JP2015068691A - 路面検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】道路の車線中央部のみならず、轍の跡等の車線中央から外れた位置での路面測定を支障なく実行可能な路面検査装置を提供する。【解決手段】車両の床部に設けられた測定孔と、測定孔を貫通して路面に衝撃荷重を与える衝撃荷重付与機構40と、衝撃荷重を測定するロードセル50と、衝撃荷重による路面のたわみを検出するたわみ測定センサ51と、衝撃荷重付与機構40を床部の幅方向に移動させる幅方向駆動機構とを備える。幅方向駆動機構により車両床部における衝撃荷重付与機構40の幅方向位置を変更できる。【選択図】図1

Description

本発明は、道路の舗装路面などの健全度や耐久性の評価を行うための路面検査装置に関する。
アスファルトやコンクリートの舗装路面は、ひび割れが進んで次第に劣化する。このようなひび割れによる劣化の進行状況を調べ、構造の健全性を評価するため、路面に衝撃荷重を与えた時の路面のたわみを測定することが行われている。
路面たわみ測定試験方法(装置)として一般的に普及しているのがFWD(Falling Weight Deflectometer)法である。図8にFWDの基本原理を示す。同方法では、載荷板1を路面に接地し重錘2をある高さから載荷板1上に落下させて衝撃荷重を発生させる。この時の発生する力の最大値のFmax は次式で表される。
Fmax =(2・M・g・H・R)1/2
M:重錘の質量(kg)
R:載荷板上のバネ5のバネ定数(N/m)
H:落下高さ(m)
g:重力加速度(m/s2
この路面に与えられた衝撃荷重を受けて、路面が瞬間的にたわむ。このときの衝撃荷重をロードセル3で測定すると同時に、たわみを複数(7から10個程度)のたわみ測定センサ4で測定する。このたわみ測定センサ4としては、例えばリニアゲージセンサを使用できる。この場合、リニアゲージセンサのスピンドル先端の測定子を直接路面に接触させておき、衝撃荷重により路面がたわむと、スピンドルも上下に動き、その動いた量に応じた量子化されたパルスが出力される。このパルス量をカウントすることによりたわみ量が検出できる。
ところで、従来の路面検査装置は車両の幅方向中央に固定的に配置されているため、道路の車線の中央部分を測定する場合には問題ないが、車輪の轍の跡を測定する場合には、車両の幅方向中央にある路面検査装置を轍跡に対向させるために車両を2車線にまたがって配置することが必要になることがある。このため交通の妨げとなる事態が発生する。
FWD法を用いた路面検査装置の公知文献としては下記特許文献1がある。
特開2000−292330号公報 この特許文献1も車輪の轍の跡を測定する場合には、車両の幅方向中央にある路面検査装置を轍跡に対向させるために車両を2車線にまたがって配置、もしくは移動する必要がでてくるものと認められる。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、道路の車線中央部のみならず、轍の跡等の車線中央から外れた位置での路面測定を支障なく(交通障害を発生させずに)実行可能な路面検査装置を提供することにある。
本発明のある態様は路面検査装置である。この路面検査装置は、車両の床部に設けられた測定孔と、前記測定孔を貫通して路面に衝撃荷重を与える衝撃荷重付与機構と、前記衝撃荷重を測定するロードセルと、前記衝撃荷重による路面のたわみを検出するたわみ測定センサと、前記衝撃荷重付与機構を前記床部の幅方向に移動させる幅方向駆動機構とを備えることを特徴とする。
前記態様において、前記衝撃荷重付与機構は、前記幅方向駆動機構によって前記床部の幅方向に駆動されるベースと、前記ベースに対して昇降用シリンダで昇降自在な衝撃受け部材と、前記衝撃受け部材に対して電磁石昇降シリンダで昇降駆動される電磁石と、前記衝撃受け部材と前記電磁石間に配置され、前記電磁石で吸着可能な重錘と、前記衝撃受け部材に下方に向けて取り付けられるガイド体と、前記衝撃受け部材の下方に前記ロードセルを介して連結され、かつ前記ガイド体で案内される衝撃印加部材と、前記衝撃印加部材の下部に設けられていて路面に当接する載荷板とを有し、前記重錘の落下による衝撃荷重を前記衝撃受け部材、前記衝撃印加部材及び前記載荷板を介して路面に与える構成であるとよい。
前記態様において、前記衝撃印加部材の下端にジョイントを介して前記載荷板が連結されているとよい。
前記態様において、前記載荷板の路面に対向する面は弾性を有するとよい。
前記態様において、前記載荷板に前記たわみ測定センサが設けられているとよい。
前記態様において、前記ベースは前記床部に固定されたレール上を摺動自在であり、前記幅方向駆動機構は前記ベースを幅方向に駆動するスライド用シリンダを有するとよい。
前記態様において、前記測定孔は、その長手方向が幅方向となるように形成され、前記測定孔の開口部分を塞ぐシャッタが前記床部に移動自在に設けられているとよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、衝撃荷重付与機構を車両の床部の幅方向に移動させることが可能で、道路の車線中央部のみならず、轍の跡等の車線中央から外れた位置での路面測定を交通障害等を引き起こすことなく円滑に行うことができる。
本発明に係る路面検査装置の実施の形態であって、(A)は路面検査装置の不使用状態(車両走行状態)の正面図、(B)は路面検査装置の使用状態で、ガイド軸を示す正断面図、(C)は路面検査装置の使用状態で、電磁石昇降シリンダを示す正断面図。 同平面図。 路面検査装置の不使用状態(車両走行状態)において支持構造体で衝撃受け部材を支えた状態を示す要部正面図。 衝撃荷重付与機構の下部に設けられる載荷板及びこれに付随する機構であって、(A)は正断面図、(B)は平面図。 載荷板であって、(A)は正断面図、(B)は平面図。 車両の床部への路面検査装置の配置を示す平面図。 車両の床部に設けられた測定孔を閉じるためのシャッタ機構であって、(A)は平面図、(B)は側面図。 路面検査装置の各油圧シリンダを作動させる油圧回路を示す油圧回路図。 FWDの基本原理を示す説明図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1乃至図7において、路面検査装置20は、図5の車両10の床部の後部(後部タイヤ12を取り付ける車軸の後方、換言すればデファレンシャルギヤよりも後側)に配置されており、床部に設けられた測定孔30と、測定孔30を貫通して路面に衝撃荷重を与える衝撃荷重付与機構40と、前記衝撃荷重を測定するロードセル50と、前記衝撃荷重による路面のたわみを検出するたわみ測定センサ51と、衝撃荷重付与機構40を前記床部の幅方向に移動させる幅方向駆動機構70とを備えている。
衝撃荷重付与機構40は、幅方向駆動機構70によって床部の幅方向に駆動されるベース41を有する。幅方向駆動機構70は、車両10の床部上に重ねて固定される取付板71と、取付板71上に車両幅方向に向けて固定されるレール72と、レール72によって幅方向に摺動自在に支持されたベース41を駆動するスライド駆動用油圧シリンダ73とを有する。スライド駆動用油圧シリンダ73の一端(ピストンロッド先端)が取付板71に、他端部(本体)がベース41に連結(固定)されている。測定孔30は車両の床部及びこれに重なった取付板71に形成された抜き穴であって、測定孔30の長手方向が幅方向となる略長方形である。
また、衝撃荷重付与機構40は、ベース41に対して昇降用油圧シリンダ42で昇降自在な衝撃受け部材43と、衝撃受け部材43に対して電磁石昇降油圧シリンダ44で昇降駆動される電磁石保持部材45と、電磁石保持部材45の下面に固定される電磁石46と、衝撃受け部材43と電磁石46間に配置され、電磁石46で吸着可能な磁性体の重錘47(例えば鉄板の積層体)とを有する。重錘47の落下を受ける衝撃受け部材43の上面にはゴム等の弾性体48が固着されている。ベース41に対して2本垂直に設けられた昇降用油圧シリンダ42の本体は、衝撃受け部材43に固定され、昇降用油圧シリンダ42のピストンロッド42a下端がベース41に連結固定されている。これにより衝撃受け部材43はベース41に対して昇降可能である。衝撃受け部材43の上面に対して垂直に複数のガイド軸55が立設固定され、ガイド軸55で電磁石保持部材45が昇降自在にガイドされる。電磁石昇降油圧シリンダ44の本体は電磁石保持部材45に固定され、電磁石昇降油圧シリンダ44のピストンロッド下端が衝撃受け部材43に連結されている。これにより、電磁石保持部材45は衝撃受け部材43に対して昇降可能である。
さらに、衝撃荷重付与機構40は、衝撃受け部材43に下方に向けて取り付け、固定されるガイド筒体49と、衝撃受け部材43の下方にロードセル50を介して連結され、かつガイド筒体49で案内される衝撃印加部材52とを有している。ロードセル50は例えば円盤形状で、外周側が衝撃受け部材43に固定され、内周側が衝撃印加部材52に連結(螺着)されている。衝撃印加部材52は円柱軸又はパイプであり、ガイド筒体49に対して摺動自在である。
衝撃印加部材52の下端には、下面に載荷板81を有する載荷板ユニット80が連結されている。図3(A),(B)及び図4(A),(B)に示すように、載荷板ユニット80は、載荷板81の他に、レベリングフィット82、カバー83、フランジ部品84、上側取付部材87等を有する。
載荷板81は金属板(例えば鉄板)81aの下面にゴム等の弾性板81bを重ね合わせたものであり、金属板81aの上面にカバー83が外周部で固定されている。カバー83は外形が扁平円筒形であって、下面が開口している。カバー83の中央円柱部83aは金属板81aに当接しており、金属板81a及び弾性板81b中心の穴部81cにたわみ測定センサ51が配置される。載荷板81が路面に接している測定時には、たわみ測定センサ51の測定子は路面に接する配置である。
カバー83の上面にはフランジ部品84が固着されている。カバー83の内側にはお椀を伏せた形のレベリングフィット82が、載荷板81を押さえるように例えば90度間隔で4箇所配置され、各レベリングフィット82は球面ジョイント85を介してフランジ部品84に取り付けられている。レベリングフィット82は路面の凹凸を吸収して載荷板81が広範囲で路面に接することを可能にするものである。フランジ部品84の上側中央部は球面ジョイント86を介して上側取付部材87に連結され、上側取付部材87が衝撃印加部材52の下端に連結固定されている。球面ジョイント86は路面の傾斜に対応して載荷板81が傾斜できるようにしている。カバー83と上側取付部材87との間は蛇腹88で覆われている。
図2A及び図2Bに示すように、路面検査装置20の不使用状態(車両走行状態)において、衝撃受け部材43を確実に上昇位置に保持しておくために、支持構造体75がレール72の外側でかつベース41の移動を妨げない位置で取付板71に固定されている。支持構造体75は門型フレーム76の上面にゴム等の弾性体77を緩衝材として固着したもので、路面検査装置20の不使用にはこの上に衝撃受け部材43の延長部43aが載置されるようになっている。つまり、支持構造体75から衝撃受け部材43の延長部43aが離れた位置において、昇降用油圧シリンダ42で延長部43aを弾性体77の上面よりも高く持ち上げた状態としてから、スライド駆動用油圧シリンダ73でベース41を移動して延長部43aを支持構造体75上に移動させる。その後、昇降用油圧シリンダ42を縮動させることで延長部43aが支持構造体75上に載置され、下降しないように保持されることになる。
図6(A),(B)に示すシャッタ機構90は、衝撃印加部材52を案内するガイド筒体49が貫通している位置以外の測定孔30をシャッタ91で塞ぐものであり、ガイド筒体49の貫通部分を挟んで左右両側に配置されている。シャッタ91は平行リンク92で取付板71に連結され、平行リンク92は伸長ばね93でシャッタ91が測定孔30を閉じる方向に付勢されている。取付板71にはシャッタ91の閉鎖位置及び開放位置をそれぞれ規定するストッパ94,95が固定されている。また、シャッタ91上にはガイド筒体49の貫通部分に接してシャッタ91の移動を円滑化するための当接部材96が複数箇所に固定されている。
図7は昇降用油圧シリンダ42、電磁石昇降油圧シリンダ44及びスライド駆動用油圧シリンダ73を作動させるための油圧回路であり、モータMでポンプP1を回転駆動する1個のパワーユニット100で各油圧シリンダ42,44,73を駆動する構成である。パワーユニット100はさらに手動ポンプP2を備える。モータMは例えば単相AC100V入力をインバータ110で3相交流に変換して駆動制御する。
昇降用油圧シリンダ42は単動油圧シリンダであって、電磁弁V1,V2で制御される。パワーユニット100駆動中でかつ電磁弁V1の開状態で昇降用油圧シリンダ42を伸長させ、延長部43aが一体に形成された衝撃受け部材43を上昇させることができる。逆に。電磁弁V2の開状態では昇降用油圧シリンダ42は縮動し、衝撃受け部材43を下降させることができる。図1(A)の衝撃受け部材43の上昇位置では載荷板81は引き上げられた状態であり、車両10は走行することが可能である。この際、図2A及び図2Bで説明したように、支持構造体75から衝撃受け部材43の延長部43aが離れた位置において、昇降用油圧シリンダ42で延長部43aを弾性体77の上面よりも高く持ち上げた状態としてから、延長部43aをスライド駆動用油圧シリンダ73で支持構造体75上に移動させ、その後、昇降用油圧シリンダ42を縮動させることで延長部43aを支持構造体75上に載置、保持する。
一方、衝撃受け部材43の延長部43aを昇降用油圧シリンダ42の伸長動作で支持構造体75から浮かして左右方向に移動させてから、電磁弁V2を開状態とすることで昇降用油圧シリンダ42は縮動し、衝撃受け部材43は図1(B),(C)のように下降位置となり、載荷板81を路面に接触させることが可能、つまり測定可能な状態にできる。
電磁石昇降油圧シリンダ44も単動油圧シリンダであって、電磁弁V3,V4で制御される。パワーユニット100駆動中でかつ電磁弁V3の開状態で電磁石昇降油圧シリンダ44を伸長させ、電磁石保持部材45を図1(B),(C)の仮想線位置にまで上昇させることができる。一方、電磁弁V4の開状態では電磁石昇降油圧シリンダ44は縮動し、電磁石保持部材45は図1(B),(C)の実線に示す下降位置となり、電磁石46が重錘47に接する(又は近接する)。なお、手動ポンプP2と手動開閉弁Vm3,Vm4を用いても電磁弁V3,V4と同様の動作を行わせることができる。何らかの理由でモータMを作動させることができない場合に有効である。図1(B),(C)の実線位置で電磁石46に通電して重錘47を吸着した状態で電磁石保持部材45を電磁石昇降油圧シリンダ44で上昇させることで重錘47を図1(B),(C)の仮想線位置にまで持ち上げることができる。そして、電磁石46の通電をオフにすることで、重錘47を自然落下させることができる。
スライド駆動用油圧シリンダ73は複動油圧シリンダであって、電磁弁V5で制御される。パワーユニット100駆動中でかつ電磁弁V5の第1状態でスライド駆動用油圧シリンダ73を伸長させ、レール72上を動くベース41を右側に寄せることができる。逆にパワーユニット100駆動中でかつ電磁弁V5の第2状態でスライド駆動用油圧シリンダ73を縮動させ、ベース41を左側に寄せることができる。また、スライド駆動用油圧シリンダ73のピストンロッドの伸びを中間点で停止することで、車両10の幅方向中間点でベース41を停止させることができる。
以上の実施の形態の構成において、まず車両10を停車し、スライド駆動用油圧シリンダ73でベース41を摺動させ、測定すべき路面位置に載荷板81を対向させてベース41を停止する。このとき、図1(A)のように載荷板81は引き上げ状態となっているが、衝撃受け部材43の延長部43aを図2Bの支持構造体75から浮かして左右方向の移動を可能とするために、事前に昇降用油圧シリンダ42を一旦伸長させる。
次に、図1(B)のように昇降用油圧シリンダ42を縮動させて衝撃受け部材43を降下させ、所望の路面上に載荷板81を着地させる。その後図1(C)の電磁石昇降油圧シリンダ44を電磁石46の通電状態で伸長させ、同図仮想線のように重錘47を持ち上げる。
その後、電磁石46の通電を停止することで、重錘47を自重で衝撃受け部材43向けて落下させる。重錘47は衝撃受け部材43上の弾性体48にて受け止められるが、このときの衝撃が衝撃受け部材43、ロードセル50、衝撃印加部材52を介して載荷板81を有する載荷板ユニット80に伝達され、載荷板ユニット80内の球面ジョイント86、フランジ部品84、球面ジョイント85、レベリングフィット82を介して載荷板81に伝達され、当接する路面に衝撃荷重が付与される。このときの衝撃荷重をロードセル50で測定すると同時に、当該衝撃荷重による路面のたわみを載荷板81の中央位置のたわみ測定センサ51及び図示しないその他のたわみ測定センサ(所定間隔で配置される)で測定する。測定方法自体は図8のFWDの基本原理と同じである。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 路面検査装置20は、車両10に設けた測定孔30を車両幅方向に細長く形成するとともに、車両10の幅方向に摺動自在なベース41に衝撃荷重付与機構40を搭載した構成とすることで、幅方向駆動機構70のスライド駆動用油圧シリンダ73でベース41を含む衝撃荷重付与機構40を車両床部の左右方向に移動させることが可能である。このため、2車線にまたがって車両10を配置することなく、道路の車線中央部のみならず轍の跡等の車線中央から外れた位置でのFWD法による路面測定が可能となり、路面の測定を交通障害等を引き起こすことなく円滑に行うことができる。
(2) 電磁石昇降シリンダ44で重錘47を吸着した電磁石46を持ち上げ、上昇位置で電磁石46の通電を遮断して重錘47を落下させて衝撃を発生する構成であり、重錘47を解放して落下させる機構が簡単であり、動作の信頼性が高い。
(3) 衝撃荷重付与機構40の下端に位置する載荷板81は、レベリングフィット及び球面ジョイント85,86を介して衝撃印加部材52の下端に連結固定されているから、路面の凹凸や傾斜を吸収して載荷板81が路面に充分広い面積で接触でき、FWD法による路面測定を良好に行うことができる。
(4) シャッタ機構90を車両10の床部上に設けており、衝撃印加部材52が貫通している位置以外の測定孔30をシャッタ91で塞ぐことが可能である。安全性の向上及び塵埃等の車両内への侵入防止を図ることができる。
(5) 路面検査装置20の不使用状態(車両走行状態)では衝撃受け部材43の延長部43aを支持構造体75で下から支えるので、走行時の衝撃受け部材43の下降を確実に阻止することができる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。
1,81 載荷板
2,47 重錘
3,50 ロードセル
4,51 たわみ測定センサ
10 車両
20 路面検査装置
30 測定孔
40 衝撃荷重付与機構
41 ベース
42 昇降用油圧シリンダ
43 衝撃受け部材
44 電磁石昇降油圧シリンダ
46 電磁石
49 ガイド筒体
70 幅方向駆動機構
73 スライド駆動用油圧シリンダ
75 支持構造体
80 載荷板ユニット
82 レベリングフィット
85,86 球面ジョイント
90 シャッタ機構
91 シャッタ

Claims (7)

  1. 車両の床部に設けられた測定孔と、
    前記測定孔を貫通して路面に衝撃荷重を与える衝撃荷重付与機構と、
    前記衝撃荷重を測定するロードセルと、
    前記衝撃荷重による路面のたわみを検出するたわみ測定センサと、
    前記衝撃荷重付与機構を前記床部の幅方向に移動させる幅方向駆動機構とを備えることを特徴とする路面検査装置。
  2. 前記衝撃荷重付与機構は、前記幅方向駆動機構によって前記床部の幅方向に駆動されるベースと、
    前記ベースに対して昇降用シリンダで昇降自在な衝撃受け部材と、
    前記衝撃受け部材に対して電磁石昇降シリンダで昇降駆動される電磁石と、
    前記衝撃受け部材と前記電磁石間に配置され、前記電磁石で吸着可能な重錘と、
    前記衝撃受け部材に下方に向けて取り付けられるガイド体と、
    前記衝撃受け部材の下方に前記ロードセルを介して連結され、かつ前記ガイド体で案内される衝撃印加部材と、
    前記衝撃印加部材の下部に設けられていて路面に当接する載荷板とを有し、
    前記重錘の落下による衝撃荷重を前記衝撃受け部材、前記衝撃印加部材及び前記載荷板を介して路面に与えることを特徴とする請求項1に記載の路面検査装置。
  3. 前記衝撃印加部材の下端にジョイントを介して前記載荷板が連結されていることを特徴とする請求項2に記載の路面検査装置。
  4. 前記載荷板の路面に対向する面は弾性を有することを特徴とする請求項3に記載の路面検査装置。
  5. 前記載荷板に前記たわみ測定センサが設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の路面検査装置。
  6. 前記ベースは前記床部に固定されたレール上を摺動自在であり、前記幅方向駆動機構は前記ベースを幅方向に駆動するスライド用シリンダを有することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の路面検査装置。
  7. 前記測定孔は、その長手方向が幅方向となるように形成され、前記測定孔の開口部分を塞ぐシャッタが前記床部に移動自在に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の路面検査装置。
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