JP2015065625A - 通信装置、無線ネットワークシステム、無線ネットワーク制御方法、及び、無線ネットワーク制御プログラム - Google Patents

通信装置、無線ネットワークシステム、無線ネットワーク制御方法、及び、無線ネットワーク制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マルチホップ方式の無線ネットワークシステムにおいて、無線通信端末が行う経路情報の送信回数をできるだけ少なくすることを目的とする。
【解決手段】無線ネットワークシステムは、複数の集約装置と複数の通信装置とから成り、前記複数の通信装置それぞれは、前記複数の集約装置のうちのいずれか1つと、マルチホップ無線通信により接続され、通信装置は、現在接続している第1集約装置とは別の集約装置であって、前記通信装置と現在接続可能な第2集約装置を検出し、所定周期で、第1集約装置と第2集約装置それぞれとの接続しやすさの度合いを示し、値が小さいほど接続しやすいことを示す評価値を算出し、第2集約装置の評価値が、第1集約装置の評価値に対して所定割合以上小さい値であった場合には、第1集約装置に代えて第2集約装置と接続する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の通信装置が無線ネットワークで接続されて成る通信システムに関するものである。
近年、各電力需要家に無線通信端末を設置し、これらを電力事業者が保有する収集サーバと通信可能に接続し、各電力需要家における電力量計の検針データを定期的に収集する自動検針システムが実現されつつある。かかる自動検針システムの構築に際し、前記無線通信端末(ノード)を通して順次パケットを転送してゆく、いわゆるマルチホップ方式の無線ネットワークシステムの適用が検討されている。
例えば、無線通信端末をノードとしてツリー型のネットワークを構成し、検針データを上位側の無線通信装置に吸い上げて統合し、さらに上位側へと転送してゆく無線データ収集システムが提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−187793号公報
この技術によれば、例えば、所定数の無線通信端末ごとにツリーを構成し、各ツリーのルート(root)となる無線通信装置に集まった検針データを収集すれば、短時間で検針データを収集することができることになる。
しかし、無線通信端末同士は、データの送受信を無線で行うことから、天候や障害物等により電波環境が変化して、データの送受信ができなくなることがあり得る。また、無線通信端末は、各電力需要家に設置されることから、集合住宅や住宅密集地では、データ自体の数が多くなり、データが錯綜することも生じ得る。このような場合、無線通信端末は、新たな経路を確保することになる。
ここで、マルチホップ無線ネットワークにおける、いわゆるプロアクティブ型のルーティングプロトコルでは、各ノードはネットワークトポロジーの変化に反応してネットワーク全体に経路の更新情報を伝達することになる。
従って、上述のような無線通信端末から検針データを収集することを目的とする無線ネットワークにおいては、電波環境が変化すると、経路の更新情報が一度に多数の無線通信端末から送信されることとなり、データが錯綜して本来の目的である検針データの送受信が阻害されることとなりかねない。
そこで、本発明は、マルチホップ方式の無線ネットワークシステムにおいて、無線通信端末が行う経路情報の送信の回数をできるだけ少なくすることを目的とする。
本発明にかかる一態様に係る通信装置は、複数の集約装置と複数の通信装置とから成り、前記複数の通信装置それぞれは、前記複数の集約装置のうちのいずれか1つと、マルチホップ無線通信により接続される無線ネットワークシステムの前記通信装置であって、現在接続している第1集約装置とは別の集約装置であって、前記通信装置と現在接続可能な第2集約装置を検出する集約装置検出手段と、或る集約装置との接続しやすさの度合いを示す評価値であって、値が小さいほど接続しやすいことを示す評価値を算出する評価値算出手段と、所定周期で、前記評価値算出手段に、前記第1集約装置と前記第2集約装置それぞれの前記評価値を算出させ、前記第2集約装置の評価値が、前記第1集約装置の評価値に対して所定割合以上小さい値であった場合には、前記第1集約装置に代えて前記第2集約装置と接続する通信制御手段とを備えることを特徴とする。
そして、本発明にかかる一態様に係る無線ネットワークシステムは、複数の集約装置と複数の通信装置とから成り、前記複数の通信装置それぞれは、前記複数の集約装置のうちのいずれか1つと、マルチホップ無線通信により接続される無線ネットワークシステムであって、前記通信装置は、現在接続している第1集約装置とは別の集約装置であって、前記通信装置と現在接続可能な第2集約装置を検出する集約装置検出手段と、或る集約装置との接続しやすさの度合いを示す評価値であって、値が小さいほど接続しやすいことを示す評価値を算出する評価値算出手段と、所定周期で、前記評価値算出手段に、前記第1集約装置と前記第2集約装置それぞれの前記評価値を算出させ、前記第2集約装置の評価値が、前記第1集約装置の評価値に対して所定割合以上小さい値であった場合には、前記第1集約装置に代えて前記第2集約装置と接続する通信制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の他の一態様に係る無線ネットワーク制御方法は、複数の集約装置と複数の通信装置とから成り、前記複数の通信装置それぞれは、前記複数の集約装置のうちのいずれか1つと、マルチホップ無線通信により接続される無線ネットワークシステムの前記通信装置で用いられる無線ネットワーク制御方法であって、現在接続している第1集約装置とは別の集約装置であって、前記通信装置と現在接続可能な第2集約装置を検出する集約装置検出ステップと、或る集約装置との接続しやすさの度合いを示す評価値であって、値が小さいほど接続しやすいことを示す評価値を算出する評価値算出ステップと、所定周期で、前記評価値算出ステップで、前記第1集約装置と前記第2集約装置それぞれの前記評価値を算出し、前記第2集約装置の評価値が、前記第1集約装置の評価値に対して所定割合以上小さい値であった場合には、前記第1集約装置に代えて前記第2集約装置と接続する通信制御ステップとを備えることを特徴とする。
本発明の他の一態様に係る無線ネットワーク制御プログラムは、複数の集約装置と複数の通信装置とから成り、前記複数の通信装置それぞれは、前記複数の集約装置のうちのいずれか1つと、マルチホップ無線通信により接続される無線ネットワークシステムの前記通信装置で用いられる無線ネットワーク制御プログラムであって、現在接続している第1集約装置とは別の集約装置であって、前記通信装置と現在接続可能な第2集約装置を検出する集約装置検出手段と、或る集約装置との接続しやすさの度合いを示す評価値であって、値が小さいほど接続しやすいことを示す評価値を算出する評価値算出手段と、所定周期で、前記評価値算出手段に、前記第1集約装置と前記第2集約装置それぞれの前記評価値を算出させ、前記第2集約装置の評価値が、前記第1集約装置の評価値に対して所定割合以上小さい値であった場合には、前記第1集約装置に代えて前記第2集約装置と接続する通信制御手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
このような構成の通信装置、無線ネットワークシステム、無線ネットワーク制御方法、及び、無線ネットワーク制御プログラムによれば、第2集約装置の方が第1集約装置よりも接続しやすかったとしても、第2集約装置の評価値が、第1集約装置の評価値に対して所定割合以上小さい値でなければ、第1集約装置に代えて第2集約装置と接続を行わない。つまり、接続を切り替える条件である評価値の差を割合で決めるので、評価値が小さいもの同士の方が、差分が小さくても、切り替えられることになり、評価値が大きいもの同士の方が、差分が大きくなければ切り替えられないことになる。評価値が大きいほど接続し難いので、評価値が高い(評価が低い)もの同士の場合には、つまり、接続し難いもの同士の場合には、切り替えが起き難くなる。すなわち、無線ネットワークの通信品質の向上が見込めない場合は、切り替えが起こり難く、結果として、切り替えに伴うデータの送受信が発生し難くなることになる。従って、無線ネットワークの通信品質を保ちながら、ネットワークを流れるデータの量を抑制することが可能となる。ここで、集約装置と接続しやすいとは、通信装置から集約装置宛に送信したパケット(データ)が、集約装置に届く可能性が高いことをいう。
また、上述の通信装置は、自装置の接続先となる集約装置の識別子を記憶する記憶手段を、更に備え、前記記憶手段に、前記第1集約装置の識別子と、前記第2集約装置の識別子とが記憶されている場合において、前記通信制御手段は、前記集約装置検出手段が、現在接続可能な第3集約装置を検出した場合には、前記評価値算出手段に、更に前記第3集約装置の評価値を算出させ、前記第3集約装置の評価値が、前記第2集約装置の評価値に対して前記所定割合より大きい値である場合には、前記記憶手段に記憶している前記第2集約装置の識別子を維持することが好ましい。
この構成によれば、いわゆる予備の第2集約装置の評価値に対して、第3集約装置の評価値が所定割合より大きい値である場合には切り替えない、すなわち、第3集約装置が第2集約装置に比べてそれほど接続しやすくない場合には切り替えないので、無線ネットワークの通信品質をそれほど変えることなく、ネットワークを流れるデータの量を抑制することが可能となる。
また、上述の通信装置において、前記通信制御手段は、前記第3集約装置の評価値が、前記第2集約装置の評価値に対して前記所定割合以上小さい値であり、且つ、第1集約装置の評価値以上の値である場合には、前記第2集約装置の識別子に代えて前記第3集約装置の識別子を前記記憶手段に記憶させることが好ましい。
この構成によれば、いわゆる予備の第2集約装置を、所定割合以上接続しやすい第3集約装置に切り替えるので、無線ネットワークの通信品質をより安定させることが可能となる。また、無線ネットワークの通信品質をより安定する場合でないと切り替えないので、切り替えに伴うデータの送受信が発生し難くなり、結果として。ネットワークを流れるデータの量を抑制することが可能となる。
また、上述の通信装置において、前記通信制御手段は、前記第1集約装置に代えて前記第2集約装置と接続した場合には、前記集約装置を代えたことを示す情報を外部に送信することが好ましい。
また、上述の通信装置において、前記通信制御手段は、前記第2集約装置の識別子に代えて前記第3集約装置の識別子を前記記憶手段に記憶させた場合には、前記集約装置を代えたことを示す情報を外部に送信することが好ましい。
この構成によれば、集約装置を切り替えた場合にのみ情報(データ)が送信されるので、ネットワークを流れるデータの量を抑制することが可能となる。
また、上述の通信装置において、前記通信制御手段は、前記第1集約装置と接続してから一定期間が経過した後に、前記評価値算出手段に、前記第1集約装置と前記第2集約装置それぞれの前記評価値を算出させ、前記第2集約装置の評価値が、前記第1集約装置の評価値に対して所定割合以上小さい値であった場合には、前記第1集約装置に代えて前記第2集約装置と接続することが好ましい。
この構成によれば、第1集約装置への経路が安定したと推定できる一定期間経過後に、第2集約装置の評価値が、第1集約装置の評価値に対して所定割合以上小さい値であるかを判断することになるので、安定していない未成熟な経路が固定化することを防ぐことが可能となる。
本発明にかかるマルチホップ方式の無線ネットワークシステムは、無線通信端末(通信装置)が行う経路情報の送信の回数をできるだけ少なくすることができる。
電力需要家の端局から検針データを収集するための無線ネットワークシステムの使用例を示す図である。 端局Tの正面図の例である。 無線ネットワークシステムの概略を示す図である。 端局の機能ブロックの構成例を示す図である。 ゲートウェイGWの機能ブロックの構成例を示す図である。 GW情報テーブルの構成及び内容の例を示す図である。 自装置情報テーブル1820の構成及び内容の例を示す図である。 (a)は、ゲートウェイGWの評価値を説明するためのグラフであり、(b)は、切り替えを決定するための評価値を説明するためのグラフである。 切り替えを決定するための評価値を説明するための図である。 評価値更新処理のフローチャートである。 ゲートウェイ決定処理のフローチャートである。 GW検出処理のフローチャートである。 無線ネットワークにおいて送受信されるデータを説明するための図である。 無線ネットワークにおいて送受信されるデータを説明するための図である。
<実施形態>
実施形態の無線ネットワークシステムは、マルチホップ無線ネットワークであり、各電力需要家から、検針データを収集するためのシステムである。
図1は、実施形態の無線ネットワークシステムの使用例を示す図である。この無線ネットワークシステムは、電力需要家H1、H2、・・・、H12(総称するときは、電力需要家Hという。)、各電力需要家Hに設置されている電力計量器である端局T1、T2、・・・、T12(総称するときは、端局Tという。)、ゲートウェイGWa、GWb、GWc(総称するときは、ゲートウェイGWという。)、ネットワーク2、サーバ装置1を備える。尚、電力需要家H、端局T、ゲートウェイGW、及び、サーバ装置1の個数は、これらの数に限られない。
ネットワーク2は、電力会社等のネットワーク運営会社によって管理されているネットワークであり、有線、無線を問わない。また、ゲートウェイGWは、例えば、主な電柱に設けられ、ネットワーク2を介して、電力会社等によって管理されているサーバ装置1と接続される。
端局Tは、マルチホップを用いたネットワークのノードを構成し、何れかのゲートウェイGWに属している。端局Tは、積算電力量計としての機能を有し、それぞれの検針データは、順次、隣の端局Tに転送され、自装置が属するゲートウェイGWに集められる。各ゲートウェイGWに集められた検針データは、ネットワーク2を介して、サーバ装置1に送信される。端局Tは、無線LAN(Local Area Network)規格での通信を行い、信号A1〜4等で示すように、アドホックモードによって1対1の通信を行う。また、ゲートウェイGWはそれぞれ、数百程度の端局Tの検針データを収集する。
図2は、端局Tの正面図の例である。この端局Tは、電力需要家の宅内の各配電線が接続される端子台6、負荷開閉器3000、電力計2000、及び、通信装置1000が配列されて構成される。電力計2000は、積算電力量を、予め定める周期、例えば、5分毎に検針する。その検針データは30分毎に、通信装置1000によって、自装置の属するゲートウェイGWに向けて送信される。負荷開閉器3000は、サーバ装置1から送信されてくる制御データに応じて、開閉動作を行う。
ここで、図3に、実施形態のマルチホップを用いたネットワークの概略を示す。2重円がゲートウェイGWを示し、円内部にはゲートウェイGWの識別子「GWa」等が記載されている。1重円が端局Tを示し、円内部には端局Tの識別子「T1」等が記載されている。円を結ぶ破線は、その両端の円で示すゲートウェイGW又は端局T同士が、互いの存在を検出(学習)していることを示す。
サーバ装置1とゲートウェイGWとはネットワーク(通信回線)2によって接続され、ゲートウェイGWと各端局とは、マルチホップにより接続される。実施形態のネットワークでは、ホップ数は、最大で数十、好ましくは十ホップ以下である。
実施形態のネットワークは、例えば、マルチホップ無線ネットワークにおけるいわゆるプロアクティブ型のルーティングのプロトコルの1つであるOLSR(Optimized Link State Routing)によって生成される。ゲートウェイGWと各端局Tとの間の経路は、各装置(ゲートウェイGW、端局T)が、周期的に、自装置の存在を伝えるとともに、経路情報を交換するためのメッセージを送受信することで、各装置が自律的に構築する。各ゲートウェイGW、及び、各端局Tは、ネットワーク全体のトポロジー情報である経路表(ルートテーブル)、例えば、学習したネットワーク内の端局Tと、その端局Tへデータを送信するための隣接送信先である端局Tとを対応付けて記憶する。
各装置が自律的に、周囲の電波状況等の変化に応じて、最適な経路を構築するため、端局TからゲートウェイGWへの上りルートと、ゲートウェイGWから端局Tへの下りルートとでは、経路が異なる場合がある。
検針データは、その端局Tが属するゲートウェイGWに向けて上りルートで送信される。例えば、図3において、ハッチングがかかった識別子「T8」の端局T(以下、「端局T8」という。)の、識別子「GWa」のゲートウェイGW(以下、「ゲートウェイGWa」という。)への上りルートを、ゲートウェイGW向きの実線矢印で示す。具体的には、端局T8が送信した検針データは、端局T6を経由してゲートウェイGWaに到達する。端局T8が、検針データをゲートウェイGWaに向けて送信する為に、上位の隣接送信先である端局T6に送信するパケットの例を図13(a)に示す。このパケットには、隣接宛先として端局T6の宛先「T6−Addr」、最終宛先として端局T8の宛先「GWa−Addr」、データ種別として「検針データ」、自装置の検針データが含まれる。端局T8から検針データのパケットを受信した端局T6は、最終宛先「GWa−Addr」への経路上の宛先に、受信したパケットを転送する。図3の場合は、端局T6は、受信したパケットを「GWa−Addr」に転送することとなるが、他の端局Tを経由する場合は、その端局T宛にパケットを転送する。
尚、実施形態では、端局Tの宛先は、MAC(Media Access Control)アドレスとし、ゲートウェイGWの宛先は、IP(Internet Protocol)アドレスとする。また、図13、図14に示すパケットの例では、説明に必要な項目データのみを記載するものとする。
また、サーバ装置1は、端局T8に制御データを送信する際には、その端局Tが属するゲートウェイGWaに制御データ(命令)を渡して、端局T8への送信を依頼する。制御データは、図3の端局T8に向かう実線矢印のルートで示す下りルートで、送信されることになる。具体的には、ゲートウェイGWaが送信した制御データは、端局T1、端局T3、端局T5を経由してゲートウェイGWaに到達する。
ゲートウェイGWaは、端局T8に送信する為に、制御データのパケットを、隣接送信先である端局T1宛に送信する。ゲートウェイGWaが、端局T1に送信するパケットの例を図13(b)に示す。このパケットには、隣接宛先として端局T1の宛先「T1−Addr」、データ種別として「制御データ」、最終宛先としてゲートウェイGWaの宛先「T8−Addr」、制御データが含まれる。ゲートウェイGWaから制御データのパケットを受信した端局T1は、最終宛先「T8−Addr」への隣接送信先である端局T3宛に、パケットを転送する。
ここで、端局T間は、無線によって通信が行われるため、電波環境が変化して通信ができなくなることが考えられる。例えば、天候が悪化したり、大型車の通行が増えたり、大きな建物が建築されたり等、様々な要因で電波環境に変化が生じる。従って、一旦経路が決定されたとしても、電波環境の変化に迅速に対応するために、実施形態の端局Tの通信装置1000は、検針データをサーバ装置1に送信するために現在使用している経路以外の経路を、予備の経路(副経路)として確保している。つまり、現在属しているゲートウェイGW(以下、「主ゲートウェイGW」という。)以外のゲートウェイGWを、予備のゲートウェイGW(以下、「副ゲートウェイGW」という。)として確保している。例えば、図3の端局T8は、副ゲートウェイGWとして「GWb」を確保し、GWbへの経路(破線矢印のルート参照)を構築している。尚、端局Tは、他の端局TやゲートウェイGWからのメッセージを受信することで、ネットワークの状況を把握していることから、主ゲートウェイGW及び副ゲートウェイGW以外のゲートウェイGWcとの経路も構築している(一点鎖線矢印のルート参照)。
実施形態の無線ネットワークシステムの各端局Tは、複数のゲートウェイGWを学習し、より安定した送受信が可能なゲートウェイGWに動的に切り替えを行うことで、より安定したネットワークを構築する。そして、ゲートウェイGWを切り替えた場合には、どのゲートウェイGWに切り替えたか、つまり、自装置が現在どのゲートウェイGWに属しているかを示すデータ(位置情報データ)を、サーバ装置1に対して送信する。サーバ装置1が制御データを端局Tに送信することができるようにである。
また、どのゲートウェイGWを副ゲートウェイGWとして確保しているかを示すデータも送信する。つまり、副ゲートウェイGWを変更した場合も、サーバ装置1に通知する。サーバ装置1が、主ゲートウェイGW経由で端局Tに向けた通信に失敗した場合に、予備の経由先として使用するためである。
図14(a)に、端局T8が、主ゲートウェイGWと副ゲートウェイGWを示す位置情報データを、サーバ装置1に送信するためのパケットの例を示す。このパケットには、宛先として端局T6の宛先「T6−Addr」、データ種別として「位置情報」、送信元として自装置の宛先「T8−Addr」、主ゲートウェイGWの識別子「GWa」、副ゲートウェイGWの識別子「GWb」が含まれる。この位置情報データは、主ゲートウェイGWを介して、サーバ装置1に送信される。
マルチホップ無線ネットワークでは、天候や一時的な障害による通信環境の変化によって一度に多数の位置情報データがサーバ装置1に送信される状況が発生しうる。この場合、多くの位置情報データによるトラフィックが増加して本来行うべく通信ができなくなることが発生し、また、サーバ装置1の処理が追いつかなくなることが発生し得る。
そこで、実施形態の無線ネットワークシステムでは、端局TがゲートウェイGWを切り替える回数を減らすことができ、且つ、より安定したネットワークを構築できるような、ゲートウェイGWの切り替えロジックを用いる。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。
<構成>
図4は、端局Tの機能ブロックの構成例を示す図である。端局Tは、通信装置1000、電力計2000、及び、負荷開閉器3000を備える。破線の矢印は、一部の端局TがゲートウェイGW(集約装置)と通信を行うことを示す。
通信装置1000は、無線通信制御部1100、無線通信部1200、タイマー1300、機内通信制御部1400、インタフェース1410、インタフェース1420、外部インタフェース1500、入力部1510、GW決定部1600、評価値算出部1700、リンク情報記憶部1800(記憶手段)、及び、電力量情報記憶部1900を備える。
無線通信制御部1100は、GW検出部1110(集約装置検出手段)を有し、各機能部を制御して、無線通信の制御を行う機能を有する。例えば、所定期間ごとに、例えば、30分ごとに、電力量情報記憶部1900に記憶されている電力量を読み出して、端局Tが属するゲートウェイGWに向けてのパケットを無線通信部1200に送信させるなどである。所定期間が経過したことの検出は、タイマー1300からの割り込みによって検知する。
GW検出部1110は、無線通信部1200を介して受信されるデータから、ゲートウェイGWの追加、削除、故障等の情報を検出する機能を有する。GW検出部1110は、他の端局TからゲートウェイGWに関する情報が含まれたメッセージを受信し、受信したメッセージを解析して、ゲートウェイGWの追加、削除、故障等を検出する。このメッセージは、各ゲートウェイGW、及び、各端局Tが、所定の周期でブロードキャストしている。尚、サーバ装置1から、ゲートウェイGWの追加、削除、故障等の情報をゲートウェイGW経由で送信することとしてもよい。
具体的には、ゲートウェイGWが新たに追加された場合、追加されたゲートウェイGWは、自装置の情報を含ませたメッセージを送信(例えば、フラッディング)する。従って、GW検出部1110は、受信したメッセージに新たなゲートウェイGWの情報が含まれていた場合に、ゲートウェイGWが追加されたことを検出する。また、ゲートウェイGWは、撤去されたり、停止されるなどして動作しなくなると、メッセージを送信しなくなる。従って、GW検出部1110は、そのゲートウェイGWからのメッセージを一定期間の間受信しない場合は、そのゲートウェイGWは削除されたと判断する。また、ゲートウェイGWは、自装置の故障を検出すると、その旨を含ませたメッセージを送信する。従って、GW検出部1110は、故障の旨が含まれたメッセージを受信すると、そのゲートウェイGWは故障したことを検出する。
図14(b)に、図3の端局T8が周囲に送信するメッセージの例を示す。このメッセージ(パケット)には、宛先として全宛先(ブロードキャストアドレス)、送信元として自装置の宛先「T8−Addr」、学習GW情報として、自装置が学習している全ゲートウェイGWの識別子のリスト、隣接ノード情報として、隣接する端局T(隣接端局)の識別子(宛先アドレス)のリスト、他端局情報として、自装置が学習している端局Tの識別子と各端局Tに対する隣接送信先(ネクストホップ)等が含まれる。このメッセージを受信した端局Tは、メッセージ内の「自装置が学習している全ゲートウェイGWの識別子のリスト」に、自装置が学習していないゲートウェイGWの識別子が含まれている場合は、新たなゲートウェイGWが追加されたことを検出し、そのメッセージの送信元の端局Tを隣接送信先として得ることができる。
ゲートウェイGWの追加、削除、故障等を検出した場合、GW検出部1110は、リンク情報記憶部1800に記憶させる。
無線通信部1200は、他の端局T(図4の「端局T’」)、又は、ゲートウェイGWと、無線LAN規格によりアドホックモードでの通信を行う機能を有する。
タイマー1300は、無線通信制御部1100、及び、機内通信制御部1400に時刻を通知し、また、予め定められた所定周期での割り込みを掛ける機能を有する。例えば、無線通信制御部1100及びに30分毎に割り込みを掛ける。機内通信制御部1400に5分毎に割り込みを掛ける等である。無線通信制御部1100は、割り込みのタイミングで電力量情報記憶部1900から30分間の検針データを読み出して送信し、機内通信制御部1400は、割り込みのタイミングで電力計2000から5分間の受電電力量を取得して電力量情報記憶部1900に記憶させる。
インタフェース1410は、電力計2000から検針データを受信するインタフェースであり、インタフェース1420は、負荷開閉器3000に制御データを送信するインタフェースである。
機内通信制御部1400は、インタフェース1410、及び、インタフェース1420を介して、電力計2000、及び、負荷開閉器3000との通信を制御する機能を有する。また、機内通信制御部1400は、電力計2000から受電電力量を定期的に取得して電力量情報記憶部1900に記憶させておく機能を有する。
外部インタフェース1500は、外部の設定ツール等と接続するインタフェースであり、端局Tの初期設定時等に初期値等を設定するために用いる。
入力部1510は、ユーザの操作を受け付け、ユーザ操作に応じて、リンク情報記憶部1800、及び、電力量情報記憶部1900にデータを記憶させたり、記憶されているデータを書き換えたりする機能を有する。
GW決定部1600は、主ゲートウェイGWと副ゲートウェイGWとを決定する機能を有する。実施形態では、現在の主ゲートウェイGWと、現在の副ゲートウェイGWと、新たに検出したゲートウェイGW、つまり、主ゲートウェイGW、又は、副ゲートウェイGWのいずれかになるかもしれないゲートウェイGW(以下、「候補ゲートウェイGW」という。)との3つのゲートウェイGWから、主ゲートウェイGWと副ゲートウェイGWとを決定する。尚、候補ゲートウェイGWは、複数あっても良い。ゲートウェイGWの決定方法は、<ゲートウェイGWの決定方法>の項で説明する。
評価値算出部1700は、無線通信制御部1100の依頼により、ゲートウェイGWの評価値を算出する機能を有する。無線通信制御部1100は、メッセージを受信したとき、データ通信の到達応答を受信したとき、データ通信の失敗を検出したとき、ループ経路等が検出されたとき、等の所定のタイミングで、評価値算出部1700にゲートウェイGWの評価値の算出及び更新を依頼する。この際、無線通信制御部1100は、メッセージを受信した際の受信信号強度等の評価値を算出する為に必要な情報を、リンク情報記憶部1800に記憶させるものとする。
評価値とは、ゲートウェイGWまでの繋がりやすさを示す値をいい、小さいほど繋がりやすいものとする。評価値の算出方法は、<ゲートウェイGWの決定方法>の項で説明する。
リンク情報記憶部1800は、図3で示すようなネットワーク全体のトポロジー情報など、データの送受信に必要な情報を、適時更新しながら記憶しておく機能を有する。更に、リンク情報記憶部1800は、主ゲートウェイGW、副ゲートウェイGW、候補ゲートウェイGWの評価値を算出する為に必要な情報を記憶しているものとする。
電力量情報記憶部1900は、機内通信制御部1400が電力計2000から取得した電力量を記憶しておく機能を有する。
図5は、ゲートウェイGWの機能ブロックの構成例を示す図である。ゲートウェイGWは、無線通信制御部4100、無線通信部1200、タイマー1300、外部インタフェース1500、入力部1510、外部通信制御部4000、リンク情報記憶部1800、及び、検針データ記憶部1850を備える。
無線通信制御部4100は、各機能部を制御して、無線通信の制御を行う機能を有する。また、端局Tから受信した検針データを検針データ記憶部1850に記憶させる機能を有する。無線通信制御部4100は、所定のタイミングで、検針データ記憶部1850に記憶されている検針データを読み出して、外部通信制御部4000を介してサーバ装置1に送信し、また、外部通信制御部4000を介して受信されたサーバ装置1からのパケットを、無線通信部1200を介して端局Tに送信する。
無線通信部1200、タイマー1300、外部インタフェース1500、入力部1510、リンク情報記憶部1800は、通信装置1000の無線通信制御部1100、無線通信部1200、タイマー1300、外部インタフェース1500、入力部1510、リンク情報記憶部1800と同様の機能を有する。
外部通信制御部4000は、サーバ装置1と通信する機能を有する。
検針データ記憶部1850は、自装置であるゲートウェイGWに属する端局Tから送信されてきた検針データを記憶しておく機能を有する。
実施形態の通信装置1000、及び、ゲートウェイGWはそれぞれ、例えば、コンピュータを用いて構成可能であり、ハードディスク等の記憶部(不図示)に格納されているゲートウェイGW決定方法等をプログラムしたソフトウェアを、CPUにより実行することによって上述の無線通信制御部1100等がコンピュータに機能的に構成される。尚、機能部の一部は、ハードウェアで実現されていてもよい。
<データ>
以下、通信装置1000で用いる主なデータについて、図6及び図7を用いて説明する。
図6は、GW情報テーブル1810の構成及び内容の例を示す図である。GW情報テーブル1810は、リンク情報記憶部1800に記憶されている。
GW情報テーブル1810は、GW種別1811、GW−ID1812、宛先1813、及び、評価値1814を有する。
GW種別1811は、ゲートウェイGWの種別を示す。「主GW」は、主ゲートウェイGWを意味し、「副GW」は、副ゲートウェイGWを意味し、「候補GW」は、候補ゲートウェイGWを意味する。
GW−ID1812は、GW種別1811が示す種別のゲートウェイGWを特定する識別子を示す。例えば、GW種別1811が「主GW」のGW−ID1812として「GWa」が設定されているので、現在、識別子が「GWa」のゲートウェイGWaが主ゲートウェイGWであることになる。
宛先1813は、GW−ID1812が示すゲートウェイGWにデータを送信する場合の、データの直接の送信先である隣の端局Tの宛先を示す。
評価値1814は、GW−ID1812が示すゲートウェイGWの評価値を示す。
図7は、自装置情報テーブル1820の構成及び内容の例を示す図である。自装置情報テーブル1820は、リンク情報記憶部1800に記憶されている。
自装置情報テーブル1820は、項目1821、及び、内容1822を有する。
項目1821は、自装置に関する情報の項目を示す。「自装置アドレス」は、自装置の宛先アドレスを示す。
内容1822は、項目1821が示す項目の内容を示す。例えば、項目1821が「自装置アドレス」の内容1822として「T8−Addr」が設定されているので、この自装置情報テーブル1820を記憶している端局Tの宛先は「T8−Addr」であることになる。従って、宛先として「T8−Addr」が設定されたパケットは、自装置宛のパケットであると判断する。尚、実施形態では、自装置アドレスは、MACアドレスとする。
<ゲートウェイGWの決定方法>
ここで、通信装置1000が行うゲートウェイGWの決定方法について、図8、及び、図9を用いて説明する。
通信装置1000は、所定周期で、例えば10分置きに、GW情報テーブル1810(図6参照)に登録されている各ゲートウェイGWの評価値を算出し、基本的には、最も評価の高いゲートウェイGWを主ゲートウェイGWとし、次に評価の高いゲートウェイGWを副ゲートウェイGWとする。
実施形態では、評価値は、実際に各ゲートウェイGWにデータを送信した実績から算出する。例えば、通信成功実績数、隣接接続確率、ゲートウェイGWまでのホップ数、データの直接の送信先である端局Tからの電波の電界強度などに基づいて算出する。これらの評価値を算出する為に必要なデータは、リンク情報記憶部1800に記憶されているものとする。この評価値は、数値が小さい程、評価が高いものとする。尚、評価値を算出するためのデータはこれらに限られず、繋がりやすさを示す評価値を算出できればよい。
ここで、GW情報テーブル1810(図6参照)を例として、ゲートウェイGWの決定方法を説明する。図8(a)は、各ゲートウェイGWの評価値の棒グラフである。縦軸に、評価値を表す。主ゲートウェイGWであるゲートウェイGWaの評価値は「200」ポイント、副ゲートウェイGWであるゲートウェイGWbの評価値は「400」ポイント、候補ゲートウェイGWのゲートウェイGWcの評価値は「300」ポイントである。
ゲートウェイGWとの繋がりやすさからすると、最も評価の高い主ゲートウェイGWのゲートウェイGWaは変更せずに、次に評価の高いゲートウェイGWcを副ゲートウェイGWとすることが考えられる。しかし、実施形態では、ゲートウェイGWcは、ゲートウェイGWbにくらべて「100」ポイントだけ評価値が低い(評価が良い)だけであることから、副ゲートウェイGWの切り替えは行わない。
実施形態では、ゲートウェイGWcの評価値が、ゲートウェイGWbの評価値よりも、ゲートウェイGWbの評価値の一定割合(切替評価値調整率)分のポイントを下回る場合にのみ、つまり、切替評価値調整率分以上に評価が高い場合に、切り替えを行う。すなわち、予め決められた値以上の差がある場合に切り替えを行うのではなく、現在のゲートウェイGWの評価値の一定割合(切替評価値調整率)以上の差がある場合に切り替えを行う。また、この差は、切り替えに必要な最小限の差分(最小差分閾値)、例えば、「10」ポイント以上でなければならないものとする。
具体的には、以下の式(1)及び式(2)を満たす場合に、ゲートウェイGWの切り替えを行う。「対象GW」は、切り替えをするか否かを判断する対象のゲートウェイGWを示し、実施形態では、主ゲートウェイGW、又は、副ゲートウェイGWを示す。
(対象GWの評価値−候補GWの評価値)>
(対象GWの評価値×切替評価値調整率) ・・・(1)
(対象GWの評価値−候補GWの評価値)>最小差分閾値 ・・・(2)
従って、例えば、切替評価値調整率を40%とし、最小差分閾値を10ポイントとすると、ゲートウェイGWbの評価値が「400」であるので、ゲートウェイGWcの評価値が、差分「160」ポイントを超えて下回るような評価値である場合に、ゲートウェイGWcを副ゲートウェイGWとする。図8(b)に示すように、差分が「161」ポイント以上ある場合、つまり、ゲートウェイGWcの評価値が「239」ポイント以下の場合に、副ゲートウェイGWの切り替えを行う。
また、主ゲートウェイGWのゲートウェイGWaの評価値が「200」ポイントであるので、差分は「80」ポイントとなり、ゲートウェイGWcの評価値が「119」ポイント以下の場合には、主ゲートウェイGWが切り替えられることになる。
このように、主ゲートウェイGW、又は、副ゲートウェイGWの評価値に対して、予め決められた値以上の差がある場合に切り替えを行うのではなく、現在のゲートウェイGWの評価値に対して一定の割合以上評価が良くなければ切り替えを行わないのは、評価の低いゲートウェイGW同士を入れ替えたところで、無線ネットワークの大幅な品質向上は見込めないからである。一方、予め決められた値以上の差がある場合に切り替えを行う場合は、評価が低いゲートウェイGW同士であっても、予め決められた以上の差があれば切り替えられてしまうので、無線ネットワークの品質は低いままにもかかわらず、切り替えに伴うデータの送信が行われることになってしまう。
つまり、実施形態の通信装置1000は、無線ネットワークの大幅な品質向上が認められない場合には、ゲートウェイGWの切り替えを行わずに、切り替えに伴って送信しなければならないデータの送信を不要とすることで、無線ネットワークの品質維持と通信トラフィックの抑止に伴うリソースの確保、例えば、必要な帯域の確保とが同時に実現される。従って、実施形態の通信装置1000は、様々なフィールド環境への柔軟な対応が可能となり、様々なフィールド環境への適用が可能となる。
図9に、主ゲートウェイGW、又は、副ゲートウェイGWの評価値と、候補ゲートウェイGWの評価値との対応表9000を示す。「主/副評価値」は、主ゲートウェイGW、又は、副ゲートウェイGWの評価値、すなわち、対象ゲートウェイGWの評価値を示す。「切替値」は、主ゲートウェイGW、又は、副ゲートウェイGWを、候補ゲートウェイGWと切り替える場合の、候補ゲートウェイGWの評価値の上限を示す。つまり、候補ゲートウェイGWの評価値が切替値以下の場合に、切り替えを行うことになる。切替値は、以下の式(3)を用いて算出する。
切替値=対象GWの評価値−(対象GWの評価値×切替評価値調整率)
・・・(3)
対応表9000の「差」は、「主/副評価値」と「切替値」との差分を示す。
対応表9000が示すように、主ゲートウェイGW、又は、副ゲートウェイGWの評価値が高くなる程(評価が低くなる程)、「差」が大きくなる。つまり、切り替えが起こりにくくなっている。一方、主ゲートウェイGW、又は、副ゲートウェイGWの評価値が低くなる程(評価が高くなる程)、「差」が小さくなり、切り替えが起こりやすくなっている。つまり、無線ネットワークの品質が高いところでは、より高くなるように切り替えが起きやすいが、無線ネットワークの品質が低いところでは、切り替えが起きにくくなっていることが分かる。
また、実施形態では、ゲートウェイGWへの経路が安定したと判断(推定)された後に、例えば、24時間経路が使用された後に、上述したような、所定周期でのゲートウェイGWの切り替え処理を開始する。主ゲートウェイGWへの経路が安定するまでの一定期間は、主ゲートウェイGWの評価値よりも、例えば、「10」ポイント以上評価値が低い(評価が高い)ゲートウェイGWが見つかった場合には、そのゲートウェイGWを主ゲートウェイGWとする。主ゲートウェイGWが切り替わった場合は、また最初から24時間が計測される。
本実施形態のように、評価値の割合を用いてゲートウェイGWの切り替えを行う場合は、評価値に一定の差(例えば、「10」ポイント)があれば切り替える場合に比べて、切り替わりが起きにくい。従って、主ゲートウェイGWへの経路が安定したと推定できた後に、上述のような評価値の割合を用いた切り替えを行うことで、安定していない未成熟な経路が固定化することを防ぐものである。
尚、端局Tを起動した直後は、検知したゲートウェイGWを順に選択して通信を行う。通信が成功すると、そのゲートウェイGWの評価が上がるので、本来安定していないゲートウェイGWを選択してしまった場合であっても、通信がたまたま成功したことでそのゲートウェイGWの評価が上がり、そのゲートウェイGWが固定化してしまうからである。つまり、起動直後は、ゲートウェイGWを順番に選択することで、ゲートウェイGWの固定化を防ぎ、各ゲートウェイGWの適正な評価を行う。
<動作>
以下、端局Tの通信装置1000の動作について、図10〜図12を用いて説明する。
図10は、評価値更新処理を示すフローチャートである。
無線通信制御部1100は、無線通信部1200を介して、メッセージを受信すると(ステップS40:Yes)、受信したメッセージの送信元の端局Tが、いずれのゲートウェイGWへの隣接端局Tであるかを判断し、そのゲートウェイGWの評価値の算出及び更新を、評価値算出部1700に依頼する。この際、無線通信制御部1100は、メッセージの電界強度等の情報をリンク情報記憶部1800に記憶させておく。
依頼を受けた評価値算出部1700は、リンク情報記憶部1800から評価値を算出する為に必要な情報を読み出して、無線通信制御部1100から指示されたゲートウェイGWの評価値を算出する。評価値を算出した評価値算出部1700は、算出した評価値を、リンク情報記憶部1800に記憶されているGW情報テーブル1810(図6参照)に、指示されたゲートウェイGWの評価値1814として設定し(ステップS44)、無線通信制御部1100に評価値を算出して更新した旨を通知する。
評価値を算出した旨を受け取った無線通信制御部1100は、ステップS40に戻る。
また、無線通信制御部1100は、データ通信の到達応答パケットを受信したときは(ステップS41:Yes)、受信したパケットの送信元の端局TがいずれのゲートウェイGWへの隣接端局Tであるかを判断し、そのゲートウェイGWの評価値の算出及び更新を、評価値算出部1700に依頼する。この際、無線通信制御部1100は、リンク情報記憶部1800に記憶されている通信成功実績数に1を加算する等しておく。また、無線通信制御部1100は、或るゲートウェイGWに向けてパケットを送信したが、所定期間の間パケット到達応答パケットを受信しなかったときは(ステップS42:Yes)、そのゲートウェイGWの評価値の算出及び更新を、評価値算出部1700に依頼する。この際、無線通信制御部1100は、リンク情報記憶部1800に記憶されている通信成功実績数から1を減算する等しておく。
また、無線通信制御部1100は、或るゲートウェイGWへの経路上でループ経路等を検出すると(ステップS43:Yes)、そのゲートウェイGWの評価値の算出及び更新を、評価値算出部1700に依頼する。この際、無線通信制御部1100は、リンク情報記憶部1800に記憶されている経路の品質を下げる等しておく。
次に、図11は、ゲートウェイGW決定処理を示すフローチャートである。ゲートウェイGW決定処理は、現在の主ゲートウェイGW、又は、副ゲートウェイGWを、候補ゲートウェイGWに切り替えるか否かを決定する処理である。
無線通信制御部1100は、タイマー1300からの割り込みにより、ゲートウェイGWの評価のタイミングを検知すると(ステップS10:Yes)、GW決定部1600に主ゲートウェイGW、又は、副ゲートウェイGWを切り替えるか否かの決定を依頼する。
依頼を受けたGW決定部1600は、<ゲートウェイGWの決定方法>で説明したように、ゲートウェイGWを切り替えるか否かを判断する。具体的には、GW決定部1600は、まず、GW種別1811として「主GW」が設定されているレコードに評価値1814として設定されている値を、主ゲートウェイGWの評価値として読み出す。また、GW種別1811として「候補GW」が設定されているレコードに評価値1814として設定されている値を、候補ゲートウェイGWの評価値として読み出す。
そして、GW決定部1600は、候補ゲートウェイGWの評価値が主ゲートウェイGWの評価値より小さい場合(候補ゲートウェイGWの評価の方が高い場合)は(ステップS12:Yes)、上述の式(3)を用いて、主ゲートウェイGWの切替値を算出する(ステップS13)。算出した切替値よりも候補ゲートウェイGWの評価値が小さい場合(ステップS14:Yes)、GW決定部1600は、主ゲートウェイGWを候補ゲートウェイGWに切り替える(ステップS15)。具体的には、GW情報テーブル1810のGW種別1811として「主GW」が設定されているレコードにGW−ID1812、宛先1813、評価値1814としてそれぞれ設定されているデータと、GW種別1811として「候補GW」が設定されているレコードにGW−ID1812、宛先1813、評価値1814としてそれぞれ設定されているデータとを、入れ替える。そして、GW決定部1600は、主ゲートウェイGWと候補ゲートウェイGWを切り替えた旨を、無線通信制御部1100に通知する。
主ゲートウェイGWが切り替えられた旨の通知を受けた無線通信制御部1100は、自装置の位置情報を通知するパケット(図14(a)参照)を作成してサーバ装置1に向けて送信し(ステップS16)、処理を終了する。
ステップS12において、候補ゲートウェイGWの評価値が主ゲートウェイGWの評価値以上の場合(ステップS12:No)、又は、ステップS14において、候補ゲートウェイGWの評価値が主ゲートウェイGWの切替値以上の場合(ステップS14:No)、GW決定部1600は、GW情報テーブル1810からGW種別1811として「副GW」が設定されているレコードに評価値1814として設定されている値を、副ゲートウェイGWの評価値として読み出す。
そして、GW決定部1600は、候補ゲートウェイGWの評価値が副ゲートウェイGWの評価値より小さい場合(候補ゲートウェイGWの評価の方が高い場合)は(ステップS17:Yes)、上述の式(3)を用いて、副ゲートウェイGWの切替値を算出する(ステップS18)。候補ゲートウェイGWの評価値が、算出した切替値以上の場合(ステップS19:No)、GW決定部1600は処理を終了する。一方、候補ゲートウェイGWの評価値が、算出した切替値よりも小さい場合(ステップS19:Yes)、GW決定部1600は、副ゲートウェイGWを候補ゲートウェイGWに切り替える(ステップS20)。具体的には、GW情報テーブル1810のGW種別1811として「副GW」が設定されているレコードにGW−ID1812、宛先1813、評価値1814としてそれぞれ設定されているデータと、GW種別1811として「候補GW」が設定されているレコードにGW−ID1812、宛先1813、評価値1814としてそれぞれ設定されているデータとを、入れ替える。そして、GW決定部1600は、副ゲートウェイGWと候補ゲートウェイGWを切り替えた旨を、無線通信制御部1100に通知する。
副ゲートウェイGWが切り替えられた旨の通知を受けた無線通信制御部1100は、自装置の位置情報を通知するパケット(図14(a)参照)を作成してサーバ装置1に向けて送信し(ステップS21)、処理を終了する。
次に、図12を用いて、GW検出処理について説明する。このGW検出処理は、GW検出部1110が行う処理である。
無線通信制御部1100は、無線通信部1200を介して受信するデータのうち、周囲の端局Tが定期的に送信するメッセージ(図14(b)参照)をGW検出部1110に渡す。
GW検出部1110は、無線通信制御部1100から、周囲の端局Tが定期的に送信するメッセージを受け取ると、メッセージを解析し、その端局Tが、新しいゲートウェイGWの情報を含んでいる場合は、新たなゲートウェイGWを検出したと判断し(ステップS30:Yes)、そのゲートウェイGWをGW情報テーブル1810に候補ゲートウェイGWとして追加する(ステップS31)。具体的には、GW種別1811として「候補GW」が設定されているレコードのGW−ID1812として、検出したゲートウェイGWの識別子を設定し、宛先1813としてメッセージを送信した端局Tの宛先を設定する。
また、GW検出部1110は、ゲートウェイGWの削除、又は、故障を検出した場合は、該当するゲートウェイGWをGW情報テーブル1810から削除する。
尚、実施形態では、無線LANを用いた無線ネットワークシステムにおけるゲートウェイGW(集約装置)の切り替えを説明したが、無線LANに限られるものではなく、他の規格の通信方式を用いた無線ネットワークでも良く、また、PHS(Personal Handyphone System)等のデータ通信サービスを用いたものであってもよい。また、ネットワークシステムの一部が有線であってもよく、一部が無線によって接続されるものであってもよい。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
GW ゲートウェイ(集約装置)
T 端局
H 電力需要家
1 サーバ装置
2 ネットワーク
1000 通信装置
1100 無線通信制御部
1110 GW検出部(集約装置検出手段)
1200 無線通信部
1300 タイマー
1400 機内通信制御部
1500 外部インタフェース
1600 GW決定部
1700 評価値算出部
1800 リンク情報記憶部(記憶手段)
1900 電力量情報記憶部
2000 電力計
3000 負荷開閉器
4000 外部通信制御部

Claims (9)

  1. 複数の集約装置と複数の通信装置とから成り、前記複数の通信装置それぞれは、前記複数の集約装置のうちのいずれか1つと、マルチホップ無線通信により接続される無線ネットワークシステムの前記通信装置であって、
    現在接続している第1集約装置とは別の集約装置であって、前記通信装置と現在接続可能な第2集約装置を検出する集約装置検出手段と、
    或る集約装置との接続しやすさの度合いを示す評価値であって、値が小さいほど接続しやすいことを示す評価値を算出する評価値算出手段と、
    所定周期で、前記評価値算出手段に、前記第1集約装置と前記第2集約装置それぞれの前記評価値を算出させ、前記第2集約装置の評価値が、前記第1集約装置の評価値に対して所定割合以上小さい値であった場合には、前記第1集約装置に代えて前記第2集約装置と接続する通信制御手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 自装置の接続先となる集約装置の識別子を記憶する記憶手段を、更に備え、
    前記記憶手段に、前記第1集約装置の識別子と、前記第2集約装置の識別子とが記憶されている場合において、
    前記通信制御手段は、前記集約装置検出手段が、現在接続可能な第3集約装置を検出した場合には、前記評価値算出手段に、更に前記第3集約装置の評価値を算出させ、前記第3集約装置の評価値が、前記第2集約装置の評価値に対して前記所定割合より大きい値である場合には、前記記憶手段に記憶している前記第2集約装置の識別子を維持する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信制御手段は、前記第3集約装置の評価値が、前記第2集約装置の評価値に対して前記所定割合以上小さい値であり、且つ、第1集約装置の評価値以上の値である場合には、前記第2集約装置の識別子に代えて前記第3集約装置の識別子を前記記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記通信制御手段は、前記第1集約装置に代えて前記第2集約装置と接続した場合には、前記集約装置を代えたことを示す情報を外部に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記通信制御手段は、前記第2集約装置の識別子に代えて前記第3集約装置の識別子を前記記憶手段に記憶させた場合には、前記集約装置を代えたことを示す情報を外部に送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  6. 前記通信制御手段は、前記第1集約装置と接続してから一定期間が経過した後に、前記評価値算出手段に、前記第1集約装置と前記第2集約装置それぞれの前記評価値を算出させ、前記第2集約装置の評価値が、前記第1集約装置の評価値に対して所定割合以上小さい値であった場合には、前記第1集約装置に代えて前記第2集約装置と接続する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のうちのいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 複数の集約装置と複数の通信装置とから成り、前記複数の通信装置それぞれは、前記複数の集約装置のうちのいずれか1つと、マルチホップ無線通信により接続される無線ネットワークシステムであって、
    前記通信装置は、
    現在接続している第1集約装置とは別の集約装置であって、前記通信装置と現在接続可能な第2集約装置を検出する集約装置検出手段と、
    或る集約装置との接続しやすさの度合いを示す評価値であって、値が小さいほど接続しやすいことを示す評価値を算出する評価値算出手段と、
    所定周期で、前記評価値算出手段に、前記第1集約装置と前記第2集約装置それぞれの前記評価値を算出させ、前記第2集約装置の評価値が、前記第1集約装置の評価値に対して所定割合以上小さい値であった場合には、前記第1集約装置に代えて前記第2集約装置と接続する通信制御手段と
    を備えることを特徴とする無線ネットワークシステム。
  8. 複数の集約装置と複数の通信装置とから成り、前記複数の通信装置それぞれは、前記複数の集約装置のうちのいずれか1つと、マルチホップ無線通信により接続される無線ネットワークシステムの前記通信装置で用いられる無線ネットワーク制御方法であって、
    現在接続している第1集約装置とは別の集約装置であって、前記通信装置と現在接続可能な第2集約装置を検出する集約装置検出ステップと、
    或る集約装置との接続しやすさの度合いを示す評価値であって、値が小さいほど接続しやすいことを示す評価値を算出する評価値算出ステップと、
    所定周期で、前記評価値算出ステップで、前記第1集約装置と前記第2集約装置それぞれの前記評価値を算出し、前記第2集約装置の評価値が、前記第1集約装置の評価値に対して所定割合以上小さい値であった場合には、前記第1集約装置に代えて前記第2集約装置と接続する通信制御ステップと
    を備えることを特徴とする無線ネットワーク制御方法。
  9. 複数の集約装置と複数の通信装置とから成り、前記複数の通信装置それぞれは、前記複数の集約装置のうちのいずれか1つと、マルチホップ無線通信により接続される無線ネットワークシステムの前記通信装置で用いられる無線ネットワーク制御プログラムであって、
    現在接続している第1集約装置とは別の集約装置であって、前記通信装置と現在接続可能な第2集約装置を検出する集約装置検出手段と、
    或る集約装置との接続しやすさの度合いを示す評価値であって、値が小さいほど接続しやすいことを示す評価値を算出する評価値算出手段と、
    所定周期で、前記評価値算出手段に、前記第1集約装置と前記第2集約装置それぞれの前記評価値を算出させ、前記第2集約装置の評価値が、前記第1集約装置の評価値に対して所定割合以上小さい値であった場合には、前記第1集約装置に代えて前記第2集約装置と接続する通信制御手段としてコンピュータを機能させる
    ことを特徴とする無線ネットワーク制御プログラム。
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