヒストグラムと最新ヒストグラムの重み付き平均の計算で使用する重みを求める。上記の如く、チェックインデータは、RSSIデータと、ユーザが付けた場所名を含む。また、場所検知機能により、場所名L1, L2, L3, ...の各場所の前回ヒストグラムに基づいて、RSSIデータから場所検知を行う。場所検知機能により検知した場所の場所名とユーザが付けた場所名が一致する場合、誤りのないチェックインデータとしてカウントし、誤りのないチェックインデータの数の割合(即ち、正しいチェックインデータの割合)を計算する。今回の正しいチェックインデータの割合は、誤りのないチェックインデータの総数をチェックインデータの総数で除算することで求められる。
前回ヒストグラムと最新ヒストグラムの重み付きで平均する時に、正しいチェックインデータの割合の多い方の影響を強くする。これにより、最新ヒストグラムと前回ヒストグラムを重み付きで結合して今回ヒストグラムを生成する際には、以下の式から今回ヒストグラムを生成することができる。
(今回ヒストグラム)={(前回の正しいチェックインデータの割合)×(前回ヒストグラム)+(今回の正しいチェックインデータの割合)×(最新ヒストグラム)}/{(前回の正しいチェックインデータの割合)+(今回の正しいチェックインデータの割合)}
第2段階において、ヒストグラム更新の重み計算は、図14に示す如き各チェックインデータに対する場所検知結果に基づき、正しいチェックインデータの割合を計算することで計算できる。図14は、各チェックインデータC1〜C3に対する場所検知結果の一例を示す図である。図14において、「場所L1」は場所名L1の場所を意味し、「場所L2」は場所名L2の場所を意味する。また、正しいチェックインデータは○印で示し、正しくないチェックインデータは×印で示す。この例では、今回の正しいチェックインデータの割合は、誤りのないチェックインデータの総数をチェックインデータの総数で除算することで、2/3=0.67である。ヒストグラム更新の重みは、初回ヒストグラムを作成するのに用いた初期チェックインデータが全て正しいと仮定して、前回ヒストグラムへの重みを1.0に設定し、最新ヒストグラムへの重みは2/3=0.67に設定する。
従って、第2段階において、場所名L1の場所におけるAP1のヒストグラムは図15に示すように更新され、場所名L1の場所におけるAP2のヒストグラムは図16に示すように更新される。
図15は、AP1のヒストグラムの更新を説明する図である。図15中、図8と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図15に示す例では、前回ヒストグラムへの重みは1.0であり、最新ヒストグラムへの重みは0.67であるため、(0.23×1.0+0.35×0.67)/(1.0+0.67)=0.28から、AP1の今回ヒストグラムにおいて、欠損及び観測ヒストグラム及びRSSIヒストグラムは夫々(a),(b)に示すように更新される。
図16は、AP2のヒストグラムの更新を説明する図である。図16中、図8と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図16に示す例では、前回ヒストグラムへの重みは1.0であり、最新ヒストグラムへの重みは0.67であるため、(0.09×1.0+0.07×0.67)/(1.0+0.67)=0.08から、AP2の今回ヒストグラムにおいて、欠損及び観測ヒストグラム及びRSSIヒストグラムは夫々(a),(b)に示すように更新される。
従って、図11に示す1回目のヒストグラムの更新後、図17に示すように、場所名L1におけるヒストグラムHTG1'は図15及び図16の右側に示す如きヒストグラムとなる。図17は、1回目のヒストグラム更新後の結果を説明する図である。図17中、図11と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図18は、2回目のヒストグラム更新の例を説明する図である。図18は、1回目ヒストグラム更新後、2回目のヒストグラム更新までの間に6つのチェックインデータがある場合の、2回目のヒストグラム更新の例を示す。図18中、図8及び図11と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図18において、2回目ヒストグラム更新時には、ユーザチェックインデータに基づいて、HTG1'で示す場所名L1の場所での1回目ヒストグラムが既に更新されているので、ユーザによるチェックインデータに基づいて2回目ヒストグラム更新が行われる。この例では、6つのユーザチェックインデータC4〜C9がサーバ21にアップロードされる。各ユーザチェックインデータC4〜C9は、RSSIデータと、ユーザが付けた場所名を含む。図18に示す例では、例えばチェックインデータC4のRSSIデータは、AP1のRSSIであるRSSI(AP1)がレベル1であり、AP2のRSSIであるRSSI(AP2)が欠損である。チェックインデータC5のRSSIデータは、AP1のRSSIであるRSSI(AP1)がレベル0であり、AP2のRSSIであるRSSI(AP2)がレベル1である。チェックインデータC6のRSSIデータは、AP1のRSSIであるRSSI(AP1)がレベル1であり、AP2のRSSIであるRSSI(AP2)がレベル5である。チェックインデータC7のRSSIデータは、AP1のRSSIであるRSSI(AP1)がレベル0であり、AP2のRSSIであるRSSI(AP2)がレベル2である。チェックインデータC8のRSSIデータは、AP1のRSSIであるRSSI(AP1)が欠損であり、AP2のRSSIであるRSSI(AP2)がレベル1である。チェックインデータC9のRSSIデータは、AP1のRSSIであるRSSI(AP1)が欠損であり、RSSI(AP2)がレベル3である。この例では、各チェックインデータC4〜C9のユーザが付けた場所名はL1である。
第1段階におけるチェックインデータの確からしさの計算、最新ヒストグラムの生成、及び最新ヒストグラムを正規化は、上記の1回目のヒストグラム更新時と同様に行うことができるので、その図示と説明は省略する。また、第2段階におけるヒストグラムを更新及びヒストグラム更新の重み計算も、上記の1回目のヒストグラム更新時と同様に行うことができる。
第2段階において、ヒストグラム更新の重み計算は、図19に示す如き各チェックインデータに対する場所検知結果に基づき、正しいチェックインデータの割合を計算することで計算できる。図19は、各チェックインデータC4〜C9に対する場所検知結果の一例を示す図である。前回ヒストグラムへの重みは2/3=0.67に設定し、最新ヒストグラムへの重みは5/6=0.83に設定する。
第2段階において、場所名L1の場所におけるAP1のヒストグラムは図20に示すように更新され、場所名L1の場所におけるAP2のヒストグラムは図21に示すように更新される。
図20は、AP1のヒストグラムの更新を説明する図である。図20中、図15と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図20に示す例では、前回ヒストグラムへの重みは0.67であり、最新ヒストグラムへの重みは0.83であるため、(0.28×0.67+0.33×0.83)/(0.67+0.83)=0.31から、AP1の今回ヒストグラムにおいて、欠損及び観測ヒストグラム及びRSSIヒストグラムは夫々(a),(b)に示すように更新される。
図21は、AP2のヒストグラムの更新を説明する図である。図21中、図15と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図21に示す例では、前回ヒストグラムへの重みは0.67であり、最新ヒストグラムへの重みは0.83であるため、(0.08×0.67+0.07×0.83)/(0.67+0.83)=0.07から、AP2の今回ヒストグラムにおいて、欠損及び観測ヒストグラム及びRSSIヒストグラムは夫々(a),(b)に示すように更新される。
従って、図18に示す2回目のヒストグラムの更新後、図22に示すように、場所名L1におけるヒストグラムHTG1"は図20及び図21の右側に示す如きヒストグラムとなる。図22は、2回目のヒストグラム更新後の結果を説明する図である。図22中、図17と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
3回目以降のヒストグラムの更新は、上記2回目のヒストグラム更新と同様に行える。このようにして、サーバ21にアップロードされたユーザチェックインデータに基づいて、場所モデルをサーバ21において更新することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
端末装置からアップロードされたデータに基づいて場所モデルを更新する場所モデル更新装置であって、
前回のヒストグラム更新から今回のヒストグラム更新の間にアップロードされた各最新チェックインデータについて、記憶部に格納された前回ヒストグラムに基づいて、前記端末装置のユーザが付けた場所名の場所で観測されるデータとしての確からしさを計算し、計算された確からしさを前記端末装置のある場所での各基地局からのデータの受信状態を示すヒストグラムへの投票数とする第1の計算部と、
各最新チェックインデータについて計算された前記ヒストグラムへの投票数に基づき、最新ヒストグラムを生成するヒストグラム作成部と、
各最新チェックインデータに含まれる受信信号強度に基づいて前回のヒストグラムを用いて場所検知を行い、検知した場所名と前記各最新チェックインデータに含まれる前記ユーザが付けた場所名が一致するか否かに応じてチェックインデータが正しいか否かを判断する場所検知部と、
各最新チェックインデータ中、正しいチェックインデータの割合を求め、今回求めた正しいチェックインデータの割合と前回求めた正しいチェックインデータの割合を、夫々最新ヒストグラムへの更新重みと前回ヒストグラムへの更新重みとして計算する第2の計算部と、
最新ヒストグラムの重み付き平均と前回ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前回ヒストグラムを更新し、今回ヒストグラムとして前記記憶部に格納することで前記場所モデルを更新するヒストグラム更新部
を備えたことを特徴とする場所モデル更新装置。
(付記2)
前記ヒストグラムは、前記端末装置のある場所での各基地局からのデータの観測欠損頻度及び観測頻度と、各基地局からのデータの観測頻度と各基地局からの信号受信強度を示すことを特徴とする、付記1記載の場所モデル更新装置。
(付記3)
前記ヒストグラム作成部は、一定値以上の数の最新チェックインデータのアップロードされると、初期ヒストグラムが前記記憶部に格納されているか否かを判定し、前記初期ヒストグラムが格納されていないと前記初期ヒストグラムを作成することを特徴とする、付記1または2記載の場所モデル更新装置。
(付記4)
前記場所検知部は、前記検知した場所名と前記各最新チェックインデータに含まれる前記ユーザが付けた場所名が一致すると、チェックインデータの正解数をカウントし、
前記第2の計算部は、前記最新ヒストグラムと前記前回ヒストグラムへの重みを、前記前回ヒストグラムを更新時に求めたチェックインデータの正解数及び前記場所検知部がカウントした正解数に基づいて、前記最新ヒストグラムの重み付き平均と前記前回ヒストグラムの重み付き平均を計算し、
前記ヒストグラム更新部は、前記最新ヒストグラムの重み付き平均と前記前回ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前記前回ヒストグラムを更新し、前記今回ヒストグラムとして前記記憶部に格納することで前記場所モデルを更新することを特徴とする、付記1乃至3のいずれか1項記載の場所モデル更新装置。
(付記5)
複数の基地局と通信可能な端末装置の位置を推定する位置推定方法であって、
前記端末装置が
前記端末装置内に格納された場所モデルに基づいて前記位置を推定し、
サーバからダウンロードされたデータに基づいて前記場所モデルを更新し、
前記サーバが
前記端末装置からアップロードされたデータに基づいて前記サーバ内の記憶部に格納された場所モデルを更新する場所モデル更新処理を行い、
前記場所モデル更新処理は、
前回のヒストグラム更新から今回のヒストグラム更新の間にアップロードされた各最新チェックインデータについて、前記記憶部に格納された前回ヒストグラムに基づいて、前記端末装置のユーザが付けた場所名の場所で観測されるデータとしての確からしさを計算し、計算された確からしさを前記端末装置のある場所での各基地局からのデータの受信状態を示すヒストグラムへの投票数とする第1の計算手順と、
各最新チェックインデータについて計算された前記ヒストグラムへの投票数に基づき、最新ヒストグラムを生成するヒストグラム作成手順と、
各最新チェックインデータに含まれる受信信号強度に基づいて前回のヒストグラムを用いて場所検知を行い、検知した場所名と前記各最新チェックインデータに含まれる前記ユーザが付けた場所名が一致するか否かに応じてチェックインデータが正しいか否かを判断する場所検知手順と、
各最新チェックインデータ中、正しいチェックインデータの割合を求め、今回求めた正しいチェックインデータの割合と前回求めた正しいチェックインデータの割合を、夫々最新ヒストグラムへの更新重みと前回ヒストグラムへの更新重みとして計算する第2の計算手順と、
最新ヒストグラムの重み付き平均と前回ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前回ヒストグラムを更新し、今回ヒストグラムとして前記記憶部に格納することで前記場所モデルを更新するヒストグラム更新手順
を含むことを特徴とする位置推定方法。
(付記6)
前記ヒストグラムは、前記端末装置のある場所での各基地局からのデータの観測欠損頻度及び観測頻度と、各基地局からのデータの観測頻度と各基地局からの信号受信強度を示すことを特徴とする、付記5記載の位置推定方法。
(付記7)
前記ヒストグラム作成手順は、一定値以上の数の最新チェックインデータのアップロードされると、初期ヒストグラムが前記記憶部に格納されているか否かを判定し、前記初期ヒストグラムが格納されていないと前記初期ヒストグラムを作成することを特徴とする、付記5または6記載の位置推定方法。
(付記8)
前記場所検知手順は、前記検知した場所名と前記各最新チェックインデータに含まれる前記ユーザが付けた場所名が一致すると、チェックインデータの正解数をカウントし、
前記第2の計算手順は、前記最新ヒストグラムと前記前回ヒストグラムへの重みを、前記前回ヒストグラムを更新時に求めたチェックインデータの正解数及び前記場所検知部がカウントした正解数に基づいて、前記最新ヒストグラムの重み付き平均と前記前回ヒストグラムの重み付き平均を計算し、
前記ヒストグラム更新手順は、前記最新ヒストグラムの重み付き平均と前記前回ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前記前回ヒストグラムを更新し、前記今回ヒストグラムとして前記記憶部に格納することで前記場所モデルを更新することを特徴とする、付記5乃至7のいずれか1項記載の位置推定方法。
(付記9)
端末装置からアップロードされたデータに基づいて場所モデルを更新する場所モデル更新処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前回のヒストグラム更新から今回のヒストグラム更新の間にアップロードされた各最新チェックインデータについて、記憶部に格納された前回ヒストグラムに基づいて、前記端末装置のユーザが付けた場所名の場所で観測されるデータとしての確からしさを計算し、計算された確からしさを前記端末装置のある場所での各基地局からのデータの受信状態を示すヒストグラムへの投票数とする第1の計算手順と、
各最新チェックインデータについて計算された前記ヒストグラムへの投票数に基づき、最新ヒストグラムを生成するヒストグラム作成手順と、
各最新チェックインデータに含まれる受信信号強度に基づいて前回のヒストグラムを用いて場所検知を行い、検知した場所名と前記各最新チェックインデータに含まれる前記ユーザが付けた場所名が一致するか否かに応じてチェックインデータが正しいか否かを判断する場所検知手順と、
各最新チェックインデータ中、正しいチェックインデータの割合を求め、今回求めた正しいチェックインデータの割合と前回求めた正しいチェックインデータの割合を、夫々最新ヒストグラムへの更新重みと前回ヒストグラムへの更新重みとして計算する第2の計算手順と、
最新ヒストグラムの重み付き平均と前回ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前回ヒストグラムを更新し、今回ヒストグラムとして前記記憶部に格納することで前記場所モデルを更新するヒストグラム更新手順
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
(付記10)
前記ヒストグラムは、前記端末装置のある場所での各基地局からのデータの観測欠損頻度及び観測頻度と、各基地局からのデータの観測頻度と各基地局からの信号受信強度を示すことを特徴とする、付記9記載のプログラム。
(付記11)
前記ヒストグラム作成手順は、一定値以上の数の最新チェックインデータのアップロードされると、初期ヒストグラムが前記記憶部に格納されているか否かを判定し、前記初期ヒストグラムが格納されていないと前記初期ヒストグラムを作成することを特徴とする、付記9または10記載のプログラム。
(付記12)
前記場所検知手順は、前記検知した場所名と前記各最新チェックインデータに含まれる前記ユーザが付けた場所名が一致すると、チェックインデータの正解数をカウントし、
前記第2の計算手順は、前記最新ヒストグラムと前記前回ヒストグラムへの重みを、前記前回ヒストグラムを更新時に求めたチェックインデータの正解数及び前記場所検知部がカウントした正解数に基づいて、前記最新ヒストグラムの重み付き平均と前記前回ヒストグラムの重み付き平均を計算し、
前記ヒストグラム更新手順は、前記最新ヒストグラムの重み付き平均と前記前回ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前記前回ヒストグラムを更新し、前記今回ヒストグラムとして前記記憶部に格納することで前記場所モデルを更新することを特徴とする、付記9乃至11のいずれか1項記載のプログラム。
以上、開示の場所モデル更新装置、位置推定方法及びプログラムを実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
1 携帯端末
11 CPU
12 記憶部
13 入力部
14 表示部
15 通信部
21 サーバ
51 サーブレットエンジン
52 ファイルシステム
53 場所学習アプリ
80 場所モデル更新装置
81 確からしさ計算部
82 最新ヒストグラム作成部
83 場所検知部
84 更新重み計算部
85 ヒストグラム更新部

Claims (6)

  1. 端末装置からアップロードされたデータに基づいて場所モデルを更新する場所モデル更新装置であって、
    前回のヒストグラム更新から今回のヒストグラム更新の間にアップロードされた各最新チェックインデータについて、記憶部に格納された前回ヒストグラムに基づいて、前記端末装置のユーザが付けた場所名の場所で観測されるデータとしての確からしさを計算し、計算された確からしさを前記端末装置のある場所での各基地局からのデータの受信状態を示すヒストグラムへの投票数とする第1の計算部と、
    各最新チェックインデータについて計算された前記ヒストグラムへの投票数に基づき、最新ヒストグラムを生成するヒストグラム作成部と、
    各最新チェックインデータに含まれる受信信号強度に基づいて前回のヒストグラムを用いて場所検知を行い、検知した場所名と前記各最新チェックインデータに含まれる前記ユーザが付けた場所名が一致するか否かに応じてチェックインデータが正しいか否かを判断する場所検知部と、
    各最新チェックインデータ中、正しいチェックインデータの割合を求め、今回求めた正しいチェックインデータの割合と前回求めた正しいチェックインデータの割合を、夫々最新ヒストグラムへの更新重みと前回ヒストグラムへの更新重みとして計算する第2の計算部と、
    最新ヒストグラムの重み付き平均と前回ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前回ヒストグラムを更新し、今回ヒストグラムとして前記記憶部に格納することで前記場所モデルを更新するヒストグラム更新部
    を備えたことを特徴とする場所モデル更新装置。
  2. 前記ヒストグラムは、前記端末装置のある場所での各基地局からのデータの観測欠損頻度及び観測頻度と、各基地局からのデータの観測頻度と各基地局からの信号受信強度を示すことを特徴とする、請求項1記載の場所モデル更新装置。
  3. 前記ヒストグラム作成部は、一定値以上の数の最新チェックインデータのアップロードされると、初期ヒストグラムが前記記憶部に格納されているか否かを判定し、前記初期ヒストグラムが格納されていないと前記初期ヒストグラムを作成することを特徴とする、請求項1または2記載の場所モデル更新装置。
  4. 前記場所検知部は、前記検知した場所名と前記各最新チェックインデータに含まれる前記ユーザが付けた場所名が一致すると、チェックインデータの正解数をカウントし、
    前記第2の計算部は、前記最新ヒストグラムと前記前回ヒストグラムへの重みを、前記前回ヒストグラムを更新時に求めたチェックインデータの正解数及び前記場所検知部がカウントした正解数に基づいて、前記最新ヒストグラムの重み付き平均と前記前回ヒストグラムの重み付き平均を計算し、
    前記ヒストグラム更新部は、前記最新ヒストグラムの重み付き平均と前記前回ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前記前回ヒストグラムを更新し、前記今回ヒストグラムとして前記記憶部に格納することで前記場所モデルを更新することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項記載の場所モデル更新装置。
  5. 複数の基地局と通信可能な端末装置の位置を推定する位置推定方法であって、
    前記端末装置が
    前記端末装置内に格納された場所モデルに基づいて前記位置を推定し、
    サーバからダウンロードされたデータに基づいて前記場所モデルを更新し、
    前記サーバが
    前記端末装置からアップロードされたデータに基づいて前記サーバ内の記憶部に格納された場所モデルを更新する場所モデル更新処理を行い、
    前記場所モデル更新処理は、
    前回のヒストグラム更新から今回のヒストグラム更新の間にアップロードされた各最新チェックインデータについて、前記記憶部に格納された前回ヒストグラムに基づいて、前記端末装置のユーザが付けた場所名の場所で観測されるデータとしての確からしさを計算し、計算された確からしさを前記端末装置のある場所での各基地局からのデータの受信状態を示すヒストグラムへの投票数とする第1の計算手順と、
    各最新チェックインデータについて計算された前記ヒストグラムへの投票数に基づき、最新ヒストグラムを生成するヒストグラム作成手順と、
    各最新チェックインデータに含まれる受信信号強度に基づいて前回のヒストグラムを用いて場所検知を行い、検知した場所名と前記各最新チェックインデータに含まれる前記ユーザが付けた場所名が一致するか否かに応じてチェックインデータが正しいか否かを判断する場所検知手順と、
    各最新チェックインデータ中、正しいチェックインデータの割合を求め、今回求めた正しいチェックインデータの割合と前回求めた正しいチェックインデータの割合を、夫々最新ヒストグラムへの更新重みと前回ヒストグラムへの更新重みとして計算する第2の計算手順と、
    最新ヒストグラムの重み付き平均と前回ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前回ヒストグラムを更新し、今回ヒストグラムとして前記記憶部に格納することで前記場所モデルを更新するヒストグラム更新手順
    を含むことを特徴とする位置推定方法。
  6. 端末装置からアップロードされたデータに基づいて場所モデルを更新する場所モデル更新処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前回のヒストグラム更新から今回のヒストグラム更新の間にアップロードされた各最新チェックインデータについて、記憶部に格納された前回ヒストグラムに基づいて、前記端末装置のユーザが付けた場所名の場所で観測されるデータとしての確からしさを計算し、計算された確からしさを前記端末装置のある場所での各基地局からのデータの受信状態を示すヒストグラムへの投票数とする第1の計算手順と、
    各最新チェックインデータについて計算された前記ヒストグラムへの投票数に基づき、最新ヒストグラムを生成するヒストグラム作成手順と、
    各最新チェックインデータに含まれる受信信号強度に基づいて前回のヒストグラムを用いて場所検知を行い、検知した場所名と前記各最新チェックインデータに含まれる前記ユーザが付けた場所名が一致するか否かに応じてチェックインデータが正しいか否かを判断する場所検知手順と、
    各最新チェックインデータ中、正しいチェックインデータの割合を求め、今回求めた正しいチェックインデータの割合と前回求めた正しいチェックインデータの割合を、夫々最新ヒストグラムへの更新重みと前回ヒストグラムへの更新重みとして計算する第2の計算手順と、
    最新ヒストグラムの重み付き平均と前回ヒストグラムの重み付き平均に基づいて前回ヒストグラムを更新し、今回ヒストグラムとして前記記憶部に格納することで前記場所モデルを更新するヒストグラム更新手順
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
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