JP2015063268A - 車両用ニープロテクタ構造 - Google Patents

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史郎 小澤
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Abstract

【課題】運転座席における乗員乗降時の膝の通過性が良好な車両用ニープロテクタ構造を提供する。【解決手段】ステアリングコラム(1)を車体左右方向から挟むように配置された一対のエネルギ吸収ブラケット(5,6)と、一対のエネルギ吸収ブラケット(5,6)を、ステアリングコラム(1)に対する車体後方側において一対の連結部(7d3)で連結する形状の脚部受けブラケット(7)と、を備える。脚部受けブラケット(7)は、板状の基部(7a)と、基部(7a)における一対の連結部(7d3)の間において、基部(7a)から車体後方側に向け突出する突出部(7bG)と、を有する。突出部(7bG)は、車体後方側がフラットとなるように形成される一方、脚部受けブラケット(7)の中央部が車体前方側に凸となる前方屈曲を規制し、車体後方側に凸となる後方屈曲を許容する屈曲規制部(7b3)を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、車両の運転座席の前方に設けられて乗員を保護する車両用ニープロテクタ構造に関する。
例えば特許文献1に、ステアリングコラムを挟んで左右に配置された一対のエネルギ吸収ブラケットと、一対のエネルギ吸収ブラケットをステアリングコラムの後方側で連結する脚部受けブラケットと、を備えたニープロテクタ構造が開示されている。この構造では、前面衝突時等で脚部受けブラケットに膝から荷重が入力した際に、エネルギ吸収ブラケットが屈曲変形して入力エネルギを吸収するようになっている。
特開2006−341808号公報
特許文献1における脚部受けブラケットは、前方に向かう膝荷重が入力された場合に、その膝荷重をエネルギ吸収ブラケットへ確実に伝達できるよう一様に高い剛性を有している。また、脚部受けブラケットは、膝荷重入力時のエネルギ吸収ブラケットの屈曲変形によってステアリングコラムに当接すると、高い剛性ゆえにその当接以降のエネルギ吸収ブラケットの屈曲変形を妨げるおそれがある。そのため、脚部受けブラケットは、ステアリングコラムとの当接を回避すべくステアリングコラムに対応する部分が運転座席側に突出して形成されている。
これに伴い、脚部受けブラケットを覆う下部カバーも運転座席側に突出した形状にせざるを得ず、運転座席における乗員乗降時の膝の通過性が低下していた。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、運転座席における乗員乗降時の膝の通過性が良好な車両用ニープロテクタ構造を提供することにある。
本発明の車両用ニープロテクタ構造は、ステアリングコラムの左右に配置された一対のエネルギ吸収ブラケットとこれらの一対のエネルギ吸収ブラケット同士をステアリングコラムの後方で連結する脚部受けブラケットとを有する。脚部受けブラケットは、車両後方側に突出する突出部を有し、突出部は後方側がフラットに形成される共に脚部受けブラケットの中央部の前方屈曲を規制し後方屈曲を許容する屈曲規制部を有している。
本発明によれば、脚部受けブラケットに、車両後方側がフラットな突出部を設け、その突出部に、脚部受けブラケットの中央部の前方屈曲を規制し後方屈曲を許容する屈曲規制部を設けてある。
これにより、脚部受けブラケットは、後方側がフラットな形状でありながら、前方への膝荷重が入力された際に膝荷重をエネルギ吸収ブラケットに良好に伝達し、エネルギ吸収ブラケットが変形してステアリングコラムが衝突すると後方屈曲をしてエネルギ吸収ブラケットの更なる屈曲変形を妨げない。そのため、脚部受けブラケットを覆う下部カバーをフラットな形状にし運転座席における乗員乗降時の膝の通過性を良好にできる。
本発明のニープロテクタ構造を説明するための車室RM1内の図である。 本発明の第1の実施形態に係るニープロテクタPTの構成を説明するための斜視図である。 ニープロテクタPTの構成を説明するための側面図である。 ニープロテクタPTに備えられる脚部受けブラケット7を説明するための斜視図である。 脚部受けブラケット7を説明するための部分断面図である。 脚部受けブラケット7への入力荷重を説明するための模式図である。 ニープロテクタPTに力F3L,F3Rが入力された際の変形を説明するための第1の上面図である。 ニープロテクタPTに力F3L,F3Rが入力された際の変形を説明するための第2の上面図である。 ニープロテクタPTに力F3L,F3Rが入力された際の変形を説明するための第3の上面図である ニープロテクタPTに力F4L,F4Rが入力された際の変形を説明するための第1の上面図である。 ニープロテクタPTに力F4L,F4Rが入力された際の変形を説明するための第2の上面図である。 本発明の第2の実施形態に係るニープロテクタPTAに備えられる脚部受けブラケット7Aを説明するための斜視図である。 脚部受けブラケット7Aを説明するための部分断面図である。 ニープロテクタPTAに力F3L,F3Rが入力された際の変形を説明するための上面図である。 ニープロテクタPTAに力F4L,F4Rが入力された際の変形を説明するための上面図である。 図15の変形の詳細を説明するための部分上面図である。 脚部受けブラケット7の変形例の脚部受けブラケット77を説明するための斜視図である。 脚部受けブラケット7Aの変形例の脚部受けブラケット77Aを説明するための斜視図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る車両用ニープロテクタ構造を、ニープロテクタPTにより図1〜図11を参照して説明する。以下の説明における上下左右前後の各方向は、車体の方向に対応し、必要な場合に図内に矢印で規定してある。
図1に示されるように、自動車などの車両において、車室RM1の運転座席STの前方には、インストルメントパネルPN及びステアリングコラム1が配設されている。
具体的には、ステアリングコラム1は、インストルメントパネルPNの運転座席ST側設けられた開口部PN1を遠して、その内外に延在するように配設されている。
ステアリングコラム1における車室RM1側先端には、ステアリングホイールSWが取り付けられている。
インストルメントパネルPNの下方側には、ニープロテクタPTが設けられている。ニープロテクタPTは、前面衝突などの緊急時に運転者の膝などを保護するために設けられている。
このニープロテクタPTを覆って隠す車室パネルとしての下部カバー2が、インストルメントパネルPNにおける開口部PN1の下方側に設けられている。
インストルメントパネルPN及び下部カバー2は、例えば樹脂により形成されている。
インストルメントパネルPNの内側には、図2に示されるステアリングサポートメンバ3(以下、単にSメンバ3とも称する)が設けられている。
ステアリングコラム1は、その上方側がコラムブラケット4を介してSメンバ3に固定されている。
また、ステアリングコラム1を車体の左右方向から挟むように、前後方向に延在する一対のエネルギ吸収ブラケット(以下、吸収ブラケット)5,6が設けられている。
詳しくは、吸収ブラケット5は、前方端部がSメンバ3側に固定され、車体後方側が、上下に分岐してなる上腕部5aと下腕部5bとを有して形成されている。
吸収ブラケット6も、吸収ブラケット5と同様に、前方端部がSメンバ3側に固定され、後方側が、上下に分岐した上腕部6aと下腕部6bとを有して形成されている。
吸収ブラケット5,6は、例えば、金属の板材を曲げ加工等することで形成されている。
吸収ブラケット5,6は、後方端部に前方へ向かう力が付与された際には、意図して設けられた屈曲部5c,6cなどが屈曲等の変形をして、荷重入力に伴い付与されたエネルギを吸収するように形成されている。
図2及び図3に示されるように、水平面SF1上の前後方向線LN1に対して後方側に内角として所定の角度θaで傾斜する仮想取り付け面SF2を設定したときに、上腕部5a,6aは、この仮想取り付け面SF2と平行な座部5a1,6a1を有している。
同様に下腕部5b,6bは、仮想取り付け面SF2と平行に形成された座部5b1,6b1を有している。
そして、四箇所の座部5a1,6a1,5b1,6b1は、仮想取り付け面SF2と平行な姿勢とされた板状部材に密着可能な位置関係で設けられている。以下、四箇所の座部5a1,6a1,5b1,6b1を区別せず総称として座部ZBとも称する。
ニープロテクタPTでは、この板状部材として、脚部受けブラケット7が取り付けられている。
脚部受けブラケット7は、例えば、座部ZBに設けられた雌ねじ部に対し、ボルトBTによりねじ固定される。この脚部受けブラケット7とその一対の連結部7d3(後述する)で連結された吸収ブラケット5,6との固定方法はボルトBTを用いるものに限定されない。
脚部受けブラケット7は、ステアリングコラム1に対し、後方側(車室RM1側)に配置されている。
脚部受けブラケット7の前面7s1と、ステアリングコラム1との距離d1は、広くする必要はなく、可能な限り小さくすることができる。
脚部受けブラケット7の後方側(車室RM1側)直近には、下部カバー2が配設されている。
脚部受けブラケット7と下部カバー2とは、隙間の距離d2が出来る限り小さくなるよう近接配置することができる。
また、脚部受けブラケット7は全体として薄板状(扁平の直方体形状)であり、そのため、下部カバー2は、脚部受けブラケット7に沿って平板状に形成することができる。下部カバー2は、脚部受けブラケット7と平行に配設することができる。
次に、脚部受けブラケット7について詳述する。ニープロテクタPTにおいて、脚部受けブラケット7は、板状の基部7aと基部7aの一面側から突出する突出部7bGを有して形成されている。突出部7bGは、例えば複数の膨出部7bを有する。この脚部受けブラケット7について、図4を参照して説明する。
脚部受けブラケット7は、板状の基部7aと、一対の連結部7d3の左右方向間において基部7aから突出する突出部7bGを有する。突出部7bGは、複数の膨出部7bを有して構成される。膨出部7bは、例えば、図5(a)に示される中実の角柱状部材や図5(b)に示される中空の角管部材で形成され、基部7aに接合されている。接合は溶接や接着剤による。
膨出部7bは、上下方向に延在し、かつ左右方向に互いに離隔して複数並設されている。隣接する膨出部7bの対向面7b3間の間隔tは、できるだけ小さい方が好ましい。また、図5(c)に示されるように、間隔tを0(ゼロ)として隣接する膨出部7b同士が接触した状態としてもよい。
複数の膨出部7bは、突出端側がフラットな形状となるように形成されている。
これにより、脚部受けブラケット7は、全体的に板状の基部7aの中央部分に扁平な直方体が一体化された形状を呈する。
脚部受けブラケット7の四隅部分には、ボルトBTを挿通するためのボルト孔7d1,7d2が形成されている。左方側のボルト孔7d1は、吸収ブラケット5との固定に利用され、右方側のボルト孔7d2は、吸収ブラケット6との固定に利用される。すなわち、ボルト孔7d1とボルト孔7d2とは一対の連結部7d3として機能する。
基部7a及び膨出部7bの寸法や材質等は、限定されない。材質は、アルミニウムや炭素繊維プラスチックなどの軽量で高剛性なる材料が好適である。
脚部受けブラケット7は、上下方向に延在し、かつ左右方向に並設された複数の膨出部7bを有していることで、外部から付与される力に対して、特徴的な振る舞いをする。これについて図6を参照して説明する。
図6は、脚部受けブラケット7に付与される力を説明するための模式的側面図である。左右方向は矢印で示されている。
この説明において、脚部受けブラケット7は、左端の位置PL及び右端の位置PRで固定されたものとする。すなわち、両端支持状態とされたものとする。
このとき、左右方向の中央位置P3に力F1が付与された場合を想定する。また、位置PL,PRよりも内側の、突出部7bGにおける中央寄りの位置P1,P2に、力F2L,F2Rが付与された場合を想定する。ここで、各力の大きさを、F2L=F2R=(F1)/2 としておく。
上述のように、脚部受けブラケット7は、力F1が付与される側とは反対側の面に、突出部7bG(複数の膨出部7b)が設けられている。
そのため、力F1が付与された場合、突出部7bGの各膨出部7bの先端側部位には、隣接する膨出部7b間の間隙を左右方向に拡張させようとする力が付与される。この拡張に際して、隣接する膨出部7bは互いに干渉しないので、基部7aの変形に応じて広がることができる。それにより、脚部受けブラケット7は、図6の下方側(矢印DR方向)への変形が容易に生じる。すなわち、膨出部7bは、脚部受けブラケット7の中央部の矢印DR方向の屈曲変形を許容する。
一方、力F2L,F2Rが付与された場合、突出部7bGの各膨出部7bの先端側には、左右方向に圧縮させようとする力が付与される。この圧縮に際して、各膨出部7bは、左右方向に接触又は近接して並設されているので、互いの対向面7b3が当接する(干渉する)。そのため、位置P1,P2での図6の上方側(矢印DRa方向)への屈曲変形は、各膨出部7b同士が接触している場合はほとんど生ぜず、近接している場合は極めて小さいものとなる。すなわち、膨出部7bは、脚部受けブラケット7の中央部の矢印DRa方向の屈曲を規制する。
ニープロテクタPTでは、脚部受けブラケット7として、上述の基部7aと突出部7bGとを有する略平板状の部材を備えている。その取り付けの向きは、突出部7bGの各膨出部7bの突出方向が、運転座席ST側に向くようになっている。
脚部受けブラケット7は、突出部7bGの左右方向(車幅方向)の範囲内に、ステアリングコラム1が対向するように配置されている。例えば、突出部7bGにおける左右方向の幅の中央部にステアリングコラム1が対向するようになっている。
図7は、図3における仮想取り付け面SF2の上方から見た矢視Y1図である。図7において、ステアリングコラム1は、理解容易及び一般化のため模式的に示している。また、下部カバー2は二点鎖線で示されている。
図7に示されるように、対向部位1aは、例えば前面衝突など際に、運転者の脚(以下、脚部H3と称する)が下部カバー2を介して脚部受けブラケット7に衝突し、脚部受けブラケット7が前方移動して衝突する部位である。この脚部受けブラケット7の前方移動は、次のように行われる。
すなわち、前面衝突などの際に運転者の左右の脚部H3が前方に移動すると、脚部H3は、まず下部カバー2に当たってそれを押圧する。
この状態が図7に示され、下部カバー2には脚部H3から左右それぞれ膝荷重である力F3L,F3Rが付与される。脚部H3が下部カバー2に当たる位置は、吸収ブラケット5,6に対応した位置である。すなわち、連結部7d3の位置である。
下部カバー2は樹脂製であり比較的容易に変形する。
そのため、下部カバー2は膝荷重の力F3L,F3Rにより、車両前方に変形しつつ移動して脚部受けブラケット7(ボルトBTを含む)に当たり、脚部受けブラケット7を前方に付勢する。
この付勢により、吸収ブラケット5,6それぞれに力F3L,F3Rが伝達される。力F3L,F3Rが大きい場合、吸収ブラケット5,6は、主に車体前方側へ圧縮するように変形する。
この吸収ブラケット5,6の変形により、吸収ブラケット5,6に一体的に固定されている脚部受けブラケット7の位置は前方に移動する(図8の矢印DR1参照)。
図8は、この移動により、脚部受けブラケット7の前面7s1側、すなわち、基部7aが、対向部位1aに接触し始めた状態を示している。
脚部H3が更に前方に移動すると、吸収ブラケット5,6の圧縮変形が進行し、脚部受けブラケット7は、更に前方に移動しようとする。
ここで、基部7aの中央部分は、ステアリングコラム1の対向部位1aに衝突するので、前方移動が妨げられる一方、左右端部側が前方に移動する。これは、相対的に脚部受けブラケット7の中央部が車体後方側に凸となるよう変形しようとする後方屈曲となる。
すなわち、図6で説明した力の付与状態に相当した状態となる。具体的には、脚部受けブラケット7の対向部位1aから受ける力が、図6の力F1に相当する。
従って、脚部受けブラケット7は、図9に示されるように、突出部7bGの隣接する膨出部7bの対向面7b3同士が左右方向に開く(離隔する)ことで、中央部を中心に屈曲変形し、左右両端部の位置PL,PRの前方移動(矢印DR2)を妨げることがない。すなわち、屈曲規制部である対向面7b3が後方屈曲を許容するので、脚部H3の付勢により付与されたエネルギを、吸収ブラケット5,6で良好に吸収することができる。
運転者の両足の間隔が少し狭くなっている状態で衝突した場合、図10に示されるように、脚部受けブラケット7には、吸収ブラケット5,6に対応した両端部の位置PL,PRよりも内側の位置P1,P2に膝荷重として力F4L,F4Rが付与される。
この場合、脚部受けブラケット7は、中央側が力F4L,F4Rにより前方側に付勢され、両端部側が力F4L,F4Rに対する吸収ブラケット5,6の反力により後方側に付勢される。
すなわち、図6における力F1L,F1Rに近似した力の付与状態となり、脚部受けブラケット7は、高い剛性を有する部材として振る舞う。すなわち、屈曲規制部である対向面7b3が互いに当接し(干渉し)、脚部受けブラケット7の中央部が車体前方側に凸となるよう屈曲する前方屈曲を規制する。
従って、脚部受けブラケット7は、図11に示されるように、中央部が前方側に若干の撓む変形をするものの、吸収ブラケット5,6に対し、力F4L,F4Rに相当する力F4La,F4Raを良好に伝達する。これにより、吸収ブラケット5,6は、前方側へ圧縮するように変形する。
この吸収ブラケット5,6の変形により、吸収ブラケット5,6に一体的に固定されている脚部受けブラケット7の位置は前方に移動する(矢印DR3)。
以降の挙動は、脚部受けブラケット7に、力F3L,F3Rが付与された場合と実質的に同じである。
隣接する膨出部7bの対向面7b3間の間隔tを0(ゼロ)にするとよりよい。すなわち、隣接する膨出部7bの対向面7b3同士を接触した状態とする。
これにより、図11で示される、脚部受けブラケット7の中央部がステアリングコラム1側を凸となる前方屈曲の変形をしようとする場合、その変形が始まる当初から膨出部7bの対向面7b3同士が当接(干渉)するので、変形が極めて良好に規制される。
第1の実施形態のニープロテクタPTは、脚部受けブラケット7を基部7a及び突出部7bGを有する略平板状(扁平の略直方体状)の部材として形成している。突出部7bGは、上下方向に延在し、かつ左右方向に並設された複数の膨出部7bからなる。そして、突出部7bGにおける各膨出部7bの突出方向を、少なくともステアリングコラム1に対応する範囲の運転座席ST側としている。
隣接する膨出部7b同士の対向面7b3は、それぞれ基部7aの表面に対して直交する面SF3として形成されているとよい〔図5(a),(b)参照〕。
これにより、図11に示される、脚部受けブラケット7がステアリングコラム1側へ凸となる変形をしようとした場合に、膨出部7b同士がより効率よく干渉して脚部受けブラケット7の変形を規制する。
隣接する膨出部7b同士は、対向面7b3同士が接触するように形成するとよい。これにより、脚部受けブラケット7がステアリングコラム1側を凸とする変形をしようとする場合、その変形が始まる当初から膨出部7b同士が当接するので、変形が極めて良好に規制される。
ニープロテクタPTは、脚部受けブラケット7をフラットで扁平な略直方体部材としても、前面衝突の際にステアリングコラム1が衝突した際に突出部7bGを形成した部分が屈曲変形するので、吸収ブラケット5,6の圧縮方向の変形(エネルギ吸収)を妨げることがない。
従って、ニープロテクタPTを覆う下部カバー2を、運転座席ST側に突出させずに平板状に形成することができ、運転座席STにおける乗員乗降時の膝の通過性が良好となる。
このように、ニープロテクタPTは、ステアリングコラム1の左右に配置された一対のエネルギ吸収ブラケット5,6と、それをステアリングコラム1の車両後方側で連結する脚部受けブラケット7とを有している。
そして、脚部受けブラケット7は、車両後方側に突出する突出部7bGを有し、突出部7bGは後方側がフラットに形成される共に脚部受けブラケット7の中央部の前方屈曲を規制し後方屈曲を許容する屈曲規制部7b3(対向面7b3)を有している。
これにより、脚部受けブラケット7は、車両後方側がフラットな形状でありながら、前方への膝荷重として力F3L,F3Rが入力された際に、力F3L,F3Rをエネルギ吸収ブラケット5,6に良好に伝達する。そして、エネルギ吸収ブラケット5,6が変形してステアリングコラム1が当接すると後方屈曲をしてエネルギ吸収ブラケット5,6の更なる屈曲変形を妨げない。そのため、脚部受けブラケット5,6を覆う下部カバー2をフラットな形状にして運転座席STにおける乗員乗降時の膝の通過性を良好にできる。
突出部7bGは次のように構成してよい。すなわち、突出部7bGは、車体上下方向に延在すると共に車体左右方向に互いに近接して設けられた複数の膨出部7bからなる。さらに、屈曲規制部は、隣接する膨出部7bのそれぞれの対向面7b3であり、中央部の前方屈曲の際に、対向面7b3同士が当接してその前方屈曲を規制するよう構成されている。
これによれば、同一形状の膨出部7bを複数用意し、板状の基部7aに対して近接した位置に接合するだけで得られる。従って、脚部受けブラケット7が簡単に形成できる。
突出部7bGは次のように構成してよい。すなわち、突出部7bGは、車体上下方向に延在すると共に車体左右方向に互いに接触して設けられた複数の膨出部7bからなる。さらに、屈曲規制部は、隣接する膨出部7bのそれぞれの対向面7b3であり、中央部の前方屈曲の際に、対向面7b3同士が当接してその前方屈曲を規制するよう構成されている。
これによれば、同一形状の膨出部7bを複数用意し、板状の基部7aに対し互いに接触させて接合するだけで得られる。従って、脚部受けブラケット7が簡単に形成できる。
また、前方屈曲の開始時点で既に対向面7b3同士が当接しているので、その前方屈曲を生じさせることなく規制することができる。
対向面7b3を、基部7aに対して直交する面として形成してよい。
これにより、前方屈曲の際に、対向面7b3同士がより効率的に当接するので、前方屈曲をより良好に規制することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る車両用ニープロテクタ構造を、ニープロテクタPTAにより図12〜図16を参照して説明する。
尚、ニープロテクタPTAは、第1の実施形態に係るニープロテクタPTに対し、脚部受けブラケット7を、脚部受けブラケット7Aとしたものである。
図12は、脚部受けブラケット7Aを説明するための斜視図であり、図4に対応する図である。
脚部受けブラケット7Aは、板状の基部7Aaと、基部7Aaの一面側における一対の連結部7Ad3の間において突出する一つ以上の突出部7Abを、を有して形成されている。この例では、三つの突出部7Abを有している。一対の連結部7Ad3は、エネルギ吸収ブラケット5,6が連結される部分であり、ボルト孔7Ad1とボルト孔7Ad2とが該当する。
突出部7Abは、図13(a)に示される中実の角柱状部材や図13(b)に示される中空の角管部材で形成され、基部7aに接合されている。接合は溶接や接着剤による。
突出部7Abは、左右方向に延在し、一つ又は上下方向に互いに離隔して複数が並設されている。
複数の場合、隣接する突出部7Ab間の間隔は、適宜設定できる。
突出部7Abは、突出端側がフラットな形状となるように形成されている。
これにより、脚部受けブラケット7Aは、全体的に板状の基部7Aaの中央部分に扁平な直方体が一体化された形状を呈する。
各突出部7Abには、両端側を除く範囲に、厚さ方向に切り込まれ上下方向に延在するスリット7Ae1が、左右方向の両端部を除く所定範囲に形成されている。スリット7Ae1は、一つ又は左右方向に離隔して複数形成されている。複数の突出部7Abが形成されている場合は、各突出部7Abに形成されたスリット7Ae1は、上下方向に延びる一直線状となるよう左右方向の形成位置が決められている。
スリット7Ae1の切り込み深さt2は、任意である。例えば、突出部7Abの厚さ(高さ)の半分以上にするとよい。
複数のスリット7Ae1が形成された部分を、スリット部7Aeと称する。図12において、スリット部7Aeは、左右方向の幅LA1の範囲とされる。
脚部受けブラケット7Aの四隅部分には、吸収ブラケット5に取り付けるためのボルトBTを挿通させるボルト孔7Ad1と、吸収ブラケット6に取り付けるためのボルトBTを挿通させるボルト孔7Ad2と、が形成されている。左方側のボルト孔7d1は、吸収ブラケット5との固定に利用され、右方側のボルト孔7d2は、吸収ブラケット6との固定に利用される。すなわち、ボルト孔7Ad1とボルト孔7Ad2とは一対の連結部7Ad3として機能する。
脚部受けブラケット7Aにおいて、基部7Aa及び突出部7Abの材質等は、限定されるものではない。材質は、アルミニウムや炭素繊維プラスチックなどの軽量で高剛性なる材料が好適である。
脚部受けブラケット7Aのスリット部7Aeは、ステアリングコラム1の対向部位1aに対応した範囲に設けられている。また、スリット部7Aeは、左右方向の幅LA1が、対向部位1aの左右方向の幅L2以上となるように設けられている。
脚部受けブラケット7Aは、脚部H3が衝突した際の前方移動において、ステアリングコラム1に衝突するまでの挙動は、脚部受けブラケット7の場合と同様である。
脚部受けブラケット7Aは、スリット部7Aeを有していることで、対向部位1aとの衝突において次のような挙動をする。
まず、吸収ブラケット5,6が圧縮変形して、脚部受けブラケット7Aの基部7aがステアリングコラム1の対向部位1aに衝突すると、脚部受けブラケット7Aの中央部分の前方移動が妨げられる一方、左右端部側は継続して前方に移動する。
この対向部位1aとの衝突により、突出部7Abのスリット部7Aeは、左右方向に開く方向に力を受ける。
スリット部7Aeには、上下方向に延びる複数のスリット7Ae1が形成されている。この複数のスリット7Ae1は、そのスリット対向壁7Ae3が互いに左右方向に広がる(離隔する)ことで、スリット部7Aeは容易に曲げ変形する(図14参照)。
このように、脚部受けブラケット7Aは、対向部位1aとの衝突の際、スリット部7Aeが対向部位1aに沿って屈曲するよう変形し、左右両端部の前方移動(矢印DR2A)を妨げることがない。すなわち、脚部受けブラケット7Aの中央部が車体後方側に凸となるよう変形する後方屈曲が許容される。具体的には、屈曲規制部となるスリット対向壁7Ae3が、後方屈曲を許容し、脚部H3の付勢で付与されたエネルギを、吸収ブラケット5,6で良好に吸収することができる。
運転者の両足の間隔がやや狭くなっている状態で衝突した場合、図15に示されるように、脚部受けブラケット7Aには、吸収ブラケット5,6に対応した両端部の位置PL,PRよりも内側の突出部7Ab上の位置P1,P2に膝荷重として力F4L,F4Rが付与される。
この場合、脚部受けブラケット7Aは、中央側が力F4L,F4Rにより前方側に付勢され、両端部側が力F4L,F4Rに対する吸収ブラケット5,6の反力により後方側に付勢される。
すなわち、図6における力F1L,F1Rに近似した力の付与状態となり、脚部受けブラケット7Aは、高い剛性を有する部材として振る舞う。すなわち、屈曲規制部であるスリット対向壁7Ae3が、脚部受けブラケット7Aの中央部が車体前方側に凸となるよう屈曲する前方屈曲を規制する。
詳しくは、この状態で、図16に示されるように、スリット部7Aeには左右方向において圧縮力が付与される。
従って、各スリット7Ae1の開口が閉じられるように変形し、スリット対向壁7Ae3同士が当接する(干渉する)ので、実質的にスリット7Ae1がない状態と等価になって高い剛性が発揮される。
これにより、脚部受けブラケット7Aは、スリット部7Aeが形成された左右方向中央部の変形が極めて生じ難く、吸収ブラケット5,6に対し、力F4L,F4Rに相当する力F4La,F4Raを良好に伝達する。これにより、吸収ブラケット5,6は、前方側へ圧縮するように変形する。
この吸収ブラケット5,6の変形により、吸収ブラケット5,6に一体的に固定されている脚部受けブラケット7Aの位置は前方に移動する(図15の矢印DR3A参照)。
以降の挙動は、脚部受けブラケット7に、膝荷重として力F3L,F3Rが付与された場合と実質的に同様である。
第2の実施形態のニープロテクタPTAは、脚部受けブラケット7Aが、基部7Aaとスリット部7Aeが設けられた突出部7Abとを有する平板状の部材として形成されている。スリット部7Aeは、一つ又は複数の突出部7Abに設けられている。すなわち、突出部7Abは、一つ又は複数のスリット7Ae1を有する。スリット7Ae1は、車体左右端部を除く中央部に、厚さ方向に切り込まれ上下方向に延在し、一つ又は左右方向に離隔して複数設けられている。
これにより、脚部受けブラケット7Aをフラットな概ね平板状部材(扁平な直方体部材)としても、前面衝突でステアリングコラム1が衝突した際にスリット部7Aeのスリット7Ae1が開いて屈曲変形するので、吸収ブラケット5,6の圧縮方向の変形(エネルギ吸収)を妨げることがない。
一方、図15及び図16に示される、脚部受けブラケット7Aがステアリングコラム1側へ凸となる変形をしようとした場合に、スリット部7Aeのスリット7Ae1のスリット対向壁7Ae3同士がより効率よく干渉して脚部受けブラケット7Aの変形を規制する。
これにより、入力された前方への荷重を、吸収ブラケット5,6に良好に伝達することができる。
スリット部7Aeのスリット対向壁7Ae3は、それぞれ基部7Aaの表面に対して直交する面SF3として形成されているとよい〔図13(a),(b)参照〕。
これにより、図15に示される、脚部受けブラケット7Aがステアリングコラム1側へ凸となる変形をしようとした場合に、屈曲規制部であるスリット対向壁7Ae3同士がより効率よく干渉して脚部受けブラケット7の変形を規制する。
このように、ニープロテクタPTAは、脚部受けブラケット7Aの後方側をフラットな形状としても、前面衝突の際にステアリングコラム1が衝突した際にスリット部7Aeが屈曲変形するので、吸収ブラケット5,6の圧縮方向の変形(エネルギ吸収)を妨げることがない。
従って、ニープロテクタPTAを覆う下部カバー2を、運転座席側に突出させずに平板状にフラットに形成することができ、運転座席における乗員乗降時の膝の通過性が良好となる。
このように、ニープロテクタPTAは、ステアリングコラム1の左右に配置された一対のエネルギ吸収ブラケット5,6と、それをステアリングコラム1の車両後方側で連結する脚部受けブラケット7Aとを有している。
そして、脚部受けブラケット7Aは、車両後方側に突出する突出部7Abを有し、突出部7Abは後方側がフラットに形成される共に脚部受けブラケット7Aの中央部の前方屈曲を規制し後方屈曲を許容する屈曲規制部7Ae3を有している。
これにより、脚部受けブラケット7Aは、車両後方側がフラットな形状でありながら、前方への膝荷重である力F3L,F3Rが入力された際に、力F3L,F3Rをエネルギ吸収ブラケット5,6に良好に伝達する。そして、エネルギ吸収ブラケット5,6が変形してステアリングコラム1が当接すると後方屈曲をしてエネルギ吸収ブラケット5,6の更なる屈曲変形を妨げない。そのため、脚部受けブラケット5,6を覆う下部カバー2をフラットな形状にして運転座席STにおける乗員乗降時の膝の通過性を良好にできる。
第2の実施形態において、突出部7Abは、車体左右方向に延在しており、屈曲規制部は、突出部7Abに設けられた車体上下方向に延びるスリット7Ae1のスリット対向壁7Ae3とされる。そして、前方屈曲の際に、スリット7Ae1が閉じそのスリット対向壁7Ae3同士が当接して前方屈曲を規制するよう構成されている。この実施形態では、突出部7Abが一つ以上あればよく、脚部受けブラケット7を少数の突出部7Abで得ることができるので、脚部受けブラケット7が簡単に安価に形成できる。
本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形することができる。
(変形例1)
第1の実施の形態における脚部受けブラケット7は、図17に示される脚部受けブラケット77としてもよい。
脚部受けブラケット77は、別体として形成された板状の基部77aと膨出板77bと、を接合して一体化したものである。接合は溶接や接着剤による。
膨出板77bは、板状のベース77b1に、上下方向に延在し、かつ左右方向に並設された複数の膨出部77b2を有するよう形成された部材である。複数の膨出部77b2は、ステアリングコラム1に対応する範囲の運転座席ST側に設けられている。
複数部の膨出部77b2は、突出部77bGを形成する。突出部77bGは脚部受けブラケット7における突出部7bGに相当する。
従って、変形例1として脚部受けブラケット77を用いても、脚部受けブラケット7を用いた場合と同様の効果が得られる。
すなわち、脚部受けブラケット77は、基部77a及び突出部77bGを有する平板状の部材として形成している。突出部77bGは、上下方向に延在し、かつ左右方向に並設された複数の膨出部77b2からなる。そして、突出部77bGにおける各膨出部77b2の突出方向を、少なくともステアリングコラム1に対応する範囲の運転座席ST側としている。
これにより、脚部受けブラケット77をフラットな平板状部材(扁平な略直方体部材)としても、前面衝突の際にステアリングコラム1が衝突した際に突出部77bGを形成した部分が屈曲変形するので、吸収ブラケット5,6の圧縮方向の変形(エネルギ吸収)を妨げることがない。
従って、ニープロテクタPTを覆う下部カバー2を、運転座席側に突出させずに平板状に形成することができ、運転座席における乗員乗降時の膝の通過性が良好となる。
また、基部77Aaと膨出板77Abとを別部材で形成したので、異なる材料を用いて種々の変形特性を得ることが容易になる。また、基部77Aaを共通部材としてコストダウンが図れる。
(変形例2)
第2の実施の形態における脚部受けブラケット7Aは、図18に示される脚部受けブラケット77Aとしてもよい。
脚部受けブラケット77Aは、別体として形成された板状の基部77Aaと膨出板77Abとを接合して一体化したものである。接合は溶接や接着剤による。
膨出板77Abは、板状のベース77Ab1に、左右方向に延在する一つ又は上下方向に並設された複数の突出部77Ab2を有するよう形成された部材である。
突出部77Ab2には、両端側を除く範囲に、厚さ方向に切り込まれ上下方向に延在するスリット77Ae1が、左右方向の中央部分に形成されている。スリット77Ae1は、一つ又は左右方向に離隔して複数形成されている。複数の突出部77Ab2が形成されている場合は、各突出部77Ab2に形成されたスリット77Ae1は、上下方向に延びる一直線状となるよう左右方向の形成位置が決められている。
従って、変形例1として脚部受けブラケット77Aを用いても、脚部受けブラケット7Aを用いた場合と同様の効果が得られる。
すなわち、脚部受けブラケット77Aは、基部77Aa及び突出部77Ab2を有する平板状(扁平の略直方体状)の部材として形成している。そして、突出部77Ab2を、少なくともステアリングコラム1に対応する範囲において、運転座席ST側に突出するように設けてある。
これにより、脚部受けブラケット77Aを概ねフラットな平板状部材(扁平な直方体部材)としても、前面衝突の際にステアリングコラム1が衝突する突出部77Ab2が形成された部分が屈曲変形するので、吸収ブラケット5,6の圧縮方向の変形を妨げることがない。
従って、ニープロテクタPTAを覆う下部カバー2を、運転座席ST側に突出させずに平板状に形成することができ、運転座席における乗員乗降時の膝の通過性が良好となる。
また、基部77Aaと膨出板77Abとを別部材で形成したので、異なる材料を用いて種々の変形特性を得ることが容易になる。また、基部77Aaや膨出板77Abを共通部材としてコストダウンを図ることができる。
1 ステアリングコラム
1a 対向部位
2 下部カバー
5,6 吸収ブラケット(エネルギ吸収ブラケット)
7,7A,77,77A 脚部受けブラケット
7a,7Aa,77a,77Aa 基部
77b,77Ab 膨出板
7b,77b2 膨出部
7b3 対向面(屈曲規制部)
7bG,7Ab,77bG 突出部
7d3,7Ad3 連結部
7Ae スリット部
7Ae1 スリット
7Ae3 スリット対向壁(屈曲規制部)
PT,PTA ニープロテクタ
ST 運転座席

Claims (6)

  1. ステアリングコラムを車体左右方向から挟むように配置された一対のエネルギ吸収ブラケットと、
    前記一対のエネルギ吸収ブラケットを、前記ステアリングコラムに対する車体後方側において一対の連結部で連結する形状の脚部受けブラケットと、
    を備え、
    前記脚部受けブラケットは、
    板状の基部と、
    前記基部における前記一対の連結部の間において、前記基部から車体後方側に向け突出する突出部と、を有し、
    前記突出部は、
    車体後方側がフラットとなるように形成される一方、
    前記脚部受けブラケットの中央部が車体前方側に凸となる前方屈曲を規制し、車体後方側に凸となる後方屈曲を許容する屈曲規制部を有していることを特徴とする車両用ニープロテクタ構造。
  2. 前記突出部は、車体上下方向に延在すると共に車体左右方向に近接して設けられた複数の膨出部からなり、
    前記屈曲規制部は、隣接する前記膨出部のそれぞれの対向面であり、
    前記前方屈曲の際に、前記対向面同士が当接して前記前方屈曲を規制するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ニープロテクタ構造。
  3. 前記突出部は、車体上下方向に延在すると共に車体左右方向に互いに接触して設けられた複数の膨出部からなり、
    前記屈曲規制部は、隣接する前記膨出部のそれぞれの対向面であり、
    前記前方屈曲の際に、前記対向面同士が当接するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ニープロテクタ構造。
  4. 前記対向面が、前記基部に対して直交する面として形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の車両用ニープロテクタ構造。
  5. 前記突出部は、車体左右方向に延在し、
    前記屈曲規制部は、前記突出部に設けられた車体上下方向に延びるスリットであり、
    前記前方屈曲の際に、前記スリットが閉じその対向壁同士が当接して前記前方屈曲を規制するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ニープロテクタ構造。
  6. 前記脚部受けブラケットが、別体で形成された前記基部と前記突出部とを一体化して形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用ニープロテクタ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109109803A (zh) * 2018-08-10 2019-01-01 重庆长安汽车股份有限公司 一种车用膝部支撑机构及车辆

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