JP2015068086A - ロックシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】鍵データの一部を利用者が任意に設定できるロックシステムを提供する。
【解決手段】ロックシステム1は、認証データが記憶される鍵媒体としての利用者端末3と、利用者端末3から近距離無線通信により取得する認証データを正常認証したときに制御されるゲート装置4とを備える。利用者端末3は、ゲート装置4が制御される際の特定利用者の手助けとなる操作補助データを設定するための操作部3aと、操作部3aの操作により設定された操作補助データを記憶する記憶部3bとを備える。ゲート装置4は、利用者端末3から取得する認証データを正常認証すると、その認証データに関連する操作補助データを利用者端末3から取得して処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばホテル、商業ビル、一般住宅、集合住宅などの各種物件に採用され、各種物件の出入り口に設置されるゲート装置の電気錠の解錠・施錠制御や自動扉の開閉制御に必要な鍵データが保存される移動体通信端末(非接触IC付きの携帯電話やスマートフォンなど)を鍵媒体として用い、この鍵媒体から取得した鍵データの正当性を判別して正常認証したときのみ電気錠の解錠・施錠制御や自動扉の開閉制御を行うロックシステムに関するものである。
例えばホテル、商業ビル、一般住宅、集合住宅などの各種物件では、出入り口に設置されるゲート装置の電気錠の解錠・施錠制御や自動扉の開閉制御に必要な鍵データが保存されるICカードを鍵媒体とし、ゲート装置に付属するカードリーダによって鍵媒体から鍵データを取得し、この取得した鍵データの正当性を判別して正常認証したときのみ電気錠の解錠・施錠制御や自動扉の開閉制御を行うロックシステムが採用されている。この種のICカードを鍵媒体として利用するロックシステムとしては、例えば下記特許文献1などに開示されるものが従来より知られている。
ところで、近年、上述したロックシステムを採用したホテルでは、例えば音により解錠・施錠を通知する視覚障害者向けの機能(解錠・施錠通知機能)や解錠時間を延長する車椅子利用者向けの機能(解錠時間延長機能)が特定利用者向けの補助機能として利用されており、特定利用者に対するサービスの向上が図られている。
そして、上述した特定利用者向けの補助機能を利用するにあたっては、図2(b)に示すように、部屋番号、有効期限、発行日時からなる認証データに加え、上述した解錠・施錠通知機能を実行するか否かを示す「ON/OFF」のデータ、解錠時間延長機能における解錠時間のデータを特定利用者向けの補助データとして埋め込んだ鍵データに暗号化・署名の処理を施して鍵媒体としてのICカードに書き込み保存している。図2(b)の例では、部屋番号「101」、有効期限「2013/1/1〜2013/1/3」、発行日時「2013/1/1 12:00」を認証データとし、解錠・施錠通知機能「ON」、解錠時間「5秒」を補助データとして埋め込んだデータを鍵データとしている。
また、鍵媒体としてのICカードに保存される鍵データは、データの改竄や偽造を防止するため、上述した認証データと特定利用者向けの補助データの全体を暗号化・署名する処理が施されていた。
特開2001−241226号公報
しかしながら、従来のICカードを鍵媒体として利用するロックシステムでは、管理者以外の者が勝手に鍵データに暗号化・署名の処理を行うことができなかった。このため、鍵データの内容を変更したい場合は、管理者に鍵データの書き換えを依頼する必要があった。
また、上述した特定利用者向けの補助データは、鍵データの一部として埋め込まれ、認証データとともにまとめて暗号化・署名の処理を管理者が行っていた。このため、ICカードを鍵媒体とするロックシステムをホテルに採用した場合、チェックイン時のICカードの発行の際に、利用者が管理者であるホテル従業員に申請する必要があった。しかし、特定利用者向けの補助データは、利用者の身体の障害に直接関わる重要な個人情報であるため、利用者自らが補助データの設定(設定変更を含む)を行いたいという要望があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、鍵データの一部を利用者が任意に設定することができるロックシステムを提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載されたロックシステムは、認証データが記憶される鍵媒体としての利用者端末と、該利用者端末から近距離無線通信により取得する認証データを正常認証したときに制御されるゲート装置とを備えたロックシステムにおいて、
前記利用者端末は、前記ゲート装置が制御される際の特定利用者の手助けとなる書き換え可能な操作補助データを設定するための操作部と、該操作部の操作により設定された操作補助データを記憶する記憶部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載されたロックシステムは、請求項1のロックシステムにおいて、
前記利用者端末は、前記ゲート装置毎の操作補助データを一覧表示する表示部を備え、
前記操作部の操作により前記ゲート装置毎の操作補助データの設定が可能であることを特徴とする。
請求項3に記載されたロックシステムは、請求項1又は2のロックシステムにおいて、
前記ゲート装置は、前記利用者端末から取得する前記認証データを正常認証したときに、該認証データに関連する操作補助データを前記利用者端末から取得して処理を実行することを特徴とする。
本発明によれば、データの読み書きが可能な利用者端末を鍵媒体として用い、管理者のみが設定できる暗号化領域の認証データと、利用者が裁量で設定できる書き換え可能な非暗号化領域の操作補助データとに分割し、認証データと、この認証データと関連する操作補助データとを鍵データとして利用者端末に保存するので、非暗号化領域の操作補助データの設定や変更が任意に行え、柔軟な設定が可能となった。
また、利用者が利用者端末の表示を見ながら手元操作により操作補助データの設定や変更が任意に行え、データの書き換え作業の手間を大幅に削減することができる。そして、利用者は、自身が所有する利用者端末の表示を見て操作補助データの設定や変更を容易に行えるので、視覚障害や聴覚障害などの個人情報を管理者に通知する必要がなく、プライバシーを保護することができる。
本発明に係るロックシステムの概略構成を示すブロック図である。 (a)本発明に係るロックシステムにおいて利用者端末に保存される鍵データ(認証データ、操作補助データ)の一例を示す説明図である。 (b)従来のロックシステムにおいて暗号化・署名の処理が施されてICカードに保存される鍵データ(認証データ、補助データ)の一例を示す説明図である。 (a)本発明に係るロックシステムにおいて操作補助データを設定する際のメニュー画面の表示例を示す図である。 (b)操作補助データを設定する際の通行許可一覧の表示例を示す図である。 (c)操作補助データを設定する際の詳細設定の表示例を示す図である。 (d)操作補助データの一部を設定変更した際の詳細設定の表示例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係るロックシステムは、例えばホテル、商業ビル、一般住宅、集合住宅などの各種物件に採用され、各種物件の出入り口に設置されるゲート装置の電気錠の解錠・施錠制御や自動扉の開閉制御に必要な鍵データが保存される利用者端末(非接触IC付きの携帯電話やスマートフォンなど)を鍵媒体として用い、この鍵媒体から取得した鍵データの正当性を判別して正常認証したときのみ電気錠の解錠・施錠制御や自動扉の開閉制御を行うものであり、障害者などの特定利用者向けの操作補助データを鍵媒体の利用者端末に書き換え可能に保存し、鍵媒体の所有者(利用者)が任意に操作補助データの設定(設定変更を含む)が行える機能を有している。
以下、本発明に係るロックシステムをホテルに採用した場合を例にとって説明する。図1に示すように、ロックシステム1は、鍵データの元になる認証データを発行するデータ発行装置2と、データ発行装置2によって発行された認証データと書き換え可能な操作補助データとが保存される鍵媒体としての利用者端末3と、利用者端末3から取得する認証データを正常認証したときのみ制御(電気錠の解錠・施錠制御、自動扉の開閉制御)されるゲート装置4とから構築される。
鍵データ発行装置2は、例えばホテルのフロントや管理室などに設置され、ホテル従業員(管理者)が操作する装置であり、宿泊者の部屋番号、有効期限、発行日時などの鍵データの元になる認証データを入力するテンキーや表示部を有する操作表示部2aと、操作表示部2aからの入力操作に基づいて認証データを発行するデータ発行制御部2bと、発行された認証データに暗号化・署名の処理を施して近距離無線通信(Near field communication)により利用者端末3に書き込んで保存するリーダ/ライタ機能を有したデータ処理部2cとを備えて構成される。
尚、データ発行装置2は、上述した構成に限定されるものではなく、管理者の管理によって鍵データの元になる認証データを発行し、認証データの利用を許可する利用者端末3に対し、発行した認証データを配信できる構成であれば良い。例えばホテルの管理者が管理し、暗号化・署名の処理が施された認証データをネットワーク経由で利用者端末3に配信するソフトウェアを実装したクラウド上のサーバによりデータ発行装置2を構成することもできる。
また、データ発行装置2は、認証データに加え、後述する書き換え可能な操作補助データを付加した鍵データを発行することもできる。この場合、操作補助データは、各補助機能毎に共通の設定(デフォルト設定)がなされる。
利用者端末3は、ホテルの宿泊者(利用者)が所有する端末であり、非接触ICカードが内蔵され、利用者の手元操作によるデータの読み書きが可能な移動通信端末(携帯電話、スマートフォンなど)で構成され、操作部3a、記憶部3b、通信部3c、制御部3dを備えている。
操作部3aは、例えばテンキー、十字キー、操作ボタン等の各種入力部と、例えば液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)やELディスプレイ(electroluminescence display :ELD)等のディスプレイ装置からなる表示部とを備えている。操作部3aは、特定利用者向けの操作補助データの設定(設定変更を含む)を行う際、後述するデータ設定・変更処理プログラムを起動し、表示部の操作補助データの設定に関する表示画面(図3(a)〜(d)を参照)を確認しながら入力部から入力操作される。尚、入力部は、表示部の表示画面上のソフトキーからなるタッチパネル等のUI(User Interface)を含むものである。
記憶部3bは、例えばEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやDRAMやSDRAM等の揮発性メモリを含む各種半導体メモリ、HDD等の各種記憶装置で構成される。
記憶部3bは、データ発行装置2から取得した管理者のみが設定できる暗号化・署名の処理が施される暗号化領域の認証データと、この認証データと関連して認証データに反映して紐付けされる書き換え可能な非暗号化領域の操作補助データとを鍵データとして記憶する記憶領域を有している。尚、記憶部3bには、操作部3aの操作により設定される操作補助データのみを予め記憶させておくこともできる。また、記憶部3bには、認証データに関連する操作補助データの設定(設定変更を含む)を制御部(マイクロコンピュータ)3dに実行させるためのデータ設定・変更処理プログラムが予めインストールされる。
ここで、操作補助データとは、従来の技術でも説明したように、例えば障害者や車椅子利用者などの特定利用者向けの補助データであり、利用者端末3の操作部3aの手元操作により利用者の裁量で書き換え可能に設定できるデータである。操作補助データとしては、例えば視覚障害者向けの補助機能として音により解錠・施錠を通知するための解錠・施錠通知機能を実行するか否かを示す「ON/OFF」のデータ、車椅子利用者向けに解錠時間を延長する機能を実行するための解錠時間のデータなどがある。
図2(a)は記憶部3bに保存される鍵データ(認証データ、操作補助データ)の具体例を示している。図2(a)の例では、部屋番号「101」、有効期限「2013/1/1〜2013/1/3」、発行日時(認証データの内容変更時は、変更した日時が優先される)「2013/1/1 12:00」からなる暗号化領域の認証データに対し、宿泊者自身が利用者端末3から設定した解錠・施錠通知機能「ON」、解錠時間「5秒」からなる非暗号化領域の操作補助データが認証データに関連する鍵データとして記憶部3bに書き込まれて保存される。
尚、操作補助データは、図2(a)に示す内容のみに限らず、ゲート装置4を制御する際に障害者や車椅子利用者等の特定利用者の手助けとなるデータであれば良い。例えば、聴覚障害者向けの補助機能として光により解錠・施錠を通知するための解錠・施錠通知機能を実行するか否かを示す「ON/OFF」のデータ、障害者がホテル従業員の呼び出しするか否かを示す「ON/OFF」のデータ、障害者に音や光により自動扉の開・閉を通知するための開・閉通知機能を実行するか否かを示す「ON/OFF」のデータ、自動扉の開状態を維持する開状態維持時間などがある。また、操作補助データは、操作部3aにより、全てのゲート装置4で共通の設定を行うか、ゲート装置4毎に適した設定を行うことができる。
通信部3cは、制御部3dの制御により、データ発行装置2との間で近距離無線通信やネットワーク通信を行ってデータを送受している。また、通信部3cは、制御部3dの制御により、ゲート装置4との間で近距離無線通信を行ってデータを送受している。
制御部3dは、例えばCPU,ROM,RAMなどを含むマイクロコンピュータで構成される。制御部3dは、通信部3cとデータ発行装置2との間における近距離無線通信やネットワーク通信、通信部3cとゲート装置4との間における近距離無線通信を制御している。
また、制御部3dは、操作部3aの操作に基づいてデータ設定・変更処理プログラムを起動し、通信部3cがデータ発行装置2から取得した暗号化領域の認証データに関連する書き換え可能な非暗号化領域の操作補助データの設定や変更を制御している。
ゲート装置4は、ホテルの各客室の出入り口に設置され、通信部4a、記憶部4b、制御部4c、電気錠4dを備えている。
通信部4aは、制御部4cの制御により、利用者端末3との間で近距離無線通信を行ってデータを送受している。
記憶部4bは、例えばEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやDRAMやSDRAM等の揮発性メモリを含む各種半導体メモリ、HDD等の各種記憶装置で構成される。記憶部4bには、利用者端末3から取得した鍵データにおける認証データの認証を行うための照合用データ(ゲート装置4が設置される部屋番号など)が記憶されている。また、記憶部4bは、不図示の検知手段によってモニタされる現在の電気錠4dの施解錠状態や扉の開閉状態を示すモニタデータや電気錠4dの施解錠履歴データなどを記憶している。
制御部4cは、例えばCPU,ROM,RAMなどを含むマイクロコンピュータで構成される。制御部4cは、通信部4aと利用者端末3との間で近距離無線通信を行う際の通信部4aの制御、利用者端末3から取得した鍵データにおける認証データの認証判別処理、認証判別処理の結果と認証データに関連する操作補助データに基づく電気錠4dの解錠制御や施錠制御などを行っている。
電気錠4dは、例えばモータやソレノイド等の駆動装置と錠前で構成され、制御部4cの制御により駆動装置を駆動し、扉枠の係止穴に対してデッドボルトを引き込むことで錠前を解錠し、扉枠の係止穴に対してデッドボルトを突出させることで錠前を施錠している。
尚、電気錠4dは、解錠してから所定時間が経過(操作補助データとして解錠時間が設定されている場合は、解錠時間が経過)すると、制御部4cの制御により自動的に施錠するようになっている。
ところで、上述したゲート装置4は、電気錠4dを含む構成として説明したが、これに限定されるものではない。例えば電気錠4dに代えて自動扉を備えた構成とし、利用者端末3から取得した鍵データにおける認証データを正常認証したときのみ自動扉が開き、所定時間が経過(操作補助データとして解錠時間が設定されている場合は、解錠時間が経過)すると自動扉が閉まるようにしてもよい。また、ゲート装置4を電気錠や自動扉を含む構成とし、利用者端末3から取得した鍵データにおける認証データを正常認証したときに電気錠を施錠したり、自動扉を閉めるようにしてもよい。
次に、上記構成によるロックシステム1をホテルに採用した場合において、データ発行装置2により認証データを発行し、発行された認証データを利用者端末3に書き込んで保存するまでの動作について説明する。
ホテルのフロント従業員(管理者)は、宿泊者がチェックイン手続きを行った際に、部屋番号、有効期限、発行日時のデータをデータ発行装置2の操作表示部2aから入力し、この入力したデータに基づいて鍵データの元になる認証データを発行する。そして、データ発行装置2は、宿泊者が所有する利用者端末3との間で近距離無線通信を行い、発行した認証データに暗号化・署名の処理を施して利用者端末3に送信する。利用者端末3は、データ発行装置2から認証データを受信すると、その認証データにより通行が許可されるゲート装置4を含む物件に対応する操作補助データが記憶部3bに保存されているか否かを判別する。利用者端末3は、該当する操作補助データが記憶部3bに保存されていると判断すると、その操作補助データをデータ発行装置2から取得した認証データに関連する鍵データとして記憶部3bに保存する。これに対し、該当する操作補助データが記憶部3bに保存されていないと判断すると、データ発行装置2から取得した認証データのみを鍵データとして記憶部3bに保存する。
尚、利用者端末3は、記憶部3bに保存されている操作補助データが物件を特定した設定がなされていない場合、データ発行装置2から受信した認証データと操作補助データとを合成して記憶部3bに保存する。すなわち、操作補助データは、物件を特定した設定がなされていない場合には、全ての物件のゲート装置4に対して共通の設定が適用されることになる。
また、上述した処理では、利用者端末3がFeliCa(登録商標)の場合を想定し、利用者端末3がデータ発行装置2から認証データを受信した時点で認証データと操作補助データとを合成しているが、これに限定されるものではない。例えば利用者端末3が近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)の場合、ゲート装置4から利用者端末3に鍵データの送信要求があったときに、暗号化された認証データと操作補助データとを組み合わせて利用者端末3から送信させることもできる。
さらに、宿泊者が事前にホテルの宿泊予約を行った場合は、宿泊予約時にデータ発行装置2からネットワーク経由で宿泊者の利用者端末3に鍵データの元になる認証データを配信することもできる。この場合、宿泊者は、ホテルのフロントにおけるチェックイン手続きと認証データの発行の手間を省くことができる。
次に、利用者が利用者端末3に操作補助データを設定する場合の動作と、既に設定された操作補助データを変更する場合の動作について説明する。
・操作補助データの設定
操作補助データを設定する場合は、自身が所有する利用者端末3の操作部3aを操作してデータ設定・変更処理プログラムを起動する。データ設定・変更処理プログラムが起動した状態で図3(a)に示す初期メニューから「設定」の項目を選択すると、設定する操作補助データが関連する認証データにより制御されるゲート装置4が設置される物件名、操作補助データの詳細設定を行う。具体的に、ホテルのゲート装置4に対し、解錠・施錠通知機能をオンさせ、解錠時間を10秒延長させたい場合は、詳細設定の画面において、物件名「ホテル」、解錠・施錠通知機能「ON」、解錠時間「10秒」に設定する。この設定された操作補助データは、制御対象のゲート装置4に用いられる認証データに関連するデータとして認証データに反映して紐付けされ、認証データとともに鍵データとして記憶部3bに保存される。
・操作補助データの設定変更
操作補助データの設定変更を行う場合は、自身が所有する利用者端末3の操作部3aを操作してデータ設定・変更処理プログラムを起動する。データ設定・変更処理プログラムが起動した状態で図3(a)に示す初期メニューから「設定変更」の項目を選択すると、図3(b)に示すように、その利用者端末3で通行が許可されているゲート装置4が設置された物件が通行許可物件一覧として表示される。図3(b)では、「自宅」、「事務所」、「ホテル」が通行許可物件一覧として表示されている。利用者は、通行許可物件一覧から設定変更する物件、例えば「ホテル」を選択すると、図3(c)に示すように、「ホテル」の操作補助データに関する詳細設定が表示される。利用者は、この詳細設定において、設定項目を選択して適宜設定を行う。図3(d)は、解錠時間を「10秒」から「15秒」に設定変更した状態の詳細設定の表示画面を示している。そして、図3(d)の詳細設定で設定変更された操作補助データは、通行許可物件における制御対象のゲート装置4に用いられる認証データに関連する鍵データとして記憶部3bに上書き保存される。
そして、上記構成によるロックシステム1において、宿泊者がゲート装置4の電気錠4dを解錠する場合には、宿泊する客室の扉の前に立つと、宿泊者が所有する利用者端末3とゲート装置4との間で近距離無線通信が行われる。これにより、ゲート装置4は、利用者端末3から認証データを取得し、この取得した認証データを正常認証すると、その客室の電気錠4dを解錠制御する。そして、ゲート装置4は、認証データを正常認証した際、利用者端末3から認証データに関連する操作補助データを取得し、その操作補助データの設定内容に基づいて処理を実行する。例えば図3(c)に示すように、解錠・施錠通知機能「ON」、解錠時間「10秒」が認証データに関連する操作補助データとして設定されている場合には、電気錠4dが解錠されると、音(例えば、ブザー)を鳴らして利用者に知らせ、電気錠4dの解錠から10秒が経過するまで解錠状態が保持される。
尚、ゲート装置4は、利用者端末3に鍵データの送信を要求し、この要求に伴って利用者端末3から送信される認証データの認証を行う際、その認証データに関連する操作補助データを利用者端末3から同時に取得し、認証データを正常認証すると、その客室の電気錠4dを解錠制御するとともに、操作補助データの設定内容に基づく処理を実行しても良い。
このように、本例のロックシステム1では、利用者端末3に保存される鍵データを、管理者のみが設定できる暗号化領域の認証データと、利用者が裁量で設定できる書き換え可能な非暗号化領域の操作補助データとに分割し、認証データと、この認証データと関連する操作補助データとを鍵データとして利用者端末に保存するので、非暗号化領域の操作補助データの設定や変更が任意に行え、柔軟な設定が可能となった。
すなわち、従来、ICカードに書き込まれた鍵データを変更するためには、ICカードを発行した専用の発行機が設置される発行設備のある場所に行く必要があり、データの書き換え作業に手間を要していた。これに対し、本例のロックシステム1では、利用者の操作によるデータの読み書きが可能な非接触ICカード内蔵の携帯型の利用者端末3を鍵媒体として用いているので、利用者が利用者端末3の表示画面を見ながら手元操作により非暗号化領域の操作補助データの設定や変更が任意に行え、上述したデータの書き換え作業の手間を大幅に削減することができる。
また、利用者端末3を鍵媒体として用いるので、その利用者端末3の鍵データにおける認証データにより通行が許可されている物件を一覧表示することができる。しかも、一覧表示から物件を選択すると、その物件のゲート装置4に関する操作補助データの詳細設定を表示することができる。これにより、利用者は、操作補助データの詳細設定から現在の設定状況を確認でき、必要に応じて設定内容を容易に変更することができる。
そして、利用者は、自身が所有する利用者端末3の表示画面を見て操作補助データの設定や変更を容易に行うことができるので、視覚障害や聴覚障害などの個人情報を管理者に通知する必要がなく、プライバシーを保護することができる。
以上、本発明に係るロックシステム1の最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1 ロックシステム
2 データ発行装置
2a 操作表示部
2b データ発行制御部
2c データ処理部
3 利用者端末
3a 操作部
3b 記憶部
3c 通信部
3d 制御部
4 ゲート装置
4a 通信部
4b 記憶部
4c 制御部
4d 電気錠

Claims (3)

  1. 認証データが記憶される鍵媒体としての利用者端末と、該利用者端末から近距離無線通信により取得する認証データを正常認証したときに制御されるゲート装置とを備えたロックシステムにおいて、
    前記利用者端末は、前記ゲート装置が制御される際の特定利用者の手助けとなる書き換え可能な操作補助データを設定するための操作部と、該操作部の操作により設定された操作補助データを記憶する記憶部とを備えたことを特徴とするロックシステム。
  2. 前記利用者端末は、前記ゲート装置毎の操作補助データを一覧表示する表示部を備え、
    前記操作部の操作により前記ゲート装置毎の操作補助データの設定が可能であることを特徴とする請求項1記載のロックシステム。
  3. 前記ゲート装置は、前記利用者端末から取得する前記認証データを正常認証したときに、該認証データに関連する操作補助データを前記利用者端末から取得して処理を実行することを特徴とする請求項1又は2記載のロックシステム。
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