JP2015068662A - 力検出装置及びロボット - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の目的は、力の検出において検出感度を向上させることができる力検出装置及びその力検出装置を用いたロボットを提供することにある。
図1は、本実施形態に係る力検出装置1を示す模式平面図である。図2は、図1に示す力検出装置1のA−A´線に沿う模式断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図2中の上側を「上」又は「上方」、下側を「下」又は「下方」と言う。また、図1には、互いに直交するx軸、y軸、及びz軸を有する3次元座標を想定する。そして、平面視(第1の基板(第1の部材)4及び第2の基板(第2の部材)5の平面視)で、前記3次元座標の原点(第2の基板5上)に、基準点Pを設定する。また、各感圧素子3の出力値、すなわち、各感圧素子3から出力される電圧の値(電圧値)をそれぞれ図1に示すように、1a、1b、2a、2b、3a、3b、4a、及び4bとし、対応する感圧素子3に記載する。
図1及び図2に示すように、検出部2は、互いに対向配置された第1の基板4及び第2の基板5と、加えられた応力に応じて信号を出力する8つの感圧素子3と、4つの弾性体6と、を有している。なお、第1の基板4と、第2の基板5とのいずれを力が加わる側の基板としてもよいが、本実施形態では、第1の基板4を力が加わる側の基板として説明する。また、感圧素子3の数、弾性体6の数は、それぞれ、前記の数に限定されるものではなく、感圧素子3の数は、例えば、2つでもよく、また、弾性体6の数は、例えば、1つでもよい。
各感圧素子3は、それぞれ、第1の基板4と第2の基板5との間に設けられている。各感圧素子3は、同様であるので、以下では、代表的に、1つの感圧素子3について説明する。なお、ここでは、感圧素子3の構造を中心に説明し、各感圧素子の配置や形状等については、後で述べる。
感圧導電体層33は、弾性を有する層状の母材及びその母材中に分散され、導電性を有する複数のフィラーとを備えている。この感圧導電体層33は、加わった力に応じて変形し、接触し合うフィラーの量や面積が変化し、これにより、感圧素子3から、加わった力に応じた電圧(信号)が出力される。感圧導電体層33は、第2の基板5の厚み方向で見た平面視で、基板電極31,32とオーバーラップする第1の部分14と、第1の部分14を囲む第2の部分9と、を備えている。感圧導電体層33は、感圧導電体層33に応力が付与された場合に、感圧導電体層33の第1の部分14には、第1の応力がかかり、第2の部分9の基板電極31,32とオーバーラップしない部分には、第1の応力よりも大きい第2の応力がかかる。感圧導電体層33の第2の部分9の厚さは、第1の部分14の厚さよりも薄くなっている。これにより、感圧導電体層33の変形による力の分散の影響を受けずに、力を検出することができる。
図3は、本実施形態に係る感圧導電体層33の変形による力の分散の影響を説明する図である。(A)は本実施形態に係る力検出装置1を示す模式断面図、(B)は従来の力検出装置を示す模式断面図である。
図2に戻り、各弾性体6は、それぞれ、第1の基板4の1対の感圧素子3が設けられた面とは反対側の面に設けられている。すなわち、1対の感圧素子3に対して1つの弾性体6が設けられている。各弾性体6に加わった応力は、第1の基板4を介して、それぞれ、対応する1対の感圧素子3に伝達される。弾性体6の第1の基板4との接触面が円形であり、かつ第1基板電極の形状が円形である。これにより、平面視で、加わる応力の方向による弾性体6の変形量の依存性を抑制することができる。例えば、円形断面によって、せん断力に等方的に対応できる。各弾性体6は、同様であるので、以下では、代表的に、1つの弾性体6について説明する。
弾性体6の上面61及び下面62が、それぞれ、円形をなすことにより、平面視で、各弾性体6に加わる応力の方向による弾性体6の変形量の依存性を抑制することができる。すなわち、平面視で、各弾性体6に加わるすべての方向の応力を適正(均一)に検出することができる。
また、弾性体6の上面61の面積S1は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、5mm2以上、500mm2以下であることが好ましく、10mm2以上、100mm2以下であることがより好ましい。これにより、検出部2をより潰れ難くすることができる。
また、弾性体6の図2中の上下方向(軸方向)の長さLは、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、0.5mm以上、10mm以下であることが好ましく、1mm以上、5mm以下であることがより好ましい。これにより、各弾性体6に加えられる応力を感圧素子3に伝達することができる。
各感圧素子1B,1A,2B,2A,3B,3A,4B,4Aは、図1中の時計回りに、この順序で配置されている。そして、1対の感圧素子1A,1Bは、共通の弾性体6の下方に配置されている。また、同様に、1対の感圧素子2A,2Bは、共通の弾性体6の下方に配置されている。また、同様に、1対の感圧素子3A,3Bは、共通の弾性体6の下方に配置されている。また、同様に、1対の感圧素子4A,4Bは、共通の弾性体6の下方に配置されている。
これにより、弾性体6を安定して支持することができ、平面視で、各弾性体6に加わる応力の方向による弾性体6の変形量の依存性を抑制することができる。すなわち、平面視で、各弾性体6に加わるすべての方向の応力を適正(均一)に検出することができる。
ここで、感圧素子1A,1Bの平面視で、弾性体6の第1の基板4側の面、すなわち、下面62は、感圧素子1A,1Bとオーバーラップしている。この場合、下面62の円は、感圧素子1A,1Bで形成される円よりも若干大きい。これにより、弾性体6の上面61に加わった応力を感圧素子1A,1Bに伝達することができる。
また、感圧素子1A,1Bの形状は、それぞれ、平面視で、半円状に限らず、その他、例えば、三角形、四角形、及び五角形等の多角形、楕円、半楕円、及び円等が挙げられる。
なお、検出部2の各部の接合方法は、特に限定されず、例えば、接着剤による接着等が挙げられる。
図4(A)に示す弾性体6は、側面が湾曲凹面になっている。また、図4(B)に示す弾性体6は、側面が湾曲凸面になっている。また、図4(C)に示す弾性体6は、側面に段差が形成されている。また、図4(D)に示す弾性体6は、第1の基板4側から第2の基板5側に向って横断面での面積が漸減する部位の他、図中の上下方向の途中に、第1の基板4側から第2の基板5側に向って横断面での面積が漸増する部位を有している。
検出部2で検出された信号(電圧)は、図示しない力検出回路に入力される。
力検出回路は、入力された信号を用いて、下記のように演算し、出力する機能を有する。すなわち、力検出回路は、下記のようにして、全ての弾性体6に加わる圧力Fa、x軸方向のせん断力Fx、y軸方向のせん断力Fy、x軸回りのモーメントMx、y軸回りのモーメントMy、及びz軸回りのモーメントMzを求め、出力する。
また、例えば、x軸回りのモーメントMxが加わると、感圧素子1A,3A上の弾性体6の一方は、圧縮されて収縮し、他方は、相対的に伸長する。このため、x軸回りのモーメントMxは、電圧値1aと電圧値3aとの差分に比例する。モーメントは、この原理を用いて算出している。
Fa=(1a+1b)+(2a+2b)+(3a+3b)+(4a+4b)
また、x軸方向のせん断力Fxは、下記のようにして求める。
Fx∝(1a−1b)+(3b−3a)
また、y軸方向のせん断力Fyは、下記のようにして求める。
Fy∝(4a−4b)+(2b−2a)
Mx∝(3a+3b)−(1a+1b)
また、y軸回りのモーメントMyは、下記のようにして求める。
My∝(2a+2b)−(4a+4b)
また、z軸回りのモーメントMzは、下記のようにして求める。
Mz∝(1a−1b)+(2a−2b)+(3a−3b)+(4a−4b)
また、弾性体6の下面62の面積は、その上面61の面積よりも小さいので、加えられる応力を感圧素子3に集中させることができ、これにより応力を検出することができる。
また、1つの弾性体6に対して1対の感圧素子3が設けられているので、せん断力を検出することができる。
このように、この力検出装置1では、比較的少ない感圧素子3を用いて、各応力を検出することができ、その検出感度を向上させることができる。
図5は、本実施形態に係る力検出装置1を示す模式断面図である。図6は、図5に示す力検出装置1のB−B´線に沿う模式断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図6中の上側を「上」又は「上方」、下側を「下」又は「下方」と言う。
以下、本実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図7は、本実施形態に係る力検出装置1を示す模式図である。(A)は模式平面図、(B)は模式断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図7(B)中の上側を「上」又は「上方」、下側を「下」又は「下方」と言う。
以下、本実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る力検出装置1を示す模式図である。(A)は模式平面図、(B)は模式断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図8(B)中の上側を「上」又は「上方」、下側を「下」又は「下方」と言う。
以下、本実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る力検出装置1を示す模式平面図である。
なお、以下では、説明の都合上、図9には、互いに直交するx軸、y軸、及びz軸を有する3次元座標を想定し、平面視での前記3次元座標の原点を基準点Pとする。また、各感圧素子3の出力値、すなわち、各感圧素子3から出力される電圧の値(電圧値)をそれぞれ図1に示すように、1a、1b、2a、2b、3a、及び3bとし、対応する感圧素子3に記載する。また、各感圧素子3を区別しない場合は、「感圧素子3」と言い、区別する場合は、「感圧素子1A,1B,2A,2B,3A,3B」と言う。
図9に示すように、本実施形態の力検出装置1では、第1の基板4及び第2の基板5の形状は、それぞれ、円形をなしている。
また、弾性体6の数は、3つであり、感圧素子3の数は、6つである。すなわち、力検出装置1の検出部2は、1対の感圧素子3を3組有している。
また、力検出装置1の図示しない力検出回路は、入力された信号(電圧)を用いて、下記のように演算し、出力する機能を有する。すなわち、力検出回路は、下記のようにして、第1の基板4の全面に加わる圧力Fa、x軸方向のせん断力Fx、y軸方向のせん断力Fy、x軸回りのモーメントMx、y軸回りのモーメントMy、及びz軸回りのモーメントMzを求め、出力する。
Fa=(1a+1b)+(2a+2b)+(3a+3b)
また、x軸方向のせん断力Fxは、下記のようにして求める。
Fx∝(1a−1b)
また、y軸方向のせん断力Fyは、下記のようにして求める。
Fy∝(2b−2a)+(3a−3b)
Mx∝[(2a+2b)+(3a+3b)]−2・(1a−1b)
また、y軸回りのモーメントMyは、下記のようにして求める。
My∝(2a+2b)−(3a+3b)
また、z軸回りのモーメントMzは、下記のようにして求める。
Mz∝(1a−1b)+(2a−2b)+(3a−3b)
この力検出装置1によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
そして、この力検出装置1では、第1実施形態よりも少ない数の感圧素子3で検出を行うことができる。
図10は、本実施形態に係る力検出装置1を示す模式断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図10中の上側を「上」又は「上方」、下側を「下」又は「下方」と言う。
以下、本実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
この力検出装置1によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態は、第2〜第5実施形態にも適用することができる。
次に、図11に基づき、本実施形態のロボット500である単腕ロボットを説明する。以下、本実施形態について、前述した第1〜第6実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図11は、本実施形態に係る力検出装置100を用いた単腕ロボットの1例を示す図である。図11の単腕ロボット500は、基台510と、アーム連結体520と、アーム連結体520に設けられたエンドエフェクター530と、アーム連結体520とエンドエフェクター530との間に設けられた力検出装置100とを有する。なお、力検出装置100としては、前述した各実施形態と同様のものを用いる。
アーム連結体520は、第1のアーム521、第2のアーム522、第3のアーム523、第4のアーム524、及び第5のアーム525を有しており、隣り合うアーム同士を回動可能に連結することにより構成されている。アーム連結体520は、制御部の制御によって、各アームの連結部を中心に複合的に回転又は屈曲することにより駆動する。
力検出装置100は、エンドエフェクター530に加えられる応力を検出する機能を有する。例えば、力検出装置100は、接触圧、せん断力(すべり力)、面内回転モーメントを検出することができる。力検出装置100が検出する力を基台510の制御部にフィードバックすることにより、単腕ロボット500は、より精密な作業を実行することができる。また、力検出装置100が検出する力によって、単腕ロボット500は、エンドエフェクター530の障害物への接触等を検知することができる。そのため、従来の位置制御では困難だった障害物回避動作、対象物損傷回避動作等を容易に行うことができ、単腕ロボット500は、より安全に作業を実行することができる。
なお、図示の構成では、アーム連結体520は、合計5本のアームによって構成されているが、本実施形態はこれに限られない。アーム連結体520が、1本のアームに構成されている場合、2〜4本のアームによって構成されている場合、6本以上のアームによって構成されている場合も本発明の範囲内である。
次に、図12に基づき、本実施形態のロボット600である複腕ロボットを説明する。以下、本実施形態について、前述した第1〜第6実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図12は、本実施形態に係る力検出装置100を用いた複腕ロボットの1例を示す図である。図12の複腕ロボット600は、基台610と、第1のアーム連結体620と、第2のアーム連結体630と、第1のアーム連結体620に設けられたエンドエフェクター640aと、第2のアーム連結体630に設けられたエンドエフェクター640bと、第1のアーム連結体620とエンドエフェクター640aとの間及び第2のアーム連結体630とエンドエフェクター640bとの間に設けられた力検出装置100を有する。なお、力検出装置100としては、前述した各実施形態と同様のものを用いる。
第1のアーム連結体620は、第1のアーム621及び第2のアーム622を回動可能に連結することにより構成されている。第2のアーム連結体630は、第1のアーム631及び第2のアーム632を回動可能に連結することにより構成されている。第1のアーム連結体620及び第2のアーム連結体630は、制御部の制御によって、各アームの連結部を中心に複合的に回転又は屈曲することにより駆動する。
以上、本実施形態の力検出装置及びロボットを、図示に基づいて説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本実施形態に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前記実施形態では、感圧素子として、感圧導電体を用いたものを使用しているが、本実施形態では、加えられる応力に応じて出力が変化するものであればこれに限定されず、その他、例えば、圧電体等を用いたものが挙げられる。
また、本実施形態のロボットは、アーム型ロボット(ロボットアーム)に限定されず、他の形式のロボット、例えば、スカラーロボット、脚式歩行(走行)ロボット等であってもよい。
また、本実施形態の力検出装置は、ロボットに限らず、他の装置、例えば、電子部品搬送装置等の搬送装置、電子部品検査装置等の検査装置、切削(研削)装置等の加工装置、自動車等の移動体、振動計、加速度計、重力計、動力計、地震計、傾斜計等の測定装置、及び入力装置等にも適用することができる。例えば、ポインティングデバイスにも適用できる。これにより、指先をほとんど動かすことなくカーソル移動の移動や画面のスクロールといった操作を実施可能となる。
図13は、本変形例に係る力検出装置1を示す模式断面図である。(A)は第2の部分9が平面を示す図、(B)は第2の部分9が曲面を示す図である。図14は、本変形例に係る感圧導電体層33を示す模式平面図である。
Claims (17)
- 板状をなした第1の部材と、
前記第1の部材と対向配置され、板状をなした第2の部材と、
前記第1の部材と前記第2の部材との間に設けられた複数の感圧素子と、
前記第1の部材の前記感圧素子が設けられた面とは反対側の面に設けられた弾性体と、
を含み、
前記感圧素子は、
前記第1の部材上に設けられた第1部材電極と、
前記第2の部材上に設けられた第2部材電極と、
前記第1部材電極と前記第2部材電極との間に設けられ、弾性を有する母材及び前記母材中に分散され、導電性を有する複数のフィラーを有する感圧部材と、
を含み、
前記感圧部材は、
前記第2の部材の厚み方向で見た平面視で、前記第1部材電極及び前記第2部材電極とオーバーラップする第1の部分と、前記第1の部分を囲む第2の部分と、を含み、
前記感圧部材に応力が付与された場合に、前記感圧部材の前記第1の部分には、第1の応力がかかり、前記第2の部分の前記第1部材電極及び前記第2部材電極とオーバーラップしない部分には、前記第1の応力よりも大きい第2の応力がかかることを特徴とする力検出装置。 - 請求項1に記載の力検出装置において、
前記感圧部材の前記第2の部分は、空孔を有する多孔質の部材で構成され、
前記感圧部材の前記第2の部分の空孔密度は、前記第1の部分の空孔密度より小さいことを特徴とする力検出装置。 - 請求項1に記載の力検出装置において、
前記感圧部材の前記第2の部分の厚さは、前記第1の部分の厚さよりも薄いことを特徴とする力検出装置。 - 請求項1に記載の力検出装置において、
前記第2の部材の前記平面視で、前記感圧部材の前記第2の部分は、面方向に断続的に設けられた孔を有していることを特徴とする力検出装置。 - 請求項4に記載の力検出装置において、
前記孔は、前記感圧部材の表面から裏面まで貫通した貫通孔を含むことを特徴とする力検出装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の力検出装置において、
前記第2の部材の前記平面視で、前記第2の部材上に基準点を設定した場合、前記基準点の回りに配置された前記弾性体を3つ以上有しており、
前記第2の部材の前記平面視で、前記3つ以上の弾性体のそれぞれにおいて、前記第1の部材と前記第2の部材との間に設けられた2つの前記感圧素子は、前記基準点及び前記弾性体の中心を通る直線を想定したとき、前記直線を挟んで前記直線の両側に配置されていることを特徴とする力検出装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の力検出装置において、
前記第2の部材の前記平面視で、前記第2の部材上に基準点を設定した場合、前記基準点の回りに配置された前記弾性体を4つ有しており、
前記第2の部材の前記平面視で、前記4つの弾性体のそれぞれにおいて、前記第1の部材と前記第2の部材との間に設けられた2つの前記感圧素子は、前記基準点及び前記弾性体の中心を通る直線を想定したとき、前記直線を挟んで前記直線の両側に配置されていることを特徴とする力検出装置。 - 請求項6又は7に記載の力検出装置において、
前記第2の部材の前記平面視で、前記2つの感圧素子は、前記直線に対して線対称に配置されていることを特徴とする力検出装置。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載の力検出装置において、
前記第2の部材の前記平面視で、前記3つ以上の弾性体は、前記弾性体の中心と前記基準点との距離が等距離となり、かつ等角度間隔で配置されていることを特徴とする力検出装置。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載の力検出装置において、
前記第2の部材の前記平面視で、前記弾性体の前記第1の部材側の面は、前記第1の部材と前記第2の部材との間に設けられた前記複数の感圧素子とオーバーラップしていることを特徴とする力検出装置。 - 請求項1〜10のいずれか一項に記載の力検出装置において、
前記弾性体の前記第1の部材側の面の形状は、円形であり、
前記第1部材電極の形状は、円形であることを特徴とする力検出装置。 - 請求項1〜11のいずれか一項に記載の力検出装置において、
前記弾性体の前記第1の部材が設けられた面とは反対側の面の形状は、円形であることを特徴とする力検出装置。 - 請求項1〜12のいずれか一項に記載の力検出装置において、
前記弾性体の前記第1の部材が設けられた面とは反対側の面の面積S1と前記第1の部材が設けられた面側の面の面積S2との比S1/S2は、1.1以上、9以下であることを特徴とする力検出装置。 - 請求項1〜13のいずれか一項に記載の力検出装置において、
前記第2部材電極の面積は、前記第1部材電極の面積の合計よりも大きいことを特徴とする力検出装置。 - 請求項1〜14のいずれか一項に記載の力検出装置において、
前記第1の部材と前記第2の部材との間に2つの前記感圧素子が配置されており、
前記2つの感圧素子は、半円状をなし、前記2つの感圧素子の前記半円状の円弧の両端部を結ぶ直線部が対向配置されていることを特徴とする力検出装置。 - 請求項1〜15のいずれか一項に記載の力検出装置において、
前記第1の部材の前記弾性体が設けられた面とは反対側の面に設けられ、可撓性を有する部材と、
前記複数の感圧素子を囲うように設けられ、前記第1の部材と前記第2の部材とを接着する接着剤層と、
を備えることを特徴とする力検出装置。 - アームを複数有し、複数の前記アームの隣り合う前記アーム同士を回動可能に連結してなる少なくとも1つのアーム連結体と、
前記アーム連結体に設けられたエンドエフェクターと、
前記アーム連結体と前記エンドエフェクターとの間に設けられ、前記エンドエフェクターに加えられる力を検出する請求項1〜16のいずれか一項に記載の力検出装置と、
を備えることを特徴とするロボット。
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