JP2015068662A - 力検出装置及びロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】応力の検出において検出感度を向上させることができる力検出装置及びロボットを提供する。【解決手段】力検出装置は、第1の部材4と、第2の部材5と、複数の感圧素子3と、弾性体6と、を含み、感圧素子3は、第1部材電極31と、第2部材電極32と、感圧部材33と、を含み、感圧部材33は、第2の部材5の厚み方向で見た平面視で、第1部材電極31及び第2部材電極32とオーバーラップする第1の部分14と、第1の部分14を囲む第2の部分9と、を含み、感圧部材33に応力が付与された場合に、感圧部材33の第1の部分14には、第1の応力がかかり、第2の部分9の第1部材電極31及び第2部材電極32とオーバーラップしない部分には、第1の応力よりも大きい第2の応力がかかる。【選択図】図2

Description

本発明は、力検出装置及びロボットに関するものである。
近年、生産効率向上を目的として、工場等の生産施設への産業用ロボット導入が進められている。このような産業ロボットは、1軸又は複数軸方向に対して駆動可能なアームと、アーム先端側に取り付けられる、ハンド、部品検査用器具、又は部品搬送用器具等のエンドエフェクターとを備えており、部品の組み付け作業、部品加工作業等の部品製造作業、部品搬送作業、及び部品検査作業等を実行することができる。
このような産業用ロボットにおいては、例えば、アームとエンドエフェクターとの間に、力検出装置が設けられている。産業用ロボットに用いられる力検出装置としては、例えば、特許文献1に開示されているような力検出装置が用いられる。特許文献1に記載の力検出装置は、基板と、基板上に設けられ、行列状に配置された多数の感圧素子と、感圧素子上に設けられ、半円球状をなす弾性体の部位を有する複数の接触子とを備えている。各接触子は、それぞれ、多数の感圧素子上に設けられている。また、接触子の横断面での面積は、感圧素子の反対側(上側)よりも感圧素子側(下側)の方が大きくなっている。このような構成を有することにより、特許文献1に記載の力検出装置は、加えられた力を検出することができる。
特開2008−164557号公報
しかしながら、特許文献1に記載の力検出装置では、接触子の横断面での面積が、感圧素子の反対側よりも感圧素子側の方が大きくなっているので、加えられる力を感圧素子に集中させることができず、感度が悪いという欠点がある。
本発明の目的は、力の検出において検出感度を向上させることができる力検出装置及びその力検出装置を用いたロボットを提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る力検出装置は、板状をなした第1の部材と、前記第1の部材と対向配置され、板状をなした第2の部材と、前記第1の部材と前記第2の部材との間に設けられた複数の感圧素子と、前記第1の部材の前記感圧素子が設けられた面とは反対側の面に設けられた弾性体と、を含み、前記感圧素子は、前記第1の部材上に設けられた第1部材電極と、前記第2の部材上に設けられた第2部材電極と、前記第1部材電極と前記第2部材電極との間に設けられ、弾性を有する母材及び前記母材中に分散され、導電性を有する複数のフィラーを有する感圧部材と、を含み、前記感圧部材は、前記第2の部材の厚み方向で見た平面視で、前記第1部材電極及び前記第2部材電極とオーバーラップする第1の部分と、前記第1の部分を囲む第2の部分と、を含み、前記感圧部材に応力が付与された場合に、前記感圧部材の前記第1の部分には、第1の応力がかかり、前記第2の部分の前記第1部材電極及び前記第2部材電極とオーバーラップしない部分には、前記第1の応力よりも大きい第2の応力がかかることを特徴とする。
本適用例によれば、応力が付与された場合に、感圧部材の第1の部分には、第1の応力がかかり、第2の部分の第1部材電極及び第2部材電極とオーバーラップしない部分には、第1の応力よりも大きい第2の応力がかかることで、押圧時の変形を第2の部分に逃がすことにより、部材上において部材電極以外の部分に感圧部材が接触しないことで、検出感度の低下を防ぎ、より高感度の力検出装置を得ることが可能となる。また、感圧部材の変形による力の分散(荷重分散)の影響を小さくし、正確に力を検出できる。
[適用例2]上記適用例に記載の力検出装置において、前記感圧部材の前記第2の部分は、空孔を有する多孔質の部材で構成され、前記感圧部材の前記第2の部分の空孔密度は、前記第1の部分の空孔密度より小さいことを特徴とする。
本適用例によれば、感圧部材の第2の部分は、空孔を有する多孔質部材で構成される。感圧部材の第2の部分の空孔密度は、第1の部分の空孔密度より小さいことにより、感圧部材の変形による力の分散の影響を小さくし、正確に力を検出することができる。
[適用例3]上記適用例に記載の力検出装置において、前記感圧部材の前記第2の部分の厚さは、前記第1の部分の厚さよりも薄いことを特徴とする。
本適用例によれば、感圧部材の第2の部分の厚さは、第1の部分の厚さよりも薄いことにより、感圧部材の変形による力の分散の影響を受けずに、力を検出することができる。
[適用例4]上記適用例に記載の力検出装置において、前記第2の部材の前記平面視で、前記感圧部材の前記第2の部分は、面方向に断続的に設けられた孔を有していることを特徴とする。
本適用例によれば、感圧部材の第2の部分は、面方向に断続的に設けられた孔を有していることにより、感圧部材の変形による力の分散の影響を受けずに、力を検出することができる。
[適用例5]上記適用例に記載の力検出装置において、前記孔は、前記感圧部材の表面から裏面まで貫通した貫通孔を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、孔は、感圧部材の表面から裏面まで貫通した貫通孔を含むことにより、感圧部材の変形による力の分散の影響を受けずに、力を検出することができる。
[適用例6]上記適用例に記載の力検出装置において、前記第2の部材の前記平面視で、前記第2の部材上に基準点を設定した場合、前記基準点の回りに配置された前記弾性体を3つ以上有しており、前記第2の部材の前記平面視で、前記3つ以上の弾性体のそれぞれにおいて、前記第1の部材と前記第2の部材との間に設けられた2つの前記感圧素子は、前記基準点及び前記弾性体の中心を通る直線を想定したとき、前記直線を挟んで前記直線の両側に配置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、少ない数の感圧素子を用いて、互いに直交する3軸の回りのモーメント、互いに直交する2軸の方向のせん断力を検出することができる。
[適用例7]上記適用例に記載の力検出装置において、前記第2の部材の前記平面視で、前記第2の部材上に基準点を設定した場合、前記基準点の回りに配置された前記弾性体を4つ有しており、前記第2の部材の前記平面視で、前記4つの弾性体のそれぞれにおいて、前記第1の部材と前記第2の部材との間に設けられた2つの前記感圧素子は、前記基準点及び前記弾性体の中心を通る直線を想定したとき、前記直線を挟んで前記直線の両側に配置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、少ない数の感圧素子を用いて、互いに直交する3軸の回りのモーメント、互いに直交する2軸の方向のせん断力を検出することができる。
[適用例8]上記適用例に記載の力検出装置において、前記第2の部材の前記平面視で、前記2つの感圧素子は、前記直線に対して線対称に配置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、少ない数の感圧素子を用いて、互いに直交する3軸の回りのモーメント、互いに直交する2軸の方向のせん断力をより容易に検出することができる。
[適用例9]上記適用例に記載の力検出装置において、前記第2の部材の前記平面視で、前記3つ以上の弾性体は、前記弾性体の中心と前記基準点との距離が等距離となり、かつ等角度間隔で配置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、偏りなく応力を検出することができる。
[適用例10]上記適用例に記載の力検出装置において、前記第2の部材の前記平面視で、前記弾性体の前記第1の部材側の面は、前記第1の部材と前記第2の部材との間に設けられた前記複数の感圧素子とオーバーラップしていることを特徴とする。
本適用例によれば、加わった応力を精度良く感圧素子に伝達することができる。
[適用例11]上記適用例に記載の力検出装置において、前記弾性体の前記第1の部材側の面の形状は、円形であり、前記第1部材電極の形状は、円形であることを特徴とする。
本適用例によれば、平面視で、加わる応力の方向による弾性体の変形量の依存性を抑制することができる。例えば、円形断面によって、せん断力に等方的に対応できる。
[適用例12]上記適用例に記載の力検出装置において、前記弾性体の前記第1の部材が設けられた面とは反対側の面の形状は、円形であることを特徴とする。
本適用例によれば、平面視で、加わる応力の方向による弾性体の変形量の依存性を抑制することができる。
[適用例13]上記適用例に記載の力検出装置において、前記弾性体の前記第1の部材が設けられた面とは反対側の面の面積S1と前記第1の部材が設けられた面側の面の面積S2との比S1/S2は、1.1以上、9以下であることを特徴とする。
本適用例によれば、より潰れ難くすることができ、また、加えられる応力を感圧素子に集中させることができる。
[適用例14]上記適用例に記載の力検出装置において、前記第2部材電極の面積は、前記第1部材電極の面積の合計よりも大きいことを特徴とする。
本適用例によれば、接触力によって変化しやすい領域まで部材電極でカバーすることにより、感圧部材の変形量を小さくすることができる。これによって厚さの差を小さくでき、薄型化できる。
[適用例15]上記適用例に記載の力検出装置において、前記第1の部材と前記第2の部材との間に2つの前記感圧素子が配置されており、前記2つの感圧素子は、半円状をなし、前記2つの感圧素子の前記半円状の円弧の両端部を結ぶ直線部が対向配置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、弾性体の第2の部材側の面が円形をなしている場合、その弾性体を安定して支持することができ、平面視で、加わる応力の方向による弾性体の変形量の依存性を抑制することができる。
[適用例16]上記適用例に記載の力検出装置において、前記第1の部材の前記弾性体が設けられた面とは反対側の面に設けられ、可撓性を有する部材と、前記複数の感圧素子を囲うように設けられ、前記第1の部材と前記第2の部材とを接着する接着剤層と、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、簡易な構成で、応力を検出することができる。
[適用例17]本適用例に係るロボットは、アームを複数有し、複数の前記アームの隣り合う前記アーム同士を回動可能に連結してなる少なくとも1つのアーム連結体と、前記アーム連結体に設けられたエンドエフェクターと、前記アーム連結体と前記エンドエフェクターとの間に設けられ、前記エンドエフェクターに加えられる力を検出する上記のいずれか一項に記載の力検出装置と、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、上記記載の力検出装置と同様の効果が得られる。そして、力検出装置が検出した応力をフィードバックし、より精密に作業を実行することができる。また、力検出装置が検出した応力によって、エンドエフェクターの障害物への接触等を検知することができる。そのため、従来の位置制御では困難だった障害物回避動作、対象物損傷回避動作等を容易に行うことができ、より安全に作業を実行することができる。
第1実施形態に係る力検出装置を示す模式平面図。 図1に示す力検出装置のA−A´線に沿う模式断面図。 第1実施形態に係る感圧導電体層の変形による力の分散の影響を説明する図。(A)は第1実施形態に係る力検出装置を示す模式断面図、(B)は従来の力検出装置を示す模式断面図。 弾性体の他の構成例を示す模式側面図。 第2実施形態に係る力検出装置を示す模式平面図。 図5に示す力検出装置のB−B´線に沿う模式断面図。 第3実施形態に係る力検出装置を示す模式図。(A)は模式平面図、(B)は模式断面図。 第4実施形態に係る力検出装置を示す模式図。(A)は模式平面図、(B)は模式断面図。 第5実施形態に係る力検出装置を示す模式平面図。 第6実施形態に係る力検出装置を示す模式断面図。 本実施形態に係る力検出装置を用いた単腕ロボットの1例を示す図。 本実施形態に係る力検出装置を用いた複腕ロボットの1例を示す図。 本変形例に係る力検出装置を示す模式断面図、(A)は第2の部分が平面を示す図、(B)は第2の部分が曲面を示す図。 本変形例に係る感圧導電体層を示す模式平面図。
以下、本発明の力検出装置及びロボットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る力検出装置1を示す模式平面図である。図2は、図1に示す力検出装置1のA−A´線に沿う模式断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図2中の上側を「上」又は「上方」、下側を「下」又は「下方」と言う。また、図1には、互いに直交するx軸、y軸、及びz軸を有する3次元座標を想定する。そして、平面視(第1の基板(第1の部材)4及び第2の基板(第2の部材)5の平面視)で、前記3次元座標の原点(第2の基板5上)に、基準点Pを設定する。また、各感圧素子3の出力値、すなわち、各感圧素子3から出力される電圧の値(電圧値)をそれぞれ図1に示すように、1a、1b、2a、2b、3a、3b、4a、及び4bとし、対応する感圧素子3に記載する。
図1及び図2に示す力検出装置1は、力(応力)(モーメントを含む)を検出する機能を有する。この力検出装置1は、加えられた応力に応じて信号を出力する検出部2と、図示しない力検出回路と、弾性又は可撓性を有する接着剤層8とを備えている。
図1及び図2に示すように、検出部2は、互いに対向配置された第1の基板4及び第2の基板5と、加えられた応力に応じて信号を出力する8つの感圧素子3と、4つの弾性体6と、を有している。なお、第1の基板4と、第2の基板5とのいずれを力が加わる側の基板としてもよいが、本実施形態では、第1の基板4を力が加わる側の基板として説明する。また、感圧素子3の数、弾性体6の数は、それぞれ、前記の数に限定されるものではなく、感圧素子3の数は、例えば、2つでもよく、また、弾性体6の数は、例えば、1つでもよい。
第1の基板4及び第2の基板5の形状は、それぞれ、特に限定されないが、本実施形態では、正方形(四角形)をなしている。この第1の基板4と第2の基板5とは、所定距離を隔てて、互いに対向するように設置されている。第1の基板4と第2の基板5とは、接着剤層8により接着(固定)されている。この接着剤層8は、1対の感圧素子3の周囲に、その1対の感圧素子3を囲うように、1周に亘って形成されている。なお、接着剤層8は弾性又は可撓性を有しているので、弾性体6に加わった応力は、第1の基板4を介して、1対の感圧素子3に伝達される。なお、第1の基板4及び第2の基板5の構成材料としては、それぞれ、特に限定されず、例えば、各種の樹脂材料等を用いることができる。
各感圧素子3は、それぞれ、第1の基板4と第2の基板5との間に設けられている。各感圧素子3は、同様であるので、以下では、代表的に、1つの感圧素子3について説明する。なお、ここでは、感圧素子3の構造を中心に説明し、各感圧素子の配置や形状等については、後で述べる。
感圧素子3は、互いに対向するように配置された1対の基板電極31,32と、その1対の基板電極31,32の間に設けられた感圧導電体層(感圧部材)33とを有している。第2基板電極32は、1つの弾性体6に対応するように設けられた1対の感圧素子3の共通電極であり、第2の基板5上に形成されている。また、第1基板電極31は、個別電極であり、第1の基板4上に形成されている。なお、第1基板電極31を共通電極とし、第2基板電極32を個別電極としてもよく、また、基板電極31,32をそれぞれ個別電極としてもよい。
基板電極31,32の構成材料としては、それぞれ、特に限定されず、例えば、金、チタニウム、アルミニウム、銅、鉄、又はこれらを含む合金等が挙げられる。
感圧導電体層33は、弾性を有する層状の母材及びその母材中に分散され、導電性を有する複数のフィラーとを備えている。この感圧導電体層33は、加わった力に応じて変形し、接触し合うフィラーの量や面積が変化し、これにより、感圧素子3から、加わった力に応じた電圧(信号)が出力される。感圧導電体層33は、第2の基板5の厚み方向で見た平面視で、基板電極31,32とオーバーラップする第1の部分14と、第1の部分14を囲む第2の部分9と、を備えている。感圧導電体層33は、感圧導電体層33に応力が付与された場合に、感圧導電体層33の第1の部分14には、第1の応力がかかり、第2の部分9の基板電極31,32とオーバーラップしない部分には、第1の応力よりも大きい第2の応力がかかる。感圧導電体層33の第2の部分9の厚さは、第1の部分14の厚さよりも薄くなっている。これにより、感圧導電体層33の変形による力の分散の影響を受けずに、力を検出することができる。
ここで、感圧導電体層33の変形による力の分散の影響を説明する。
図3は、本実施形態に係る感圧導電体層33の変形による力の分散の影響を説明する図である。(A)は本実施形態に係る力検出装置1を示す模式断面図、(B)は従来の力検出装置を示す模式断面図である。
従来の力検出装置は、図3(B)の矢印Dに示すように、基板電極外で検出できない領域にも力が加わっていた。本実施形態に係る力検出装置1は、図3(A)の矢印Cに示すように、力はすべて基板電極に伝わるようになる。
感圧導電体層33の母材の構成材料としては、絶縁性を有する弾性材料であれば特に限定されず、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種又は2種以上を混合して用いることができる。
また、感圧導電体層33のフィラーの構成材料としては、導電性を有するものであれば特に限定されず、例えば、金、チタニウム、アルミニウム、銅、鉄、又はこれらを含む合金、カーボン等が挙げられる。
図2に戻り、各弾性体6は、それぞれ、第1の基板4の1対の感圧素子3が設けられた面とは反対側の面に設けられている。すなわち、1対の感圧素子3に対して1つの弾性体6が設けられている。各弾性体6に加わった応力は、第1の基板4を介して、それぞれ、対応する1対の感圧素子3に伝達される。弾性体6の第1の基板4との接触面が円形であり、かつ第1基板電極の形状が円形である。これにより、平面視で、加わる応力の方向による弾性体6の変形量の依存性を抑制することができる。例えば、円形断面によって、せん断力に等方的に対応できる。各弾性体6は、同様であるので、以下では、代表的に、1つの弾性体6について説明する。
弾性体6は、第1の基板4と反対側から第1の基板4側に向って横断面での面積が漸減する部位を有しており、弾性体6の第1の基板4が設けられた面とは反対側の面、すなわち上面61の面積S1は、第1の基板4側の面、すなわち下面62の面積S2よりも大きい。具体的には、弾性体6は、円錐台状をなしている。すなわち、弾性体6の上面61及び下面62は、それぞれ、円形をなし、上面61の中心軸と下面62の中心軸とは一致しており、弾性体6の横断面での面積は、上面61から下面62まで漸減している。
弾性体6の上面61及び下面62が、それぞれ、円形をなすことにより、平面視で、各弾性体6に加わる応力の方向による弾性体6の変形量の依存性を抑制することができる。すなわち、平面視で、各弾性体6に加わるすべての方向の応力を適正(均一)に検出することができる。
また、弾性体6の第1の基板4が設けられた面とは反対側の面の面積は、第1の基板4側の面の面積よりも大きいので、検出部2の上面において、弾性体6のない部位が少なくなり、検出部2が潰れ難く、信頼性が高くなる。また、弾性体6の第1の基板4側の面の面積は、第1の基板4が設けられた面とは反対側の面の面積よりも小さいので、各弾性体6に加えられる応力を感圧素子3に集中させることができ、これにより、応力の検出において検出感度を向上させることができる。
また、弾性体6の上面61の面積S1と下面62の面積S2との比S1/S2は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、1.1以上、9以下であることが好ましく、2以上、4以下であることがより好ましい。これにより、検出部2をより潰れ難くすることができ、また、各弾性体6に加えられる応力を感圧素子3に集中させることができる。
また、弾性体6の上面61の面積S1は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、5mm2以上、500mm2以下であることが好ましく、10mm2以上、100mm2以下であることがより好ましい。これにより、検出部2をより潰れ難くすることができる。
また、弾性体6の下面62の面積S2は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、0.5mm2以上、300mm2以下であることが好ましく、3mm2以上、30mm2以下であることがより好ましい。これにより、各弾性体6に加えられる応力を感圧素子3に集中させることができる。
また、弾性体6の図2中の上下方向(軸方向)の長さLは、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、0.5mm以上、10mm以下であることが好ましく、1mm以上、5mm以下であることがより好ましい。これにより、各弾性体6に加えられる応力を感圧素子3に伝達することができる。
各弾性体6は、図1に示すように、平面視で、基準点Pの回りに配置されている。この場合、各弾性体6は、平面視で、弾性体6の中心と基準点Pとの距離が等距離となり、かつ等角度間隔(図示の構成では、90°間隔)で配置されている。すなわち、各弾性体6は、平面視で、基準点Pを中心とする同一の円上に、等角度間隔で配置されている。また、2つの弾性体6の平面視での中心は、それぞれ、x軸(直線)上に位置し、また、残りの2つの弾性体6の平面視での中心は、それぞれ、y軸(直線)上に位置している。これにより、偏りなく応力を検出することができる。なお、x軸は、基準点P及び前記2つの弾性体6の中心を通る直線であり、y軸は、基準点P及び前記残りの2つの弾性体6の中心を通る直線である。
なお、弾性体6の構成材料としては、弾性材料であれば特に限定されず、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種又は2種以上を混合して用いることができる。
以下では、各感圧素子3を区別しない場合は、「感圧素子3」と言い、区別する場合は、「感圧素子1A,1B,2A,2B,3A,3B,4A,4B」と言う。
各感圧素子1B,1A,2B,2A,3B,3A,4B,4Aは、図1中の時計回りに、この順序で配置されている。そして、1対の感圧素子1A,1Bは、共通の弾性体6の下方に配置されている。また、同様に、1対の感圧素子2A,2Bは、共通の弾性体6の下方に配置されている。また、同様に、1対の感圧素子3A,3Bは、共通の弾性体6の下方に配置されている。また、同様に、1対の感圧素子4A,4Bは、共通の弾性体6の下方に配置されている。
前述したように、1対の感圧素子1A,1B及びその上方に設置された弾性体6と、1対の感圧素子2A,2B及びその上方に設置された弾性体6と、1対の感圧素子3A,3B、及びその上方に設置された弾性体6と、1対の感圧素子4A,4B及びその上方に設置された弾性体6とは、同様であるので、以下では、代表的に、感圧素子1A,1B及びその上方に設置された弾性体6について説明する。
まず、感圧素子1A,1Bは、それぞれ、平面視で、半円状をなしている。また、平面視で、感圧素子1Aと感圧素子1Bとは、y軸を挟んで、互いに離間するようにy軸の両側に配置されている。また、感圧素子1Aと感圧素子1Bとは、y軸に対して線対称に配置されている。1つの弾性体6に対応する各第2基板電極32は、y軸に対して線対称に配置されている。これにより、せん断力、回転モーメントを精度よく検出できる。また、平面視で、感圧素子1Aと感圧素子1Bとは、感圧素子1Aの半円状の円弧の両端部を結ぶ直線部と感圧素子1Bの半円状の円弧の両端部を結ぶ直線部とが対向配置されている。なお、半円状には、完全な半円のみならず、半円の一部が欠けているもの等も含まれる。
これにより、弾性体6を安定して支持することができ、平面視で、各弾性体6に加わる応力の方向による弾性体6の変形量の依存性を抑制することができる。すなわち、平面視で、各弾性体6に加わるすべての方向の応力を適正(均一)に検出することができる。
なお、平面視で、感圧素子3Aと感圧素子3Bとは、y軸に対して線対称に配置されており、感圧素子2Aと感圧素子2Bとは、x軸に対して線対称に配置されており、感圧素子4Aと感圧素子4Bとは、x軸に対して線対称に配置されている。
ここで、感圧素子1A,1Bの平面視で、弾性体6の第1の基板4側の面、すなわち、下面62は、感圧素子1A,1Bとオーバーラップしている。この場合、下面62の円は、感圧素子1A,1Bで形成される円よりも若干大きい。これにより、弾性体6の上面61に加わった応力を感圧素子1A,1Bに伝達することができる。
なお、感圧素子1A,1Bの平面視で、弾性体6の下面62が感圧素子1A,1Bとオーバーラップしていなくてもよく、また、弾性体6の上面61、下面62は、それぞれ、円形でなくてもよいことは、言うまでもない。弾性体6の上面61、下面62の他の形状としては、例えば、三角形、四角形、及び五角形等の多角形、楕円、半楕円、及び半円等が挙げられる。
また、感圧素子1A,1Bの形状は、それぞれ、平面視で、半円状に限らず、その他、例えば、三角形、四角形、及び五角形等の多角形、楕円、半楕円、及び円等が挙げられる。
なお、検出部2の各部の接合方法は、特に限定されず、例えば、接着剤による接着等が挙げられる。
図4は、弾性体6の他の構成例を示す模式側面図である。なお、以下では、説明の都合上、図4中の上側を「上」又は「上方」、下側を「下」又は「下方」と言う。ここで、弾性体6の形状は、前述したものには限定されず、その上面61の面積が下面62の面積よりも大きいものであればいかなる形状であってもよい。以下、図4に基づいて、弾性体6の他の構成例を説明する。
図4(A)に示す弾性体6は、側面が湾曲凹面になっている。また、図4(B)に示す弾性体6は、側面が湾曲凸面になっている。また、図4(C)に示す弾性体6は、側面に段差が形成されている。また、図4(D)に示す弾性体6は、第1の基板4側から第2の基板5側に向って横断面での面積が漸減する部位の他、図中の上下方向の途中に、第1の基板4側から第2の基板5側に向って横断面での面積が漸増する部位を有している。
次に、力検出装置1の図示しない力検出回路について説明する。
検出部2で検出された信号(電圧)は、図示しない力検出回路に入力される。
力検出回路は、入力された信号を用いて、下記のように演算し、出力する機能を有する。すなわち、力検出回路は、下記のようにして、全ての弾性体6に加わる圧力Fa、x軸方向のせん断力Fx、y軸方向のせん断力Fy、x軸回りのモーメントMx、y軸回りのモーメントMy、及びz軸回りのモーメントMzを求め、出力する。
なお、例えば、x軸方向の正方向にせん断力が加わると、感圧素子1A,1B上の弾性体6は、x軸方向の正方向に向って倒れるように変形する。これにより、弾性体6の感圧素子1A側の部位は圧縮されて収縮し、感圧素子1B側の部位は相対的に伸長する。このため、x軸方向のせん断力Fxは、電圧値1aと電圧値1bとの差分に比例する。せん断力は、この原理を用いて算出している。
また、例えば、x軸回りのモーメントMxが加わると、感圧素子1A,3A上の弾性体6の一方は、圧縮されて収縮し、他方は、相対的に伸長する。このため、x軸回りのモーメントMxは、電圧値1aと電圧値3aとの差分に比例する。モーメントは、この原理を用いて算出している。
まず、全ての弾性体6に加わる圧力Faは、下記のようにして求める。
Fa=(1a+1b)+(2a+2b)+(3a+3b)+(4a+4b)
また、x軸方向のせん断力Fxは、下記のようにして求める。
Fx∝(1a−1b)+(3b−3a)
また、y軸方向のせん断力Fyは、下記のようにして求める。
Fy∝(4a−4b)+(2b−2a)
また、x軸回りのモーメントMxは、下記のようにして求める。
Mx∝(3a+3b)−(1a+1b)
また、y軸回りのモーメントMyは、下記のようにして求める。
My∝(2a+2b)−(4a+4b)
また、z軸回りのモーメントMzは、下記のようにして求める。
Mz∝(1a−1b)+(2a−2b)+(3a−3b)+(4a−4b)
以上説明したように、この力検出装置1によれば、弾性体6の上面61の面積は、その下面62の面積よりも大きいので、潰れ難く、信頼性が高い。
また、弾性体6の下面62の面積は、その上面61の面積よりも小さいので、加えられる応力を感圧素子3に集中させることができ、これにより応力を検出することができる。
また、1つの弾性体6に対して1対の感圧素子3が設けられているので、せん断力を検出することができる。
また、1対の感圧素子3を4組有しているので、x軸回りのモーメント、y軸回りのモーメント、及びz軸回りのモーメントを検出することができる。また、せん断力についてもx軸方向のせん断力、y軸方向のせん断力を検出することができる。
このように、この力検出装置1では、比較的少ない感圧素子3を用いて、各応力を検出することができ、その検出感度を向上させることができる。
本実施形態によれば、応力が付与された場合に、感圧導電体層33の第1の部分14には、第1の応力がかかり、第2の部分9の基板電極31,32とオーバーラップしない部分には、第1の応力よりも大きい第2の応力がかかることで押圧時の変形を第2の部分9に逃がすことにより、基板上において基板電極31,32以外の部分に感圧導電体層33が接触しないことで、検出感度の低下を防ぎ、より高感度の力検出装置1を得ることが可能となる。また、感圧導電体層33の変形による力の分散(荷重分散)の影響を小さくし、正確に力を検出できる。
<第2実施形態>
図5は、本実施形態に係る力検出装置1を示す模式断面図である。図6は、図5に示す力検出装置1のB−B´線に沿う模式断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図6中の上側を「上」又は「上方」、下側を「下」又は「下方」と言う。
以下、本実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図5及び図6に示すように、本実施形態の力検出装置1の第2基板電極32の面積は、第1基板電極31の面積の合計よりも大きい。具体的には、第1基板電極31の形状が半円形であり、第2基板電極32の形状が長方形である。そして第2基板電極32の長方形の短辺が第1基板電極31の直径よりも大きい。また、1つの弾性体6に対応する各第1基板電極31は、y軸に対して線対称に配置されている。これにより、せん断力、回転モーメントを精度よく検出できる。なお、第2基板電極32は、第1基板電極31の外周よりも大きければ、形状は問わない。
本実施形態によれば、接触力によって変化しやすい領域まで基板電極31,32でカバーすることにより、感圧導電体層33の変形量を小さくすることができる。これによって厚さの差を小さくでき、薄型化できる。
<第3実施形態>
図7は、本実施形態に係る力検出装置1を示す模式図である。(A)は模式平面図、(B)は模式断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図7(B)中の上側を「上」又は「上方」、下側を「下」又は「下方」と言う。
以下、本実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図7(A)及び(B)に示すように、本実施形態の力検出装置1の感圧導電体層33の第2の部分10は、空孔を有する多孔質の(ポーラス)部材で構成されている。感圧導電体層33の第2の部分10の空孔密度は、第1の部分14の空孔密度より小さい。
本実施形態によれば、感圧導電体層33の第2の部分10は、空孔を有する多孔質部材で構成される。感圧導電体層33の第2の部分10の空孔密度は、第1の部分14の空孔密度より小さいことにより、感圧導電体層33の変形による力の分散の影響を小さくし、正確に力を検出することができる。
<第4実施形態>
図8は、本実施形態に係る力検出装置1を示す模式図である。(A)は模式平面図、(B)は模式断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図8(B)中の上側を「上」又は「上方」、下側を「下」又は「下方」と言う。
以下、本実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図8(A)及び(B)に示すように、本実施形態の力検出装置1の感圧導電体層33の第2の部分11は、第2の基板5の平面視で、面方向に断続的に設けられた孔12を有している。例えば、感圧導電体層33は、面方向にミシン目状に設けられた孔12を含んでいる。ミシン目状に設けられた孔12は、第2の部分11の第1基板電極31及び第2基板電極32とオーバーラップしない部分に設けられている。
なお、孔12は、感圧導電体層33の表面から裏面まで貫通した貫通孔13を含んでいてもよい。これにより、孔12は、感圧導電体層33の表面から裏面まで貫通した貫通孔13を含むことにより、感圧導電体層33の変形による力の分散の影響を受けずに、力を検出することができる。
本実施形態によれば、感圧導電体層33の第2の部分11は、面方向に断続的に設けられた孔12を有していることにより、感圧導電体層33の変形による力の分散の影響を受けずに、力を検出することができる。
<第5実施形態>
図9は、本実施形態に係る力検出装置1を示す模式平面図である。
なお、以下では、説明の都合上、図9には、互いに直交するx軸、y軸、及びz軸を有する3次元座標を想定し、平面視での前記3次元座標の原点を基準点Pとする。また、各感圧素子3の出力値、すなわち、各感圧素子3から出力される電圧の値(電圧値)をそれぞれ図1に示すように、1a、1b、2a、2b、3a、及び3bとし、対応する感圧素子3に記載する。また、各感圧素子3を区別しない場合は、「感圧素子3」と言い、区別する場合は、「感圧素子1A,1B,2A,2B,3A,3B」と言う。
以下、本実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態の力検出装置1では、第1の基板4及び第2の基板5の形状は、それぞれ、円形をなしている。
また、弾性体6の数は、3つであり、感圧素子3の数は、6つである。すなわち、力検出装置1の検出部2は、1対の感圧素子3を3組有している。
各弾性体6は、平面視で、基準点Pの回りに配置されている。この場合、各弾性体6は、平面視で、弾性体6の中心と基準点Pとの距離が等距離となり、かつ等角度間隔(図示の構成では、120°間隔)で配置されている。すなわち、各弾性体6は、平面視で、基準点Pを中心とする同一の円上に、等角度間隔で配置されている。また、1つ目の弾性体6の平面視での中心は、y軸上に位置し、また、2つ目の弾性体6の平面視での中心は、x−y平面上でy軸から時計回りに120°回転した位置にある直線91上に位置し、また、3つ目の弾性体6の平面視での中心は、x−y平面上でy軸から時計回りに240°回転した位置にある直線92上に位置している。これにより、偏りなく応力を検出することができる。
また、平面視で、感圧素子1Aと感圧素子1Bとは、y軸に対して線対称に配置されており、感圧素子2Aと感圧素子2Bとは、直線91に対して線対称に配置されており、感圧素子3Aと感圧素子3Bとは、直線92に対して線対称に配置されている。
また、力検出装置1の図示しない力検出回路は、入力された信号(電圧)を用いて、下記のように演算し、出力する機能を有する。すなわち、力検出回路は、下記のようにして、第1の基板4の全面に加わる圧力Fa、x軸方向のせん断力Fx、y軸方向のせん断力Fy、x軸回りのモーメントMx、y軸回りのモーメントMy、及びz軸回りのモーメントMzを求め、出力する。
まず、第1の基板4の全面に加わる圧力Faは、下記のようにして求める。
Fa=(1a+1b)+(2a+2b)+(3a+3b)
また、x軸方向のせん断力Fxは、下記のようにして求める。
Fx∝(1a−1b)
また、y軸方向のせん断力Fyは、下記のようにして求める。
Fy∝(2b−2a)+(3a−3b)
また、x軸回りのモーメントMxは、下記のようにして求める。
Mx∝[(2a+2b)+(3a+3b)]−2・(1a−1b)
また、y軸回りのモーメントMyは、下記のようにして求める。
My∝(2a+2b)−(3a+3b)
また、z軸回りのモーメントMzは、下記のようにして求める。
Mz∝(1a−1b)+(2a−2b)+(3a−3b)
この力検出装置1によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
そして、この力検出装置1では、第1実施形態よりも少ない数の感圧素子3で検出を行うことができる。
<第6実施形態>
図10は、本実施形態に係る力検出装置1を示す模式断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図10中の上側を「上」又は「上方」、下側を「下」又は「下方」と言う。
以下、本実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態の力検出装置1の検出部2は、第1の基板4、第2の基板5、感圧素子3、及び弾性体6の他に、さらに、弾性体6の第1の基板4が設けられた面とは反対側の面に設けられた可撓性を有する基板7とを有している。基板7に加わった応力は、弾性体6、第1の基板4を介して、1対の感圧素子3に伝達される。
この力検出装置1によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態は、第2〜第5実施形態にも適用することができる。
<単腕ロボットの実施形態>
次に、図11に基づき、本実施形態のロボット500である単腕ロボットを説明する。以下、本実施形態について、前述した第1〜第6実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図11は、本実施形態に係る力検出装置100を用いた単腕ロボットの1例を示す図である。図11の単腕ロボット500は、基台510と、アーム連結体520と、アーム連結体520に設けられたエンドエフェクター530と、アーム連結体520とエンドエフェクター530との間に設けられた力検出装置100とを有する。なお、力検出装置100としては、前述した各実施形態と同様のものを用いる。
基台510は、アーム連結体520を回動させるための動力を発生させるアクチュエーター(図示せず)及びアクチュエーターを制御する制御部(図示せず)等を収納する機能を有する。また、基台510は、例えば、床、壁、天井、及び移動可能な台車上などに固定される。
アーム連結体520は、第1のアーム521、第2のアーム522、第3のアーム523、第4のアーム524、及び第5のアーム525を有しており、隣り合うアーム同士を回動可能に連結することにより構成されている。アーム連結体520は、制御部の制御によって、各アームの連結部を中心に複合的に回転又は屈曲することにより駆動する。
エンドエフェクター530は、対象物を把持する機能を有する。エンドエフェクター530は、第1の指531及び第2の指532を有している。アーム連結体520の駆動によりエンドエフェクター530が所定の動作位置まで到達した後、第1の指531及び第2の指532の離間距離を調整することにより、対象物を把持することができる。
力検出装置100は、エンドエフェクター530に加えられる応力を検出する機能を有する。例えば、力検出装置100は、接触圧、せん断力(すべり力)、面内回転モーメントを検出することができる。力検出装置100が検出する力を基台510の制御部にフィードバックすることにより、単腕ロボット500は、より精密な作業を実行することができる。また、力検出装置100が検出する力によって、単腕ロボット500は、エンドエフェクター530の障害物への接触等を検知することができる。そのため、従来の位置制御では困難だった障害物回避動作、対象物損傷回避動作等を容易に行うことができ、単腕ロボット500は、より安全に作業を実行することができる。
なお、図示の構成では、アーム連結体520は、合計5本のアームによって構成されているが、本実施形態はこれに限られない。アーム連結体520が、1本のアームに構成されている場合、2〜4本のアームによって構成されている場合、6本以上のアームによって構成されている場合も本発明の範囲内である。
<複腕ロボットの実施形態>
次に、図12に基づき、本実施形態のロボット600である複腕ロボットを説明する。以下、本実施形態について、前述した第1〜第6実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図12は、本実施形態に係る力検出装置100を用いた複腕ロボットの1例を示す図である。図12の複腕ロボット600は、基台610と、第1のアーム連結体620と、第2のアーム連結体630と、第1のアーム連結体620に設けられたエンドエフェクター640aと、第2のアーム連結体630に設けられたエンドエフェクター640bと、第1のアーム連結体620とエンドエフェクター640aとの間及び第2のアーム連結体630とエンドエフェクター640bとの間に設けられた力検出装置100を有する。なお、力検出装置100としては、前述した各実施形態と同様のものを用いる。
基台610は、第1のアーム連結体620及び第2のアーム連結体630を回動させるための動力を発生させるアクチュエーター(図示せず)及びアクチュエーターを制御する制御部(図示せず)等を収納する機能を有する。また、基台610は、例えば、床、壁、天井、及び移動可能な台車上などに固定される。
第1のアーム連結体620は、第1のアーム621及び第2のアーム622を回動可能に連結することにより構成されている。第2のアーム連結体630は、第1のアーム631及び第2のアーム632を回動可能に連結することにより構成されている。第1のアーム連結体620及び第2のアーム連結体630は、制御部の制御によって、各アームの連結部を中心に複合的に回転又は屈曲することにより駆動する。
エンドエフェクター640a,640bは、対象物を把持する機能を有する。エンドエフェクター640aは、第1の指641a及び第2の指642aを有している。エンドエフェクター640bは、第1の指641b及び第2の指642bを有している。第1のアーム連結体620の駆動によりエンドエフェクター640aが所定の動作位置まで到達した後、第1の指641a及び第2の指642aの離間距離を調整することにより、対象物を把持することができる。同様に、第2のアーム連結体630の駆動によりエンドエフェクター640bが所定の動作位置まで到達した後、第1の指641b及び第2の指642bの離間距離を調整することにより、対象物を把持することができる。
力検出装置100は、エンドエフェクター640a,640bに加えられる応力を検出する機能を有する。力検出装置100が検出する力を基台610の制御部にフィードバックすることにより、複腕ロボット600は、より精密に作業を実行することができる。また、力検出装置100が検出する力によって、複腕ロボット600は、エンドエフェクター640a,640bの障害物への接触等を検知することができる。そのため、従来の位置制御では困難だった障害物回避動作、及び対象物損傷回避動作等を容易に行うことができ、複腕ロボット600は、より安全に作業を実行することができる。
なお、図示の構成では、アーム連結体は合計2本であるが、本実施形態はこれに限られない。複腕ロボット600が3本以上のアーム連結体を有している場合も、本実施形態の範囲内である。
以上、本実施形態の力検出装置及びロボットを、図示に基づいて説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本実施形態に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本実施形態は、前記実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前記実施形態では、感圧素子として、感圧導電体を用いたものを使用しているが、本実施形態では、加えられる応力に応じて出力が変化するものであればこれに限定されず、その他、例えば、圧電体等を用いたものが挙げられる。
また、本実施形態のロボットでは、力検出装置は、アーム連結体とエンドエフェクターとの間に設置されているが、本実施形態では、これに限定されず、例えば、力検出装置の検出部をエンドエフェクターの指先等に設置し、力検出装置を触覚センサーとして用いてもよい。
また、本実施形態のロボットは、アーム型ロボット(ロボットアーム)に限定されず、他の形式のロボット、例えば、スカラーロボット、脚式歩行(走行)ロボット等であってもよい。
また、本実施形態の力検出装置は、ロボットに限らず、他の装置、例えば、電子部品搬送装置等の搬送装置、電子部品検査装置等の検査装置、切削(研削)装置等の加工装置、自動車等の移動体、振動計、加速度計、重力計、動力計、地震計、傾斜計等の測定装置、及び入力装置等にも適用することができる。例えば、ポインティングデバイスにも適用できる。これにより、指先をほとんど動かすことなくカーソル移動の移動や画面のスクロールといった操作を実施可能となる。
(変形例)
図13は、本変形例に係る力検出装置1を示す模式断面図である。(A)は第2の部分9が平面を示す図、(B)は第2の部分9が曲面を示す図である。図14は、本変形例に係る感圧導電体層33を示す模式平面図である。
上記した第1実施形態において、第2の部分9の形状に限定されず、例えば、図13(A)及び(B)に示す形状でもよい。
第2の部分9の形状は、図13(A)に示すように、平面であってもよいし、図13(B)に示すように、曲面であってもよい。これにより、応力集中が起きにくく、破損しにくくなる。また、図14に示すように、感圧導電体層33の基板電極31,32周辺部に基板電極31,32に挟まれる領域より厚さの薄い領域を設ける場合、型で成型してもよいし、削ってもよい。
1…力検出装置 2…検出部 3,1A,1B,2A,2B,3A,3B,4A,4B…感圧素子 4…第1の基板(第1の部材) 5…第2の基板(第2の部材) 6…弾性体 7…基板(部材) 8…接着剤層 9,10,11…第2の部分 12…孔 13…貫通孔 14…第1の部分 31…第1基板電極(第1部材電極) 32…第2基板電極(第2部材電極) 33…感圧導電体層(感圧部材) 61…上面 62…下面 91,92…直線 100…力検出装置 500…単腕ロボット 510…基台 520…アーム連結体 521…第1のアーム 522…第2のアーム 523…第3のアーム 524…第4のアーム 525…第5のアーム 530…エンドエフェクター 531…第1の指 532…第2の指 600…複腕ロボット 610…基台 620…第1のアーム連結体 621…第1のアーム 622…第2のアーム 630…第2のアーム連結体 631…第1のアーム 632…第2のアーム 640a…エンドエフェクター 641a…第1の指 642a…第2の指 640b…エンドエフェクター 641b…第1の指 642b…第2の指。

Claims (17)

  1. 板状をなした第1の部材と、
    前記第1の部材と対向配置され、板状をなした第2の部材と、
    前記第1の部材と前記第2の部材との間に設けられた複数の感圧素子と、
    前記第1の部材の前記感圧素子が設けられた面とは反対側の面に設けられた弾性体と、
    を含み、
    前記感圧素子は、
    前記第1の部材上に設けられた第1部材電極と、
    前記第2の部材上に設けられた第2部材電極と、
    前記第1部材電極と前記第2部材電極との間に設けられ、弾性を有する母材及び前記母材中に分散され、導電性を有する複数のフィラーを有する感圧部材と、
    を含み、
    前記感圧部材は、
    前記第2の部材の厚み方向で見た平面視で、前記第1部材電極及び前記第2部材電極とオーバーラップする第1の部分と、前記第1の部分を囲む第2の部分と、を含み、
    前記感圧部材に応力が付与された場合に、前記感圧部材の前記第1の部分には、第1の応力がかかり、前記第2の部分の前記第1部材電極及び前記第2部材電極とオーバーラップしない部分には、前記第1の応力よりも大きい第2の応力がかかることを特徴とする力検出装置。
  2. 請求項1に記載の力検出装置において、
    前記感圧部材の前記第2の部分は、空孔を有する多孔質の部材で構成され、
    前記感圧部材の前記第2の部分の空孔密度は、前記第1の部分の空孔密度より小さいことを特徴とする力検出装置。
  3. 請求項1に記載の力検出装置において、
    前記感圧部材の前記第2の部分の厚さは、前記第1の部分の厚さよりも薄いことを特徴とする力検出装置。
  4. 請求項1に記載の力検出装置において、
    前記第2の部材の前記平面視で、前記感圧部材の前記第2の部分は、面方向に断続的に設けられた孔を有していることを特徴とする力検出装置。
  5. 請求項4に記載の力検出装置において、
    前記孔は、前記感圧部材の表面から裏面まで貫通した貫通孔を含むことを特徴とする力検出装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の力検出装置において、
    前記第2の部材の前記平面視で、前記第2の部材上に基準点を設定した場合、前記基準点の回りに配置された前記弾性体を3つ以上有しており、
    前記第2の部材の前記平面視で、前記3つ以上の弾性体のそれぞれにおいて、前記第1の部材と前記第2の部材との間に設けられた2つの前記感圧素子は、前記基準点及び前記弾性体の中心を通る直線を想定したとき、前記直線を挟んで前記直線の両側に配置されていることを特徴とする力検出装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の力検出装置において、
    前記第2の部材の前記平面視で、前記第2の部材上に基準点を設定した場合、前記基準点の回りに配置された前記弾性体を4つ有しており、
    前記第2の部材の前記平面視で、前記4つの弾性体のそれぞれにおいて、前記第1の部材と前記第2の部材との間に設けられた2つの前記感圧素子は、前記基準点及び前記弾性体の中心を通る直線を想定したとき、前記直線を挟んで前記直線の両側に配置されていることを特徴とする力検出装置。
  8. 請求項6又は7に記載の力検出装置において、
    前記第2の部材の前記平面視で、前記2つの感圧素子は、前記直線に対して線対称に配置されていることを特徴とする力検出装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の力検出装置において、
    前記第2の部材の前記平面視で、前記3つ以上の弾性体は、前記弾性体の中心と前記基準点との距離が等距離となり、かつ等角度間隔で配置されていることを特徴とする力検出装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の力検出装置において、
    前記第2の部材の前記平面視で、前記弾性体の前記第1の部材側の面は、前記第1の部材と前記第2の部材との間に設けられた前記複数の感圧素子とオーバーラップしていることを特徴とする力検出装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の力検出装置において、
    前記弾性体の前記第1の部材側の面の形状は、円形であり、
    前記第1部材電極の形状は、円形であることを特徴とする力検出装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の力検出装置において、
    前記弾性体の前記第1の部材が設けられた面とは反対側の面の形状は、円形であることを特徴とする力検出装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の力検出装置において、
    前記弾性体の前記第1の部材が設けられた面とは反対側の面の面積S1と前記第1の部材が設けられた面側の面の面積S2との比S1/S2は、1.1以上、9以下であることを特徴とする力検出装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の力検出装置において、
    前記第2部材電極の面積は、前記第1部材電極の面積の合計よりも大きいことを特徴とする力検出装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の力検出装置において、
    前記第1の部材と前記第2の部材との間に2つの前記感圧素子が配置されており、
    前記2つの感圧素子は、半円状をなし、前記2つの感圧素子の前記半円状の円弧の両端部を結ぶ直線部が対向配置されていることを特徴とする力検出装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の力検出装置において、
    前記第1の部材の前記弾性体が設けられた面とは反対側の面に設けられ、可撓性を有する部材と、
    前記複数の感圧素子を囲うように設けられ、前記第1の部材と前記第2の部材とを接着する接着剤層と、
    を備えることを特徴とする力検出装置。
  17. アームを複数有し、複数の前記アームの隣り合う前記アーム同士を回動可能に連結してなる少なくとも1つのアーム連結体と、
    前記アーム連結体に設けられたエンドエフェクターと、
    前記アーム連結体と前記エンドエフェクターとの間に設けられ、前記エンドエフェクターに加えられる力を検出する請求項1〜16のいずれか一項に記載の力検出装置と、
    を備えることを特徴とするロボット。
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